JP2011225157A - 車両側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピラー部とロッカ部のアウタリインフォースを一体成形したときに、ピラー部とロッカ部との結合部の剛性を向上させることができる車両側部構造を得る。
【解決手段】アウタリインフォース40は、ロッカアウタ46とピラーアウタ44とで一体に形成されており、ピラーアウタ44の下方側のロッカアウタ46とロッカインナパネル26との間は開断面構造となっている。ロッカインナパネル26の車両外側面には、略三角形状の第1の補強部材50が結合点53A、53B、53Cで結合されている。ピラーアウタ44の車両内側には第2の補強部材54が配設されており、その下端部54Aが第1の補強部材50の頂部50Dに連結され、その上端部54Bがピラーアウタ44の外側壁44Aの稜線45A付近に連結されている。第2の補強部材54は、第1の補強部材50の頂部50Dから略三角形の一辺の延長線に沿った方向に斜めに配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両側部構造に関する。
下記特許文献1には、車両上下方向に沿って配置されるセンターピラー部とその車両下方側に車両前後方向に沿って配置されるロッカ部のアウタリインフォース部材を一体成形した構造が開示されている。
特開2003−127899号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、センターピラー部とロッカ部との結合部の上面が開断面となり、結合部の剛性が低下する。また、ピラーインナも廃止した場合、ロッカインナの上部も開断面となり、更に結合部の剛性が低下する。
本発明は上記事実を考慮し、ピラー部とロッカ部のアウタリインフォースを一体成形したときに、ピラー部とロッカ部との結合部の剛性を向上させることができる車両側部構造を得ることが目的である。
ピラー部は、走行中のタイヤからの外力や振動などにより、車両前後および車両幅方向内外に倒れるように微小弾性変形を生じている。発明者の種々の実験検討の結果、特に重要なのは、土台となるプラットフォームにつながるロッカ部とピラー部との結合部である。この結合部を補強することにより、車体剛性を効果的に改善できることが判明した。
請求項1の発明に係る車両側部構造は、車両上下方向に沿って配置されるピラー部及び前記ピラー部の車両下方側に車両前後方向に沿って配置されるロッカ部の車両幅方向外側に配置されるアウタ部材として一体成形によって構成されたアウタリインフォースと、前記アウタリインフォースにおける前記ロッカ部の車両幅方向内側に車両前後方向に沿って設けられ、前記アウタリインフォースにおける前記ピラー部との間が開断面構造とされたロッカインナと、車両上下方向の下部側が前記アウタリインフォースと前記ロッカインナとの間に配置され、車両側面視で前記ロッカインナの上端部に結合される結合点と、前記ロッカインナの下端部に車両前後方向の2箇所で結合される結合点とを結んだ形状が三角形状とされると共に、車両上下方向の上端部が前記アウタリインフォースの外側壁と結合される補強部材と、を有するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両側部構造において、前記ロッカインナと結合される前記補強部材の下部側が、車両側面視で車両下方側を底辺とする三角形状に形成されているものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造において、前記アウタリインフォースは、前記外側壁の車両前後方向両側の稜線から車両幅方向内側に屈曲されて形成されており、車両側面視で前記補強部材の上端部と前記アウタリインフォースの外側壁との結合部は、前記ロッカインナの上端部に結合される結合点と、前記ロッカインナの下端部に2箇所で結合される結合点と、を結んだ三角形の一辺の延長線に沿った方向の前記外側壁の一方の前記稜線の近傍に配置されているものである。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造において、前記アウタリインフォースは、前記外側壁の車両前後方向両側の稜線から車両幅方向内側に屈曲されて形成されており、前記補強部材の上端部と前記アウタリインフォースの外側壁との結合部は、前記外側壁の車両前後方向両側の前記稜線の近傍に配置されているものである。
請求項5の発明は、請求項3に記載の車両側部構造において、前記補強部材の上端部と前記アウタリインフォースの外側壁との結合部は、前記外側壁の車両前後方向両側の前記稜線の近傍に配置されているものである。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の車両側部構造において、前記補強部材は、車両下部側に配置され、前記ロッカインナの上端部に結合されると共に、前記ロッカインナの下端部に2箇所で結合される第1の補強部材と、前記第1の補強部材の車両上部側に配置され、前記第1の補強部材と結合されると共に、上端部が前記アウタリインフォースの外側壁と結合される第2の補強部材と、で構成されているものである。
