JP2003314276A - 排気管およびこれを備えた冷凍車 - Google Patents

排気管およびこれを備えた冷凍車

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JP2003314276A
JP2003314276A JP2002124063A JP2002124063A JP2003314276A JP 2003314276 A JP2003314276 A JP 2003314276A JP 2002124063 A JP2002124063 A JP 2002124063A JP 2002124063 A JP2002124063 A JP 2002124063A JP 2003314276 A JP2003314276 A JP 2003314276A
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pipe
exhaust
horizontal
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internal combustion
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Yasuji Shimizu
保治 清水
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関からの排気により、たとえばコンテ
ナの上面を汚してしまうおそれがなく、かつ雨水などが
内燃機関の内部に浸入しないようにすることのできる排
気管、およびこの排気管を備えた冷凍車を提供するこ
と。 【解決手段】 縦管11aと反対の側に位置する横管1
1bの一端部には、該一端部の外径よりも大きい内径を
有する第二の横管12aが設けられているとともに、前
記縦管11aと反対の側に位置する前記第二の横管12
aの一端部から上方もしくは斜め上方に向けて第二の縦
管12bが設けられており、かつ前記横管11bと前記
第二の横管12aとは、少なくとも一つの支持部材13
により連結され、前記横管11bの外周面11b’と前
記第二の横管12aの内周面12a’との間に隙間g1
が設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関で発生し
た排気を外部に導く排気管、およびこの排気管を備えた
冷凍車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の冷凍車1の一部斜視図であ
る。冷凍車1は、冷凍ユニット2と、コンテナ3と、車
両4とを主たる要素として構成されたものである。冷凍
ユニット2は凝縮器側ユニット5と蒸発器側ユニット6
からなるものである。凝縮器側ユニット5内には、冷凍
サイクルを構成する圧縮機(図示せず)、凝縮器(図示
せず)、凝縮器ファン、前述した圧縮機を駆動する内燃
機関(図示せず)および/または電動モータ(図示せ
ず)などが収められている。蒸発器側ユニット6内に
は、前述した圧縮機および凝縮器などと冷凍サイクルを
構成する蒸発器(図示せず)、および蒸発器ファン(図
示せず)などが収められている。
【0003】コンテナ3の前方側壁上部には冷凍ユニッ
ト2が設けられており、この冷凍ユニット2により、コ
ンテナ3内の温度はたとえば−30℃〜+25℃の範囲
に維持されるようになっている。コンテナ3は車両4に
積載または取り付けられて輸送されることとなる。
【0004】また、冷凍ユニット2の一側上部には、排
気管7が設けられている。この排気管7は、冷凍ユニッ
ト2内に収められた内燃機関から排出される排気を冷凍
ユニット2の外部、ここではコンテナ3の上方に導くた
めのものである。図5に示すように、排気管7はその側
方から見た平面視形状が略L字状を有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような排気管7では、排気出口7aが車両4の前進
方向に対して反対の側(すなわち排気出口7aから排出
された排気がコンテナ3の上面3aに向かうよう)に開
口しているため、コンテナ3の上面3aが排気により汚
れてしまうという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、内燃機関からの排気によりコンテナ3の上面3a
を汚してしまうおそれがなく、かつ雨水などが内燃機関
の内部に浸入しないようにすることのできる排気管、お
よびこの排気管を備えた冷凍車を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の排気管、および
この排気管を備えた冷凍車では、上記課題を解決するた
め、以下の手段を採用した。すなわち、請求項1記載の
排気管によれば、内燃機関から排出される排気を、前記
