JP2011225721A - バイオマスフェノール樹脂の製造方法および熱硬化性材料 - Google Patents

バイオマスフェノール樹脂の製造方法および熱硬化性材料 Download PDF

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Abstract

【課題】成形加工性に優れ、高い植物由来率を有する上に、高強度且つ低ヤング率の硬化体が得られるバイオマスフェノール樹脂を製造できるバイオマスフェノール樹脂の製造方法を提供する。また、成形加工性に優れ、高い植物由来率を有する上に、高強度且つ低ヤング率の硬化体を製造できる熱硬化性材料を提供する。
【解決手段】本発明のバイオマスフェノール樹脂の製造方法は、植物原料由来不飽和アルキルフェノールを含有するフェノール類と、フルクトース源を50質量%より多く含有する糖質類とを、酸性触媒下で反応させる。本発明の熱硬化性材料は、上記バイオマスフェノール樹脂の製造方法により製造されたバイオマスフェノール樹脂と、硬化剤とを含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、植物由来の原料を使用したバイオマスフェノール樹脂の製造方法および熱硬化性材料に関するものである。
近年、大気中の二酸化炭素量増加を抑制するため、植物由来の原料を使用した、いわゆるカーボンニュートラル材料であるバイオマスプラスチックが注目を集めている。
バイオマスプラスチックとしては熱可塑性樹脂だけでなく、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂についても検討されている。例えば、特許文献1,2にはフェノール類と砂糖とを酸性触媒下で反応させて得たフェノール樹脂が開示されている。また、特許文献3には、フェノール類と木材からフェノール樹脂を製造する際に融点100℃以下の反応性物質(ベンジルアルコールなど)を添加して得た低軟化点のバイオマスフェノール樹脂が開示されている。
特開昭58−55146号公報 特開平6−248040号公報 特開2004−352978号公報
しかし、特許文献1,2に記載のバイオマスフェノール樹脂は高軟化点であり、成形時の流動性が低く、成形加工性が不充分であった。特許文献3に記載のバイオマスフェノール樹脂では、ベンジルアルコールの添加により軟化点を低下させているが、高コストになる上に、植物由来率が低下するなどの問題が生じた。
また、通常、フェノール樹脂は硬化剤により硬化されて硬化体にされ、各種用途に使用される。しかし、特許文献1〜3に記載のバイオマスフェノール樹脂を硬化させて得た硬化体は、強度が低く、ヤング率が高いものであり、必ずしも充分な機械的物性を有しているとはいえなかった。
本発明は、成形加工性に優れ、高い植物由来率を有する上に、高強度且つ低ヤング率の硬化体が得られるバイオマスフェノール樹脂を製造できるバイオマスフェノール樹脂の製造方法を提供することを目的とする。また、成形加工性に優れ、高い植物由来率を有する上に、高強度且つ低ヤング率の硬化体を製造できる熱硬化性材料を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を有する。
[1]植物原料由来不飽和アルキルフェノールを含有するフェノール類と、フルクトース源を50質量%より多く含有する糖質類とを、酸性触媒下で反応させることを特徴とするバイオマスフェノール樹脂の製造方法。
[2]植物原料由来不飽和アルキルフェノールがカルダノールである[1]に記載のバイオマスフェノール樹脂の製造方法。
[3][1]または[2]に記載のバイオマスフェノール樹脂の製造方法により製造されたバイオマスフェノール樹脂と、硬化剤とを含有することを特徴とする熱硬化性材料。
本発明のバイオマスフェノール樹脂の製造方法によれば、成形加工性に優れ、高い植物由来率を有する上に、高強度且つ低ヤング率の硬化体が得られるバイオマスフェノール樹脂を製造できる。
本発明の熱硬化性材料は、成形加工性に優れ、高い植物由来率を有する上に、高強度および低ヤング率の硬化体を製造できる。
なお、本明細書において、植物由来率とは、得られたフェノール樹脂または硬化体中の植物由来成分の割合のことである。植物由来成分は、大気中の二酸化炭素を用いた光合成により得られる。そのため、植物由来成分の焼却時の二酸化炭素発生量は、光合成時の二酸化炭素吸収量により相殺され、大気中の二酸化炭素増加に影響を与えないと考えられる(いわゆるカーボンニュートラル)。したがって、植物由来率が高い程、大気中の二酸化炭素量増加を抑制でき、地球温暖化防止効果が高くなる。
<バイオマスフェノール樹脂の製造方法>
本発明のバイオマスフェノール樹脂の製造方法は、植物原料由来不飽和アルキルフェノールを含有するフェノール類と、糖質類とを、酸性触媒下で反応させる方法である。
この反応では、酸性触媒によって、フルクトース源高含有糖質類からヒドロキシメチルフルフラールが生成し、そのヒドロキシメチルフルフラールとフェノール類とが酸性触媒によって反応することによって、バイオマスフェノール樹脂を形成する。
