JP2011230919A - 原稿搬送装置 - Google Patents

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Yoichi Sakai
洋一 坂井
Masaki Omori
正樹 大森
Seiji Nishizawa
聖児 西沢
Junya Nakajima
淳哉 中嶋
Kohei Mochizuki
浩平 望月
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Abstract

【課題】 両面原稿の処理時間を短縮するために重なった状態で同時に搬送される先原稿と次原稿との接触を最小限に抑えてスイッチバック搬送を確実且つ容易にすると共に、分離した原稿が引き込まれることなく、確実に排紙トレイへ導くことのできる原稿搬送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 原稿読取位置を介して原稿を排紙トレイ22に向けて案内する排紙パス45と、該排紙パス45の下流側に設けられ、原稿を前記排紙トレイ22に排紙するとともに原稿をスイッチバックして搬送する排紙ローラ対43と、前記原稿読取部からの原稿をスイッチバックして前記排紙パス45の下流側に案内するスイッチバックパスと、該スイッチバックパスが前記排紙パス45に接続される接続位置38から前記排紙ローラ対43との間に配置され、排紙パス45内の原稿と、スイッチバックパスから前記排紙パス45に案内される原稿とを隔てる隔離シート部材50とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿を読取位置に給紙すると共に、読み取られた原稿を排紙する搬送手段を備えた原稿搬送装置に関し、詳しくは排紙パス内を搬送する2枚の原稿の切り離しを容易にするための構造を備えた原稿搬送装置に関する。
複写機やスキャナ等の画像形成装置においては、原稿を画像読取部のコンタクトガラス上に搬送するADF(オート・ドキュメント・フィーダ)と称される原稿搬送装置が用いられている。
従来、この種の原稿搬送装置としては、原稿読取位置で表面が読み取られた原稿を排紙ローラ対に搬送し、この排紙ローラ対にてスイッチバックした後、反転させて再び原稿読取位置に搬送して原稿の裏面を読み取る構成のものがある。そして、このように構成された原稿搬送装置では、裏面が読み取られた原稿を排紙トレイ上でページ順序が揃うように再び反転して排紙する必要があり、この反転排紙する手段として、例えば、特許文献1のように原稿の裏面を読み取るときと同様に、排紙ローラ対で原稿をスイッチバックした後に読取位置を介して原稿を搬送することで原稿の表裏を反転して排紙トレイに排紙する構成のものがある。
上記特許文献1では、両面原稿の読取処理を短縮するために、先行原稿と後続原稿を重ねて搬送する構成を備えている。この構成では、両面が読み取られた先行原稿の後端に対して後続原稿の後端を上流側に所定距離ずらした状態で重ねて搬送し、先行原稿が排紙ローラ対を通過して排紙され、後続原稿が排紙ローラ対にニップされた状態であるときに排紙ローラ対を逆転させるように制御している。これによって、重なった状態で先行原稿と後続原稿を排紙ローラ対にて搬送しても先行原稿のみを排紙し、後続原稿をスイッチバック搬送することができる。また、この特許文献1には、後続原稿がスイッチバック搬送する際に排紙された先行原稿が後続原稿に追従して再び排紙ローラ対に向かって逆戻りしないように逆戻り防止レバーが設けられている。
前記逆戻り防止レバーは、排紙ローラの回転軸にバネクラッチを介して設けられており、排紙ローラの原稿の排紙方向回転時には、原稿の排紙口から退避した上方の位置で停止し、原稿の排紙方向と異なる方向(スイッチバック方向)の回転時には排紙口まで下降するように構成されている。この構成によって、後続原稿に追従してスイッチバックされる先行原稿のスイッチバック方向の先端が逆戻り防止レバーに当接して移動が阻止され、再び排紙ローラ対に向かって逆戻りしないようにしている。
また、原稿読取位置の下流で原稿をスイッチバックさせ、反転させた状態で排紙トレイに排紙する構成を備えた原稿搬送装置としては、特許文献2にも開示されている。この原稿搬送装置では、2枚の原稿をずらせながら搬送し、1枚を排紙、他の1枚をスイッチバックさせるようになっている。さらに、排紙する原稿とスイッチバックする原稿とが排紙ローラ対によって、2枚同時にスイッチバックして戻ることを防止する戻り防止部材を備えている。
