JP5123147B2 - 放送信号増幅装置及び放送信号受信システム - Google Patents

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本発明は、地上局からの放送電波を受信した受信信号と、人工衛星からの放送電波を受信し周波数変換した中間周波信号とを混合して、端末側の受信装置まで伝送するのに好適な放送信号増幅装置及び放送信号受信システムに関する。
従来、テレビ放送の受信システムとして、地上局から送信された放送電波(地上波)を受信する地上放送受信アンテナと、放送衛星(BS)や通信衛星(CS)からの衛星放送電波を受信する衛星放送受信アンテナとを備え、これら各受信アンテナからの受信信号を混合して、共通の伝送線路(一般に同軸ケーブル)を介して端末側に伝送するものが知られている。
また、衛星放送受信アンテナには、人工衛星から送信された十数GHz帯の送信電波を受信し、その受信信号を、地上波の受信信号よりも高い数GHz帯の中間周波信号に周波数変換するコンバータが設けられている。
このため、この種の放送信号受信システムにおいては、通常、各受信アンテナの直下に放送信号増幅装置が設けられ、この放送信号増幅装置内で、地上放送受信アンテナからの受信信号を増幅して、衛星放送受信アンテナのコンバータから入力される中間周波信号と混合し、その混合信号を端末側の伝送線路上に送出するようにされている。
また、この種の放送信号受信システムにおいては、放送信号増幅装置に設けられた地上波受信信号増幅用の増幅回路だけでなく、衛星放送受信アンテナに設けられたコンバータにも、動作用の電源電圧を供給する必要がある。そして、コンバータの電源電圧は、伝送線路の端末側に接続される衛星放送用の受信装置(チューナ)側で生成し、伝送線路を介して放送信号増幅装置へと供給することができる。
このため、放送信号増幅装置においては、混合信号を端末側に出力するための出力端子と、衛星放送受信アンテナのコンバータから中間周波信号を入力するための中間周波信号入力端子との間に、コンバータに電源電圧を供給するための直流電流を通過させる電流通過回路を設けることが提案されている(例えば、特許文献1等、参照)。
一方、衛星信号受信アンテナのコンバータ等、放送信号受信システムにおいて受信信号を処理する信号処理装置は、通常、屋外に設置される。このため、放送信号受信システムにおいては、受信信号の伝送線路上に太陽光発電パネル(所謂太陽電池)を設け、この太陽光発電パネルによる発電電力と、商用電源を受けて電源電圧を生成する電源装置からの電源電圧とを利用して、信号処理装置に電源供給を行うことも提案されている(例えば、特許文献2等、参照)。
そして、この提案の技術を、特許文献1に開示された放送信号受信システムに適用すれば、衛星信号受信アンテナのコンバータへの電源供給に、太陽光発電パネルからの発電電力を利用することができ、コンバータへの電源供給のために端末側の受信装置で消費される商用電源の消費電力を低減することができるようになる。
特開2007−36631号公報 特開2007−43865号公報
しかしながら、特許文献1に開示された放送信号増幅装置は、内部回路(増幅回路)の電源電圧を、商用電源から電源供給を受ける電源部にて生成するようにされているため、上記のように、太陽光発電パネルを設けても、この太陽光発電パネルによる発電電力を利用して増幅回路を動作させることはできず、放送信号増幅装置内の電源部にて消費される商用電源の消費電力については低減することができないという問題があった。
また、この問題を防止するために、放送信号増幅装置内の電源部に対し並列に太陽光発電パネルを設けることも考えられるが、この場合、コンバータ用と放送信号増幅装置用との2つの太陽光発電パネルが必要になる。そして、コンバータの動作電圧と、放送信号増幅装置(詳しくはその内部回路)の動作電圧とは、通常、異なっており、コンバータの動作電圧の方が高いことから、コンバータ用及び放送信号増幅装置用として2つの太陽光発電パネルを設ける場合には、各太陽光発電パネルに種類の異なるものを使用しなければならず、コストアップを招くという問題がある。
一方、従来より、放送信号増幅装置には、伝送線路上に設けられた電源装置から電源供給を受けて動作するものも知られている。そこで、この電源装置から、衛星放送受信アンテナのコンバータ及び放送信号増幅装置に電源供給を行うようにし、この電源装置に対し並列に太陽光発電パネルを設けることも考えられる。
そして、このようにすれば、放送信号増幅装置とコンバータとの両方に伝送線路の端末側から電源供給を行うことができ、しかも、太陽光発電パネルからの発電電力によって電源装置での商用電源の消費電力を低減することができる。
