JP2011231677A - 建設機械の排気装置 - Google Patents

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象平 神谷
Hideki Konuma
英樹 小沼
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Abstract

【課題】排気管の内壁に付着した煤等を含む水滴が排気管の外部へ飛散することを抑えることができると共に、装置の大型化を伴うことなく排気抵抗が大きくなることを抑えることができる建設機械の排気装置の提供。
【解決手段】油圧ショベル1の旋回体3内部に設置され、エンジンの排ガスの後処理装置12と、この後処理装置12で処理され、その排気口12aから導かれる排気を外部へ排出する排気管10と、排気によって押し出される水滴を捕集する水滴捕集手段とを備え、この水滴捕集手段は、排気管10の出口に排気管10の一部を外方に拡げるように形成された拡開部10Aと、拡開部10Aの内側に設けられ、水滴の収容空間を形成する水滴捕捉部11とから成る。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの排ガスの後処理装置から送出される排気を外部へ送出する排気管を備えた建設機械の排気装置に関する。
一般的に、油圧ショベル等の建設機械は、履帯等を有して走行する走行体と、この走行体の上方に旋回フレームを介して連結され、左右方向に旋回する旋回体と、この旋回体の前方に設けられ、各アクチュエータを有して掘削等の作業を行うフロント作業機とを備えている。
そして、建設機械の旋回体は、エンジンルームの内部に収納されたエンジンと、触媒を有してエンジンの排ガスを処理する後処理装置と、この後処理装置で処理され、その排気口から導かれる排気を外部へ排出する排気管とを備えている。
このような建設機械に備えられる後処理装置の従来技術の1つとして、ディーゼルエンジンに使用されるものであるが、下流側に設置され、触媒の活性を確保するように排気ガスの温度を上昇させるために用いられる排気絞り弁を備え、この排気絞り弁の開放に伴って発生する騒音を低減することを目的としたディーゼルエンジンの排気ガス後処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上述した特許文献1に開示されたディーゼルエンジンの排気ガス後処理装置には、炭化水素等の粒子状物質を取り除くために触媒として酸化触媒が用いられており、粒子状物質が酸化触媒上で酸化反応を起こすことによって水蒸気が生じる。そのため、このような後処理装置を備えた建設機械の排気装置では、後処理装置から導かれる排気と共に水蒸気が排気管の内部に送出されると、排気管の温度が低い場合に水蒸気が排気管で冷却されることにより、排気管の内壁に水滴が付着する。特に、建設機械の作業開始時において排気管はまだ暖気されていないので、排気管の内壁への水滴の付着が顕著となる。
また、上述の後処理装置を備えている場合であっても、排ガス中に含まれる煤等を完全には処理できないので、後処理装置から導かれる排気を外部へ排出する際に排気管の壁面に煤等が付着する。そのため、排気管の壁面には煤等が堆積しているので、排気管の内壁に付着した水滴は多くの煤等を含んで黒色化している。
従って、このような後処理装置を備えた従来の建設機械の排気装置では、排気管の内壁に付着して黒色化した水滴が後処理装置の排気口から導かれる排気で押し出されることにより、水滴が排気管の出口で溜まり、排気管の外部へ飛散して旋回体の車体カバーを汚すことが問題となっている。
これを防止する従来技術の1つとして、車輌のマフラ装置が提案されている。この車輌のマフラ装置は、排気パイプ、すなわち排気管の内側に、水滴捕捉部材を設けたものであり、この水滴捕捉部材は、排気管から環状に内方突出した水滴堰き止め環と、水滴堰き止め環の内端から排気パイプの基部側に向けて環状に突出した突出環とを有している(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−282533号公報 特開2008−261242号公報
しかし、特許文献2に開示された車輌のマフラ装置では、上述したように水滴捕捉手段の水滴堰き止め環及び突出環が、排気管の出口において排気管から環状に内側へ突出しているので、排気管の出口における開口面が排気管内を流通する排気の流路の断面よりも小さくなっている。そのため、水滴堰き止め環及び突出環によって排気の排出が妨げられ、排気管の出口で排気が滞留するので、排気管内における排気抵抗が大きくなる。その結果、エンジンの加速性能や燃費に悪影響を及ぼす可能性がある。
