JP2013131539A - プリント基板加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板搬送方向をレーンの双方向に対し、簡単に切り換えることのできるプリント基板加工装置を提供する。
【解決手段】直線状のレーンR,Lに沿ってプリント基板を搬送するとともに、このプリント基板を処理する1または複数のユニットと、前記プリント基板がレーンR,Lの一方から他方に搬送される第1の基板搬送方向を基準にした第1の仕様の値と、前記プリント基板がレーンR,Lの他方から一方に搬送される第2の基板搬送方向を基準にした第2の仕様の値とを、予め設定された定義項目毎に格納するデータベースを前記ユニット毎に記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された前記第1の仕様の値と第2の仕様の値の何れか一方を参照して、前記ユニットの動作を制御する制御手段と、前記プリント基板が搬送される方向が設定される際に、前記制御手段が参照する値を前記第1及び第2の仕様の値との何れか一方に択一的に切換可能な切換手段とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、プリント基板加工装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、プリント基板を加工するプリント基板加工装置は、スクリーン印刷ユニットや、実装ユニット等、直線状に設定されるレーンに設置されるユニット単位で設計される。
図1を参照して、先行技術に係るプリント基板加工装置は、例えば、二つのレーン1、レーン2に沿って設置される二組のユニットで構成されている。
各レーン1、2には、プリント基板Wを搬送する第1、第2コンベアユニット110、210と、搬送されたプリント基板Wにはんだペーストを塗布する第1、第2マスク・スキージユニット120、220と、印刷後のプリント基板Wに電子部品を実装する第1、第2実装ユニット130、230とを備えている。
各ユニット110〜130は、制御システム(図示せず)からの指示に基づき、対応するレーン1(2)に設置されたユニット110〜130、(210〜230)を制御する。このとき、制御システムが制御のために参照するデータベースには、設置されたレーン1、2に対応するようにユニット110〜130、210〜230に対して決定された値が、予め設定された定義項目毎に記憶されている。
例えば、レーンに沿う方向は、X方向と定義され、このX方向と直交する水平方向がY方向と定義されていた。作業者がレーンに対し、Y方向に向いた場合において、レーンは、作業者から見て手前側(図1の下側)が第1レーンと定義され、作業者から見て奥側(図1の上側)が第2レーンと定義されていた。また、X方向の極性(プラス方向、マイナス方向)は、作業者の右手側がプラス方向に定義されていた。さらに、基板搬送方向は、X方向のプラス側またはマイナス側に向かう方向に定義されていた。本明細書では、作業者の右手側から左手側(図1の右から左)を第1の基板搬送方向DRとし、逆向きの方向を第2の基板搬送方向DLとする。また、Y方向の座標軸においては、作業者の手前から奥側(図1の下側から上側)がプラスの極性と定義されていた。
そして、第1レーン1の各ユニット110〜130に設置されていた加工用テーブル(例えば、第1マスク・スキージユニット120のテーブル120a)の呼称が「Aテーブル」と定義され、第2レーン2の各ユニット210〜230に設置される加工用テーブル(例えば、第2マスク・スキージユニット220のテーブル220a)の呼称が「Bテーブル」と定義されていた。また、各テーブル(テーブル120a、220a等)でのプリント基板Wの動作等を制御するため、X方向においては、基板搬送方向の上流側がモータの正転方向、下流側がモータの反転方向と定義され、Y方向においては、作業者の手前から奥側に進む方向がモータの正転方向、奥側から手前に進む方向がモータの反転方向と定義されていた。
特開2003−179389号公報
上述のようなプリント基板加工装置において、一旦、一つの基板搬送方向(第1の基板搬送方向DR)を基準にして各定義項目の値を設定してしまった場合、同一のプリント基板加工装置を逆向きに送る装置として使用することは、できなくなる。基板搬送方向が逆向きになった場合には、制御システムが各ユニットの座標や動作方向を正しく認識できなくなるからである。
例えば、第1の基板搬送方向DRを基準に設定された図1に示すプリント基板加工装置を図2に示すように、単純に逆向きの第2の基板搬送方向DLに向かうように反転させた場合、レーン1、2については、作業者から見て奥側に設置されたものが第1レーン1になってしまい、手前側が第2レーン2になってしまう。また、各レーン1、2に設置されたユニットの極性も、X方向、Y方向のそれぞれについて、逆向きになってしまう。そのため、制御システムに設定された定義項目の値の順序関係や、方向が変わってしまうので、そのままでは、正しく各制御部に指示を出すことができなくなるのである。
