JP2011248634A - 入力装置、およびこれを備えた表示装置 - Google Patents

入力装置、およびこれを備えた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性を向上することができる入力装置、およびこれを備えた表示装置を提供する。
【解決手段】入力装置X1は、振動体30と、第1振動体用配線41と、第2振動体用配線42とを備え、平面視において、第1振動体用配線41は、振動体30の対向面30aにおける短辺を介して第1電極端子31と電気的に接続されており、第2振動体用配線42は、振動体30の対向面30aにおける短辺を介して第2電極端子32と電気的に接続されており、平面視において、第1外側領域302aおよび第2外側領域303aの少なくとも1つに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔Lは、中央領域301aに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔Lよりも狭い。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、表示画面上に配置され、使用者が指あるいはペン等で押圧することにより情報を入力することができる入力装置、およびこれを備えた表示装置に関する。
入力装置としては、例えば、押圧操作による抵抗変化で入力座標を検知するタッチパネルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような入力装置は、第1検出電極を有した第1基体に、第2検出電極を有した第2基体を対向配置した構成である。ここで、第1基体は、第1検出電極が設けられた面である第1主面と、第1主面の反対側に位置する第2主面とを有している。また、第1基体の第1主面には、第1検出電極に電圧を印加するための第1検出電極用配線と、第2検出電極に電圧を印加するための第2検出電極用配線とを備えている。これにより、使用者が指あるいはペン等で第2基体を押圧することにより、押圧された部位において第1検出電極と第2検出電極とが接触し、これによって入力装置に情報を入力することができる。
ところで、近年、使用者が入力装置の第2基体を押圧した場合に、押圧した使用者に対して、押しボタンスイッチを操作した場合と同様のリアルな押圧感を伝達する、いわゆる触覚伝達技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
このような触覚伝達技術を用いた入力装置では、上記の構成に加えて、さらに次のような構成を備えている。すなわち、第1基体の第2主面には、第1電極端子および第2電極端子を有した振動体が設けられている。この振動体は、第1基体の第2主面と対向する対向面を有しており、第1電極端子および第2電極端子は、この対向面に設けられている。ここで、振動体の対向面は、平面視矩形状をなしており、中央領域、中央領域の外側に位置する第1外側領域、および中央領域の外側に位置しておりかつ中央領域を挟んで第1外側領域と隣り合う第2外側領域を有している。
また、第1基体の第2主面には、振動体に電圧を印加するための第1振動体用配線および第2振動体用配線が設けられている。このため、振動体の第1電極端子と第1振動体用配線とは、導電性接着材を介して互いに接合されている。また、振動体の第2電極端子と第2振動体用配線とは、導電性接着材を介して互いに接合されている。さらに、振動体の第1基体に対する接合強度を向上させるために、第1基体の第2主面と振動体の対向面との間には、第1基体の第2主面と振動体の対向面とを接合させる接合部材が設けられている。
上記の触覚伝達技術を用いた入力装置によれば、使用者の押圧操作による所定の荷重を検知した場合に、振動体が振動する。振動体が振動することにより、この振動体が設けられた第1基体が振動する。第1基体が振動することにより、この第1基体に対向配置された第2基体も振動する。これにより、押圧した使用者に対して、押しボタンスイッチを操作した場合と同様のリアルな押圧感を伝達することができる。
特開2002−41231号公報 特開2004−118754号公報
ところで、振動体の振れ幅は、一般に、中央領域から外側領域に向かうに従って大きくなる。すなわち、振動体は、中央領域に対応する部位を中心として、第1外側領域および第2外側領域に対応する部位に向かうに従って大きく振動することになる。また、一般に、振動体と基体とは材質が異なるため、膨張係数の違いにより、振動体と基体とで収縮差が生じてしまう。このため、上記従来の入力装置では、振動体の振動により、第1外側領域および第2外側領域に位置する接合部材が、第1基体の第2主面および振動体の対向面から剥がれてしまう可能性があった。特に、振動体の対向面における第1外側領域および第2外側領域の角部に位置する接合部材に対して振動による大きな力が加わるため、この角部を起点として、接合部材が、第1基体の第2主面および振動体の対向面から剥がれてしまう可能性があった。接合部材がこれらの面から剥がれてしまうと、振動体が第1基体から外れてしまう可能性がある。振動体が第1基体から外れると、入力装置の信頼性は低下する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性を向上することができる入力装置、およびこれを備えた表示装置に関する。