しかし、この場合、端末側の受信装置にて衛星放送が受信されておらず、コンバータを動作させる必要のない場合であっても、コンバータには、電源装置若しくは太陽光発電パネルから電源供給がなされることになり、電源装置での商用電源の消費電力を充分低減することができないという問題が生じる。
また、上記のように、コンバータの動作電圧は、放送信号増幅装置(詳しくはその内部回路)の動作電圧よりも高いことから、電源装置や太陽光発電パネルは、コンバータの動作電圧以上の電源電圧を供給できるように構成する必要があり、これら各部のコストアップを招くという問題もある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、地上波放送の受信信号と、衛星放送の受信信号を周波数変換するコンバータからの中間周波信号とを混合して端末側の伝送線路上に送出する放送信号増幅装置において、伝送線路の端末側から供給される電源電圧と発電装置(太陽光発電パネル等)からの発電電力とを利用して、増幅装置の内部回路とコンバータとの両方に効率よくしかも低コストで電源供給を行うことができるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
地上局から送信されたテレビ放送電波を受信する受信アンテナから、受信信号を入力するための受信信号入力端子と、
人工衛星から送信された衛星放送電波を受信し、その受信信号を、元の受信信号よりも周波数が低く前記受信アンテナからの受信信号よりも周波数が高い中間周波信号に周波数変換するコンバータから、前記中間周波信号を入力するための中間周波信号入力端子と、
前記コンバータの動作電圧よりも低い電源電圧にて動作し、前記受信信号入力端子を介して入力された受信信号を増幅する受信信号増幅手段と、
前記受信信号増幅手段にて増幅された受信信号と前記中間周波信号入力端子を介して入力された中間周波信号とを混合する混合手段と、
前記混合手段にて混合された前記受信信号及び前記中間周波信号を、これら各信号の中から所望放送チャンネルの放送信号を選局・復調する受信装置が接続された端末側の伝送線路上に出力するための出力端子と、
を備えた放送信号増幅装置において、
自然エネルギを利用して発電し、出力電圧が、前記受信信号増幅手段の動作電圧よりも高く、前記コンバータの動作電圧よりも低く、しかも、前記コンバータの動作電圧の2分の1の電圧以上となるように設定された2つの発電手段と、
前記端末側の伝送線路を介して前記出力端子に入力された電源電圧が、前記受信信号増幅手段駆動用の低電圧であるか、前記コンバータ駆動用の高電圧であるかを判定する判定手段と、
前記判定手段にて前記電源電圧が低電圧であると判定されると、前記2つの発電手段を並列接続して発電電力を出力させ、前記判定手段にて前記電源電圧が高電圧であると判定されると、前記2つの発電手段を直列接続して発電電力を出力させる発電出力切換手段と、
前記発電手段切換手段を介して出力される発電電圧と、前記出力端子に入力された電源電圧とを合成する電圧合成手段と、
前記電圧合成手段からの合成電圧を受けて、前記受信信号増幅手段を動作させるのに必要な駆動電圧を生成し、前記受信信号増幅手段に供給する駆動電圧生成手段と、
前記判定手段にて前記電源電圧が高電圧であると判定されると、前記電圧合成手段からの合成電圧を前記中間周波信号入力端子に印加することで、前記コンバータに電源供給を行う電源供給手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放送信号増幅装置において、
前記中間周波信号入力端子から前記混合手段に至る中間周波信号の伝送経路上には、当該伝送経路を流れる中間周波信号を増幅する中間周波信号増幅手段が設けられており、
前記電源供給手段は、前記判定手段にて前記電源電圧が高電圧であると判定されると、前記電圧合成手段からの合成電圧を前記中間周波信号増幅手段にも供給することで、当該中間周波信号増幅手段を動作させることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、
地上局から送信されたテレビ放送電波を受信する地上放送受信アンテナと、
人工衛星から送信された衛星放送電波を受信し、その受信信号を、元の受信信号よりも周波数が低く前記受信アンテナからの受信信号よりも周波数が高い中間周波信号に周波数変換するコンバータを有する衛星放送受信アンテナと、
前記地上放送受信アンテナからの受信信号を増幅する受信信号増幅手段を備え、当該受信信号増幅手段にて増幅された受信信号と前記衛星放送受信アンテナのコンバータから入力された中間周波信号とを混合して、端末側の伝送線路上に出力する放送信号増幅装置と、
前記端末側の伝送線路上に設けられ、当該伝送線路を介して、前記放送信号増幅装置に前記受信信号増幅手段駆動用の電源電圧を供給する電源装置と、
を備えた放送信号受信システムであって、