一度、プリント基板加工装置を工場に設置した場合に、基板搬送方向を逆向きに設定する場合には、改めて、ハードウェアの構成を組み替えたり、制御システムに設定されているプログラムを変更したりする必要があった。そのため、プリント基板加工装置の汎用性を持たせることができず、工場でのレイアウトが頻繁に変更される設備では、使い勝手が悪くなるおそれがあった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、基板搬送方向をレーンの双方向に対し、簡単に切り換えることのできるプリント基板加工装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、直線状のレーンに沿ってプリント基板を搬送するとともに、このプリント基板を処理するプリント基板加工装置において、前記プリント基板を処理する1または複数のユニットと、前記プリント基板が当該レーンの一方から他方に搬送される第1の基板搬送方向を基準にした第1の仕様の値と、前記プリント基板が当該レーンの他方から一方に搬送される第2の基板搬送方向を基準にした第2の仕様の値とを、予め設定された定義項目毎に格納するデータベースを前記ユニット毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記第1の仕様の値と前記第2の仕様の値の何れか一方を参照して、前記ユニットの動作を制御する制御手段と、前記プリント基板が搬送される方向が設定される際に、前記制御手段が参照する値を前記第1の仕様の値と前記第2の仕様の値との何れか一方に択一的に切換可能な切換手段とを備えていることを特徴とするプリント基板加工装置である。この態様では、プリント基板が第1の基板搬送方向に搬送されるときは、この方向に適合した第1の仕様の値に基づいて、ユニットの動作が制御され、プリント基板の加工が実行される。また、ユニットの配置が変更され、プリント基板が第2の基板搬送方向に搬送されるときは、切換手段によって、逆向きの基板搬送方向に適合した第2の仕様の値に基づいて、ユニットの動作が制御される。従って、データベースに格納されている値の切換のみによって、基板搬送方向が異なることに起因するハード上の変更を加えることなく、レーンの一方向からも他方向からもプリント基板を搬送し、加工することのできる装置を提供することができる。
好ましい態様のプリント基板加工装置において、前記記憶手段は、前記ユニットの仕様に関する定義項目の値を格納するユニットデータテーブルと、前記第1の仕様の値を保持する1または複数のデータテーブルを含む第1の定義データと、前記第2の仕様の値を保持する1または複数のデータテーブルを含む第2の定義データとを記憶しており、前記切換手段は、前記ユニットが設置される基板搬送方向に基づいて、前記第1の定義データと前記第2の定義データのうち何れか一方に係るデータテーブルを択一的に前記ユニットデータテーブルに関連づけるプログラムを含んでいる。この態様では、データベースに格納されている定義データの切換のみによって、基板搬送方向に適合した定義項目を設定することができる。従って、既存のデータ処理プログラムによって、切換手段を実現することができるので、実施が容易になり、コストの低減化にも寄与することができる。
好ましい態様のプリント基板加工装置において、前記第1、第2の定義データは、前記ユニットデータテーブルに定義されたユニット毎に前記レーンを関連づけるレーン用データテーブルをそれぞれ含むものである。この態様では、データテーブルの正規化が容易になり、種々のユニットに適合して、仕様の切換を実現することができる。例えば、ユニットは、設定されるレーンの本数によって、単数の場合のシングルレーンユニット、レーンが2つの場合のデュアルレーンユニット、或いは、レーンが3つの場合のトリプルレーンユニット等、種々の態様をとり得るが、第1、第2の定義データが上述のように、ユニット毎に前記レーンを関連づけるレーン用データテーブルを有している場合には、基板搬送方向が第1、第2の基板搬送方向の何れに設定されている場合であっても、レーンの設定順序を常に好適な順番に設定する(例えば、基板搬送方向に拘わらず、作業者の手前から奥側に向かって順番にレーンの番号を設定する)ことが可能となる。
好ましい態様のプリント基板加工装置において、前記第1、第2の定義データは、前記レーン用データテーブルに定義されるレーンを前記ユニットの入出力ポート毎に関連づける入出力ポート用データテーブルをそれぞれ含むものである。この態様では、各ユニットの入出力ポートには、当該制御要素毎にレーンと関連づけて定義することが可能となる。そのため、基板搬送方向が第1、第2の基板搬送方向の何れに設定されている場合であっても、基板搬送方向に適合した設定を各制御要素の入出力ポート毎に実施することができる。
好ましい態様のプリント基板加工装置において、前記第1、第2の定義データは、前記レーン用データテーブルに定義されるレーンを当該レーンに設けられるモータ毎に関連づけるモータ用データテーブルをそれぞれ含むものである。この態様では、レーンに設けられるモータ毎にレーンを関連づけるモータ用データテーブルを設けているので、基板搬送方向が第1、第2の基板搬送方向の何れに設定されている場合であっても、制御手段は、モータを当該基板搬送方向に適合した方向に制御することが可能となる。
好ましい態様のプリント基板加工装置において、前記第1、第2の定義データは、前記レーン用データテーブルに定義されるレーンを当該レーンに設置されるカメラのセレクタ番号毎に関連づけるカメラ用データテーブルをさらにそれぞれ含んでいるものである。この態様では、レーン毎に各種カメラを設置する場合に、基板搬送方向が第1、第2の基板搬送方向の何れに設定されている場合であっても、制御手段は、何れのカメラが何れのレーンで撮像した画像であるかを識別することができる。
好ましい態様のプリント基板加工装置において、前記カメラ用データテーブルは、画像反転処理の要否を識別するための定義項目を有している。この態様では、所定のレーンで必要な画像反転処理(画像の上下を正方向に修正する処理)の要否を当該レーン毎に設定することができるので、基板搬送方向が第1、第2の基板搬送方向の何れに設定されている場合であっても、制御手段は、同一の正方向の画像に基づいて、ユニットの動作を制御することができる。
好ましい態様のプリント基板加工装置において、前記ユニットは、複数のコンベアユニットを備え、前記第1、第2の定義データは、前記コンベアユニット毎に定義された前記定義項目毎に第1の仕様の値と第2の仕様の値をそれぞれ格納している。この態様では、デュアルレーンユニットである場合、或いは、トリプルレーンユニットである場合等、複数のコンベアユニットを有する場合においても、基板搬送方向に基づいて、好適にコンベアユニット毎に第1、第2の仕様の値を設定することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、データベースに格納されている値を切り換えるだけで、ハード上の変更を加えることなく、レーンの一方向からも他方向からもプリント基板を搬送し、加工することのできる装置を提供することができるという顕著な効果を奏する。
