JP2011225522A - 多価アルコール中油型組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】成分(A)〜(C)を特定の割合(1)、(2)で含有する多価アルコール中油型組成物。(A)グリセリン(B)平均一次粒子径が100nm以下の疎水化処理無水シリカ及び/または平均一次粒子径が100nm以下かつBET比表面積が300m2/g以下の親水性無水シリカ(C)ヒドロキシル基、カルボキシル基を分子内に持たない平均IOBが0.1〜0.4である油性成分。(1)(A)/(B)=50〜10、(2)(C)/((A)+(B))=6/4〜3/7。
【選択図】図1
Description
ン中に特定の油性成分を分散させた多価アルコール中油型組成物に関し、より詳細には、
前記成分を特定の割合で含有することにより、経時安定性や延び広がりに優れるものであ
る。さらにゼオライトを特定の割合で含有することにより温感効果に優れるものである。
が開発されている。このような化粧料としては、油性成分から構成された軟膏型化粧料や
、油性成分と水性成分とを乳化させた乳化型化粧料などがある。中でも水を用いずにグリ
セリン等の多価アルコール中に油を分散させた多価アルコール中油型化粧料は、特に保湿
効果に特化しており、洗い流しのパックやマッサージ料、クレンジング料、ヘアコンディ
ショナー、美容液等に適しており優れた機能を持つ。またグリセリンを多量に含有してい
る組成物は、肌に塗布した際の水和熱によって、温かさを感じるため温感化粧料として上
市されている製品も存在し、市場で好評を得ている。
定性、使用性の向上を目的とした多価アルコール中油型乳化化粧料(例えば特許文献1参
照)や、特定のポリエーテル変性シリコーンを用いて乳化安定性を向上させた多価アルコ
ール中油型外用組成物(例えば特許文献2参照)がある。また、ショ糖脂肪酸エステルを
用いる事により皮膚刺激性を低下させた多価アルコール中油型温熱基剤(例えば特許文献
3参照)や、水添レシチン及びステビアを用いる事により安定化を図った多価アルコール
中油型乳化組成物(例えば特許文献4参照)、リゾレシチン若しくはヒドロキシレシチン
を用いる事により安定化を図った多価アルコ−ル中油型乳化組成物(例えば特許文献5、
6参照)等が開発されている。
の使用によって安定化を図る検討はされてはいるものの、界面活性剤の配合は必須である
ため、皮膚刺激を考慮すると塗布後に拭き取りや洗い流しを行う使用法に限定され、塗布
したまま除去しない使用法は難しいものである。また、界面活性剤を使用せずに、使用時
に油相と多価アルコール相を混合する二層分離型組成物を調製した場合も一時的に乳化状
態を呈するだけであるため、不均一であり使用しづらく、多価アルコール中油型組成物の
場合と同じ効果が得られないという課題が残る。
りに優れる多価アルコール中油型組成物の開発が望まれていた。
リセリン中に分散させた多価アルコール中油型組成物に関し、さらに詳細には、前記成分
を特定割合で組み合わせる事により、界面活性剤を含有しなくても、経時安定性に優れ、
延び広がりに優れた多価アルコール中油型組成物が得られることを見出し、本発明を完成
させた。前記特定の無水シリカは特定の油剤とグリセリンの界面に配位し多価アルコール
中油型組成物の安定化に作用する成分である。
さらにゼオライトを特定割合で組み合わせることにより、温感効果が高く、かつ、経時
安定性に優れ、延び広がりに優れた多価アルコール中油型組成物が得られることを見出し
た。
(A)グリセリン
(B)平均一次粒子径が100nm以下の疎水化処理無水シリカ及び/または平均一次粒子径が100nm以下かつBET比表面積が300m2/g以下の親水性無水シリカ
(C)ヒドロキシル基、カルボキシル基を分子内に持たず平均IOBが0.1〜0.4で
ある油性成分を含有し、成分(A)の含有量と成分(B)の含有量が質量割合で(A)/
(B)=50〜10の範囲であり、また、成分(C)の含有量と成分(A)及び成分(B
)の合計含有量が質量割合で(C)/((A)+(B))=6/4〜3/7の範囲である
事を特徴とする多価アルコール中油型組成物を提供するものである。
