JP2011228438A - 基板洗浄方法及び基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄方法及び基板洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011228438A
JP2011228438A JP2010096155A JP2010096155A JP2011228438A JP 2011228438 A JP2011228438 A JP 2011228438A JP 2010096155 A JP2010096155 A JP 2010096155A JP 2010096155 A JP2010096155 A JP 2010096155A JP 2011228438 A JP2011228438 A JP 2011228438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
temperature
liquid
chemical
substrate cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010096155A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Saito
和英 西東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010096155A priority Critical patent/JP2011228438A/ja
Priority to US13/018,714 priority patent/US20110253176A1/en
Publication of JP2011228438A publication Critical patent/JP2011228438A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like
    • H01L21/6704Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing
    • H01L21/67051Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing using mainly spraying means, e.g. nozzles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】枚葉式のSPM洗浄方法及び装置において、高濃度のイオン注入が施されたレジストを短時間で且つ残渣の発生を抑制しながら除去する。
【解決手段】基板洗浄方法は、基板上に処理液を供給して洗浄を行なう基板洗浄方法において、次の各工程を備える。つまり、レジストパターン34を有する基板31上に第1の温度の第1処理液を供給し、基板31の表面を覆う工程(a)と、第1処理液に覆われた基板31の表面に第2処理液を供給し、第1の温度よりも高温である第2の温度の第2処理液により基板31の表面を覆ってレジストパターン34を除去する工程(b)とを備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、半導体基板上に形成されたレジストの剥離等を行なう洗浄方法と、それに用いる洗浄装置とに関するものである。
半導体装置の製造工程には、半導体基板の表面にリン、砒素、硼素等の不純物(イオン)を局所的に注入する工程が含まれる。この工程では、注入を行なわない領域をマスクしてイオン注入を防止するために、基板表面に感光樹脂からなるレジストパターンを形成する。イオン注入の後、レジストパターンは不要になるので、これを除去するためのレジスト除去処理が行われる。
一般的なレジスト除去方式としては、酸素プラズマ照射等を用いたアッシング処理による方式と、SPM(sulfuric acid/hydrogen peroxide mixture:硫酸過酸化水素水)等を用いた洗浄処理による方式とがある。従来、イオン注入されたレジストの除去には、一般にアッシング処理が用いられてきた。しかし近年、デバイスの微細化に伴い、アッシングによるドーズロス(基板上のイオン注入された領域が酸化し、実効的なドーズ量が減少してしまうこと)に対応するために、アッシングを避けてSPM洗浄のみによってレジストを除去する方式が注目されている。
ここで、基板上にパターン形成されたレジストにイオン注入を行うと、イオン注入ダメージによってレジスト表面に変質層が形成され、SPMによるレジスト除去性を低下させることが知られている。
変質層とは、イオン注入ダメージによってレジストが変質した層、より具体的にはレジスト中の化学結合(例えばC−H結合等)が破壊された層であり、炭化層と想定される。特に、トランジスタ形成工程等のイオン注入条件として多く用いられるドーズ量5×1014/cm2 以上の高濃度のイオン注入を施されたレジスト表面には、強固な変質層が形成される。このような変質層を短時間で良好に除去するためには、高温のSPMを基板表面に供給しなければならない。
SPM洗浄の洗浄方式としては、複数枚の基板を一括して処理するバッチ式と、基板を1枚ずつ処理する枚葉式とがある。従来はバッチ式が主流であったが、近年、140℃以上の高温処理が可能な洗浄方式として、枚葉式が多く採用されている。
枚葉式のSPM洗浄処理は、基板を一定の回転速度で回転させながら、その表面の中央部にノズルからSPMを供給して行なわれる。ここで、ノズルには配管が接続され、配管の途中にはミキシングバルブが設けられている。
ミキシングバルブに硫酸と過酸化水素水とが供給されると、これらが混ざり合って反応し、ペルオキソ一硫酸(カロ酸)等の酸化力を有する成分を含むSPMが生成される。生成されたSPMは、配管を流れる間に硫酸と過酸化水素水との反応熱により昇温する。当該昇温したSPMが基板の表面に供給され、基板の回転による遠心力を受けて基板の表面上を中央部から周縁に向けて流れ、基板の表面全域に速やかに行き渡る。このようにして、基板の表面に形成されているレジストが、SPMの酸化力により除去される(特許文献1)。