フェノール類に含まれる植物原料由来不飽和アルキルフェノール類としては、例えば、カルダノール、カシューナッツシェルリキッドなどが挙げられるが、カルダノールが好ましい。植物原料由来不飽和アルキルフェノール類がカルダノールであれば、成形加工性がより高くなり、また、得られる硬化体の曲げ強度をより高く、ヤング率をより低くできる。
上記不飽和アルキルフェノール類は1種類で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
また、フェノール類には、植物原料由来不飽和アルキルフェノール類の他に、必要に応じて、化石燃料(石油、石炭、天然ガス等)由来フェノール類が含まれてもよい。
化石燃料由来フェノール類としては、例えば、フェノール、クレゾール、キシレノール、プロピルフェノール、ブチルフェノール、ブチルクレゾール、フェニルフェノール、クミルフェノール、メトキシフェノール、ブロモフェノール、ビスフェノールAなどが挙げられる。これらは1種類で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
上記化石燃料由来フェノール類の中でも、反応性が高く、しかも入手容易な点で、フェノール、クレゾール、キシレノール、ビスフェノールAが好ましい。
フェノール類が植物原料由来不飽和アルキルフェノール類と化石燃料由来フェノール類とを含有する場合、フェノール類における植物由来原料不飽和アルキルフェノール類の含有量が5〜100質量%であることが好ましく、10〜50質量%であることがより好ましい。植物由来原料不飽和アルキルフェノール類の含有量が5質量%以上であれば、得られるバイオマスフェノール樹脂の植物由来率を実質的に高くできる上に、該バイオマスフェノール樹脂から得られる硬化体をより高強度およびより低ヤング率にできる。また、植物由来原料不飽和アルキルフェノール類の含有量が50質量%以下であれば、得られるバイオマスフェノール樹脂において成形、加工に充分な硬化性を保持しやすい。
糖質類は、フルクトース源を、糖質類固形分全体を100質量%とした際に50質量%を超えて含有し、55質量%以上含有することが好ましく、75質量%以上含有することがより好ましい。さらには、糖質類の100質量%がフルクトース源であることが最も好ましい。ここで、フルクトース源とは、フルクトース単体、または加水分解等によりフルクトースを生成する部分のことである。
糖質類におけるフルクトース源含有率が50質量%以下であると、バイオマスフェノール樹脂の流動性が低くなり、成形加工性が不充分になる。
糖質類中のフルクトース源含有率を50質量%より多くするためには、例えば、糖質類を、フルクトース源を50質量%より多く含有するフルクトース源高含有糖質類とすればよい。フルクトース源高含有糖質類としては、入手容易な点で、フルクトース源を50質量%より多く含有する異性化糖が好ましい。
糖質類は、フルクトース源高含有糖質類の他に、糖質類全体のフルクトース源含有率が50質量%以下にならない範囲で、単糖類、2糖類、3糖類、少糖類、多糖類等の糖質類(以下、これら糖類を「他の糖質類」と総称する。)を、フェノール類と反応させてもよい。他の糖質類としては、具体的には、グルコース、マンノース、ガラクトース、アラビノース、キシロース、マルトース、イソマルトース、ラクトース、スクロース、トレハロース、ラフィノース、デキストリン、オリゴ糖、フラクタン、フラクオリゴ糖、ショ糖、澱粉、粗澱粉、化工澱粉、アミロース、アミロペクチン、廃棄糖蜜(澱粉かす)などが挙げられる。上記他の糖質類は1種類で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
糖質類がフルクトース源高含有糖質類と他の糖質類とを含有する場合には、フルクトース源高含有糖質類のフルクトース源含有率が高い程、糖質類のフルクトース源含有率を50質量%にしやすい。
フェノール樹脂を得る際のフェノール類と糖質類との質量比率は、糖質類の固形分を1としたときに、フェノール類が1〜20倍であることが好ましく、2〜4倍であることがより好ましい。フェノール類が糖質類の2倍以上であれば反応率を高くして収率を高くできる上に分子量を大きくでき、20倍以下であれば、生産性を低下させずに製造できる。
フェノール類と糖質類との反応の際には酸性触媒が用いられる。酸性触媒としては、鉱酸類(例えば硫酸、塩酸など)、有機酸類(例えばパラトルエンスルホン酸、シュウ酸など)などが使用される。酸性触媒の使用量は、フェノール類と糖質類固形分の合計を100質量%とした際に、0.1〜50質量%であることが好ましく、0.2〜10質量%であることがより好ましい。酸性触媒の使用量が0.1質量%以上であれば、充分に反応させることができ、50質量%以下であれば酸分解やゲル化を抑制できる。
反応温度は20〜200℃であることが好ましく、120〜160℃であることがより好ましい。反応温度が20℃以上であれば充分に反応させることができ、200℃以下ならば分解を抑制できる。
反応時間は0.5〜20時間であることが好ましく、1〜3時間であることがより好ましい。反応時間が0.5時間以上であれば高い収率で樹脂を得ることができ、20時間であれば生産性の低下を抑制できる。
