JP2003261433A - 皮膚温感外用組成物 - Google Patents

皮膚温感外用組成物

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JP2003261433A
JP2003261433A JP2002062062A JP2002062062A JP2003261433A JP 2003261433 A JP2003261433 A JP 2003261433A JP 2002062062 A JP2002062062 A JP 2002062062A JP 2002062062 A JP2002062062 A JP 2002062062A JP 2003261433 A JP2003261433 A JP 2003261433A
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oil
polyhydric alcohol
composition
polyether
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JP2002062062A
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Takayuki Omura
孝之 大村
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乳化安定性と使用感に優れ、しかも、優れた温
感付与効果を有する、乳化型外用組成物を提供するこ
と。 【解決手段】下記一般式(I)で表されるポリエーテル
変性シリコーン、多価アルコール、油分、および、水を
含有し、かつ、多価アルコールの含有量が、組成物の4
0.0質量%以上であり、水の含有量が、同0.1〜
5.0質量%である、多価アルコール中油型外用組成物
を提供することにより、上記の課題を解決し得ることを
見出した。 【化1】 〔式中、Aは、メチル基、フェニル基、または、ポリオ
キシアルキレン基Bを表し、Aの少なくとも1個は、ポ
リオキシアルキレン基Bである。Rは、メチル基、また
は、フェニル基である。mは、30〜1000の整数で
あり、nは、1〜40の整数である。ポリオキシアルキ
レン基Bは、一般式 −C3 6 O(C24O)a(C36O)bR’ (式中、R’は、水素原子、アシル基、または、炭素原
子数1〜4のアルキル基であり、aとbは、互いに同一
でも異なってもよく、5〜50の整数である)で表され
るポリオキシアルキレン基である〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料等として用
いることができる外用組成物に関する発明であり、さら
に詳しくは、肌に外用すると温感を与える、外用組成物
に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来より、肌に適度な温感を与えること
は、皮膚の血行を促進して、新陳代謝を高めると共に、
リラクゼーション、疲労回復など、心身に好ましい効果
をもたらすとされている。肌に温熱感を与える化粧料
は、グリセリンなどの保湿剤の高配合により得られるこ
とはすでに知られており、主に、マッサージ用のボディ
ーケア製品として広く使用されている。
【0003】しかしながら、グリセリンなどの保湿剤を
多量に配合した基剤は、温感付与効果には優れるもの
の、肌への塗布時から、除去する過程において、保湿剤
自身によるべたつきを生じ、のびが悪く、例えば、ボデ
ィー全体に薄く均一に塗布することが困難であるといっ
た欠点があった。
【0004】この保湿剤の多量配合に伴う欠点を解消す
るために、HLBが高い、親水性の乳化剤や、アルキル
変性カルボキシビニルポリマーなどの高分子を用いて、
保湿剤の高配合基剤に、乳化した油分を含有させる試み
が行われている。しかしながら、このような試みにおい
ては、乳化安定性が良好である場合では、肌上での基剤
ののびが悪く、逆に、肌上での基剤ののびが良好である
場合では、乳化安定性に乏しいといった欠点が認めら
れ、乳化安定性と使用感の両立を達成するには至ってい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
すべき課題は、乳化安定性と使用感に優れ、しかも、優
れた温感付与効果を有する、乳化型外用組成物を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った結果、多価アルコールの
高配合基剤を、特定のポリエーテル変性シリコーンを用
いた多価アルコール中油型製剤とすることで、乳化安定
性と使用感に優れ、しかも、優れた温感付与効果を有す
る外用組成物を提供することが可能であることを見出し
