JP2011235402A5 - - Google Patents

Description

上記問題点を解決するために、請求項１に記載の発明は、両端を有するワークを加工領域内で研削加工する研削盤であって、ベッドと、ベッド上に設けられた一対のワーク支持装置であって、各ワーク支持装置がクランプ部と軸受部と駆動部とを有し、ワークをその両端にてクランプ部でクランプした状態で水平軸線の周りでワークを回転させる一対のワーク支持装置と、ワークの回転軸線に沿う第１の方向に沿って移動可能に設けられた一対の第１のサドルと、一対の第１のサドル上に、第１の方向と直交する第２の方向に沿って移動可能にそれぞれ装着された一対の第２のサドルと、前記一対の第２のサドルにそれぞれ設けられた一対の砥石台であって、各砥石台が回転砥石、軸受部、及びその駆動機構を有する、一対の砥石台とを備える研削盤において、前記一対のワーク支持装置の前記クランプ部及び前記一対の砥石台の前記回転砥石が前記加工領域の内側に位置するとともに、前記一対のワーク支持装置の前記軸受部及び前記駆動部、並びに前記一対の砥石台の前記軸受部及び前記駆動機構が加工領域の外側に位置するように、前記加工領域を密閉するように区画するための区画手段を備え、前記区画手段は、前記ベッドに固定された固定カバーと、前記固定カバーと前記一対の第１のサドルの間、第１のサドルと第２のサドルとの間、及び前記一対の第１のサドルの間にそれぞれ装着され、前記一対の第１のサドル及び前記一対の第２のサドルの移動に伴って伸縮可能な伸縮カバーとを含むことを要旨とする。

請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の研削盤において、前記固定カバーは、ベッド上に立設され、各ワーク支持装置のクランプ部と該ワーク支持装置の軸受部との間、各ワーク支持装置の軸受部と各砥石台との間、及び各砥石台の第１の方向における外側方を遮蔽する一対の第１固定カバーと、各第２のサドル上に固定され、各回転砥石と該回転砥石の軸受部及び駆動機構との間を遮蔽する一対の第２固定カバーとを含むことを要旨とする。

請求項３に記載の発明は、請求項２に記載の研削盤において、研削盤は、一対の第１のサドルの後側上面の両側にそれぞれ立設された一対の第１支柱と、一対の第１のサドルの上面にそれぞれ立設された一対の第２支柱とを備え、前記伸縮カバーは、前記一対の第１支柱の間を遮蔽する第１伸縮カバーと、各第１固定カバーの第１の方向の外側の遮蔽部と、一対の第２支柱との間をそれぞれ遮蔽する一対の第２伸縮カバーと、前記一対の第１支柱と前記一対の第２固定カバーの後端縁との間をそれぞれ遮蔽する一対の第３伸縮カバーとを含むことを要旨とする。

請求項４に記載の発明は、請求項３に記載の研削盤において、前記第１〜第３伸縮カバーはそれぞれ蛇腹カバーによって構成されていることを要旨とする。
請求項５に記載の発明は、請求項３又は４に記載の研削盤において、前記一対の第２支柱と、前記一対の第２固定カバーの第１の方向に関して外側の遮蔽部との間には隙間が形成され、前記一対の第２支柱には、前記隙間を遮蔽するとともに、前記遮蔽部の外側面に摺動接触可能なシール部材が設けられていることを要旨とする。

請求項６に記載の発明は、請求項３〜５のうちのいずれか１項に記載の研削盤において、前記第１及び第２支柱には、前記一対の第２固定カバーの上方に位置するように第３固定カバーがそれぞれ装着され、該第３固定カバーには、第２固定カバーと第３固定カバーの隙間を遮蔽するとともに、前記第２固定カバーの水平遮蔽部の上面に摺動接触可能な第１及び第２水平シール部材が設けられ、前記第１固定カバーの上端縁、第１〜第３伸縮カバーの上端縁及び前記第３固定カバーの上面には、加工領域の上方空間を遮蔽する第４固定カバーが装着されていることを要旨とする。

以上のように、請求項１〜６のいずれか一項に記載の発明によれば、一対の砥石台の回転砥石を含む加工領域に気密性をもたせることにより、加工領域からのクーラント液やクーラントミストの飛散を防止することができるという効果を発揮する。

