JP2011232796A - 入力装置、およびこれを備えた表示装置 - Google Patents

入力装置、およびこれを備えた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、振動体の振動を基体に伝達しやすくすることができる。
【解決手段】本発明に係る入力装置は、入力領域E、および入力領域Eの外側に位置する非入力領域Eを有する入力装置であって、非入力領域Eと対応する部位に第1接続配線251および第2接続配線252を有する第2基体2と、第2基体2の非入力領域Eと対応する部位に配置され、第1接続配線251と第1導電性接合部材4を介して接合された第1電極端子31、および第2接続配線252と第2導電性接合部材5を介して接合された第2電極端子32を有する振動体3と、を備え、振動体3と第2基体2との間には、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5との間に間隙を有するように離間して位置しかつ振動体3と第2基体2とを接合する補強部材35が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、使用者が入力領域を押圧した場合に、押圧した使用者に対して押圧感を伝達することができる入力装置、およびこれを備えた表示装置に関する。
近年、使用者がタッチパネルのような入力装置を押圧した場合に、入力装置が振動することで、使用者に対して押圧感を伝達する触覚伝達機能を有する入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような入力装置は、基体と、該基体と対向して配置された振動体とを備えており、基体は第1接続配線および第2接続配線を有し、振動体は基体と対向する対向面に第1電極端子および第2電極端子を有している。この振動体は、第1電極端子が第1導電性接合部材を介して第1接続配線と接合されるとともに、第2電極端子が第2導電性接合部材を介して第2接続配線と接合されることで、基体上に配置されている。
さらに、この入力装置では、基体と振動体との接合強度を向上させることを目的として、振動体と基体との間に隙間なく樹脂を充填し、該樹脂により基体と振動体とを接合している。
特開2009−130665号公報
しかしながら、上記のように、基体と振動体との間に隙間なく樹脂を充填してしまうと、使用者の押圧に反応して振動体が振動する際に、樹脂により振動体が過度に拘束されてしまい、振動体の振動が低減される。その結果、使用者に押圧感を十分に伝達できない可能性があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動体の振動を基体に伝達しやすくすることである。
上記目的を達成するために本発明における入力装置は、入力領域、および前記入力領域の外側に位置する非入力領域を有する入力装置であって、前記非入力領域と対応する部位に第1接続配線および第2接続配線を有する基体と、前記基体の前記非入力領域と対応する部位に配置され、前記第1接続配線と第1導電性接合部材を介して接合された第1電極端子、および前記第2接続配線と第2導電性接合部材を介して接合された第2電極端子を有する振動体と、を備え、前記振動体と前記基体との間には、前記第1導電性接合部材および前記第2導電性接合部材との間に間隙を有するように離間して位置しかつ前記振動体と前記基体とを接合する補強部材が設けられている。
本発明は、振動体の振動を基体に伝達しやすくすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る入力装置の分解斜視図である。 図1の入力装置を示す平面図である。 (a)は図2のR1部分の拡大平面図である。(b)は図2のI−Iに沿った断面図である。 (a)は図3(b)のR2部分の拡大断面図である。(b)は図1の入力装置の振動体の動作を示す断面図である。 入力装置の動作例を示すフローチャートである。 図1の入力装置を有する表示装置を示す断面図である。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る入力装置の要部を示す平面図である。(b)は第2の実施形態に係る入力装置の要部を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る入力装置の要部を示す平面図である。 本発明の第4の実施形態に係る入力装置の要部を示す平面図である。
[実施の形態1]