前記放送信号増幅装置として、請求項1又は請求項2に記載の放送信号増幅装置を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の放送信号増幅装置においては、受信信号増幅手段が、受信信号入力端子を介して入力された受信信号を増幅し、混合手段が、その増幅された受信信号と中間周波信号入力端子を介して入力された中間周波信号とを混合し、出力端子から端末側の伝送線路上に送出する。
また、請求項1に記載の放送信号増幅装置には、自然エネルギを利用して発電を行う2つの発電手段と、端末側の伝送線路を介して出力端子に入力された電源電圧が、受信信号増幅手段駆動用の低電圧であるか、コンバータ駆動用の高電圧であるかを判定する判定手段と、が設けられている。
そして、判定手段にて電源電圧が低電圧であると判定されると、発電出力切換手段が、2つの発電手段を並列接続して発電電力を出力させ、判定手段にて電源電圧が高電圧であると判定されると、発電出力切換手段が、2つの発電手段を直列接続して発電電力を出力させる。
また、発電出力切換手段を介して出力される発電電圧は、電圧合成手段にて、出力端子に入力された電源電圧と合成され、その合成電圧は、駆動電圧生成手段及び電源供給手段に出力される。
そして、駆動電圧生成手段は、電圧合成手段からの合成電圧を受けて、受信信号増幅手段を動作させるのに必要な駆動電圧を生成し、受信信号増幅手段に供給する。
また、電源供給手段は、判定手段にて電源電圧が高電圧であると判定された際に、電圧合成手段からの合成電圧を中間周波信号入力端子に印加することで、コンバータに電源供給を行う。
従って、本発明の放送信号増幅装置によれば、端末側から伝送線路を介して、受信信号増幅手段駆動用の低電圧の電源電圧が供給されているときには、駆動電圧生成手段が、その低電圧電源電圧若しくは並列接続された2つの発電手段からの発電電力にて、受信信号増幅手段に対する駆動電力を生成して、受信信号増幅手段に電源供給を行い、電源供給手段は、コンバータへの電源供給を停止する。
また、端末側から伝送線路を介して、コンバータ駆動用の高電圧の電源電圧が供給されているときには、駆動電圧生成手段が、その高電圧電源電圧若しくは直列接続された2つの発電手段からの発電電力(並列接続時の2倍の出力電圧)にて、受信信号増幅手段に対する駆動電力を生成して、受信信号増幅手段に電源供給を行い、電源供給手段は、その高電圧電源電圧若しくは直列接続された2つの発電手段からの発電電力(並列接続時の2倍の出力電圧)にて、コンバータへの電源供給を行う。
このため、本発明の放送信号増幅装置によれば、端末側の伝送線路上に、受信信号増幅手段駆動用の低電圧の電源電圧を供給する一般的な電源電圧を設け、更に、テレビ放送の受信装置として、衛星放送を受信する際にコンバータ駆動用の高電圧の電源電圧を供給する一般的な受信装置を伝送線路に接続するようにすれば、放送信号増幅装置内の受信信号増幅手段に常時電源供給を行いつつ、コンバータには、その動作が必要なときに限って電源供給を行うことができるようになり、コンバータでの不要な電力消費を防止することが可能となる。
また、コンバータへの電源供給を行う際には、発電出力切換手段により2つの発電手段が直列接続され、コンバータへの電源供給を停止する際には、発電出力切換手段により2つの発電手段が並列接続されることから、発電手段には、受信信号増幅手段への電源供給が可能な低出力電圧のもの(詳しくは、出力電圧が、受信信号増幅手段の動作電圧よりも高く、コンバータの動作電圧よりも低く、しかも、コンバータの動作電圧の2分の1の電圧以上のもの)を使用すればよく、発電手段単体でコンバータへの電源供給が可能な高出力電圧のものを使用する必要がない。また、2つの発電手段には、同一仕様のものを使用することができる。
よって、本発明の放送信号増幅装置によれば、動作電圧の異なる受信信号増幅手段と外部のコンバータとの両方に電源供給を行うために、仕様の異なる発電手段を用いたり、単体でコンバータに電源供給可能な高出力電圧の発電手段を用いたりする必要がなく、低コストで実現できる。
また更に、コンバータへの電源供給を停止しているときには、発電出力切換手段により、2つの発電手段が並列接続されることから、発電出力切換手段からの出力電圧は、発電手段一つの出力電圧と同じで、出力電力のみが2倍となる。
このため、天候等によって発電手段の発電量が少なくなったときに、その発電電力にて受信信号増幅手段を駆動できる確率が高くなり、伝送線路上に設けた電源装置で消費される商用電源の消費電力量を低減することができる。
次に、請求項2に記載の放送信号増幅装置においては、中間周波信号入力端子から混合手段に至る中間周波信号の伝送経路上に、当該伝送経路を流れる中間周波信号を増幅する中間周波信号増幅手段が設けられており、電源供給手段は、判定手段にて電源電圧が高電圧であると判定されると、電圧合成手段からの合成電圧を中間周波信号増幅手段にも供給することで、当該中間周波信号増幅手段を動作させる。