本発明の対象となるプリント基板加工装置の平面部分略図である。 従来技術の課題を説明するためのプリント基板加工装置の平面部分略図である。 本発明の作用を説明するためのプリント基板加工装置の平面部分略図であり、(A)は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向の場合、(B)は、基板搬送方向が第2の基板搬送方向の場合である。 図3(A)に対応するブロック図である。 図3(B)に対応するブロック図である。 図4及び図5の記憶部に設定されているデータベースの構造を示すER(Entity-Relationship)図である。 図6のレーン用データテーブルに設定される値の一例を示すビュー表であり、(A)は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向の場合、(B)は、基板搬送方向が第2の基板搬送方向の場合である。 図6のユニットデータとレーン用データテーブルに基づいて生成されたビュー表であり、(A)は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向の場合、(B)は、基板搬送方向が第2の基板搬送方向の場合である。 図6の入出力ポート用データテーブルに基づいて生成されたビュー表の例であり、(A)は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向の場合、(B)は、基板搬送方向が第2の基板搬送方向の場合である。 図6のカメラ用データテーブルに基づいて生成されたビュー表の例であり、(A)は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向の場合、(B)は、基板搬送方向が第2の基板搬送方向の場合である。 基板搬送方向が第1の基板搬送方向に沿っている場合における図6のカメラ用データテーブルに基づいてカメラを制御する状態を示す説明図である。 基板搬送方向が第2の基板搬送方向に沿っている場合における図6のカメラ用データテーブルに基づいてカメラを制御する状態を示す説明図である。 図6のモータ用データテーブルに基づいて生成されたビュー表の例であり、(A)は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向の場合、(B)は、基板搬送方向が第2の基板搬送方向の場合である。 本発明を適用可能なシングルレーン方式のプリント基板加工装置の平面略図である。 本発明を適用可能なトリプルレーン方式のプリント基板加工装置の平面略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下の説明において、図1、図2の構成と同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図3並びに図5を参照して、本実施形態に係るプリント基板加工装置は、工場において第1レーン1と第2レーン2とに設定された複数のレーン毎に第1、第2コンベアユニット110、210と、第1、第2マスク・スキージユニット120、220と、第1、第2実装ユニット130、230(図1参照)と、レーン毎にユニット110〜130(210〜230)を制御する第1、第2制御部100、200とを備えている。
第1、第2コンベアユニット110、210は、それぞれプリント基板WをX方向(搬送方向)に駆動するX軸駆動部111、211と、プリント基板WをY方向(搬送方向と直交する水平方向)に駆動するY軸駆動部112、212と、搬送されるプリント基板Wの幅(Y方向の寸法)に対応して、搬送路の可動部分をY方向に駆動する基板幅軸駆動部113、213と、第1、第2実装ユニット130、230において、プリント基板Wの下側面の特定のポイントを支えるバックアップピン(図示せず)を駆動するバックアップ軸駆動部114、214と、搬送クランプやストッパを駆動するクランプ駆動部115、215と、クランプ駆動部115、215に対し、基板搬送方向の上流側でプリント基板Wの有無を検出する基板検出安全位置センサ116、216とを備えている。
また、図4及び図5を参照して、第1、第2マスク・スキージユニット120、220は、印刷用テーブル120a、220a上で固定されるプリント基板Wに対してはんだペーストの印刷パターンを定める図略のマスクをY方向に駆動するマスクY軸駆動部121、221と、上記マスクを所定の垂直線回りに回動させるマスク回転軸駆動部122、222と、マスクを印刷用テーブル120a、220a上で昇降させるマスク上下軸駆動部123、223と、マスクの上に配置されるスキージをマスクの上方で昇降させるスキージ上下軸駆動部124、224と、スキージをY軸方向に駆動するY軸駆動部125、225と、スキージのマスク(従ってその直下のプリント基板W)に対し、印圧等を検出するセンサ類126、226とを備えている。
また、具体的には、図示していないが、第1、第2実装ユニット130、230には、プリント基板Wに実装される電子部品を供給する供給部と、供給部から供給された電子部品をプリント基板Wに実装する実装ヘッド等が設けられている。
さらに、各レーンの適所には、プリント基板Wを撮像する基板カメラ141、241と、印刷用テーブル120a、220aのマスクを撮像するマスクカメラ142、242と、処理後の状態を検査する検査カメラ143、243とが配置されている。
第1レーン1には、当該レーン1に設置された第1のユニット110〜130を制御する第1制御部100が設けられている。同様に、第2レーン2には、当該レーン2に設置された第2のユニット210〜230を制御する第2制御部200が設けられている。