まず、図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る入力装置Aを説明する。
図1に示すように、入力装置Aは、使用者が指で押圧することにより情報を入力するための入力領域Eと、入力領域Eの外側に位置する非入力領域Eとを有している。該非入力領域Eは、図外のFPC(Flexible Printed Circuit)などと電気的に接続される外部導通領域Eを有している。
入力装置Aは、第1基体1と、第2基体2と、振動体3とを備えている。なお、本実施形態に係る入力装置Aは、抵抗膜方式のタッチパネルである。
第1基体1は、第1透明基体11と、第1検出電極12とを有している。
第1透明基体11は、第1検出電極12を支持する役割を有する。図1および図2に示すように、第1透明基体11の平面視形状は、矩形状を成しているが、これには限られず、任意である。また、第1透明基体11は、第1主面11aと、第2主面11bとを有している。第1主面11aは、使用者が入力装置Aを使用する際に、使用者側に位置する面である。第2主面11bは、第1主面11aとは反対側に位置し、第2基体2と対向する面である。
第1透明基体11の材料としては、透光性、絶縁性および可撓性を有するものが挙げられ、例えば、ガラスおよびプラスチックなどである。透光性とは、可視光に対する透過性を有することをいい、可視光の透過率が90%以上であれば、視認性が向上するので好ましい。
第1検出電極12は、第2検出電極22と接触することで、使用者の入力位置を検出する機能を有する。第1検出電極12は、入力領域Eに対応する第1透明基体11の第2主面11bに設けられている。
第1検出電極12の材料としては、透光性および導電性を有するものが挙げられる。透光性および導電性を有するものとしては、例えばITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、AZO(Al-Doped Zinc Oxide
)、酸化錫、酸化亜鉛、導電性高分子(PEDOTおよびPSSなど)が挙げられる。
第1検出電極12の形成方法は、例えば、次のような方法が挙げられる。まず、スパッタリング法、蒸着法、もしくは化学気相成長(CVD)法により、例えばITOを第1透
明基体11の第2主面11bに膜として形成する。このITO膜の表面に対して感光性樹脂を塗布し、塗布した感光性樹脂に対して露光処理、現像処理を行うことで感光性樹脂に所望のパターンを形成する。次いで、ITO膜を薬液でエッチングすることで、ITO膜を所望の形状にする。そして、ITO膜の表面に設けられている感光性樹脂を除去することで、第1検出電極12が形成される。
第2基体20は、第2透明基体21と、第2検出電極22と、配線導体23と、ドットスペーサ24と、接続配線25とを有する。
第2透明基体21は、第2検出電極21を支持する役割を有する。図1に示すように、第2透明基体21の平面視形状は、矩形状を成しているが、これには限られず、任意である。また、第2透明基体21は、第1主面21aと、第2主面21bとを有している。第1主面21aは、第1基体1と対向する面である。第2主面21bは、第1主面21aとは反対側に位置する面である。
第2透明基体21の材料としては、透光性および絶縁性を有するものが挙げられ、例えば、ガラスおよびプラスチックなどである。
第2検出電極22は、第1検出電極12と接触することで、入力位置を検出する機能を有する。第2検出電極22は、入力領域Eに対応する第2透明基体21の第1主面21aに設けられている。
第2検出電極22の材料は、第1検出電極12と同様のものが挙げられる。また、第2検出電極22の形成方法は、第1検出電極12と同様の方法が挙げられる。
配線導体23は、第1配線導体231と、第2配線導体232とを有している。配線導体23は、非入力領域Eに対応する第2透明基体21の第1主面21aに設けられている。配線導体23の材料としては、導電性を有するものが挙げられ、例えば、ITO、酸化錫、アルミニウム、アルミニウム合金、銀膜、もしくは銀合金などである。また、配線導体23の形成方法は、第1検出電極12と同様の方法が挙げられる。
第1配線導体231は、第1検出電極12に電圧を印加する機能を有する。第1配線導体231は、第1基体1の第1検出電極12と外部接続領域Eに位置するFPCとを電気的に接続されている。ここで、第1配線導体231は、シール部材Dを介することで、第1基体1の第1検出電極12と接続されている。シール部材Dの材料は導電性粒子を含む樹脂などが挙げられる。