従って、請求項2に記載の放送信号増幅装置によれば、受信信号入力端子から入力された受信信号だけでなく、中間周波信号入力端子から入力された中間周波信号についても増幅して、これら各信号を合成することができるようになる。
そして、中間周波信号増幅手段には、電源供給手段から、端末側の受信装置からコンバータ駆動用の高電圧電源電圧が供給されているときに、電源供給がなされることから、中間周波信号増幅手段への電源供給についても、必要最小限に抑えることができる。
一方、請求項3に記載の放送信号受信システムは、地上放送受信アンテナと、衛星放送受信アンテナと、請求項1又は請求項2に記載の放送信号増幅装置と、電源装置とを備える。このため、このシステムによれば、受信アンテナに設けられたコンバータへの電源供給、及び、放送信号増幅装置内の放送信号増幅手段への電源供給を、放送信号増幅装置に設けられた2つの発電手段からの発電電力と、端末側の電源装置若しくは受信装置からの供給電力とを利用して、効率よく行うことができ、この電源装置や受信装置で消費される商用電源の消費電力量を低減することができるようになる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本発明が適用された放送信号受信システムの構成を表すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の放送信号受信システムには、受信アンテナとして、地上局から送信されたUHF帯のテレビ放送電波を受信するUHFアンテナ2と、受信点から見て略同一方向に位置する放送衛星(BS)及び通信衛星(CS)から送信された衛星放送電波を受信するBS/CSアンテナ4とが備えられている。
BS/CSアンテナ4は、パラボラ反射鏡4aと、このパラボラ反射鏡4aの焦点位置に配置されたコンバータ5とを備えたオフセットパラボラアンテナにて構成されている。そして、コンバータ5は、自身に設けられた一次放射器を介して各人工衛星(BS、CS)からの送信電波を受信し、その受信信号を、内部の周波数変換回路にて、UHF帯のテレビ放送信号よりも周波数が高い1GHz〜2GHz帯の中間周波信号(以下、BS/CS−IF信号ともいう)に周波数変換する。
このBS/CSアンテナ4から出力されるBS/CS−IF信号は、UHFアンテナ2から出力される受信信号(UHF帯のテレビ放送信号:以下、UHF信号ともいう)と共に、放送信号増幅装置10(以下単に増幅装置という)に入力される。
増幅装置10は、UHF信号とBS/CS−IF信号とをそれぞれ増幅して混合し、その混合信号(以下、伝送信号という)を一本の同軸ケーブルからなる端末側の伝送線路上に送出することで、UHF信号及びBS/CS−IF信号を、伝送線路に直流電流通過型の分配器6(若しくは分岐器)を介して接続された複数の受信装置8(テレビ受像器、チューナ等)に伝送するためのものであり、以下のように構成されている。
なお、受信装置8は、増幅装置10側から伝送されてきたUHF信号及びBS/CS−IF信号の中から、使用者が指定した所望のテレビ放送チャンネルを選局して、映像・音声信号や番組情報等の各種情報を復調するものであり、従来の受信装置と同様、BS/CS−IF信号の中から衛星放送の放送チャンネルを選局する際には、BS/CSアンテナ4のコンバータ5を駆動するのに必要な電源電圧(例えばDC15V)を伝送線路上に出力するように構成されている。
増幅装置10には、上記各アンテナ2、4からUHF信号及びBS/CS−IF信号をそれぞれ取り込むための第1入力端子T1及び第2入力端子T2が設けられており、第1入力端子T1を介して入力されたUHF信号は第1増幅回路12にて増幅され、第2入力端子T2を介して入力されたBS/CS−IF信号は第2増幅回路14にて増幅される。
そして、これら各増幅回路12,14にて増幅されたUHF信号及びBS/CS−IF信号は、これら各信号をそれぞれ通過させ他の信号の通過を阻止する2種類のフィルタ回路からなるダイプレクサ16にて混合され、出力端子Toutから端末側の伝送線路上に送出される。
また、増幅装置10の外壁には、太陽光を直接受けて発電を行う2つの太陽光発電パネル(以下単に発電パネルという)24、25が設けられており、増幅装置10内には、これら各発電パネル24を並列接続するか直列接続するかを切り換える切換スイッチ26が設けられている。
発電パネル24、25は、太陽光を受けて電力を発生する光電変換素子(発電セル)からなる周知のものであり、その出力特性は同一で、コンバータ5、第1増幅回路12、及び第2増幅回路14の電源仕様に基づき設定されている。