請求項7の発明は、請求項6に記載の車両側部構造において、前記第2の補強部材にシートベルト装置のリトラクタが取り付けられているものである。
請求項1記載の本発明によれば、ピラー部とロッカ部のアウタ部材として一体成形によって構成されたアウタリインフォースが配置され、アウタリインフォースにおけるロッカ部の車両幅方向内側にロッカインナが配置されており、アウタリインフォースにおけるピラー部とロッカインナとの間が開断面構造とされている。また、補強部材の車両上下方向の下部側がアウタリインフォースとロッカインナとの間に配置され、車両側面視でロッカインナの上端部に結合される結合点と、ロッカインナの下端部に車両前後方向の2箇所で結合される結合点とを結んだ形状が三角形状とされると共に、補強部材の上端部がアウタリインフォースの外側壁と結合されている。すなわち、補強部材の下部側がロッカインナの上端部の結合点とロッカインナの下端部の2箇所の三角形状の結合点で結合されることで、ピラー部に車両前後方向の曲げ入力が加わった際に、開断面構造となったロッカインナの上面の変形が抑制される。また、補強部材の上端部がアウタリインフォースの外側壁と結合されており、ピラー部の開断面部分の断面崩れが抑制される。これらによって、ピラー部とロッカ部の結合部の剛性を向上させることができる。また、補強部材の上端部がアウタリインフォースの外側壁と結合されていることで、ピラー部とロッカ部の結合部の車両幅方向の剛性を向上させることができる。
請求項2記載の本発明によれば、ロッカインナと結合される補強部材の下部側を車両側面視で車両下方側を底辺とする三角形状に形成することで、補強部材の下部側を無駄のない形状で形成することができ、軽量化が可能である。
請求項3記載の本発明によれば、車両側面視で補強部材の上端部とアウタリインフォースの外側壁との結合部は、補強部材のロッカインナの上端部との結合点とロッカインナの下端部の2箇所の結合点とを結んだ三角形の一辺の延長線に沿った方向のアウタリインフォースの外側壁の稜線の近傍に配置されている。この補強部材によって、変形を抑える所を最小限とし、直線的に結合点を配置することで、効率的にピラー部とロッカ部の結合部の剛性を向上させることができる。
請求項4記載の本発明によれば、補強部材の上端部とアウタリインフォースの外側壁との結合部を外側壁の車両前後方向両側の稜線の近傍に配置することで、ピラー部の前後両方向の変形を効率的に抑制することができる。
請求項5記載の本発明によれば、補強部材の上端部とアウタリインフォースの外側壁との結合部を外側壁の車両前後方向両側の稜線の近傍に配置することで、ピラー部の前後両方向の変形を効率的に抑制することができる。
請求項6記載の本発明によれば、車両下部側に配置される第1の補強部材と、第1の補強部材の車両上部側に配置される第2の補強部材とを用いることで、アウタリインフォース及びロッカインナへの組み付けが容易となると共に、結合点の位置精度が向上する。
請求項7記載の本発明によれば、第2の補強部材にシートベルトのリトラクタが取り付けられており、部品点数を削減できると共に、リトラクタが作動したときにリトラクタに入る荷重を第1の補強部材を介してロッカインナに分担させることで、リトラクタの取付強度を向上させることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両側部構造は、ピラー部とロッカ部のアウタリインフォースを一体成形したときに、ピラーとロッカとの結合部の剛性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両側部構造は、補強部材の下部側を最短形状で形成することができ、軽量化が可能であるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両側部構造は、直線的に結合点を配置することで、効率的にピラー部とロッカ部の結合部の剛性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両側部構造は、ピラー部の前後両方向の変形を効率的に抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両側部構造は、ピラー部の前後両方向の変形を効率的に抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車両側部構造は、第1の補強部材と第2の補強部材のアウタリインフォース及びロッカインナへの組み付けが容易となると共に、結合点の位置精度が向上するという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る車両側部構造は、部品点数を削減できると共に、リトラクタの取付強度を向上させることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両側部構造が適用されたセンターピラーとロッカとの結合部付近を車両内側から見た斜視図である。 