特開2005−109167号公報
しかしながら、枚葉式洗浄方法において、ドーズ量5×1014/cm2 程度の高濃度のイオン注入が施されたレジスト膜を、140℃程度の高温のSPMによって除去すると、基板表面のSPMの吐出位置近傍に残渣が発生する。
以上に鑑み、本発明の目的は、基板上のレジストパターン等を除去するための枚葉式の基板洗浄方法及び洗浄装置において、残渣の発生を抑制することである。
前記の目的を達成するための検討の結果、本願発明者は、前記の残渣が、イオン注入により生じた変質層がリフトオフした後、基板に再付着することによって発生するもの(再付着残渣)であることを突き止めた。これについて以下に説明する。
基板上に供給されたSPMの流れがレジストパターンに接触すると、レジストパターンの表面のうち脆弱な箇所(例えば、変質層の厚さが薄い箇所)が溶解除去され、この箇所を起点として、レジストパターンの内部が溶解除去される。この結果、変質していない部分よりも溶解に時間を要する変質層が基板からリフトオフされる。
ここで、SPMが高温(例えば140℃程度)の場合、レジストパターンの脆弱箇所の溶解は瞬時に起るので、リフトオフも速やかに起る。よって、SPMの先端部分において変質層がリフトオフされて蓄積され、沈殿して基板表面に再付着することになる。このようにして、SPM洗浄後に基板表面に残差が生じる。
これに対し、SPMが比較的低温(例えば120℃程度)の場合、レジストパターンの脆弱箇所の溶解にはある程度の時間を要するので、変質層のリフトオフが発生する頃には、基板表面の中央部から周縁に向かう安定した液流が形成されている。この場合、リフトオフされた変質層は液流によって基板上から排除され、基板にはほとんど再付着しない。よって、SPM洗浄後に、基板表面に残差はほとんど生じない。
このように、再付着残渣の発生を避けるためには、低温のSPMを用いることが有効である。しかしながら、枚葉式のSPM洗浄において低温のSPMを用いると、レジストパターンの除去には膨大な処理時間を要する。つまり、生産能力及びコストの点からは、高温のSPMを用いる方が良い。尚、SPMを処理液とする例により説明したが、これには限られないと考えられる。
以上に基づき、本開示の基板洗浄方法は、レジストパターンを有する基板上に第1の温度の第1処理液を供給し、第1処理液により基板の表面を覆う工程(a)と、第1処理液に覆われた基板の表面に第2処理液を供給し、第1の温度よりも高温である第2の温度の第2処理液により基板の表面を覆ってレジストパターンを除去する工程(b)とを備える。
尚、工程(b)において、基板の表面温度は、第2の温度に達してもよい。
このような基板洗浄方法によると、工程(a)において、残渣を発生させにくい第1の温度の第1処理液により基板表面を覆い、基板上に安定した液流を形成する。その後、工程(b)において、第2処理液を供給し、レジストパターンの除去能力が高い第2の温度の第2処理液によって基板表面を覆う。このようにすると、変質層が速やかにリフトオフされ、且つ、基板表面には既に形成されている安定した液流によって基板上から排除される。このようにして、処理時間の増加及び残渣の発生を抑制することができる。
また、工程(b)において、第1処理液よりも高温の第2処理液を基板の表面に供給してもよい。
つまり、基板上に供給する前に、第2処理液の温度を第1の温度よりも高い温度に調整しておいても良い。
また、工程(b)において、基板を加熱することにより、第2処理液を第2の温度に昇温しても良い。
つまり、基板上に第2処理液を供給した後、基板の温度を上げることによりその表面を覆う第2処理液の温度を第2の温度に上げても良い。
また、レジストパターンは、イオン注入されていても良い。
また、レジストパターンの表面に、イオン注入による変質層が形成されていても良い。
また、変質層は、レジストパターンに対するドーズ量5×1014/cm2 以上のイオン注入によって形成されていても良い。
このような場合に、再付着残渣の発生を抑制する効果が顕著に発揮される。
また、第1の温度は、変質層のリフトオフが発生しない温度であっても良い。
このようにすると、工程(a)における再付着残差の発生を抑えることができる。
また、第2処理液は、硫酸と過酸化水素水との混合液であってもよい。
また、第1の温度は80℃以上で且つ120℃以下であり、第2の温度は140℃以上で且つ200℃以下であり、第1処理液及び第2処理液は、いずれも、硫酸と過酸化水素水との混合液であっても良い。
このようにすると、工程(a)において再付着残渣の発生を避けながら基板表面上を第1処理液によって覆い、工程(b)において速やかにレジストの除去を行なうことができる。
次に、本開示の第1の基板洗浄装置は、基板を保持する基板保持台と、第1薬液及び第2薬液を混合して第3薬液とする薬液混合部と、基板上に第3薬液を吐出する吐出ノズルと、薬液混合部から吐出ノズルに第3薬液を通液する薬液配管と、薬液配管を覆う冷却液充填配管とを備える。
尚、第3薬液は、薬液配管を通る際に、冷却液充填配管に充填された冷却液により冷却されても良い。
このような基板洗浄装置によると、冷却液充填配管を利用して第3薬液の温度を調整することができるので、本開示の基板洗浄方法に利用することができる。
また、本開示の第2の基板洗浄装置は、基板を保持する基板保持台と、第1薬液及び第2薬液を混合して第3薬液とする薬液混合部と、第3薬液の温度を調整する薬液温度調整部と、基板上に第3薬液を吐出する吐出ノズルとを備える。
このような基板洗浄装置によると、薬液温度調節部により第3薬液の温度を調整することができるので、本開示の基板洗浄方法に利用することができる。
また、本開示の第3の基板洗浄装置は、基板を保持する基板保持台と、第1薬液及び第2薬液を混合して第3薬液とする薬液混合部と、基板上に第3薬液を吐出する吐出ノズルと、基板の温度を調整する基板温度調整部とを備える。
このような基板洗浄装置によると、基板温度を調整することによりその上に供給される薬液の温度についても調整できるので、本開示の基板洗浄方法に用いることができる。
また、第1薬液及び第2薬液は、混合すると発熱するものであってもよい。例えば、硫酸と過酸化水素水であっても良い。