つまり、コンバータ5の電源仕様がDC15V、70mA、第1増幅回路12の電源仕様がDC7V、30mAである場合、各発電パネル24、25には、出力電圧が、第1増幅回路12の動作電圧(7V)よりも高く、コンバータ5の動作電圧(15V)よりも低く、しかも、コンバータ5の動作電圧(15V)の2分の1の電圧(7.5V)以上のもの(例えば、出力電圧:DC9Vのもの)が使用される。また、各発電パネル24、25の出力電流は、少なくとも晴天時に、コンバータ5、第1増幅回路12及び第2増幅回路14に電源供給を行うことができるように設定される。
このため、例えば、コンバータ5及び第1増幅回路12の電源仕様が上記の通りであり、第2増幅回路14の電源仕様がDC15V、30mAである場合には、各発電パネル24、25を直列接続することで、これら各部に電源供給を行うことができるように、各発電パネル24、25には、DC9V、120mAの出力特性のものが使用される。
次に、切換スイッチ26は、リレーコイルRXへの通電/非通電により、可動接点S1、S2を図の点線位置又は実線位置に位置決めすることのできるリレーにて構成されている。
そして、切換スイッチ26は、リレーコイルRXの非通電時に、可動接点S1、S2が図の実線位置に位置決めされることによって、発電パネル24、25の正極(+)端子同士、及び、負極(−)端子同士をそれぞれ接続することで、発電パネル24,25を並列接続する。
また、切換スイッチ26は、リレーコイルRXの通電時には、可動接点S1、S2が図の点線位置に位置決めされることによって、発電パネル24の負極(−)端子と発電パネル25の正極(+)端子を接続することで、発電パネル24、25を直列接続する。
なお、2つの発電パネル24、25の内、発電パネル25の負極(−)端子は、増幅装置10のグランドラインに接地され、発電パネル24の正極(+)端子は、増幅装置10内の電源ライン(+電源)に接続されている。このため、各発電パネル24、25の出力は、切換スイッチ26の切換動作によって、増幅装置10のグランド−電源ライン間に並列接続又は直列接続されることになる。
そして、発電パネル24の正極(+)端子に接続された電源ラインは、逆流防止用のダイオードD2を介して、DC−DC変換器18に接続されている。なお、DC−DC変換器18は、DC9V〜18Vの範囲内で変化する入力電圧を、第1増幅回路12の動作電圧(例えばDC7V)に変換して、第1増幅回路12に供給する、電源回路である。
次に、ダイプレクサ16から出力端子Toutに至る伝送信号(UHF信号及びBS/CS−IF信号)の伝送経路上には、この伝送信号を通過させ、伝送信号よりも周波数が低い信号成分(直流含む)の通過を遮断するコンデンサC2が設けられており、このコンデンサC2と出力端子Toutとの間の伝送経路にはチョークコイルL1が接続されている。
チョークコイルL1は、伝送線路に接続された端末側の受信装置8や後述の電源装置30から供給された電源電圧(直流)を取り出すためのものであり、チョークコイルL1の出力端子Toutとは反対側端部は、逆流防止用のダイオードD1を介してDC−DC変換器18に接続されると共に、電圧検出回路20に接続されている。
ここで、逆流防止用のダイオードD1、D2は、DC−DC変換器18側に電流が流れるのを許可し、逆方向に電流が流れるのを阻止するためのものであるので、カソードがDC−DC変換器18に接続されることになるが、これら各ダイオードD1、D2のカソードは、NPN型のトランジスタTR1のコレクタにも接続されている。また、このトランジスタTR1のエミッタは、チョークコイルL2を介して、第2増幅回路14の電源ライン及び第2入力端子T2に接続されている。
なお、第2増幅回路14のBS/CS−IF信号の入力経路には、BS/CS−IF信号を通過させ、BS/CS−IF信号よりも周波数が低い信号成分(直流含む)の通過を遮断するコンデンサC1が設けられており、チョークコイルL2は、このコンデンサC1と第2入力端子との間の伝送経路に接続されている。
このため、トランジスタTR1がオフ状態であれば、DC−DC変換器18(延いては第1増幅回路12)だけに、発電パネル24、25からの発電電力及び端末側から供給された電源電圧による電源供給がなされ、トランジスタTR1がオン状態であれば、DC−DC変換器18(延いては第1増幅回路12)に加え、BS/CSアンテナ4のコンバータ5及び第2増幅回路14に対しても、発電パネル24、25からの発電電力及び端末側から供給された電源電圧による電源供給がなされることになる。
次に、電圧検出回路20は、出力端子ToutからチョークコイルL1を介して入力された電源電圧を検出して、電源電圧に対応した検出電圧を出力する所謂バッファ回路からなり、この検出電圧は、判定回路22に入力される。