上記目的を達成するために本発明における入力装置は、入力領域、および該入力領域の外側に位置する非入力領域を有した入力装置であって、第1主面、および該第1主面の反対側に位置する第2主面を有した第1基体と、前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第2主面に設けられ、該第2主面に対向する対向面を有しており、かつ該対向面に第1電極端子および第2電極端子を有した振動体と、前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第2主面に設けられた第1振動体用配線および第2振動体用配線と、前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第2主面と前記振動体の前記対向面との間に設けられており、かつ該第2主面と該対向面とを接合させる接合部材と、を備え、前記振動体の前記対向面は、平面視で矩形状であり、中央領域、該中央領域の外側に位置する第1外側領域、および前記中央領域の外側に位置しておりかつ前記中央領域を挟んで前記第1外側領域と隣り合う第2外側領域を有しており、前記第1電極端子および前記第2電極端子は、前記中央領域に位置しており、平面視において、前記第1振動体用配線は、前記振動体の前記対向面における短辺を介して前記第1電極端子と電気的に接続されており、前記第2振動体用配線は、前記振動体の前記対向面における短辺を介して前記第2電極端子と電気的に接続されており、平面視において、前記第1外側領域および前記第2外側領域の少なくとも1つに位置する前記第1振動体用配線と前記第2振動体用配線との間隔は、前記中央領域に位置する前記第1振動体用配線と前記第2振動体用配線との間隔よりも狭い。
本発明の入力装置、およびこれを備えた表示装置は、信頼性を向上することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る入力装置の概略構成を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る入力装置において、第2基体側から見た場合の、第1基体の概略構成を示す平面図である。 振動体の概略構成を示す斜視図である。 振動体の概略構成を示す平面図であって、振動体と振動体用配線との関係を表した図である。 図2中に示した切断線I−Iに沿って切断した断面図である。 従来の入力装置における、振動体と振動体用配線との関係を表した図である。 振動体の概略構成を示す平面図であって、振動体と振動体用配線との関係を表した図である。 本実施形態に係る入力装置において、紫外線硬化樹脂に対して紫外線を照射する方法を説明するための図である。 他の態様に係る入力装置において、紫外線硬化樹脂に対して紫外線を照射する方法を説明するための図である。 本実施形態に係る入力装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る表示装置の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る入力装置X1は、抵抗膜方式のタッチパネルであって、使用者が指あるいはペン等で押圧することにより情報を入力するための入力領域Eと、入力領域Eの外側に位置する非入力領域Eとを有している。また、入力装置X1は、第1基体10、および第2基体20を備えている。第1基体10は、第1主面10a、および第1主面10aの反対側に位置する第2主面10bを有している。第2基体20は、第1基体10の第1主面10aと対向する第3主面20a、および第3主面20aの反対側に位置する第4主面20bを有している。すなわち、入力領域Eに対応する第4主面20bが、使用者が指あるいはペン等で直接押圧する面となる。ここで、以下では、第1基体10を説明する前に、第2基体20について説明する。
第2基体20は、透光性および可撓性を有している。ここで、透光性とは、可視光に対する透過性を有することを意味する。また、第2基体20は、第3主面20aおよび第4主面20bに対して交差する方向に光を適切に透過することが可能な構成とされるとともに、電気的な絶縁性を充分に有する構成とされている。第2基体20の構成材料としては、ガラスあるいはプラスチック等の透光性を有するものが挙げられるが、中でも高品質の観点においてガラスが好ましい。なお、本実施形態において第2基体20の平面視形状は略矩形状とされているが、これには限られない。
