JP2011229137A - テレビ放送信号伝送機器の電源装置及びテレビ放送信号伝送システム - Google Patents

テレビ放送信号伝送機器の電源装置及びテレビ放送信号伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】テレビ放送信号伝送システムの伝送機器へ電源供給を行う電源装置において、伝送機器への電源供給が不要なときの消費電力を抑えて、システムの省エネ化を図る。
【解決手段】電源装置50には、出力端子T3を介して伝送線上の伝送機器に電源供給するための電源電圧を生成する電源回路54が設けられ、電源プラグ52から電源回路54への電源供給経路D2にはリレースイッチ58が設けられている。またトランジスタ62がオン状態であるとき、リレースイッチ58をオンさせるための電力を蓄積するコンデンサ60が設けられており、このコンデンサ60は電源回路54からの出力により充電される。そして、テレビ受信装置の動作状態を検出する検出装置から伝送線を介して、電源供給指令を表す制御信号が伝送されてくると、駆動回路68がその制御信号によりトランジスタ62をオンさせ、リレースイッチ58により電源供給経路D2を導通させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、テレビ放送信号伝送システムの伝送線に設けられたテレビ放送信号伝送機器に対し電源供給を行う電源装置、及び、この電源装置を備えたテレビ放送信号伝送システムに関する。
テレビ放送信号伝送システムにおいては、通常、テレビ放送信号を伝送する伝送線上に、テレビ放送信号を増幅する増幅器や、テレビ放送信号のチャンネル配列を変更する周波数変換器等の伝送機器が設けられている。
そして、この種の伝送機器は、伝送機器に内蔵された電源装置から直接電源供給を受けて動作するか、或いは、伝送線に接続された電源装置から伝送線を介して電源供給を受けて動作する。
なお、電源装置は、通常、商用電源から電源供給(例えば、AC100V)を受けて、伝送機器駆動用の直流電圧(例えば、DC15V)を生成するように構成されている。
ところで、この種の伝送機器は、複数のテレビ端子にそれぞれ接続されるテレビ受信装置(テレビ受像器、テレビチューナ、録画装置等)へのテレビ放送信号の入力レベルやチャンネル配列を設定するためのものであることから、端末側のテレビ受信装置がテレビ放送信号を受信していないときには、伝送機器の動作を停止させても問題はない。
そこで、従来では、端末側のテレビ端子とテレビ受信装置との間に設けられて伝送線上の増幅器(ブースタ)に電源供給を行う電源装置内、若しくは、この電源装置とテレビ受信装置との間に設けられる端末機器内に、テレビ受信装置の動作状態を検出して、テレビ受信装置が動作しているときに、電源装置から増幅器への電源供給を実行させ、テレビ受信装置が動作を停止しているときには、電源装置から増幅器への電源供給を停止させる電源制御装置を設けることが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
そして、この提案の電源制御装置によれば、テレビ受信装置が動作を停止しているときに、電源装置から増幅器への電源供給を停止させるので、増幅器における電力消費量を抑えて、テレビ放送信号伝送システムの省エネ化を図ることができる。
特開平6−245211号公報
ところで、上記提案の電源制御装置は、テレビ受信装置が接続される電源装置、若しくは、電源装置とテレビ受信装置との間の端末機器に内蔵され、電源装置若しくは端末機器に接続されるテレビ受信装置の動作状態を判定することにより、電源装置から増幅器への電源供給を実行・停止させるものであるので、例えば、テレビ受信装置から離れた伝送線上に設置された電源装置や、伝送機器に内蔵された電源装置に対しそのまま適用することができなかった。
そこで、本発明者らは、端末側のテレビ受信装置の動作状態に応じて、テレビ受信装置から離れた場所に設置された電源装置や伝送機器に内蔵された電源装置の動作を切り換えることができるようにするため、テレビ受信装置側にその動作状態を検出する検出装置を設け、テレビ受信装置が動作しているときに検出装置から電源装置に電源供給指令を送信することを考えた。