センターピラーとロッカとの結合部付近を示す車両内側から見た側面図である。 図5中の2−2線におけるセンターピラーとロッカとの結合部付近を示す縦断面図である。 図2中の3−3線におけるセンターピラーとロッカとの結合部付近を示す断面図である。 車体側部の概略構成を示す側面図である。 第2実施形態に係る車両側部構造が適用されたセンターピラーとロッカとの結合部付近を車両内側から見た斜視図である。 第3実施形態に係る車両側部構造が適用されたフロントピラーとロッカとの結合部付近を車両内側から見た側面図である。 比較例に係る車両側部構造が適用されたセンターピラーとロッカとの結合部付近を車両内側から見た側面図である。 図8中の4−4線におけるセンターピラーとロッカとの結合部付近を示す縦断面図である。 図8に示す車両側部構造のセンターピラーに車両後方側へ倒れる方向の曲げ入力が加わったときの変形状態を示す側面図である。 (A)は比較例に係る車両側部構造のセンターピラーの変形前の状態を示す横断面図であり、(B)は図10中の5−5線におけるセンターピラーの変形後の状態を示す横断面図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る車両側部構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図5には、本実施形態の車両側部構造30が適用された自動車10(車両)の一部が模式的な側面図にて示されている。図1には、車両側部構造30が車両内側から見た斜視図で示されており、図2には、車両側部構造30が車両内側から見た側面図で示されている。また、図3には、図5の2−2線に沿った断面図が示されている。さらに、図4には、図2中の3−3線に沿った断面図が示されている。
図5に示されるように、車体側部12には、フロント側から順にフロントピラー14、センターピラー16、及びリアピラー18が配設されている。なお、フロントピラー14、センターピラー16、及びリアピラー18は、自動車10の両サイドに左右一対設けられている。センターピラー16は、車体側部12に形成されたフロントドア用開口部20A及びリアドア用開口部20Bとの間に配置され、略車両上下方向を長手方向とする車体骨格部材とされている。
センターピラー16の上端部16Aは、ルーフサイドレール部22における車体前後方向の中間部に結合されている。ルーフサイドレール部22は、車両ルーフの両サイドにおいて略車体前後方向を長手方向として配置された骨格部材とされている。また、ピラー部としてのセンターピラー16の下端部16Bは、ロッカ部としてのロッカ24における車体前後方向の中間部に結合されている。ロッカ24は、車体下部の両サイドにおいて略車体前後方向を長手方向として配置された骨格部材とされている。センターピラー16とロッカ24との結合部は略T字状に形成されている。
図1〜図3に示されるように、ロッカ24は、ロッカインナパネル26を備えている。ロッカインナパネル26は、ロッカ24の車両幅方向内側の部位を構成し、車体側部12の下端部で車体前後方向を長手方向として配置されており、車両幅方向外向きに開口された断面ハット形状とされている。すなわち、ロッカインナパネル26は、車両幅方向及び車両前後方向に沿って配置される上壁26Aと、上壁26Aの車両幅方向内側端部から車両下方に沿って配置される内側壁26Bと、内側壁26Bの下端部から車両幅方向外側に配置される下壁26Cと、上壁26Aの車両幅方向外側端部に形成される上フランジ部26Dと、下壁26Cの車両幅方向外側端部に形成される下フランジ部26Eと、を備えている。内側壁26Bの中間部には、車両上方側に対して車両下方側が車両幅方向内側に配置される段差が形成されている。ロッカインナパネル26の上フランジ部26D及び下フランジ部26Eは、車両上下方向および車両前後方向を含む面を面方向として配置されている。
ロッカインナパネル26の車両幅方向外側には、アウタリインフォース40が配置されている。また、アウタリインフォース40のさらに車両幅方向外側には、サイメンアウタ60(サイドアウタパネルともいう。)が配置されている。
アウタリインフォース40は、ロッカインナパネル26の車両幅方向外側に配置されて車両前後方向に延びるロッカアウタ46と、ロッカアウタ46の車両上方側から車両上方に向けて延びるピラーアウタ44と、を含んで1枚の鋼板から一体に形成されている。
ロッカアウタ46は、車両幅方向に沿って配置される上壁46Aと、上壁46Aの車両幅方向外側端部から車両下方に沿って配置される外側壁46Bと、外側壁46Bの下端部から車両幅方向内側に配置される下壁46Cと、上壁46Aの車両幅方向内側端部に形成される上フランジ部46Dと、下壁46Cの車両幅方向内側端部に形成される下フランジ部46Eと、を含んで構成されている。ロッカアウタ46は、ピラーアウタ44との連結部分を除き、車両幅方向内向きに開口された断面ハット形状とされている。ロッカアウタ46の上フランジ部46D及び下フランジ部46Eは、車両上下方向および車両前後方向を含む面を面方向として配置されている。