Claims (6)

1. 両端を有するワークを加工領域内で研削加工する研削盤であって、
   ベッドと、
   前記ベッド上に設けられた一対のワーク支持装置であって、各ワーク支持装置がクランプ部と軸受部と駆動部とを有し、前記ワークをその両端において前記クランプ部でクランプした状態で水平軸線の周りで前記ワークを回転させる一対のワーク支持装置と、
   前記ワークの回転軸線に沿う第１の方向に沿って移動可能に設けられた一対の第１のサドルと、
   前記一対の第１のサドル上に、前記第１の方向と直交する第２の方向に沿って移動可能にそれぞれ装着された一対の第２のサドルと、
   前記一対の第２のサドルにそれぞれ設けられた一対の砥石台であって、各砥石台が回転砥石、軸受部、及び駆動機構を有する、一対の砥石台とを備える研削盤において、
   前記一対のワーク支持装置の前記クランプ部及び前記一対の砥石台の前記回転砥石が前記加工領域の内側に位置するとともに、前記一対のワーク支持装置の前記軸受部及び前記駆動部、並びに前記一対の砥石台の前記軸受部及び前記駆動機構が前記加工領域の外側に位置するように、前記加工領域を密閉するように区画する区画手段を備え、
   前記区画手段は、
   前記ベッドに固定された固定カバーと、
   前記固定カバーと前記一対の第１のサドルの間、前記第１のサドルと前記第２のサドルとの間、及び前記一対の第１のサドルの間にそれぞれ装着され、前記一対の第１のサドル及び前記一対の第２のサドルの移動に伴って伸縮可能な伸縮カバーとを含むことを特徴とする研削盤。
2. 前記固定カバーは、
   前記ベッド上に立設され、前記各ワーク支持装置の前記クランプ部と該ワーク支持装置の前記軸受部との間、前記各ワーク支持装置の前記軸受部と前記各砥石台との間、及び前記各砥石台の第１の方向における外側方を遮蔽する一対の第１固定カバーと、
   前記各第２のサドル上に固定され、前記各回転砥石と該回転砥石の前記軸受部及び前記駆動機構との間を遮蔽する一対の第２固定カバーとを含むことを特徴とする請求項１に記載の研削盤。
3. 前記研削盤は、
   前記一対の第１のサドルの後側上面の両側にそれぞれ立設された一対の第１支柱と、
   前記一対の第１のサドルの上面にそれぞれ立設された一対の第２支柱とを備え、
   前記伸縮カバーは、
   前記一対の第１支柱の間を遮蔽する第１伸縮カバーと、
   前記各第１固定カバーの第１の方向の外側の遮蔽部と、前記一対の第２支柱との間をそれぞれ遮蔽する一対の第２伸縮カバーと、
   前記一対の第１支柱と前記一対の第２固定カバーの後端縁との間をそれぞれ遮蔽する一対の第３伸縮カバーとを含むことを特徴とする請求項２に記載の研削盤。
4. 前記第１〜第３伸縮カバーはそれぞれ蛇腹カバーによって構成されていることを特徴とする請求項３に記載の研削盤。
5. 前記一対の第２支柱と、前記一対の第２固定カバーの第１の方向に関して外側の遮蔽部との間には隙間が形成され、前記一対の第２支柱には、前記隙間を遮蔽するとともに、前記遮蔽部の外側面に摺動接触可能なシール部材が設けられていることを特徴とする請求項３又は４に記載の研削盤。
6. 前記第１及び第２支柱には、前記一対の第２固定カバーの上方に位置するように第３固定カバーがそれぞれ装着され、該第３固定カバーには、前記第２固定カバーと前記第３固定カバーの隙間を遮蔽するとともに、前記第２固定カバーの水平遮蔽部の上面に摺動接触可能な第１及び第２水平シール部材が設けられ、前記第１固定カバーの上端縁、前記第１〜第３伸縮カバーの上端縁及び前記第３固定カバーの上面には、前記加工領域の上方空間を遮蔽する第４固定カバーが装着されていることを特徴とする請求項３〜５のうちのいずれか１項に記載の研削盤。