つまり、テレビ受信装置側の検出装置から伝送線上の電源装置に対し伝送線を介して電源供給指令を送信することで、テレビ受信装置が動作しているときにだけ電源装置を動作させるようにするのである。
そして、このようにすれば、伝送線に複数のテレビ受信装置が接続されたテレビ放送信号伝送システムにおいて、各テレビ受信装置でのテレビ放送信号の受信に影響を与えることなく、電源装置(延いては伝送機器)の動作を必要最小限に抑え、省エネ化を図ることができるようになる。
つまり、伝送線に複数のテレビ受信装置が接続されていても、各テレビ受信装置に検出装置を設けて、各検出装置が対応するテレビ受信装置の動作状態を検出するようにすれば、複数のテレビ受信装置のうちの一つでも動作状態にあれば、電源装置(延いては伝送機器)を動作させてテレビ放送信号を伝送させ、逆に、全てのテレビ受信装置が動作停止状態になったときには、電源装置(延いては伝送機器)の動作を停止させて、テレビ放送信号伝送システムでの消費電力を低減することができるようになる。
しかしながら、電源装置を、検出装置から伝送線を介して伝送されてくる電源供給指令を受けて伝送機器への電源供給を開始するように構成するには、電源装置に、伝送機器に供給する電源電圧を生成する電源回路とは別に、電源供給指令を検出して電源回路を動作させる制御回路を設ける必要がある。
このため、上記のように電源装置の動作を、テレビ受信装置の動作状態に応じて制御するようにした場合、電源装置から電源供給を受ける伝送機器での消費電力を低減することはできるものの、電源装置内では、上記制御回路を常時動作させる必要があるため、端末側のテレビ受信装置の動作停止時に、電源装置と伝送機器とで消費される電力量を略ゼロにまで低減することはできず、テレビ放送信号伝送システムの省電力化の妨げになるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、テレビ放送信号伝送システムの伝送線上に設けられた伝送機器へ電源供給を行う電源装置において、伝送機器への電源供給が不要なときの消費電力を略ゼロに抑えて、省エネ化を図ることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
外部電源から電源供給を受けて、テレビ放送信号伝送システムの伝送線に設けられた伝送機器を動作させるのに必要な直流電源電圧を生成する電源回路を備え、該電源回路にて生成された直流電源電圧を前記伝送機器に供給する、テレビ放送信号伝送機器の電源装置において、
前記外部電源に接続される電源プラグと前記電源回路との間の電源供給経路に設けられ、リレーコイルへの通電/非通電により該電源供給経路を導通/遮断する常開型のリレースイッチと、
前記電源回路にて生成された直流電源電圧を出力する出力経路から電源供給を受けて、コンデンサ又は二次電池からなる蓄電手段を充電する充電手段と、
前記蓄電手段に充電された電力にて前記リレーコイルに電流を流す通電経路上に設けられ、該通電経路を導通/遮断する常開型のスイッチング素子と、
前記テレビ放送信号伝送システムの伝送線を介して当該電源装置に前記伝送機器への電源供給指令を表す制御信号が入力されると、該制御信号により前記スイッチング素子の駆動信号を生成して、前記スイッチング素子をオンさせる駆動回路と、
前記リレースイッチに並列に接続され、外部操作によって前記電源供給経路を導通させるための常開型の操作スイッチと、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、
テレビ放送信号伝送用の伝送機器、及び、外部電源から電源供給を受けて前記伝送機器駆動用の電源電圧を生成し当該電源電圧を前記伝送機器に供給する電源装置、が設けられた伝送線を介して、テレビ放送信号を複数のテレビ端子まで伝送するテレビ放送信号伝送システムにおいて、
前記各テレビ端子に接続されるテレビ受信装置側に、それぞれ、当該テレビ受信装置が前記テレビ放送信号を受信中であるか否かを判定して、当該テレビ受信装置が前記テレビ放送信号を受信中であれば、前記伝送機器への電源供給指令を表す制御信号を前記テレビ端子から前記伝送線に出力させる受信状態検出装置を設け、