第1、第2制御部100、200は、マイクロプロセッサその他の電装品で構成されており、各駆動部を駆動する駆動制御部101、201と、各駆動部に設けられる空気弁を制御するバルブ制御部102、202と、各ユニットの信号を処理するセンサ制御部103、203と、各レーン1、2に設置されたカメラ141〜143、241〜243を制御するカメラ制御部104、204とを構成している。
第1、第2制御部100、200は、対応するレーン1、2の各ユニット110〜130、210〜230、並びに各種カメラ141〜143、241〜243と電気的に接続されている。そして、各制御部101〜104、201〜204の制御により、各ユニット110〜130、210〜230のセンサ類から出力される信号を処理し、各駆動部や各種カメラ141〜143、241〜243を制御するように構成されている。
各制御部100、200は、制御システムとしての主制御部10と電気的に接続されている。主制御部10は、プリント基板処理装置全体の制御を司るユニットである。主制御部10は、マイクロプロセッサ等で構成されており、そのバスには、入出力ユニット11、表示ユニット12、並びに記憶部30が接続されている。本実施形態において、主制御部10並びに記憶部30が制御手段を構成している。
記憶部30は、主制御部10が第1、第2制御部100、200を介してユニットの動作を制御するために必要なプログラムモジュール31と、データベースマネジメントシステム(DBMS)32と、DBMS32に管理されているデータベースとを記憶しており、プログラムモジュール31の設定に基づいて、DBMS32を制御し、当該DBMS32が管理しているデータベースにアクセスして、所要な処理を実行することができるようになっている。
DBMS32に管理されるデータベースは、図示の例では、リレーショナルデータベースであり、本実施形態では、第1制御部データ33と、第2制御部データ34と、第1ユニットデータ35と、第2ユニットデータ36と、DR用定義データ37と、DL用定義データ38と、加工対象となるプリント基板Wのトランザクション用データ(図示せず)とを含んでいる。
第1、第2制御部データ33、34は、各制御部100、200を制御するために必要なマスタデータを保存するデータの集合体である。
また、第1、第2ユニットデータ35、36は、各駆動部等を動作させるために必要なマスタデータを保存するデータテーブルの集合体であり、本発明における「ユニットデータテーブル」の具体例である。図6に示すように、第1、第2ユニットデータ35、36は、ユニット毎に種々の装置の仕様を定義項目として設定できるように構成されている。また、詳しくは、後述するように、主制御部10は、DR用定義データ37およびDL用定義データ38のレーン用データテーブル371をそれぞれ参照することができるようになっている。
DR用定義データ37は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRの場合に、設定される値を定義項目毎に保存するためのデータテーブル群である。DR用定義データ37は、本発明における第1の定義データである。なお「データテーブル」とは、データベースシステムにおいて、2次元マトリックス(行と列)でデータを保存するデータの集合体のことをいう。ここでは、データテーブルに設定される定義項目を列として扱い、各定義項目の値を行として表している。
同様に、DL用定義データ38は、基板搬送方向が第2の基板搬送方向DLの場合に設定される値を定義項目毎に保存するためのデータテーブル群である。DL用定義データ38は、本発明における第2の定義データである。
ここで、図4に示すように、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRの場合、DR用定義データ37が使用され、DL用定義データ38は、使用されない。また、図5に示すように、基板搬送方向が第2の基板搬送方向DLの場合、DL用定義データ38が使用され、DR用定義データ37は、使用されない。本実施形態では、これらの定義データ37、38によって、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRであっても、第2の基板搬送方向DLであっても、適切に各レーン1、2に配置されたユニット110〜130、210〜230を制御することが可能になっている。
次に、図6を参照して、DR用定義データ37とDL用定義データ38は、それぞれ同図に示す複数のデータテーブル371〜374をそれぞれ備えている。図中の矢印は、データテーブル間の関係(リレーションシップ)を表わしており、矢印の終点側のデータテーブルに設定された所定の定義項目(外部キーという)が矢印の起点側のデータテーブルを参照していることを示している。
また、データテーブルの構造は、論理的なものであり、実装上は、DR用定義データ37とDL用定義データ38の各値は、同一のデータテーブル群に保存することが可能である。従って、以下の説明では、DR用とDL用を区別せずにデータテーブル371〜374について説明する。
まず、図6及び図7を参照して、定義データ37、38は、レーン用データテーブル371を備えている。レーン用データテーブル371は、定義項目として、{レーン、テーブル、X方向極性、Y方向極性}を備えている。
レーンは、工場に設定される第1、第2レーン1、2を一意に特定するための定義項目である。レーンの番号は、手前から順に第1、第2、・・・と順番づけられ、このレーン用データテーブル371に定義される。また、テーブルは、レーンに命名されるテーブルの呼称を定義するための定義項目である。例えば、図7に示すように、第1レーン1のテーブルの呼称は「テーブルA」と、第2レーン2のテーブルの呼称は「テーブルB」と、これらの定義項目によってそれぞれ定義されるようになっている。この結果、図3(A)(B)に示すように、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRである場合でも、第2の基板搬送方向DLである場合でも、作業者の手前側が常に第1レーン1、テーブルAとして定義され、奥側が第2レーン2、テーブルBと定義されることになる。