上述のような排気管内における排気抵抗を小さくするためには、排気管の径を大きくすることが考えられる。しかし、このように構成すると、排気管の径が大きくなることに伴って当該装置全体が大型化し、当該装置の組立作業が煩雑になる等の別の不都合が生じてしまう。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、排気管の内壁に付着した煤等を含む水滴が排気管の外部へ飛散することを抑えることができると共に、装置の大型化を伴うことなく排気抵抗が大きくなることを抑えることができる建設機械の排気装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の建設機械の排気装置は、旋回体を有する建設機械の前記旋回体内部に設置され、エンジンの排ガスの後処理装置と、この後処理装置で処理され、その排気口から導かれる排気を外部へ排出する排気管と、排気によって押し出される水滴を捕集する水滴捕集手段とを備えた建設機械の排気装置において、前記水滴捕集手段は、前記排気管の出口に前記排気管の一部を外方に拡げるように形成された拡開部と、前記拡開部の内側に設けられ、前記水滴の収容空間を形成する水滴捕捉部とから成ることを特徴としている。
このように構成した本発明は、排気管の内壁に付着して黒色化した水滴が後処理装置の排気口から導かれる排気で押し出されても、排気管の出口に設けられた拡開部の内側における水滴捕捉部によって水滴が捕集されるので、排気管の内壁に付着した煤等を含む水滴が排気管の外部へ飛散することを抑えることができる。さらに、排気管の出口に設けられた拡開部は、排気管に対して外方へ拡がっていることから、水滴捕集手段によって排気管の出口における開口面の流路面積(断面積)を小さくすることがないため排気抵抗が大きくならない。すなわち、排気管全体の径寸法を大きくすることなく、排気管内を流通する排気の流路の断面積を大きく確保することが可能になり、排気の排出が妨げられないようにすることができる。これにより、排気管の出口に水滴捕集手段を設けても装置の大型化を伴うことなく排気抵抗が大きくなることを抑えることができる。
また、本発明に係る建設機械の排気装置は、前記発明において、前記水滴捕捉部は、前記収容空間の外周壁を形成する前記拡開部と、内径が前記後処理装置の前記排気口の外径以上の寸法に設定され、外径が前記排気管の前記拡開部の内径よりも小さな寸法に設定されて前記排気管の前記拡開部の内側に収容され前記収容空間の内周壁を形成する筒体と、前記拡開部の開口端と前記筒体の一端部とを連結し、それらの間に形成される前記収容空間の一端側を閉塞する連結体と、前記筒体の他端部と前記拡開部との間に形成され、前記収容空間への入口となる開口部とから成ることを特徴としている。
このように構成した本発明は、排気管の出口に設けられた水滴捕捉部が排気管の拡開部と、筒体と、連結体とから形成される収容空間を有していることにより、排気管の内壁に付着して黒色化した水滴が後処理装置の排気口から導かれる排気で押し出されても、水滴が排気管の内壁を伝って水滴捕捉部の開口部から収容空間内へそのまま捕集されるので、水滴が排気管の外部へ飛散することをより抑えることができる。特に、上述したように建設機械の作業開始時において排気管は暖気されていないので、水滴が排気管の内壁に付着し易くなっているが、水滴の量が増えても水滴捕捉部の収容空間内へ水滴を確実に捕集することができる。さらに、水滴捕捉部の収容空間内に捕集された水滴は、排気管が後処理装置から導かれる排気で暖められることによって蒸発するので、水滴が水滴捕捉部の収容空間の中に溜まることを抑えることができる。
また、本発明に係る建設機械の排気装置は、前記発明において、前記排気管は前記後処理装置の前記排気口の周縁部を内挿するように配置されており、前記排気管と前記後処理装置の前記排気口の前記周縁部との間から外気を前記排気管内部へ流入させる通気口を有することを特徴としている。このように構成すると、後処理装置の排気口から導かれる高温の排気が通気口から排気管内へ流入した外気で冷却されることにより、排気の熱で車体カバーが損傷することを軽減することができる。
また、本発明に係る建設機械の排気装置は、前記発明において、前記排気管を前記旋回体の車体カバーに取り付けたことを特徴としている。このように構成すると、排気管が剛性を有する車体カバーに支持固定されるので、作業時における振動等に対しても影響を受けることなく、安定した構造を実現することができる。
