JPH09150343A - 防塵カバー - Google Patents

防塵カバー

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Publication number
JPH09150343A
JPH09150343A JP32787595A JP32787595A JPH09150343A JP H09150343 A JPH09150343 A JP H09150343A JP 32787595 A JP32787595 A JP 32787595A JP 32787595 A JP32787595 A JP 32787595A JP H09150343 A JPH09150343 A JP H09150343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
box
flange
unit
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32787595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Seki
芳夫 関
Hirobumi Kishi
博文 岸
Hiroshi Isoda
洋 磯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOMATSU PUROTEKUTAA KK
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
KOMATSU PUROTEKUTAA KK
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by KOMATSU PUROTEKUTAA KK, Unisia Jecs Corp filed Critical KOMATSU PUROTEKUTAA KK
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Publication of JPH09150343A publication Critical patent/JPH09150343A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の三次元方向の移動に対しての対応が
できない。 【解決手段】 開口31aを有する板体31が固定カバ
ー25に取り付けられて、この板体31に開口を有する
複数の板体32〜35が隣接する面部を当接させて面積
の大きい順に開口を覆って重ねられ、且つ各板体31〜
35がリンク部材38によって面方向にスライド可能に
連結されている。一方、フランジ40cと開口40bと
を有する箱体40aが最小面積の前記板体35の開口に
スライド可能に取り付けられて、この箱体40aの内部
にフランジと開口とを有する複数の箱体41a〜44a
が隣接する内周面と外周面とを当接させて箱寸法の大き
い順に重ねられ、且つ各フランジはガイド部材36によ
って軸中心方向にスライド可能に連結されている。更
に、最小寸法の箱体44aのフランジの内周面に三次元
方向にの移動する回転体21が嵌装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は工作機械の主軸な
どの防塵カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の主軸などに取り付けら
れてベッドの摺動レール、ボールねじなどを切粉、研削
油の飛来から守る防塵カバーとしては、例えば実開昭5
7−145645号公報および実開昭56−13793
1号公報などに記載された技術がある。
【0003】従来例として図9(a)、(b)に示す防
塵カバー1は、主軸2を支えて軸方向に移動する主軸受
3と、この主軸受3を支持するハウジング4との間に、
両端部にフランジ1a、1bが形成されているとともに
隣接する内周面と外周面とが当接して互いにシールする
竹の子ばね5を介装してある。そして、主軸2の軸方向
の移動に伴って竹の子ばね5が伸縮して主軸2をカバー
し、主軸2の防塵を行うようになっている。
【0004】また、図10(a)、(b)に示す防塵カ
バーは、箱状のカバー6内に前後方向のみならず上下左
右方向に移動する主軸2先端が嵌入されている。この箱
状カバー6の壁面の板部材7の内周縁辺が二重構造7a
となっており、この二重構造7a部分に枠部材8が上下
方向移動可能に収納挟持されている。また、この枠部材
8の移動方向と直角の左右方向にのみ移動可能な移動カ
バー9が枠部材8の内周側に設けられて、この移動カバ
ー9の外周縁辺も箱状カバー6の板部材7の二重構造7
a部分に収納挟持されている。
【0005】そして、移動カバー9の内周は主軸2の先
端に軸封部材10を介して装嵌しており、主軸2の上下
方向の移動に対しては枠部材8が、左右方向の移動に対
しては移動カバー9がそれぞれ追従し、主軸2の二次元
の移動に対して常に箱状カバー6が主軸2を覆って、主
軸2の防塵がなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、図9に示す防塵カバー1は、主軸2の軸
方向の移動に対してのみ対応が可能であり、また、図1
0に示す防塵カバー6は、主軸2の上下左右方向の移動
に対してのみ対応が可能である。
【0007】従って、これら単独の防塵カバー1、6で
は主軸2の軸方向および上下左右方向の三次元の移動に
対しての対応が不可能であるという問題点を有してい
た。
【0008】この発明は上記の従来の問題点を解決する
もので、主軸の軸方向および上下左右方向の三次元の移