本開示の基板洗浄方法及び基板洗浄装置によると、洗浄に要する処理時間の増加及び洗浄後の残渣の発生をいずれも抑制することができ、半導体装置製造におけるスループットを向上させると共に、製造歩留りを向上することができる。
図1(a)〜(c)は、SPMによるレジストパターンの除去において、SPMの温度と残渣の発生について示す図である。 図2は、SPMの温度、レジストパターンに対するイオン注入の濃度及びレジスト除去に要する時間の関係を示す図である。 図3(a)〜(c)は、本開示の第1の実施形態について説明する図であり、図3(a)は洗浄対象の基板、図3(b)は洗浄方法のフロー、図3(c)は処理時間と基板の表面温度の関係、を例示する図である。 図4は、第1の実施形態の例示的基板洗浄方法及び比較例の基板洗浄方法について、発生する残渣の密度を示す図である。 図5は、本開示の第2の実施形態における例示的基板洗浄装置を模式的に示す図である。 図6は、図5に示す基板洗浄装置における洗浄処理チャンバーを模式的に示す図である。 図7は、第2の実施形態における例示的基板洗浄方法のフローを示す図である。 図8は、本開示の第3の実施形態における例示的基板洗浄装置を模式的に示す図である。 図9は、図8に示す基板洗浄装置における洗浄処理チャンバーを模式的に示す図である。 図10は、第3の実施形態における例示的基板洗浄方法のフローを示す図である。 図11は、本開示の第4の実施形態における例示的基板洗浄装置を模式的に示す図である。 図12は、図11に示す基板洗浄装置における洗浄処理チャンバーを模式的に示す図である。 図13は、第4の実施形態における例示的基板洗浄方法のフローを示す図である。
以下に、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。初めに、基板上のレジストパターンをSPMにより除去した際の残渣は、イオン注入により生じた変質層がリフトオフした後、基板に再付着することによって発生するもの(再付着残渣)であるという本願発明者の発見について説明する。
基板上のレジストパターンをSPM洗浄により除去する際には、水平に設置された基板を回転させながら、当該基板の中央付近にノズルからSPMが供給される。SPMの流れがレジストパターンに接触すると、レジストパターンの脆弱な箇所(例えば、イオン注入によってレジストパターンの表面が変質した部分である変質層の厚さが薄い箇所等)が溶解除去される。続いて、この点を起点として、レジストパターンの内部(イオン注入による変質が生じていない部分)にSPMが侵入し、内部が溶解除去される。また、変質層は、レジストパターンの変質していない部分に比べて溶解され難く、完全に溶解されるまでにはある程度の時間を要する。この結果、内部が先に溶解除去されることになり、変質層がリフトオフされる。
ここで、SPMが高温(例えば140℃程度)の場合、レジストパターンの脆弱箇所の溶解は瞬時に起るので、SPMの流れの先端部分(SPMが基板上に広がる過程における先端部分)において変質層がリフトオフされる。変質層は瞬時には溶解しないのでSPMの流れの先端部分に蓄積され、更には沈殿して基板表面に再付着することになる。このようにして、SPM洗浄後に基板表面に残差が生じる。
これに対し、SPMが比較的低温(例えば120℃程度)の場合、変質層を溶解する能力が高温の場合に比べて低い。よって、レジストパターンの脆弱箇所の溶解は瞬間的には起らず、ある程度の時間を要するので、変質層のリフトオフにもある程度の時間を要する。この結果、変質層のリフトオフが発生する頃には基板表面がSPMによって覆われ、中央部(吐出位置)から周縁に向かう安定した液流が形成されている。この場合、リフトオフされた変質層は沈殿せず、液流によって基板上から外部に排除されるので、基板にはほとんど再付着しない。よって、SPM洗浄後に、基板表面に残差はほとんど生じない。
このように、残渣はSPMが140℃程度以上の高温の際に顕著に発生する。図1(a)及び(b)には、ドーズ量5×1014/cm2 程度の高濃度のイオン注入が施されたレジストパターンの形成された半導体基板21について、SPMを用いてレジストパターンの除去を行なった結果を模式的に示している。図1(a)は、140℃程度以上の高温のSPMを用いた場合であり、SPMの吐出位置22の近傍において、多くの残渣23が発生している。但し、多量に残渣の発生する領域を残渣23として模式的に示したものであり、実際の残渣の形状を示しているのではなく、また、この領域以外には残渣が発生しないわけではない。これに対し、図1(b)は120℃程度の低温のSPMを用いた場合であり、SPMの吐出位置22の近傍及びその他の部分について、残渣はほとんど発生していない。
図1(c)は、ドーズ量5×1014/cm2 程度のイオン注入が施されたレジストパターンをSPMにより除去する場合について、SPMの温度と発生する残渣の密度との関係を示す。液温140℃及び160℃のSPMを用いた処理の場合(処理時間は順に60秒及び30秒である)、残渣は100/cm2 程度発生している。これに対し、液温120℃のSPMによる処理の場合(処理時間は4200秒)、残渣は0.5/cm2 程度である。このように、低温のSPMを用いることにより、残渣の発生を抑制できる。
但し、それぞれ記した通り、低温のSPMを用いるとレジストパターンの除去に要する時間は長くなる。これに関し、膜厚0.5μmのレジスト膜の除去に要する時間とSPM温度との関係を図2に示す。より具体的には、ドーズ量1×1014/cm2 、5×1014/cm2 、1×1015/cm2 程度のイオン注入が施されたレジスト膜について、120℃、140℃、160℃のSPMを用いた場合にレジスト膜の除去に要する時間を示している。
図2に示す通り、イオン注入が低濃度(例えば1×1014/cm2 程度)であれば、120℃〜160℃の範囲においてSPMのレジスト膜除去能力に大きな違いはない。これに対し、イオン注入の濃度が5×1014/cm2 以上になると、SPMの温度によるレジスト膜除去能力の違いが顕著になる。つまり、140℃以上のときレジスト膜の除去に要する時間はイオン注入の濃度にかかわらず60秒程度であるのに対し、120℃のとき、5×1014/cm2 程度の場合に4000秒程度、1×1015/cm2 程度の場合に15000秒程度を要する。