上記製造方法では、植物由来原料不飽和アルキルフェノール類と、フルクトース源を50質量%より多く含有する糖質類とを反応させるため、植物由来率が高いバイオマスフェノール樹脂を得ることができる。このようなバイオマスフェノール樹脂によれば、カーボンニュートラルの概念により、二酸化炭素排出量の増加を抑制できる。
また、上記製造方法により得られるバイオマスフェノール樹脂は低軟化点で流動性が高く、成形加工性に優れる。また、このバイオマスフェノール樹脂によれば、硬化させて得た硬化体の強度を高く、ヤング率を小さくできる。
上記のようなバイオマスフェノール樹脂は、鋳造用鋳型、成形材料、エポキシ硬化剤、各種バインダー、ゴム材添加剤等に用いることができる。
<熱硬化性材料>
本発明の熱硬化性材料は、上記製造方法により得たバイオマスフェノール樹脂と、硬化剤とを含有する。
この熱硬化性材料を成形し、硬化することにより、硬化体からなる成形物が得られる。
(硬化剤)
硬化剤は、上記バイオマスフェノール樹脂を硬化させるものである。
硬化剤としては、例えば、ヘキサメチレンテトラミン、ベンジルアミン、ベンゾオキサジン、アゾメチン、レゾール型フェノール樹脂を用いることができる。これらの中でも、硬化性に優れることから、ヘキサメチレンテトラミンが好ましい。
硬化剤の配合量は、バイオマスフェノール樹脂の合計100質量部に対して1〜40質量部であることが好ましく、3〜30質量部であることがより好ましい。硬化剤の配合量が1質量部以上であれば、熱硬化性材料の硬化性に優れ、40質量部以下であれば、得られる成形物の機械的物性をより高くできる。
(フィラー)
熱硬化性材料は、得られる成形物の機械的物性を向上させるために、植物由来フィラーや無機フィラー等のフィラーを含有してもよい。
植物由来フィラーとしては、例えば、木粉、籾粉、綿粉、竹粉、胡桃殻粉、紙粉、竹繊維、ケナフ繊維等が挙げられる。これらの中でも、機械的物性の向上効果が大きく、また、入手が容易であることから、木粉が好ましい。
植物由来フィラーが粒子状である場合、その平均粒子径は0.1〜1000μmであることが好ましい。ここで、平均粒子径は、二軸平均展開径である。
二軸平均展開径は、任意の100個の粒子につき、各々、長軸径(μm)および短軸径(μm)をマイクロスコープと画像解析ソフト(例えば、キーエンス社製マイクロスコープVH−5000と同社製ソフトVH−H1A5)により測定し、(長軸径+短軸径)/2の値を求め、得られた値を平均して求められる。
粒子状の植物由来フィラーの平均粒子径が0.1μm以上であれば、熱硬化性材料の流動性をより高くでき、1000μm以下であれば、成形物の機械的物性をより高くできる。
植物由来フィラーが繊維状である場合、その平均繊維長は0.1〜100mmであることが好ましい。ここで、平均繊維長は、JIS P8226に記載の偏光光源方式により測定した値である。
繊維状の植物由来フィラーの平均繊維長が0.1mm以上であれば、成形物の機械的物性をより高くでき、100mm以下であれば、熱硬化性材料の流動性をより高くできる。
無機フィラーとしては、例えば、シリカ、アルミナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、タルク、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、マイカ、クレー、チタンホワイト等の粉体、ガラス繊維、カーボン繊維等の繊維体が挙げられる。
無機フィラーが粒子状である場合の平均粒子径は、植物由来フィラーと同様の理由により、0.1〜1000μmであることが好ましい。また、無機フィラーが繊維状である場合の平均繊維長は、植物由来フィラーと同様の理由により、0.1〜100mmであることが好ましい。
フィラーの含有量は、バイオマスフェノール樹脂の合計100質量部に対して30〜500質量部であることが好ましく、50〜300質量部であることがより好ましい。フィラーの含有量が30質量部以上であれば、成形物の機械的物性をより高くでき、500質量部以下であれば、流動性をより高くできる。
(硬化触媒)
本発明の熱硬化性材料は、硬化触媒を含有してもよい。硬化触媒は、バイオマスフェノール樹脂と硬化剤との反応を促進するものである。具体的には、水酸化カルシウム(消石灰)、酸化カルシウム、酸化マグネシウムなどが挙げられる。
硬化触媒の含有量は、バイオマスフェノール樹脂の合計100質量部に対して0.1〜20質量部であることが好ましく、0.5〜15質量部であることがより好ましい。硬化触媒の含有量が0.1質量部以上であれば、短時間に充分に硬化させることができる。しかし、20質量部を超えて硬化触媒を含んでも、硬化促進効果は飽和し、コストが高くなる。
(滑剤)
また、本発明の熱硬化性材料は、流動性をより向上させるために滑剤を含有してもよい。滑剤としては、例えば、カルナバワックス、モンタン酸ワックス、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、低分子量ポリエチレン(ポリエチレンワックス)などが用いられる。
(その他の添加剤)
また、本発明の熱硬化性材料には、例えば、カーボンブラック等の着色剤、離型剤、カップリング剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの添加剤が含まれてもよい。