また、本発明に係る建設機械の排気装置は、前記発明において、前記排気管を固定部材を介して前記後処理装置の前記排気口に取り付けたことを特徴としている。このように構成すると、排気管の上流側の内径を後処理装置の排気口の外径よりも大きく設定し、排気管を後処理装置の排気口の周縁部を包含するように配置して固定部材を介して取り付けるだけで良いので、排気管の設置作業を容易に行うことができる。また、排気管と後処理装置が固定部材を介して一体型となっているので、後処理装置から導かれる排気を排気管の外部へ確実に排出することができる。
本発明の建設機械の排気装置は、旋回体を有する建設機械の旋回体内部に設置され、エンジンの排ガスの後処理装置と、この後処理装置で処理され、その排気口から導かれる排気を外部へ排出する排気管と、排気によって押し出される水滴を捕集する水滴捕集手段とを備えている。そして、この水滴捕集手段は、排気管の出口に排気管の一部を外方に拡げるように形成された拡開部と、拡開部の内側に設けられ、水滴の収容空間を形成する水滴捕捉部とから成っている。そのため、排気管の内壁に付着して黒色化した水滴が後処理装置の排気口から導かれる排気で押し出されても、上述した排気管の出口に設けられた拡開部の内側の水滴捕捉部によって水滴が捕集されるので、排気管の内壁に付着した煤等を含む水滴が排気管の外部へ飛散することを抑えることができる。これにより、車体カバーを汚すことがなく、外観の美観を維持することができる。さらに、排気管の出口に設けられた拡開部は、排気管に対して外方へ拡がっているので、排気が排気管の出口で滞留することがなく、排気の排出抵抗が大きくなることがない。これにより、エンジンの加速性能や燃費に悪影響を及ぼすことがない。このように、排気管の出口に水滴捕集手段を設けても装置の大型化を伴うことなく排気抵抗が大きくなることを抑えることができる。
本発明に係る建設機械の排気装置の第1実施形態が適用される建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。 本発明の第1実施形態の構成を示す図である。 図2のA部を拡大して示す図である。 本発明の第1実施形態に備えられる排気管の正面図である。 本発明の第2実施形態における要部の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態における要部の構成を示す図である。 図6に示すB−B線に沿う断面図である。
以下、本発明に係る建設機械の排気装置を実施するための形態を図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
本発明に係る建設機械の排気装置の第1実施形態は、例えば図1に示すように油圧ショベル1に備えられる。この油圧ショベル1は、走行体2と、この走行体2の上側に配置され、旋回フレーム3aを有する旋回体3と、この旋回体3の前方に取り付けられて上下方向に回動するフロント作業機4とを備えている。また、旋回体3は、前方に位置するキャブ7と、後方に配置されたカウンタウェイト6と、これらキャブ7とカウンタウェイト6との間に配置されたエンジンルーム5とを備えている。
図2に示すように、本発明の第1実施形態は、エンジンルーム5の上部に蓋をする車体カバー15と、旋回体3の内部に設置されて図示しないエンジンの排ガスを処理する後処理装置12と、この後処理装置12で処理され、排気を外部へ排出する排気管10とを備えている。なお、本発明の第1実施形態では、後処理装置12の排気口12aと排気管10とが接続されて一体型となっている。
図3、図4に示すように、排気管10は、後処理装置12に接続されて鉛直に配置される鉛直部10aと、この鉛直部10aから屈曲する屈曲部10bとを有している。そして、本発明の第1実施形態は、排気によって押し出される水滴を捕集する水滴捕集手段を備えている。具体的に本発明の第1実施形態では、水滴捕集手段は、排気管10の出口に排気管10の一部を外方に拡げるように形成された拡開部10Aと、この拡開部10Aの内側に設けられ、水滴の収容空間を形成する水滴捕捉部11とから成っている。この水滴捕捉部11は、収容空間の外周壁を形成する拡開部10Aと、内径D1が後処理装置12の排気口12a、すなわち排気管10の鉛直部10aと後処理装置12との接続部分の外径D4以上の寸法に設定され(D1≧D4)、外径D2が排気管10の拡開部10Aの内径D3よりも小さな寸法に設定され(D2<D3)、排気管10の拡開部10Aの内側に収容され収容空間の内周壁を形成する筒体11aと、排気管10の拡開部10Aの開口端と筒体11aの一端部とを連結し、それらの間に形成される収容空間の一端側を閉塞する連結体11bと、筒体11aの他端部と拡開部10Aとの間に形成され、収容空間の入口となる開口部11cとから成っている。