第2検出電極21は、入力領域Eに対応する第2基体20の第3主面20a上に設けられている。第2検出電極21は、後述する第1基体10の第1検出電極11との接触点における電位の検出に寄与するものであり、一方(本実施形態では下方)側から入射した光を他方(本実施形態では上方)側に透過するように構成されている。第2検出電極21の構成材料としては、透光性を有する導電部材が挙げられる。透光性を有する導電部材としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)、ATO(Antimony
Tin Oxide:三酸化アンチモン)、酸化錫、あるいは酸化亜鉛等が挙げられる。
第1基体10は、第2基体20と対向配置されており、かつ透光性を有している。また、第1基体10は、第1主面10aおよび第2主面10bに対して交差する方向に光を適切に透過することが可能な構成とされるとともに、電気的な絶縁性を充分に有する構成とされている。第1基体10の構成材料としては、ガラスあるいはプラスチック等の透光性を有するものが挙げられるが、中でも高品質の観点においてガラスが好ましい。なお、本実施形態において第1基体10の平面視形状は略矩形状とされているが、これには限られない。
図1および図2に示すように、第1検出電極11は、入力領域Eに対応する第1基体10の第1主面10a上に設けられている。第1検出電極11は、第2検出電極21との接触点における電位の検出に寄与するものであり、一方(本実施形態では下方)側から入
射した光を他方(本実施形態では上方)側に透過するように構成されている。第1検出電極11の構成材料としては、第2検出電極21と同様のものが挙げられる。
また、第1検出電極11上には、スペーサ12が設けられている。スペーサ12は、第1検出電極11と第2検出電極21とを押圧位置で接触させる場合に、この押圧位置以外の領域において第1検出電極11と第2検出電極21との不要な接触が発生するのを低減する役割を担う部材である。また、スペーサ12は、複数のドット状のスペーサにより構成されている。スペーサ12の構成材料としては、例えば、熱硬化樹脂あるいは紫外線硬化樹脂が挙げられ、耐環境性の観点からは熱硬化性樹脂が好ましく、製造効率の観点からは紫外線硬化樹脂が好ましい。
また、非入力領域Eに対応する第1基体10の第1主面10a上には、第1検出電極用配線13が設けられている。第1検出電極用配線13は、一端部が第1検出電極11と電気的に接続されており、他端部が第1外部導通領域Sに位置している。ここで、第1外部導通領域Sは、非入力領域Eに対応する第1基体10の第1主面10aの一部の領域であり、かつ図示しないFPC(Flexible Printed Circuit:フレキシブルプリント配線基板)と電気的に接続される領域である。本実施形態では、このFPC上に、タッチパネルドライバ(図示省略)が実装される。
また、非入力領域Eに対応する第1基体10の第1主面10a上には、第2検出電極用配線14が設けられている。第2検出電極用配線14は、一端部がシール部材15を介して第2検出電極21と電気的に接続されており、他端部が第1外部導通領域Sに位置している。ここで、シール部材15は、第1検出電極11を取り囲むようにして第1基体10上に配置されており、かつ導電性を有している。シール部材15は、第2検出電極用配線14、および第2検出電極21の電気的導通を図りつつ、第1基体10と第2基体20とを接合する役割を担うものである。なお、図2では、説明の便宜上、シール部材15の図示を省略している。
本実施形態においてこれら検出電極用配線13,14は、例えば、硬質で高い形状安定性を得るべく、金属薄膜で構成されている。この金属薄膜としては、例えば、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜、クロム膜とアルミニウム膜との積層膜、あるいはクロム膜とアルミニウム合金膜との積層膜が挙げられる。
また、非入力領域Eに対応する第1基体10の第2主面10b上には、振動体30が設けられている。本実施形態において振動体30は、圧電素子である。振動体30は、図3および図4に示すように、非入力領域Eに対応する第1基体10の第2主面10bと対向する対向面30aを有している。振動体30の対向面30aは、平面視で矩形状である。このため、対向面30aは、長さSaとなる短辺、および長さSbとなる長辺を有している。また、振動体30の対向面30aは、中央領域301a、中央領域301aの外側に位置する第1外側領域302a、および中央領域301aの外側に位置しておりかつ中央領域301aを挟んで第1外側領域302aと隣り合う第2外側領域303aを有している。本実施形態において中央領域301aは、図4に示すように、対向面30aの長辺における中線Oを基準として、短辺方向にそれぞれSb/4の長さの範囲にある領域をいう。