特開2006−327728号公報 特開2004−175460号公報
上記スイッチバックパスあるいは反転パス上で2枚の原稿を重ねた状態で搬送させる際に、その重なり合いをずらすように調整することで静電気等による吸着部分を少なくすることができる。しかしながら、接触している部分も残っているため、2枚の原稿をそれぞれ別方向に搬送あるいは分離する際に、重なったままいずれか一方に搬送されたり、一旦分離した原稿が再び引き込まれたりするなどの搬送に支障が生じる場合がある。また、2枚の原稿の重なりをずらすための搬送タイミング調整も煩雑になるといった問題がある。
一方、逆戻り防止レバーを用いた構成にあっては、このレバーを作動させるためのアクチュエータやアクチュエータの駆動をレバーに伝達する部材、さらにアクチュエータを制御する手段が必要となる。このため、構造が複雑化し、部品点数の増加によるコストアップや装置の大型化を招いていた。さらに、原稿を排紙する排紙口に下降した逆戻り防止レバーは、後続原稿の上面に当接するようにはなっているが、後続原稿の下面側は空間となっており、逆戻りする先行原稿が容易に逆戻り防止レバーを通過し、先行原稿が再び搬送パス内に搬入するおそれや、排紙口で原稿ジャムや原稿の損傷が発生するといった問題があった。
そこで本発明は、上記の課題を解決するために、両面原稿の処理時間を短縮するために重なった状態で同時に搬送される先原稿と次原稿との接触を最小限に抑えてスイッチバック搬送を確実且つ容易にすると共に、分離した原稿が引き込まれることなく、確実に排紙トレイへ導くことのできる原稿搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の原稿搬送装置は、給紙トレイ上に載置された原稿を給紙し、原稿を読み取るための原稿読取位置を経て排紙トレイに排紙する原稿搬送装置であって、前記原稿読取位置に向けて原稿を案内する給紙パスと、前記原稿読取位置を介して前記給紙路からの原稿を下流に案内する搬送パスと、該搬送パスに接続され、前記排紙トレイに向けて原稿を案内する排紙パスと、該排紙パスの下流側に設けられ、原稿を前記排紙トレイに排紙するとともに原稿をスイッチバックして搬送する排紙ローラ対と、前記原稿読取部からの原稿をスイッチバックして前記排紙パスの下流側に案内するスイッチバックパスと、前記スイッチバックパスが前記排紙パスに接続される接続位置から前記排紙ローラ対との間に配置され、排紙パス内の原稿と、スイッチバックパスから前記排紙パスに案内される原稿とを隔てる隔離シート部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の原稿搬送装置によれば、上述の手段によって、排紙パスに合流する2枚の原稿が隔離シート部材を挟んで搬送されるため、排紙ローラ対から排紙トレイに送り出す原稿の切り離しが容易になる。また、前記隔離シート部材によって、重なった2枚の原稿の少なくとも一部が排紙ローラ対でニップされる部分までの間で分離されるため、静電気等の発生を抑えられる。これによって、排紙ローラ対でニップされてスイッチバックする原稿と排紙トレイに導く原稿とをそれぞれスムーズ且つ確実に搬送することができる。
本発明に係る原稿搬送装置の全体構成を示す断面図である。 上記原稿搬送装置の要部の構成を示す断面図である。 第1実施形態の隔離シート部材が配設された排紙パスの構成を示す斜視図である。 第1実施形態の隔離シート部材の作用図である。 第2実施形態の隔離シート部材が配設された排紙パスの構成を示す斜視図である。 第2実施形態の隔離シート部材の作用図である。 第3実施形態の隔離シート部材が配設された排紙パスの構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る原稿搬送装置の実施形態を詳細に説明する。図1及び図2に示すように本発明の原稿搬送装置1は、画像読取部4を有する本体ユニット2と、この本体ユニット2の上方に開閉可能に取り付けられる搬送読取ユニット3とを備えて構成されている。
画像読取部4は、光学部5を固定した状態で第1の原稿読取部(第1コンタクトガラス)6の原稿読取位置X上を通過する原稿を読み取る。また、本体ユニット2の上面には、原稿を載置するための平面スペースを有する第2の原稿読取部(第2コンタクトガラス)7が設けられ、このコンタクトガラス7上にセットされた原稿に対しては前記画像読取部4の光学部5が移動することによって読み取ることができる。
