JP2011233796A - 製造作業機 - Google Patents

製造作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011233796A
JP2011233796A JP2010104661A JP2010104661A JP2011233796A JP 2011233796 A JP2011233796 A JP 2011233796A JP 2010104661 A JP2010104661 A JP 2010104661A JP 2010104661 A JP2010104661 A JP 2010104661A JP 2011233796 A JP2011233796 A JP 2011233796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
manufacturing
operation command
work
element execution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010104661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5750235B2 (ja
Inventor
Seigo Kodama
誠吾 児玉
Noriaki Iwaki
範明 岩城
Kazuya Furukawa
和也 古川
Kimihiko Yasuda
公彦 安田
Kazuyoshi Nagato
一義 長戸
Takuya Tomita
琢也 冨田
Masaki Kato
正樹 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010104661A priority Critical patent/JP5750235B2/ja
Priority to PCT/JP2011/056060 priority patent/WO2011135938A1/ja
Priority to CN201180021080.3A priority patent/CN102870514B/zh
Priority to US13/641,637 priority patent/US9363936B2/en
Priority to EP11774722.0A priority patent/EP2566313B1/en
Priority to US13/643,347 priority patent/US9374935B2/en
Priority to EP11774744.4A priority patent/EP2566314B1/en
Priority to US13/643,398 priority patent/US9485895B2/en
Priority to US13/643,437 priority patent/US10098269B2/en
Priority to PCT/JP2011/057812 priority patent/WO2011135960A1/ja
Priority to PCT/JP2011/057816 priority patent/WO2011135962A1/ja
Priority to CN201180021073.3A priority patent/CN102934539B/zh
Priority to CN201180021362.3A priority patent/CN102934540B/zh
Priority to CN201180021302.1A priority patent/CN102860150B/zh
Priority to EP11774746.9A priority patent/EP2566316B1/en
Priority to EP11774745.1A priority patent/EP2566315B1/en
Priority to PCT/JP2011/057815 priority patent/WO2011135961A1/ja
Priority to CN201510547772.1A priority patent/CN105163573B/zh
Publication of JP2011233796A publication Critical patent/JP2011233796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5750235B2 publication Critical patent/JP5750235B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/0882Control systems for mounting machines or assembly lines, e.g. centralized control, remote links, programming of apparatus and processes as such
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/10Details of components or other objects attached to or integrated in a printed circuit board
    • H05K2201/10007Types of components
    • H05K2201/10106Light emitting diode [LED]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

【課題】複数の作業実行装置による製造作業を行う製造作業機の実用性を向上させる。
【解決手段】複数の作業実行装置を有し、それら複数の作業実行装置を統括制御装置130,136によって制御する製造作業機において、複数の作業実行装置の各々が個別制御装置90等を有し、個別制御装置が統括制御装置から送信される作動指令に基づいて作業実行装置の作動を制御するとともに、統括制御装置が、1のプロトコルに従って、特定のプログラム言語での作動指令を個別制御装置に送信し(174)、個別制御装置が、1のプロトコルに従って作動指令を受信するとともに、その受信した作動指令を自身が使用するプログラム言語での作動指令に変換するように構成する(212)。このような構成によれば、目的に応じて作業実行装置を変更しても、統括制御装置のプログラム,通信プロトコル等を変更する必要がなくなり、製造作業機の実用性を高めることが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の作業要素実行装置によって基材に対して製造作業を行う製造作業機に関する。
基材に対して製造作業、具体的には、例えば、他の部材の組付,補助剤の塗布,加工・処理等の製造作業を行う製造作業機には、その製造作業を構成する複数の作業要素のうちの1つの作業要素、具体的には、例えば、基材の搬送・移動,基材・他の部材の供給,基材・他の部材の保持・離脱等の作業要素を実行する作業要素実行装置を複数有し、それら複数の作業要素実行装置を統括制御装置によって制御することで上記製造作業を行うように構成されたものがある。また、下記特許文献には、複数の作業要素実行装置ではなく複数のロボットを採用しているが、複数のロボットの各々が、その各々の作動を制御するための個別制御装置を有し、その個別制御装置が統括制御装置から送信される作動指令に基づいて、その各々の作動を制御するように構成されたロボットシステムが記載されている。
特開2007−98553号公報
上記特許文献に記載されているロボットシステムと同様に、複数の作業要素実行装置の各々が個別制御装置を有し、個別制御装置が統括制御装置から送信される作動指令に基づいて作業要素実行装置の作動を制御するように製造作業機を構成することが可能である。このように構成された製造作業機においては、例えば、製造作業の変更等に伴って、複数の作業要素実行装置のうちの1つの装置を別の作業要素実行装置に変更し、その別の作業要素実行装置を統括制御装置によって制御することが可能である。つまり、統括制御装置を汎用機として扱い、目的に応じて専用機としての作業要素実行装置を変更することが可能となっている。作業要素実行装置の変更に伴う処置等は少ないことが望ましく、その変項に伴う処置を少なくするための工夫を凝らすことで、作業要素実行装置を変更可能とされた製造作業機の実用性を向上させることが可能となる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、統括制御装置と複数の作業要素実行装置とを有し、目的に応じて作業要素実行装置を変更可能な製造作業機の実用性を高めることを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明の製造作業機は、統括制御装置が、1のプロトコルに従って、特定のプログラム言語での作動指令を複数の作業要素実行装置の各々の個別制御装置に送信し、複数の作業要素実行装置の各々の個別制御装置が、その1のプロトコルに従って作動指令を受信するとともに、その受信した作動指令を自身が使用するプログラム言語での作動指令に変換するように構成される。
現在使用されているプログラミング言語の数は相当多く、複数の作業要素実行装置の各々で使用されるプログラミング言語は、異なっていることが多い。このため、1つの作業要素実行装置を別の作業要素実行装置に変更する場合には、通常、統括制御装置がその別の作業要素実行装置で使用されているプログラミング言語で作動指令を送信できるように、統括制御装置のプログラム等が変更される。また、作動指令を送信するための通信プロトコル等をも変更しなければならない場合もある。本発明の製造作業機においては、統括制御装置によって送信される作動指令は、送信先の作業要素実行装置に関わらず、1の通信プロトコルに従って、特定のプログラム言語で送信されるとともに、複数の作業要素実行装置の各々の個別制御装置において、送信された作動指令がその各々に対応するプログラム言語での作動指令に変換される。つまり、従来は、作業要素実行装置の変更に伴って、統括制御装置のプログラム,通信プロトコル等を変更する必要があったが、本発明の製造作業機においては、作業要素実行装置が作動指令を自身に応じたプログラム言語での作動指令に変換するように構成されているため、作業要素実行装置の変更に伴って統括制御装置のプログラム,通信プロトコル等を変更する必要はない。したがって、本発明の製造作業機によれば、作業要素実行装置の変更に伴う処置を少なくすることが可能となり、目的に応じて作業要素実行装置を変更可能な製造作業機の実用性を高めることが可能となる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、それらの発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、請求項1に(5)項に記載の技術的特徴を付加したものが請求項2に、請求項2に(6)項,(8)項および(9)項に記載の技術的特徴を付加したものが請求項3に、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに(11)項および(15)項に記載の技術的特徴を付加したものが請求項4に、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに(16)項および(18)項に記載の技術的特徴を付加したものが請求項5に、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに(20)項および(21)項に記載の技術的特徴を付加したものが請求項6に、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに(3)項に記載の技術的特徴を付加したものが請求項7に、請求項1ないし請求項7のいずれか1つに(23)項に記載の技術的特徴を付加したものが請求項8に、請求項1ないし請求項8のいずれか1つに(24)項に記載の技術的特徴を付加したものが請求項9に、それぞれ相当する。
(1)基材に対して、他の部材の組付,補助剤の塗布,加工・処理等の製造作業を行う製造作業機であって、
それぞれが、前記基材の搬送・移動,前記基材・前記他の部材の供給,前記基材・前記他の部材の保持・離脱,前記保持・離脱位置の移動・変更,前記補助剤の放出,前記加工・処理の実施,前記加工・処理の実施位置の移動・変更等、前記製造作業を構成する複数の作業要素のうちの1つのものを実行する複数の作業要素実行装置と、
それら複数の作業要素実行装置を統括して制御する統括制御装置と
を備え、
前記複数の作業要素実行装置の各々が、
自身の作動を制御するための個別制御装置を有し、その個別制御装置が、前記統括制御装置から送信される作動指令に基づいて、前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものの作動を制御するように構成され、
前記統括制御装置が、
統括通信部を有し、その統括通信部を介して、特定のプログラム言語での作動指令を、1のプロトコルに従って送信するように構成され、
前記個別制御装置が、
(a)前記1のプロトコルに従って前記統括制御装置から送信された作動指令を受信する個別通信部と、(b)その個別通信部が受信した作動指令を、自身が扱うことのできるプログラム言語での作動指令に変換する指令変換部とを有し、その指令変換部によって変換された作動指令に基づいて、前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものの作動の制御を実行するように構成された製造作業機。
複数の作業要素実行装置の各々が自身の作動を制御するための個別制御装置を有し、その個別制御装置が統括制御装置から送信される作動指令に基づいて、その各々の作業要素実行装置の作動を制御するように構成された製造作業機においては、統括制御装置を汎用機として扱うとともに、作業要素実行装置を専用機として扱い、目的に応じて作業要素実行装置を変更することが可能である。つまり、そのように構成された製造作業機によれば、種々の製造作業機の開発・製造コストの低減,開発・製造時間の短縮等を図ることが可能となる。ただし、現在使用されているプログラミング言語の数は相当多く、複数の作業要素実行装置の各々で使用されるプログラミング言語は、異なっていることが多い。このため、例えば、1つの作業要素実行装置を別の作業要素実行装置に変更する場合には、通常、統括制御装置がその別の作業要素実行装置で使用されているプログラミング言語で作動指令を送信できるように、統括制御装置のプログラム等が変更される。また、作動指令を送信するための通信プロトコル等をも変更しなければならない場合もある。つまり、作業要素実行装置を変更する際には、通常、統括制御装置のプログラム,通信プロトコル等の変更といった処置が施される必要があり、作業要素実行装置の変更には大きな労力が伴う。
上述のことに鑑みて、本項に記載された製造作業機においては、統括制御装置によって送信される作動指令が、送信先の作業要素実行装置に関わらず、1のプロトコルに従って、特定のプログラム言語で送信されるとともに、複数の作業要素実行装置の各々の個別制御装置が、その1のプロトコルに従って作動指令を受信するとともに、その受信した作動指令を自身が使用するプログラム言語での作動指令に変換するように構成されている。つまり、複数の作業要素実行装置の各々の個別制御装置に、敢えて、自身の対応可能なプログラミング言語での作動指令への変換可能な機能を備えさせているのである。複数の作業要素実行装置の各々の個別制御装置にそのような機能を備えさせることは手間,コスト等がかかるが、作業要素実行装置を変更する際に統括制御装置のプログラム,通信プロトコル等を変更する必要が無くなり、作業要素実行装置の変更の際の労力を相当減らすことが可能となる。したがって、本項に記載の製造作業機によれば、目的に応じて作業要素実行装置を変更する際の処置を相当少なくすることが可能となり、作業要素実行装置を変更可能な製造作業機の実用性を高めることが可能となる。