前記電源装置には、請求項1に記載の電源装置を用いることを特徴とする。
請求項1に記載の電源装置においては、電源プラグと電源回路との間の電源供給経路に常開型のリレースイッチが設けられており、このリレースイッチのリレーコイルには、充電手段を介して充電される蓄電手段から電流を流すための通電経路が形成されている。
そして、この通電経路には、スイッチング素子が設けられており、スイッチング素子は、テレビ放送信号伝送システムの伝送線を介して伝送機器への電源供給指令を表す制御信号が入力されているとき、駆動回路により生成される駆動信号にてオンされ、制御信号が入力されていないときにはオフ状態になる。
従って、リレースイッチは、伝送線を介して制御信号が入力されているときにだけオン状態となって、電源プラグから電源回路への電源供給経路を導通させ、伝送線を介して制御信号が入力されていないときには、電源プラグから電源回路への電源供給経路を遮断することになる。
このため、本発明の電源装置によれば、伝送線を介して制御信号が入力されていない状態では、外部電源からの電源供給が遮断されて、電源回路等で消費される電力量がゼロとなり、電源装置(延いてはテレビ放送信号伝送システム)の省エネ化を促進することができる。
また、伝送線を介して制御信号が入力されたときにリレースイッチをオフ状態からオン状態に切り換えるための電源は、電源回路の動作時に蓄電手段に蓄積された電力であるが、例えば、電源プラグを外部電源のコンセントに差し込み、電源装置の使用を開始する初期状態では、蓄電手段が放電されていて、制御信号の入力によりスイッチング素子がオン状態に制御されても、リレーコイルに通電できないことが考えられる。そして、リレーコイルに通電できなければ、リレースイッチを介して電源プラグから電源回路への電源供給経路を形成することができない。
そこで、本発明では、リレースイッチに対して並列に、常開型の操作スイッチを設け、この操作スイッチを操作することで、電源プラグから電源回路への電源供給経路を形成して、電源回路から直流電源電圧を出力させ、その直流電源電圧にて蓄電手段が充電されるようにしている。
このため、本発明の電源装置によれば、蓄電手段が放電されていても、操作スイッチを操作することで蓄電手段に充電し、上記のように、電源装置の動作を、伝送線を介して入力される制御信号に従い制御することができるようになる。
次に、請求項2に記載のテレビ信号伝送システムにおいては、テレビ放送信号が伝送される端末側のテレビ端子が複数備えられており、その複数のテレビ端子に接続されるテレビ受信装置側には、それぞれ、テレビ受信装置がテレビ放送信号を受信中であるか否かを判定して、テレビ受信装置がテレビ放送信号を受信中であれば、伝送機器への電源供給指令を表す制御信号をテレビ端子から伝送線に出力させる受信状態検出装置が設けられている。
そして、伝送線上の伝送機器に電源供給を行う電源装置には、上述した請求項1に記載の電源装置が用いられる。
このため、本発明のテレビ信号伝送システムによれば、各テレビ端子に接続されるテレビ受信装置が全て受信動作を停止しており、全てのテレビ受信装置から伝送線に伝送機器への電源供給指令を表す制御信号が出力されていないときには、電源装置は、伝送機器への電源供給を停止するだけでなく、電源回路等の内部回路の動作を全て停止することになる。
従って、本発明のテレビ信号伝送システムによれば、端末側の全てのテレビ受信装置が受信動作を停止しているとき(例えば真夜中など)に伝送機器及び電源装置で消費される電力量を略ゼロにして、テレビ放送信号伝送システムの省エネ化を図ることができる。
実施形態のテレビ放送信号伝送システム全体の構成を表す概略構成図である。 実施形態の検出装置の構成を表すブロック図である。 実施形態の電源装置の構成を表すブロック図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態のテレビ放送信号伝送システムは、所謂ホーム共同受信を行うためのものであり、図1に示すように、テレビ放送信号の受信アンテナとして、VHF帯のテレビ放送電波を受信するVHFアンテナ2と、UHF帯のテレビ放送電波を受信するUHFアンテナ4と、放送衛星(BS)や通信衛星(CS)を介して配信される衛星放送電波を受信する衛星受信アンテナ6を備える。