動に対しての対応が可能な防塵カバーを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
にこの発明の防塵カバーは、開口を有する板体が固定カ
バーに取り付けられて、この板体に、開口を有する複数
の板体が隣接する面部を当接させて面積の大きい順に開
口を覆って重ねられ、且つ各板体がリンク部材によって
面方向にスライド可能に連結される一方、フランジと開
口とを有する箱体が最小面積の前記板体の開口にスライ
ド可能に取り付けられて、この箱体の内部にフランジと
開口とを有する複数の箱体が隣接する内周面と外周面と
を当接させて箱寸法の大きい順に重ねられ、且つ各フラ
ンジはガイド部材によって軸中心方向にスライド可能に
連結されており、更に、最小寸法の箱体のフランジの内
周面に三次元方向に移動する回転体が嵌装された構成を
有している。
【0010】この発明の防塵カバーは、開口を有する複
数の板体がリンク部材によって面方向にスライド可能に
連結されて、面積の大きい順に隣接する面部を当接させ
て開口を覆って重ねられ、この板体に取り付けられたフ
ランジと開口とを有する複数の箱体がガイド部材によっ
て軸中心方向にスライド可能に連結されて、箱寸法の大
きい順に隣接する内周面と外周面とを当接させて重ねら
れているので、板体と箱体との組み合わせが回転体の三
次元の移動に対して対応可能となり、この防塵カバーに
よって常に回転体が切粉、研削油の飛来から防護され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の防塵カバーが工作
機械に適用された実施の形態について、図面を参照しな
がら説明する。
【0012】図1乃至図3に示すように、工作機械11
には固定ベッド12上に据え付けられて左右方向に移動
可能な摺動面16を備えた摺動ベッド13が設けられて
おり、この摺動ベッド13上には、前後方向に移動可能
な摺動面16を備えた移動ベッド14や、上下方向に移
動可能な摺動面16を備えた移動コラム15がそれぞれ
取り付けられている。これらの摺動ベッド13や移動コ
ラム15はそれぞれボールねじ17を備えており、ま
た、移動コラム15には刃物台20が取り付けられてい
る。
【0013】従って、刃物台20は摺動ベッド13や移
動コラム15などによって三次元の移動が可能である。
また、刃物台20は主軸21を備え、この主軸21の先
端に各種の工具22が取り付けられる。主軸21は刃物
台20に内蔵するモータによって回転及び前後進可能で
あり、この主軸21の回転及び移動によって被加工物2
4の切削、研削等を行うようになっている。さらに、主
軸21の先端付近には切削油を注入する給油ホース27
が適宜の位置に設けられている。
【0014】固定ベッド12の前端側には加工台23が
移動可能に取り付けられており、この加工台23に被加
工物24を固定して加工される。また、この加工台23
を覆って固定カバー25が取り付けられて、工作機械1
1の摺動ベッド13の摺動面16やボールねじ17など
への切粉や研削油の飛来を防止している。さらに、固定
カバー25の主軸21側には三次元方向の移動が可能な
防塵カバー30が取り付けられている。
【0015】防塵カバー30は図4および図5に示すよ
うに、中心部に開口31aを有する5枚の垂直板(板
体)31、32、33、34、35が面積の大きいもの
から順に開口31a、32a、33a、34aを覆って
重ねられており、最大面積の垂直板31は工作機械の固
定カバー25の後面(図2の右方向)にボルトによって
締結され、一方、最小面積の垂直板35の上部には後方
に延びるガイド棒(ガイド部材)36が取り付けられて
いる。
【0016】また、各垂直板31〜35の角部にはそれ
ぞれピン37が取り付けられており、このピン37を順
次連結するパンタグラフ(リンク部材)38の伸縮によ
って、図6に示すように各垂直板31〜35がX軸方向
(図の左右方向)とY軸方向(図の上下方向)とに移動
可能になっており、また、隣接する垂直板31〜35の
面部は互いに当接している。
【0017】また、図7および図8に示すように、開口
40bを有する箱部材40aの一端側に、外方に突出す
るフランジ40cを備えるジャバラ40がこのジャバラ
40の箱部40aの寸法の大きいものから順に重ねられ
ており、各箱部材40a〜44aのフランジ40c〜4
4cには上記の垂直板35に取り付けられたガイド棒3
6が貫通していて、このガイド棒36に沿って各ジャバ
ラ40〜44がZ軸方向(図8の左右方向)に移動可能
になっている。また、各ジャバラ40〜44は隣接する
内周面と外周面とが当接してシールしている。
【0018】また、XY軸方向に移動可能な最小面積の
垂直板35の開口部35a周縁にスライド部材45をビ
ス止めし、このスライド部材45にZ軸方向に移動可能
な最大寸法のジャバラ40が挿通されている。これによ
り、Z軸方向に移動可能なジャバラ40〜44は垂直板
31〜35に連動することによりXY軸方向にも移動可
能となる。
【0019】また、最小面積の垂直板35の外周と最大
寸法のジャバラ40のフランジ40cの外周との適宜の
箇所にはスプリング46が設けられており、ジャバラ4
0のZ軸方向の移動による衝撃を吸収するようになって
いる。
【0020】以上のように構成された防塵カバーについ
て、図を用いてその動作を説明する。
【0021】主軸21をX軸およびY軸方向に移動する
と、これに伴ってパンタグラフ38が伸縮することによ
って垂直板31〜35が図6の(a)〜(d)範囲内で
それぞれ移動することが可能である。また、主軸21が
Z軸方向に移動すると、ジャバラ40〜44がガイド棒
36に沿って伸縮し、図8の(a)から(b)の位置ま
で移動が可能である。従って、主軸21がX軸、Y軸お