本項に記載された「基材」は、製造作業によって製造される製品,部品等を構成するものであり、1つの部材であってもよく、複数の部材が組み合わされたものであってもよい。また、本項に記載の「作業要素」には、基材に対する組付作業を構成するものである組付作業要素,組付作業のための前処理作業を構成するものである前処理作業要素,組付作業の後処理作業を構成するものである後処理作業要素,組付作業・前処理作業・後処理作業の位置を変更・移動する作業である位置変更作業要素等が該当する。「組付作業要素」には、基材・他の部材の供給,基材・他の部材の保持・離脱,ねじ等の締結部品の締結等が該当する。「前処理作業要素」には、補助剤の放出,基材・他の部材・製造ラインの清掃・洗浄,基材・他の部材の撮影等が該当する。「後処理作業要素」には、部材同士の固着,補助剤の乾燥・硬化,組付・加工・処理後の検査等が該当する。「位置変更作業要素」には、基材の搬送・移動,保持・離脱位置の移動・変更,加工・処理の実施の実施位置の移動・変更,撮影位置の移動・変更等が該当する。
本項に記載の「製造作業」は、基材に対して行われるものであればよく、基材に対して直接行われなくても、基材に組みつけられたものに対して行われるものであってもよい。つまり、基材に装着された他の部材に対して行われる作業であってもよい。本項に記載の「プロトコル」は、統括制御装置と個別制御装置との間の通信に関する取り決め、手順、規約等を定めるものであり、本項に記載の「プロトコル」には、通信されるデータ自体の取り決め等だけでなく、統括制御装置と個別制御装置との間のデータ等の伝送路の取り決め、具体的には、有線通信の場合であれば、ケーブル・コネクタの種類等の取り決め等、無線通信の場合であれば、周波数帯等の取り決め等も含まれる。また、本項に記載の「個別制御装置」は、作業要素を実行するために実際に作動する本体部に内蔵,装着等されていてもよく、本体部から離れて設けられてもよい。つまり、作業要素実行装置は、ユニット化されていてもよく、ユニット化されていなくてもよい。
本項に記載の「製造作業機」は、基材に対する組付作業,組付作業のための前処理・加工の作業,組付作業の後処理・加工の作業等、種々の作業を行うものであり、1種類若しくは、複数種類の作業を行うものである。つまり、組付作業のための前処理・加工の作業と基材に対する組付作業とを行うものであってもよい。具体的には、例えば、基材に接着剤を塗布するとともに、その接着剤が塗布された位置に他の部材を組付ける作業を実行するものであってもよい。ただし、一台の製造作業機では、実行可能な製造作業が限られることから、本項に記載の「製造作業機」を1つのモジュールとして扱って、複数の製造作業機を配列し、それら複数のモジュール化された製造作業機の各々によって製造作業を実行させることで、複数種類の製造作業を実行することが可能となる。つまり、ある程度複雑な製品,部品等を製造することが可能となる。
(2)当該製造作業機が、
前記複数の作業要素実行装置に対応して設けられ、それぞれが、前記統括制御装置の有する前記統括通信部から前記個別制御装置の有する前記個別通信部へ作動指令を伝送するための複数の通信ケーブルを備え、
それら複数の通信ケーブルが、互いに同じ種類のものとされた(1)項に記載の製造作業機。
本項に記載の製造作業機においては、複数の作業要素実行装置の各々の個別制御装置と統括制御装置との間のインタフェースが統一されており、入出力ポートが統一されている。したがって、本項に記載の製造作業機によれば、作業要素実行装置の変更を容易に行うことが可能となる。
(3)前記統括制御装置が、
(a)前記複数の作業要素実行装置のいずれかのものによって実行される1つの動作の開始と終了との一方を指令するための主指令と、(b)前記搬送・移動の方向・量・時間・速度,前記補助剤の放出の量・時間・速度,前記加工・処理の実施の量・時間・速度等、前記1つの動作の動作パラメータを伝えるために、必要に応じて前記主指令に付随させられる付随指令とを含む作動指令を送信するように構成された(1)項または(2)項に記載の製造作業機。
本項に記載の製造作業機においては、1回の作動指令によって、作業要素実行装置の1つの動作の開始・終了を指令するだけでなく、その1つの動作の動作量,動作時間,動作速度、動作方向等を指令することが可能となる。したがって、本項に記載の製造作業によれば、1回の作動指令によって、ある程度複雑な作業を作業要素実行装置に実行させることが可能となる。本項に記載の「1つの動作」は、作業要素実行装置が1回の作動指令によって作業要素を実行する際のその作業要素実行装置の動きであり、例えば、コンベア等の搬送装置の1つの動作は、1回の作動指令による一連の搬送動作である。また、本項に記載の「動作パラメータ」は、作業要素実行装置が1つの動作を実行する際に利用されるパラメータであり、所謂、引数である。
(4)前記統括制御装置が、
特定の製造作業を行うために必要とされる複数の作動指令を記憶する作動指令記憶部を有し、その作動指令記憶部に記憶されている複数の作動指令の各々を、順次、前記複数の作業要素実行装置のいずれかの前記個別制御装置に送信するように構成された(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
本項に記載の製造作業機は、複数の作業要素実行装置の各々が、予め定められた順序に従って、逐次作動するように構成されている。つまり、本項に記載の製造作業機では、シーケンス制御によって製造作業が実行される。
(5)前記統括制御装置が、
当該製造作業機が特定の製造作業を行うために必要な前記複数の作業要素実行装置の各々の作動がコード化されたソースコードを記憶するソースコード記憶部と、そのソースコード記憶部に記憶されているソースコードを作動指令に変換するコード・指令変換部とを有し、そのコード・指令変換部によって変換された作動指令を送信するように構成された(1)項ないし(4)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
本項に記載の製造作業機では、ソースコード、つまり、プログラムリストに従って、特定の製造作業を実行することが可能となっている。本項に記載の「コード・指令変換部」は、ソースコードを単に複数の作動指令に変換するだけでなく、それら変換された作動指令を、複数の作業要素実行装置の各々の個別制御装置へ送信するべき順番に並べるように構成されてもよい。このようにコード・指令変換部が構成された場合には、統括制御装置の作動指令を送信するための機能部を、並べられた順番に作動指令を送信するように構成することが可能となり、複雑な処理を実行する必要性の低い機能部とすることが可能となる。
(6)前記コード・指令変換部が、
変換プログラムの実行によって、前記ソースコード記憶部に記憶されているソースコードを作動指令に変換するように構成され、
前記変換プログラムのプログラミング言語が、
前記統括制御装置が作動指令を送信する処理のための送信プログラムのプログラミング言語とは異なるプログラミング言語である(5)項に記載の製造作業機。
(7)前記送信プログラムのプログラミング言語が、前記変換プログラムのプログラミング言語より高水準のプログラミング言語である(6)項に記載の製造作業機。
送信プログラムは、作動指令の送信処理のためのプログラムであり、例えば、複数の作業要素実行装置のうちの1つの作業要素実行装置を別の作業要素実行装置に変更したような場合には、その別の作業要素実行装置に応じて送信プログラムを変更する必要が生じることがある。一方、変換プログラムは、ソースコードをある特定のプログラミング言語での作動指令に変換するためのプログラムであり、作業要素実行装置に合わせたプログラミング言語での作動指令に変換するものではない。このため、作業要素実行装置の変更に伴って変換プログラムを変更する必要はない。後者の項に記載の製造作業機では、送信プログラムのプログラミング言語は、変換プログラムのプログラミング言語より、理解し易い言語とされており、容易に変更することが可能とされている。したがって、後者の項に記載の製造作業機によれば、作業要素実行装置の変更に伴って送信プログラムを変更する必要が生じた場合であっても、送信プログラムの変更を容易に行うことが可能となっている。
上記2つの項に記載の「送信プログラム」は、作動指令の送信を実行するためのプログラムに限定される必要は無く、作動指令を送信するために必要とされる処理を実行するためのプログラムであってもよい。具体的には、例えば、複数の作業要素実行装置の作動状態が正常であることが、作動指令の送信の前提であることから、送信プログラムは、作業要素実行装置の作動状態を監視等するためのプログラムであってもよい。
(8)前記変換プログラムのプログラミング言語が、
構造型のプログラミング言語である(6)項または(7)項に記載の製造作業機。
(9)前記送信プログラムのプログラミング言語が、
グラフィック型のプログラミング言語である(6)項ないし(8)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
(10)前記送信プログラムのプログラミング言語が、
ラダー言語である(6)項ないし(9)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
上記3つの項に記載の製造作業機においては、変換プログラム若しくは送信プログラムのプログラミング言語が具体的に限定されている。グラフィック型のプログラミング言語は、ビジュアルプログラミング言語とも呼ばれる言語であって、テキストを用いて表すのではなく、グラフィカルな記号等を用いて表す言語である。このため、グラフィック型のプログラミング言語は、テキストを用いて表される構造型のプログラミング言語より、容易に理解され易く、プログラミング言語に精通している者でなくともある程度変更することが可能な言語である。したがって、送信プログラムのプログラミング言語に、グラフィック型のプログラミング言語を採用することで、送信プログラムの変更を容易に行うことが可能となる。ちなみに、グラフィック型のプログラミング言語には、ラダー言語,ファンクション・ブロック・ダイヤグラム,シーケンシャル・ファンクション・チャート等種々の言語がある。一方、構造型のプログラミング言語には、C言語,FORTRAN,BASIC等種々の言語がある。
(11)前記個別制御装置が、
1の作動指令に基づいて前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものによって実行されている1つの動作の終了についての返信を、前記1のプロトコルに従って、前記個別通信部を介して前記統括制御装置に送信するように構成された(1)項ないし(10)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
(12)前記個別制御装置が、
前記1つの動作の終了についての返信を、その1つの動作が実際に終了した時点に、前記統括制御装置に送信するように構成された(11)項に記載の製造作業機。
(13)前記個別制御装置が、
前記1つの動作の終了についての返信を、その1つの動作の終了時点が推定される場合には、その1つの動作の終了時点の前に、前記統括制御装置に送信するように構成された(11)項に記載の製造作業機。
(14)前記統括通信部が、
前記1つの動作の終了についての返信を、前記1のプロトコルに従って、受信するように構成された(11)項ないし(13)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
(15)前記統括制御装置が、
前記1つの動作の終了についての返信を受信した後に、前記1の作動指令の次に送信すべき作動指令を送信するように構成された(11)項ないし(14)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
上記5つの項に記載の製造作業機においては、統括制御装置が1つの作動指令に基づく作業要素実行装置の動作の終了を把握することが可能となっている。複数の作業要素実行装置の各々の動作は、関連している場合があり、ある1つの動作が終了しなければ、その1つの動作の次に実行するべき動作を実行できない場合がある。具体的には、例えば、装着装置が保持している特定の部材を基材に装着する際に、基材へのその特定の部材の装着可能な箇所に装着装置が位置していなければ、装着装置はその特定の部材を基材に装着することはできない。つまり、装着装置を基材への装着位置に移動させた後でなければ、装着装置にその特定の部材を離脱させることはできない。上記5つの項に記載の製造作業機においては、例えば、最後の項に記載の製造作業機のように、ある1つの動作が終了した後に、その1つの動作の次に実行するべき動作を実行させることが可能となり、円滑な製造作業を担保することが可能となる。
(16)前記個別制御装置が、
前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものの作動が困難である場合に、その旨を、前記1のプロトコルに従って、前記個別通信部を介して前記統括制御装置に送信するように構成された(1)項ないし(15)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
(17)前記統括通信部が、
前記複数の作業要素実行装置のうちの1つのものの作動が困難である旨を、前記1のプロトコルに従って、受信するように構成された(16)項に記載の製造作業機。
上記2つの項に記載の製造作業機においては、統括制御装置が、作業要素実行装置の作動が困難であることを、その作動が困難である作業要素実行装置からの報知によって把握することが可能とされており、製造作業機が製造作業を適切に実行することが可能であるか否かを判断することが可能とされている。前者の項に記載の「個別制御装置」は、作動指令に基づく作業要素実行装置の作動が困難である場合に、その旨を統括制御装置に送信してもよく、作動指令の有無に関わらず作業要素実行装置の作動が困難である場合に、その旨を統括制御装置に送信してもよい。
(18)前記統括制御装置が、
前記複数の作業要素実行装置のうちの1つのものの作動が困難である旨を前記統括制御装置が受信した場合に、その事態に対応する作動困難時対応部を有する(16)項または(17)項に記載の製造作業機。
本項に記載の製造作業機においては、製造作業機が製造作業を適切に実行することができない場合に、その事態に適切に対応することが可能とされている。本項に記載の「作動困難時対応部」は、作業要素実行装置の作動が困難である旨を統括制御装置が受信した場合に、後に詳しく述べるように、個別制御装置への作動指令の送信を停止するように構成されてもよく、作業要素実行装置の作動を禁止するように構成されてもよい。また、作業要素実行装置が異常であることを、表示灯,ブザー等によって製造作業機の操作者に報知するように構成されてもよい。
(19)前記作動困難時対応部が、
前記複数の作業要素実行装置のうちの1つのものの作動が困難である旨を前記統括制御装置が受信した場合に、その1つのものの前記個別制御装置への作動指令の送信を停止するように構成された(18)項に記載の製造作業機。