(熱硬化性材料の製造方法)
熱硬化性材料は、バイオマスフェノール樹脂と硬化剤と、必要に応じて、フィラー、硬化触媒、滑剤、その他の添加剤とを混合することで得られる。その混合の際、ミキシングロール等の混合機を用いてもよい。また、混合の際には、バイオマスフェノール樹脂が硬化しない範囲で加熱してもよい。また、加熱後、必要に応じて、粉砕してもよい。
(作用効果)
以上説明した上記本発明の熱硬化性材料は、上記バイオマスフェノール樹脂を含有するため、成形加工性に優れ、高い植物由来率を有する上に、高強度および低ヤング率の成形物を製造できる。
(フェノール樹脂の製造)
[実施例1]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール300.8g、カルダノール60.2g、群栄化学工業製異性化糖HF95(フルクトース源含有率95質量%、固形分75質量%水溶液)192g(固形分144g)、硫酸2.5gを仕込んだ。その際、硫酸の添加量はフェノールと糖質類の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中で生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌した後、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム1.9gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール175gを留去して、266gのフェノール樹脂(F−1)を得た。
[実施例2]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール300.8g、カルダノール60.2g、群栄化学工業製異性化糖HF95(フルクトース源含有率95質量%、固形分75質量%水溶液)96g(固形分72g)、群栄化学工業製異性化糖HF55(フルクトース源含有率55質量%、固形分75質量%水溶液)96g(固形分72g)、硫酸2.5gを仕込んだ。その際、硫酸の添加量はフェノールとカルダノールと糖質類の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中で生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌した後、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム1.9gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール164gを留去して、278gのフェノール樹脂(F−2)を得た。
[実施例3]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール300.8g、カルダノール60.2g、群栄化学工業製異性化糖HF55(フルクトース源含有率55質量%、固形分75質量%水溶液)192g(固形分144g)、硫酸2.5gを仕込んだ。その際、硫酸の添加量はフェノールとカルダノールと糖質類の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中で生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌したあと、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム1.9gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール155gを留去して、289gのフェノール樹脂(F−3)を得た。
[実施例4]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール300.8g、カルダノール105.3g、群栄化学工業製異性化糖HF55(フルクトース含有源率55質量%、固形分75質量%水溶液)192g(固形分144g)、硫酸2.8gを仕込んだ。その際、硫酸の添加量はフェノールとカルダノールと糖質類の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中で生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌したあと、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム2.1gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール153gを留去して、312gのフェノール樹脂(F−4)を得た。