さらに成分(D)としてゼオライトを含有する場合は、成分(D)の含有量をX質量%
とした時に、上記成分(C)の含有量と成分(A)及び成分(B)の合計含有量が質量割
合で(C)/((A)+(B))=(60−1.4X)/(40+0.4X)〜(30−
0.2X)/(70−0.8X)の範囲である事を特徴とする多価アルコール中油型組成
物を提供するものである。
価アルコール中油型組成物を提供するものである。
コール中油型組成物を提供するものである。
含有しないことを特徴とする多価アルコール中油型組成物を提供するものである。
コール中油型組成物を提供するものである。
剤、を特定の割合で組み合わせる事により、実質的に界面活性剤を含有しなくても経時安
定性に優れ、また、延び広がりに優れるものである。さらにゼオライトを特定割合で組み
合わせることにより、温感効果が高く、かつ、経時安定性に優れ、延び広がりに優れた多
価アルコール中油型組成物である。
発明の領域である。また、後述の実施例及び比較例のいくつかを図1に記載しており、実
施例1を「実1」、比較例1を「比1」のように略して記載している。
しっとり感を与える成分である。また、特に限定されるものではないが市販品としてはP
ALMELA 9091(PALM OLEO社製)等が挙げられる。
コール中油型組成物の安定化に作用する成分である。成分(B)はジメチルジクロルシラ
ンによるジメチルシリル化処理、トリメチルクロルシランやヘキサメチルジシラザンによ
るトリメチルシリル化処理、オクチルトリクロルシランによるオクチルシリル化処理、ジ
メチルポリシロキサンやメチルハイドロジェンポリシロキサンによるシリコーン処理等の
疎水化処理がされており、かつ平均一次粒子径が100nm以下であるもの、または疎水
化処理されていないものではBET表面積が300m2/g以下の親水性の低いものが乳
化安定性の面で優れている。疎水化処理はされているが平均一次粒子径が100nmを超
えるものや、BET表面積が300m2/gを超える親水性無水シリカを用いると安定性が不十分となる。また成分(B)は上記範囲内であれば特に限定されるものではなく、市販品としてはAEROSIL R−976S(日本アエロジル社製)等が挙げられる。また本発明の無水シリカは、平均粒子径が0.01μm〜0.1μmであり、その平均粒子径は、BET法を用いて比表面積を測定し、得られた比表面積より平均粒子径を算出したものである。
B)=50〜10の範囲であり、この範囲であると経時安定性及び延び広がりに優れる。
この割合から無水シリカが少なくなると乳化安定性が低下し、無水シリカが多くなると乳
化界面以外にも無水シリカが分散し粘度が出るため、使用感が重くなり使用後の肌もざら
ついてしまう。
内に持たず、また、配合した各油性成分のIOBの平均値(以下、「平均IOB」と略す
)が0.1〜0.4であり、肌や毛髪に保湿効果や滑らかな感触を与える成分である。平
均IOBが0.1未満であると無水シリカが油性成分中に凝集し界面に配向しないため乳
化できず、また平均IOBが0.4より高い場合や、ヒドロキシル基及び/またはカルボ
キシル基を分子内に持つ場合は、親水性が高いためにグリセリンと相溶してしまい乳化滴
が合一する傾向である。成分(C)は通常化粧料に用いられるものであればよく、特に限
定されるものではないが具体的に例示するのであれば、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リル、テトラ2−エチルヘキサン酸ジペンタエリスリチル、トリ(カプリル・カプリン酸
)グリセリル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、炭酸ジアルキル(C14、1
5)、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、イソ
ノナン酸イソノニル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸グリ
セリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、オレイン酸エチル、イソノナン
