JP2001086020A - 衛星波変換装置 - Google Patents

衛星波変換装置

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JP2001086020A
JP2001086020A JP25535299A JP25535299A JP2001086020A JP 2001086020 A JP2001086020 A JP 2001086020A JP 25535299 A JP25535299 A JP 25535299A JP 25535299 A JP25535299 A JP 25535299A JP 2001086020 A JP2001086020 A JP 2001086020A
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取り付け作業が簡単に行えるとともに、各機器
間の配線が簡素化できる衛星波変換装置を提供する。 【解決手段】チューナー12においてBSアンテナ1で
受信された衛星波から選択されている帯域の信号を取り
出され、ダウンコンバータ13がこれをVHFまたはU
HF帯の信号にダウンコンバートし、このダウンコンバ
ートされた信号が電波で出力される。したがって、ダウ
ンコンバートされた信号を既存のTV受像機に接続され
ているアンテナで受信すれば、該TV受像機で衛星放送
を視聴することができる。また、従来のように室外に取
り付けられたアンテナと室内に配置されたBSチューナ
ーとを長いアンテナケーブルを敷設して接続する必要が
なく、取り付け作業が簡単に行えるととともに、室内に
おける配線ケーブルを減少できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンテナで受信
した衛星波をVHF帯やUHF帯の信号にダウンコンバ
ートして電波で出力する衛星波変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般家庭においてBS等の衛
星放送が楽しまれている。BS放送をTV受像機で視聴
する場合、衛星波を受信するためのBSアンテナ(パラ
ボラアンテナ)と、BSアンテナで受信した衛星波をT
V受像機に適した信号に変換するBSチューナーが必要
である。図6は、従来の一般的なNTSC方式のTV受
像機で衛星放送を視聴するシステムを示す図である。2
1は衛星波を受信するBSアンテナ(パラボラアンテ
ナ)、22はBSアンテ21で受信した衛星波を処理し
てTV受像機に適した信号に変換して出力するBSチュ
ーナーである。BSチューナ22の出力はTV受像機2
3に入力される。また、24はVHF帯やUHF帯の放
送電波(所謂、地上波)を受信するためのアンテナであ
る。通常、BSアンテナ21は衛星波を出力している衛
星(南側)に向けて室外(ベランダや屋根等)に取り付
けられ、アンテナ24も周知のように屋根等の室外に取
り付けられる。BSチューナー22やTV受像機23は
室内に配置される。
【0003】上記システムでは、BSチューナー22が
BSアンテナ21で受信した衛星波の中から、選択され
ている局(チャンネル)の衛星波を取り出し、ここで取
り出した信号をTV受像機23に適した方式(NTSC
方式)のAV信号または適当な周波数帯域(VHF帯ま
たはUHF帯)のRF信号に変換し、TV受像機23に
入力していた。なお、周知のように地上波については、
アンテナ24で受信したVHF帯/UHF帯の信号が直
接TV受像機23に入力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既存の
TV受像機23(アンテナ24を含む)にBSアンテナ
21およびBSチューナー22を新たに取り付けて衛星
放送を楽しめるようにする場合、BSアンテナ21を室
外に設置するとともに、BSチューナー22を室内に設
置し、BSアンテナ21とBSチューナー22との接続
およびBSチューナー22とTV受像機23との接続を
行わなければならず、取り付け作業が煩雑であるという
問題があった。特に、BSアンテナ21とBSチューナ
ー22とを接続するアンテナ線が長いことから、該アン
テナ線の敷設作業が非常に面倒であった。
【0005】また、室内においては、BSアンテナ21
とBSチューナー22、TV受像機23とアンテナ2
4、およびBSチューナー22とTV受像機23を接続
した多数のケーブルが存在することになり、該ケーブル
が邪魔になるという問題もあった。
【0006】また、BSアンテナ21およびアンテナ2
4で受信した放送電波(衛星波と地上波)の混合/分配
を行う技術については、例えば、実開平4−11428
0号公報や特開平3−171888号公報において開示
されており、この混合と分配の技術を利用することで、
図7に示すようにアンテナ24とTV受像機23とを接
続している既存のアンテナ線を利用して、室外から室内
に引き込まれるアンテナケーブルを1本にすることもで
きるが(BSアンテナ21とBSチューナー22とを接
続する長いアンテナ線を敷設しなくてもよいが)、混合