そして、VHFアンテナ2及びUHFアンテナ4からの受信信号は混合器8で混合された後、ブースタ10に入力され、衛星受信アンテナ6からの受信信号もブースタ10に入力される。
ブースタ10は、上記各アンテナ2,4,6からの受信信号(換言すれば各放送チャンネルのテレビ放送信号)を所定レベルまで増幅するためのものであり、端末側に設けられた電源装置50から、同軸ケーブルからなる伝送線Lを介して伝送されてくる直流電源電圧(例えばDC15V)を受けて動作するように構成されている。
また、ブースタ10で増幅された受信信号は、分配器12にて分配(図では4分配)され、分配器12の各分配出力端子に接続された伝送線Lを介して、建造物内の各部屋に設置されたテレビ端子14,16,…までそれぞれ伝送される。
テレビ端子14,16,…は、各部屋に設置されたテレビ受信装置28(テレビ受像器、テレビチューナ、録画装置等)に受信信号を配信するためのものであり、テレビ受信装置28のアンテナ入力端子に同軸ケーブルを介して接続するためのコネクタ(詳しくはF型コネクタ)を1又は複数備えている。
そして、本実施形態のテレビ放送信号伝送システムにおいては、テレビ端子14,16,…のコネクタにテレビ受信装置28を接続する際には、検出装置30を介して行うようにされている。
なお、図1には、テレビ受信装置28及び検出装置30は一組だけ記載されているが、検出装置30は、各部屋に設けられるテレビ受信装置28毎に、テレビ受信装置28とテレビ端子14,16,…との間に設けられる。
次に、検出装置30は、テレビ端子14,16,…とテレビ受信装置28との間に設けられて、テレビ端子14,16,…のコネクタから出力される受信信号をテレビ受信装置28のアンテナ入力端子に入力すると共に、建造物内の各部屋に設置された電源コンセント24,26,…から商用電源を取り込み、その取り込んだ商用電源をテレビ受信装置28に供給し、しかも、その商用電源の供給状態からテレビ受信装置28の動作状態を検出するためのものであり、図2に示すように構成されている。
すなわち、検出装置30には、テレビ端子14,16,…のコネクタに同軸ケーブルを介して接続されて受信信号(テレビ放送信号)を取り込むための入力端子T1と、入力端子T1を介してテレビ端子14,16,…から取り込んだ受信信号をテレビ受信装置28に出力するための出力端子T2と、これら各端子T1,T2間を接続して受信信号を伝送するための伝送経路L1と、各部屋の電源コンセント24,26,…に差し込まれて商用電源(例えばAC100V)を取り込むための電源プラグ32と、この電源プラグ32から入力された商用電源をテレビ受信装置28に供給するための電源コンセント34と、これら電源プラグ32,電源コンセント34間を接続して商用電源の給電経路を形成する電源線D1と、が設けられている。
また、検出装置30には、電源線D1に設けられた検出部38を介して電源線D1に流れる電流量を検出する電流検出回路40と、電流検出回路40からの検出電圧が閾値電圧Vth以上であるか否かを判定することにより、電源コンセント34に接続されたテレビ受信装置28の消費電流量が所定の閾値以上であるか否かを判定するコンパレータ42と、コンパレータ42でテレビ受信装置28の消費電流量が所定の閾値以上であると判定されると(換言すれば検出電圧が閾値電圧Vth以上であるとき)、テレビ受信装置28がテレビ放送信号を受信中であると判断して、電源装置50からブースタ10への電源供給指令を表す制御信号を生成し、入力端子T1からテレビ端子14,16,…(延いてはテレビ放送信号伝送システムの伝送線L)に出力させる信号生成回路44と、電源線D1から商用電源の電源供給を受けて、上記各回路の駆動電圧(直流電圧)を生成する電源回路48と、が備えられている。
信号生成回路44は、受信信号に比べて極めて低い周波数帯の信号(例えば、トーン信号)を制御信号として生成するものであり、その生成された制御信号は、ローパスフィルタ(LPF)46を介して入力端子T1に出力される。
なお、信号生成回路44にて生成される制御信号は、混信により電源装置50側で制御信号を認識できなくなるのを防止するため、当該テレビ放送信号伝送システムに設けられる検出装置30毎に異なる周波数帯に設定される。このため、信号生成回路44は、外部操作によって、生成する制御信号の種別(周波数帯域)を、複数のものの中から選択できるように構成されている。