た。
【0007】すなわち、本発明は、下記一般式(I)で
表されるポリエーテル変性シリコーン、多価アルコー
ル、油分、および、水を含有し、かつ、多価アルコール
の含有量が、組成物の40.0質量%以上であり、水の
含有量が、同0.1〜5.0質量%である、多価アルコ
ール中油型外用組成物(以下、本温感組成物ともいう)
を提供する発明である。
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、Aは、メチル基、フェニル基、ま
たは、ポリオキシアルキレン基Bを表し、Aの少なくと
も1個は、ポリオキシアルキレン基Bである。Rは、メ
チル基、または、フェニル基である。mは、30〜10
00の整数であり、nは、1〜40の整数である。ポリ
オキシアルキレン基Bは、一般式 −C3 6 O(C24O)a(C36O)bR’ (式中、R’は、水素原子、アシル基、または、炭素原
子数1〜4のアルキル基であり、aとbは、互いに同一
でも異なってもよく、5〜50の整数である)で表され
るポリオキシアルキレン基である〕
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本温感組成物は、肌に外用すると温感を与
える組成物である。このような温感を与える機能は、多
価アルコール、すなわち、同一分子内に水酸基を2個以
上もつアルコール、を高配合することにより付与され
る。具体的には、本温感組成物における多価アルコール
の含有量は、組成物に対して40.0質量%以上である
ことが、使用者に十分な温感を与える上で好適であり、
さらに好適には、同50.0質量%以上である(多価ア
ルコールの含有量の上限は、特に限定されず、本温感組
成物の他の含有成分の含有量に対応して規定される)。
【0011】本温感組成物において含有させる多価アル
コールとしては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、
ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロ
ールエタン、トリメチロールプロパン、エリスリトー
ル、ペンタエリスリトール、ソルビタン、グルコース、
ソルビトール、マルチトール、シュークロース、ラフィ
ノース、ヘキシレングリコール、1,2−ペンタンジオ
ール、トレハロース等を挙げることができる。
【0012】本温感組成物は、上記ように多価アルコー
ルを多量に含有させつつ、特定のポリエーテル変性シリ
コーンを用いた多価アルコール中油型の乳化組成物とす
ることにより、本発明の目的を達成することができる。
【0013】まず、本温感組成物において含有させる特
定のポリエーテル変性シリコーンは、上記式(I)で示
されるポリエーテル変性シリコーン〔以下、ポリエーテ
ル変性シリコーン(I)ともいう〕である。
【0014】上記のように、ポリエーテル変性シリコー
ン(I)において、Aは、メチル基、フェニル基、また
は、ポリオキシアルキレン基Bを表し、Aの少なくとも
1個は、ポリオキシアルキレン基Bである。また、R
は、メチル基、または、フェニル基である。さらに、m
は、30〜1000の整数であり、nは、1〜40の整
数である。
【0015】また、ポリオキシアルキレン基Bは、一般
式 −C3 6 O(C24O)a(C36O)bR’ (式中、R’は、水素原子、アシル基、または、炭素原
子数1〜4のアルキル基であり、aとbは、互いに同一
でも異なってもよく、5〜50の整数である)で表され
るポリオキシアルキレン基である。
【0016】ポリオキシアルキレン基Bにおいて、R’
がとり得る基の一つであるアシル基としては、例えば、
ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基、アクリロイル基、ベンゾイル基、トルオイル基等が
挙げられる。また、炭素原子数が1〜4のアルキル基と
しては、メチル基、エチル基、i−プロピル基、n−プ
ロピル基、t−ブチル基、n−ブチル基が挙げられる。
【0017】また、ポリオキシアルキレン基Bにおい
て、結合数aまたはbが5未満である場合には、ポリエ
ーテル変性シリコーンに十分な界面活性効果が認められ
なくなり、同じく50を超える場合には、このポリエー
テル変性シリコーンを用いた温感組成物にべたついた使
用感を伴う傾向がある。
【0018】さらに、ポリエーテル変性シリコーン
(I)分子における、ポリオキシアルキレン基Bの結合
量は、ポリエーテル変性シリコーン(I)一分子当りの
平均値として、ポリエーテル変性シリコーン(I)の全
体質量の10.0〜70.0質量%であることが好適で
ある。これは、ポリオキシアルキレン基Bの結合量が、
ポリエーテル変性シリコーン(I)の全体質量の10.