次に、X方向プラス極性は、基板搬送方向に沿う水平方向をX方向とした場合の座標軸のプラス極性とモータの回転方向との関係を設定するものである。工場の各レーン1、2では、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRのときも第2の基板搬送方向DLのときも作業者の右側がプラスの極性として定義される。そして、プリント基板加工装置が設置される工場の基板搬送方向に応じて、モータの正転方向とX方向の座標軸のプラス極性とを対応させるようにしているのである。
図3(A)および図7を参照して、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRである場合、例えば、第1、第2コンベアユニット110、210に設けられたX軸駆動部111、211のモータは、正転のとき、X方向の座標軸のプラス極性と同じ方向(すなわち、X方向の座標軸のマイナスからプラスへの方向)にプリント基板Wを駆動する。レーン用データテーブル371には、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRである場合のX方向プラス極性を「正転」と設定している。これに対し、図3(B)および図7を参照して、基板搬送方向が第2の基板搬送方向DLである場合、例えば、第1、第2コンベアユニット110、210に設けられたX軸駆動部111、211のモータは、正転のとき、X方向の座標軸のプラス極性と逆の方向(すなわち、X方向の座標軸のプラスからマイナスへの方向)にプリント基板Wを駆動する。レーン用データテーブル371には、このときのX方向プラス極性を「反転」と設定している。これにより、主制御部10は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRのときも第2の基板搬送方向DLのときも、プラス極性が同一方向に設定された共通の座標軸によってX軸駆動部111、211のモータを制御することが可能となる。同様に、他の駆動部に設けられたモータについても、このレーン用データテーブル371を参照することにより、基板搬送方向に拘わらず、プラス極性が同一方向に設定された共通の座標軸によってX軸駆動部111、211のモータを制御することが可能となる。
次に、Y方向プラス極性は、基板搬送方向と直交する水平方向をY方向とした場合の座標軸のプラス極性とモータの回転方向との関係を設定するものである。工場の各レーン1、2では、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRのときも第2の基板搬送方向DLのときも、作業者の手前側から奥側へ向かう方向がプラスの極性として定義される。そして、基板搬送方向に応じて、モータの回転方向とY方向の座標軸の極性とを対応させるようにしているのである。
図3(A)(B)および図7を参照して、Y方向の軸座標における極性については、基板搬送方向が第1、第2の基板搬送方向DR、DLの何れの場合においても、作業者の手前から奥側に向かう方向にプラス極性が設定されるので、基板搬送方向が第1、第2の基板搬送方向DR、DLの何れの場合においても、第1レーン1に設置されているユニットのモータが正転となり、第2レーン2に設置されているユニットのモータが逆転となる関係にある。従って、レーン用データテーブル371には、第1レーン1に設置されているY方向プラス極性を「正転」と設定し、第2レーン2に設置されているY方向プラス極性を「反転」と設定している。これにより、主制御部10は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRのときも第2の基板搬送方向DLのときも、プラス極性が同一方向に設定された共通の座標軸によってY軸駆動部112、212のモータを制御することが可能となる。同様に、他の駆動部に設けられたモータについても、このレーン用データテーブル371を参照することにより、基板搬送方向に拘わらず、プラス極性が同一方向に設定された共通の座標軸によってY軸駆動部112、212のモータを制御することが可能となる。
次に、図6及び図8を参照して、上述したように、第1、第2ユニットデータ35、36は、レーン用データテーブル371を参照するための定義項目を含んでいる。そのため、図8に示すように、各レーン1、2に設置されるユニット毎に、レーンの番号と加工用テーブルの呼称を対応させることが可能となっている。この結果、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRのときも第2の基板搬送方向DLのときも、主制御部10は、作業者の手前にあるレーンに設けられた各ユニットを第1のユニット群として制御し、奥側にあるレーンに設けられた各ユニットを第2のユニット群として制御することが可能となる。
次に、図6及び図9を参照して、定義データ37、38には、レーン用データテーブル371を参照する入出力ポート用データテーブル372が設けられている。この入出力ポート用データテーブル372には、各駆動部を構成する入出力ポートを一意に特定するI/Oポートと、このI/Oポートに対する割り当て内容と、各I/Oポートに設定されるレーンの番号が、定義項目として含まれている。そして、DR用定義データ37に設定される入出力ポート用データテーブル372には、図3(A)のように各ユニットを配置した場合の割り当て内容とレーンとが入出力ポート毎に関連づけられ、DL用定義データ38に設定される入出力ポート用データテーブル372には、図3(B)のように各ユニットを配置した場合の割り当て内容とレーンとが入出力ポート毎に関連づけられている。従って、入出力ポートとレーンの関係は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRの場合と第2の基板搬送方向DLの場合で切り換えられることになるので、主制御部10は、基板搬送方向に拘わらず、共通の入出力ポート番号を参照して、その基板搬送方向に適したユニットの制御を実現することが可能となる。