第2配線導体232は、第2検出電極22に電圧を印加する機能を有する。第2配線導体232は、非入力領域Eに対応する第2透明基体21の第1主面21aに設けられている。第2配線導体232は、第2検出電極22と、外部接続領域Eに位置するFPCとを電気的に接続されている。
なお、FPCには、第1配線導体231および第2配線導体232に電圧を印加するとともに、入力装置Aを駆動させるためのタッチパネルドライバ(図示せず)が接続される。
ドットスペーサ24は、使用者が入力領域Eを押圧した場合に、第1検出電極12と第2検出電極22とが該所定位置以外で接触することを低減する機能を有する。ドットスペーサ24は、第2検出電極22の表面に設けられている。また、ドットスペーサ24の材料としては、樹脂などが挙げられる。
接続配線25は、外部に設けられたFPCなどと振動体3とを電気的に接続する機能を有する。接続配線25は、振動体3に正の電圧を印加する第1接続配線251と、振動体3に負の電圧を印加する第2接続配線252とを有している。また、接続配線25は、非入力領域Eに対応する第2透明基体21の第2主面21bに設けられている。
また、接続配線25には、配線導体23に接続されるFPCと同じFPCが接続され、FPCには、振動体3を駆動させるための振動体ドライバ(図示せず)が接続される。なお、タッチパネルドライバと振動体ドライバとは、ハードウェア的に別のドライバで構成してもよいし、同じドライバで構成してもよい。
接続配線25の材料としては、配線導体23と同様のものが挙げられる。また、接続配線25の形成方法としては、第1検出電極12と同様な方法が挙げられる。
振動体3は、入力領域Eへの押圧荷重を検出するとともに、入力領域Eに対する使用者の押圧力に応じて振動する機能を有する。振動体3は、非入力領域Eに対応する第2透明基体21の第2主面21bと対向する対向面3aを有する。なお、入力装置Aは、図1および図2に示すように、4つの振動体3を備えているが、振動体3の数については特に限定されない。
図3に示すように、対向面3aは、平面視して矩形状を成しており、長さをLとする長辺と、長さをSとする短辺とを有している。対向面3aは、中央部3bと、外周部3cとを有している。本実施形態の中央部3bは、対向面3aの長辺方向における中線Oを基準として、長辺方向にL/8の長さの範囲にある領域をいう。
外周部3cは、中央部3bの外側に位置する領域をいう。また、外周部3cは、第1外周部3cと、第2外周部3cとを有している。第1外周部3cと第2外周部3cとは、中央部3bを挟むように位置している。
振動体3は、第1電極端子31と、第2電極端子32と、第1電極33と、第2電極34と、補強部材35とを有している。
第1電極端子31は、第1電極33を介して振動体3に正の電圧を印加する機能を有し、対向面3aの第1外周部3cに配置されている。また、第1電極端子31は、第1導電性接合部材4を介して第1接続配線251と接合されている。
第2電極端子32は、第2電極34を介して振動体3に負の電圧を印加する機能を有し、対向面3aの第1外周部3cに配置されている。また、第2電極端子32は、第2導電性接合部材5を介して第2接続配線252と接合されている。
第1電極端子31および第2電極端子32の材料としては、導電性を有するものが挙げられ、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銀膜、もしくは銀合金などである。
第1導電性接合部材4は、第1電極端子31と第1接続配線251とを電気的に接続する機能を有する。第1導電性接合部材4は、振動体3と第2基体2との間に設けられ、具体的には、第1電極端子31と第1接続配線251との間に設けられている。また、平面視して、第1導電性接合部材4は、対向面3aの第1外周部3cに位置している。第1導電性接合部材4の材料としては、金、錫、銀、パラジウム、銅、ニッケルなどの金属もしくはこれらを含んだ合金、または金属微粒子を含んだ樹脂などが挙げられる。
第2導電性接合部材5は、第2電極端子32と第2接続配線252とを電気的に接続する機能を有する。第2導電性接合部材5は、振動体3と第2基体2との間に設けられ、具体的には、第2電極端子32と第2接続配線252との間に設けられている。また、平面視して、第2導電性接合部材5は、対向面3aの第2外周部3cに位置している。第2導電性接合部材5の材料としては、第1導電性接合部材4と同様なものが挙げられる。
第1電極33は、第1電極端子31と電気的に接続され、対向面3aに設けられている。また、第2電極34は、第2電極端子32と電気的に接続され、対向面3aに設けられている。また、電極33,34の材料としては、電極端子31,32と同様のものが挙げ
