JP2011229248A - モータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平角導線を用いた分布巻きコイルであるコイル籠12とステータコア13とを備えるステータ10と、中心軸41を備えるロータ42とを有するモータであって、コイル籠12の一端のコイルエンド部が、ステータコアのスロット内導線部SA、SBに対して、ロータ側に折り曲げられている折曲げ部JA、JBを有すること、一端のコイルエンド部である下側同心円部H、水平部FA、及び水平部FBが、ティース13aの内周面13bよりロータの軸心側に位置すること、一端のコイルエンド部、及び他端のコイルエンド部が、5本の平角導線をフラットワイズ方向に重ね巻きしたものであること、を特徴とする。
【選択図】図16
Description
特許文献1においては、ティースの周りに形成されたスロット内に、導線を巻回したコイルを、径方向の内側から外側に向かって挿入するときに、挿入しやすくするため、導線の幅やコイル傾斜角度を工夫することが提案されている。
一方、特許文献2においては、スロット内に挿入される導線を重ね巻きしてコイルを構成し、それを挿入治具に装着し、挿入治具をステータコア内に配置し、挿入治具からステータコアのスロットに、コイルを挿入する方法が開示されている。
また、特許文献3には、分布巻きコイルにおいて、挿入する先端部を軸心側に折り曲げることが開示されている。
すなわち、特許文献1のように、各ティースに対して、各別にコイルを挿入する方法では、ティース数に応じた回数の挿入を行わなければならず、挿入に時間がかかる問題があった。また、挿入装置が複雑化し、大型化する問題があった。
また、特許文献2のように、挿入治具を用いた場合には、挿入はうまくいったとしても、挿入治具内で弾性変形されていたコイルをスロット内に挿入した後で、コイルがスプリングバックにより変形し、導線の一部がスロットから外に飛び出す問題があった。
しかし、集中巻きのコイルならば、挿入する先端部を軸心側に折り曲げれば、残りの部分をスロット内に挿入することは容易であるが、分布巻きコイルでは、折り曲げる部分の形状が複雑であり、折り曲げること自体が困難であるという問題があった。
集中巻きコイルで、挿入する先端部を折り曲げる技術として、特許文献3の技術が開示されているが、特許文献3の技術では、折り曲げ箇所の異なる複数の導体を、個別に製造して、組み合わせていくため、製造に時間がかかり、コストが高い問題があった。
(1)平角導線を用いた分布巻きコイルとステータコアとを備えるステータと、中心軸を備えるロータとを有するモータであって、コイルの一端のコイルエンド部Aが、ステータコアのスロット内導線部に対して、ロータ側に折り曲げられていること、一端のコイルエンド部Aが、ステータコアの内周面よりロータの軸心側に位置すること、一端のコイルエンド部、及び他端のコイルエンド部が、複数の前記平角導線をフラットワイズ方向に重ね巻きしたものであること、を特徴とする。
(2)(1)に記載するモータにおいて、前記一端のコイルエンド部が、同心円状の半円を形成していること、前記他端のコイルエンド部が、同心円状の半円を形成していること、を特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載するモータにおいて、前記一端のコイルエンド部Aでは、隣り合うスロットに配置される複数の前記平角導線が、前記ロータの径方向に重ね合わされていること、他端のコイルエンド部Bでは、隣り合うスロットに配置される複数の前記平角導線が、前記ロータの軸心方向に重ね合わされていること、を特徴とする。
(5)(4)に記載するモータにおいて、前記折り曲げ工程の前に、前記平角導線を、フラットワイズ部を接触させながら重ね巻きする重ね巻き工程を有すること、前記折り曲げ工程の直後に、前記重ね巻きされた前記平角導線を2つのスロット内導線部を形成するように拡げる拡張工程を有すること、を特徴とする。