器25および分配器26に対するアンテナ線の接続作業
が必要となることから、取り付け作業が煩雑であるとい
う問題を解決できない。
【0007】この発明の目的は、取り付け作業が簡単に
行えるとともに、各機器間の配線が簡素化できる衛星波
変換装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の衛星波変換装
置は、上記問題を解決するために以下の構成を備えてい
る。
【0009】(1)衛星波を受信するアンテナと、上記
アンテナで受信した衛星波の中から選択されている局の
衛星波を取り出すチューナーと、上記チューナーで取り
出した衛星波をVHFまたはUHF帯の信号にダウンコ
ンバートするダウンコンバータと、上記ダウンコンバー
トしたVHFまたはUHF帯の信号を電波で出力する出
力部と、を備えている。
【0010】この構成では、チューナーにおいて取り出
された局の衛星波をVHFまたはUHF帯の信号にダウ
ンコンバートし、このダウンコンバートした信号を電波
で出力する。したがって、ダウンコンバートされた信号
を既存のTV受像機に接続されているアンテナで受信す
れば、該TV受像機で衛星放送を視聴することができ
る。
【0011】このように、アンテナで受信した衛星波を
VHFまたはUHF帯の信号にダウンコンバートした信
号を電波で出力するようにしたので、従来のように室外
に取り付けられたアンテナと室内に配置されたBSチュ
ーナーとを長いアンテナケーブルを敷設して接続する必
要がなく、取り付け作業が簡単に行える(室外において
上記構成の衛星波変換装置を取り付けるだけでよ
い。)。また、室内における配線ケーブルも減少でき
る。
【0012】(2)上記チューナーは、上記アンテナで
受信した衛星波の中から取り出す局の選択信号を受信す
る受信機能を有している。
【0013】この構成では、周知のリモコン装置を利用
して所望の局を選択することができる。
【0014】(3)上記請求項1に記載のチューナーお
よびダウンコンバータを有する変換ユニットを複数備え
るとともに、各変換ユニットのダウンコンバータから出
力されたVHFまたはUHF帯の信号を混合して電波で
出力する混合出力部を備えている。
【0015】この構成では、変換ユニット毎にチューナ
ーで取り出す局の衛星波を設定しておくことで、既存の
TV受像機側で所望の局の衛星波を選択的に取り出すこ
とができる。
【0016】(4)上記出力部は、送信するVHFまた
はUHF帯の電波の出力レベルを調整する調整機能を有
する。
【0017】この構成では、VHFまたはUHF帯にダ
ウンコンバートした信号の出力レベルが調整できるの
で、上記ダウンコンバートした信号を適当なレベルで出
力することができる。
【0018】(5)上記出力部は、上記アンテナを利用
してVHFまたはUHF帯の電波を送信する。
【0019】この構成では、衛星波受信するアンテナを
利用してVHFまたはUHF帯にダウンコンバートした
信号を出力するようにしたので、送信用のアンテナを別
途設ける必要がない。
【0020】(6)本体に動作電源を供給する太陽電池
を上記アンテナに設けた。
【0021】この構成では、本体に対して動作電源を供
給するためのACコード(電源コード)が不要になる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る衛星波変換装置を適用した衛星放送受信システムの構
成を示す図である。図において、1は衛星波を受信する
BSアンテナ、2はBSアンテナ1で受信した衛星波を
VHF帯またはUHF帯の信号にダウンコンバートする
本体機構部、3はダウンコンバートした信号を電波で出
力する送信アンテナである。なお、2aは本体機構部2
に動作電源を供給するための電源コード(ACコード)
であり、図示していない電源回路を介して各部に動作電
源が供給される。また、4はTV受像機であり、5はT
V受像機4に接続されているTVアンテナである。BS
アンテナ1、本体機構部2、送信アンテナ3およびTV
アンテナ5が屋根等の室外に取り付けられ、TV受像機
4が室内に配置される。また、BSアンテナ1は衛星波
を送信している衛星に向けて(南側に向けて)取り付け
られ、送信アンテナ3はTVアンテナ5の比較的近い位
置に取り付けられる。
【0023】図2は、この実施形態にかかる衛星波変換
装置の本体機構部の構成を示す図である。本体機構部2
には、BSアンテナ1で受信した衛星波を増幅する増幅
器11、増幅器11で増幅された衛星波から選択されて
いる局の衛星波を取り出すチューナー12、チューナー
12が取り出した衛星波をVHF帯またはUHF帯の信
号にダウンコンバートするダウンコンバータ13および
ダウンコンバータ13でダウンコンバートされたVHF
帯またはUHF帯の信号を送信アンテナ3を利用して電
波で出力する出力部14が設けられている。また、チュ
ーナー12はリモコン装置15から電波で送信されてく
るチャンネル選択信号を受信するリモコン受信部12a
を備えており、出力部14は送信アンテナ5から出力さ