られる。
補強部材35は、振動体3と第2基体2との間であって、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5との間に間隙を有するように離間して設けられている。補強部材35は、第1補強部材351と、第2補強部材352とを有している。
第1補強部材351は、対向面3aの第2外周部3cに位置しており、振動体3の対向面3aと第2透明基体12とを接合している。第2補強部材352は、対向面3aの第2外周部3cに位置しており、振動体3の対向面3aと第2透明基体12とを接合している。
また、図3に示すように、本実施形態における第1補強部材351および第2補強部材352は、中央部3bに対して、第2外周部3cの長辺方向での中線Oより短辺側に位置している。振動体3として圧電素子を採用した場合、振動体3の振れ幅は中央部3aに比べて短辺側で大きくなる。そのため、第1補強部材351および第2補強部材352を第2外周部3cの短辺側に位置させることで、振動体3の振動を第2基体2に伝達しやすくなる。
本実施形態における補強部材35の材料は、エポキシ樹脂などの樹脂が挙げられる。
入力装置Aでは、振動体3と第2基体2との間には、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5との間に間隙を有するように離間して位置しかつ振動体3と第2基体2とを接合する補強部材35が設けられている。すなわち、補強部材35が、振動体3と第2基体2との間における第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5が位置する部位以外の部位全体に設けられていないので、使用者の押圧に反応して振動体3が振動する際に、補強部材35により振動体3の振動が拘束されることを低減できる。その結果、振動体3の振動を使用者に十分に伝達できる。
なお、本実施形態の補強部材35は、第1補強部材351と、第2補強部材352との二個の補強部材を有しているが、一個であってもよいし、三個以上であってもよい。
また、本実施形態では、第1補強部材351が、中線Oに対して、第1導電性接合部材4と対称的に設けられており、また、第1補強部材352が、中線Oに対して、第2導電性接合部材5と対称的に設けられている。これにより、振動体3と基体2との接合が安定し、振動体3が振動する際に、第1電極端子31、第2電極端子32、第1補強部材351および第2補強部材352の各々から均一に振動を伝達しやすくなる。
また、補強部材35の有するヤング率が、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5の有するヤング率より大きく設定されていると好ましい。これにより、振動体3が振動する際に、補強部材35が変形しやすくなり、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5を振動の支点として、補強部材35から振動体3の振動を第2基体2に伝達
しやすくなる。
図3に示すように、本実施形態における第1導電性接合部材4、第2導電性接合部材5および補強部材35は、対向面3aの外周部3cに位置している。振動体3として圧電素子を採用した場合、振動体3の振れ幅は中央部3bに比べて外周部3cの方が大きくなる。そのため、第1導電性接合部材4、第2導電性接合部材5および補強部材35を、外周部3cに位置させることで、振動体3の振動を第2基体2に伝達しやすくなる。
また、図3に示すように、本実施形態における第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5は第1外周部3cに位置しており、補強部材35は、第2外周部3cに位置している。これにより、第1導電性接合部材4、第2導電性接合部材5および補強部材35から振動体3の振動を第2基体2により伝達しやすくなる。
また、図3に示すように、本実施形態における第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5は、中央部3bに対して、第1外周部3cの長辺方向での中線Oより短辺側に位置している。振動体3として圧電素子を採用した場合、外周部3cにおける振動体3の振れ幅は中央部3b側に比べて短辺側の方が大きくなる。そのため、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5を第1外周部3cの短辺側に位置させることで、振動体3の振動を第2基体2に伝達しやすくなる。