0未満の場合には、十分な乳化を行うことが困難であ
り、同70.0質量%を超える場合には、ポリエーテル
変性シリコーン(I)自体の本温感組成物における含有
量にもよるが、本温感組成物を、必要以上に増粘させて
しまう傾向が認められる。
【0019】上記のように、ポリエーテル変性シリコー
ン(I)における結合数mは、30〜1000の整数で
あり、nは、1〜40の整数である。これは、mが30
未満である場合には、形成される乳化物の乳化安定性に
劣り、また、mが1000を超え、または、nが40を
超える場合には、乳化物にべたつきを伴う傾向が認めら
れる。
【0020】また、ポリエーテル変性シリコーン(I)
は、親油性の傾向が認められるもの、具体的には、HL
Bが10以下であることが好適である。HLBが10を
超えるものを用いると、乳化安定性は良好であるが、乳
化粒子径が小さくなりすぎ(5μm 以下となる場合が多
い)、これを用いた本温感組成物は、肌上での十分なの
びが認められなくなる傾向がある。本温感組成物におけ
るポリエーテル変性シリコーン(I)のHLBを10以
下とすることにより、乳化粒子径が10〜50μm 程度
となるが、このような大乳化粒子径であるにもかかわら
ず、乳化安定性に優れ、かつ、大乳化粒子径であるため
に、これを用いた本温感組成物は、肌上での十分なのび
が認められる。
【0021】本温感組成物におけるポリエーテル変性シ
リコーン(I)の含有量は、組成物に対して0.1〜
5.0質量%が好適である。この含有量が、組成物に対
して0.1質量%未満では、肌に対して良好な感触を与
えることができる量の油分を、十分に油分を乳化するこ
とが困難であり、同5.0質量%を超えて含有させる
と、べたつきが生じる傾向が認められる。
【0022】本温感組成物に含有させることができる油
分は、特に限定されず、通常、化粧料等の外用組成物に
用いることができる油分であれば、特に制限なく用いる
ことができる。
【0023】例えば、アジピン酸ジイソブチル、アジピ
ン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、アジピン酸ジ−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ
−2−ヘプチルウンデシル、イソステアリン酸イソステ
アリル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリ
ン酸エチル、イソステアリン酸オクチルドデシル、イソ
ステアリン酸ブチル、イソステアリン酸ヘキシル、イソ
ステアリン酸2−ヘキシルデシル、イソノナン酸イソデ
シル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリ
デシル、イソノナン酸−2−エチルヘキシル、イソパル
ミチン酸オクチル、2−エチルヘキサン酸イソステアリ
ル、2−エチルヘキサン酸イソステアリル、2−エチル
ヘキサン酸セトステアリル、オクタン酸イソセチル、オ
クタン酸オクチルドデシル、オレイン酸イソデシル、オ
レイン酸エチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシ
ル、カプリン酸セチル、カプリン酸モノグリセリル、コ
ハク酸ジ−2−エチルヘキシル、サリチル酸オクチル、
サリチル酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸オクチルド
デシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸エチ
ル、ステアリン酸オクチル、ダイマー酸ジイソプロピ
ル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリット、2−
エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、テトラ−2−エ
チルヘキサン酸ペンタエリスリット、トリイソステアリ
ン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロール
プロパン、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、トリ
イソパルミチン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサ
ン酸グリセリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパ
ン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、パルミ
チン酸イソステアリル、パルミチン酸イソプロピル、パ