本項に記載の「作動困難時対応部」は、作業要素実行装置の作動が困難である旨を統括制御装置が受信した場合に、その作業要素実行装置だけに作動指令を送信しないように構成されてもよく、その作業要素実行装置および他の作業要素実行装置に作動指令を送信しないように構成されてもよい。
(20)前記個別制御装置が、
前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものによって1つの動作が実行された結果,その1つのものの作動を実行するためのその1つのものの性能,その1つのものの作動の制御時の制御ゲイン等、その1つのものの作動に関する情報を記憶する作動情報記憶部を有する(1)項ないし(19)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
本項に記載の製造作業においては、個別制御装置が、自身の制御対象となる作業要素実行装置の作動結果,その作業要素実行装置の駆動源等の性能,その駆動源等への供給電力決定時の制御ゲイン等、その作業要素実行装置の固有の情報を記憶するように構成されている。
(21)前記個別制御装置が、
前記作動情報記憶部に記憶されている前記作動に関する情報を、前記1のプロトコルに従って、前記個別通信部を介して前記統括制御装置に送信するように構成され、
前記統括制御装置が、
その送信された前記作動に関する情報を管理する作動情報管理部を有する(20)項に記載の製造作業機。
(22)前記統括通信部が、
前記作動情報記憶部に記憶されている前記作動に関する情報を、前記1のプロトコルに従って、受信するように構成された(21)項に記載の製造作業機。
上記2つの項に記載の製造作業機においては、作業要素実行装置の固有の情報が、その作業要素実行装置の個別制御装置と統括制御装置とに記憶されている。したがって、上記2つの項に記載の製造作業機によれば、作業要素実行装置の固有の情報のバックアップが可能となり、情報の保全を図ることが可能となる。
(23)前記複数の作業要素実行装置の各々が、
前記複数の作業要素のうちの1つのものを実行するために実際に作動する本体部を有し、
前記複数の作業要素実行装置のうちの少なくとも1つのものが、
自身の前記本体部の一部に前記個別制御装置が固定されてユニット化された(1)項ないし(22)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
作業要素実行装置がユニット化されていれば、作業要素実行装置の変更を容易に実行することが可能となる。本項における「ユニット化された作業要素実行装置」は、本体部と個別制御装置とが組み合わされた作業要素実行装置であればよく、具体的には、本体部のケース等に個別制御装置が内蔵されたものであってもよく、本体部のケース,基体となる部材等の外部に個別制御装置が固定されたものであってもよい。
(24)当該製造作業機が、
ベースを備え、前記複数の作業要素実行装置の各々が前記ベースと前記複数の作業要素実行装置のうちの自身とは別のものとの一方に着脱可能に取付けられるように構成された(1)項ないし(23)項のいずれか1つに記載の製造作業機。
本項に記載の製造作業機においては、作業要素実行装置の変更を容易に行えるように、作業要素実行装置々の、ベース若しくは他の作業要素実行装置への着脱が容易であることが望ましく、具体的には、例えば、数本のボルト等による締結,ワンタッチでの着脱が可能であることが望ましい。
(25)複数の前記製造作業機を備え、それら複数の製造作業機が配列され、作業対象となる基材を前記複数の製造作業機の上流側に配置されたものから下流側に配置されたものに搬送しつつ、その作業対象となる基材に対して前記複数の製造作業機の各々による製造作業が順次実行される製造作業システム。
1つの製造作業機では、比較的少ない製造工程しか行うことができないが、製造作業機を複数配列し、それら複数の製造作業機の各々によって製造作業を順次実行可能なシステムを構成すれば、比較的多くの製造工程を行うことが可能となる。つまり、ある程度複雑な製品,部品等を製造することが可能となる。
請求可能発明の実施例である製造作業機を示す斜視図である。 図1の製造作業機の備える統括制御装置および複数の作業要素実行装置の模式図である。 図2の統括制御装置に記憶されているソースコードを示す図である。 作動指令および作動指令の返信のデータ形式を示した図である。 図1の製造作業機に搬入される基盤トレイおよびその基盤トレイ上に載置される回路基板を示した図である。 図1の製造作業機の備える統括制御装置および複数の作業要素実行装置の制御ブロック図である。 図1の製造作業機の備えるベースおよびそのベースから外された状態の複数の作業要素実行装置を示す斜視図である。 複数の製造作業機によって構成されるLED照明製造システムを示す斜視図である。 図8のLED照明製造システムによって製造されるLED照明の分解図である。 複数の製造作業機によって構成されるパワーモジュール製造システムを示す斜視図である。 図10のパワーモジュール製造システムによって製造されるパワーモジュールの分解図である。 複数の製造作業機によって構成される太陽電池製造システムを示す斜視図である。 図12の太陽電池製造システムによって製造される太陽電池の分解図である。
以下、請求可能発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本請求可能発明は、下記実施例の他、前記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
<製造作業機の構成>
図1に、請求可能発明の製造作業機10を示す。製造作業機10は、基材としての回路基板に対する電子回路部品(以下、「部品」と略す場合がある)の組付,接着剤の塗布を行う作業機である。製造作業機10は、フレーム部20とそのフレーム部20に上架されたビーム部22とを含んで構成されたベースとしての作業機本体24と、回路基板を搬送する搬送装置26と、回路基板に部品を装着する装着装置28と、フレーム部20の一端に配設され装着装置28に部品を供給する供給装置30と、回路基板に接着剤を塗布するディスペンサ装置32と、供給装置30と搬送装置26との間に配設されたベースカメラ34と装着装置28の後方に配設されたヘッドカメラ36(図7参照)とを含んで構成されたカメラ装置38と、ビーム部22に配設されて装着装置28とディスペンサ装置32とヘッドカメラ36とを共に領域内において移動させる移動装置40とを備えている。ちなみに、製造作業機10の長手方向を前後方向とし、その長手方向に直角な水平の方向を左右方向と、長手方向に直角な垂直の方向を上下方向と称することにする。なお、製造作業機10を構成する各装置26,28,30,32,38,40は公知の装置であることから、ここでの説明は簡単なものとする。
搬送装置26は、コンベアベルト50を搬送モータ52(図2参照)によって周回させることで、コンベアベルト50上に載せられる回路基板を左右方向に搬送する構造とされている。つまり、搬送装置26は、作業要素としての回路基板の特定位置への搬入・搬出を実行する作業要素実行装置として機能する。供給装置30は、トレイユニット型の供給装置であり、部品が載置される複数の部品トレイ(図示省略)と、装着装置28に部品を供給可能な位置に複数の部品トレイのうちのいずれかのものを移動させるトレイ移動装置54(図2参照)とを有している。つまり、供給装置30は、作業要素としての部品の供給を実行する作業要素実行装置として機能する。
移動装置40は、XYZロボット型の移動装置であり、装着装置28とディスペンサ装置32とヘッドカメラ36とを保持するスライダ56を左右方向にスライドさせる電磁モータ58(図2参照)と、前後方向にスライドさせる電磁モータ60(図2参照)と、上下方向にスライドさせる電磁モータ62(図2参照)とを備えており、それら電磁モータ58,60,62の作動によって、装着装置28とディスペンサ装置32とヘッドカメラ36とを任意の位置に移動させることが可能となっている。つまり、移動装置40は、装着装置28,ディスペンサ装置32,ヘッドカメラ36の移動を実行する作業要素実行装置として機能する。
装着装置28は、移動装置40のスライダ56に固定的に保持されており、下端に部品保持装置70を有している。部品保持装置70は、正負圧供給装置72(図2参照)を介して負圧エア,正圧エア通路に通じており、負圧にて部品を吸着保持し、僅かな正圧が供給されることで保持した部品を離脱する構造となっている。つまり、装着装置28は、作業要素としての部品の保持・離脱を実行する作業要素実行装置として機能する。ディスペンサ装置32は、移動装置40のスライダ56に固定的に保持されており、下端に設けられ接着剤を吐出するディスペンサノズル76と、そのディスペンサノズル76から任意の量の接着剤を吐出させる吐出装置78(図2参照)とを備えている。つまり、ディスペンサ装置32は、作業要素としての接着剤の放出を実行する作業要素実行装置として機能する。
カメラ装置38は、下方を向いた状態でスライダ56の下部に固定的に保持されたヘッドカメラ36と、そのヘッドカメラ36の光源80(図2参照)と、上方を向いた状態で供給装置36と搬送装置26との間に固定的に設けられたベースカメラ34と、そのベースカメラ34の光源82(図2参照)と、ヘッドカメラ32とベースカメラ38と光源80,82とに接続されたキャプチャボード84(図2参照)とを含んで構成されている。ヘッドカメラ36は、搬送装置26に載せられた回路基板を撮影することが可能となっており、ベースカメラ38は、装着装置28によって吸着保持された状態の部品を撮影することが可能となっている。つまり、カメラ装置38は、作業要素としての回路基板,部品の撮影を実行する作業要素実行装置として機能する。
なお、上記移動装置40は、装着装置28とディスペンサ装置32とヘッドカメラ36とを移動させる装置であることから、他の作業要素実行装置の移動を実行する作業要素実行装置とも考えられる。また、装着装置28の移動に伴って部品の保持・離脱位置を変更するため、部品の保持・離脱位置の移動・変更を実行する作業要素実行装置とも考えられる。さらに、ディスペンサ装置32,ヘッドカメラ36の移動に伴って、接着剤の放出位置,回路基板の撮影位置を変更するため、接着剤の放出位置,回路基板の撮影位置の移動・変更を実行する作業要素実行装置とも考えられる。
本作業機10は、搬送装置26,装着装置28,供給装置30,ディスペンサ装置32,カメラ装置38,移動装置40の6つの作業要素実行装置によって構成されており、それら6つの装置の各々は、図2に示すように、個別に制御装置を備えている。具体的には、移動装置40は、3つの電磁モータ58,60,62の作動を制御するための個別制御装置としての移動装置制御装置90と、3つの電磁モータ58,60,62に対応する3つのサーボアンプ92,94,96とを有しており、移動装置制御装置90が各サーボアンプ92,94,96に制御信号を送信することで各電磁モータ58,60,62の作動を制御する構造とされている。装着装置28は、正負圧供給装置72の作動を制御するための個別制御装置としての装着装置制御装置100と、正負圧供給装置72の駆動回路102とを有しており、装着装置制御装置100が駆動回路102に制御信号を送信することで正負圧供給装置72の作動を制御する構造とされている。
ディスペンサ装置32は、吐出装置78の作動を制御するための個別制御装置としてのディスペンサ装置制御装置104と、吐出装置78の駆動回路106とを有しており、ディスペンサ装置制御装置104が駆動回路106に制御信号を送信することで吐出装置78の作動を制御する構造とされている。供給装置30は、トレイ移動装置54の作動を制御するための個別制御装置としての供給装置制御装置108と、トレイ移動装置54の駆動源のモータの駆動回路110とを有しており、供給装置制御装置108が駆動回路110に制御信号を送信することでトレイ移動装置54の作動を制御する構造とされている。搬送装置26は、搬送モータ52の作動を制御するための個別制御装置としての搬送装置制御装置112と、搬送モータ52の駆動回路114とを有しており、搬送装置制御装置112が駆動回路114に制御信号を送信することで搬送装置52の作動を制御する構造とされている。
カメラ装置38は、ベースカメラ34若しくはヘッドカメラ36による撮影を実行するための制御信号の送信、および撮影によって得られた画像データの処理を実行するための個別制御装置としてのカメラ装置コントローラ116を有している。カメラ装置コントローラ116は、後に説明する補助統括制御装置118内に設けられているが、補助統括制御装置118内で独立しており、バス120を介してカメラ装置38のキャプチャボード84に接続されている。このため、カメラ装置コントローラ116は、補助統括制御装置118の構成要素ではなく、カメラ装置38の構成要素として取り扱うものとする。
また、製造作業機10は、上記6つの作業要素実行装置26,28,30,32,38,40を統括して制御するためのメイン統括制御装置130と補助統括制御装置118とによって構成される統括制御装置を備えている。メイン統括制御装置130は、主に、各装置26,28,30,32,38,40の個別制御装置90,100,104,108,112,116に作動指令を送信するための制御装置であり、リピータハブ132を介して、作動指令を送信するための同種類のシリアル通信ケーブル134によって各個別制御装置90,100,104,108,112,116と接続されている。また、補助統括制御装置118は、補助統括コントローラ136を有しており、その補助統括コントローラ136には、各個別制御装置90等への作動指令の基となるソースプログラム、つまり、ある特定の製造作業を実行するためのソースコードが記憶されている。その記憶されているソースコードは、上記6つの作業要素実行装置26等の作動がコード化されたものである。補助統括コントローラ136は、そのソースコードをある特定のプログラミング言語での作動指令に変換し、変換された作動指令をメイン統括制御装置130に送信するように構成されている。補助統括コントローラ136とメイン統括制御装置130とは、ハブ138を介してLANケーブル140によって接続されており、補助統括コントローラ136において変換された作動指令が、LANケーブル140を介して、メイン統括制御装置130に送信されるようになっている。また、ハブ138には、そのLANケーブル140と同種類の6本のLANケーブル140の一端が接続されており、それら6本のLANケーブル140の各々の他端が各作業要素実行装置26等の個別制御装置90等に接続されている。なお、シリアル通信ケーブル134およびLANケーブル140は、それぞれ、配線部とコネクタ部とから構成されるが、それら配線部とコネクタ部とは、それぞれ、汎用品であってもよく、本製造作業機10専用に開発されたものであってもよい。
また、製造作業機10には、製造作業機10の作動に関する情報を入出力するためのタッチパネル式の表示機150が設けられており、メイン統括制御装置130と補助統括コントローラ136とに接続されている。詳しくは、表示機150は、ハブ138を介して上記LANケーブル140と同種類のLANケーブル140によってメイン統括制御装置130に接続されており、シリアル通信ケーブル152とRGBアナログケーブル154とによって補助統括コントローラ136に接続されている。製造作業機10には、さらに、非常停止スイッチ156が設けられており、ターミナルリレー158を介してI/Oケーブル160によってメイン統括制御装置130および各作業要素実行装置26等の個別制御装置90等に接続されている。なお、製造作業機10の主電源スイッチ,起動スイッチ等の複数のスイッチ162と、起動中であることを示す表示灯,作動可能であることを示す表示灯等の複数の表示灯164とが、メイン統括制御装置130に接続されている。