[比較例1]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール300.8g、カルダノール60.2g、タピオカ澱粉(フルクトース源含有率0質量%、固形分88質量%)78.7g(固形分69.2g)、砂糖(フルクトース源含有率50質量%)74.8g、硫酸2.5gを仕込んだ。その際、硫酸の添加量はフェノールとカルダノールと糖質類の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中の生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌したあと、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム1.9gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール131gを留去し、315gのフェノール樹脂(F−5)を得た。
[比較例2]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール300.8g、カルダノール60.2g、タピオカ澱粉(フルクトース源含有率0質量%、固形分88質量%)128.8g(固形分113.3g)、砂糖(フルクトース源含有率50質量%)30.6g、硫酸2.5gを仕込んだ。なお、硫酸の添加量はフェノールとカルダノールと糖質の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中の生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌したあと、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム1.9gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール122gを留去し、316gのフェノール樹脂(F−6)を得た。
[比較例3]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール300.8g、カルダノール105.3g、タピオカ澱粉(フルクトース源含有率0質量%、固形分88質量%)128.8g(固形分113.3g)、砂糖(フルクトース源含有率50質量%)30.6g、硫酸2.8gを仕込んだ。なお、硫酸の添加量はフェノールとカルダノール糖質の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中の生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌したあと、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム2.1gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール114gを留去し、359gのフェノール樹脂(F−7)を得た。
[比較例4]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール300g、50質量%ホルマリン156g、シュウ酸2.1gを仕込んだ。なお、フェノールに対するホルマリンのモル比率は0.815、シュウ酸の添加量はフェノールの0.7質量%とした。
次に、61kPaの減圧下95℃まで加熱し減圧、温度を保持したまま2時間撹拌した後、11kPaに減圧し反応で生じた水を除去した。さらに常圧下、生成する水を取り除きながら180℃まで加熱し、180℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール36gおよび水を留去し、312gのフェノール樹脂(F−8)を得た。
[比較例5]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール270g、群栄化学工業製異性化糖HF55(フルクトース源含有率55質量%、固形分75質量%水溶液)144g(固形分108g)、硫酸1.9gを仕込んだ。なお、硫酸の添加量はフェノールと糖質の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中の生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌したあと、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム1.4gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール109gを留去し、201gのフェノール樹脂(F−9)を得た。
[比較例6]
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた500mlの三口フラスコに、フェノール338.4g、群栄化学工業製異性化糖HF55(フルクトース源含有率55質量%、固形分75質量%水溶液)144g(固形分108g)、硫酸2.2gを仕込んだ。硫酸の添加量はフェノールと糖質の固形分の合計量の0.5質量%とした。
次に、昇温途中の生成する水を取り除きながら155℃まで加熱し、155℃を保持したまま1時間撹拌したあと、少量の水に懸濁させた水酸化カルシウム1.7gを添加して中和した。その後、200℃、11kPaの減圧下で未反応のフェノール162gを留去し、223gのフェノール樹脂(F−10)を得た。