ルミチン酸オクチル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシ
ル、ヒドロキシステアリン酸イソステアリル、ヒドロキ
システアリン酸イソセチル、ヒドロキシステアリン酸−
2−エチルヘキシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル
ドデシル、ビバリン酸イソステアリル、ビバリン酸イソ
デシル、ビバリン酸−2−オクチルドデシル、ヒマシ油
脂肪酸メチル、プロピオン酸アラキル、ミリスチン酸イ
ソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸
イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチ
ン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチ
ン酸ブチル、ミンク油脂肪酸エチル、ラウリン酸イソス
テアリル、ラウリン酸ヘキシル等のエステル油;
【0024】流動パラフィン、イソパラフィン、スクワ
ラン、スクワレン、パラフィン、パーム油、ホホバ油、
アボガド油等の炭化水素油;あるいは、メチルポリシロ
キサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテト
ラシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、オクタメ
チルシクロテトラシロキサン、デカメチルシロクロペン
タシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、メチルハ
イドロジェンポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチ
ルシクロテトラシロキサン、トリメチルシロキシケイ
酸、メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルポリ
シロキサン、ステアロキシ変性シリコーン等のシリコー
ン類等が挙げられる。
【0025】本温感組成物における油分の含有量は、
0.1〜5.0質量%が好適である。油分の含有量が、
組成物に対して0.1質量%未満では、本温感組成物に
おいて、肌への塗布時の軽さや、のびの良さが十分に認
められず、また、同5.0質量%を超えて含有させる
と、肌上において十分な温感を付与することが困難にな
る傾向がある。
【0026】また、本温感組成物における水の含有量
は、0.1〜5.0質量%が好適である。水の含有量
が、組成物に対して0.1質量%未満では、本温感組成
物において、肌への塗布時の軽さや、のびの良さが十分
に認められず、肌への塗布時の軽さ、のびの良さが現れ
ず、また、同5.0質量%を超えて含有させると、肌上
において十分な温感を付与することが困難になる傾向が
ある。
【0027】本温感組成物には、上記の必須の成分の他
に、化粧料等の外用組成物において一般的に用いられる
他の成分を、本発明の効果を損なわない限度で含有させ
ることができる。例えば、アミノ酸、殺菌剤、消炎剤、
収斂剤、動植物エキス、ビタミン及びその誘導体、キレ
ート剤、色素、抗酸化剤、防腐剤、香料等を、必要に応
じて本温感組成物に含有させることができる。
【0028】本温感組成物は、乳化組成物がとり得る全
ての剤型で用いることができる。例えば、乳液状、クリ
ーム状、ペースト状、軟膏状等の剤型を選択することが
可能である。また、通常の化粧料としての製品形態の
他、メーククレンジングとして用いることも好適であ
る。
【0029】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0030】〔試験の内容〕乳化粒子径の確認 乳化粒子径は、顕微鏡による目視にて観察した。
【0031】乳化安定性の確認 試験品50g を、透明ガラス瓶に入れ、これを、常時5
0℃に保たれた恒温槽に入れ、1ケ月後の外観を、目視
と顕微鏡により観察して、乳化安定性を評価した。評価
基準は、下記の通りである。
【0032】<評価基準> ○:外観、状態に全く変化がない △:外観、状態に若干、変化が見られる ×:分離が見られる
【0033】使用感触の確認 試験品2gを、被験者(30名)の腕に塗布し、塗布中
の肌感触(軽さ、のびの良さ)を、以下の基準で評価し
た。
【0034】<評価基準> ◎:20人以上が肌感触がよいと答えた ○:10〜19名が肌感触がよいと答えた △:5〜9名が肌感触がよいと答えた ×:4名以下が肌感触がよいと答えた
【0035】使用中の温熱感の確認 試験品2gを、被験者(30名)の腕に塗布し、温熱感
を、特に、その持続性に重点を置いて、以下の基準で評
価した。