前記画像読取部4は、ランプなどの光源10、複数のミラー11、レンズ16、CCDなどの光電変換素子17等を備える。搬送あるいは載置された原稿には、第1コンタクトガラス6又は第2コンタクトガラス7を介して光源10から発せられる光が照射される。そして、原稿面に照射されて反射した光を複数のミラー11によって何度か反射させた後、レンズ16を介して光電変換素子17で光電変換することで原稿の画像が読み取られる。
次に、搬送読取ユニット3の構成について説明する。この搬送読取ユニット3は、図1及び図2に示したように、複数枚の原稿を載置可能な給紙トレイ20と、この給紙トレイ20から繰り出された原稿を搬送する搬送経路上に設けられる各種ローラ対と、読取処理の終了した原稿を収納する排紙トレイ22とを備えている。
前記搬送経路は、上流側に位置している給紙トレイ20から第1コンタクトガラス6に向けて延びる給紙パス23と、第1コンタクトガラス6上の原稿読取位置Xを通る搬送パス24と、この搬送パス24から下流側に延びる排紙パス45及びこの排紙パス45に接続されるスイッチバックパス46とを備える。
前記排紙パス45は、前記原稿読取位置Xから排紙トレイ22の排紙口22aまで延びており、略中間地点からは前記給紙パス23に合流する再給紙パス47が分岐接続される。前記スイッチバックパス46は、前記原稿読取位置Xを通過した原稿を排紙トレイ22の下方に設けられている引込スペース37にガイドする中継パス26から上方に向けて折り返すようにして前記排紙パス45の接続位置38に繋がる。
前記給紙トレイ20の下流側には、支持トレイ21と、この支持トレイ21の上に移動してくる原稿を繰り出すために昇降する繰出ローラ27と、繰り出された原稿を給送する給紙ローラ28と、この給紙ローラ28に圧接(ニップ)して原稿を1枚づつ分離する分離パッド29と、1枚づつ分離されて給紙される原稿の先端を突き当てて整合した後に第1コンタクトガラス6に向けて送り出すレジストローラ対30とが設けられている。
前記搬送パス24には、第1コンタクトガラス6の上流側に配置される第1リードローラ対32と、下流側に配置される第2リードローラ対33とを備える。
前記排紙パス45の下流側端部には、一の面(表面)の画像が読み取られた原稿を排紙トレイ22の上方において一時的に引込退避させた後、前記再給紙パス47に向けて送り出すための排紙ローラ対43が設けられる。また、前記再給紙パス47上には、待機ローラ対48が設けられる。
前記排紙ローラ対43は、図2に示したように、一方が正転、反転駆動が可能な駆動ローラ43aで、他方が回転フリーの従動ローラ43bで構成され、互いに圧接及び離間可能に配置される。前記排紙ローラ対43は、駆動ローラ43aが固定で、従動ローラ43bが揺動可能となっている。以下、正転とは原稿を下流側に送り出すような反時計回りの回転をいい、反転とは原稿を上流側に送り戻すような時計回りの回転をいう。
前記スイッチバックパス46には、表裏両面の画像が読み取られた原稿を前記引込スペース37に引き込むと共に、前記排紙パス45の接続位置38に向けて送り出す反転ローラ対44が設けられる。この反転ローラ対44は、前記引込スペース37の上流側に配置され、一方が正転、反転駆動が可能な駆動ローラ44aで、他方が回転フリーの従動ローラ44bとなっている。
前記排紙パス45とスイッチバックパス46とが分岐する箇所には、原稿の読み取り過程に応じて、排紙パス45とスイッチバックパス46のいずれかに向けて原稿の流れを交互に切り替えるための切換手段(切換フラッパー)34が設けられる。この切換フラッパー34は、原稿読取位置Xから排紙ローラ対43に向けてガイドする第1ガイド面34a、原稿読取位置Xから引込スペース37に向けてガイドする第2ガイド面34b、引込スペース37から排紙パス45の接続位置38に向けてガイドする第3ガイド面34cからなる3方向のガイド面を有し、この3方向のガイド面が回転軸36によって回動可能となっている。この切換フラッパー34は、それぞれのガイド面が原稿の厚み幅の範囲内で回動する。
また、図2に示したように、原稿が通過する各所には各種のセンサ(S1〜S5)が設けられている。繰出ローラ27の近傍には支持トレイ21から給紙されてくる原稿を検出するエンプティセンサS1が配置され、レジストローラ対30の近傍にはレジストセンサS2、原稿読取位置Xの近傍にはリードセンサS3がそれぞれ配置される。また、前記原稿読取位置Xの下流側には、反転センサS4、反転排出センサS5が設けられる。