そして、判定回路22は、電圧検出回路20から入力された検出電圧に基づき、端末側から供給された電源電圧が、第1増幅回路駆動用の低電圧(例えば9V)であるか、あるいは、コンバータ5駆動用の高電圧(例えば15V)であるかを判定する。
なお、この判定回路22は、例えば、これら各電圧の中間(例えば12V)を閾値電圧として、電源電圧が閾値電圧よりも高いか否かを判定するコンパレータにて構成され、逆流防止用のダイオードD1、D2のカソード側の電源供給ラインから電源供給を受けて動作する。
そして、判定回路22は、電源電圧がコンバータ駆動用の高電圧であるとき、ハイレベルの駆動電圧を出力することで、トランジスタTR1をオンして、リレーコイルRXへ通電し、電源電圧が第1増幅回路駆動用の低電圧であるとき、駆動電圧の出力を停止して、トランジスタTR1をオフ状態にし、リレーコイルRXを非通電状態にする。
次に、増幅装置10の出力端子Toutに接続される端末側の伝送線路上には、増幅装置10内の第1増幅回路12に電源供給を行うためのDC9Vの電源電圧を生成する電源装置30が設けられている。
この電源装置30は、電源プラグ34を介して例えばAC100Vの商用電源を取り込み、DC9Vの電源電圧を生成するAC−DC変換器(所謂電源回路)32と、このAC−DC変換器32から出力される電源電圧(DC9V)を伝送線路に出力する逆流防止用のダイオードD3とを備え、伝送線路の電圧(詳しくは伝送線路を構成する同軸ケーブルの芯線−編組間の電圧)がDC9Vよりも低い時に、AC−DC変換器32からダイオードD3を介して伝送線路に直流電流を流し、増幅装置10にDC9Vの電源電圧を供給するように構成されている。
以上説明したように、本実施形態の放送信号受信システムにおいては、増幅装置10に、太陽光発電を行う2つの発電パネル24、25が設けられている。
そして、端末側の受信装置8が何れも衛星放送を受信しておらず、端末側から出力端子Toutを介して供給される電源電圧が、電源装置30にて生成された第1増幅回路駆動用の低電圧(DC9V)である場合には、判定回路22にてその旨が判定されて、切換スイッチ26により各発電パネル24、25が並列接続される。
このため、発電パネル24、25から切換スイッチ26を介して内部の電源供給ラインに出力される最大電圧は、端末側から供給された電源電圧と同じDC9Vとなる。従って、昼間、発電パネル24、25が動作して、その出力電圧がDC9Vとなっているときには、DC−DC変換器18が、この発電電力だけで第1増幅回路12の駆動電圧(DC7V)を生成できるようになり、電源装置30での消費電力を低減できる。
また、発電パネル24、25が並列接続されているときには、晴天時等には最大で9V、240mAの時の電力供給を行うことができる(換言すれば発電パネル24、25の電力容量が十分大きい)ことから、天候が曇りあるいは雨になって、出力電流が低下した際に、発電パネル24、25だけで第1増幅回路12に駆動電圧を供給できる確率を高めることができ、放送信号受信システムの省エネ化を促進することができる。
一方、端末側の受信装置8の少なくとも一つが衛星放送を受信しており、その受信装置8から出力される電源電圧によって、端末側から出力端子Toutを介して供給される電源電圧が、コンバータ駆動用の高電圧(DC15V)になると、判定回路22は、トランジスタTR1をオンし、切換スイッチ26のリレーコイルRXに電流を流す。
この結果、切換スイッチ26により発電パネル24、25が直列接続され、発電パネル24、25から切換スイッチ26を介して内部の電源供給ラインに出力される最大電圧は、端末側から供給された電源電圧よりも高いDC18Vとなり、そのとき供給可能な電流は、120mAとなる。
従って、晴天時等、発電パネル24、25の発電電力が最大電力付近であるときには、その発電電力だけで、第1増幅回路12、第2増幅回路14、及びコンバータ5へ電源供給を行うことができ、端末側の受信装置8での消費電力を低減できる。
また、1又は複数の受信装置8から電源電圧(DC15V)が出力されているときには、電源装置30内で生成された電源電圧(DC9V)よりも伝送線路の電圧が高くなるので、電源装置30から伝送線路に直流電流が流れ出すことはなく、電源装置30の消費電力は充分低減される。
なお、天候が悪化するか夜になって、直列接続された発電パネル24、25からの出力電圧が、受信装置8から供給される電源電圧(DC15V)よりも低下すると、発電パネル24、25から、増幅回路12、14やコンバータ5側に駆動電流が流れなくなるが、この状態では、受信装置8から出力される電源電圧によって、第1増幅回路12、第2増幅回路14、及びコンバータ5に電源供給がなされることから、これら各回路は正常動作し、端末側には、UHF信号とBS/CS−IF信号とが正常に配信されることになる。