内燃機関の上方に導く縦管と、前記内燃機関と反対の側
に位置する前記縦管の一端部から略水平方向に延在し、
前記縦管内の前記排気を導く横管とを具備する排気管に
おいて、前記縦管と反対の側に位置する前記横管の一端
部には、該一端部の外径よりも大きい内径を有する第二
の横管が設けられているとともに、前記縦管と反対の側
に位置する前記第二の横管の一端部から上方もしくは斜
め上方に向けて第二の縦管が設けられており、かつ前記
横管と前記第二の横管とは、少なくとも一つの支持部材
により連結され、前記横管の外周面と前記第二の横管の
内周面との間に隙間が設けられていることを特徴とす
る。
【0008】この排気管において、内燃機関から排出さ
れる排気は縦管、横管、第二の横管、および第二の縦管
を通って上方に排出され、第二の縦管の上方端から進入
した雨水などは横管の下側外周面と第二の横管の下側内
周面との間に形成された隙間から外部に排出されること
となる。また、排気が横管から第二の横管に進入する
際、エゼクタ効果により横管の外周面と第二の横管の内
周面との間に形成された隙間から第二の横管内に外気が
取り込まれることとなる。
【0009】請求項2記載の排気管によれば、内燃機関
から排出される排気を、前記内燃機関の上方に導く縦管
と、前記内燃機関と反対の側に位置する前記縦管の一端
部から略水平方向に延在し、前記縦管内の前記排気を導
く横管とを具備する排気管において、前記縦管と反対の
側に位置する前記横管の一端部には、該一端部から上方
もしくは斜め上方に延在する第二の縦管が設けられてい
るとともに、前記横管の下面には、前記第二の縦管の排
気出口から浸入した水が、前記縦管に入らないようにす
るための水抜き手段が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】この排気管において、内燃機関から排出さ
れる排気は縦管、横管、および第二の縦管を通って上方
に排出され、第二の縦管の上方端から進入した雨水など
は横管の下面に設けられた水抜き手段から外部に排出さ
れることとなる。
【0011】請求項3記載の排気管によれば、請求項1
に記載の排気管において、前記水抜き手段は、前記横管
を板厚方向に貫通する少なくとも一つの貫通孔であるこ
とを特徴とする。
【0012】この排気管においては、水抜き手段がドリ
ルなどにより穿孔された少なくとも一つの貫通孔として
設けられている。
【0013】請求項4記載の排気管によれば、内燃機関
から排出される排気を、前記内燃機関の上方に導く縦管
と、前記内燃機関と反対の側に位置する前記縦管の一端
部から略水平方向に延在し、前記縦管内の前記排気を導
く横管とを具備する排気管において、前記縦管と反対の
側に位置する前記横管の一端部には、該一端部の外径よ
りも大きい内径を有する第二の横管が設けられていると
ともに、前記縦管と反対の側に位置する前記第二の横管
の一端部から上方もしくは斜め上方に向けて第二の縦管
が設けられており、かつ前記横管の一端上部と前記第二
の横管の他端上部とが連接されてなるとともに、前記横
管の一端下部と前記第二の横管の他端下部との間に隙間
が形成されていることを特徴とする。
【0014】この排気管において、内燃機関から排出さ
れる排気は縦管、横管、第二の横管、および第二の縦管
を通って上方に排出され、第二の縦管の上方端から進入
した雨水などは横管の下部と第二の横管の下部との間に
形成された隙間から外部に排出されることとなる。ま
た、排気が横管から第二の横管に進入する際、エゼクタ
効果により横管の下部と第二の横管の下部との間に形成
された隙間から第二の横管内に外気が取り込まれること
となる。
【0015】請求項5記載の排気管によれば、請求項4
に記載の排気管において、前記第二の横管の他端下部
は、前記横管の一端下部の少なくとも一部と重なり合う
ように設けられていることを特徴とする。
【0016】この排気管においては、第二の横管の他端
下部が、横管の一端下部の一部を囲繞するように設けら
れている。
【0017】請求項6記載の冷凍車によれば、請求項1
から5のいずれか一項に記載の排気管、冷媒を圧縮する
圧縮機を駆動する内燃機関、前記圧縮機とともに冷凍サ
イクルを構成する凝縮器、および蒸発器を具備する冷凍
ユニットと、前記冷凍ユニットにより庫内の温度が調節
されるコンテナと、前記コンテナを積載した車両と、を
具備した冷凍車であって、前記排気管の排気出口が、前
記コンテナの上面よりも上方に位置するように設けられ
ていることを特徴とする。
【0018】この冷凍車においては、排気管の排気出口
がコンテナの上面よりも上方に位置するように設けられ
ているとともに、排気管の排気出口から排出される排気
が上方に向けて放出されるようになっている。
【0019】請求項7記載の冷凍車によれば、請求項
1,4,5のいずれか一項に記載の排気管、冷媒を圧縮
する圧縮機を駆動する内燃機関、前記圧縮機とともに冷