このように構成した本発明の第1実施形態によれば、水滴捕集手段に含まれる水滴捕捉部11が、排気管10の拡開部10Aと、筒体11aと、連結体11bとから形成されることによって排気管10が拡開部10Aの内側に水滴の収容空間を有しているので、排気管10の内壁に付着して黒色化した水滴が後処理装置12から導かれる排気で押し出されても、水滴が排気管10の鉛直部10a、屈曲部10b、及び拡開部10Aの内壁を伝って水滴捕捉部の収容空間内にそのまま捕集される。これにより、排気管10の内壁に付着した煤等を含む水滴が排気管10の拡開部10Aから外部へ飛散することを抑えることができる。
特に、油圧ショベル1の作業開始時において排気管10は暖気されていないので、水滴が排気管10の内壁に付着し易くなっているが、排気管10の内壁に付着した水滴の量が増えても水滴捕捉部11によって水滴を排気管10の外側へ漏らすことなく確実に収容空間内に捕集することができる。さらに、水滴捕捉部11の収容空間内に捕集された水滴は、排気管10が後処理装置12から導かれる排気で暖められることによって蒸発するので、水滴が水滴捕捉部11の収容空間内に溜まることを抑えることができる。このように、油圧ショベル1の車体カバー15を汚すことがなく、油圧ショベル1の外観の美観を維持することができる。
また、排気管10の出口に設けられた拡開部10Aは、排気管10に対して外方へ拡がっていることから、水滴捕捉部11の内周面、すなわち筒体11aの内周面の径寸法(D1)を比較的大きく設定することができる。従って、排気管10全体の径寸法を大きくすることなく、排気管10内を流通する排気の流路の断面積を大きく確保することが可能になり、排気の排出が妨げられないようにして排気の排出効率を高めることができる。これにより、排気管10の出口に水滴捕集手段に含まれる水滴捕捉部11を設けても装置の大型化を伴うことなく排気抵抗が大きくなることを抑えることができ、エンジンの加速性能や燃費に悪影響を及ぼすことがない。
なお、本発明の第1実施形態では、図3に示す排気管10の拡開部10Aと排気管10の屈曲部10bとの接続部分に角部10c,10dが形成されているが、この接続部分が角部10c,10dの代わりに曲面を形成するように設定しても良い。この場合、水滴が表面張力によって当該接続部分の角部10c,10dで堆積しないので、排気によって押し出される水滴を排気管10の屈曲部10b及び拡開部10Aを伝って水滴捕捉部11の収容空間内に滑らかに入り込ませることができる。
[第2実施形態]
図5は本発明の第2実施形態における要部の構成を示す図である。
図5に示すように、本発明の第2実施形態が前述した第1実施形態と異なるのは、第1実施形態では、後処理装置12の排気口12aと排気管10とが接続されて一体型となった構成にしてあるのに対して、第2実施形態では、後処理装置12の排気口12aと排気管20とが接続されておらず、排気管20は後処理装置12の排気口12aの周縁部を内挿するように配置され、排気管20と後処理装置12の排気口12aの周縁部との間から外気を排気管20内部へ流入させる通気口16を有する構成にしてある。また、第2実施形態では、排気管20は鉛直部20aの上流側に取付部20cを有しており、排気管20の取付部20cをボルト17を介して旋回体3の車体カバー15に取り付けている。なお、排気管20は、内径D5が後処理装置12の排気口12aの外径D4よりも大きい寸法に設定されている(D4<D5)。その他の構成は第1実施形態と同様である。
このように構成した本発明の第2実施形態は、内径D5が後処理装置12の排気口12aの外径D4よりも大きい排気管20を、後処理装置12の排気口12aの周縁部を内挿するように配置することにより、排気管20の鉛直部20aと後処理装置12の排気口12aの周縁部との間に通気口16が形成されているので、後処理装置12から導かれる高温の排気が通気口16から排気管20内へ流入した外気で冷却することができる。これにより、排気の熱で車体カバー15が損傷することを軽減することができる。
また、本発明の第2実施形態では、水滴捕捉部11の筒体11aの内径D1が後処理装置12の排気口12aの外径D4よりも大きい寸法に設定されているので(D4<D1)、排気管20内を流通する排気の背圧を抑えることができる。これにより、外気が通気口16から排気管20内へ流入しなくなることを防止することができる。
[第3実施形態]