酸イソトリデシル、イソオクタン酸セチル等や、また、実質的にヒドロキシル基、カルボ
キシル基を分子内に持たない植物油であるサフラワー油、小麦胚芽油、パーム油、パーム
核油、ヤシ油、米ぬか油、オリーブ油、ゴマ油、大豆油、トウモロコシ油等が挙げられ、
一種又は二種以上を選択して用いることができる。具体的には、医薬部外品原料規格20
06に記載の酸価測定法で測定した酸価が1以下、医薬部外品原料規格2006に記載の
水酸基価測定法で測定した水酸基価が50以下の植物油が好ましい。
える成分であり、一般的にMe2/xO・Al2O3・mSiO2・nH2O(Me:X
価の金属イオン)で表わされるものであって、通常の方法により製造したもののほか、イ
オン交換処理等の特殊処理を施したものを用いることができる。ゼオライトの平均粒子径
は、発熱速度、使用性などの点から0.1〜100μmであることが好ましい。
め、肌に塗布する化粧料に用いると、本発明の効果をより発揮しやすい。化粧料の中でも
、マッサージ化粧料や温感化粧料に用いると、さらに効果を発揮するものである。
質量割合で(C)/((A)+(B))=6/4〜3/7の範囲であり、この割合である
と乳化安定性に優れ延び広がりが良好である。この割合から、成分(A)と成分(B)の
合計含有量が多くなると分離し、この比から成分(C)が多くなると油中多価アルコール
型に転相する傾向にある。
下、「%」と略す)の時に、上記の質量割合(C)/((A)+(B))=(60−1.
4X)/(40+0.4X)〜(30−0.2X)/(70−0.8X)の範囲であり、
この割合であると乳化安定性に優れ延び広がりが良好であり、温感効果が高い。この割合
から、成分(A)と成分(B)の合計含有量が多くなると分離し、この割合から成分(C
)が多くなると油中多価アルコール型に転相する傾向にある。
剤、水を含有しないことが好ましい。また、本発明における「実質的に(B)以外のゲル
化剤、及び界面活性剤を含有しない」とは、全く含有しないか若しくは効果を十分に発揮
することができない程度の量を含有することを意味し、「実質的に水を含有しない」とは
、原料に微量に含まれる水や、製造の際に混入する水以外は含まれないことを意味する。
わせてもよく、皮膚外用剤や化粧料等として用いることができる。
る化粧料のことである。
る成分、例えば、粉体、油ゲル化剤、水性成分、高分子、酸化防止剤、抗菌剤、紫外線吸
収剤、被膜形成剤、防腐剤、ビタミン類、美容成分、香料等を本発明の効果を損なわない
範囲で適宜配合することができる。
容液、パック、クリームやマッサージクリーム等に適用可能である。
表1〜7に示す組成の多価アルコール中油型組成物を下記製造方法により調製し、「高
温での分離」、「高温での乳化滴の合一」、「延び広がりの良さ」、「温感効果」の各項
目について、以下に示す評価方法及び判定基準により評価判定し、結果を併せて表1〜表
7、図1に示した。
注2:AEROSIL R−976S(日本アエロジル社製)
注3:AEROSIL R−972S(日本アエロジル社製)
注4:AEROSIL 200(日本アエロジル社製)
注5:AEROSIL 380S(日本アエロジル社製)
注6:ゼオラムA−3 100♯(東ソー・ゼオラム社製)
注7:TIO(日清オイリオ社製)
注8:UVINUL MC80(BASF社製)
注9:スーパーヌーコアH(日油社製)
注10:こめサラダ油(築野食品工業社製)
注11:コスモール 44V (日清オイリオグループ社製)
注12:CLEARBRIGHT E−81S(日油社製)
注13:サラコス6318V(日清オイリオ社製)
注14:サラコス913(日清オイリオ社製)
注15:コスモール 41V (日清オイリオグループ社製)
注16:テクノールMH(横関油脂社製)
注17:イソステアリン酸EX (高級アルコール工業社製)
注18:コスモール 42V (日清オイリオグループ社製)
注19:コスモール222(日清オイリオグループ社製)
注20:コスモール 43V (日清オイリオグループ社製)
注21:KIS−1010(坂本薬品工業社製)
注22:CRODAMOL OO−V(クローダ社製)