次に、図6及び図10を参照して、定義データ37、38には、レーン用データテーブル371を参照するカメラ用データテーブル373が含まれている。カメラ用データテーブル373は、各種カメラ141〜143、241〜243が接続されるセレクタを一意に特定するセレクタ番号と、セレクタ番号毎に加工用テーブルを特定するテーブル番号と、反転フラグとを含んでいる。なお、加工用テーブルの呼称は、レーンが1のときは、「テーブルA」、レーンが2のときは、「テーブルB」であるので、レーン用データテーブル371を参照することにより、テーブルの呼称を特定し、レーン用データテーブル371とカメラ用データテーブル373とを結合して、図10のようなビュー表(データセット)を生成することが可能となる。従って、カメラ141〜143、241〜243と加工用テーブル(レーン)の関係は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRの場合と第2の基板搬送方向DLの場合で切り換えられることになるので、主制御部10は、基板搬送方向に拘わらず、共通のセレクタ番号を参照して、その基板搬送方向に適したカメラ141〜143、241〜243の制御を実現することが可能となる。
また、反転フラグは、各種カメラ141〜143、241〜243が撮像した画像の上下を反転させる画像処理の要否を示すものであり、図示の実施形態では、常に、第2レーン2(テーブルB)のカメラ141〜143、241〜243が、上下の画像処理を実行するように設定されている。
図11、図12を参照して、第1レーン1に設けられたカメラ141、142、143(241、242、243)は、撮像したままの状態で上下がY方向の座標軸の極性と一致している。これに対し、第2レーン2に設けられたカメラ241、242、243(141、142、143)は、撮像したままの状態では、Y方向の座標軸の極性と逆向きになっている。そのため、第2レーン2に配置されるカメラ241、242、243(141、142、143)は、上下の反転処理を実行する必要がある。そこで、カメラ用データテーブル373には、反転フラグを設けて、第2レーン2に設けられたカメラ241、242、243(141、142、143)が上下の画像反転処理を実行するように設定しているのである。このように、定義データ37、38にカメラ用データテーブル373を設けることによって、カメラと加工用テーブル(レーン)の関係が、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRの場合と第2の基板搬送方向DLの場合で切り換えられることになるので、主制御部10は、基板搬送方向に拘わらず、共通のセレクタ番号を参照して、その基板搬送方向に適したカメラの制御を実現することが可能となる。
次に、図6及び図13を参照して、定義データ37、38には、モータ用データテーブル374が含まれている。モータ用データテーブル374は、モータを一意に特定するモータ番号と、モータが駆動する軸番号および軸名称と、基板搬送方向によって設定が変更される極性と、モータ毎に設定される正転時のソフトリミット始点および終点と、反転時のソフトリミット始点および終点とが定義項目として含まれている。
上述したように、モータの正転、反転によってプリント基板Wが駆動される方向は、基板搬送方向によって、座標軸のプラス極性になったりマイナス極性になったりするので、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRの場合の極性と、第2の基板搬送方向DLの場合の極性とで、値をそれぞれ違えることにより、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRのときも第2の基板搬送方向DLのときも、主制御部10が各モータを適切な方向に駆動できるようにしているのである。その際、正転時のプラス方向のソフトリミットと、マイナス方向のソフトリミットが反転するので、それぞれのソフトリミットを上述のように設定することにより、基板搬送方向に拘わらず、主制御部10が適切な方向にモータを駆動できるようにしているのである。
図13(A)(B)を参照して、例えば、第1コンベアユニット110のX軸駆動部に用いられるモータ(モータ番号が111のもの)は、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRであるときは、正転し、第2の基板搬送方向DLであるときは、反転する。正転時と反転時では、プラス方向とマイナス方向のリミット値が逆になるので、本実施形態では、正転時と反転時のソフトリミットの値をそれぞれ設定しておくことにより、極性の変化と値の変化を対応させているのである。これにより、主制御部は、基板搬送方向が何れの方向であるかに拘わらず、適切な方向と駆動力で各モータを駆動することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、プリント基板Wが第1の基板搬送方向DRに搬送されるときは、この方向に適合した第1の仕様の値に基づいて、ユニット110〜130、210〜230の動作が制御され、プリント基板Wの加工が実行される。また、ユニット110〜130、210〜230の配置が変更され、プリント基板Wが第2の基板搬送方向DLに搬送されるときは、プログラムモジュール31、DBMS32によって、逆向きの基板搬送方向に適合した第2の仕様の値に基づいて、ユニット110〜130、210〜230の動作が制御される。従って、データベースに格納されている値の切換のみによって、基板搬送方向が異なることに起因するハード上の変更を加えることなく、第1、第2レーン1、2の一方向からも他方向からもプリント基板Wを搬送し、加工することのできる装置を提供することができる。