以上のように、再付着残渣の発生を避けるためには、低温のSPMを用いることが有効である。しかしながら、枚葉式のSPM洗浄において低温のSPMを用いると、レジストパターンの除去には膨大な処理時間を要する。つまり、生産能力及びコストの点からは、高温のSPMを用いる方が良い。
以下には、このような事項に基づいた各実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の例示的基板洗浄方法について、以下に説明する。図3(a)は、本実施形態において洗浄する基板の表面に形成された構造を模式的に示す断面図であり、図3(b)は、洗浄のフローの一例であり、図3(c)は、レジスト除去の処理時間と基板温度との関係を示す図である。
図3(a)は、より具体的には、45nmルールにて設計されたCMOSトランジスタについて、エクステンション領域形成工程としてイオン注入を行なった状態を示している。基板31上にはゲート絶縁膜(図示省略)を介してゲート電極32が形成され、活性領域を分離するための素子分離領域33が形成されている。更に、注入領域と非注入領域とを区別するためのレジストパターン34が所定の領域上に形成されている。
エクステンション領域を形成するためのイオン注入としては、例えば、Asイオンをドーズ量5×1014/cm2 の注入量で注入する。これにより、基板31表面におけるレジストパターン34に覆われていない部分に、イオン注入された活性領域35が形成される。この際、レジストパターン34の表面部には、イオン注入のダメージにより変質層36が形成される。変質層36の内側には、変質していないレジスト層37が残っている。
イオン注入の後、レジストパターン34を除去するための洗浄を行なう。このために、まず、第1の温度の第1処理液を基板31上に吐出する。具体的に、第1処理液としては、硫酸(濃度95%以上)と過酸化水素水(濃度31%)とを体積比2:1にて混合したSPMを用いる。第1の温度は、例えば120℃とする。また、基板31を300rpmにて回転させながら、900ml/minの吐出流量にて吐出する。
図3(c)に示すように、基板31上への第1処理液の吐出を開始した後、20秒経過すると、基板31の表面が第1処理液によって覆われ、基板表面の温度が120℃付近に達した状態となる。
第1処理液を供給する工程では、レジストパターン34の溶解がある程度進行すると考えられるが、変質層36の瞬間的なリフトオフはほとんど発生しない。また、基板31上を第1処理液にて覆うことにより、基板31の中心付近である吐出位置から周縁部に向かって第1処理液の安定した流れが形成される。
このような状態において、基板表面にて第2の温度、例えば140℃となる第2処理液を基板31上に吐出する。第2処理液としては、第1処理液とは温度のみが異なり、同一の成分を有するSPMを用いる。基板31を300rpmにて回転させながら、900ml/minの吐出流量にて吐出する点も同じである。また、第1処理液によって基板31の表面が覆われた状態において第2処理液を供給することにより、基板31の表面には、処理終了まで安定した処理液の流れが形成されることになる。
第2処理液は、基板31からレジストパターン34を完全に除去できるまで、例えば40秒間、供給する。この際、基板表面の温度は第2処理液の温度と同じ140℃付近に達している。
これにより、レジストパターン34の除去が進行する。この際、変質層36のリフトオフが発生するが、基板31の中心付近から周縁部に向かう処理液の安定した流れが形成されているので、リフトオフされた変質層は基板31上に再付着することなく除去される。
この後、水洗により第2処理液を除去する。例えば、基板31を1000rpmにて回転させながら、2000ml/minの吐出流量にて純水を吐出し、基板31上から第2処理液を除去する。更にその後、例えば回転数2500rpm、回転時間30秒間のスピンドライにより基板31を乾燥させる。
以上のような本実施形態の基板洗浄方法と、140℃のSPMを用いる比較例の洗浄方法とについて、残渣密度を図4に示している。比較例の洗浄方法では、レジスト変質層が再付着して生じた残差が100/cm2 程度発生しているのに対し、本実施形態の洗浄方法では、残渣密度は0.5/cm2 程度にまで低減している。
また、本実施形態において、レジストパターン34を除去するために、第1処理液及び第2処理液を合わせて60秒程度供給すればよい。これは、120℃程度の処理液のみを用いた場合には4000秒程度を要することに比べ、遙かに短時間である。
以上の通り、本実施形態の基板洗浄方法を用いると、残渣の発生を抑制することができると共に、処理時間の増加を避けることができる。
尚、第1処理液として、第2処理液と同一の処理液を用いたが、これには限らない。例えば、第2処理液を希釈したものを第1処理液として用いても良い。また、第2処理液によって瞬時に蒸発することのない薬液であれば、第2処理液とは異なる薬液を第1処理液として用いても良い。例えば、第1処理液として液温80℃の硫酸、第2処理液として液温140℃のSPMを用いても良い。
また、第1処理液と第2処理液とが同じ組成である場合、第1の温度から第2の温度に徐々に上昇させても良い。
また、第1処理液により基板31の表面を覆うためには、基板31を例えば30rpmから1000rpm程度の回転数にて回転させながら、第1処理液の吐出を行なうのが良い。このとき、第1処理液の吐出流量は、100ml/min以上で且つ2000ml/min以下程度の範囲とすることが望ましい。但し、この範囲を外れても、基板31を第1処理液にて覆うことは可能である。
また、第1処理液を吐出する時間は、基板31の回転数及び第1処理液の吐出流量に依存する。例えば、回転数が300rpm、吐出流量が900ml/minである場合、20秒程度が望ましい。