また、このように、本実施形態では、同一仕様の2つの発電パネル24、25を利用して、第1増幅回路12、第2増幅回路14、及びコンバータ5への電源供給を行い、端末側の受信装置8が衛星放送を受信していないときには、トランジスタTR1をオフして、第2増幅回路14及びコンバータ5への電源供給を停止するようにされている。
このため、本実施形態によれば、放送信号受信システム全体で不要な電力消費を防止することができると共に、増幅装置10及びコンバータ5に対し、それぞれ、専用の発電パネルを設ける必要がないので、構成を簡単にして、コスト低減を図ることができる。
ここで、本実施形態では、UHFアンテナ2が、本発明の地上放送受信アンテナに相当し、BS/CSアンテナ4が、本発明の衛星放送受信アンテナに相当する。また、増幅装置10においては、第1入力端子T1が、本発明の受信信号入力端子に相当し、第2入力端子T2が、本発明の中間周波信号入力端子に相当し、第1増幅回路12が、本発明の受信信号増幅手段に相当し、第2増幅回路14が、本発明の中間周波信号増幅手段に相当し、ダイプレクサ16が、本発明の混合手段に相当し、発電パネル24、25が本発明の発電手段に相当し、判定回路22が、本発明の判定手段に相当し、リレーコイルRXを含む切換スイッチ26が、本発明の発電出力切換手段に相当し、逆流防止用のダイオードD1、D2が、本発明の電圧合成手段に相当し、DC−DC変換器18が、本発明の駆動電圧生成手段に相当し、トランジスタTR1及びチョークコイルL2が、本発明の電源供給手段に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、発電手段として、太陽光を受けて発電する太陽光発電パネル24、25を用いるものとして説明したが、発電手段としては、風力発電機、地熱発電機等を使用してもよく、これらを併用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、増幅装置10には、BS/CSアンテナ4のコンバータ5から入力されるBS/CS−IF信号を増幅する第2増幅回路14が設けられているものとして説明したが、本発明は、第2増幅回路14が設けられていない増幅装置にも適用することができる。
また、上記実施形態では、2つの発電パネル24、25の接続状態を並列/直列のいずれかに切り換える切換手段として、リレーからなる切換スイッチ26を用いるものとして説明したが、この切換スイッチ26は、トランジスタ等のスイッチング素子にて電圧経路を切り換えるように構成してもよい。
一方、上記実施形態では、電源装置30は、受信装置8から増幅装置10に至る伝送線路上に設けられるものとして説明したが、例えば、図2に示すように、電源装置30内に、増幅装置10側からの伝送信号を、UHF信号(若しくはUHF信号とVHF信号)と、BS/CS−IF信号とに分波して出力する分波回路35を設けるようにしてもよい。
そして、このようにすれば、UHF信号(若しくはUHF信号とVHF信号)については、地上波によるテレビ放送信号を選局・復調する地上波チューナ42に出力し、BS/CS−IF信号については、衛星放送(BS/CS)によるテレビ放送信号を選局・復調するBS/CSチューナ44に出力することができる。
なお、分波回路35は、UHF信号(若しくはUHF信号とVHF信号)を地上波チューナ42が接続される出力端子To1側に通過させるローパスフィルタ(LPF)36と、BS/CS−IF信号をBS/CSチューナ44が接続される出力端子To2側に通過させるハイパスフィルタ(HPF)38と、増幅装置10側の伝送線路及びダイオードD3のカソードが接続される入力端子Tiから各フィルタ36,38に至る伝送信号の入力経路に設けられた直流電圧信号遮断用のコンデンサC3と、各フィルタ36、38から各出力端子To1、To2に至る上記各信号の出力経路にそれぞれ設けられた直流電圧信号遮断用のコンデンサC4、C5と、から構成されている。
そして、BS/CSチューナ44が接続される出力端子To2と入力端子Tiとの間には、出力端子To2を介してBS/CSチューナ44から入力されるコンバータ駆動用の直流電圧信号を通過させるチョークコイルL3と、逆流防止用のダイオードD4との直列回路が設けられている。
従って、図2の電源装置30においては、BS/CSチューナ44からコンバータ駆動用の直流電圧信号(DC15V)が出力されていないときには、AC−DC変換器32にて生成された電源電圧(DC9V)が増幅装置10側の伝送線路に出力され、BS/CSチューナ44からコンバータ駆動用の直流電圧信号(DC15V)が出力されているときには、この直流電圧信号(DC15V)がそのまま増幅装置10側の伝送線路に出力されることになる。
実施形態の放送信号受信システムの構成を表すブロック図である。 電源回路の変形例を表すブロック図である。
符号の説明