ロッカアウタ46は、上フランジ部46Dがロッカインナパネル26の上フランジ部26Dの車両幅方向外側に重ね合わされてスポット溶接により接合され、下フランジ部46Eがロッカインナパネル26の下フランジ部26Eの車両幅方向外側に重ね合わされてスポット溶接により接合されている。
一方、アウタリインフォース40のピラーアウタ44は、略車両上下方向を長手方向として配置されており、略車両前後方向および上下方向に沿った方向を面方向とした車両幅方向外側の外側壁44Aと、外側壁44Aの車両前端部から車両幅方向内側に向けて延びる前方側壁部44Bと、外側壁44Aの車両後端部から車両幅方向内側に向けて延びる後方側壁部44Cと、前方側壁部44Bの車両幅方向内側端部から車両前方側へ向けて延びる前フランジ部44Dと、後方側壁部44Cの車両幅方向内側端部から車両後方側へ向けて延びる後フランジ部44Eと、を備えている。ピラーアウタ44は、水平断面形状が車両幅方向内向きに開口された略ハット形状とされている。ピラーアウタ44は、外側壁44Aの稜線45Aで前方側壁部44Bに屈曲され、外側壁44Aの稜線45Bで後方側壁部44Cに屈曲されている。
ピラーアウタ44の下端側、即ちロッカアウタ46との接続部分付近の車両側面視形状は、ロッカアウタ46へ向かうにしたがって徐々に広がる形状とされている。以後、ピラーアウタ44の下部のロッカアウタ46へ向かうにしたがって徐々に広がっている部分を「裾野部48」と呼ぶ。
この裾野部48では、前方側壁部44B及び後方側壁部44Cは、共に車両上下方向から車両前後方向に向きを変えるように湾曲しており、前方側壁部44Bの下端側はピラーアウタ44の車両前側に位置するロッカアウタ46の上壁46Aと一体的に形成され、後方側壁部44Cの下端側はピラーアウタ44の車両後側に位置するロッカアウタ46の上壁46Aと一体的に形成されている。前方側壁部44Bと後方側壁部44Cは、車両側面視で曲率半径が異なる円弧曲面を備えており、前方側壁部44Bが後方側壁部44Cよりも滑らかな円弧曲面となるように形成されている。なお、前方側壁部44Bと後方側壁部44Cは、車両側面視で単一の曲率半径からなる円弧曲面であってもよい。
本実施形態のアウタリインフォース40は、ロッカアウタ46とピラーアウタ44との接続部分において、ロッカアウタ46の上壁46Aが設けられておらず、ロッカ内部空間とピラー内部空間とが互いに連通している。すなわち、アウタリインフォース40のロッカアウタ46の車両幅方向内側と、ロッカインナパネル26の上壁26Aの車両幅方向外側の上フランジ部26Dとの間は開断面構造とされている。また、ピラーアウタ44の前フランジ部44Dは、ピラーアウタ44の車両前側に位置するロッカアウタ46の上フランジ部46Dと一体的に形成され、後フランジ部44Eは、ピラーアウタ44の車両後側に位置するロッカアウタ46の上フランジ部46Dと一体的に形成されている。
ピラーアウタ44の下方側におけるロッカアウタ46とロッカインナパネル26との間には、略車両上下方向及び略車両前後方向に沿って補強部材としての第1の補強部材50が配設されている。第1の補強部材50は、車両側面視にて車両下方側を底辺とする略三角形状に形成されており、中央部に車両下方側を底辺とする略三角形状の開口部52を備えている。第1の補強部材50の下端部には、車両下方側に向けて延びる下フランジ部50Aが形成されており、この下フランジ部50Aがロッカアウタ46の下フランジ部46Eとロッカインナパネル26の下フランジ部26Eとの間に挟まれている。第1の補強部材50の底辺以外の外周縁には、車両幅方向外側に屈曲された折り曲げ部50Bが形成されており、第1の補強部材50の開口部52の内周縁には、車両幅方向外側に屈曲された折り曲げ部50Cが折り曲げ部50Bに対して平行に形成されている。第1の補強部材50に折り曲げ部50B、50Cを設けることで、第1の補強部材50の変形を抑制できる。なお、折り曲げ部50B、50Cに代えて、第1の補強部材50に長手方向に延びるビードを設けてもよい。
第1の補強部材50の下フランジ部50Aとロッカインナパネル26の下フランジ部26Eとは、車両前後方向の両側の2箇所の結合点53A、53Bでスポット溶接により結合され、第1の補強部材50の頂部50D(上端部)とロッカインナパネル26の上フランジ部26Dとは、1箇所の結合点53Cでスポット溶接により結合されており、これらの3箇所の結合点53A、53B、53Cを結んだ形状が略三角形状(トラス状)とされている(図2参照)。
また、第1の補強部材50の下フランジ部50Aとロッカアウタ46の下フランジ部46Eとは、所定の箇所でスポット溶接により接合されている。本実施形態では、第1の補強部材50は、鋼板のプレス成形品とされている。