本実施形態における振動体3は、該振動体3に加えられた力を電圧に変換するとともに、電極端子31,32および電極33,34を介して印加される電圧を力(振動)に変換する、いわゆる圧電効果を利用した圧電素子である。本実施形態における振動体3は、複数枚の圧電体を貼り合わせることによって構成されるバイモルフ型の圧電素子であるが、これに限らず、モノモルフ型の圧電素子であってもよい。バイモルフ型の圧電素子は、複数枚の圧電体のそれぞれに差動的な電圧を加えることにより、複数枚の圧電体の伸縮方向が反対になるため、図4(b)に示すように、圧電素子3に反りが生じ、これによって圧電素子3が振動することを利用したものである。
次に、入力装置Aの動作について説明する。
入力装置Aでは、使用者が入力領域Eを押圧すると、該押圧された位置で第1基体1が撓み、第1基体1に設けられている第1検出電極12と、第2基体2に設けられている第2検出電極22とが接触する。すると、第1検出電極12と第2検出電極22との間に電流が流れるので、第1検出電極12および第2検出電極22のそれぞれの抵抗による分圧比をタッチパネルドライバにより計算することで、使用者により押圧された位置が検出される。
また、図5に示すように、入力装置Aでは、使用者が入力領域Eを押圧すると、振動体3がこの押圧荷重を検出する(Op1)。そして、使用者の押圧操作が、表示画面に表示された入力オブジェクトに対する押圧操作であると振動体ドライバで認識した場合に、Op1にて検出された押圧荷重が閾値以上であるか否かを判定する(Op2)。
振動体ドライバは、Op1にて検出された押圧荷重が閾値以上であると判定すれば(Op2にてYES)、振動体3を振動させる(Op3)。そして、Op3にて振動された振動体3により第2基体20が振動し、その振動が第1基体10に伝達されることで、入力領域Eを押圧した使用者に対して押圧感が伝達される。一方、振動体ドライバは、Op1にて検出された押圧荷重が閾値未満であると判定すれば(Op2にてNO)、図5の処理を終了する。
[表示装置の構成]
図6に示すように、本実施形態に係る表示装置Cは、入力装置Aと、入力装置Aと対向配置される液晶表示装置Bとを備えている。
液晶表示装置Bは、液晶表示パネル6と、バックライト7と、筐体8とを備えている。
バックライト7は、光源71および導光板72を含んでいる。光源71は、導光板72に向けて光を出射する役割を担う部材であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)から構成される。なお、LEDの代わりに、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)、ハロゲンランプ、キセノンランプ、EL(Electro-Luminescence)であってもよい。導光板72は、液晶表示パネル6の下面全体にわたって、光源71からの光を略均一に導くための役割を担う部材である。
筐体8は、液晶表示パネル6およびバックライト7を収容する役割を担うものであり、上側筐体81および下側筐体82を含んで構成される。筐体8の材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいはステンレス(SUS)やアルミニウム等の金属が挙げられる。
ここで、液晶表示装置Bは、例えば、ホウ素からなる緩衝材Tで入力装置Aを支持している。これにより、本実施形態に係る表示装置Cは、入力装置Aを振動させることが可能となり、使用者に対して押圧感を伝達することが可能となる。
本実施形態に係る表示装置Cは、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯用の端末装置、工場等の産業用途で使用されるプログラマブル表示器、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、あるいはゲーム用の端末装置等の種々の電子機器に備えられる。
なお、上述した実施形態は、本発明の実施形態の一具体例を示すものであり、種々の変更が可能である。以下、いくつかの主な変更例を示す。
[実施の形態2]
図7(a)は、本発明の第2の実施形態に係る入力装置A1の要部を示す平面図である。図7(b)は、入力装置A1の要部を示す断面図である。入力装置Aと入力装置A1との異なる点は以下の通りである。