図3は、排紙パス45上の構成を示したものである。この排紙パス45は、前記接続位置38の上流側に位置している切換フラッパー34の第1ガイド面34aと、この第1ガイド面34aの下流側に配設されている搬送ガイド部材39の搬送ガイド面39aとで構成される。前記第1ガイド面34a及び搬送ガイド面39aは、原稿の搬送方向と直交し、搬送される原稿を載置するのに十分な搬送ガイド幅を有して形成されている。
排紙ローラ対43は、前記搬送ガイド面39aの下流側端部で搬送ガイド幅方向に延びる回転シャフト40に一定の間隔を有して取り付けられた2つの駆動ローラ43aと、それぞれの駆動ローラ43aの上面に当接する2つの従動ローラ43bとで構成されている。前記駆動ローラ43aは、搬送ガイド面39aの端部に設けた開口部39bから露出するように配置されている。
また、前記排紙パス45には、前記切換フラッパー34の第1ガイド面34a上から接続位置38を跨いで排紙ローラ対43に向けて延びる隔離シート部材50が配設される。この隔離シート部材50は、排紙パス45上で同時搬送される2枚の原稿を上面と下面とに隔てて排紙ローラ対43にガイドするために設けられるものであり、一例としてマイラーシートなどが使用される。この隔離シート部材50を設けることで、読み取りが終了してスイッチバックされた原稿を反転排紙パス49から排紙パス45の接続位置38を経由して排紙トレイ22に排紙させる際に、この排紙する原稿の上方を通って再度原稿読取位置Xに向けてスイッチバックされる他の原稿とが分離しやすくなる。このため、上側を通過する原稿に静電気等によって引き寄せられることなく、確実に排紙トレイ22に排紙させることができる。
本実施形態では、前記隔離シート部材50が細長い帯状に形成され、後端50bが前記切換フラッパー34の第1ガイド面34a上に接着剤等によって固定され、先端50aが下流側に延び、2つの排紙ローラ対43の間を通って排紙トレイ22側に突出するようにフリーとなっている。前記隔離シート部材50を境にして上面側が原稿読取位置Xを経由した原稿を再給紙パス47にスイッチバック搬送させるための上搬送パスとなり、下面側がスイッチバックパス46によって反転された原稿を排紙トレイ22に排紙させるための下搬送パスを構成する。なお、前記切換フラッパー34の第1ガイド面34a上には、原稿の搬送をガイドするリブ52が設けられ、このリブ52が露出するように、隔離シート部材50の後端50bが配置される。
次に、前記隔離シート部材50の作用について説明する。図4(a)に示すように、排紙パス45で排紙する原稿P1とスイッチバックする原稿P2とが接続位置38から重なった状態となるとき、原稿P1は隔離シート部材50の下面側を通り、原稿P2は上面側を通って排紙ローラ対43でニップされ、2枚同時に上流側に向けて搬送される。
図4(b)に示すように、原稿P1の後端が排紙ローラ対43のニップから外れ、隔離シート部材50の先端部から離れる位置で排紙ローラ対43が停止する。このとき、前記隔離シート部材50はスイッチバックする原稿P2のみによって撓むこととなり、隔離シート部材50に対する原稿の付勢力は低下する。これによって、スイッチバックする原稿P2は隔離シート部材50の抗力によって上方に持ち上げられ、原稿P1が原稿P2から分離され、スムーズに排紙トレイ22に排紙される。
その後、図4(c)に示すように、排紙ローラ対43は逆回転駆動し、原稿P2が再給紙パス47に向けて搬送される。
前記図4(b)に示した状態で原稿P1を排紙する際に、静電気などによる原稿間の吸着が生じた場合や排紙トレイ22上に排紙された原稿の積載量が多すぎて完全に排出できないような場合にあっては、排紙する原稿P1がスイッチバックする原稿P2に引き寄せられてしまうことがある。このような場合、図5に示すように、先端51aが下向きに傾斜した隔離シート部材51を配設するのが効果的である。前記傾斜した先端51aは、排紙ローラ対43を超え、排紙トレイ22の底部に向けて突出するように設けられる。
図6は前記隔離シート部材51の作用を示したものである。図6(a)に示すように、排紙パス45で排紙する原稿P1とスイッチバックする原稿P2とが接続位置38から重なった状態となるとき、原稿P1は隔離シート部材51の下面側を通り、原稿P2は上面側を通って排紙ローラ対43でニップされ、2枚同時に上流側に向けて搬送される。このとき、原稿P1の先端は、排紙ローラ対43のニップを外れた時点で先端51aにガイドされ、排紙トレイ22の底部に向けて下向きに排出される。