図1、図2及び図4に示されるように、センターピラー16の裾野部48の内部における第1の補強部材50の車両上方側には、補強部材としての第2の補強部材54が配設されている。第2の補強部材54は、長板状部材からなり、その下端部54Aが車両下方側に向けて屈曲されて第1の補強部材50の頂部50Dに連結されており、その上端部54Bが車両上方側に向けて屈曲されてピラーアウタ44の外側壁44Aの車両前方側の稜線45A付近(前方側壁部44B付近)に連結されている。第2の補強部材54は、第1の補強部材50の頂部50Dから車両前方側に上端部54Bが斜め上方側となるように斜め方向に配置されている。第2の補強部材54の車両前方側の縁部には、車両幅方向内側に屈曲された折り曲げ部54Cが形成されている。第2の補強部材54に折り曲げ部54Cを設けることで、第2の補強部材54の変形を抑制できる。なお、折り曲げ部54Cに代えて、第2の補強部材54にビードを設けてもよい。
第2の補強部材54の下端部54Aは、第1の補強部材50の頂部50Dの車両内側面に面接触状態で配置されており、第1の補強部材50の頂部50Dの車両幅方向外側に設けられたウェルドナット56に第2の補強部材54の車両幅方向内側からボルト58を螺合させることで、第2の補強部材54の下端部54Aが第1の補強部材50の頂部50Dに締結固定されている。第2の補強部材54の上端部54Bは、ピラーアウタ44の外側壁44Aに面接触状態で配置されており、ピラーアウタ44の外側壁44Aの車両幅方向外側に設けられたウェルドナット56に第2の補強部材54の車両幅方向内側からボルト58を螺合させることで、第2の補強部材54の上端部54Bが外側壁44Aに締結固定されている。
図2に示されるように、第2の補強部材54は、車両側面視にて第1の補強部材50とロッカインナパネル26の3箇所の結合点53A、53B、53Cを結んだ略三角形の車両後方側の一辺である結合点53Bと結合点53Cとを結んだ辺の延長線55に沿った方向を長手方向として配置されている。そして、第2の補強部材54の上端部54Bをピラーアウタ44の外側壁44Aにボルト58とウェルドナット56で結合した結合点が、結合点53Bと結合点53Cとを結んだ辺の延長線55に沿った方向の外側壁44Aの稜線45A近傍に配置されている。本実施形態では、第2の補強部材54は、鋼板のプレス成形品とされている。
センターピラー16の車両後縁部は車両前縁部に比べてロッカ24に対する角度が約90°に近く、衝突等によりセンターピラー16に曲げ入力が加わったときに車両後方側へ倒れやすい。その際、第1の補強部材50をロッカインナパネル26に結合する3箇所の結合点53A、53B、53Cを結んだ形状が車両下方側を底辺とする略三角形状とされていることで、第1の補強部材50とロッカインナパネル26との結合部分が安定化し、開断面構造となったロッカインナパネル26の上壁26A(上面)がセンターピラー16の後方側壁部44C等に押されて車両下方側に変形するのが抑制されるようになっている。また、第1の補強部材50に結合された第2の補強部材54の上端部54Bがピラーアウタ44の外側壁44Aの稜線45A近傍に結合されることで、ピラーアウタ44の開断面部分の断面崩れが抑制され、センターピラー16とロッカ24との結合部の剛性を向上させるようになっている。
図1〜図3に示されるように、ロッカインナパネル26の内側壁26Bの車両幅方向内側にはフロアパネル64が配置され、フロアパネル64の車両幅方向外側端部に形成されたフランジ64Aがロッカインナパネル26の内側壁26Bにスポット溶接にて接合されている。このフロアパネル64の上部には、車両幅方向に沿って延びる断面略ハット形状とされたクロスメンバ66が配置されている。クロスメンバ66は、下端側に形成されたフランジ66Aがスポット溶接にてフロアパネル64に接合されており、車両幅方向端側に形成されたフランジ66Bがスポット溶接にてロッカインナパネル26の内側壁26Bに接合されている。なお、クロスメンバ66は、センターピラー16の車両幅方向内側に位置している。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
アウタリインフォース40のピラーアウタ44の下方側におけるロッカアウタ46とロッカインナパネル26の上フランジ部26Dとの間は開断面構造とされており、第1の補強部材50がロッカインナパネル26に結合される結合点53A、53B、53Cを結んだ形状が車両下方側を底辺とする略三角形状とされている。さらに、第1の補強部材50の頂部50Dには第2の補強部材54の下端部54Aが結合され、第2の補強部材54の上端部54Bはピラーアウタ44の外側壁44Aの稜線45A近傍に結合されている。このような車両側部構造30では、センターピラー16に車両後方側へ倒れる方向の曲げ入力が加わったときに、第1の補強部材50とロッカインナパネル26との結合点53A、53B、53Cを結んだ形状が車両下方側を底辺とする略三角形状とされることで、開断面構造となったロッカインナパネル26の上壁26A(上面)がセンターピラー16の後方側壁部44C等に押されて車両下方側に変形するのが抑制される。また、第2の補強部材54の上端部54Bがピラーアウタ44の外側壁44Aの稜線45A付近に結合されることで、ピラーアウタ44の開断面部分の断面崩れが抑制される。これらによって、センターピラー16とロッカ24との結合部の剛性を向上させることができる。
また、第2の補強部材54の下端部54Aが第1の補強部材50の頂部50Dに結合され、第2の補強部材54の上端部54Bがピラーアウタ44の外側壁44Aに結合されることで、センターピラー16とロッカ24との結合部の車両幅方向の剛性を向上させることができる。