(1)平角導線を用いた分布巻きコイルとステータコアとを備えるステータと、中心軸を備えるロータとを有するモータであって、コイルの一端のコイルエンド部Aが、ステータコアのスロット内導線部に対して、ロータ側に折り曲げられていること、一端のコイルエンド部Aが、ステータコアの内周面よりロータの軸心側に位置すること、一端のコイルエンド部、及び他端のコイルエンド部が、複数の平角導線をフラットワイズ方向に重ね巻きしたものであること、
を特徴とするので、一端のコイルエンド部A側を先頭として、ステータのスロットに対して、軸心側からコイルを挿入しようとするときに、一端のコイルエンドAは、ステータコアの内周面の内側を通過するため、コイルを軸心方向からスロット内に容易に挿入することができる。挿入するときに、コイルを弾性変形させることがないので、スプリングバックにより、コイルの一部がスロット内から飛び出すことがない。また、複数の平角導線をフラットワイズ方向に重ね巻きしたものを、重ね巻きした状態で複数本同時に折り曲げるため、製造工程を単純化でき、コストを低減することができる。
図1に、5本の平角導線を同時に成形した基準ユニット11の斜視図を示す。図2に、図1の基準ユニット11の正面図を示し、図3に図1を上から見た平面図を示し、図4に図1の右側面図を示す。
基準ユニット11は、スロット内に配置されるスロット内導線部SA、スロット内導線部SBを備える。
図1に示すように、スロット内導線部SAは、5本の平角導線が長辺面(フラットワイズ面)を接触させて重ね合わされたもので、第1スロット内導線部SA1、第2スロット内導線部SA2、第3スロット内導線部SA3、第4スロット内導線部SA4、及び第5スロット内導線部SA5の集合体を示している。また、図4に示すように、スロット内導線部SBは、5本の平角導線が長辺面(フラットワイズ面)を接触させて重ね合わされたもので、第1スロット内導線部SB1、第2スロット内導線部SB2、第3スロット内導線部SB3、第4スロット内導線部SB4、及び第5スロット内導線部SB5の集合体を示している。
スロット内導線部SAの上端には、折り曲げ部IAが形成されている。平角導線は、折り曲げ部IAで、図2に示すように、上側同心円部Gの方向に折り曲げられている。上側同心円部Gとスロット内導線部SAとの間には、傾斜部EAが形成されている。折り曲げ部IAは、図3に示すように、5本の平角導線の折り曲げ部IA1、IA2、IA3、IA4、IA5の集合体を示している。傾斜部EAは、図1、図4に示すように、5本の平角導線の傾斜部EA1、EA2、EA3、EA4、EA5の集合体を示している。
傾斜部EAにおいては、5本の平角導線が、図4に示すように、スロット内導線SAと同様に、径方向(図4の左右方向)に重ね合わされている。
傾斜部EBにおいては、5本の平角導線が、図4に示すように、スロット内導線SBと同様に、径方向(図4の左右方向)に重ね合わされている。
スロット内導線部SAの下端には、折り曲げ部JAが形成されている。平角導線は、折り曲げ部JAで、図3に示すように、90度内周側(図の左方向)に折り曲げられている。折り曲げ部JAは、図4示すように、5本の平角導線の折り曲げ部JA1、JA2、JA3、JA4、JA5の集合体を示している。
また、スロット内導線部SBの下端には、折り曲げ部JBが形成されている。平角導線は、折り曲げ部JBで、図3に示すように、90度内周側(図の左方向)に折り曲げられている。図4に示すように、5本の平角導線の折り曲げ部JB1、JB2、JB3、JB4、JB5の集合体を示している。
下側同心円部Hは、図4に示すように、5本の平角導線の下側同心円部H1、H2、H3、H4、H5の集合体を示している。
水平部FAは、図2に示すように、5本の平角導線の水平部FA1、FA2、FA3、FA4、FA5の集合体を示している。ここで、水平部FAにおいては、5本の平角導線の水平部は、図2に示すように、軸心方向(図2の上下方向)に重ね合わされている。