振動体30の対向面30aにおける中央領域301aには、第1電極端子31および第2電極端子32が設けられている。ここで、第1電極端子31は、正の電圧が印加される端子である。第2電極端子32は、負の電圧が印加される端子である。また、振動体30の対向面30aおよび側面30bには、第1電極端子31と電気的に接続される第1電極311、および第2電極端子32と電気的に接続される第2電極321が設けられている
なお、図1および図2では、4つの振動体30が、第1基体10の第2主面10bにおける各辺に沿ってそれぞれ設けられている例について図示したが、これに限定されない。すなわち、振動体30の数、および振動体30の配置位置等については、任意である。
振動体30は、第2基体20の第4主面20bに対する押圧荷重を検出するとともに、第1基体10および第2基体20を振動させる役割を担う部材である。すなわち、本実施形態に係る振動体30は、押圧荷重を検出する機能と、振動する機能との双方の機能を有している。ここで、まず、振動体30の荷重検出機能について説明する。すなわち、使用者が、入力領域Eに対応する第2基体20の第4主面20bを押圧すると、第1基体10および第2基体20の撓みに従って、振動体30も撓む。つまり、第2基体20への押圧荷重に応じて、振動体30の撓み量が変化することになる。振動体30は、撓み量を、当該撓み量に応じた電圧に変換する。これにより、振動体30により第2基体20の押圧荷重を検出することができる。
次に、振動体30の振動機能について説明する。すなわち、後述する振動体用ドライバからの指示によって、後述する振動体用配線41,42、電極端子31,32、および電極311,321を介して振動体30に電圧が印加されると、この振動体30は振動する
。振動体30が振動することにより、振動体30が設けられた第1基体10は振動する。第1基体10が振動することにより、第1基体10と対向して配置される第2基体20も振動する。これにより、第2基体20を押圧した使用者に対して、押しボタンスイッチを操作した場合と同様のリアルな押圧感が伝達される。ここで、本実施形態に係る振動体用ドライバ(図示省略)は、タッチパネルドライバが実装されたFPCと同じFPCに実装される。
また、非入力領域Eに対応する第1基体10の第2主面10b上には、第1振動体用配線41、および第2振動体用配線42が設けられている。振動体用配線41,42は、図2に示すように、第1基体10を平面透視した場合において、第1検出電極11を取り囲むようにして第1基体10の第2主面10bに設けられており、かつ第1検出電極11と検出電極用配線13,14との間に位置している。また、振動体用配線41,42は、一端部が第2外部導通領域Sに位置している。ここで、第2外部導通領域Sは、非入力領域Eに対応する第1基体10の第2主面10bの一部の領域であり、かつ振動体用ドライバが実装されたFPCと電気的に接続される領域である。
本実施形態においてこれら振動体用配線41,42は、例えば、硬質で高い形状安定性を得るべく、金属薄膜で構成されている。この金属薄膜としては、例えば、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜、クロム膜とアルミニウム膜との積層膜、あるいはクロム膜とアルミニウム合金膜との積層膜が挙げられる。
図4および図5に示すように、振動体30の第1電極端子31と第1振動体用配線41とは、導電性接着材50を介して互いに接合されている。すなわち、第1振動体用配線41は、図4に示すように、対向面30の短辺を介して、第1電極端子31と電気的に接続されている。ここで、導電性接着材50の材料としては、例えば、金、錫、銀、パラジウム、銅、ニッケル等の金属、これらを含んだ合金、あるいは金属微粒子を含んだ樹脂等が挙げられる。また、これと同様に、振動体30の第2電極端子32と第2振動体用配線42とは、導電性接着材50を介して互いに接合されている。すなわち、第2振動体用配線42は、図4に示すように、対向面30の短辺を介して、第2電極端子32と電気的に接続されている。
このように、本実施形態では、振動体用配線41,42は、対向面30の短辺を介して電極端子31,32と電気的に接続されている。そのため、本実施形態に係る入力装置X1は、振動体用配線41,42が対向面30の長辺を介して電極端子31,32と電気的に接続されている場合と比べて、非入力領域Eを狭くすることができる。この結果、入力装置X1は、小型化を実現することができる。
また、非入力領域Eに対応する第1基体10の第2主面10bと振動体30の対向面30aとの間には、第2主面10bと対向面30aとを接合させる接合部材60が設けられている。本実施形態において接合部材60は、振動体30の対向面30aのうち、導電性接着材50が設けられた領域50a以外の全ての領域60aに位置している。ここで、本実施形態において接合部材60は、紫外線硬化樹脂が紫外線により硬化されてなる部材であるが、これに限らず、熱硬化樹脂が熱により硬化されてなる部材であってもよい。なお、紫外線硬化樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、あるいはエポキシ系樹脂等が挙げられる。