(評価)
得られたフェノール樹脂について、軟化点、流動性、植物由来率、カルダノール変性率を以下の方法で測定した。測定結果を表1に示す。
[軟化点]JIS K6910に従って測定した。
[流動性]JIS K6910に従って測定した。
[植物由来率]植物由来率=100−{[(フェノール仕込み質量)−(留去した未反応フェノール質量)+(中和塩の質量(理論値))]/(樹脂収量質量)}×100
[カルダノール変性率]カルダノール変性率=[(カルダノール仕込み質量)/(樹脂収量質量)]×100
Figure 2011225721
カルダノールを含むフェノール類と異性化糖(フルクトース源含有率が50質量%を超える)とを反応させて得た実施例1〜4のフェノール樹脂は軟化点が低く、流動性に優れ、さらに植物由来率が高かった。
糖質類として澱粉・砂糖(フルクトース源含有率が50質量%以下)を用いて得た比較例1〜3のフェノール樹脂は軟化点が高く、流動性が低かった。
ホルマリンを用いた一般的なフェノール樹脂である比較例4のフェノール樹脂は植物由来率が低かった。
フェノールと異性化糖(フルクトース源含有率が50質量%を超える)とを反応させて得た比較例5,6のフェノール樹脂は、植物由来率が低い上に、軟化点が高く、流動性が低かった。
(熱硬化性材料の製造)
[実施例5]
フェノール樹脂(F−1)100g、木粉98g、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミン20g、硬化助剤として水酸化カルシウム7g、滑剤としてステアリン酸亜鉛3g、着色剤としてカーボンブラック1.5gを混合混練して、成形材料を作製した。
[実施例6〜8、比較例7〜12]
フェノール樹脂(F−1)を表2に示すフェノール樹脂に変更した以外は実施例5と同様にして、成形材料を作製した。
[成形加工性]
各実施例および各比較例の成形材料を、射出成形機(日精樹脂工業社製PNX−40)を用いて170℃にて2分間の成形条件で射出成形すると共に硬化させて成形物を得た。その際の生産性、得られた成形物の品質を、以下の基準で評価した。評価結果を表2に示す。
◎:流動性が高いため成形しやすく、成形物外観にも問題なし。
○:成形できるが、流動性がやや低く、射出時ショートショットになりやすい。
△:流動性が高いため成形しやすいが、硬化が遅いため、成形物にふくれが生じる。
▲:流動性が低いため成形しにくく、硬化が遅いため成形物にふくれが生じる。
×:射出時の樹脂粘度が高く、射出することができない。
[曲げ強度、ヤング率および曲げたわみ量の測定]
各実施例および各比較例の成形材料を、射出成形機(日精樹脂工業社製PNX−40)により射出成形すると共に硬化させて成形物を得た。得られた成形物を用いて、JIS K6911に従って、曲げ強度、ヤング率(曲げ弾性率)を25℃にて測定した。また、曲げ試験において成形物が破断までにたわんだ変位量を曲げたわみ量として測定した。測定結果を表2に示す。曲げ強度が高い程、ヤング率が低い程、曲げたわみ量が小さい程、機械的物性が良好となる。
なお、比較例7,8,11については、成形不能であったので、曲げ強度、ヤング率および曲げたわみ量を測定しなかった。
Figure 2011225721
実施例1〜4の各フェノール樹脂を含有する実施例5〜8の成形材料は、成形加工性に優れる上に、得られた成形物の曲げ強度が高く、ヤング率が小さかった。特に、実施例5,6,7は、一般的なフェノール樹脂(比較例10)を用いた場合と同程度の曲げ強度を持ちながらも、ヤング率が低かった。
比較例3の、澱粉・砂糖の糖質類を用いて得たフェノール樹脂を含有する比較例9の成形材料は、成形加工性が低く、得られた曲げ強度が低かった。
比較例4の、フェノール樹脂としてホルマリンを用いて得たものを用いた比較例10の成形材料は、植物由来率が低かった。また、得られた成形物のヤング率が高く、曲げたわみ量が小さかった。
比較例6の、フェノールと澱粉・砂糖とを反応させて得たフェノール樹脂を含有する比較例12の成形材料では、得られた成形物の曲げ強度が低く、ヤング率が高く、曲げたわみ量が小さかった。
比較例1のフェノール樹脂を含有する比較例7の成形材料、比較例2のフェノール樹脂を含有する比較例8の成形材料、比較例5のフェノール樹脂を含有する比較例11の成形材料は、使用したフェノール樹脂の軟化点が高く流動性が低いため、射出成形時の樹脂粘度が高く、射出成形できなかった。

Claims (3)

  1. 植物原料由来不飽和アルキルフェノールを含有するフェノール類と、フルクトース源を50質量%より多く含有する糖質類とを、酸性触媒下で反応させることを特徴とするバイオマスフェノール樹脂の製造方法。
  2. 植物原料由来不飽和アルキルフェノールがカルダノールである請求項1に記載のバイオマスフェノール樹脂の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のバイオマスフェノール樹脂の製造方法により製造されたバイオマスフェノール樹脂と、硬化剤とを含有することを特徴とする熱硬化性材料。
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