<製造作業機の作動>
本製造作業機10は、補助統括コントローラ136に記憶されているソースコードに従って、上記6つの作業要素実行装置26等が各々の作業を実行することで、回路基板への装着作業を実行するようになっている。具体的に簡単な例で説明すると、図3に示すように、回路基板に部品を装着する製造工程がソースコードに記述されている場合には、まず、補助統括コントローラ136において、そのソースコードが複数の作動指令に変換される。具体的には、図4(a)に示すように、回路基板を特定の位置まで搬入するための作動指令(i)と、回路基板を撮影可能な位置にヘッドカメラ36を移動させるための作動指令(ii)と、ヘッドカメラ36によって回路基板を撮影してその回路基板の位置情報を取得するための作動指令(iii)と、その取得された位置情報に基づいて接着剤の塗布位置にディスペンサ装置32を移動させるための作動指令(iv)と、接着剤を回路基板に塗布するための作動指令(v)と、装着すべき部品の載置された部品トレイを供給するための作動指令(vi)と、装着装置28を部品の供給位置に移動させるための作動指令(vii)と、部品を保持するための作動指令(viii)と、部品を保持した装着装置28をベースカメラ34上に移動させるための作動指令(ix)と、装着装置28に保持された部品をベースカメラ34によって撮影してその部品の保持状態の情報を取得するための作動指令(x)と、回路基板の位置情報および部品の保持状態の情報に基づいて部品の装着位置に装着装置28を移動させるための作動指令(xi)と、部品を離脱するための作動指令(xii)と、部品が装着された回路基板を搬出するための作動指令(xiii)とに変換される。なお、実際に送信される作動指令は、特定のプログラミング言語に従ったものとなっている。
上記複数の作動指令が、補助統括コントローラ136からメイン統括制御装置130へ、LANケーブル140を介して送信され、それら複数の作動指令が、順次、メイン統括制御装置130によって作業要素実行装置26等の各々の個別制御装置90等に、シリアル通信ケーブル134を介して送信される。メイン統括制御装置130から送信される作動指令は、送信先を定めずに、全ての作業要素実行装置26等の個別制御装置90等に送信されるが、作動指令には、後に説明するように、その作動指令によって作動するべき作業要素実行装置が示されているため、その作動するべき作業要素実行装置が作動指令に従って作動するようになっている。以下に、上記作動指令による作業要素実行装置の作動を具体的に説明する。
基材としての回路基板166は、図5(a)に示すように、基板トレイ167上に予め複数載置されている。メイン統括制御装置130は、その基板トレイ167を特定の位置まで搬送するための作動指令を、シリアル通信ケーブル134を介して個別制御装置90とに送信する。送信される作動指令は、図4(a)中の(i)に示すような形式とされている。図中の主指令は、その作動指令を実行するべき作業要素実行装置と、その作業要素実行装置によって実行される1つの動作の開始若しくは終了を指令するものであり、この作動指令では、搬送装置26による基板トレイ167の搬送の開始を指令するものである。図中の付随指令は、必要に応じて指令されるものであり、作業要素実行装置によって実行される1つの動作の動作パラメータを指令するものである。具体的には、この作動指令では、搬送装置26による搬送量、つまり、移動距離を指令するものである。なお、この付随指令には、搬送速度,搬送時間,搬送方向等、種々のパラメータを採用することができる。また、図中の指令状態は、作動指令の有無を示すものであり、作動指令が指示されている状態では「指示」、作動指令が指示されていない状態では「無し」と設定される。つまり、この作動指令では「指示」と設定される。
メイン統括制御装置130からの作動指令を受信した搬送装置制御装置112は、その作動指令に基づいて搬送モータ52の作動を制御する必要があるが、メイン統括制御装置130から送信される作動指令は、ある特定のプログラミング言語に従ったものとされており、搬送装置制御装置112が対応可能なプログラミング言語に従ったものではない。このため、メイン統括制御装置130から送信される作動指令では、搬送モータ52を作動させることができない。搬送装置制御装置112は、メイン統括制御装置130からの作動指令を自身の対応可能なプログラミング言語、つまり、自身が扱うことが可能なプログラミング言語での作動指令に変換する機能を有しており、自身で変換した作動指令に基づいて搬送モータ52の作動を制御するように構成されている。なお、他の作業要素実行装置、つまり、装着装置28,供給装置30,ディスペンサ装置32,カメラ装置38,移動装置40の各々の個別制御装置90,100,104,108,116も同様の機能を有しており、メイン統括制御装置130からの作動指令を自身の対応可能なプログラミング言語での作動指令に変換することが可能とされている。
メイン統括制御装置130からの作動指令による搬送装置26の作動が終了すると、つまり、基板トレイ167が特定の位置まで搬送されると、その作動指令に対する返信が、搬送装置制御装置112からメイン統括制御装置130へ、シリアル通信ケーブル134を介して送信される。送信される返信は、図4(b)に示すような形式とされている。図中の作動結果は、作動指令による作業要素実行装置の作動が適切に実行されたか否かをしめすものであり、この返信では、基板トレイ167が特定の位置まで搬送されたか否かを示すものである。さらに、図中の作動結果は、作動結果のパラメータ、具体的には、基板トレイ167の移動先の位置等を必要に応じて示すものであってもよい。また、図中の指令状態は、作動指令による作業要素実行装置の作動が完了したことを示すものであり、この返信では、「完了」に設定される。そして、その終了に関する返信をメイン統括制御装置130が受信すると、指令状態は「無し」に設定される。ちなみに、図中の作業要素実行装置状態は、作業要素実行装置に異常があるか否かを示すものであるが、作動指令に対する返信では利用されずに、後に詳しく説明するように、作業要素実行装置の作動が困難である旨の送信時に利用される。
メイン統括制御装置130は、基板トレイ167の特定の位置までの搬送が確認された後、つまり、搬送の終了に関する返信の受信により指令状態が「無し」とされた後に、次の作動指令を送信する。ちなみに、基板トレイ167上には複数の回路基板166が載置されているが、説明を簡略なものとするべく、以降の説明は、1つの回路基板166に関する作動指令についてのみ説明する。次の作動指令は、図4(a)中の(ii)に示す形式となっており、基板トレイ167上の回路基板166を撮影可能な位置にヘッドカメラ36を移動させるための作動指令である。この作動指令での、主指令は、移動装置40によるヘッドカメラ36の移動の開始を指令するものであり、付随指令は、前後方向への移動量と左右方向への移動量と上下方向への移動量とを指令するものである。なお、この付随指令を設定する際に、搬送装置制御装置112からの返信における作動結果、詳しくは、基板トレイ167の移動先の位置の情報を利用することが可能である。移動装置制御装置90は、作動指令を受信すると、搬送装置制御装置112と同様に、メイン統括制御装置130からの作動指令を自身の対応可能なプログラミング言語での作動指令に変換し、その自身で変換した作動指令に基づいて3つの電磁モータ58,60,62の各々作動を制御する。そして、その作動指令による移動装置40の作動が終了すると、作動指令に対する返信が、移動装置制御装置90からメイン統括制御装置130へ、シリアル通信ケーブル134を介して送信される。
続いて、メイン統括制御装置130は、ヘッドカメラ36の移動の終了に関する返信の受信により指令状態が「無し」とされた後に、次の作動指令を送信する。具体的には、ヘッドカメラ36によって基板を撮影してその基板の位置情報を取得するための作動指令(図4(a)中の(iii))が送信される。この作動指令での、主指令は、ヘッドカメラ36による回路基板166の撮影と撮影によって得られた画像データの処理の開始を指令するものである。カメラ装置コントローラ116は、作動指令を受信すると、上記作業要素実行装置112等と同様に、メイン統括制御装置130からの作動指令を自身の対応可能なプログラミング言語での作動指令に変換する。そして、その自身で変換した作動指令に基づいてヘッドカメラ36,光源80等を制御し、回路基板166を撮影するとともに撮影によって得られた画像データを処理することで、回路基板166の位置情報を取得する。その作動指令による作動が終了すると、作動指令に対する返信が、カメラ装置コントローラ116からメイン統括制御装置130へ送信される。なお、カメラ装置コントローラ116からの返信における作動結果には、撮影によって取得された回路基板166の位置データが添付される。
メイン統括制御装置130は、回路基板166の位置情報の取得の完了に関する返信の受信により指令状態が「無し」とされた後に、接着剤の塗布位置にディスペンサ装置32を移動させるための作動指令(図4(a)中の(iv))を送信する。この作動指令での、主指令は、移動装置40によるディスペンサ装置32の移動の開始を指令するものであり、付随指令は、前後方向への移動量と左右方向への移動量と上下方向への移動量とを指令するものである。なお、この付随指令を設定する際に、カメラ装置コントローラ116からの返信における作動結果、詳しくは、回路基板166の位置情報が利用される。移動装置制御装置90は、作動指令を受信すると、メイン統括制御装置130からの作動指令を自身の対応可能なプログラミング言語での作動指令に変換し、その自身で変換した作動指令に基づいて電磁モータ58,60,62の作動を制御する。そして、その作動指令による作動が終了すると、作動指令に対する返信が、移動装置制御装置90からメイン統括制御装置130へ送信される。
メイン統括制御装置130は、ディスペンサ装置32の移動の終了に関する返信の受信により指令状態が「無し」とされた後に、接着剤を回路基板166に塗布するための作動指令(図4(a)中の(v))を送信する。この作動指令での、主指令は、ディスペンサ装置32による接着剤の放出の開始を指令するものであり、付随指令は、接着剤の放出量を指令するものである。なお、この付随指令には、放出速度,放出時間,接着剤の放出口の開度量等、種々のパラメータを採用することができる。ディスペンサ装置制御装置104は、作動指令を受信すると、メイン統括制御装置130からの作動指令を自身の対応可能なプログラミング言語での作動指令に変換し、その自身で変換した作動指令に基づいて吐出装置78の作動を制御する。そして、作動指令に基づく吐出装置78の作動によって、図5(b)に示すように、回路基板166上の特定の位置に接着剤168が塗布され、その後に、作動指令に対する返信が、ディスペンサ装置制御装置104からメイン統括制御装置130へ送信される。
メイン統括制御装置130は、接着剤の塗布の終了に関する返信の受信により指令状態が「無し」とされた後に、装着すべき部品の載置された部品トレイを供給するための作動指令(図4(a)中の(vi))を送信する。この作動指令での、主指令は、供給装置30による部品トレイの供給を指令するものであり、付随指令は、装着すべき部品が載置された部品トレイを指定する指令である。供給装置制御装置108は、作動指令を受信すると、メイン統括制御装置130からの作動指令を自身の対応可能なプログラミング言語での作動指令に変換し、その自身で変換した作動指令に基づいてトレイ移動装置54の作動を制御する。そして、その作動指令による作動が終了すると、作動指令に対する返信が、供給装置制御装置108からメイン統括制御装置130へ送信される。なお、供給装置制御装置108からの返信における作動結果には、装着すべき部品の位置情報等が添付される場合がある。
メイン統括制御装置130は、トレイ供給の終了に関する返信の受信により指令状態が「無し」とされた後に、装着装置28を部品の供給位置に移動させるための作動指令(図4(a)中の(vii))を送信する。ちなみに、本製造作業機10では、特定の部品トレイが供給された後にトレイ供給の終了に関する返信が送信されるが、トレイ供給の終了時点が推定される場合には、終了時点の前にトレイ供給の終了に関する返信を送信してもよい。部品トレイの供給中に移動装置40によって装着装置28を移動させても、2つの作業が干渉することは少なく、部品トレイの供給中に移動装置40によって装着装置28を移動させることで、製造作業時間の短縮を図ることが可能となる。なお、本作動指令および以降の作動指令による各作業要素実行装置28等の作動の説明は、明細書が冗長となることを避けるべく省略する。ちなみに、図5(c)に、接着剤が塗布された位置に部品169が装着された回路基板166を図示しておく、
また、作業要素実行装置26等の異常等によって作業要素実行装置26等の作動が困難である場合には、その作動が困難な作業要素実行装置26等の個別制御装置90等が、作動が困難である旨をメイン統括制御装置130へ、シリアル通信ケーブル134を介して送信するようになっている。具体的には、図4(b)に示した形式のデータが、作動が困難な作業要素実行装置26等の個別制御装置90等からメイン統括制御装置130へ送信されるようになっている。そして、作動が困難である旨を受信したメイン統括制御装置130は、その作動が困難となっている作業要素実行装置26等だけでなく、全ての作業要素実行装置26等の個別制御装置90等への作動指令の送信を停止するようにされており、作業要素実行装置26等の異常に対応可能とされている。なお、メイン統括制御装置130は、作業要素実行装置26等の作動が困難である旨の送信によって、作業要素実行装置26等の異常を把握することが可能となっているが、フェールセーフ等の観点から、異常のある作業要素実行装置26等の個別制御装置90等が、上記I/Oケーブル160を介して、作業要素実行装置26等が異常である旨をメイン統括制御装置130へ送信するようにもなっている。
また、作業要素実行装置26等の個別制御装置90等は、自身の作業要素実行装置26等の作動指令による動作の実行結果,自身の作業要素実行装置26等の作動を実行するための性能,自身の作業要素実行装置26等の制御ゲイン等、自身の作業要素実行装置26等の作動に関する情報を記憶するように構成されている。記憶される実行結果には、例えば、作動指令による動作の実行回数,作動指令による動作のエラー回数,エラーの発生箇所等が含まれる。また、記憶される作業要素実行装置26等の性能には、例えば、その装置が電磁モータを有している場合にはその電磁モータの出力性能,その装置が減速機を有している場合にはその減速機の減速比等が含まれる。記憶される制御ゲインには、例えば、装置が電磁モータを有している場合にはその電磁モータへの供給電力を決定する際の制御ゲイン等が含まれる。
作業要素実行装置26等の個別制御装置90等に記憶されているその装置の作動に関する情報は、その個別制御装置から補助統括コントローラ136に、上記LANケーブル140を介して送信され、補助統括コントローラ136において管理されるようになっている。各作業要素実行装置26等の作動に関する情報を補助統括コントローラ136において管理することで、情報のバックアップ等に役立てることが可能となる。また、補助統括コントローラ136において、例えば、移動装置40の電磁モータ58,60,62の制御ゲインが管理されているような場合には、その制御ゲインを変更し、その変更された制御ゲインに関する情報を、移動装置制御装置90に送信することで、移動装置40の電磁モータ58,60,62の制御ゲインの変更に役立てることが可能となる。