入力装置Aは、振動体3の対向面3aに位置する補強部材35が、樹脂などの絶縁性材料からなるとともに、第2基体2の第2透明基体12と接合している。これに対して、入力装置A1は、補強部材35が導電性材料からなり、補強部材35が第2基体2の接続配線25と接合している。ここで、導電性材料は、第1導電性接合部材4と同様の材料が挙げられる。
具体的には、入力装置A1では、導電性材料からなる第1補強部材351が、第1接続配線251と振動体3とを接合しており、導電性材料からなる第2補強部材352が、第2接続配線252と振動体3とを接合している。これにより、第2基体2と振動体3との間において、補強部材35の位置する部位でのギャップ間距離と、電極端子31,32の位置する部位でのギャップ間距離との差を低減でき、第2基体21と振動体3とのギャップ間距離をより均一にできる。
また、本実施形態では、第1補強部材351が対向面3aの第1電極33上に位置し、第2補強部材352が対向面3aの第2電極34上に位置している。すなわち、図7(b
)に示すように、第2基体2と振動体3との間において、補強部材35の位置する部位での層構造が3層となり、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5の位置する部位と同じ層構造となる。これにより、第2基体2と振動体3とギャップ差をさらに均一にできる。
また、該構成により補強部材35が電極33,34と接続配線25とを電気的に接続している。すなわち、振動体3では、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5だけでなく、補強部材35も接続配線25との電気的接続に寄与しているので、振動体3と接続配線4との電気的な信頼性が向上する。
[実施の形態3]
図8は、本発明の第3の実施形態に係る入力装置A2の要部を示す平面図である。入力装置A1と入力装置A2との異なる点は、以下の通りである。
入力装置A1は、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5が対向面3aの第1外周部3cに位置しているとともに、第1補強部材351および第2補強部材352が対向面3aの第2外周部3cに位置している。これに対して、入力装置A2は、第1導電性接合部材4が第1外周部3cに位置し、第2導電性接合部材5が第2外周部3cに位置しているとともに、第1補強部材351および第2補強部材352が対向面3aの中央部3bに位置している。
入力装置A2では、第1導電性接着部材4、第2導電性接着部材5は、外周部3cに位置しており、補強部材35は中央部3bに位置しているので、上述の入力装置Aと同様な効果を有する。
[実施の形態4]
図9は、本発明の第4の実施形態に係る入力装置A3の要部を示す平面図である。入力装置A1と入力装置A3と異なる点は、以下の通りである。
入力装置A1は、第1導電性接着部材4および第2導電性接着部材5が第1外周部3cに位置しているとともに、第1補強部材351および第2補強部材352が対向面3aの第2外周部3cに位置している。これに対して、入力装置A3は、第1導電性接合部材4および第2導電性接合部材5が中央部3bに位置しているとともに、第1補強部材31が第1外周部3cに位置し、第2補強部材352が第2外周部3cに位置している。
圧電素子としての振動体3が振動する場合、振動体3の振れ幅は中央部3bから離れるにつれて大きくなる。これに対して、入力装置A3では、第1導電性接着部材4および第2導電性接着部材5は中央部3aに位置し、補強部材35は外周部3cに位置している。すなわち、振動体3の振動の際に振動の振れ幅が小さい中央部3bに、第1導電性接着部材4および第2導電性接着部材5が位置しているので、第1導電性接着部材4および第2導電性接着部材5に応力が加わることを低減できる。また、振動の振れ幅が大きい外周部3cに補強部材35を設けているので、振動体3の振動を第2基体に伝達しやすくなる。
また、図9に示すように、第1補強部材351は第1外周部3cに位置し、第2補強部材352は第2外周部3cに設けれていると、振動体3と第2基体2との接合の安定性が向上するので、振動体3の振動を第2基体2に伝達しやすくなる。
以上、本発明の具体的な実施形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施形態における入力装置Aは、抵抗膜方式を採用しているが、これには限られず、例えば、静電容量方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、赤外線方式のタッチパネル、あるいは電磁誘導方式のタッチパネルであってもよく、任意である。