図4に示すように、平面視において、第1外側領域302aおよび第2外側領域303aに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔Lは、中央領域301aに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔Lよりも狭い。このため、入力装置X1は、上記従来の入力装置と比べて、振動体30の対向面30aにおける角部C(第1外側領域302aおよび第2外側領域303aの角部C)において接合部材60が配置可能な面積が大きくなる。すなわち、上記従来の入力装置では、図6に示すように、第1外側領域302aおよび第2外側領域303aに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔は、中央領域301aに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔Lと同じであったからである。そのため、入力装置X1では、角部Cに位置する接合部材60に対して振動による大きな力が加わっても、この角部Cを起点として、接合部材60が、第1基体10の第2主面10bおよび振動体30の対向面30aから剥がれてしまう可能性を低減できる。この結果、入力装置X1は、上記従来の入力装置と比べて、信頼性を向上することができる。
なお、上記では、第1外側領域302a、中央領域301a、および第2外側領域303aに、第1振動体用配線41および第2振動体用配線42が設けられている例について説明したが、これに限定されない。すなわち、第1外側領域302aおよび中央領域301aにのみ、第1振動体用配線41および第2振動体用配線42が設けられていてもよい。また、第2外側領域303aおよび中央領域301aにのみ、第1振動体用配線41および第2振動体用配線42が設けられていてもよい。図7では、第1外側領域302aおよび中央領域301aにのみ、第1振動体用配線41および第2振動体用配線42が設けられていている例について図示している。この場合も、上記と同様、第1外側領域302aに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔Lは、中央領域301aに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔Lよりも狭い。
なお、中央領域301aに位置する第1振動体用配線41と第2振動体用配線42との間隔Lは、振動体30の対向面30aにおける短辺の長さSaに近ければ近いほど好ましい。このようにすると、中央領域301aにおける中央部において接合部材60が配置可能な面積が大きくなり、接合部材60が、第1基体10の第2主面10bおよび振動体30の対向面30aから剥がれてしまう可能性をより低減できる。
また、接合部材60が紫外線硬化樹脂である場合、本実施形態のように、平面視において、第1検出電極用配線13および第2検出電極用配線14は、非入力領域Eに対応する第1基体10の第1主面10aのうち、接合部材60が設けられた領域60aとは重な
らない領域に位置していることが好ましい。具体的には、第1検出電極用配線13および第2検出電極用配線14は、非入力領域Eに対応する第1基体10の第1主面10aのうち、振動体30の対向面30aとは重ならない領域に位置している。すなわち、第1検出電極用配線13および第2検出電極用配線14は、振動体30の対向面30aよりも外側の領域に位置している。
図8に示すように、入力装置X1を作製する場合において、非入力領域Eに対応する第1基体10の第2主面10bと振動体30の対向面30aとの間に充填した紫外線硬化樹脂600を硬化させるために、この紫外線硬化樹脂600に対して、紫外線を照射する。本実施形態において、紫外線の照射経路は、図8に矢印で示されているように、第2基体20の第4主面20b、第3主面20a、第1基体10の第1主面10a、第2主面10b、および紫外線硬化樹脂600の順となる。ここで、入力装置X1によれば、第1基体10を平面透視した場合において、第1検出電極用配線13および第2検出電極用配線14は、非入力領域Eに対応する第1基体10の第1主面10aのうち、紫外線硬化樹脂600(接合部材60)が設けられた領域60aとは重ならない領域に位置している。このため、図8の矢印で示された経路で紫外線を照射した場合であっても、入力装置X1では、紫外線の照射経路に、第1検出電極用配線13および第2検出電極用配線14は存在していない。そのため、入力装置X1は、紫外線硬化樹脂600の全体が充分に硬化された接合部材60を形成することができる。