また、作業要素実行装置26等の個別制御装置90等は、作業要素実行装置26等の本体部に内蔵されていたり、製造作業機10の内部に位置しており、個別制御装置90等のプログラムの変更,バージョンアップ等の実行のために、個別制御装置90等に直接アクセスし難い。そこで、本製造作業機10においては、変更等を施したプログラム等を、補助統括コントローラ136から、LANケーブル140を介して各作業要素実行装置26等の個別制御装置90等へ送信することが可能とされている。
<各制御装置の機能構成>
本製造作業機10の有するメイン統括制御装置130,補助統括制御装置118および各作業要素実行装置26等の個別制御装置90等は、各々の実行処理に鑑みれば、図6に示すような機能構成を有するものと考えることができる。図から解るように、メイン統括制御装置130は、CPU,ROM,RAM等を備えたコンピュータを主体とするメイン統括コントローラ170を備えており、そのメイン統括コントローラ170は、製造作業機10の作動状態を監視する機能部として、製造作業機監視部172を、個別制御装置90等と通信する機能部として、統括通信部174を、作動指令の送信を管理する機能部として、作動指令送信管理部176を、作業要素実行装置26等の作動が困難である場合にその事態に対応する機能部として、作動困難時対応部178を、複数の作動指令を記憶する機能部として、作動指令記憶部180を、それぞれ有している。
補助統括制御装置118の補助統括コントローラ136は、ソースコードを記憶する機能部として、ソースコード記憶部182を、ソースコードを複数の作動指令に変換する機能部として、コード・指令変換部184を、作業要素実行装置26等の作動に関する情報を管理する機能部として、作動情報管理部186を、作業要素実行装置26等の個別制御装置90等のプログラムを変更する機能部として、プログラム変更部188を、それぞれ有している。
移動装置制御装置90,装着装置制御装置100,ディスペンサ装置制御装置104,供給装置制御装置108,搬送装置制御装置112は、それぞれ、CPU,ROM,RAM等を備えたコンピュータを主体とするコントローラを備えている。具体的には、移動装置制御装置90は移動装置コントローラ200を、装着装置制御装置100は装着装置コントローラ202を、ディスペンサ装置制御装置104はディスペンサ装置コントローラ204を、供給装置制御装置108は供給装置コントローラ206を、搬送装置制御装置112は搬送装置コントローラ208を、それぞれ備えている。それら移動装置コントローラ200,装着装置コントローラ202,ディスペンサ装置コントローラ204,供給装置コントローラ206,搬送装置コントローラ208およびカメラ装置コントローラ116は、それぞれ、メイン統括コントローラ170および補助統括コントローラ136と通信する機能部として、個別通信部210を、メイン統括制御装置130からの作動指令を自身の個別制御装置90等で対応可能なプログラミング言語での作動指令に変換する機能部として、指令変換部212を、指令変換部212によって変換された作動指令に基づいて作業要素実行装置90等の作動を制御する機能部として、作動制御部214を、作業要素実行装置90等の作動に関する情報を記憶する機能部として、作動情報記憶部216を、それぞれ有している。
メイン統括コントローラ170の製造作業機監視部172は、個別制御装置90等からI/Oケーブル160を介して作業要素実行装置26等が異常である旨の送信を受信するとともに、上記複数のスイッチ162のON/OFF情報を受信するように構成されており、それらの受信情報に基づいて作動指令送信管理部176に各種指令,作業要素実行装置26等の作動状態等を送信するように構成されている。さらに、製造作業機監視部172は、上記複数の表示灯164にON/OFF指令を送信するように構成されている。また、統括通信部174は、個別制御装置90等の個別通信部210との間で、1のプロトコルに従って、作動指令,作動指令に対する返信,作業要素実行装置26等の異常等を通信可能とされており、作業要素実行装置26等の異常を作動困難時対応部178に、作動指令に対する返信を作動指令送信管理部176に送信するように構成されている。
作動指令送信管理部176は、作動指令記憶部180に記憶されている複数の作動指令を、順次、統括通信部174を介して個別通信部210に送信するように構成されており、複数の作動指令のうちの1つの作動指令を送信し、その1つの作動指令に対する返信を統括通信部174を介して受信した後に、複数の作動指令のうちのその1つの作動指令の次に送信すべき作動指令を送信するように構成されている。作動困難時対応部178は、作業要素実行装置26等の異常を統括通信部174を介して受信した場合に、作動指令送信管理部176による作動指令の送信を停止するように構成されている。
補助統括コントローラ136のコード・指令変換部184は、ソースコード記憶部182に記憶されているソースコードを特定のプログラミング言語での作動指令に変換し、変換した作動指令をメイン統括コントローラ170の作動指令記憶部180に送信するように構成されている。作動情報管理部186は、作業要素実行装置26等の作動に関する情報を、個別通信部210を介して、作動情報記憶部216から受信するとともに、その情報を記憶するように構成されており、統括通信部としての機能をも有するものとされている。ちなみに、コード・指令変換部184は、その作動情報管理部186に記憶されている情報を、ソースコードを作動指令に変換する際に利用することが可能とされている。また、プログラム変換部188は、本製造作業機10の各制御装置170等とは異なる制御装置,記憶媒体等からプログラムを受信し、その受信したプログラムを、LANケーブル140を介して、メイン統括制御装置130,作業要素実行装置26等の個別制御装置90等に送信することが可能とされている。
個別制御装置90等の各コントローラ200等の個別通信部210は、メイン統括制御装置130の統括通信部174との間で、1のプロトコルに従って、作動指令,作動指令に対する返信,作業要素実行装置26等の異常等を通信可能とされるとともに、補助統括コントローラ136の作動情報管理部186との間で、1のプロトコルに従って、作業要素実行装置の作動に関する情報を通信可能とされている。指令変換部212は、個別通信部210が受信した作動指令を自身の個別制御装置90等が理解可能なプログラミング言語に変換するように構成されている。そして、作動制御部214は、指令変換部212によって変換された作動指令に従って個別制御装置90等の作動を制御するように構成されている。つまり、指令変換部212によって変換された作動指令を作業要素実行装置26の有するサーボアンプ92等若しくは駆動回路102等に送信するように構成されている。また、作動情報記憶部216は、作業要素実行装置26等の作動に関する情報を記憶するとともに、その記憶している情報を、1のプロトコルに従って、個別通信部226を介して補助統括コントローラ136の作動情報管理部186に送信可能に構成されている。
また、メイン統括コントローラ170による処理、具体的には、作動指令を送信するための処理、さらに具体的に言えば、作動指令を送信するべく製造作業機の作動状態を監視するための処理を実行するための送信プログラムは、グラフィック型のプログラミング言語によって記述されている。一方、補助統括コントローラ136による処理、具体的には、コード・指令変換部による処理を実行するための変換プログラムは、構造型のプログラミング言語によって記述されている。グラフィック型のプログラミング言語は、一般的に、構造型のプログラミング言語より容易なプログラミング言語とされており、高水準なプログラミング言語と考えられている。つまり、送信プログラムの変更は、比較的容易に行うことが可能とされている。なお、本製造作業機10での送信プログラムのプログラミング言語はラダー言語とされており、変換プログラムのプログラミング言語はC言語とされている。
<作業要素実行装置の変更>
本製造作業機10においては、図7に示すように、搬送装置26,供給装置30,移動装置40,カメラ装置38のベースカメラ34は、ベース20に着脱可能とされており、装着装置28,ディスペンサ装置32,カメラ装置38のヘッドカメラ36は、移動装置40のスライダ56に着脱可能とされている。それら作業要素実行装置26等は、ワンタッチで取付けおよび取り外し可能なものもあれば、数本のボルトによって固定されるものもあるが、いずれの作業要素実行装置26等も、ベース20若しくはスライダ56に容易に取付けおよび取り外し可能なものとされている。
また、装着装置28、若しくはディスペンサ装置32が取付けられる位置には、それら装着装置28、若しくはディスペンサ装置32の代わりに、他の作業要素実行装置を取付けることが可能とされている。具体的に言えば、例えば、基材に対して高周波による熱処理の実施を実行する高周波ウェルダー220,基材に対してレーザー加工の実施を実行するレーザー発信装置222,基材に対してUV照射による処理を実施するUV照射装置224,基材に対してホットエアーを送風することで熱処理の実施を実行するホットエアー送風装置226,ねじ締め処理の実施を実行するねじ締め装置228,ねじの保持・離脱および、ねじを保持した状態でのねじ締め処理の実施を実行するねじ装着・ねじ締め装置230,2つのディスペンサノズルを有し、2種類の補助剤の放出を実行するダブルディスペンサ装置232,他の部材を保持・離脱および部材の保持位置の調整を実行する装着装置234,クリームはんだ印刷装置236等を、装着装置28、若しくはディスペンサ装置32の代わりに取付けることが可能とされている。
また、供給装置30の代わりに、他の種類の供給装置、具体的には、例えば、テープフィーダ240,ボールフィーダ,ねじ供給装置,段積みユニット(図示省略)等を取付けることが可能とされている。搬送装置26の代わりには、他の種類の搬送装置、具体的には、例えば、モジュールタイプのダブルコンベア242,シングルコンベア,昇降機能付のコンベア(図示省略)等を取付けることが可能とされている。移動装置40の代わりには、他の種類の移動装置、具体的には、例えば、XYロボット型の移動装置(図示省略)等を取付けることが可能とされている。また、ヘッドカメラ36およびベースカメラ34も、他のカメラに取り替えることが可能とされている。したがって、例えば、新たな製品を製造する必要が生じ、回路基板への装着作業の代わりに、ある基材に部品をねじによって固定させるための作業を行うことが必要となった場合には、製造作業機自体を変更するのではなく、ディスペンサ装置32をねじ装着・ねじ締め装置230に変更することで製造作業を変更することが可能となる。
また、本製造作業機10を構成する搬送装置26,装着装置28等の6つの作業要素実行装置26等の代わりに取り付け可能な上記複数の作業要素実行装置220等の各々は、それら6つの作業要素実行装置26等と同様に、自身の作動を制御する個別制御装置を有している。そして、その個別制御装置も、本製造作業機10を構成する作業要素実行装置26等の個別制御装置90等と同様に、自身が受信した作動指令を自身が扱うことが可能なプログラミング言語での作動指令に変換する機能を有しており、自身で変換した作動指令に基づいて作業要素実行装置の作動を制御するように構成されている。つまり、本製造作業機10を構成する作業要素実行装置26等を別の作業要素実行装置220等に変更しても、具体的には、上述したように、ディスペンサ装置32をねじ装着・ねじ締め装置230に変更しても、メイン統括制御装置130は、従来のプログラミング言語での作動指令をねじ装着・ねじ締め装置230の個別制御装置に送信すればよい。
また、本製造作業機10を構成する6つの作業要素実行装置26等の代わりに取り付け可能な上記複数の作業要素実行装置220等の各々は、上記シリアルケーブル134,LANケーブル140,I/Oケーブル160を接続することが可能とされている。さらに言えば、カメラ装置38を除く他の全ての作業要素実行装置26,220等の各々において、その各々の個別制御装置は、作業要素を実行する本体部の内部に内蔵もしくは装着されている。つまり、カメラ装置38を除く他の全ての作業要素実行装置26,220等はユニット化されている。したがって、作業要素実行装置を変更する場合、例えば、ディスペンサ装置32をねじ装着・ねじ締め装置230に変更する場合には、各ケーブル134,140,160をディスペンサ装置32からねじ装着・ねじ締め装置230に付け替えることで、作業要素実行装置の変更を完了ことが可能となる。ただし、製造作業が変わることから、ソースコードの変更は必要であるが、作業要素実行装置の変更に伴うソースコードの変更は当然必要なことである。
なお、作業要素実行装置を変更する際には、必要に応じて、製造作業機の作動状態の監視形態を変更したい場合があり、このような場合には、上記送信プログラムを変更することが望ましいことがある。この送信プログラムは、上述したように比較的容易な言語であるグラフィック言語によって記述されており、容易に変更することが可能となっている。したがって、作業要素実行装置の変更に伴って、統括制御装置のプログラムを変更しなければならない場合であっても、大きな労力等を伴わずに作業要素実行装置を変更することが可能となっている。
<複数の製造作業機によって構成される製造作業システム>
上記製造作業機10単体では、比較的少ない製造工程しか行うことができないが、上記製造作業機10と同じ製造作業機,上記製造作業機10の作業要素実行装置を変更した製造作業機等を複数配列し、基材を上流側に配置された製造作業機から下流側に配置された製造作業機に搬送しつつ、基材に対して複数の製造作業機の各々による製造作業を順次実行するような製造作業システムを構成することで、比較的多くの製造工程を行うことが可能となる。つまり、ある程度複雑な製品,部品等を製造することが可能となる。本明細書では、そのように構成された製造作業システムとして、LED照明製造システム,パワーモジュール製造システム,太陽電池製造システムを採用し、それらのシステムについて以下に説明する。
i)LED照明製造システム
図8に、LED照明製造システム250の斜視図を示し、図9に、そのLED照明製造システム250によって組み立てられるLED照明252の分解図を示す。LED照明252は、図9に示すように、有底円筒状の電極ソケット254と、その電極ソケット254の内部に設けられる電極256と、電極ソケット254の上端に嵌合される円筒状のケース258と、そのケース258内部に設けられる電極付の回路基板260と、ケース258の上端部に接着剤によって固着されるヒートシンク262と、そのヒートシンク262の上端面に配設される電極付のLED基板264と、そのLED基板264をヒートシンク262に固定するためのねじ266と、ヒートシンク262の上端部に接着剤で固定される半球状のカバー268とによって構成されている。
LED照明製造システム250は、図8に示すように、8台の製造作業機によって構成されており、それら8台の製造作業機は、最上流側(1番左側)に配置された製造作業機から順に、第1製造作業機270,第2製造作業機272,第3製造作業機274,第4製造作業機276,第5製造作業機278,第6製造作業機280,第7製造作業機282,第8製造作業機284である。第1製造作業機270,第2製造作業機272,第3製造作業機274,第4製造作業機276,第5製造作業機278は、上記製造作業機10の搬送装置26をモジュールタイプのダブルコンベア242に変更したものである。第6製造作業機280および第8製造作業機284は、上記製造作業機10の搬送装置26をダブルコンベア242に変更するとともに、ディスペンサ装置32をホットエアー送風装置226に変更したものである。第7製造作業機282は、上記製造作業機10の搬送装置26をダブルコンベア242に変更するとともに、装着装置28をねじ装着・ねじ締め装置230に、供給装置30をねじ供給装置286に変更したものである。