また、水平部FBは、図2に示すように、5本の平角導線の水平部FB1、FB2、FB3、FB4、FB5の集合体を示している。ここで、水平部FBにおいては、5本の平角導線の水平部は、図2に示すように、軸心方向(図2の上下方向)に重ね合わされている。
図5に、基準ユニット11の製造工程のうち、巻取り工程を示す。
断面が平べったい三角形状の金型19が、中心軸19aを中心に回転可能に設けられている。
金型19に平角導線20の先端20aを固定し、金型19を、中心軸19aを中心に矢印Pで示す方向に回転させ、平角導線20を5周金型19に巻きつける。このとき、平角導線20は、フラットワイズ方向に巻き重ねられる。すなわち、断面が約1mm×約10mmの平角導線の約10mmの長辺を重ね合わせて巻き重ねている。
図6に、基準ユニット11の製造工程のうち、折り曲げ工程の第1工程を示し、図7に第2工程を示し、図8に第3工程を示す。
巻取り工程で、5周分巻き取った平角導線20を金型19から外して、図5に示す位置にセットする。この状態で、三角形状の平角導線20の最も短い短辺20bが治具22に接している。2番目に短い中辺20cの全長に渡って平行に治具21が配置されている。一番長い長辺20dの中央付近に治具23が配置されている。
次に、図6に示すように、治具21が中辺20cに接する位置まで、平行に移動する。同時に、治具23が、中辺20dの折り曲げ部20eに当接する。同時に治具22が、短辺20bを時計方向に回転させ、平角導線20を折り曲げ部20eで折り曲げる。
そして、図8に示すように、中辺20cと短辺20bが直角(90度)を成すまで、平角導線20を折り曲げる。
図9に、基準ユニット11の製造工程のうち、拡張工程の第1図を示す。図10に、拡張工程の第2図を示す。図11に、図9の側面図を示す。
図9及び図11に示すように、上側同心円部G(5本の平角導線)を、一対のチャック爪33(33A、33B)が把持する。下側同心円部H(5本の平角導線)は、一対のガイド爪40(40A、40B)に固定される。スロット内導線部SA(5本の平角導線)は、一対のチャック爪32(32A、32B)に把持される。スロット内導線部SB(5本の平角導線)は、一対のチャック爪31(31A、31B)に把持される。
ここで、一対のチック爪32(32A、32B)、及び一対のチャック爪31(31A、31B)は、中心軸34を中心に各別に回転可能に保持されている。ベース板36は、2本のガイド棒38の先端に固定されている。2本のガイド棒38は、固定された固定部39に摺動可能に保持されている。固定部39の両側には、一対のエアシリンダ37の本体が固設されている。また、ベース板36には、一対のエアシリンダ37のロッド先端が連結されており、エアシリンダ37の駆動により、ガイド棒38及びベース板36は、固定部39に対して摺動する。ベース板36には、一対のリンク機構35A、35Bが付設され、リンク機構35Aは、チック爪32のベース板に接続され、リンク機構35Bは、チャック爪31のベース板に接続している。
同時に、一対のチック爪31(31A、31B)は、スロット内導線部SBを把持したまま、図10において、反時計回りに回転し、スロット内導線部SBを、上側同心円部G及び下側同心円部Hに対して、反時計回りの所定の位置まで塑性変形させる。
次に、端子M及び端子Nを折り曲げて塑性変形させる。これにより、基準ユニット11が完成する。
図12に、6個の基準ユニット11であるU相第1基準ユニットU1、U相の第2基準ユニットU2、V相の第1基準ユニットV1、V相の第2基準ユニットV2、W相の第1基準ユニットW1、W相の第2基準ユニットW2を重ね合わせた状態を斜視図で示す。第1基準ユニットと第2基準ユニットのスロット内導線部が1つのティースの両側に挿入されるため、6個の基準ユニット11が1つの単位となる。
基準ユニットU1、U2、V1、V2、W1、W2の傾斜部U1EB、U2EB、V1EB、V2EB、W1EB、W2EBにおいては、5本の平角導線(EB1〜EB5)が、ステータコア13(ロータ)の径方向に重ね合わされている。