また、本実施形態では、記憶部30は、ユニット110〜130、210〜230の仕様を定義する第1、第2ユニットデータ35、36と、第1の仕様の値を保持する1または複数のデータテーブル371〜374を含むDR用定義データ37と、第2の仕様の値を保持する1または複数のデータテーブル371〜374を含むDL用定義データ38とを記憶しており、プログラムモジュール31、DBMS32は、ユニット110〜130、210〜230が設置される基板搬送方向に基づいて、DR用定義データ37と第2の定義データのうち何れか一方を択一的に第1、第2ユニットデータ35、36に関連づけるプログラムを含んでいる。このため本実施形態では、定義データ37、38の切換のみによって、基板搬送方向に適合した定義項目を設定することができる。従って、既存のデータ処理プログラムによって、切換手段を実現することができるので、実施が容易になり、コストの低減化にも寄与することができる。
また、本実施形態では、DR用定義データ37およびDL用定義データ38は、第1、第2ユニットデータ35、36に定義されたユニット110〜130、210〜230毎に第1、第2レーン1、2を関連づけるレーン用データテーブル371をそれぞれ含むものである。このため本実施形態では、データテーブルの正規化が容易になり、種々のユニット110〜130、210〜230に適合して、仕様の切換を実現することができる。
また、本実施形態では、DR用定義データ37およびDL用定義データ38は、レーン用データテーブル371に定義される第1、第2レーン1、2をユニット110の入出力ポート毎に関連づける入出力ポート用データテーブル372をそれぞれ含むものである。このため本実施形態では、各ユニットの入出力ポートには、当該制御要素毎に第1、第2レーン1、2と関連づけて定義することが可能となる。そのため、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRと第2の基板搬送方向DLの何れに設定されている場合であっても、基板搬送方向に適合した設定を各制御要素の入出力ポート毎に実施することができる。
また、本実施形態では、DR用定義データ37およびDL用定義データ38は、レーン用データテーブル371に定義される第1、第2レーン1、2を当該第1、第2レーン1、2に設けられるモータ毎に関連づけるモータ用データテーブル374をそれぞれ含むものである。このため本実施形態では、第1、第2レーン1、2に設けられるモータ毎に第1、第2レーン1、2を関連づけるモータ用データテーブル374を設けているので、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRと第2の基板搬送方向DLの何れに設定されている場合であっても、主制御部10は、モータを当該基板搬送方向に適合した方向に制御することが可能となる。
また、本実施形態では、DR用定義データ37およびDL用定義データ38は、レーン用データテーブル371に定義される第1、第2レーン1、2を当該第1、第2レーン1、2に設置される各種カメラ141〜143、241〜243のセレクタ番号毎に関連づけるカメラ用データテーブル373をさらにそれぞれ含んでいるものである。このため本実施形態では、第1、第2レーン1、2毎に各種カメラ141〜143、241〜243を設置する場合に、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRと第2の基板搬送方向DLの何れに設定されている場合であっても、主制御部10は、何れのカメラ141〜143、241〜243が何れの第1、第2レーン1、2で撮像した画像であるかを識別することができる。
また、本実施形態では、カメラ用データテーブル373は、画像反転処理の要否を識別するための定義項目として反転フラグを有している。このため本実施形態では、所定の第1、第2レーン1、2で必要な画像反転処理(画像の上下を正方向に修正する処理)の要否を当該第1、第2レーン1、2毎に設定することができるので、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRと第2の基板搬送方向DLの何れに設定されている場合であっても、主制御部10は、同一の正方向の画像に基づいて、ユニットの動作を制御することができる。
また、本実施形態では、ユニット110〜130、210〜230は、複数のコンベアユニット110、210を備え、DR用定義データ37およびDL用定義データ38は、コンベアユニット110、210毎に定義された定義項目毎に第1の基板搬送方向DRに係る値と第2の基板搬送方向DLに係る値とをそれぞれ格納している。このため本実施形態では、デュアル第1、第2レーン1、2ユニット110〜130、210〜230である場合、或いは、トリプル第1、第2レーン1、2ユニット110〜130、210〜230である場合等、複数のコンベアユニット110、210を有する場合においても、プログラムモジュール31、DBMS32は、主制御部10が参照する値を、第1の基板搬送方向DRに好適なコンベアユニット110、210毎の値と、第2の基板搬送方向DLに好適なコンベアユニット110、210毎の値とに切り換えることが可能となる。この結果、主制御部10は、各基板搬送方向にDR、DLにおいて、コンベアユニット110、210毎に好適な値に基づいて、当該コンベアユニット110、210を制御することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることはいうまでもない。