第1製造作業機270は、基材としての電極ソケット254をダブルコンベア242上の特定の位置に載置する製造作業を行うものである。第1製造作業機270においては、電極ソケット254の載置されたトレイを供給するための作動指令,装着装置28を電極ソケット254の供給位置に移動させるための作動指令,トレイに載置された電極ソケット254を保持するための作動指令,電極ソケット254を保持した装着装置28をベースカメラ34上に移動させるための作動指令,装着装置28に保持された電極ソケット254をベースカメラ34によって撮影してその電極ソケット254の保持状態の情報を取得するための作動指令,ダブルコンベア242上の特定の位置に装着装置28を移動させるための作動指令,ダブルコンベア242上の特定の位置で電極ソケット254を離脱するための作動指令,ダブルコンベア242上に載置された電極ソケット254を搬送するための作動指令が、順次、送信される。各作動指令に応じて各作業要素実行装置242等が各作業要素を実行することで、ダブルコンベア242上に載置された電極ソケット254が第2製造作業機272に搬送される。なお、以下の製造作業機の各作動指令に関して、カメラ装置38,移動装置40,ダブルコンベア242への作動指令は、各製造作業270等において略同じであることから、それらの作動指令の記載を省略する。
第2製造作業機272は、基材としての電極ソケット254に電極256を装着する製造作業を行うものである。第2製造作業機272においては、電極256の載置されたトレイを供給するための作動指令,トレイに載置された電極256を保持するための作動指令,電極256を電極ソケット254の内部で離脱するための作動指令が、順次、送信され、各作業要素が実行されることで、電極256が装着された電極ソケット254が第3製造作業機274に搬送される。
第3製造作業機274は、電極256が装着された電極ソケット254内にケース258を装着する製造作業を行うものであり、第4製造作業機276は、そのケース258内に回路基板260を装着する製造作業を行うものである。第3製造作業機274および第4製造作業機276の作動指令は、上記第2製造作業機272の作動指令と似通っているため、それらの説明は省略する。ちなみに、第1製造作業機270,第2製造作業機272,第3製造作業機274,第4製造作業機276の各々のディスペンサ装置32は、LED照明252の製造作業において、作動しない。
第5製造作業機278は、ケース258の上端部に接着剤によってヒートシンク262を固着する製造作業を行うものである。第5製造作業機278においては、接着剤をケース258の上端部に塗布するための作動指令,ヒートシンク262の載置されたトレイを供給するための作動指令,トレイに載置されたヒートシンク262を保持するための作動指令,ヒートシンク262を接着剤の塗布されたケース258の上端部で離脱するための作動指令が、順次、送信され、各作業要素が実行されることで、ヒートシンク262の接着剤による固着作業が完了したLED照明252が第6製造作業機280に搬送される。
第6製造作業機280は、第5製造作業機278において塗布された接着材を乾燥させるとともに、ヒートシンク262の上端面にLED基板264を載置する製造作業を行うものである。第6製造作業機280においては、ケース258とヒートシンク262とを接着する接着剤を乾燥させるための作動指令,LED基板264の載置されたトレイを供給するための作動指令,トレイに載置されたLED基板264を保持するための作動指令,LED基板264をヒートシンク262の上端面で離脱するための作動指令が、順次、送信され、各作業要素が実行されることで、乾燥作業およびLED基板264の載置作業が完了したLED照明252が第7製造作業機282に搬送される。なお、接着剤を乾燥させるための作動指令での主指令は、ホットエアー送風装置226によるホットエアーの送風の開始を指令するものであり、付随指令は、送風時間を指令するものである。この付随指令には、送風温度,送風方向,送風力等、種々のパラメータを採用することができる。
第7製造作業機282は、LED基板264をねじ266によってヒートシンク262に固定するとともに、第8製造作業機284で装着されるカバー268を固着するための接着剤をヒートシンク262に塗布する製造作業を行うものである。第7製造作業機282においては、ねじ266を供給するための作動指令,ねじ供給装置286によって供給されたねじ266を保持するための作動指令,ねじ締めを実行するための作動指令,ねじ266を離脱するための作動指令,接着剤をヒートシンク262の上端に塗布するための作動指令が、順次、送信され、各作業要素が実行されることで、ねじ締め作業および接着剤塗布作業が完了したLED照明252が第8製造作業機284に搬送される。なお、ねじ締めを実行するための作動指令での主指令は、ねじ締めの開始を指令するものであり、付随指令は、ねじ締めの実行時間を指令するものである。この付随指令には、ねじ締め時の回転速度,回転トルク等、種々のパラメータを採用することができる。
第8製造作業機284は、第7製造作業機278において接着材が塗布された位置にカバー268を装着するとともに、その接着剤を乾燥させる製造作業を行うものである。第8製造作業機284においては、カバー268の載置されたトレイを供給するための作動指令,トレイに載置されたカバー268を保持するための作動指令,カバー268をヒートシンク262上の接着剤が塗布された位置で離脱するための作動指令,その接着剤を乾燥させるための作動指令が、順次、送信され、各作業要素が実行されることで、完成したLED照明252が第8製造作業機284から送り出されてくる。
ii)パワーモジュール製造システム
図10に、パワーモジュール製造システム300の斜視図を示し、図11に、そのパワーモジュール製造システム300によって組み立てられるパワーモジュール302の分解図を示す。パワーモジュール302は、図11に示すように、ベース板314と、そのベース板314上にはんだ付けされる絶縁基板316と、ベース板314の4隅に形成された穴に嵌合される4つのブッシュ318と、それら4つのブッシュ318によってベース板314上に固定されるケース320と、ケース320内に装着される複数のピン端子322と、ケース320内に装着される電極324と、ケース320上部を覆う蓋部材326と、ケース320側面に貼着されるシール328とによって構成されている。
パワーモジュール製造システム300は、図10に示すように、7台の製造作業機330〜342およびワイヤーボンディング機344によって構成されており、それら7台の製造作業機330〜342は、最上流側(1番左側)に配置された製造作業機から順に、第1製造作業機330,第2製造作業機332,第3製造作業機334,第4製造作業機336,第5製造作業機338,第6製造作業機340,第7製造作業機342である。ちなみに、ワイヤーボンディング機344は、第4製造作業機336と第5製造作業機338との間の配設されているが、本発明とは関係無いため2点鎖線によって示している。
第1製造作業機330は、上記製造作業機10の搬送装置26をモジュールタイプのダブルコンベア242に変更するとともに、供給装置30をブッシュ318を供給するブッシュ供給装置350に変更したものである。第2製造作業機332,第3製造作業機334,第4製造作業機336は、上記製造作業機10の搬送装置26をダブルコンベア242に変更したものである。第5製造作業機338は、上記製造作業機10の搬送装置26をダブルコンベア242に変更するとともに、ディスペンサ装置32をダブルディスペンサ装置232に変更し、供給装置30を取り外したものである。第6製造作業機340は、上記製造作業機10の搬送装置26をダブルコンベア242に変更するとともに、供給装置30を蓋部剤326を供給する蓋部剤供給装置352に変更したものである。第7製造作業機342は、上記製造作業機10の搬送装置26をダブルコンベア242に変更するとともに、供給装置30をテープフィーダ240に変更したものである。
パワーモジュール製造システム300では、予め、ベース板314に絶縁基板316がはんだ付けされており、基材としての絶縁基板316付ベース板314が、第1製造作業機330に送り込まれる。第1製造作業機330は、その絶縁基板316付ベース板314の4隅に4つのブッシュ318を装着する製造作業を行うものであり、第2製造作業機332は、ケース320の4隅に形成された穴に4つのブッシュ318が嵌るように、ベース板314にケース320を装着する製造作業を行うものである。第3製造作業機334は、ケース320内部に複数のピン端子322を装着する製造作業を行うものであり、第4製造作業機336は、ケース320内部に電極324を装着する製造作業を行うものである。第4製造作業機336による製造作業が完了すると、ワイヤーボンディング機344によってワイヤーボンディング加工が実施される。ワイヤーボンディング加工が施されたパワーモジュール302が第5製造作業機338に送り込まれる。第5製造作業機338は、ケース320内部にシリコンゲルおよびエポキシ樹脂の2種類の補助剤を放出する製造作業を行うものであり、第6製造作業機340は、ケース320の上部に蓋部剤326を装着する製造作業を行うものである。そして、第7製造作業機342は、ケース320の側面にシール328を貼装する製造作業を行うものであり、その第7製造作業機342による製造作業が完了すると、完成したパワーモジュール302が第7製造作業機342から送り出されてくる。なお、本システム300の製造作業機330等における作動指令は、上記LED照明製造システム250の製造作業機270等における作動指令と似通っているため、本システム300における作動指令に関する説明は省略する。
iii)太陽電池製造システム
図12に、太陽電池製造システム370の斜視図を示し、図13に、その製造システム370によって製造される太陽電池372の分解図を示す。太陽電池372は、図13に示すように、シリコンセル374と、そのシリコンセル374の下面にはんだ付けされる下面側インタコネクタ376と、シリコンセル374の上面にはんだ付けされる上面側インタコネクタ378とによって構成されている。太陽電池製造システム370は、図12に示すように、3台の製造作業機によって構成されており、それら3台の製造作業機は、最上流側(1番左側)に配置された製造作業機から順に、第1製造作業機380,第2製造作業機382,第3製造作業機384である。第1製造作業機380は、上記製造作業機10のディスペンサ装置32をクリームはんだ印刷装置236に変更するとともに、供給装置30をインタコネクタを供給するインタコネクタ供給装置386に変更したものである。第2製造作業機382は、上記製造作業機10のディスペンサ装置32をクリームはんだ印刷装置236に変更するとともに、供給装置30をシリコンセル374を供給するシリコンセル供給装置388に変更したものである。第3製造作業機384は、上記製造作業機10のディスペンサ装置32をクリームはんだ印刷装置236に変更するとともに、供給装置30を2台のインタコネクタ供給装置386に変更したものである。
第1製造作業機380は、基材としての下面側インタコネクタ376を装着装置26のコンベアベルト50上の特定の位置に載置するとともに、下面側インタコネクタ376の上面のクリームはんだを塗布すべき箇所の全てにクリームはんだを印刷する製造作業を行うものである。第2製造作業機382は、クリームはんだが印刷された下面側インタコネクタ376の上にシリコンセル374を装着するとともに、シリコンセル374の上面のクリームはんだを印刷すべき箇所の一部にクリームはんだを印刷する製造作業を行うものである。第3製造作業機384は、シリコンセル374の上面のクリームはんだを印刷すべき箇所の残りの部分にクリームはんだを印刷するとともに、シリコンセル374上のクリームはんだが印刷された箇所に上面側インタコネクタ378を装着する製造作業を行うものである。そして、その第3製造作業機384による製造作業が完了すると、製造された太陽電池372が第3製造作業機384から送り出されてくる。なお、本システム370の製造作業機380等における作動指令も、上記LED照明製造システム250の製造作業機270等における作動指令と似通っているため、本システム370における作動指令に関する説明は省略する。
10:製造作業機 24:作業機本体(ベース) 26:搬送装置(作業要素実行装置) 28:装着装置(作業要素実行装置) 30:供給装置(作業要素実行装置) 32:ディスペンサ装置(作業要素実行装置) 38:カメラ装置(作業要素実行装置) 40:移動装置(作業要素実行装置) 90:移動装置制御装置(個別制御装置) 100:装着装置制御装置(個別制御装置) 104:ディスペンサ装置制御装置(個別制御装置) 108:供給装置制御装置(個別制御装置) 112:搬送装置制御装置(個別制御装置) 116:カメラ装置コントローラ(個別制御装置) 130:メイン統括制御装置(統括制御装置) 134:シリアル通信ケーブル(通信ケーブル) 136:補助統括コントローラ(統括制御装置) 174:統括通信部 178:作動困難時対応部 180:作動指令記憶部 182:ソースコード記憶部 184:コード・指令変換部 186:作動情報管理部 210:個別通信部 212:指令変換部 216:作動情報記憶部 220:高周波ウェルダー(作業要素実行装置) 222:レーザー発信装置(作業要素実行装置) 224:UV照射装置(作業要素実行装置) 226:ホットエアー送風装置(作業要素実行装置) 228:ねじ締め装置(作業要素実行装置) 230:ねじ装着・ねじ締め装置(作業要素実行装置) 232:ダブルディスペンサ装置(作業要素実行装置) 234:装着装置(作業要素実行装置) 236:クリームはんだ印刷装置(作業要素実行装置) 240:テープフィーダ(作業要素実行装置) 242:ダブルコンベア(作業要素実行装置) 250:LED照明製造システム(製造作業システム) 270:第1製造作業機 272:第2製造作業機 274:第3製造作業機 276:第4製造作業機 278:第5製造作業機 280:第6製造作業機 282:第7製造作業機 284:第8製造作業機 286:ねじ供給装置(作業要素実行装置) 300:パワーモジュール製造システム(製造作業システム) 330:第1製造作業機 332:第2製造作業機 334:第3製造作業機 336:第4製造作業機 338:第5製造作業機 340:第6製造作業機 342:第7製造作業機 350:ブッシュ供給装置(作業要素実行装置) 352:蓋部剤供給装置(作業要素実行装置) 370:太陽電池製造システム(製造作業システム) 380:第1製造作業機 382:第2製造作業機 384:第3製造作業機

Claims (9)

  1. 基材に対して、他の部材の組付,補助剤の塗布,加工・処理等の製造作業を行う製造作業機であって、
    それぞれが、前記基材の搬送・移動,前記基材・前記他の部材の供給,前記基材・前記他の部材の保持・離脱,前記保持・離脱位置の移動・変更,前記補助剤の放出,前記加工・処理の実施,前記加工・処理の実施位置の移動・変更等、前記製造作業を構成する複数の作業要素のうちの1つのものを実行する複数の作業要素実行装置と、