また、第1の温度について、本実施形態では120℃としてが、これには限らない。変質層のリフトオフを発生させにくい温度であれば良く、例えば、80℃以上で且つ120℃以下の範囲とする。但し、前記範囲内において高温である120℃とすると、第2処理液を供給する前にもレジストパターン34の溶解がある程度は進むので、レジストの除去に要する時間が全体として短縮するという利点がある。また、基板31の表面温度は処理液と同じ120℃に達すると説明したが、基板31の表面が完全に第1処理液にて覆われていれば、基板31が薬液と同じ温度に達していることは必須ではない。
また、第2の温度は、第1の温度よりも高温であって、イオン注入により形成されたレジストパターン34を速やかに(例えば60秒以下)溶解できる温度であれば良い。ドーズ量5×1014/cm2 以上のイオン注入が施されたレジストに対し、第2処理液としてSPMを用いる場合であれば、140℃以上であることが望ましい。高温であるほどレジストの除去を短時間化できるが、装置構成等を考慮し、安全に処理可能な温度に上限が設定される。このようなことから、例えば、140℃以上で且つ200℃以下の範囲とする。また、第2処理液を供給した処理において、基板31の表面温度は処理液と同じ140℃に達すると説明したが、レジストパターン34が完全に除去されるのであれば、基板31が薬液と同じ温度に達していることは必須ではない。
また、以上では、45nmルールデバイスのCMOSトランジスタにおけるエクステンション領域形成工程を例に説明したが、無論、これには限らない。他の工程、例えば、ソース・ドレイン領域形成工程に適用しても良い。また、45nmよりも微細なトランジスタに用いても良いし、トランジスタ以外の装置、例えばイメージセンサの製造における注入レジストの剥離等に用いることも可能である。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態の基板洗浄方法及び基板洗浄装置について説明する。
図5は、本実施形態の例示的基板洗浄装置50の構成を示す図である。基板洗浄装置50は、基板の洗浄を行なう洗浄処理チャンバー51と、基板に供給される硫酸を収容する容器52と、基板に供給される過酸化水素水を収容する容器53とを備える。
また、図6には、洗浄処理チャンバー51の構成を模式的に示している。洗浄処理チャンバー51は、基板1を水平に保持する基板保持台61を備える。また、図5に示す容器52及び容器53からそれぞれ硫酸及び過酸化水素水を供給する硫酸配管54及び過酸化水素水配管55と、供給された硫酸及び過酸化水素水を混合する薬液混合部62と、混合された薬液を通液する薬液配管63と、混合された薬液を基板1上に吐出するための吐出ノズル64とを備える。更に、薬液配管63の周囲を覆うように冷却液を充填するための冷却液充填配管65と、冷却液を排出するための排液ノズル66とを備える。
次に、図7に、基板洗浄装置50を用いて基板の洗浄を行なう際のフローの一例を示している。これを以下に説明する。
まず、洗浄処理チャンバー51内の基板保持台61に、基板1を設置する。
次に、冷却液充填配管65に冷却液を満たす。冷却液充填配管65は、例えば、直径10mm、長さ2000mmである。その全体について、例えば、23℃の純水によって満たす。
次に、容器52及び容器53から、それぞれ硫酸配管54及び過酸化水素水配管55を通して硫酸及び過酸化水素水を薬液混合部62に供給し、混合する。このとき、例えば、80℃に加熱した硫酸と常温の過酸化水素水とを2:1の体積比にて混合すると、発熱して140℃程度の高温の混合薬液(SPM)を得ることができる。
次に、SPMは、薬液配管63を通じて吐出ノズル64から基板1上に吐出される。この際、冷却液充填配管65に冷却液が充填されているので、SPMは薬液配管63を通過するときに冷却され、第1の温度(一例として120℃程度)にまで温度が低下した定温の第1処理液として基板1上に吐出される。
第1の温度におけるSPMの吐出を開始して20秒以上が経過し、基板1の表面が120℃のSPMにて覆われた後、SPMの吐出を続けながら、冷却液充填配管65の冷却液を排液ノズル66から排液する。これにより、薬液混合部62において得られた140℃程度のSPMが冷却されることなく基板1上に吐出される。このようにして、第1の温度よりも高温の第2の温度(一例として140℃程度)にてレジストの除去を行なうことができる。尚、第1の温度におけるSPMの吐出時間、冷却液の排液等は、予め設定されたフローに従い、制御部(図示省略)によって制御されている。
以上のようにして、基板洗浄装置50を用いた基板洗浄方法を実施し、レジストの変質層からなる再付着残渣が発生するのを抑制しながら、短時間にてレジストの除去を行なうことができる。
尚、冷却液として、本実施形態では23℃の純水を用いたが、これには限らない。薬液配管63中の高温のSPMによって加熱され、冷却液充填配管65中において冷却液が沸騰するのを防ぐために、例えば過酸化水素水のような純水よりも沸点の高い液体を使用してもよい。また、冷却液が高温になって冷却効果が低下するのを防ぐために、冷却液充填配管65に対する冷却液の充填と排液ノズル66からの排液とを連続的に行ない、冷却液充填配管65には常に所望の温度の冷却液が満たされているようにしても良い。更には、冷却液自体を別途設置された温度調整機構等によって任意の温度に設定しておいても良い。また、冷却液充填配管65の配管長、冷却液充填配管65に満たす冷却液の量等についても、必要に合わせて設定すれば良い。
(第3の実施形態)
以下に、第3の実施形態の基板洗浄方法及び基板洗浄装置について説明する。
図8は、本実施形態の例示的基板洗浄装置80の構成を示す図である。基板洗浄装置80は、基板の洗浄を行なう洗浄処理チャンバー81と、基板に供給される硫酸を収容する容器82と、基板に供給される過酸化水素水を収容する容器83とを備える。容器82及び83から、それぞれ硫酸配管84及び過酸化水素水配管85通して薬液混合部86に硫酸及び過酸化水素水が供給され、混合された後、薬液配管87を通して混合液冷却機構88に供給される。混合液冷却機構88において所定の温度に冷却された混合液は、洗浄処理チャンバー81に供給される。
次に、図9には、洗浄処理チャンバー81の構造を模式的に示している。洗浄処理チャンバー81は、基板1を水平に保持する基板保持台91を備える。また、図8の混合液冷却機構88から混合液が供給される薬液配管87と、混合薬液を基板1上に吐出する吐出ノズル92とを備えている。