よびZ軸方向に移動しても、垂直板31〜35とジャバ
ラ40〜44とが追従して移動するので、防塵カバーの
三次元方向の移動が可能となり、常に主軸21をカバー
することができる。
【0022】以上のように一つの防塵カバーで三次元方
向の移動が可能であり、且つ被加工物を切削、研削する
部屋を固定カバー内に独立させることができるので、モ
ータ、ボールねじ、摺動面などを覆う必要がなく構造が
簡単でコストが低減する。また、飛散する切粉や研削油
を防塵カバーによって固定カバー内に閉じ込めることが
できるので、カバー装置がコンパクトとなり、工作機械
の保守、安全性が高められる。
【0023】また、主軸の前後進方向がどのような方向
に変わっても、箱状ジャバラの中心軸方向を主軸に合わ
せることにより、主軸の三次元方向の移動に対して対応
が可能であり、常に主軸をカバーすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、開口を有する
複数の板体がリンク部材によって面方向にスライド可能
に連結されて,面積の大きい順に隣接する面部を互いに
当接させて開口を覆って重ねられ、この板体に取り付け
られたフランジと開口とを有する複数の箱体がガイド部
材によって中心軸方向にスライド可能に連結される一
方、箱寸法の大きい順に隣接する内周面と外周面とを当
接させて重ねられているので、板体と箱体との組み合わ
せが回転体の三次元の移動に対して常に対応可能な防塵
カバーを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す防塵カバーを備え
た工作機械の斜視図である。
【図2】同防塵カバーを備えた工作機械の側面図であ
る。
【図3】同防塵カバーを備えた工作機械の正面図であ
る。
【図4】同防塵カバーの垂直板の正面図である。
【図5】同防塵カバーの垂直板を、背面図(a)、側面
図(b)で示す図面である。
【図6】同防塵カバーの垂直板の作動状態を、主軸が左
上位置にある状態(a)、この状態から水平に移動して
主軸が右上位置に至った状態(b)、主軸が右上位置に
ある状態(c),この状態から垂直移動して主軸が右下
位置に至った状態(d)で説明する図面である。
【図7】同防塵カバーのジャバラの正面図である。
【図8】同防塵カバーのジャバラの作動状態を、圧縮状
態の断面図(a)、伸長状態の断面図(b)で示す図面
である。
【図9】従来の軸方向の防塵カバーを、斜視図(a)、
断面図(b)で示す図面である。
【図10】従来の軸直角方向の防塵カバーを、断面図
(a)、正面図(b)で示す図面である。
【符号の説明】
21 回転体(主軸) 25 固定カバー 31〜35 板体 31a〜35a 開口 36 ガイド部材 38 リンク部材 40〜44 ジャバラ 40a〜44a 箱体 40b〜44b 開口 40c〜44c フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯田 洋 石川県小松市工業団地1丁目120番地 小 松プロテクター株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する板体が固定カバーに取り付
    けられて、この板体に、開口を有する複数の板体が隣接
    する面部を当接させて面積の大きい順に開口を覆って重
    ねられ、且つ各板体がリンク部材によって面方向にスラ
    イド可能に連結される一方、フランジと開口とを有する
    箱体が最小面積の前記板体の開口にスライド可能に取り
    付けられて、この箱体の内部にフランジと開口とを有す
    る複数の箱体が隣接する内周面と外周面とを当接させて
    箱寸法の大きい順に重ねられ、且つ各フランジがガイド
    部材によって軸中心方向にスライド可能に連結されてお
    り、更に、最小寸法の箱体のフランジの内周面に三次元
    方向に移動する回転体が嵌装されていることを特徴とす
    る防塵カバー。
JP32787595A 1995-11-24 1995-11-24 防塵カバー Pending JPH09150343A (ja)

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JP32787595A JPH09150343A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 防塵カバー

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11129138A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Enomoto Kogyo Kk 工作機械用スライドカバー装置
JP2005001037A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Toyoda Mach Works Ltd 研削盤
JP2013163259A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Sun Yuan Technology Inc 伸縮式カバー
JP2014212591A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 キヤノン株式会社 リニア駆動ユニット
CN117047550A (zh) * 2023-10-11 2023-11-14 泰州市求精不锈钢有限公司 不锈钢料盘加工用飞屑阻隔装置

Cited By (6)

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