    それら複数の作業要素実行装置を統括して制御する統括制御装置と
    を備え、
    前記複数の作業要素実行装置の各々が、
    自身の作動を制御するための個別制御装置を有し、その個別制御装置が、前記統括制御装置から送信される作動指令に基づいて、前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものの作動を制御するように構成され、
    前記統括制御装置が、
    統括通信部を有し、その統括通信部を介して、特定のプログラム言語での作動指令を、1のプロトコルに従って送信するように構成され、
    前記個別制御装置が、
    (a)前記1のプロトコルに従って前記統括制御装置から送信された作動指令を受信する個別通信部と、(b)その個別通信部が受信した作動指令を、自身が扱うことのできるプログラム言語での作動指令に変換する指令変換部とを有し、その指令変換部によって変換された作動指令に基づいて、前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものの作動の制御を実行するように構成された製造作業機。
  2. 前記統括制御装置が、
    当該製造作業機が特定の製造作業を行うために必要な前記複数の作業要素実行装置の各々の作動がコード化されたソースコードを記憶するソースコード記憶部と、そのソースコード記憶部に記憶されているソースコードを作動指令に変換するコード・指令変換部とを有し、そのコード・指令変換部によって変換された作動指令を送信するように構成された請求項1に記載の製造作業機。
  3. 前記コード・指令変換部が、
    変換プログラムの実行によって、前記ソースコード記憶部に記憶されているソースコードを作動指令に変換するように構成され、
    前記変換プログラムのプログラミング言語が、
    前記統括制御装置が作動指令を送信する処理のための送信プログラムのプログラミング言語とは異なるプログラミング言語の構造型のプログラミング言語であり、
    前記送信プログラムのプログラミング言語が、
    グラフィック型のプログラミング言語である請求項2に記載の製造作業機。
  4. 前記個別制御装置が、
    1の作動指令に基づいて前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものによって実行されている1つの動作の終了についての返信を、前記1のプロトコルに従って、前記個別通信部を介して前記統括制御装置に送信するように構成されるとともに、
    前記統括制御装置が、
    前記1つの動作の終了についての返信を受信した後に、前記1の作動指令の次に送信すべき作動指令を送信するように構成された請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の製造作業機。
  5. 前記個別制御装置が、
    前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものの作動が困難である場合に、その旨を、前記1のプロトコルに従って、前記個別通信部を介して前記統括制御装置に送信するように構成されるとともに、
    前記統括制御装置が、
    前記複数の作業要素実行装置のうちの1つのものの作動が困難である旨を前記統括制御装置が受信した場合に、その事態に対応する作動困難時対応部を有する請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の製造作業機。
  6. 前記個別制御装置が、
    前記複数の作業要素実行装置のうちの自身の制御対象となる1つのものによって1つの動作が実行された結果,その1つのものの作動を実行するためのその1つのものの性能,その1つのものの作動の制御時の制御ゲイン等、その1つのものの作動に関する情報を記憶する作動情報記憶部を有し、その作動情報記憶部に記憶されている前記作動に関する情報を、前記1のプロトコルに従って、前記個別通信部を介して前記統括制御装置に送信するように構成されるとともに、
    前記統括制御装置が、
    その送信された前記作動に関する情報を管理する作動情報管理部を有する請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の製造作業機。
  7. 前記統括制御装置が、
    (a)前記複数の作業要素実行装置のいずれかのものによって実行される1つの動作の開始と終了との一方を指令するための主指令と、(b)前記搬送・移動の方向・量・時間・速度,前記補助剤の放出の量・時間・速度,前記加工・処理の実施の量・時間・速度等、前記1つの動作の動作パラメータを伝えるために、必要に応じて前記主指令に付随させられる付随指令とを含む作動指令を送信するように構成された請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の製造作業機。
  8. 前記複数の作業要素実行装置の各々が、
    前記複数の作業要素のうちの1つのものを実行するために実際に作動する本体部を有し、
    前記複数の作業要素実行装置のうちの少なくとも1つのものが、
    自身の前記本体部の一部に前記個別制御装置が固定されてユニット化された請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の製造作業機。
  9. 当該製造作業機が、
    ベースを備え、前記複数の作業要素実行装置の各々が前記ベースと前記複数の作業要素実行装置のうちの自身とは別のものとの一方に着脱可能に取付けられるように構成された請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の製造作業機。
JP2010104661A 2010-04-29 2010-04-29 製造作業機 Active JP5750235B2 (ja)

Priority Applications (18)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010104661A JP5750235B2 (ja) 2010-04-29 2010-04-29 製造作業機
CN201180021080.3A CN102870514B (zh) 2010-04-29 2011-03-15 制造作业机及制造作业系统
US13/641,637 US9363936B2 (en) 2010-04-29 2011-03-15 Manufacture work machine and manufacture work system
EP11774722.0A EP2566313B1 (en) 2010-04-29 2011-03-15 Manufacturing-work machine and manufacturing-work system
PCT/JP2011/056060 WO2011135938A1 (ja) 2010-04-29 2011-03-15 製造作業機および製造作業システム
EP11774746.9A EP2566316B1 (en) 2010-04-29 2011-03-29 Production work machine
US13/643,398 US9485895B2 (en) 2010-04-29 2011-03-29 Central control device and centralized control method
US13/643,437 US10098269B2 (en) 2010-04-29 2011-03-29 Manufacture work machine for controlling a plurality of work-element performing apparatuses by central control device
PCT/JP2011/057812 WO2011135960A1 (ja) 2010-04-29 2011-03-29 製造作業機
PCT/JP2011/057816 WO2011135962A1 (ja) 2010-04-29 2011-03-29 製造作業機
US13/643,347 US9374935B2 (en) 2010-04-29 2011-03-29 Manufacture work machine
CN201180021362.3A CN102934540B (zh) 2010-04-29 2011-03-29 制造作业机
CN201180021302.1A CN102860150B (zh) 2010-04-29 2011-03-29 制造作业机
EP11774744.4A EP2566314B1 (en) 2010-04-29 2011-03-29 Manufacturing-work machine
EP11774745.1A EP2566315B1 (en) 2010-04-29 2011-03-29 Integrated control device and integrated control method
PCT/JP2011/057815 WO2011135961A1 (ja) 2010-04-29 2011-03-29 統括制御装置および、統括制御方法
CN201510547772.1A CN105163573B (zh) 2010-04-29 2011-03-29 制造作业机
CN201180021073.3A CN102934539B (zh) 2010-04-29 2011-03-29 集中控制装置及集中控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010104661A JP5750235B2 (ja) 2010-04-29 2010-04-29 製造作業機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014090948A Division JP5963800B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 製造作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011233796A true JP2011233796A (ja) 2011-11-17
JP5750235B2 JP5750235B2 (ja) 2015-07-15

Family

ID=44861259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010104661A Active JP5750235B2 (ja) 2010-04-29 2010-04-29 製造作業機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9363936B2 (ja)
EP (1) EP2566313B1 (ja)
JP (1) JP5750235B2 (ja)
CN (1) CN102870514B (ja)
WO (1) WO2011135938A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243989A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Asm Assembly Systems Gmbh & Co Kg 自動実装装置用の実装ヘッド、自動実装装置及び実装法
JP2013131539A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Yamaha Motor Co Ltd プリント基板加工装置
CN103298324A (zh) * 2012-02-22 2013-09-11 Juki株式会社 对基板作业系统
WO2018008059A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 富士機械製造株式会社 電子部品供給装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012059915A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Panasonic Corp Ledパッケージ製造システム
US9961816B2 (en) * 2013-06-07 2018-05-01 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Electronic apparatus assembly machine and similar assembly machine
JP6405317B2 (ja) * 2013-11-14 2018-10-17 株式会社Fuji サーボコントローラ
JP6181108B2 (ja) * 2014-06-19 2017-08-16 アキム株式会社 組立装置および組立方法
WO2016017004A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 三菱電機株式会社 実行時間推定プログラムおよび実行時間推定装置
JP6670585B2 (ja) * 2015-10-30 2020-03-25 Juki株式会社 管理装置
US11032959B2 (en) * 2016-12-12 2021-06-08 Fuji Corporation Component mounting machine
CN108563196B (zh) * 2017-03-03 2021-03-05 Enscape有限公司 基于模块的工艺设备、工艺设备控制装置及方法
PL3418834T3 (pl) 2017-06-21 2022-02-07 EWAB Engineering AB Układ przenośnika, sposób działania układu przenośnika oraz urządzenia przepływowe do zastosowania w takim układzie przenośnika
US10889449B2 (en) * 2017-09-25 2021-01-12 Canon Kabushiki Kaisha Transport system and manufacturing method of article
JP6832450B2 (ja) * 2017-11-17 2021-02-24 株式会社Fuji 演算装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04172504A (ja) * 1990-11-07 1992-06-19 Sony Corp ロボットプログラムの機械語翻訳装置
JP2001255912A (ja) * 2000-03-14 2001-09-21 Yaskawa Electric Corp モーションプログラムの実行方法
JP2004006512A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装基板生産装置
JP2004265946A (ja) * 2003-02-24 2004-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装装置及び部品実装方法