【0036】<評価基準> ◎:20名以上が温熱の持続感があると答えた ○:10〜19名が温熱の持続感があると答えた △:5〜9名が温熱の持続感があると答えた ×:2人以下が十分な温熱の持続感があると答えた
【0037】試験品の調製 下記第1表に示した処方の試験品を調製し、上記の試験
を行った。なお、製法は、(11)を除いて攪拌混合して、
均一な水相部を調製し、これに(11)を加えながら、ホモ
ミキサーにより撹拌混合して、試験品(温感マッサージ
剤)を調製した。試験の結果も、併せて第1表に示す。
【0038】
【表1】
【0039】*1:ポリエーテル変性シリコーン・・・
・・商品名:KF6017(HLB4.5)(信越化学
工業(株)社製) *2:ポリエーテル変性シリコーン・・・・・商品名:
SH3775M(HLB5)(東レ・ダウコーニング
(株)社製) *3:ポリエーテル変性シリコーン・・・・・商品名:
KF6011(HLB14.5)(信越化学工業(株)
社製) *4:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油・・・・・商品
名:エマレックスHC−60(HLB14)(日本エマ
ルジョン(株)社製) *5:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油・・・・・商品
名:エマレックスHC−7(HLB5)(日本エマルジ
ョン(株)社製) *6:アルキル変性カルボキシビニルポリマー・・・・
・商品名:PEMULEN TR−2( Good Ri
ch社製)
【0040】第1表から明らかなように、試験品のう
ち、本発明品(実施例1〜4)は、大乳化粒子径にもか
かわらず、乳化安定性が良好で、使用感触(肌へのの
び、軽さ)も良好であることがわかる。一方、比較品
(比較例1〜4)は、乳化安定性が良好なものは、使用
感触が悪く、また、乳化安定性が不良なものは、使用感
触が良好であるというように、安定性と使用感触が両立
しなかった。
【0041】以下、さらに、本温感組成物の処方例を、
実施例として列挙する。 〔実施例6〕 温感マッサージジェル 含有成分 含有量(質量%) (1)ポリエチレングリコール400 13.0 (2)ポリエチレングリコール6000 4.0 (3)ポリエーテル変性シリコーン 1.0 〔商品名:SH3773M(HLB8)東レ・ダウコーニング(株)社製〕 (4)ポリエーテル変性シリコーン 1.0 〔商品名:KF6012(HLB7)信越化学工業(株)社製〕 (5)活性化ゼオライト 8.0 〔ゼオラムA4(トーソー社製)平均粒径11μm〕 (6)1,3−ブチレングリコール 53.0 (7)ヘキシレングリコール 10.0 (8)イオン交換水 5.0 (9)デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 <製法>(9)を除いて攪拌混合して調製した、均一な
水相パーツに、(9)を加えながらホモミキサーにより
撹拌混合して温感マッサージジェルを得た。この例の温
感マッサージジェルは、肌へののびが良く、軽く、温感
の持続性に優れ、使用後は、つるつるなめらかで温感マ
ッサージ剤として良好なものであった。
【0042】 〔実施例7〕 温感シェービング剤 含有成分 含有量(質量%) (1)ポリエチレングリコール4000 9.0 (2)真球状シリコーン架橋粉体(粒径5μm ) 5.0 (3)1,2−ペンタンジオール 20.0 (4)グリセリン 50.9 (5)アミノプロピルジメチコン50%シリコーン溶液 7.0 〔商品名:APS−50−D5,信越化学工業(株)社製〕 (6)ポリエーテル変性シリコーン 4.0 〔商品名:KF6016(HLB4.5)信越化学工業(株)社製〕 (7)オクタメチルシクロテトラシロキサン 1.0 (8)ジメチルポリシロキサン20mPa・s 1.0 (9)香料 0.1 (10)イオン交換水 2.0 <製法>(5)(7)(8)(9)を除いて攪拌混合し
て調製した、均一な水相パーツに、(5)(7)(8)
(9)を均一にした油相パーツを添加しながら、ホモミ
キサーを撹拌混合し、温感シェービング剤を得た。得ら
れた温感シェービング剤は、肌へののびが良く、軽く、
温感の持続性に優れ、また、シェービング剤としての機
能も良好なものであった。
【0043】 〔実施例8〕 温感メーククレンジング剤 含有成分 含有量(質量%) (1)ポリエチレングリコール20000 5.0 (2)プロピレングリコール 20.0 (3)グリセリン 50.3 (4)マルチトール 5.0 (4)シリコーンビーズ(粒径200μm) 4.0 (5)ポリエーテル変性シリコーン 3.5 〔商品名:SH3772M(HLB6)東レ・ダウコーニング(株)社製〕 (6)ジメチルポリシロキサン6mPa・s 2.5 (7)デカメチルシクロペンタシロキサン 8.5 (8)イオン交感水 1.0 (9)香料 0.2 <製法>(6)(7)(9)を除いて攪拌混合して調製