図10に、基板洗浄装置80を用いて基板の洗浄を行なう際のフローの一例を示している。これを以下に説明する。
まず、洗浄処理チャンバー81内の基板保持台91に、基板1を設置する。
次に、混合液冷却機構88を稼働する。続いて、容器82及び容器83から、それぞれ硫酸配管84及び過酸化水素水配管85を通して硫酸及び過酸化水素水を薬液混合部86に供給し、混合する。このとき、このとき、例えば、80℃に加熱した硫酸と常温の過酸化水素水とを2:1の体積比にて混合すると、発熱して140℃程度の高温の混合薬液(SPM)を得ることができる。
次に、混合液冷却機構88により、SPMを例えば120℃程度の低温(第1の温度)にまで冷却する。混合液冷却機構88としては、水冷式又は空冷式の冷却機構を用いても良い。SPMを冷却した後、薬液配管87を通して吐出ノズル92から基板1上に、第1の温度のSPMを吐出する。
第1の温度におけるSPMの吐出を開始して20秒以上が経過し、基板1の表面が120℃のSPMにて覆われた後、SPMの吐出を続けながら、混合液冷却機構88の冷却機能を停止する。これにより、薬液混合部86において得られた140℃程度のSPMが冷却されることなく基板1上に吐出される。このようにして、第1の温度よりも高温の第2の温度(一例として140℃程度)にてレジストの除去を行なうことができる。尚、第1の温度におけるSPMの吐出時間、混合液冷却機構88の稼動及び停止等は、予め設定されたフローに従い、制御部(図示省略)によって制御されている。
以上のようにして、基板洗浄装置80を用いた基板洗浄方法を実施し、レジストの変質層からなる再付着残渣が発生するのを抑制しながら、短時間にてレジストの除去を行なうことができる。
(第4の実施形態)
以下に、第4の実施形態の基板洗浄方法及び基板洗浄装置について説明する。
図11は、本実施形態の例示的基板洗浄装置110の構成を示す図である。基板洗浄装置110は、基板の洗浄を行なう洗浄処理チャンバー111と、基板に供給される硫酸を収容する容器112と、基板に供給される過酸化水素水を収容する容器113とを備える。
また、図12には、洗浄処理チャンバー111の構成を模式的に示している。洗浄処理チャンバー111は、基板1を水平に保持する基板保持台121を備え、基板保持台121には温度調整機構122が備えられている。また、図11に示す容器112及び容器113からそれぞれ硫酸及び過酸化水素水を供給する硫酸配管114及び過酸化水素水配管115と、供給された硫酸及び過酸化水素水を混合する薬液混合部123と、混合された薬液を通液する薬液配管124と、混合された薬液を基板1上に吐出するための吐出ノズル125とを備える。
図13に、基板洗浄装置110を用いて基板の洗浄を行なう際のフローの一例を示している。これを以下に説明する。
まず、洗浄処理チャンバー111内の基板保持台121に、基板1を設置する。
次に、容器112及び容器113から、それぞれ硫酸配管114及び過酸化水素水配管115を通して硫酸及び過酸化水素水を薬液混合部123に供給し、混合する。このとき、120℃以下の比較的低温のSPMを得るために、例えば40℃に加熱した硫酸と常温の過酸化水素水とを2:1の体積比にて混合する。
次に、SPMは、薬液配管124を通じて吐出ノズル125から基板1上に吐出される。この際、基板1の表面には低温(第1の温度、例えば120℃)のSPMが供給されることになる。
第1の温度におけるSPMの吐出を開始して20秒以上が経過し、基板1の表面が120℃のSPMにて覆われた後、温度調整機構122を稼動させて基板1の表面温度を第1の温度よりも高温(第2の温度、例えば140℃以上)になるように調整する。これにより、SPMは基板1上にて加熱され、基板1の表面を高温(例えば140℃以上)の状態で覆うことになる。このようにして、第1の温度よりも高温の第2の温度(一例として140℃程度)にてレジストの除去を行なうことができる。SPMの吐出時間、温度調整機構122の稼動については、予め設定されたフローに従い、制御部(図示省略)によって制御されている。
以上のようにして、基板洗浄装置110を用いた基板洗浄方法を実施し、レジストの変質層からなる再付着残渣が発生するのを抑制しながら、短時間にてレジストの除去を行なうことができる。
尚、第2〜第4の実施形態にて説明した装置の構成は、単独で用いても構わないし、適宜組み合わせた構成としても構わない。
以上説明したように、本開示の基板洗浄方法及び基板洗浄装置は、イオン注入されたレジストを清浄に且つ短時間で基板上から除去することができるので、半導体装置の製造に有用である。
1 基板
21 半導体基板
22 吐出位置
23 残渣
31 基板
32 ゲート電極
33 素子分離領域
34 レジストパターン
35 活性領域
36 変質層
37 レジスト層
50 基板洗浄装置
51 洗浄処理チャンバー
52 容器
53 容器
54 硫酸配管
55 過酸化水素水配管
61 基板保持台
62 薬液混合部
63 薬液配管
64 吐出ノズル
65 冷却液充填配管
66 排液ノズル
80 基板洗浄装置
81 洗浄処理チャンバー
82 容器
83 容器
84 硫酸配管
85 過酸化水素水配管
86 薬液混合部
87 薬液配管
88 混合液冷却機構
91 基板保持台
92 吐出ノズル
110 基板洗浄装置
111 洗浄処理チャンバー
112 容器
113 容器
114 硫酸配管
115 過酸化水素水配管
121 基板保持台
122 温度調整機構
123 薬液混合部
124 薬液配管
125 吐出ノズル

Claims (15)

  1. レジストパターンを有する基板上に第1の温度の第1処理液を供給し、前記第1処理液により前記基板の表面を覆う工程(a)と、
    前記第1処理液に覆われた前記基板の表面に第2処理液を供給し、前記第1の温度よりも高温である第2の温度の第2処理液により前記基板の表面を覆って前記レジストパターンを除去する工程(b)とを備えることを特徴とする基板洗浄方法。
  2. 請求項1の基板洗浄方法において、
    前記工程(b)において、前記基板の表面温度は、前記第2の温度に達することを特徴とする基板洗浄方法。