また次に、入力端子T1と出力端子T2とを接続する伝送経路L1上には、入力端子T1から入力された受信信号を出力端子T2側に伝送し、LPF46を介して入力端子T1(換言すれば伝送経路L1)に入力される制御信号が出力端子T2側に伝送されるのを阻止するハイパスフィルタ(HPF)36が設けられている。
このため、検出装置30からテレビ端子14,16,…には、電源コンセント34に接続されたテレビ受信装置28がテレビ放送信号を受信中であるときに、制御信号が出力されることになる。
そして、検出装置30から出力された制御信号は、建造物内に配線された伝送線Lを介して分配器12側に伝送されるが、分配器12には、各分配端子間で低周波の制御信号を通過させるための信号経路が形成されている。
従って、テレビ端子14,16,…に接続された検出装置30からの制御信号は、分配器12を介してテレビ放送信号伝送システムの全ての伝送線Lに伝送され、電源装置50が伝送線Lのどの位置に配置されていても、電源装置50には各検出装置30からの制御信号が伝送されることになる。
次に、電源装置50は、テレビ端子16のコネクタに同軸ケーブルを介して接続されている。
図3に示すように、電源装置50は、建造物内の各部屋に設置された商用電源の電源コンセント24,26,…に接続可能な電源プラグ52と、電源プラグ52を介して入力された商用電源からブースタ10駆動用の電源電圧(例えばDC15V)を生成する電源回路54と、テレビ端子16のコネクタに同軸ケーブルを介して接続可能な出力端子T3と、電源回路54にて生成された直流電源電圧を出力端子T3へと通過させる直流通過フィルタ56とを備え、電源回路54にて生成された直流電源電圧を直流通過フィルタ56及び出力端子T3を介して、テレビ端子16(延いては伝送線L)へ出力するように構成されている。
また、電源プラグ52から電源回路54への電源供給経路D2には、リレースイッチ58が設けられている。このリレースイッチ58は、リレーコイル58aに通電されたときに接点がオン状態となって電源供給経路D2を導通させ、リレーコイル58aへの通電が遮断されているとき接点がオフ状態となって電源供給経路D2を遮断させる常閉型のリレーである。
そして、リレーコイル58aの一端は、常開型(所謂ノーマリオフ型)のトランジスタ62を介してグランドラインに接地され、リレーコイル58aの他端は、一端がグランドラインに接地されたコンデンサ60の他端に接続されている。
また、このコンデンサ60の他端には、ダイオード64のカソードが接続されており、このダイオード64のアノードは、電源回路54から出力端子T3に至る直流電源電圧の出力経路L2に接続されている。
このため、リレースイッチ58がオン状態で、電源回路54に商用電源が供給されているときには、コンデンサ60は電源回路54にて生成された直流電源電圧により充電され、コンデンサ60には、その容量と直流電源電圧とで決まる電力が蓄積されることになる。
また、リレースイッチ58がオフ状態で、電源回路54が動作を停止しているときに、トランジスタ62がオン状態になると、コンデンサ60からリレーコイル58aに電流が流れて、リレースイッチ58がオン状態となり、電源回路54に商用電源が供給される。
そして、電源回路54に商用電源が供給されると、電源回路54は直流電源電圧を生成して、出力経路L2に出力することから、コンデンサ60は、ダイオード64を介して充電され、リレースイッチ58のオン状態(延いては電源回路54の動作)が保持される。
次に、直流通過フィルタ56と出力端子T3との間の直流電源電圧の出力経路には、通過周波数帯域が制御信号の周波数帯域に設定されて、伝送線Lを流れる制御信号のみを選択的に通過させる制御信号通過フィルタ66の一端が接続されている。
このため、テレビ端子14,16,…に接続された検出装置30から出力された制御信号は、伝送線Lを介して電源装置50に入力され、電源装置50内で制御信号通過フィルタ66により抽出されることになる。