した、均一な水相パーツに、(6)(7)(9)を均一
にした油相パーツを添加しながら、ホモミキサーで撹拌
混合し、温感メーククレンジング剤を得た。得られた温
感メーククレンジング剤は、肌へののびが良く、軽く、
温感の持続性に優れ、メーククレンジング剤としての機
能も良好なものであった。
【0044】
【発明の効果】本発明により、乳化安定性と使用感に優
れ、しかも、優れた温感付与効果を有する、乳化型外用
組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 W 31/047 31/047 31/7016 31/7016 47/34 47/34 47/46 47/46 Fターム(参考) 4C076 AA17 BB31 CC21 EE27Q EE51Q FF16 4C083 AA121 AA122 AC111 AC112 AC121 AC122 AC131 AC132 AD161 AD162 AD172 AD211 AD212 AD221 AD222 BB11 CC02 DD31 EE12 4C086 AA01 AA02 EA01 MA03 MA05 NA03 ZA89 ZC21 4C206 AA01 AA02 CA05 CA09 MA03 MA05 MA83 NA03 ZA89 ZC21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表されるポリエーテル
    変性シリコーン、多価アルコール、油分、および、水を
    含有し、かつ、多価アルコールの含有量が、組成物の4
    0.0質量%以上であり、水の含有量が、同0.1〜
    5.0質量%である、多価アルコール中油型外用組成
    物。 【化1】 〔式中、Aは、メチル基、フェニル基、または、ポリオ
    キシアルキレン基Bを表し、Aの少なくとも1個は、ポ
    リオキシアルキレン基Bである。Rは、メチル基、また
    は、フェニル基である。mは、30〜1000の整数で
    あり、nは、1〜40の整数である。ポリオキシアルキ
    レン基Bは、一般式 −C3 6 O(C24O)a(C36O)bR’ (式中、R’は、水素原子、アシル基、または、炭素原
    子数1〜4のアルキル基であり、aとbは、互いに同一
    でも異なってもよく、5〜50の整数である)で表され
    るポリオキシアルキレン基である〕
  2. 【請求項2】ポリエーテル変性シリコーン(I)のHL
    Bが、10.0以下である、請求項1記載の多価アルコ
    ール中油型外用組成物。
  3. 【請求項3】ポリエーテル変性シリコーン(I)の含有
    量が、組成物に対して0.1〜5.0質量%である、請
    求項1または2記載の多価アルコール中油型外用組成
    物。
  4. 【請求項4】多価アルコールが、グリセリン、ジグリセ
    リン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、
    プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
    メチロールエタン、トリメチロールプロパン、エリスリ
    トール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、グルコー
    ス、ソルビトール、マルチトール、シュークロース、ラ
    フィノース、ヘキシレングリコール、1,2−ペンタン
    ジオール、および、トレハロースからなる群から選ばれ
    る1種または2種以上の多価アルコールである、請求項
    1〜3のいずれかに記載の多価アルコール中油型外用組
    成物。
  5. 【請求項5】多価アルコール中油型外用組成物が、肌に
    外用すると温感を与える組成物である、請求項1〜4の
    いずれかに記載の多価アルコール中油型外用組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011225522A (ja) * 2010-03-31 2011-11-10 Kose Corp 多価アルコール中油型組成物
RU2472489C2 (ru) * 2007-05-15 2013-01-20 Шисейдо Компани Лтд. Композиция, содержащая везикулы, и способ ее получения
JP2018123071A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 信越化学工業株式会社 油中水型化粧料

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