れる電波の出力レベルを調整するボリュウム14aを備
えている。
【0024】次に、この実施形態にかかる衛星放送受信
システムの動作について説明する。周知のようにTV受
像機4はアンテナ5で受信したVHF帯およびUHF帯
の地上波から選択された局(チャンネル)の信号を取り
出し、この信号を処理して映像および音声を出力するも
のである。この実施形態の衛星波変換装置では、BSア
ンテナ1で衛星波を受信しており、BSアンテナ1で受
信した衛星波を増幅器11で増幅した後、チューナー1
2が選択指示されている帯域(局)の衛星波を取り出
す。このときチューナー12が取り出す衛星波の帯域に
ついてはユーザが自由に選択することができる。具体的
には、ユーザがリモコン15において局を指定する入力
を行ったときに、リモコン15から電波で出力されたチ
ャンネル選択信号がリモコン受信部12aで受信され
る。チューナー12は、リモコン受信部12aで受信し
たチャンネル選択信号に基づいて取り出す衛星波の帯域
を決定する。
【0025】このように、ユーザはリモコン装置15を
操作することで、チューナー12において取り出す衛星
波の局を選択することができる。
【0026】チューナー12で取り出された衛星波につ
いてはダウンコンバータ部13が予め定められた帯域
(VHF帯またはUHF帯)の信号(例えば、13ch
に相当する帯域の信号)にダウンコンバートし、出力部
14がダウンコンバートされた信号を送信アンテナ3を
利用して電波で出力する。アンテナ3から出力される電
波の出力レベルについては、ボリューム14aで調整す
ることができる。
【0027】送信アンテナ3から出力された電波は、T
Vアンテナ5で受信され、アンテナ線を介してTV受像
機4に入力される。したがって、TV受像機4において
所定のチャンネル(ダウンコンバータ部13においてダ
ウンコンバートされた帯域に相当するチャンネル)を選
択することで、衛星放送を視聴することができる(衛星
放送を楽しむことができる。)。
【0028】このように、本システムでは、従来と比べ
て室内に設置するBSチューナーが不要となることか
ら、BSアンテナ1とBSチューナーとを接続する比較
的長いケーブルを敷設しなくてもよく、また、混合器や
分配器も必要でないので、本体の取り付け時における配
線作業が簡略化され、取付工事が簡単に行える。また、
TV受像機4に対する配線も少なくなるので(例えば、
従来のBSチューナーとTV受像機を接続する配線)、
室内においてケーブルが邪魔になるという問題も同時に
解決できる。
【0029】また、本体は、TVアンテナ5に比較的近
い位置に送信用アンテナ3が位置するように取り付け、
送信アンテナ3から出力された電波のレベルについては
TV用アンテナ4で受信可能レベルで最低のレベル近傍
(最低レベルより若干高いレベル)に設定することが望
ましい。このようにする理由は、近隣の家庭において送
信アンテナ3から出力された電波が受信されるのを抑制
し、近隣の家庭に迷惑がかからないようにするためであ
る。なお、上述したように送信アンテナ3から出力され
る電波のレベルはボリューム14aで調整できる。
【0030】なお、BSアンテナ1は、周知のように衛
星波を送信している衛星に向けて取り付ける。また、上
記実施形態ではリモコン15から電波でチャンネル選択
信号を送信するとしたが、本体機構部が硝子等を介して
赤外線が届く位置に設置されている場合には、チャンネ
ル選択信号を電波ではなく赤外線で送信するリモコン装
置を適用してもよい。
【0031】
【0032】次に、この発明の別の実施形態について説
明する。図3はこの実施形態にかかる衛星波変換装置の
構成を示すブロック図である。この実施形態の衛星波変
換装置は、上記実施形態における受信部11、チューナ
ー12およびダウンコンバータ13を有する変換ユニッ
トを複数備えている。なお、チューナ部12にはリモコ
ン受信部12aではなく、チャンネル設定部12bが設
けられている。このチャンネル設定部12bは、例えば
チューナー12において取り出す衛星波の帯域を設定す
るディップスイッチである。また、BSアンテナ1で受
信された衛星波は、各ユニットの受信部11に入力され
ている。また、ダウンコンバータ13にも、チューナー
12が取り出した衛星波をダウンコンバートする帯域
(VHF帯またはUHF帯)を設定する帯域設定部13
bが設けられている。この帯域設定部13bも例えばデ
ィップスイッチであり、各ユニットについてダウンコン
バートする帯域を13chに相当する帯域、14chに
相当する帯域・・・設定することができる。さらに、上
記実施形態における出力部14に変えて、各ユニットの
ダウンコンバータ13の出力を混合し、この混合した信
号を送信アンテナ3を利用して電波で出力する混合出力
部16を備えている。また、混合出力部16には送信ア
ンテナ3から出力する電波のレベルを調整する調整ボリ
ューム16aが設けられている。
【0033】上記構成の衛星波変換装置も室外に取り付
けられる(システム構成は図1と同じである。)。した
がって、この実施形態にかかる衛星波変換装置も上記し
