JP2011225504A5 - - Google Patents
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本発明のTARC産生抑制剤の構成成分であるレスベラトロールは市販の精製品を使用しても良いが、かかる成分はブドウ科ブドウに多く含まれていることが知られており、この様な植物体からかかる成分を定法に従って抽出したものをTARC産生抑制剤としても良く、例えば、サンブライト株式会社から市販されている、「VINEATROL(登録商標)20M」を用いても良い。TARC産生抑制効果を有するためにはかかる成分を、総量で、0.2質量%〜10質量%含有することが好ましく、2質量%〜5質量%含有することがさらに好ましい。また、市販の抽出物を用いる場合、抽出物を、総量で、2質量%〜30質量%含有することが好ましく、20質量%〜25質量%含有することがさらに好ましい。
本発明のTARC産生抑制剤の構成成分であるアスタキサンチンは市販の精製品を使用しても良いが、かかる成分は鮭、イクラ、エビ、カニ、オキアミ等の魚介類、或いはヘマトコッカス藻に多く含まれていることが知られており、この様な生物からかかる成分を定法に従って抽出したものをTARC産生抑制剤としても良く、例えば、富士化学工業から市販されている、「富士化学アスタリール(登録商標)」を用いても良い。TARC産生抑制効果を有するためにはかかる成分を、総量で、0.001質量%〜1質量%含有することが好ましく、0.01〜0.1質量%含有することがさらに好ましい。また、市販の抽出物を用いる場合、抽出物を、総量で、0.1質量%〜10質量含有することが好ましく、1質量%〜5質量%含有することがさらに好ましい。
本発明のTARC産生抑制剤は、生体内において血中TARC値を低下せしめる目的で、経口投与組成物として投与することが好ましい。経口投与組成物としては、例えば、菓子やパン、麺などの一般食品、カプセル剤や、錠剤の形態をとる、健康増進の目的を有する食品群(例えば、特定保健用食品等)、顆粒剤、粉末剤、カプセル剤や、錠剤の形態をとる、経口投与医薬品等が例示でき、それぞれの製剤で許容される任意成分を含有することができる。この様な任意成分としては、食品であれば、塩、砂糖、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、酢等の調味成分、着色成分、フレーバー等の矯臭成分、増粘剤、乳化・分散剤、保存料、安定剤等が好適に例示でき、健康増進の目的を有する食品群や医薬であれば、結晶セルロース、乳糖等の賦形剤、アラビヤガムやヒドロキシプロピルセルロース等の結合剤、クロスカルメロースナトリウム、デンプン等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤、矯味、矯臭剤、着色剤、各種ビタミン類等が好ましく例示できる。これらを常法に従って処理することにより、本発明の経口投与組成物を製造することができる。斯くして得られた、本発明の経口投与組成物は、それを飲用することにより、血中TARC値の抑制作用に優れた効果を有する。この様な作用を発揮させるためには、前記植物の抽出物を総量で、1日あたり10〜100000mg、あるいは前記各成分を総量で、1日あたり1〜500mgを1回又は数回に分けて飲用することが好ましい。
<実施例1>TARC産生抑制試験
ヒト皮膚由来表皮細胞株HaCaT cellを用いてTARC産生量の測定を実施した。10容量%牛胎児血清(GIBCO社製)を含むDMEM培地(GIBCO社製)に細胞を懸濁し、6ウェル培養プレートに0.5×10 6 の細胞数を播種し、CO 2 インキュベーター(95容量%空気、5容量%二酸化炭素)内、37℃の条件下で48時間培養した。その後、インターフェロン−γを終濃度10ng/ml、TNF−αを終濃度10ng/ml含有し、牛胎児血清を含まないDMEM培地に交換し、同時にジメチルスルホキ
シドにて懸濁した各成分を終濃度が0.5〜10μMとなるように添加し、さらに24時間培養した。培養上清を回収し、Quantakine Human TARC(R&D
systems社製)を用いてTARCを定量した(n=6)。結果は培地のみをコントロールとしたときの、コントロールに対する比で表した。
ヒト皮膚由来表皮細胞株HaCaT cellを用いてTARC産生量の測定を実施した。10容量%牛胎児血清(GIBCO社製)を含むDMEM培地(GIBCO社製)に細胞を懸濁し、6ウェル培養プレートに0.5×10 6 の細胞数を播種し、CO 2 インキュベーター(95容量%空気、5容量%二酸化炭素)内、37℃の条件下で48時間培養した。その後、インターフェロン−γを終濃度10ng/ml、TNF−αを終濃度10ng/ml含有し、牛胎児血清を含まないDMEM培地に交換し、同時にジメチルスルホキ
シドにて懸濁した各成分を終濃度が0.5〜10μMとなるように添加し、さらに24時間培養した。培養上清を回収し、Quantakine Human TARC(R&D
systems社製)を用いてTARCを定量した(n=6)。結果は培地のみをコントロールとしたときの、コントロールに対する比で表した。
<実施例2〜25>
以下の表2に示す処方に従って、実施例2〜25として、本願発明の経口投与組成物を作製した。即ち、処方成分を10質量部の水と共に転動相造粒(不二パウダル株式会社製「ニューマルメライザー」)し、打錠して錠剤状の経口投与組成物を得た。本願発明の経口投与組成物は、血中TARC値の抑制作用に優れた効果を示していた。
以下の表2に示す処方に従って、実施例2〜25として、本願発明の経口投与組成物を作製した。即ち、処方成分を10質量部の水と共に転動相造粒(不二パウダル株式会社製「ニューマルメライザー」)し、打錠して錠剤状の経口投与組成物を得た。本願発明の経口投与組成物は、血中TARC値の抑制作用に優れた効果を示していた。
Claims (1)
- 次に示す成分の1種又は2種以上から選択されることを特徴とする、TARC産生抑制剤。
(成分)エピカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン−3−O−(3−O−メチル)ガレート、リコカルコンA、ペドゥンクラジン、ルゴシンC、カスアリクチン、イソストリクチニン、ストリクチニン、ルテオリン、レスベラトロール、リポテイコ酸及び/又はその塩、クルクミン、オイゲノール、ナリンギン、6−ショウガオール、L−カルニチン、L−アスコルビン酸及び/又はその誘導体、アスタキサンチン、β−カロテン、オキシ脂肪酸
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010099391A JP5688233B2 (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | Tarc産生抑制剤 |
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JP2010099391A JP5688233B2 (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | Tarc産生抑制剤 |
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JP2001048799A (ja) * | 1999-08-12 | 2001-02-20 | Taiyo Kagaku Co Ltd | ダニアレルギー治療剤 |
RU2423139C2 (ru) * | 2005-02-25 | 2011-07-10 | Иффикас, Инк. | КОМПОЗИЦИИ, СОДЕРЖАЩИЕ Actinidia, И СПОСОБЫ ИХ ПРИМЕНЕНИЯ |
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2010
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