凍サイクルを構成する凝縮器、および蒸発器を具備する
冷凍ユニットと、前記冷凍ユニットにより庫内の温度が
調節されるコンテナと、前記コンテナを積載した車両
と、を具備した冷凍車であって、前記排気管の排気出口
が、前記コンテナの上面よりも上方に位置するように設
けられているとともに、前記横管の一端部が、前記車両
の後方に向くように設けられていることを特徴とする。
【0020】この冷凍車においては、排気管の排気出口
がコンテナの上面よりも上方に位置するように設けられ
ているとともに、排気管の排気出口から排出される排気
が上方に向けて放出されるようになっている。また、排
気管の横管と第二の横管との間に形成された隙間が、車
両の前進方向(進行方向)に向けて開口するように設け
られている。これにより、車両が前進すると、それにと
もなって前述した隙間から外気が進入し、進入してきた
外気は排気とともに排気出口から排出されるようになっ
ている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形
態において、図5のものと異なる点は排気管の部分であ
るので、以下排気管について説明することとする。
【0022】図1は本発明による排気管の一実施形態を
示す図であって、(a)は側断面図であり、(b)は
(a)のI−I線視断面図である。図1に示すように、
排気管10は径の異なる2本の屈曲管11,12、およ
びこれら2本の屈曲管を連結する、たとえば4つのステ
イ(支持部材)から構成されたものである。
【0023】屈曲管11は、内燃機関から排出される排
気を上方に導くための縦管11aと、この縦管11aの
上部(一端部)から略水平方向に延在する横管11bと
からなるものである。また、屈曲管12は、屈曲管11
の外径よりも大きい内径を有する管であり、横管11b
の外側に位置する第二の横管12aと、この第二の横管
12aの一端部から上方(あるいは斜め上方)に延在す
る第二の縦管12bとからなるものである。
【0024】これら屈曲管11,12は、たとえば十字
に配置された4つのステイ13により連結されている。
すなわち、横管11bの外周面11b’と第二の横管1
2aの内周面12a’とがステイ13により結合されて
いる。また、これら外周面11b’と内周面12a’と
の間の隙間g1は、いずれの箇所においても等間隔にな
るように構成されている。
【0025】これにより、内燃機関から排出された排気
は図1(a)に実線矢印で示すように、縦管11a、横
管11b、第二の横管12a、および第二の縦管12b
を通って、排気出口12cから上方に向かって排出され
ることになる。したがって、図5を用いて説明した排気
管7の代わりに図1に示す排気管10を適用することに
より、排気出口12cから排出される排気が上方に向か
い、図5に示すコンテナ3の上面3aに排気が導かれな
くなるので、コンテナ3の上面3aが排気で汚れるのを
防止することができる。
【0026】また、排気が横管11bから第二の横管1
2aに流入するところで管径が拡がるように構成してい
るため、エゼクタ効果を得ることができ、これにより横
管11bの外周面11b’と第二の横管12aの内周面
12a’との隙間g1から外気が自然に取り込まれるこ
ととなるので、隙間g1からの排気の漏れを防止するこ
とができる。
【0027】さらに、排気出口12cから第二の縦管1
2b内に浸入した雨水などは、図1(a)に破線矢印で
示すように、下側に位置する横管11bの外周面11
b’と第二の横管12aの内周面12a’との隙間g1
から排出されるようになっている。したがって、排気出
口12cから第二の縦管12b内に浸入した雨水など
が、縦管11a内に浸入することを防止することができ
る。
【0028】図2は本発明による排気管の他の実施形態
を示す図であって、(a)は側断面図、(b)は(a)
のII−II線視断面図、(c)は(b)を下側から見
た底面図である。図2に示すように、排気管20は内燃
機関から排出される排気を上方に導くための縦管21
と、この縦管21の上部(一端部)から略水平方向に延
在する横管22と、この横管22の一端部から上方(あ
るいは斜め上方)に延在する第二の縦管23とからなる
ものである。
【0029】横管22の下面には、この横管22を板厚
方向に貫通するたとえば1つの貫通孔(水抜き手段)2
2aが設けられている。
【0030】これにより、内燃機関から排出された排気
は図2(a)に実線矢印で示すように、縦管21、横管
22、および第二の縦管23を通って、排気出口20a
から上方に向かって排出されることになる。したがっ
て、図5を用いて説明した排気管7の代わりに図2に示
す排気管20を適用することにより、排気出口20aか
ら排出される排気が上方に向かい、図5に示すコンテナ
3の上面3aに排気が導かれなくなるので、コンテナ3
の上面3aが排気で汚れるのを防止することができる。