例えば、本発明を適用可能なプリント基板加工装置は、設定されるレーンの本数によって、様々な態様をとり得る。例えば、図1に示したように、レーン(第1、第2コンベアユニット110、210)が2つの場合のデュアルレーン方式の他、図14に示すように、コンベアユニットが単数の場合のシングルレーン方式や、或いは、図15に示すように、レーンが3つ(第1〜第3コンベアユニット110、210、310、第1〜第3マスク・スキージユニット120、220、320等)の場合のトリプルレーン方式等、種々の態様をとり得る。何れの場合においても、図6に示したようなDR用定義データ37およびDL用定義データ38が、基板搬送方向に応じてユニット毎にレーンを関連づけるレーン用データテーブル371を有している場合には、基板搬送方向が第1の基板搬送方向DRと第2の基板搬送方向DLの何れに設定されている場合であっても、複数のレーンの設定順序を常に好適な順番に設定する(例えば、基板搬送方向に拘わらず、作業者の手前から奥側に第1、第2レーン1、2の番号を設定する)ことが可能となる。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることは、いうまでもない。
110-130 第1コンベアユニット
10 主制御部(制御手段の一例)
30 記憶部(記憶手段の一例)
31 プログラムモジュール
35 第1ユニットデータ(ユニットデータテーブルの一例)
36 第2ユニットデータ(ユニットデータテーブルの一例)
37 DR用定義データ(第1定義データの一例)
38 DL用定義データ(第2定義データの一例)
100、200 第1、第2制御部
110、210 コンベアユニット(ユニットの一例)
120、220 マスク・スキージユニット(ユニットの一例)
130、230 実装ユニット(ユニットの一例)
141、241 基板カメラ
142、242 マスクカメラ
143、243 検査カメラ
371 レーン用データテーブル
372 入出力ポート用データテーブル
373 カメラ用データテーブル
374 モータ用データテーブル

Claims (8)

  1. 直線状のレーンに沿ってプリント基板を搬送するとともに、このプリント基板を処理するプリント基板加工装置において、
    前記プリント基板を処理する1または複数のユニットと、
    前記プリント基板が当該レーンの一方から他方に搬送される第1の基板搬送方向を基準にした第1の仕様の値と、前記プリント基板が当該レーンの他方から一方に搬送される第2の基板搬送方向を基準にした第2の仕様の値とを、予め設定された定義項目毎に格納するデータベースを前記ユニット毎に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記第1の仕様の値と前記第2の仕様の値の何れか一方を参照して、前記ユニットの動作を制御する制御手段と、
    前記プリント基板が搬送される方向が設定される際に、前記制御手段が参照する値を前記第1の仕様の値と前記第2の仕様の値との何れか一方に択一的に切換可能な切換手段と
    を備えている
    ことを特徴とするプリント基板加工装置。
  2. 請求項1記載のプリント基板加工装置において、
    前記記憶手段は、前記ユニットの仕様に関する定義項目の値を格納するユニットデータテーブルと、
    前記第1の仕様の値を保持する1または複数のデータテーブルを含む第1の定義データと、前記第2の仕様の値を保持する1または複数のデータテーブルを含む第2の定義データとを記憶しており、
    前記切換手段は、前記ユニットが設置される基板搬送方向に基づいて、前記第1の定義データと前記第2の定義データのうち何れか一方に係るデータテーブルを択一的に前記ユニットデータテーブルに関連づけるプログラムを含んでいる
    ことを特徴とするプリント基板加工装置。
  3. 請求項2記載のプリント基板加工装置において、
    前記第1、第2の定義データは、前記ユニットデータテーブルに定義されたユニット毎に前記レーンを関連づけるレーン用データテーブルをそれぞれ含むものである
    ことを特徴とするプリント基板加工装置。
  4. 請求項3記載のプリント基板加工装置において、
    前記第1、第2の定義データは、前記レーン用データテーブルに定義されるレーンを前記ユニットの入出力ポート毎に関連づける入出力ポート用データテーブルをそれぞれ含むものである
    ことを特徴とするプリント基板加工装置。
  5. 請求項3または4に記載のプリント基板加工装置において、
    前記第1、第2の定義データは、前記レーン用データテーブルに定義されるレーンを当該レーンに設けられるモータ毎に関連づけるモータ用データテーブルをそれぞれ含むものである
    ことを特徴とするプリント基板加工装置。
  6. 請求項3から5の何れか1項に記載のプリント基板加工装置において、
    前記第1、第2の定義データは、前記レーン用データテーブルに定義されるレーンを当該レーンに設置されるカメラのセレクタ番号毎に関連づけるカメラ用データテーブルをさらにそれぞれ含んでいるものである
    ことを特徴とするプリント基板加工装置。
  7. 請求項6記載のプリント基板加工装置において、
    前記カメラ用データテーブルは、画像反転処理の要否を識別するための定義項目を有している
    ことを特徴とするプリント基板加工装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載のプリント基板加工装置において、
    前記ユニットは、複数のコンベアユニットを備え、
    前記第1、第2の定義データは、前記コンベアユニット毎に定義された前記定義項目毎に第1の仕様の値と第2の仕様の値をそれぞれ格納している
    ことを特徴とするプリント基板加工装置。
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