そして、その抽出された制御信号は、トランジスタ62の駆動回路68に入力される。この駆動回路68は、制御信号通過フィルタ66を介して入力される制御信号を全波整流することにより、トランジスタ62をオンさせるための駆動信号を生成し、トランジスタ62の制御端子に出力する。なお、トランジスタ62は、制御端子(ゲート、ベース等)に駆動信号を受けてオン状態になるものであれば何でもよく、例えば、nチャネルのMOSFETや、NPN型のバイポーラトランジスタ等を用いることができる。
この結果、伝送線Lを介して電源装置50に検出装置30からの制御信号が入力された際には、駆動回路68がトランジスタ62をオンさせ、これによって、リレースイッチ58がオン状態となって、電源回路54が動作し、電源装置50から伝送線L上のブースタ10に直流電源電圧が供給されることになる。
一方、テレビ端子14,16,…に接続された全てのテレビ受信装置28が動作を停止しており、各テレビ受信装置28に対し設けられた全ての検出装置から制御信号が出力されなくなると、駆動回路68ではその制御信号からトランジスタ62の駆動信号を生成することができなくなるので、トランジスタ62はオフ状態となり、これによって、リレースイッチ58がオフ状態となって、電源回路54が動作を停止し、電源装置50からブースタ10への電源供給が停止されることになる。
そして、この状態では、ブースタ10だけでなく、電源装置50においても、電力消費量がゼロになることから、本実施形態のテレビ放送信号伝送システムによれば、伝送線Lに接続されたテレビ受信装置28にテレビ放送信号を伝送する必要のないときには、テレビ放送信号伝送システムでの電力消費量を必要最小限に抑えて、省エネ化を図ることができるようになる。
ところで、電源装置50が出荷されてから長期間使用されない場合や、電源装置50の動作が長期間停止された場合には、コンデンサ60に蓄積された電荷が放電されてしまう。そして、この状態では、伝送線Lを介して制御信号が入力され、駆動回路68によりトランジスタ62をオン状態に駆動することができても、リレースイッチ58をオン状態にすることはできない。
そこで、本実施形態の電源装置50には、更に、リレースイッチ58に対して並列に、常開型の操作スイッチ70を設け、使用者が、この操作スイッチ70をオン状態に操作すれば、電源プラグ52から電源回路54への電源供給経路D2を導通させて、電源回路54から直流電源電圧を出力させ、その直流電源電圧にてコンデンサ60が充電されるようにしている。
このため、本実施形態の電源装置50によれば、コンデンサ60が放電されていても、操作スイッチ70を操作することでコンデンサ60に充電し、電源装置50の動作を、伝送線Lを介して入力される制御信号に従い制御することができるようになる。
なお、本実施形態においては、ブースタ10が、本発明の伝送機器に相当し、ダイオード64が、本発明の充電手段に相当し、トランジスタ62が、本発明のスイッチング素子に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、電源装置50は、テレビ端子16を介してテレビ放送信号伝送システムの伝送線Lに接続されるものとして説明したが、電源装置50は、伝送線Lに接続されていればよく、テレビ放送信号伝送システムが構築される建造物内の任意の位置に設置することができる。
また、電源装置50は、必ずしも単体で構成する必要はなく、例えば、電源供給の対象となる伝送機器(ブースタ10等)に内蔵するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電源装置50は、商用電源から電源供給を受けて動作するものとして説明したが、電源装置50が、無停電電源装置やバッテリ等の商用電源とは異なる外部電源から電源供給を受けて動作するものであっても、本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、検出装置30は、建造物内の各部屋に設置された電源コンセントから商用電源を取り込み、その取り込んだ商用電源をテレビ受信装置28に供給するものとして説明したが、この検出装置30についても、無停電電源装置やバッテリ等の商用電源とは異なる外部電源から電源供給を受けて、テレビ受信装置28に電源供給を行うように構成してもよい。