ここで、上記とは逆に、図9に示すように、紫外線の照射経路に、第1検出電極用配線13および第2検出電極用配線14が位置している場合を考える。この場合、第1検出電極用配線13および第2検出電極用配線14によって紫外線の照射が妨げられ、紫外線硬化樹脂600の一部が充分に硬化されないまま接合部材60が形成されてしまう可能性がある。つまり、検出電極用配線13,14は、上述のように、例えば、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜、クロム膜とアルミニウム膜との積層膜、あるいはクロム膜とアルミニウム合金膜との積層膜で形成されており、当該検出電極用配線13,14において、紫外線が反射されてしまうからである。紫外線硬化樹脂600の一部が充分に硬化されないまま接合部材60が形成されてしまうと、振動体30の第1基体10に対する接合強度が低下する。
すなわち、入力装置X1では、紫外線硬化樹脂600の全体が充分に硬化された接合部材60を形成することができる。このため、入力装置X1は、振動体30の第1基体10に対する接合強度が向上する。振動体30の第1基体10に対する接合強度が向上するので、入力装置X1は、信頼性がさらに向上する。
なお、図2では、検出電極用配線13,14は、振動体用配線41,42よりも外側に位置している例について説明したが、これに限定されない。すなわち、検出電極用配線13,14は、振動体用配線41,42よりも内側に位置してもよい。
次に、上記の構成に係る入力装置X1の動作について、図10を参照しながら説明する。
図10に示すように、振動体30は、例えば、使用者が、入力領域Eに対応する第2基体20の第4主面20bを押圧した場合に、第2基体20への押圧荷重を検出する(Op1)。そして、上記の振動体用ドライバは、使用者による第2基体20への押圧操作が、表示画面に表示された入力オブジェクトに対する押圧操作である場合に、Op1にて検出された押圧荷重が閾値以上であるか否かを判定する(Op2)。
振動体用ドライバは、Op1にて検出された押圧荷重が閾値以上であると判定すれば(
Op2にてYES)、振動体30を振動させる(Op3)。そして、Op3にて振動された振動体30により第1基体10が振動する。第1基体10が振動することにより、第1基体10と対向配置される第2基体20も振動する。これにより、第2基体20を押圧した使用者に対して押圧感が伝達される。一方、振動体用ドライバは、Op1にて検出された押圧荷重が閾値未満であると判定すれば(Op2にてNO)、図10の処理を終了する。
次に、上記の入力装置X1を備えた表示装置Y1について、図11を参照しながら説明する。
図11に示すように、本実施形態に係る表示装置Y1は、入力装置X1と、入力装置X1と対向配置される液晶表示装置Z1とを備えている。
液晶表示装置Z1は、液晶表示パネル70、バックライト71、および筐体72を備えている。
バックライト71は、光源71aおよび導光板71bを含んでいる。光源71aは、導光板71bに向けて光を出射する役割を担う部材であり、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)から構成される。なお、LEDの代わりに、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)、ハロゲンランプ、キセノンランプ、あるいはEL(Electro-Luminescence:エレクトロルミネッセンス)であってもよい。導光板71bは、液晶表示パネル70の下面全体にわたって、光源71aからの光を略均一に導くための役割を担う部材である。
筐体72は、液晶表示パネル70およびバックライト71を収容する役割を担うものであり、上側筐体72aおよび下側筐体72bを含んで構成される。筐体72の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいはステンレス(SUS)やアルミニウム等の金属が挙げられる。
ここで、液晶表示装置Z1は、例えば、ホウ素、ウレタン材、あるいはアクリル樹脂系の両面粘着テープからなる緩衝材Tで入力装置X1を支持している。緩衝材Tの数は任意であるが、本実施形態においては、液晶表示装置Z1は、6つの緩衝材Tで入力装置X1を支持している。これにより、表示装置Y1は、入力装置X1を振動させることが可能となり、使用者に対して押圧感を伝達することが可能となる。
表示装置Y1は、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯用の端末装置、工場等の産業用途で使用されるプログラマブル表示器、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、あるいはゲーム用の端末装置等の種々の電子機器に備えられる。
なお、上記では、入力装置X1が抵抗膜方式のタッチパネルである例について説明したが、これに限定されない。すなわち、入力装置X1は、静電容量方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、赤外線方式のタッチパネル、あるいは電磁誘導方式のタッチパネルであってもよい。
