JPH0215946A - 工作機械のカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的１ （産業上の利用分野） この発明は工作機械のカバーの改良に関する。

（従来の技術） 従来、ターニングセンタやマシニングセンタ等の工作機
械は、主軸あるいは刃物台が直交する少くとも３軸（Ｘ
、Ｙ、Ｚ）方向へ移動自在に構成され、ワークの切削作
業が行なわれている。

切削加工作業時に発生する切粉あるいは切削液の飛沫等
が機外へ飛散しないよう、また安全性を考慮して機械全
体あるいは部分的にカバーにて覆っである。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上述した従来の工作機械のカバーは、機外へ
の切粉、切削液の飛散を防ぐことができるが、Ｘ、Ｙ、
Ｚ軸方向へ機械が移行する際に切粉あるいは切削液等が
摺動面に付着する。そのため、摺動面にカヂリ付きや発
錆が生じ、機械精度を悪化させワークの加工精度に影響
するという問題があった。

この発明の目的は、上記問題点を改善するため、主軸あ
るいは刃物台の軸移動機構部と加工作業場間に伸縮機構
を備えたカバーを設け、加工中に発生づる切粉あるいは
切削液の飛沫が軸移動機構部側に侵入するのを防ぎ、機
械精度の維持を図った工作機械のカバーを提供すること
にある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、この発明は、加工工具装着
可能な主軸あるいは刃物台を有し、この主軸あるいは刃
物台が直交する少な（とも３輪（Ｘ、Ｙ、Ｚ）方向へ移
動自在な工作機械において、同一平面内にある２軸方向
へ移動自在な伸縮機構を備えたカバーを一面で構成し、
かつ主軸あるいは刃物台の軸移動機構部と加工作業場間
に介在せしめてなる工作機械のカバーを構成した。

（作用） この発明の工作機械のカバーを採用することにより、主
軸あるいは刃物台の軸移動機構部と加工作業場間を分散
せしめた。そのため、加工中に発生ずる切粉あるいは切
削液の飛沫等は機械の移動機構部に侵入することがなく
なる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

工作機械としては、ターニングセンタやマシニングセン
タなどを総称し、本実施例では立形ターニングセンタを
例にとって説明する。

第６図乃至第８図を参照するに、立形ターニングセンタ
１のベツド３に立設したコラム５は、コラムベース７に
固定され、コラムベース７はベツド３の上面に設けた震
動用レール９上をＸ軸方向く第６図にて左右方向）に往
復動自在に設けられている。

前記コラム５の垂直面に設けた摺動面１１に、サドル１
３が係合しＺ軸方向（第６図にて上下方向）に移動自在
となり、サドル１３にはスライド１５が係合し、サドル
１３に設けた摺動面１７上をＹ軸方向（第７図にて左右
方向）に往復動自在に設けである。このスライド１５と
一体的に構成した刃物台本体１９の先端部に旋回刃物台
２１が旋回自在に支承され、この旋回刃物台２１には工
具２３が複数取り付けられるよう構成されている。

なお、Ｘ、Ｙ、Ｚ軸方向への移動は、図示を省略したが
サーボモータ等にて駆動されている。

一方、ワーク２５はワーク取付装ｆｆ１ｆ２７、例えば
チャック等を介して主軸台２９に載置され、前記旋回刃
物台２１に取り付けられた工具２３にて切削加工が行な
われる。

更に、前記刃物台本体１９の旋回刃物台２１側に伸縮機
構を備えたカバー３１が設けられ、加工作業場３３（第
８図に斜線で示１ｊｔ！囲）と、Ｘ。

Ｙ、Ｚ軸方向へ移動する軸移動機構部３５側とを仕切っ
である。なお、外側カバー３７で機械全体が覆われてい
る。

次に、この発明の主要部である前記カバー３１について
詳細に説明する。

第１図を参照するに、旋回刃物台２１に対して左右に振
分けて設けたカバーサポート３９．４１は、図示を省略
したがコラム５とコラムベース７に固定され、コラム５
のＸ軸方向への移動と共に移行される。そのカバーサポ
ート３９．４１は相対する内側に複数個の溝４３が設け
られ、この溝４３に上下動自在に挿入されたタレットス
ライドカバー４５は、図示を省略したがサドル１３に固
着されている。

前記タレットスライドカバー４５には貫通穴４７が設け
られ、その貫通穴４７内に旋回刃物台２１の移動機構部
である刃物台本体１９が挿入され、刃物台本体１９のＺ
軸方向（上下方向）への移行と共に上下動する。なお、
旋回刃物台２１がＹ軸方向に移行する際に、切粉あるい
は切削液の機側への侵入を防ぐため貫通穴４７の周囲に
はシール部材４９が設けである。

前記タレットスライドカバー４５の上下端は、裏側に曲
折したし形状の係止部５１が設けてあり、その係止部５
１の上側は、前記カバーサポート３９．４１に固定され
た上部タレットカバー５３の下端に設けたＬ形状の前面
に曲折した係止部５５と係合自在となる。タレットスラ
イドカバー４５の下端側の係止部５１は、複数のスライ
ドカバー５７．５９．６１を順次連結自在となし、スラ
イドカバー５７．５９の係止部６３ａ　、６３ｂは断面
Ｚ形に曲折し、スライドカバー５７．５９の両側部は前
記カバーサポート３９．４１に設けた複数個の溝４３に
順次重ね合わされるように挿入されて・上下動自在とな
る。