すなわち、隣り合うスロット内に配置される基準ユニットU1、U2、V1、V2、W1、W2においては、傾斜部U1EB、U2EB、V1EB、V2EB、W1EB、W2EBは、時計回りで、順次直前の傾斜部EBの軸心方向で下側に位置して重ね合わされている。
U相の第2基準ユニットU2の傾斜部U2EAは、U相の第1基準ユニットの傾斜部U1EAに対して、軸心方向で4上側(ステータコア13と反対方向)に重ね合わされている。同様に、V相第1基準ユニットV1の傾斜部V1EAは、な相の第2基準ユニットU2の傾斜部U2EAの軸心方向の上側に重ね合わされている。
すなわち、隣り合うスロット内に配置される基準ユニットU1、U2、V1、V2、W1、W2においては、傾斜部U1EA、U2EA、V1EA、V2EA、W1EA、W2EAは、時計回りで、順次直前の傾斜部EBの軸心方向で上側に位置して重ね合わされている。
U相の第2基準ユニットU2の水平部U2FBは、U相の第1基準ユニットU1の水平部U1FBに対して、径方向で時計回りに外周の位置で重ね合わされている。V相の基準ユニットV1の水平部V1FBは、U相の第2基準ユニットU2の水平部U2FBに対して、径方向で時計回りに外周の位置で重ね合わされている。
すなわち、図12に示すように、隣り合うスロット内に配置される基準ユニットU1、U2、V1、V2、W1、W2においては、水平部U1B1、U2FB、V1FB、V2FB、W1FB、W2FBは、時計回りで、順次直前の水平部FBの径方向で時計回りに外周の位置で重ね合わされている。
U相の第2基準ユニットU2の水平部U2FAは、U相の第1基準ユニットU1の水平部U1FAに対して、径方向で時計回りに内周の位置で重ね合わされている。V相の基準ユニットV1の水平部V1FAは、U相の第2基準ユニットU2の水平部U2FAに対して、径方向で時計回りに内周の位置で重ね合わされている。
すなわち、図12に示すように、隣り合うスロット内に配置される基準ユニットU1、U2、V1、V2、W1、W2においては、水平部U1FA、U2FA、V1FA、V2FA、W1FA、W2FAは、時計回りで、順次直前の水平部FBの径方向で時計回りに内周の位置で重ね合わされている。
下側同心円部U1H、U2H、V1H、V2H、W1H、W2Hは、径方向に順次整列している。
基準ユニット11が、48個重ね合わされたコイル籠12の構成を、図13に斜視図で示す。コイル籠12の平面図(図13上から見た図)を図14に示す。コイル籠12の正面図を図15に示す。本実施の形態のモータのステータのステータコアは、48個のスロット、48個のティースを有している。
各基準ユニット11は、2個のスロット内導線部SA、SBを有しており、スロット内導線部SAとスロット内導線部SBとは、図4に示すように、径方向(図4の上下方向)で5本の平角導線の厚み分ずれて位置している。
1つのスロット内には、1組5本の平角導線が、2組(計10本)挿入されている。
図16に示すように、下側同心円部U1H、U2H、V1H、V2H、W1H、W2H、水平部UFB1、U2FB、V1FB、V2FB、W1FB、W2FB、及び水平部U1FA、U2FA、V1FA、V2FA、W1FA、W2FAは、ステータコア13のティース13a先端の内周面13bよりも、ステータ13の中心線側に位置している。
ここで、例えば、第1スロットS1の外周側(奥側)に、U相の第1基準ユニットU1の5本のスロット内導線部U1SB(SB1〜SB5)が挿入される。もう一方のスロット内導線U1SA(SA1〜SA5)は、第7スロットS7の内周側(手前側)に挿入される。
同様に、第7スロットS7の外周側には、図示しないU相の第3基準ユニットU3の5本のスロット内導線部U3SB(SB1〜SB5)が挿入される。これにより、第7スロットには、スロット内導線部U1SA(SA1〜SA5)と、スロット内導線部U3SB(SB1〜SB5)の計10本の平角導線が挿入される。
図18においては、端子Nは、端子Mの下側に位置しており、見えない。図18で、端子U1Nが見えているのは、U16Mを省略して記載しているからである。