車両側面視で第1の補強部材50は、車両下方側を底辺とする略三角形状とされ、中央部に略三角形状の開口部52を設けることで、第1の補強部材50を無駄のない最短形状で形成することができ、材料使用量を最小限に抑えて軽量化を図ることができる。
また、車両側面視で第2の補強部材54の上端部54Bをピラーアウタ44の外側壁44Aにボルト58とウェルドナット56で結合した結合点が、第1の補強部材50とロッカインナパネル26の結合点53A、53B、53Cを結んだ略三角形の車両後方側の一辺である結合点53Bと結合点53Cとを結んだ辺の延長線55に沿った方向の外側壁44Aの稜線45A付近に配置されている。すなわち、第2の補強部材54の上端部54Bと外側壁44Aとの結合点及び第1の補強部材50とロッカインナパネル26の結合点53B、53Cを直線的に配置することで、変形を抑える所を最小限とし、効率的にセンターピラー16とロッカ24との結合部の剛性を向上させることができる。
さらに、第1の補強部材50と第2の補強部材54とを別部材で構成することで、アウタリインフォース40及びロッカインナパネル26への組み付けが容易となると共に、第2の補強部材54の上端部54Bと外側壁44Aとの結合点及び第1の補強部材50とロッカインナパネル26の結合点53A、53B、53Cの位置精度が向上する。
一方、図8〜図11には、比較例に係る車両側部構造100が示されている。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8及び図9に示されるように、車両側部構造100には、センターピラー102とロッカ104とが配設されており、アウタリインフォース40のロッカアウタ46の車両幅方向内側と、ロッカインナパネル26の上壁26Aの上フランジ部26Dとの間は開断面構造とされている。この車両側部構造100では、ロッカアウタ46とロッカインナパネル26との間に第1の補強部材及び第2補強部材は設けられていない。
この車両側部構造100では、図10に示されるように、センターピラー102に車両後方側へ倒れる方向の曲げ入力が加わった際に、開断面構造となったロッカインナパネル26の上壁26Aがセンターピラー102の車両後側の壁部に押されて車両下方側に変形する可能性がある。また、図11(B)に示されるように、ピラーアウタ44の横方向の開き断面が図11(A)に示す状態から前方側壁部44Bと後方側壁部44Cが近づく方向に変形する可能性がある。このため、図10に示されるように、ピラーアウタ44が矢印C方向に倒れることにより、角変位αが大きくなる可能性がある。
これに対して、本実施形態では、図2に示されるように、第1の補強部材50がロッカインナパネル26に結合される結合点53A、53B、53Cを結んだ形状が車両下方側を底辺とする略三角形状とされ、結合点53B、53Cを結んだ辺を図10に示すセンターピラー102の倒れ方向Cと合わせている。さらに、第1の補強部材50の頂部50Dとピラーアウタ44の外側壁44Aとを繋ぐ第2の補強部材54の長手方向を図10に示すセンターピラー102の倒れ方向Cと合わせるとともに、第2の補強部材54の上端部54Bの結合点を外側壁44Aの稜線45A近傍としている。これによって、開断面部分の変形を抑える所を最小限とし、直線的な結合点の配置とすることで、効率的にセンターピラー16とロッカ24との結合部の剛性を向上させることができる。また、第2の補強部材54によってセンターピラー16とロッカ24との結合部の車両幅方向の剛性を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、第1の補強部材50と第2の補強部材54とを別部材で構成したが、これに限定されず、一体的に形成された補強部材を設けてもよい。
次に、図6を用いて、本発明に係る車両側部構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、車両側部構造70では、センターピラー16の裾野部48の内部における第1の補強部材50の車両上方側に、補強部材としての第2の補強部材72が配設されている。第2の補強部材72は、車両側面視にて車両前後方向に沿って配置された略矩形状の部材からなり、車両幅方向外側に略車両上下方向に沿って配置された縦壁部72Aと、縦壁部72Aの下端部から車両幅方向内側に屈曲された横壁部72Bと、縦壁部72Aの前端縁部と横壁部72Bの前端縁部とを繋ぐ前方側壁部72Cと、縦壁部72Aの後端縁部と横壁部72Bの後端縁部とを繋ぐ後方側壁部72Dと、横壁部72Bの車両幅方向内側端部から車両下方側に屈曲された下端壁部72Eと、を備えている。さらに、第2の補強部材72は、前方側壁部72Cと後方側壁部72Dの上縁部が車両内側に下り勾配となるように配置されており、前方側壁部72Cの上縁部から車両前方側に屈曲された前端壁部72Fと、後方側壁部72Dの上縁部から車両後方側に屈曲された後端壁部72Gと、を備えている。