つまり、検出装置30は、テレビ受信装置28への電源の供給状態からテレビ受信装置28の動作状態を検出できればよく、外部電源については、商用電源でも無停電電源装置等の他の電源供給源でもよい。
また、上記実施形態では、ブースタ10に電源供給を行う電源装置50に本発明を適用した場合について説明したが、例えば、衛星受信アンテナ6に設けられるコンバータ等、他の伝送機器に電源供給を行う電源装置に適用しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また更に、上記実施形態では、蓄電手段としてコンデンサ60を用いるものとして説明したが、コンデンサ60に代えて二次電池を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、駆動回路68は、制御信号を全波整流することによりトランジスタ62をオンさせるための駆動信号を生成するものとして説明したが、例えば、リレーコイル58aに加えて、駆動回路68にも、コンデンサ60(又は二次電池)から電源供給を行うようにし、駆動回路68は、制御信号の入力時に、コンデンサ60(又は二次電池)からの供給電力により駆動信号を生成するよう構成してもよい。
2…VHFアンテナ、4…UHFアンテナ、6…衛星受信アンテナ、8…混合器、10…ブースタ、12…分配器、14,16…テレビ端子、24…電源コンセント、28…テレビ受信装置、30…検出装置、32…電源プラグ、34…電源コンセント、38…検出部、40…電流検出回路、42…コンパレータ、44…信号生成回路、48…電源回路、50…電源装置、52…電源プラグ、54…電源回路、56…直流通過フィルタ、58…リレースイッチ、58a…リレーコイル、60…コンデンサ、62…トランジスタ、64…ダイオード、66…制御信号通過フィルタ、68…駆動回路、70…操作スイッチ、D1…電源線、D2…電源供給経路、L…伝送線、L1…伝送経路、L2…出力経路。

Claims (2)

  1. 外部電源から電源供給を受けて、テレビ放送信号伝送システムの伝送線に設けられた伝送機器を動作させるのに必要な直流電源電圧を生成する電源回路を備え、該電源回路にて生成された直流電源電圧を前記伝送機器に供給する、テレビ放送信号伝送機器の電源装置において、
    前記外部電源に接続される電源プラグと前記電源回路との間の電源供給経路に設けられ、リレーコイルへの通電/非通電により該電源供給経路を導通/遮断する常開型のリレースイッチと、
    前記電源回路にて生成された直流電源電圧を出力する出力経路から電源供給を受けて、コンデンサ又は二次電池からなる蓄電手段を充電する充電手段と、
    前記蓄電手段に充電された電力にて前記リレーコイルに電流を流す通電経路上に設けられ、該通電経路を導通/遮断する常開型のスイッチング素子と、
    前記テレビ放送信号伝送システムの伝送線を介して当該電源装置に前記伝送機器への電源供給指令を表す制御信号が入力されると、該制御信号により前記スイッチング素子の駆動信号を生成して、前記スイッチング素子をオンさせる駆動回路と、
    前記リレースイッチに並列に接続され、外部操作によって前記電源供給経路を導通させるための常開型の操作スイッチと、
    を備えたことを特徴とするテレビ放送信号伝送機器の電源装置。
  2. テレビ放送信号伝送用の伝送機器、及び、外部電源から電源供給を受けて前記伝送機器駆動用の電源電圧を生成し当該電源電圧を前記伝送機器に供給する電源装置、が設けられた伝送線を介して、テレビ放送信号を複数のテレビ端子まで伝送するテレビ放送信号伝送システムにおいて、
    前記各テレビ端子に接続されるテレビ受信装置側に、それぞれ、当該テレビ受信装置が前記テレビ放送信号を受信中であるか否かを判定して、当該テレビ受信装置が前記テレビ放送信号を受信中であれば、前記伝送機器への電源供給指令を表す制御信号を前記テレビ端子から前記伝送線に出力させる受信状態検出装置を設け、
    前記電源装置には、請求項1に記載の電源装置を用いることを特徴とするテレビ放送信号伝送システム。
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