注23:精製ホホバ油(高級アルコール工業社製)
注24:SQUALANE (岸本特殊肝油工業所社製)
注25:ハイコールK−350(カネダ社製)
注26:ハイコールK−230(カネダ社製)
注27:シリコンKF−96A(6CS)(信越化学工業社製)
A:成分1〜6を均一に混合し、3本ローラーで分散させる。
B:Aに、均一に混合した成分7〜27を添加し卓上デスパにて乳化し、多価アルコール
中油型組成物を得た。
実施例および比較例の多価アルコール中油型組成物をガラス規格瓶に充填し、「高温で
の分離」について、50℃で1ヶ月保管したものの分離の程度(分離率)を観察し、下記
の評価判定基準により評価判定した。
分離率=(分離した相の高さ÷充填した相の高さ)×100
評価基準(分離率):
[評点結果] :[判定]
2%未満 : ◎
2%以上〜4%未満 : ○
4%以上〜10%未満 : △
10%以上 : ×
実施例および比較例の多価アルコール中油型組成物をガラス規格瓶に充填し、「高温で
の乳化滴の合一」について、50℃で1ヶ月保管したものの乳化滴の平均粒子径を観察し
、下記の粒径変化率を求め、下記の評価判定基準により評価判定した。平均粒子径の測定
は、各試料をスライドガラスに塗布し、顕微鏡BX51−P(OLYMPUS社製)を用
いて粒子を目視観察し、平均粒子径を算出した。
粒径変化率=(50℃1ヵ月保管品の平均粒子径÷調製直後の平均粒子径)×100
評価基準(粒径変化率):
[評点結果] :[判定]
150%未満 : ◎
150%以上〜200%未満 : ○
200%以上〜300%未満 : △
300%以上 : ×
化粧品評価専門パネル10名に、実施例および比較例の多価アルコール中油型組成物を
全顔に使用してもらい、「延び広がりの良さ」、「温感効果」について、各自が以下の評
価基準に従って5段階評価し、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判
定した。
評価基準:
[評価結果] :[評点]
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
判定基準:
[評点の平均点] :[判定]
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
品1〜8は、「高温での分離」、「高温での乳化滴の合一」、「延び広がりの良さ」の全
ての項目に優れた多価アルコール中油型組成物であった。
また、成分(D)を含有した本発明の実施品9〜21は、「高温での分離」、「高温で
の乳化滴の合一」、「延び広がりの良さ」、「温感効果」の全ての項目に優れた多価アル
コール中油型組成物であった。
これに対して成分(A)の含有量と(B)の含有量の質量割合(A)/(B)が57.0であり無水シリカが少ない比較例1では「高温での分離」、「高温での乳化滴の合一」で劣り、(A)/(B)が8.1であり無水シリカが多い比較例2では乳化界面以外にも無水シリカが分散し粘度が出るため、使用感が重くなり「延び広がりの良さ」において特に劣るものであった。
また成分(D)のゼオライトの含有量がX%の時に、成分(C)の含有量と成分(A)
及び成分(B)の合計含有量の比である(C)/((A)+(B))が(60−1.4X
)/(40+0.4X)〜(30−0.2X)/(70−0.8X)の範囲から、成分(
C)の割合が少ない比較例3、6、8、11は分離傾向にあり、一方成分(C)の割合が
多い比較例4、7、9、10、12は油中多価アルコール型に転相してしまう傾向にあっ
た。またゼオライトの配合量が多く(C)/((A)+(B))が上記範囲から外れた比較例13は「高温での乳化滴の合一」に劣り、特に粉体総量が多いため「延びの良さ」において良好でなかった。
また成分(B)の特定の無水シリカに代えて、疎水化処理がされておらず、かつBET
表面積が300m2/gより大きい無水シリカを用いた比較例5に関しては親水性が高
いため界面に配向せずグリセリン中に分散するため、グリセリンのみのゲル化剤として働
いてしまい、「高温での分離」、「高温での乳化滴の合一」、「延びの良さ」の全ての項
目に劣るものであった。