第2の補強部材72の下端壁部72Eは、第1の補強部材50の頂部50Dの車両幅方向内側面に面接触状態で配置されており、下端壁部72Eの車両前後方向中央部でボルト58とウェルドナット(図示省略)により頂部50Dに締結固定されている。
第2の補強部材72の縦壁部72Aの上端部は、ピラーアウタ44の外側壁44Aに面接触状態で配置されており、縦壁部72Aの上端部の車両前後方向両側がボルト58とウェルドナット(図示省略)により外側壁44Aの稜線45A、45B近傍に締結固定されている。
第2の補強部材72の縦壁部72Aと横壁部72Bと前方側壁部72Cと後方側壁部72Dとで囲まれた凹部73には、シートベルト装置のリトラクタ76が図示しない締結具により取り付けられている。リトラクタ76の内部の軸部(図示省略)には帯状のウエビング78の一端が巻き付けられている。ウエビング78は、リトラクタ76に設けられたモータ等によって巻き取り可能とされており、例えば、通常状態でウエビング78に適度な張力を作用させたり、車両急減速時にウエビング78に巻取力を作用させて着座者を車両用シート(図示省略)に拘束したりできるようになっている。
このような車両側部構造70では、第2の補強部材72の縦壁部72Aの上端部がピラーアウタ44の外側壁44Aの稜線45A、45B付近に結合されており、センターピラー16に車両後方側へ倒れる方向の曲げ入力のみならず、車両前方側へ倒れる方向の曲げ入力が加わった際にも、開断面構造となったロッカインナパネル26の上壁26A(上面)の車両下方側への変形を抑制し、ピラーアウタ44の前後両方向の変形を効率的に抑制することができる。
また、第2の補強部材72の凹部73にリトラクタ76を取り付けることで、リトラクタ76を取り付けるための専用のブラケットを省略することができ、部品点数を削減できる。さらに、リトラクタ76が作動するときに、リトラクタ76に入る荷重を第1の補強部材50を介してロッカインナパネル26に分担させることで、リトラクタ76の取付強度を向上させることができる。
なお、本実施形態において、車両側面視で第2の補強部材72の縦壁部72Aの前側上端部を外側壁44Aの稜線45A近傍に締結固定した結合点が、第1の補強部材50とロッカインナパネル26とを結合した結合点53Bと結合点53Cとを結んだ辺の延長線に沿った方向となるように配置してもよい。さらに、車両側面視で第2の補強部材72の縦壁部72Aの後側上端部を外側壁44Aの稜線45B近傍に締結固定した結合点が、第1の補強部材50とロッカインナパネル26とを結合した結合点53Aと結合点53Cとを結んだ辺の延長線に沿った方向となるように配置してもよい。このように直線的に結合点を配置することで、効率的にピラー部とロッカ部の結合部の剛性を向上させることができる。
次に、図7を用いて、本発明に係る車両側部構造の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、本実施形態の車両側部構造80は、フロントピラー14とロッカ24(図5参照)との結合部に適用された例である。フロントピラー14とロッカ24との結合部は略L字状に形成されている。ロッカ24は、ロッカインナパネル26を備えている。フロントピラー14には、ロッカインナパネル26の車両幅方向外側にアウタリインフォース82が配置されている。アウタリインフォース82は、ロッカインナパネル26の車両幅方向外側に配置されて車両前後方向に延びるロッカアウタ46と、ロッカアウタ46の車両上方側から車両上方に向けて延びるピラーアウタ84と、を含んで1枚の鋼板から一体に形成されている。
ロッカアウタ46とロッカインナパネル26との間には、第1の補強部材50が配設されており、第1の補強部材50の車両上方側には、ピラーアウタ84の車両幅方向内側に、補強部材としての第2の補強部材86が配設されている。
第2の補強部材86は、長板状部材からなり、その下端部86Aが第1の補強部材50の頂部50Dにボルト58とウェルドナット(図示省略)により結合されており、その上端部86Bがピラーアウタ84の外側壁44Aの車両後方側の稜線45B近傍にボルト58とウェルドナット(図示省略)により結合されている。第2の補強部材86は、第1の補強部材50の頂部50Dから車両後方側に上端部86Bが斜め上方側となるように斜め方向に配置されている。
第2の補強部材86は、車両側面視にて第1の補強部材50とロッカインナパネル26の3箇所の結合点53A、53B、53Cを結んだ略三角形の車両前方側の一辺である結合点53Aと結合点53Cとを結んだ辺の延長線87に沿った方向を長手方向として配置されている。そして、第2の補強部材86の上端部86Bとピラーアウタ84の外側壁44Aとの結合点が、結合点53Aと結合点53Cとを結んだ辺の延長線87に沿った方向の外側壁44Aの稜線45B近傍に配置されている。