た実施形態のものと同様に、室内に設置するBSチュー
ナーが不要となることから、BSアンテナ1とBSチュ
ーナーとを接続する比較的長いケーブルを敷設しなくて
もよく、また、混合器や分配器も必要でないので、本体
の取り付け時における配線作業が簡略化され、取付工事
が簡単に行える。また、TV受像機4に対する配線も少
なくなるので(例えば、従来のBSチューナーとTV受
像機を接続する配線)、室内においてケーブルが邪魔に
なるという問題も解決できる。
【0034】次に、この実施形態にかかる衛星波検出装
置の動作について説明する。この実施形態の衛星波検出
装置では、BSアンテナ1で受信された衛星波について
各ユニットが上記した実施形態と略同様の処理を行う。
但し、チューナー12はチャンネル設定部12bで設定
されているチャンネルに相当する帯域の衛星波を取り出
し、ダウンコンバータ13はチューナー12で取り出さ
れた衛星波を帯域設定部13bにおいて設定されている
帯域(VHF帯またはUHF帯)の信号にダウンコンバ
ートする。混合出力部16が各ユニットのダウンコンバ
ータ13においてダウンコンバートされた信号を混合
し、送信アンテナ3を利用して電波で出力する。このと
き、送信アンテナ3から出力される電波のレベルについ
ては、調整ボリューム16aで調整できる。
【0035】送信アンテナ3から出力された混合波はT
Vアンテナ5で受信されて、TV受像機4に入力され
る。したがって、TV受像機4にBSアンテナ1で受信
した衛星波から取り出した複数のチャンネル分の信号を
入力することができる。したがって、TV受像機4にお
いてチャンネルを切り換えることで、各ユニットで取り
出した、衛星放送を視聴することができる(衛星放送を
楽しむことができる。)。
【0036】なお、この実施形態でも本体は、近隣の家
庭に迷惑がかからないようにするために、TVアンテナ
5に比較的近い位置に送信用アンテナ3が位置するよう
に取り付け、送信アンテナ3から出力された電波のレベ
ルをTV用アンテナ4で受信可能な最低レベル近傍(若
干高め)に設定することが望ましい。
【0037】また、この発明の別の実施形態について説
明する。この実施形態では図4に示すようにデュプレク
サ17(DPX17)を用いることで、衛星波の受信、
およびVHF帯またはUHF帯にダウンコンバートした
信号の出力を、BSアンテナ1で行えるように構成し
た。すなわち、この実施形態では送信アンテナ3が不要
になる。DPX17は周知のようにフィルタを利用して
送信信号と受信信号との振り分けるものであり、送受信
が1本のアンテナで行える。
【0038】図4に示す構成では、BSアンテナ1で受
信された衛星波が、上記した実施形態のものと同様にチ
ューナー12で選択されている帯域の信号が取り出さ
れ、ダウンコンバータ13でVHF帯またはUHF帯の
信号にダウンコンバートされた後、DPX17を介して
BSアンテナ1から電波で出力され、この電波がTVア
ンテナ5で受信されるのでTV受像機4において衛星放
送を楽しむことができる。
【0039】なお、この実施形態にかかる衛星波変換装
置ではTVアンテナ5に比較的近い位置にBSアンテナ
1が位置するように取り付け、BSアンテナ1から出力
される電波のレベルについては、上述した実施形態の場
合と同様にTV用アンテナ4で受信可能な最低レベル近
傍に設定することが望ましい。また、BSアンテナ1
は、周知のように衛星波を送信している衛星に向けて取
り付ける。
【0040】また、BSアンテナ1は、所謂パラボナア
ンテナであり指向性がよいので、近隣の家庭においてB
Sアンテナ1から出力された電波が受信される可能性が
一層低減され(BSアンテナの後ろ側に電波がとばな
い。)、近隣の家庭に対して迷惑をかけることがより効
果的に防止できる。なお、BSアンテナ1をTVアンテ
ナ5の近傍に位置させることで、BSアンテナ1とTV
アンテナ5との相対的な位置関係に影響されることな
く、TVアンテナ5でBSアンテナ1から出力された電
波を受信することができる。
【0041】さらに、図5(A)に示すようにBSアン
テナ1の周囲を太陽光が透過する部材(特に、太陽電池
18において発電に必要な波長の光が効率的に透過する
部材)で構成して裏面側に太陽電池18を配置するとと
もに、図5(B)に示す電源回路を構成して、該電源回
路によって本体に対して動作電源を供給するようにして
もよい。このようにすれば、本体機構部2に対して動作
電源を供給するためのACケーブル2aが不要になる。
なお、二次電池19の容量としては、例えば日没後から
翌日の日の入りまで動作させることができる電力が確保
できる容量とすればよい。また、太陽電池18の発電容
量としては、平均的な曇りの日に本体が動作状態であっ
ても、二次電池19に対して十分な充電が行える容量と
すればよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、チュ
ーナーにおいて取り出された局の衛星波をVHFまたは
UHF帯の信号にダウンコンバートし、このダウンコン