図6は本発明の第3実施形態における要部の構成を示す図、図7は図6に示すB−B線に沿う断面図である。
図6、図7に示すように、本発明の第3実施形態が前述した第1実施形態と異なるのは、第1実施形態では、後処理装置12の排気口12aと排気管10とが接続されて一体型となった構成にしてあるのに対して、第3実施形態では、第2実施形態と同様に後処理装置12の排気口12aと排気管30とが接続されておらず、排気管30は後処理装置12の排気口12aの周縁部を内挿するように配置され、排気管30と後処理装置12の排気口12aの周縁部との間から外気を排気管30内部へ流入させる通気口16を有する構成にしてある。また、第3実施形態では、排気管30の鉛直部30aを固定部材14を介して後処理装置12の排気口12aに例えば溶接で直接取り付けている。なお、排気管30は、第2実施形態の排気管20と同様に、内径D5が後処理装置12の排気口12aの外径D4よりも大きい寸法に設定されている(D4<D5)。その他の構成は第1実施形態と同様である。
このように構成した本発明の第3実施形態は、排気管30の鉛直部30aの内径D5を後処理装置12の排気口12aの外径D4よりも大きく設定し、排気管30の鉛直部30aを後処理装置12の排気口12aの周縁部を内挿するように配置して固定部材14を介して溶接で直接取り付けることにより、排気管30の鉛直部30aと後処理装置12の排気口12aの周縁部との間に通気口16を容易に設けることができる。また、排気管30を後処理装置12の排気口12aの周縁部に固定部材14を介して溶接等で簡単に取り付けることができるので、排気管30の設置作業における作業者の負担を軽減することができる。さらに、排気管30と後処理装置12が固定部材14を介して一体型となっているので、後処理装置12から導かれる排気を排気管30の外部へ確実に排出することができる。
1 油圧ショベル
2 走行体
3 旋回体
3a 旋回フレーム
4 フロント作業機
5 エンジンルーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
10,20,30 排気管
10A,20A,30A 拡開部
10a,20a,30a 鉛直部
10b,20b,30b 屈曲部
10c,10d 角部
11 水滴捕捉部
11a 筒体
11b 連結体
11c 開口部
12 後処理装置
12a 排気口
14 固定部材
15 車体カバー
16 通気口
17 ボルト
20c,30c 取付部

Claims (5)

  1. 旋回体を有する建設機械の前記旋回体内部に設置され、エンジンの排ガスの後処理装置と、この後処理装置で処理され、その排気口から導かれる排気を外部へ排出する排気管と、排気によって押し出される水滴を捕集する水滴捕集手段とを備えた建設機械の排気装置において、
    前記水滴捕集手段は、前記排気管の出口に前記排気管の一部を外方に拡げるように形成された拡開部と、前記拡開部の内側に設けられ、前記水滴の収容空間を形成する水滴捕捉部とから成ることを特徴とする建設機械の排気装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械の排気装置において、
    前記水滴捕捉部は、前記収容空間の外周壁を形成する前記拡開部と、内径が前記後処理装置の前記排気口の外径以上の寸法に設定され、外径が前記排気管の前記拡開部の内径よりも小さな寸法に設定されて前記排気管の前記拡開部の内側に収容され前記収容空間の内周壁を形成する筒体と、前記拡開部の開口端と前記筒体の一端部とを連結し、それらの間に形成される前記収容空間の一端側を閉塞する連結体と、前記筒体の他端部と前記拡開部との間に形成され、前記収容空間への入口となる開口部とから成ることを特徴とする建設機械の排気装置。
  3. 請求項1又は2に記載の建設機械の排気装置において、
    前記排気管は前記後処理装置の前記排気口の周縁部を内挿するように配置されており、前記排気管と前記後処理装置の前記排気口の前記周縁部との間から外気を前記排気管内部へ流入させる通気口を有することを特徴とする建設機械の排気装置。
  4. 請求項3に記載の建設機械の排気装置において、
    前記排気管を前記旋回体の車体カバーに取り付けたことを特徴とする建設機械の排気装置。
  5. 請求項3に記載の建設機械の排気装置において、
    前記排気管を固定部材を介して前記後処理装置の前記排気口に取り付けたことを特徴とする建設機械の排気装置。
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