このような車両側部構造80では、フロントピラー14に車両前方側へ倒れる方向の曲げ入力が加わった際に、開断面構造となったロッカインナパネル26の上壁26A(上面)の車両下方側への変形が抑制される。また、第2の補強部材86の上端部86Bがピラーアウタ84の外側壁44Aの稜線45B付近に結合されることで、ピラーアウタ84の開断面部分の断面崩れが抑制される。これによって、フロントピラー14とロッカ24との結合部の剛性を向上させることができる。また、第2の補強部材86の下端部86Aが第1の補強部材50の頂部50Dに結合され、第2の補強部材86の上端部86Bがピラーアウタ84の外側壁44Aに結合されることで、フロントピラー14とロッカ24との結合部の車両幅方向の剛性を向上させることができる。
なお、第3実施形態では、第1の補強部材50と第2の補強部材86とを別部材で構成したが、これに限定されず、一体的に形成された補強部材を設けてもよい。
なお、上記第1〜第3実施形態では、第1の補強部材50を開口部52が形成された車両下方側を底辺とする略三角形状としたが、これに限定されず、例えば、第1の補強部材を略矩形状、車両下方側を切り欠いた略円形状などとしてもよい。また、第1の補強部材には開口部を設けなくてもよい。すなわち、第1の補強部材の形状は変更可能であり、第1の補強部材とロッカインナパネル26との結合点を結んだ形状を車両下方側を底辺とする略三角形状とすればよい。
10 自動車(車両)
12 車体側部
14 フロントピラー(ピラー部)
16 センターピラー(ピラー部)
24 ロッカ(ロッカ部)
26 ロッカインナパネル(ロッカインナ)
26D 上フランジ部(上端部)
26E 下フランジ部(下端部)
30 車両側部構造
40 アウタリインフォース
44 ピラーアウタ(ピラー部のアウタ部材)
44A 外側壁
45A 稜線
45B 稜線
46 ロッカアウタ(ロッカ部のアウタ部材)
50 第1の補強部材(補強部材)
53A 結合点
53B 結合点
53C 結合点
54 第2の補強部材(補強部材)
54B 上端部
55 延長線
70 車両側部構造
72 第2の補強部材
76 リトラクタ
80 車両側部構造
82 アウタリインフォース
84 ピラーアウタ(ピラー部のアウタ部材)
86 第2の補強部材(補強部材)
87 延長線

Claims (7)

  1. 車両上下方向に沿って配置されるピラー部及び前記ピラー部の車両下方側に車両前後方向に沿って配置されるロッカ部の車両幅方向外側に配置されるアウタ部材として一体成形によって構成されたアウタリインフォースと、
    前記アウタリインフォースにおける前記ロッカ部の車両幅方向内側に車両前後方向に沿って設けられ、前記アウタリインフォースにおける前記ピラー部との間が開断面構造とされたロッカインナと、
    車両上下方向の下部側が前記アウタリインフォースと前記ロッカインナとの間に配置され、車両側面視で前記ロッカインナの上端部に結合される結合点と、前記ロッカインナの下端部に車両前後方向の2箇所で結合される結合点とを結んだ形状が三角形状とされると共に、車両上下方向の上端部が前記アウタリインフォースの外側壁と結合される補強部材と、
    を有する車両側部構造。
  2. 前記ロッカインナと結合される前記補強部材の下部側が、車両側面視で車両下方側を底辺とする三角形状に形成されている請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記アウタリインフォースは、前記外側壁の車両前後方向両側の稜線から車両幅方向内側に屈曲されて形成されており、
    車両側面視で前記補強部材の上端部と前記アウタリインフォースの外側壁との結合部は、前記ロッカインナの上端部に結合される結合点と、前記ロッカインナの下端部に2箇所で結合される結合点と、を結んだ三角形の一辺の延長線に沿った方向の前記外側壁の一方の前記稜線の近傍に配置されている請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造。
  4. 前記アウタリインフォースは、前記外側壁の車両前後方向両側の稜線から車両幅方向内側に屈曲されて形成されており、
    前記補強部材の上端部と前記アウタリインフォースの外側壁との結合部は、前記外側壁の車両前後方向両側の前記稜線の近傍に配置されている請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造。
  5. 前記補強部材の上端部と前記アウタリインフォースの外側壁との結合部は、前記外側壁の車両前後方向両側の前記稜線の近傍に配置されている請求項3に記載の車両側部構造。
  6. 前記補強部材は、
    車両下部側に配置され、前記ロッカインナの上端部に結合されると共に、前記ロッカインナの下端部に2箇所で結合される第1の補強部材と、
    前記第1の補強部材の車両上部側に配置され、前記第1の補強部材と結合されると共に、上端部が前記アウタリインフォースの外側壁と結合される第2の補強部材と、で構成されている請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の車両側部構造。
  7. 前記第2の補強部材にシートベルト装置のリトラクタが取り付けられている請求項6に記載の車両側部構造。
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