  3. 請求項1又は2の基板洗浄方法において、
    前記工程(b)において、前記第1処理液よりも高温の前記第2処理液を前記基板の表面に供給することを特徴とする基板洗浄方法。
  4. 請求項1又は2の基板洗浄方法において、
    前記工程(b)において、前記基板を加熱することにより、前記第2処理液を前記第2の温度に昇温することを特徴とする基板洗浄方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つの基板洗浄方法において、
    前記レジストパターンは、イオン注入されていることを特徴とする基板洗浄方法。
  6. 請求項5の基板洗浄方法において、
    前記レジストパターンの表面に、イオン注入による変質層が形成されていることを特徴とする基板洗浄方法。
  7. 請求項6の基板洗浄方法において、
    前記変質層は、前記レジストパターンに対するドーズ量5×1014/cm2 以上のイオン注入によって形成されていることを特徴とする基板洗浄方法。
  8. 請求6又は7の基板洗浄方法において、
    前記第1の温度は、前記変質層のリフトオフが発生しない温度であることを特徴とする基板洗浄方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つの基板洗浄方法において、
    前記第2処理液は、硫酸と過酸化水素水との混合液であることを特徴とする基板洗浄方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか一つの基板洗浄方法において、
    前記第1の温度は80℃以上で且つ120℃以下であり、
    前記第2の温度は140℃以上で且つ200℃以下であり、
    前記第1処理液及び前記第2処理液は、いずれも、硫酸と過酸化水素水との混合液であることを特徴とする基板洗浄方法。
  11. 基板を保持する基板保持台と、
    第1薬液及び第2薬液を混合して第3薬液とする薬液混合部と、
    前記基板上に前記第3薬液を吐出する吐出ノズルと、
    前記薬液混合部から前記吐出ノズルに前記第3薬液を通液する薬液配管と、
    前記薬液配管を覆う冷却液充填配管とを備えることを特徴とする基板洗浄装置。
  12. 請求項11の基板洗浄装置において、
    前記第3薬液は、前記薬液配管を通る際に、前記冷却液充填配管に充填された冷却液により冷却されることを特徴とする基板洗浄装置。
  13. 基板を保持する基板保持台と、
    第1薬液及び第2薬液を混合して第3薬液とする薬液混合部と、
    前記第3薬液の温度を調整する薬液温度調整部と、
    前記基板上に前記第3薬液を吐出する吐出ノズルとを備えることを特徴とする基板洗浄装置。
  14. 基板を保持する基板保持台と、
    第1薬液及び第2薬液を混合して第3薬液とする薬液混合部と、
    前記基板上に前記第3薬液を吐出する吐出ノズルと、
    前記基板の温度を調整する基板温度調整部とを備えることを特徴とする基板洗浄装置。
  15. 請求項11〜14のいずれか一つにおいて、
    前記第1薬液及び前記第2薬液は、混合すると発熱することを特徴とする基板洗浄装置。
JP2010096155A 2010-04-19 2010-04-19 基板洗浄方法及び基板洗浄装置 Withdrawn JP2011228438A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096155A JP2011228438A (ja) 2010-04-19 2010-04-19 基板洗浄方法及び基板洗浄装置
US13/018,714 US20110253176A1 (en) 2010-04-19 2011-02-01 Method and apparatus for washing substrate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096155A JP2011228438A (ja) 2010-04-19 2010-04-19 基板洗浄方法及び基板洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011228438A true JP2011228438A (ja) 2011-11-10

Family

ID=44787225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010096155A Withdrawn JP2011228438A (ja) 2010-04-19 2010-04-19 基板洗浄方法及び基板洗浄装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20110253176A1 (ja)
JP (1) JP2011228438A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013207080A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP2013243331A (ja) * 2012-04-26 2013-12-05 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JP2014027245A (ja) * 2012-06-22 2014-02-06 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及び基板処理方法
JP2015082650A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP2015135984A (ja) * 2015-03-13 2015-07-27 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法および基板処理装置
JP2016219842A (ja) * 2016-09-01 2016-12-22 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法および基板処理装置