【0031】また、排気出口20aから第二の縦管23
内に浸入した雨水などは、図2(a)に破線矢印で示す
ように、横管22の貫通孔22aから排出されるように
なっている。したがって、排気出口20aから第二の縦
管23内に浸入した雨水などが、縦管21内に浸入する
ことを防止することができる。
【0032】なお、貫通孔22aの形状は、図2(c)
に示す円形に限定されるものではなく、たとえば楕円形
や矩形とすることもできる。
【0033】図3は本発明による排気管の別の実施形態
を示す図であって、(a)は側断面図であり、(b)は
(a)のIII−III線視断面図である。図3に示す
ように、排気管30は径の異なる2本の屈曲管31,3
2から構成されたものである。
【0034】屈曲管31は、内燃機関から排出される排
気を上方に導くための縦管31aと、この縦管31aの
上部(一端部)から略水平方向に延在する横管31bと
からなるものである。また、屈曲管32は、屈曲管31
の外径よりも大きい内径を有する管であり、横管31b
と対向して位置する第二の横管32aと、この第二の横
管32aの一端部から上方(あるいは斜め上方)に延在
する第二の縦管32bとからなるものである。
【0035】これら横管31bの一端上部と第二の横管
32bの他端上部とは連接されている。また、これら横
管31bの下部と第二の横管32aの下部との間には隙
間g3が形成されるようになっている。
【0036】これにより、内燃機関から排出された排気
は図3(a)に実線矢印で示すように、縦管31a、横
管31b、第二の横管32a、および第二の縦管32b
を通って、排気出口32cから上方に向かって排出され
ることになる。したがって、図5を用いて説明した排気
管7の代わりに図3に示す排気管30を適用することに
より、排気出口32cから排出される排気が上方に向か
い、図5に示すコンテナ3の上面3aに排気が導かれな
くなるので、コンテナ3の上面3aが排気で汚れるのを
防止することができる。
【0037】また、排気が横管31bから第二の横管3
2aに流入するところで管径が拡がるように構成してい
るため、エゼクタ効果を得ることができ、これにより横
管31bの下部と第二の横管32aの下部との間に形成
された隙間g3から外気が自然に取り込まれることとな
るので、隙間g3からの排気の漏れを防止することがで
きる。
【0038】さらに、排気出口32cから第二の縦管3
2b内に浸入した雨水などは、図3(a)に破線矢印で
示すように、横管31bの下部と第二の横管32aの下
部との間に形成された隙間g3から排出されるようにな
っている。したがって、排気出口32cから第二の縦管
32b内に浸入した雨水などが、縦管31a内に浸入す
ることを防止することができる。
【0039】さらにまた、図3(a)に示すように、第
二の横管32aの他端下部が、横管31bの一端下部の
一部と重なり合う(オーバーラップする)ように設けら
れていれば有利である。このように第二の横管32aの
他端下部が、横管31bの一端下部の一部と重なり合う
ようにすることにより、隙間g3からの排気の漏れをよ
り確実に防止することができる。
【0040】さらにまた、図1および図3を用いて説明
した排気管10,30を、図5に示す冷凍車1に適用す
る場合、これら排気管10,30の横管11b,31,
の一端部が、車両4の後方に向くように設けられていれ
ば有利である。すなわち、図1および図3の左側に向か
って車両4が移動するように、これら排気管10,30
が取り付けられていれば好適である。排気管10,30
をこのように取り付けることにより、車両4の前進方向
への移動にともなって、横管11bの外周面11b’と
第二の横管12aの内周面12a’との隙間g1、また
は横管31bの下部と第二の横管32aの下部との間の
隙間g3から排気管10,30内に外気が強制的に押し
込まれ、このようにして取り入れられた外気は第二の横
管12a,32a、第二の縦管12b,32b、および
排気出口12c,32cを通って排気管10,30から
排出されるようになる。
【0041】なお、以上説明してきた排気管10,2
0,30は、たとえば図4に示す、特に(トラック、ト
レーラーなどの)大型車両の駆動用内燃機関の排気管と
して適用することもできる。図4は図1に示す排気管1
0を適用した例を示すものである。すなわち、図5に示
す排気管7は凝縮器側ユニット5内に収容された圧縮機
を駆動するための内燃機関から排出される排気を大気中
に導くためのものであるのに対して、図4に示す排気管
10は車両4を前・後進させるための駆動力を発生する
内燃機関(図示せず)から排出される排気を大気中に導
くためのものである。
【0042】また、本発明による排気管は、上述した冷
凍車や車両にのみ適用されるものではなく、たとえば建
家内に収められた非常用発電機を駆動するための内燃機
関の排気管としても適用することができる。