図6(b)に示すように、原稿P1の後端が排紙ローラ対43のニップから外れ、隔離シート部材51の先端51aから離れる位置で排紙ローラ対43が停止する。このとき、原稿P1の先端はすでに排紙トレイ22の底部に載置され、原稿の後端が隔離シート部材51の先端51aから離れて落下し、図6(c)に示すように、排紙ローラ対43が逆回転駆動し、原稿P2が再給紙パス47に向けて搬送される際には完全に排紙トレイ22内に排紙された状態となる。
このように、隔離シート部材51の先端51aを下向きに傾斜させたことによって、排紙トレイ22の底部に向けて排紙される原稿P1を原稿P2から完全に分離させて確実にガイドすることができる。
上記実施形態によれば、2枚の原稿が同時搬送される排紙パス45において、排紙ローラ対43によってニップされる部分を除いて2枚の原稿が接触しないように隔離シート部材50,51で分離して搬送させることができる。このため、2枚の原稿が静電気等によって貼り付いたりすることなく、原稿読取位置に向けてスイッチバックさせる原稿と、読み取りが終了して反転排出する原稿とをスムーズに搬送することができる。特に、前記隔離シート部材50の先端が排紙ローラ対43から排紙トレイ22に突出しているため、スイッチバックする原稿側に引き込まれることがない。さらに、先端が下向きに傾斜して形成された剥離シート部材51を配設することによって、上方をスイッチバックする原稿P2から分離させて排紙トレイ22に向けて確実にガイドすることができる。
図7は排紙パス45上に第3実施形態の隔離シート部材60を配設したものである。この隔離シート部材60は、搬送ガイド面39aの全体を覆うように、原稿の搬送方向と直交する方向に延設されたマイラーシートであり、2つの排紙ローラ対43が配置してある部分に切欠部61を設けて形成されている。上記実施形態と同様に、後端60bは接続位置38から上流側の切換フラッパー34の一端に固定され、先端60aは排紙ローラ対43から排紙トレイ22側に突出するように下流側に延びている。また、前記切換フラッパー34上には、隔離シート部材60の上面をスイッチバック搬送される原稿をガイドするためのリブ62が原稿幅方向に複数設けられている。本実施形態では、隔離シート部材60が原稿の搬送方向と直交する方向に延びているため、後端60bを前記リブ62間に貼り付けている。また、隔離シート部材60の先端60aを第2実施形態の隔離シート部材51と同様に排紙トレイ22の底面に向けて傾斜あるいは折り曲げ成形することで、原稿の排紙がより容易になる。
上記隔離シート部材60によれば、上面と下面とで排紙パス45の接続位置38から排紙ローラ対43に至る間で上面を通過する原稿と下面を通過する原稿とが接することがないので、第1及び第2の隔離シート部材50,51に比べて静電気が発生を最小限に抑えることができる。これによって、排紙ローラ対43を介した原稿の排紙とスイッチバックとをスムーズ且つ確実に行うことができる。
なお、本実施形態では、上記隔離シート部材50,51,60をマイラーシートによって形成した例を示したが、特にマイラーシートには限定されず、金属あるいは樹脂による薄い板状部材や布などの薄く柔軟性を有した部材も使用することができる。
以上、説明したように、2枚の原稿が重なった状態で搬送されるスイッチバックパスを有する原稿搬送装置に隔離シート部材を備えたことによって、スイッチバックさせながら表面と裏面を連続して読み取る原稿と、表裏両面の読み取りが終了して排紙トレイに導く原稿とを密着させることなく、スムーズ且つ確実に搬送させることが可能となった。また、2枚の原稿が合流するスイッチバックパスの上流側に前記隔離シート部材の一端を固定し、他端を排紙トレイ側に突出させるだけでよいので、取り付けやメンテナンス等が容易である。
X 原稿読取位置
1 原稿搬送装置
2 本体ユニット
3 搬送読取ユニット
4 画像読取部
5 光学部
6 第1コンタクトガラス
7 第2コンタクトガラス
10 光源
11 ミラー
16 レンズ
17 光電変換素子
20 給紙トレイ
21 支持トレイ
22 排紙トレイ
22a 排紙口
23 給紙パス
24 搬送パス
26 中継パス
27 繰出ローラ
28 給紙ローラ
29 分離パッド