バートした信号を電波で出力するので、ダウンコンバー
トされた信号を既存のTV受像機に接続されているアン
テナで受信することで、該TV受像機で衛星放送を視聴
することができる。したがって、室外に取り付けられた
アンテナと室内に配置される装置とを長いアンテナケー
ブルを敷設して接続する必要がなく、取り付け作業が簡
単に行えるとともに、室内における配線ケーブルも減少
できる。 また、周知のリモコン装置を利用して所望の
局を選択することができる。
【0043】また、変換ユニット毎にチューナーで取り
出す局の衛星波を設定しておくことで、既存のTV受像
機側で所望の局の衛星波を選択受信することができる。
【0044】また、VHFまたはUHF帯にダウンコン
バートした信号の出力レベルが調整できるので、上記ダ
ウンコンバートした信号を適当なレベルで出力すること
ができ、近隣の家庭に迷惑をかけることが防止できる。
【0045】また、衛星波受信するアンテナを利用して
VHFまたはUHF帯にダウンコンバートした信号を出
力するようにしたので、送信用のアンテナを別途設ける
必要がない。
【0046】さらに、太陽電池を設けることで、本体に
対して動作電源を供給するためのACコード(電源コー
ド)が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である衛星波変換装置を適
用した衛星放送受信システムの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施形態である衛星波変換装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】この発明の別の実施形態である衛星波変換装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の別の実施形態である衛星波変換装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の別の実施形態である衛星波変換装置
を示す図である。
【図6】従来の衛星放送受信システムの構成を示す図で
ある。
【図7】従来の衛星放送受信システムの構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1−BSアンテナ 2−本体機構部 3−送信アンテナ 4−TV受像機 5−TVアンテナ 12−チューナ 12a−リモコン受信部 13−ダウンコンバータ 14−出力部 14a、16a−調整用ボリューム 15−リモコン 16−混合出力部 17−デュプレクサ(DPX)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星波を受信するアンテナと、 上記アンテナで受信した衛星波の中から選択されている
    局の衛星波を取り出すチューナーと、 上記チューナーで取り出した衛星波をVHFまたはUH
    F帯の信号にダウンコンバートするダウンコンバータ
    と、 上記ダウンコンバートしたVHFまたはUHF帯の信号
    を電波で出力する出力部と、を備えた衛星波変換装置。
  2. 【請求項2】 上記チューナーは、上記アンテナで受信
    した衛星波の中から取り出す局の選択信号を受信する受
    信機能を有している請求項1に記載の衛星波変換装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載のチューナーおよび
    ダウンコンバータを有する変換ユニットを複数備えると
    ともに、各変換ユニットのダウンコンバータから出力さ
    れたVHFまたはUHF帯の信号を混合して電波で出力
    する混合出力部を備えた衛星波変換装置。
  4. 【請求項4】 上記出力部は、送信するVHFまたはU
    HF帯の電波の出力レベルを調整する調整機能を有する
    請求項1〜3のいずれかに記載の衛星波変換装置。
  5. 【請求項5】 上記出力部は、上記アンテナを利用して
    VHFまたはUHF帯の電波を送信する請求項1〜4の
    いずれかに記載の衛星波変換装置。
  6. 【請求項6】 本体に動作電源を供給する太陽電池を上
    記アンテナに設けた請求項1〜5のいずれかに記載の衛
    星波変換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101453322B1 (ko) * 2014-03-05 2014-10-22 에이치씨테크(주) 공원 무선방송시스템
JP2015218411A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 株式会社豊田自動織機 織機の無線通信装置
JP2021040291A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 Dxアンテナ株式会社 ダウンコンバータ、アップコンバータ、及び受信システム

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