表示装置Cでは、入力装置Aを備える表示装置Cの例について説明したが、入力装置Aに代えて、本発明の他の実施形態に係る入力装置を採用してもよい。
表示装置Cでは、表示パネルが液晶表示パネル6である例について説明したが、これに限定されない。すなわち、表示パネルは、CRT、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、蛍光表示管、電界放出ディスプレイ、表面電界ディスプレイ、電子ペーパーなどであってもよい。
A、A1、A2、A3 入力装置
B 表示装置
C 液晶表示装置
1 第1基体
2 第2基体
25 接続配線
251 第1接続配線
252 第2接続配線
3 振動体
31 第1電極端子
32 第2電極端子
35 補強部材
351 第1補強部材
352 第2補強部材
4 第1導電性接合部材
5 第2導電性接合部材
6 表示パネル





Claims (10)

  1. 入力領域、および前記入力領域の外側に位置する非入力領域を有する入力装置であって、
    前記非入力領域と対応する部位に第1接続配線および第2接続配線を有する基体と、
    前記基体の前記非入力領域と対応する部位に配置され、前記第1接続配線と第1導電性接合部材を介して接合された第1電極端子、および前記第2接続配線と第2導電性接合部材を介して接合された第2電極端子を有する振動体と、を備え、
    前記振動体と前記基体との間には、前記第1導電性接合部材および前記第2導電性接合部材との間に間隙を有するように離間して位置し、かつ前記振動体と前記基体とを接合する補強部材が設けられている、入力装置。
  2. 前記振動体は、前記基体に対向する対向面を有し、
    前記振動体の前記対向面は、中央部および前記中央部の外側に位置する外周部を有し、
    前記第1導電性接着部材、前記第2導電性接着部材および前記補強部材は、前記外周部に位置している、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記外周部は、前記中央部を挟んで隣り合うように第1外周部と第2外周部とを有しており、
    前記第1導電性接着部材および前記第2導電性接着部材は、前記第1外周部に位置しており、前記補強部材は、前記第2外周部に位置している、請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記振動体は、前記基体に対向する対向面を有し、
    前記振動体の前記対向面は、中央部および前記中央部の外側に位置する外周部を有し、
    前記第1導電性接着部材および前記第2導電性接着部材は、前記外周部に位置しており、
    前記補強部材は、前記中央部に位置している、請求項1に記載の入力装置。
  5. 前記外周部は、前記中央部を挟んで隣り合うように第1外周部と第2外周部とを有しており、
    前記第1導電性接着部材は前記第1外周部に位置し、前記第2導電性接着部材は前記第2外周部に位置している、請求項4に記載の入力装置。
  6. 前記振動体は、前記基体に対向する対向面を有し、
    前記振動体の前記対向面は、中央部および前記中央部の外側に位置する外周部を有し、
    前記第1導電性接着部材および前記第2導電性接着部材は、前記中央部に位置し、
    前記補強部材は前記外周部に位置している、請求項1に記載の入力装置。
  7. 前記外周部は、中央部を挟んで隣り合うように第1外周部と第2外周部とを有しており、
    前記補強部材は、第1補強部材と第2補強部材とを有しており、
    前記第1導電性接着部材および前記第2導電性接着部材は、前記中央部に位置し、
    前記第1補強部材は前記第1外周部に位置し、前記2第補強部材は前記第2外周部に位置している、請求項6に記載の入力装置。
  8. 前記補強部材は、導電性材料からなり、
    前記補強部材は、前記振動体と前記基体の前記第1接続配線もしくは前記第2接続配線とを接合する、請求項1〜7のいずれかに記載の入力装置。
  9. 前記補強部材の有するヤング率は、前記第1導電性接合部材および前記第2導電性接合
    部材の有するヤング率より大きく設定されている、請求項1〜8のいずれかに記載の入力装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の入力装置と、
    前記入力装置と対向配置される表示パネルと、を備えた表示装置。
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