Family Cites Families (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6708385B1 (en) 1954-07-28 2004-03-23 Lemelson Medical, Education And Research Foundation, Lp Flexible manufacturing systems and methods
JPS58175894A (ja) 1982-04-08 1983-10-15 三洋電機株式会社 電子部品装着装置
JPS6139134A (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 Toshiba Corp プログラム変換方法
JPH07101797B2 (ja) 1984-09-06 1995-11-01 松下電器産業株式会社 電子部品装着方法
JPH02288393A (ja) 1989-04-28 1990-11-28 Nec Home Electron Ltd メルフ部品実装方法および装置
JPH03167895A (ja) 1989-11-28 1991-07-19 Toshiba Corp 部品実装装置における部品供給方法
EP0456218B1 (en) * 1990-05-11 1997-01-15 Hitachi, Ltd. Automated manufacture line
DE4016033A1 (de) 1990-05-18 1991-11-21 Bosch Gmbh Robert Industrieroboter
JP2980180B2 (ja) 1991-08-15 1999-11-22 日本電信電話株式会社 製造ライン
JPH0667709A (ja) 1992-06-17 1994-03-11 Fujitsu Ltd シーケンスプログラム作成方法及び装置並びにシーケンス制御装置
JPH0695729A (ja) 1992-06-30 1994-04-08 Yuasa Shoji Kk 工作機制御システム
JPH0760577A (ja) 1993-08-25 1995-03-07 Canon Inc 自動組立装置の制御装置
JP2538531B2 (ja) 1993-12-28 1996-09-25 マツダ株式会社 シ−ケンサのソフトウェア作成装置
JP2930870B2 (ja) 1994-07-06 1999-08-09 株式会社三協精機製作所 電子部品表面実装装置
US20100131081A1 (en) * 1995-05-30 2010-05-27 Brown David W Systems and methods for motion control
JPH10105494A (ja) 1996-09-30 1998-04-24 Fujitsu Ltd ネットワークの回線情報設定方法
JP3802955B2 (ja) 1996-11-27 2006-08-02 富士機械製造株式会社 回路部品装着システム
JP3643478B2 (ja) 1997-05-19 2005-04-27 株式会社東芝 制御システム
JP3931277B2 (ja) 1997-12-19 2007-06-13 株式会社安川電機 多関節型ロボット
JPH11204998A (ja) 1998-01-13 1999-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品ライブラリ検索方法及び電子部品実装装置
JP2000035809A (ja) 1998-07-21 2000-02-02 Yokogawa Electric Corp プログラマブル・コントローラ
US6216046B1 (en) * 1998-09-30 2001-04-10 Siemens Aktiengesellschaft Method for controlling successive machine processes
US6876896B1 (en) 1999-04-26 2005-04-05 Ab Tetrapak Variable motion system and method
US6718629B1 (en) 1999-04-30 2004-04-13 Siemens Aktiengesellschaft Method and apparatus for mounting components onto a substrate of an electrical assembly
CN100381033C (zh) 1999-09-02 2008-04-09 松下电器产业株式会社 零件识别方法及装置和零件安装方法及装置
US20100131078A1 (en) 1999-10-27 2010-05-27 Brown David W Event driven motion systems
JP2001320159A (ja) 2000-05-11 2001-11-16 Yamaha Motor Co Ltd 電子部品の実装方法および表面実装機
DE10039201A1 (de) 2000-08-10 2002-02-28 Siemens Ag Verfahren zum Betreiben einer Bestückanlage, Bestückanlage zur Durchführung des Verfahrens und Übergabeeinrichtung für die Bestückanlage
JP4258140B2 (ja) 2001-06-18 2009-04-30 富士電機ホールディングス株式会社 プログラマブルコントローラのインタフェース装置
JP3926593B2 (ja) 2001-09-14 2007-06-06 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
US20030093254A1 (en) 2001-11-09 2003-05-15 Frankel Carl B. Distributed simulation system which is agnostic to internal node configuration
JP3960054B2 (ja) * 2002-01-21 2007-08-15 松下電器産業株式会社 電子部品実装装置および電子部品の実装ヘッドユニット
DE10228185A1 (de) 2002-06-24 2004-01-22 Völckers, Oliver Einrichtung zur Erfassung einer mechanischen Betätigung eines Eingabeelementes mittels digitaler Technik und Verfahren zur Verarbeitung und Umwandlung des digitalen Eingabesignals in Befehle zur Steuerung eines Verbrauchers
JP4320204B2 (ja) 2002-07-19 2009-08-26 富士機械製造株式会社 対基板作業システム
JP4384439B2 (ja) 2002-11-21 2009-12-16 富士機械製造株式会社 対基板作業機、対基板作業システムおよび対基板作業機用作業ヘッド使用準備処理プログラム
CN101267728B (zh) 2002-11-21 2011-09-21 富士机械制造株式会社 元件安装设备
JP2004280305A (ja) 2003-03-13 2004-10-07 Omron Corp プログラマブルコントローラ用機器及びプログラマブルコントローラ並びにデータの受渡方法
JP2004319662A (ja) 2003-04-15 2004-11-11 Yamagata Casio Co Ltd 電子部品搭載装置及びその組込機器又は周辺装置
JP2004006938A (ja) 2003-07-22 2004-01-08 Fuji Mach Mfg Co Ltd 対回路基板トランスファ作業装置
CN1886707B (zh) * 2003-11-28 2010-04-28 松下电器产业株式会社 电路板的生产方法和系统以及其中用的底板和用该底板的电路板
JP4921700B2 (ja) 2004-07-20 2012-04-25 株式会社東芝 液滴噴射装置及び表示装置製造方法
JP4546857B2 (ja) 2005-03-16 2010-09-22 富士機械製造株式会社 電子部品保持装置および電子部品装着システム
JP2006277298A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置、履歴情報記録方法、履歴情報記録プログラム及び履歴情報記録システム
JP2007098553A (ja) 2005-10-07 2007-04-19 Doshisha ロボットシステム
JP4483765B2 (ja) 2005-11-07 2010-06-16 パナソニック株式会社 部品実装装置および部品実装方法
JP4458034B2 (ja) 2005-12-08 2010-04-28 パナソニック株式会社 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP4172504B2 (ja) 2006-06-22 2008-10-29 ソニー株式会社 画像処理装置、撮像装置、および方法
JP4781945B2 (ja) 2006-08-30 2011-09-28 ヤマハ発動機株式会社 基板処理方法および部品実装システム
US20110156898A1 (en) 2006-12-08 2011-06-30 Eric Taillefer Environment sensing system for the hearing-impaired
JP4930051B2 (ja) 2006-12-28 2012-05-09 ブラザー工業株式会社 ステータスモニタプログラム
JP2008229738A (ja) 2007-03-16 2008-10-02 Seiko Epson Corp 生産システム及び生産システム用汎用セル
JP2008270322A (ja) 2007-04-17 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装用装置
JP4942611B2 (ja) 2007-10-26 2012-05-30 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 部品実装装置
JP4926919B2 (ja) 2007-11-14 2012-05-09 ヤマハ発動機株式会社 実装システム
JP5096177B2 (ja) 2008-01-22 2012-12-12 オリンパス株式会社 生産装置、及び生産システム
JP4346667B2 (ja) 2008-03-14 2009-10-21 パナソニック株式会社 部品実装装置及び部品実装方法
US8482678B2 (en) 2009-09-10 2013-07-09 AFA Micro Co. Remote control and gesture-based input device

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04172504A (ja) * 1990-11-07 1992-06-19 Sony Corp ロボットプログラムの機械語翻訳装置
JP2001255912A (ja) * 2000-03-14 2001-09-21 Yaskawa Electric Corp モーションプログラムの実行方法
JP2004006512A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装基板生産装置
JP2004265946A (ja) * 2003-02-24 2004-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装装置及び部品実装方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243989A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Asm Assembly Systems Gmbh & Co Kg 自動実装装置用の実装ヘッド、自動実装装置及び実装法
JP2013131539A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Yamaha Motor Co Ltd プリント基板加工装置
CN103298324A (zh) * 2012-02-22 2013-09-11 Juki株式会社 对基板作业系统
CN103298324B (zh) * 2012-02-22 2017-08-25 Juki株式会社 对基板作业系统
WO2018008059A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 富士機械製造株式会社 電子部品供給装置
US10743451B2 (en) 2016-07-04 2020-08-11 Fuji Corporation Electronic component supply device

Also Published As

Publication number Publication date
US20130041492A1 (en) 2013-02-14
WO2011135938A1 (ja) 2011-11-03
JP5750235B2 (ja) 2015-07-15
EP2566313A4 (en) 2017-08-16
EP2566313B1 (en) 2021-04-21
CN102870514B (zh) 2016-01-20
US9363936B2 (en) 2016-06-07
EP2566313A1 (en) 2013-03-06
CN102870514A (zh) 2013-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5750235B2 (ja) 製造作業機
WO2011135961A1 (ja) 統括制御装置および、統括制御方法
JP5686555B2 (ja) 製造システム構築方法
JP2011253869A (ja) 製造作業機
JP6198895B2 (ja) 製造作業機および製造作業システム
JP5963800B2 (ja) 製造作業機
JP5789006B2 (ja) 統括制御装置および、統括制御方法
JP5788644B2 (ja) 統括制御装置および、統括制御方法
JP5829713B2 (ja) 製造作業機
JP5788043B2 (ja) 製造作業機、および、それを含んで構成された製造作業システム
JP5728169B2 (ja) 製造作業機
JP5938487B2 (ja) 製造システム構築方法
JP2008213132A (ja) 生産システム用汎用セル及び該汎用セルを用いた生産システム
JP5833172B2 (ja) 製造作業機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140425

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140508

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5750235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250