30 レジストローラ対
32 第1リードローラ対
33 第2リードローラ対
34 切換フラッパー
34a 第1ガイド面
34b 第2ガイド面
34c 第3ガイド面
36 回転軸
37 引込スペース
38 接続位置
39 搬送ガイド部材
39a 搬送ガイド面
39b 開口部
40 回転シャフト
43 排紙ローラ対
43a 駆動ローラ
43b 従動ローラ
44 反転ローラ対
44a 駆動ローラ
44b 従動ローラ
45 排紙パス
46 スイッチバックパス
47 再給紙パス
48 待機ローラ対
48a 駆動ローラ
48b 従動ローラ
49 反転排紙パス
50,51,60 隔離シート部材
50a,51a,60a 先端
50b,51b,60b 後端
61 切欠部
52,62 リブ

Claims (11)

  1. 給紙トレイ上に載置された原稿を給紙し、原稿を読み取るための原稿読取位置を経て排紙トレイに排紙する原稿搬送装置であって、
    前記原稿読取位置に向けて原稿を案内する給紙パスと、
    前記原稿読取位置を介して前記給紙路からの原稿を下流に案内する搬送パスと、
    該搬送パスに接続され、前記排紙トレイに向けて原稿を案内する排紙パスと、
    該排紙パスの下流側に設けられ、原稿を前記排紙トレイに排紙するとともに原稿をスイッチバックして搬送する排紙ローラ対と、
    前記原稿読取部からの原稿をスイッチバックして前記排紙パスの下流側に案内するスイッチバックパスと、
    前記スイッチバックパスが前記排紙パスに接続される接続位置から前記排紙ローラ対との間に配置され、排紙パス内の原稿と、スイッチバックパスから前記排紙パスに案内される原稿とを隔てる隔離シート部材とを備えたことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記排紙パス内の上流から下流に向けて案内される原稿は隔離シート部材の上側に搬送され、前記スイッチバックパスから排紙パスに案内される原稿は隔離シート部材の下側に搬送される請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記隔離シート部材はマイラーシートからなり、前記排紙パスに沿って配置される請求項1に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記隔離シート部材は、前記スイッチバックパスが前記排紙パスに接続される接続位置の上流側で一端が固定され、他端が前記排紙ローラ対から排紙トレイ側に突出して配置される請求項1に記載の原稿搬送装置。
  5. 前記隔離シート部材は、前記排紙ローラ対から排紙トレイ側に突出する他端が下向きに傾斜して形成される請求項1に記載の原稿搬送装置。
  6. 前記排紙パスは、原稿の搬送方向及びこの搬送方向と直交する原稿幅方向に延びる搬送ガイド面を有し、このガイド面の原稿幅方向の中央部に前記隔離シート部材が配置されている請求項1乃至5のいずれかに記載の原稿搬送装置。
  7. 前記隔離シート部材は、前記搬送ガイド面全体を覆うように配置されている請求項6に記載の原稿搬送装置。
  8. 前記搬送ガイド面の原稿幅方向に沿って2個の排紙ローラ対が配置され、この2個の排紙ローラ対の間から前記隔離シート部材の先端が排紙トレイ側に突出する請求項6又は7に記載の原稿搬送装置。
  9. 給紙トレイ上に載置された原稿を給紙し、原稿を読み取るための原稿読取位置を経て排紙トレイに排紙する原稿搬送装置であって、
    前記原稿読取位置を通過した原稿を前記排紙トレイに案内する排紙パスと、
    該排紙パスの排紙トレイ側端部に配置され、2枚の原稿を同時に排紙方向に搬送し、一方の原稿を前記排紙トレイに排紙するとともに他方の原稿をスイッチバックして搬送する排紙ローラ対と、
    前記排紙ローラ対の上流側で2枚の原稿を前記排紙パス内で上下に分けて案内する隔離シート部材とを備えたことを特徴とする原稿搬送装置。
  10. 前記隔離シート部材は、原稿排紙方向の上流側端部が固定され、下流側端部を前記排紙ローラ対から排紙トレイ側に突出する位置まで延設した請求項9に記載の原稿搬送装置。
  11. 前記隔離シート部材は、前記排紙ローラ対から排紙トレイ側に突出する下流側端部が下向きに傾斜して形成される請求項10に記載の原稿搬送装置。
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