また、上記では、入力装置X1が設けられる表示パネルが液晶表示パネルである例について説明したが、これに限定されない。すなわち、入力装置X1が設けられる表示パネルは、CRT、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、蛍光表示管、電界放出ディスプレイ、表面電界ディスプレイ、あるいは電子ペーパ等であってもよい。
X1 入力装置
Y1 表示装置
10 第1基体
10a 第1主面
10b 第2主面
11 第1検出電極
13 第1検出電極用配線
14 第2検出電極用配線
20 第2基体
20a 第3主面
21 第2検出電極
30 振動体
31 第1電極端子
32 第2電極端子
41 第1振動体用配線
42 第2振動体用配線
60 接合部材
70 液晶表示パネル(表示パネル)
600 紫外線硬化樹脂
入力領域
非入力領域

Claims (6)

  1. 入力領域、および該入力領域の外側に位置する非入力領域を有した入力装置であって、
    第1主面、および該第1主面の反対側に位置する第2主面を有した第1基体と、
    前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第2主面に設けられ、該第2主面に対向する対向面を有しており、かつ該対向面に第1電極端子および第2電極端子を有した振動体と、
    前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第2主面に設けられた第1振動体用配線および第2振動体用配線と、
    前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第2主面と前記振動体の前記対向面との間に設けられており、かつ該第2主面と該対向面とを接合させる接合部材と、を備え、
    前記振動体の前記対向面は、平面視で矩形状であり、中央領域、該中央領域の外側に位置する第1外側領域、および前記中央領域の外側に位置しておりかつ前記中央領域を挟んで前記第1外側領域と隣り合う第2外側領域を有しており、
    前記第1電極端子および前記第2電極端子は、前記中央領域に位置しており、
    平面視において、前記第1振動体用配線は、前記振動体の前記対向面における短辺を介して前記第1電極端子と電気的に接続されており、前記第2振動体用配線は、前記振動体の前記対向面における短辺を介して前記第2電極端子と電気的に接続されており、
    平面視において、前記第1外側領域および前記第2外側領域の少なくとも1つに位置する前記第1振動体用配線と前記第2振動体用配線との間隔は、前記中央領域に位置する前記第1振動体用配線と前記第2振動体用配線との間隔よりも狭いことを特徴とする入力装置。
  2. 前記入力領域に対応する前記第1基体の前記第1主面に設けられた第1検出電極と、
    前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第1主面に設けられており、かつ前記第1検出電極と電気的に接続された第1検出電極用配線と、をさらに備え、
    前記接合部材は、紫外線硬化樹脂が硬化されてなり、
    平面視において、前記第1検出電極用配線は、前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第1主面のうち、前記接合部材が設けられた領域とは重ならない領域に位置している、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第1基体の前記第1主面と対向する第3主面を有した第2基体と、
    前記入力領域に対応する前記第2基体の前記第3主面に設けられた第2検出電極と、
    前記外側領域に対応する前記第1基体の前記第1主面に設けられており、かつ前記第2検出電極と電気的に接続された第2検出電極用配線と、をさらに備え、
    平面視において、前記第2検出電極用配線は、前記非入力領域に対応する前記第1基体の前記第1主面のうち、前記接合部材が設けられた領域とは重ならない領域に位置している、請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記振動体は、圧電素子である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入力装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の入力装置と、
    前記入力装置と対向配置される表示パネルと、を備えた表示装置。
  6. 前記表示パネルは、液晶表示パネルである、請求項5に記載の表示装置。
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