US10464107B2 (en) 2013-10-24 2019-11-05 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing method and substrate processing apparatus

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8940103B2 (en) 2012-03-06 2015-01-27 Tokyo Electron Limited Sequential stage mixing for single substrate strip processing
US9875916B2 (en) * 2012-07-09 2018-01-23 Tokyo Electron Limited Method of stripping photoresist on a single substrate system
TWI526257B (zh) * 2012-11-27 2016-03-21 東京威力科創股份有限公司 使用噴嘴清洗基板上之一層的控制

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013207080A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP2013243331A (ja) * 2012-04-26 2013-12-05 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JP2014027245A (ja) * 2012-06-22 2014-02-06 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及び基板処理方法
JP2015082650A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
US10464107B2 (en) 2013-10-24 2019-11-05 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP2015135984A (ja) * 2015-03-13 2015-07-27 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法および基板処理装置
JP2016219842A (ja) * 2016-09-01 2016-12-22 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法および基板処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110253176A1 (en) 2011-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011228438A (ja) 基板洗浄方法及び基板洗浄装置
KR102068443B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
JP5390808B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
TWI604517B (zh) Substrate processing apparatus, substrate processing method and substrate processing liquid
JP5404361B2 (ja) 半導体基板の表面処理装置及び方法
JP2009170554A (ja) 半導体装置の製造方法
TWI512806B (zh) 半導體基板用表面處理裝置及方法
JP5917861B2 (ja) 基板処理方法
JP2012231116A (ja) 液処理方法、液処理装置および記憶媒体
KR20020000717A (ko) 기판 세정 방법 및 기판 세정 장치
JP2012074601A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2005183937A (ja) 半導体装置の製造方法およびレジスト除去用洗浄装置
WO2008029848A1 (fr) Appareil et procédé de traitement de substrat
JP2008027931A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
TW200842974A (en) Process for wafer backside polymer removal with wafer front side gas purge
JP2008198742A (ja) 洗浄方法及び電子デバイスの製造方法
JP2011192885A (ja) 半導体基板の洗浄方法
JP2007324548A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
KR20110120208A (ko) 반도체 기판의 표면 처리 방법
JP2015032735A (ja) 半導体基板の洗浄方法および半導体基板の洗浄装置
TWI442465B (zh) Manufacturing method of semiconductor device
JP2006229002A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体製造装置
JP2007234812A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2007067287A (ja) レジスト剥離方法およびレジスト剥離装置
JP5916567B2 (ja) レジスト除去装置およびレジスト除去方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130702