【0043】さらに、上述した実施形態では、排気管の
断面形状として主に円形のものを採用しているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、たとえば矩形や楕
円形などの形状を有するものであっても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明の排気管およびこれを備えた冷凍
車、並びに車両によれば、以下の効果を奏する。請求項
1に記載の排気管によれば、内燃機関から排出される排
気は縦管、横管、第二の横管、および第二の縦管を通っ
て上方に排出され、第二の縦管の上方端から進入した雨
水などは横管の下側外周面と第二の横管の下側内周面と
の間に形成された隙間から外部に排出されることとなる
ので、排気出口(第二の縦管の上方端)よりも下方に位
置する、たとえばコンテナの上面や建家の天井上面が排
気で汚れることを防止することができるとともに、排気
出口から浸入した雨水などを縦管内(あるいは内燃機関
の内部)に導くことなく確実に排出することができると
いう効果を奏する。また、排気が横管から第二の横管に
進入する際、エゼクタ効果により横管の外周面と第二の
横管の内周面との間に形成された隙間から第二の横管内
に外気が取り込まれることとなるので、横管の外周面と
第二の横管の内周面との間に形成された隙間からの排気
漏れを防止することができるという効果を奏する。
【0045】請求項2に記載の排気管によれば、内燃機
関から排出される排気は縦管、横管、および第二の縦管
を通って上方に排出され、第二の縦管の上方端から進入
した雨水などは横管の下面に設けられた水抜き手段から
外部に排出されることとなるので、排気出口(第二の縦
管の上方端)よりも下方に位置する、たとえばコンテナ
の上面や建家の天井上面が排気で汚れることを防止する
ことができるとともに、排気出口から浸入した雨水など
を縦管内(あるいは内燃機関の内部)に導くことなく確
実に排出することができるという効果を奏する。
【0046】請求項3に記載の排気管によれば、水抜き
手段はドリルなどを使って簡単に作成することができる
ので、コストおよび製作に要する作業時間を低減させる
ことができるという効果を奏する。
【0047】請求項4に記載の排気管によれば、内燃機
関から排出される排気は縦管、横管、第二の横管、およ
び第二の縦管を通って上方に排出され、第二の縦管の上
方端から進入した雨水などは横管の下部と第二の横管の
下部との間に形成された隙間から外部に排出されること
となるので、排気出口(第二の縦管の上方端)よりも下
方に位置する、たとえばコンテナの上面や建家の天井上
面が排気で汚れることを防止することができるととも
に、排気出口から浸入した雨水などを縦管内(あるいは
内燃機関の内部)に導くことなく確実に排出することが
できるという効果を奏する。また、排気が横管から第二
の横管に進入する際、エゼクタ効果により横管の下部と
第二の横管の下部との間に形成された隙間から第二の横
管内に外気が取り込まれることとなるので、横管の下部
と第二の横管の下部との間に形成された隙間からの排気
漏れを防止することができるという効果を奏する。
【0048】請求項5に記載の排気管によれば、第二の
横管の他端下部が、横管の一端下部の一部を囲繞するよ
うに設けられているので、横管の下部と第二の横管の下
部との間に形成された隙間からの排気漏れをより確実に
防止することができるという効果を奏する。
【0049】請求項6に記載の冷凍車によれば、排気管
の排気出口がコンテナの上面よりも上方に位置するよう
に設けられているとともに、排気管の排気出口から排出
される排気が上方に向けて放出されるようになっている
ので、コンテナの上面が排気で汚れることを防止するこ
とができるという効果を奏する。
【0050】請求項7に記載の冷凍車によれば、排気管
の排気出口がコンテナの上面よりも上方に位置するよう
に設けられているとともに、排気管の排気出口から排出
される排気が上方に向けて放出されるようになっている
ので、コンテナの上面が排気で汚れることを防止するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による排気管の一実施形態を示す図で
あって、(a)は側断面図であり、(b)は(a)のI
−I線視断面図である。
【図2】 本発明による排気管の他の実施形態を示す図
であって、(a)は側断面図、(b)は(a)のII−
II線視断面図、(c)は(b)を下側から見た底面図
である。
【図3】 本発明による排気管の別の実施形態を示す図
であって、(a)は側断面図であり、(b)は(a)の
III−III線視断面図である。
【図4】 図1に示す排気管を、大型車両の駆動用内燃
機関の排気管として適用した例を示す一部斜視図であ
る。
【図5】 従来の冷凍車の一部斜視図である。