また成分(C)の特定の油剤に代えて、平均IOBが0.1〜0.4の範囲ではない油
剤、若しくはヒドロキシル基またはカルボキシル基を分子内に持つ油剤を配合した比較例
14〜26ではいずれも「高温での分離」、「高温での乳化滴の合一」において良好では
なかった。平均IOBが0.4より大きい油剤、またはヒドロキシル基、カルボキシル基
を分子内に持つ油剤を用いた場合には親水性が高いためにグリセリンと相溶してしまい乳
化滴が合一傾向にあり、逆にIOBが0.1に満たない油剤を用いた場合は油と多価アル
コールの界面に存在していた成分(B)の無水シリカが油相に集まり凝集し合一が起きた
り、初期から乳化できなくなる傾向であった。
(成分) (%)
1.グリセリン(注1) 50
2.疎水性無水シリカ(注2) 4
3.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(注7) 35
4.テトライソステアリン酸ジグリセリル(注11) 10.9
5.香料 0.1
A:成分1、2を均一に混合し、3本ローラーで分散させる。
B:Aに、均一に混合した成分3〜5を添加し卓上デスパにて乳化し、マッサージ化粧料
を得た。
延び広がりの良さ」の全ての項目に優れたマッサージ化粧料であった。
(成分) (%)
1.グリセリン(注1) 50
2.疎水性無水シリカ(注2) 5
3.ゼオライト(注6) 20
4.米ヌカ油(注10) 20
5.オレイン酸エチル(注12) 5
A:成分1〜3を均一に混合し、3本ローラーで分散させる。
B:Aに、均一に混合した成分4、5を添加し卓上デスパにて乳化し、温感化粧料を得た
。
延び広がりの良さ」、「温感効果」の全ての項目に優れた温感化粧料であった。
Claims (6)
- 次の成分(A)〜(C);
(A)グリセリン
(B)平均一次粒子径が100nm以下の疎水化処理無水シリカ及び/または平均一次粒
子径が100nm以下かつBET比表面積が300m2/g以下の親水性無水シリカ
(C)ヒドロキシル基、カルボキシル基を分子内に持たない平均IOBが0.1〜0.4
である油性成分
を含有し、以下の条件(1)及び(2)を満足することを特徴とする多価アルコール中油
型組成物。
(1) 成分(A)の含有量と成分(B)の含有量が質量割合で(A)/(B)=50〜
10の範囲
(2) 成分(C)の含有量と成分(A)及び成分(B)の合計含有量が質量割合で(C
)/((A)+(B))=6/4〜3/7の範囲 - 次の成分(A)〜(D);
(A)グリセリン
(B)平均一次粒子径が100nm以下の疎水化処理無水シリカ及び/または平均一次粒子径が100nm以下かつBET比表面積が300m2/g以下の親水性無水シリカ
(C)ヒドロキシル基、カルボキシル基を分子内に持たない平均IOBが0.1〜0.4
である油性成分
(D)ゼオライト
を含有し、以下の条件(3)及び(4)を満足することを特徴とする多価アルコール中油
型組成物。
(3) 成分(A)の含有量と成分(B)の含有量が質量割合で(A)/(B)=50〜
10の範囲
(4) 成分(D)の含有量をX質量%として、成分(C)の含有量と成分(A)及び成
分(B)の合計含有量が質量割合で(C)/((A)+(B))=(60−1.4X)/
(40+0.4X)〜(30−0.2X)/(70−0.8X)の範囲 - 前記多価アルコール中油型組成物がマッサージ化粧料であることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の多価アルコール中油型組成物。 - 前記多価アルコール中油型組成物が温感化粧料であることを特徴とする請求項1〜3の何
れかの項に記載の多価アルコール中油型組成物。 - 前記多価アルコール中油型組成物が実質的に成分(B)以外のゲル化剤、界面活性剤を含
有しないことを特徴とする請求項1〜4の何れかの項に記載の多価アルコール中油型組成
物。 - 前記多価アルコール中油型組成物が実質的に水を含有しないことを特徴とする請求項1〜
5の何れかの項に記載の多価アルコール中油型組成物。
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