図19に示すように、下側同心円部H、水平部FB、及び水平部FAの位置が、ステータコア13の端面から距離を設けてあるのは、ロータとの電磁気的な影響を回避するためである。
図17には、コイル籠12の一部のみを示しているが、図17の状態まで、コイル籠12が挿入されることにより、ステータコア13へのコイル籠12の組立が完了する。その後、スロットS内にスロット内導線部SA、SBが挿入されている状態における空間部に、伝熱性能に優れた樹脂をモールドする。また、端子M、NをU相、V相、W相毎に順次バスバーで接続する。これにより、ステータ10が完成する。
図20に、ステータ10の中央断面図を示す。ステータコア13にコイル籠12が組み込まれている。この状態で、ステータ10の図20の上側では、ステータコア13のティース13aの内周面13bより内側には、コイル籠12は、存在しない。一方、ステータ10の図20の下側では、コイル籠12の折り曲げ部である下側同心円部H、水平部FA、及び水平部FBが、ステータコア13のティース13aの内周面13bより内側に位置している。
一方、モータのロータ42は、中心軸41の外周にロータ部43が形成されている。
ロータ42は、ステータ10の下側から挿入することはできないが、ステータの上側から軸心に沿って挿入することが可能である。ロータ42をステータ10に挿入した状態を図21に示す。
図21に示すように、ロータ42の中心軸41は、コイル籠12の下側同心円部Hの内周面で形成される中心孔から外に突出している。
例えば、本実施例では、スロットSが48個あるモータについて説明したが、スロットSの数は変更しても良い。
11 基準ユニット
12 コイル籠
13 ステータコア
41 中心軸
42 ロータ
43 ロータ部
Un U相の第n基準ユニット
Vn V相の第n基準ユニット
Wn W相の第n基準ユニット
G 上側同心円部
H 下側同心円部
SA、SB スロット内導線部
EA、EB 傾斜部
FA、FB 水平部
JA、JB 折り曲げ部
Claims (5)
- 平角導線を用いた分布巻きコイルとステータコアとを備えるステータと、中心軸を備えるロータとを有するモータにおいて、
前記コイルの一端のコイルエンド部が、前記ステータコアのスロット内導線部に対して、前記ロータ側に折り曲げられていること、
前記一端のコイルエンド部が、前記ステータコアの内周面より前記ロータの軸心側に位置すること、
前記一端のコイルエンド部、及び他端のコイルエンド部が、複数の前記平角導線をフラットワイズ方向に重ね巻きしたものであること、
を特徴とするモータ。 - 請求項1に記載するモータにおいて、
前記一端のコイルエンド部が、同心円状の半円を形成していること、
前記他端のコイルエンド部が、同心円状の半円を形成していること、
を特徴とするモータ。 - 請求項1または請求項2に記載するモータにおいて、
前記一端のコイルエンド部では、隣り合うスロットに配置される複数の前記平角導線が、前記ロータの径方向に重ね合わされていること、
他端のコイルエンド部では、隣り合うスロットに配置される複数の前記平角導線が、前記ロータの軸心方向に重ね合わされていること、
を特徴とするモータ。 - 平角導線を用いた分布巻きコイルを備えるステータと、中心軸を備えるロータとを有するモータのモータ製造方法において、
前記分布巻きコイルの一端のコイルエンド部を、スロット内導線部に対して、前記ロータ側に折り曲げる折り曲げ工程と、
前記分布巻きコイルを、前記ステータのスロットに対して、軸心方向から挿入する挿入工程と、
を有すること特徴とするモータ製造方法。 - 請求項4に記載するモータにおいて、
前記折り曲げ工程の前に、前記平角導線を、フラットワイズ部を接触させながら重ね巻きする重ね巻き工程を有すること、
前記折り曲げ工程の直後に、前記重ね巻きされた前記平角導線を2つのスロット内導線部を形成するように拡げる拡張工程を有すること、
を特徴とするモータ製造方法。
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