【符号の説明】
1 冷凍車 2 冷凍ユニット 3 コンテナ 3a 上面 4 車両 10 排気管 11a 縦管 11b 横管 11b’外周面 12a 第二の横管 12a’内周面 12b 第二の縦管 12c 排気出口 13 ステイ(支持部材) 20 排気管 20a 排気出口 21 縦管 22 横管 22a 貫通孔(水抜き手段) 23 第二の縦管 30 排気管 31a 縦管 31b 横管 32a 第二の横管 32b 第二の縦管 32c 排気出口 g1 隙間 g3 隙間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関から排出される排気を、前記内
    燃機関の上方に導く縦管と、前記内燃機関と反対の側に
    位置する前記縦管の一端部から略水平方向に延在し、前
    記縦管内の前記排気を導く横管とを具備する排気管にお
    いて、 前記縦管と反対の側に位置する前記横管の一端部には、
    該一端部の外径よりも大きい内径を有する第二の横管が
    設けられているとともに、前記縦管と反対の側に位置す
    る前記第二の横管の一端部から上方もしくは斜め上方に
    向けて第二の縦管が設けられており、 かつ前記横管と前記第二の横管とは、少なくとも一つの
    支持部材により連結され、前記横管の外周面と前記第二
    の横管の内周面との間に隙間が設けられていることを特
    徴とする排気管。
  2. 【請求項2】 内燃機関から排出される排気を、前記内
    燃機関の上方に導く縦管と、前記内燃機関と反対の側に
    位置する前記縦管の一端部から略水平方向に延在し、前
    記縦管内の前記排気を導く横管とを具備する排気管にお
    いて、 前記縦管と反対の側に位置する前記横管の一端部には、
    該一端部から上方もしくは斜め上方に延在する第二の縦
    管が設けられているとともに、 前記横管の下面には、前記第二の縦管の排気出口から浸
    入した水が、前記縦管に入らないようにするための水抜
    き手段が設けられていることを特徴とする排気管。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の排気管において、 前記水抜き手段は、前記横管を板厚方向に貫通する少な
    くとも一つの貫通孔であることを特徴とする排気管。
  4. 【請求項4】 内燃機関から排出される排気を、前記内
    燃機関の上方に導く縦管と、前記内燃機関と反対の側に
    位置する前記縦管の一端部から略水平方向に延在し、前
    記縦管内の前記排気を導く横管とを具備する排気管にお
    いて、 前記縦管と反対の側に位置する前記横管の一端部には、
    該一端部の外径よりも大きい内径を有する第二の横管が
    設けられているとともに、前記縦管と反対の側に位置す
    る前記第二の横管の一端部から上方もしくは斜め上方に
    向けて第二の縦管が設けられており、 かつ前記横管の一端上部と前記第二の横管の他端上部と
    が連接されてなるとともに、前記横管の一端下部と前記
    第二の横管の他端下部との間に隙間が形成されているこ
    とを特徴とする排気管。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の排気管において、 前記第二の横管の他端下部は、前記横管の一端下部の少
    なくとも一部と重なり合うように設けられていることを
    特徴とする排気管。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    排気管、冷媒を圧縮する圧縮機を駆動する内燃機関、前
    記圧縮機とともに冷凍サイクルを構成する凝縮器、およ
    び蒸発器を具備する冷凍ユニットと、 前記冷凍ユニットにより庫内の温度が調節されるコンテ
    ナと、 前記コンテナを積載した車両と、を具備した冷凍車であ
    って、 前記排気管の排気出口が、前記コンテナの上面よりも上
    方に位置するように設けられていることを特徴とする冷
    凍車。
  7. 【請求項7】 請求項1,4,5のいずれか一項に記載
    の排気管、冷媒を圧縮する圧縮機を駆動する内燃機関、
    前記圧縮機とともに冷凍サイクルを構成する凝縮器、お
    よび蒸発器を具備する冷凍ユニットと、 前記冷凍ユニットにより庫内の温度が調節されるコンテ
    ナと、 前記コンテナを積載した車両と、を具備した冷凍車であ
    って、 前記排気管の排気出口が、前記コンテナの上面よりも上
    方に位置するように設けられているとともに、 前記横管の一端部が、前記車両の後方に向くように設け
    られていることを特徴とする冷凍車。
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