2…UHFアンテナ、4…BS/CSアンテナ、4a…パラボラ反射鏡、5…コンバータ、6…分配器、8…受信装置、10…増幅装置(放送信号増幅装置)、12…第1増幅回路、14…第2増幅回路、16…ダイプレクサ、18…DC−DC変換器、20…電圧検出回路、22…判定回路、24,25…発電パネル(太陽光発電パネル)、26…切換スイッチ、S1,S2…可動接点、RX…リレーコイル、30…電源装置、32…AC−DC変換器、34…電源プラグ、35…分波回路、36…ローパスフィルタ(LPF)、38…ハイパスフィルタ(HPF)、C1〜C5…コンデンサ、D1〜D4…ダイオード、L1〜L3…チョークコイル、TR1…トランジスタ、T1…第1入力端子、T2…第2入力端子、Ti…入力端子、Tout,To1,To2…出力端子。

Claims (3)

  1. 地上局から送信されたテレビ放送電波を受信する受信アンテナから、受信信号を入力するための受信信号入力端子と、
    人工衛星から送信された衛星放送電波を受信し、その受信信号を、元の受信信号よりも周波数が低く前記受信アンテナからの受信信号よりも周波数が高い中間周波信号に周波数変換するコンバータから、前記中間周波信号を入力するための中間周波信号入力端子と、
    前記コンバータの動作電圧よりも低い電源電圧にて動作し、前記受信信号入力端子を介して入力された受信信号を増幅する受信信号増幅手段と、
    前記受信信号増幅手段にて増幅された受信信号と前記中間周波信号入力端子を介して入力された中間周波信号とを混合する混合手段と、
    前記混合手段にて混合された前記受信信号及び前記中間周波信号を、これら各信号の中から所望放送チャンネルの放送信号を選局・復調する受信装置が接続された端末側の伝送線路上に出力するための出力端子と、
    を備えた放送信号増幅装置において、
    自然エネルギを利用して発電し、出力電圧が、前記受信信号増幅手段の動作電圧よりも高く、前記コンバータの動作電圧よりも低く、しかも、前記コンバータの動作電圧の2分の1の電圧以上となるように設定された2つの発電手段と、
    前記端末側の伝送線路を介して前記出力端子に入力された電源電圧が、前記受信信号増幅手段駆動用の低電圧であるか、前記コンバータ駆動用の高電圧であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段にて前記電源電圧が低電圧であると判定されると、前記2つの発電手段を並列接続して発電電力を出力させ、前記判定手段にて前記電源電圧が高電圧であると判定されると、前記2つの発電手段を直列接続して発電電力を出力させる発電出力切換手段と、
    前記発電手段切換手段を介して出力される発電電圧と、前記出力端子に入力された電源電圧とを合成する電圧合成手段と、
    前記電圧合成手段からの合成電圧を受けて、前記受信信号増幅手段を動作させるのに必要な駆動電圧を生成し、前記受信信号増幅手段に供給する駆動電圧生成手段と、
    前記判定手段にて前記電源電圧が高電圧であると判定されると、前記電圧合成手段からの合成電圧を前記中間周波信号入力端子に印加することで、前記コンバータに電源供給を行う電源供給手段と、
    を備えたことを特徴とする放送信号増幅装置。
  2. 前記中間周波信号入力端子から前記混合手段に至る中間周波信号の伝送経路上には、当該伝送経路を流れる中間周波信号を増幅する中間周波信号増幅手段が設けられており、
    前記電源供給手段は、前記判定手段にて前記電源電圧が高電圧であると判定されると、前記電圧合成手段からの合成電圧を前記中間周波信号増幅手段にも供給することで、当該中間周波信号増幅手段を動作させることを特徴とする請求項1に記載の放送信号増幅装置。
  3. 地上局から送信されたテレビ放送電波を受信する地上放送受信アンテナと、
    人工衛星から送信された衛星放送電波を受信し、その受信信号を、元の受信信号よりも周波数が低く前記受信アンテナからの受信信号よりも周波数が高い中間周波信号に周波数変換するコンバータを有する衛星放送受信アンテナと、
    前記地上放送受信アンテナからの受信信号を増幅する受信信号増幅手段を備え、当該受信信号増幅手段にて増幅された受信信号と前記衛星放送受信アンテナのコンバータから入力された中間周波信号とを混合して、端末側の伝送線路上に出力する放送信号増幅装置と、
    前記端末側の伝送線路上に設けられ、当該伝送線路を介して、前記放送信号増幅装置に前記受信信号増幅手段駆動用の電源電圧を供給する電源装置と、
    を備えた放送信号受信システムであって、
    前記放送信号増幅装置として、請求項1又は請求項2に記載の放送信号増幅装置を備えたことを特徴とする放送信号受信システム。
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