最下部に設けた下部スライドカバー６１は、カバーサポ
ート３９．４１に固定され上端には前面に曲折した係止
部６５を備え、前記スライドカバー５９と係合自在とな
る。

上述のごとく蛇腹形状で構成されているので、旋回刃物
台２１が２軸方向に移動すると共に各スライドカバー４
５．５７．５９は各係止部の保合により追従する。

左側サイドカバー６７は、カバーサポート３９に固定さ
れ、右側サイドカバー６９はカバーサポート４１に固定
されている。その右側サイドカバー６９の右側端部には
裏側に曲折したＬ髪形状の係止部７１が設けてあり、そ
の係止部７１と係合自在となる断面Ｚ形をし左右に係止
部７３ａ、７３ｂを備えたサイドカバー７５が設けであ
る。そのサイドカバー７５の係止部７３ｂと係合する係
止部７７を備えた固定サイドカバー７９が、図示を省略
したが外側カバー３７に右端が固定されている。

上述のごとく蛇腹構成となっているので、旋回刃物台２
１がＸ軸方向（左右方向）へ移動すると共に各サイドカ
バー６７．６９．７５は追従する。

上記の構成によりその作用としては、第２図乃至第３図
を参照するに、第２図と第３図は旋回刃物台２１がＺ軸
方向く上下方向）に移動したときの各スライドカバーの
動きを示し、第２図は旋回刃物台２１が上限にある場合
を、第３図は旋回刃物台２１が下限にある場合である。

旋回刃物台２１が上方へ移行すると、刃物台本体１９に
装着したタレットスライドカバー４５と係合する下側の
各スライドカバー５７．５９は、各係止部５１．６３ａ
　、６３ｂ　、６５に係止することにより順次引上げら
れる。また、刃物台本体１９に装着したタレットスライ
ドカバー４５の上側は上部タレットカバー５３に重合す
る。

旋回刃物台２１が下方へ移行すると、前述した動作と逆
にタレットスライドカバー４５の下側の各スライドカバ
ー５７．５９．６１は順次重合し、タレットスライドカ
バー４５の上側は摺動下降する。

第４図と第５図には旋回刃物台２１がＸ軸方向に移動し
たときの各サイドカバーの動きを示し、第４図は旋回刃
物台２１が左側移行限にある場合を、第５図は旋回刃物
台２１が右側移行限にある場合を示しである。

旋回刃物台２１が左側へ移行すると、コラム５に固着し
たカバーサポート３９．４１は一緒に移行し、そのカバ
ーサポート３９．４１に固着したサイドカバー６７．６
９に移行する。サイドカバー６９の移行により、サイド
カバー６９に設けた係止部７１により中間のサイドカバ
ー７５に設けた係止部７３ａは係合しつつ引出されて図
中斜線で囲んだ加工作業物３３とは仕切られる。

また、旋回刃物台２１が右側へ移行すると、前記サイド
カバー６９と中間に設けたサイドカバー７５は重合し、
更に右側に移行すると外側カバー３７に固定したサイド
カバー７９とも重合する。

その際、右側のカバーサポート３９に固着したサイドカ
バー６７は加工作業物３３内に移行して、加工作業物３
３とは仕切ることができる。

上述したごと（、旋回刃物台２１がｘ、ｚ軸方向に移動
しても加工作業物３３とＸ、ｚ軸方向へ移動させる軸移
動機構部３５側とは仕切られているので、切削加工中に
発生する切粉あるいは切削液の飛沫は軸移動機構部３５
側へ侵入することがない。このため、機械台ｆＦＪ動面
を摩耗あるいは発錆より保護し、機械精度および製品精
度の維持を図ることができる。

なお、この発明の実施例として立形ターニングセンタに
ついて説明したが、横形ターニングセンタでも３軸以上
の移動軸を備えたマシニングセンタに採用することがで
き、上述した実施例に限定されることなく、この発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ること
は勿論である。

［発明の効果１ 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
発明によれば、主軸あるいは刃物台の軸移動機構部と加
工作業場間を伸縮自在なカバーにより分離せしめたので
、切削加工中に発生する切粉あるいは切削液の飛沫等は
軸移動機構部側へ侵入することがなくなる。このため、
軸移動ｌ１１４ｉ１１′部の各摺動面とが回転部等をカ
ジリ摩粍１発錆より防ぎ、機械精度と製品精度の維持を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図はこの発明の主要部であるカバーを示
し、第１図は全体的構成を示す斜視説明図、第２図は第
１図における■−■線に沿った断面図、第３図は第２図
における旋回刃物台が下限に移行した状態を示す動作説
明図、第４図は第１図におけるｒＶ−ｒＶ線に沿った断
面図、第５図は第４図における旋回刃物台が右側へ移行
した状態を示す動作説明図である。 第６図乃至第８図はこの発明を実施した一実施例の立形
ターニングセンタを示し、第６図は正面図、第７図は第
６図における側面図、第８図は第６図における平面図で
ある。 １・・・立形ターニングセンタ ２１・・・旋回刃物台　３１・・・カバー３３・・・加
工作業場　３５・・・軸移動機構部第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加工工具装着可能な主軸あるいは刃物台を有し、この主
   軸あるいは刃物台が直交する少なくとも３軸（Ｘ、Ｙ、
   Ｚ）方向へ移動自在な工作機械において、同一平面内に
   ある２軸方向へ移動自在な伸縮機構を備えたカバーを一
   面で構成し、かつ主軸あるいは刃物台の軸移動機構部と
   加工作業場間に介在せしめてなることを特徴とする工作
   機械のカバー。