JP2011224175A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特別遊技制御手段68は、メダル払出し枚数がN1になるまで特別遊技を継続する。役抽選手段61は、特別遊技中に連続演出を出力する契機となる小役1を含めて役の抽選を行う。サブ制御手段70は、特別遊技中に小役1に当選し、連続演出の出力条件を満たしたときは、連続演出中のメダル払出し枚数がN2になるまで連続演出を継続する。特別遊技の終了条件と連続演出の終了条件とから、特別遊技の終了時までに連続演出が終了するか否かを判断し、特別遊技の終了時までに連続演出が終了すると判断したときは特別遊技の終了時にフリーズ動作を行い、特別遊技の終了時までに連続演出が終了しないと判断したときは、特別遊技の終了時にはフリーズ動作を行わない。
【選択図】図1
Description
また、メダル払出し枚数が165枚と345枚で終了する2つの特別遊技を設け、特別遊技の終了時にはフリーズを行うとともに、345枚の払出しで終了する特別遊技では、165枚に到達したときにもフリーズを行うものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、特別遊技中にAT遊技に当選したか否か等を報知するために、特別遊技中に、複数遊技にわたる連続演出を出力することが挙げられる。この連続演出は、例えば主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決し、AT遊技に当選していれば主人公キャラクタが勝利する等の演出を出力するものである。
このような場合に、連続演出を一旦中断し、特別遊技の終了演出に切り換えたりすると、連続演出の流れを断ち切ることとなってしまい、連出の流れが悪くなるという問題がある。
請求項1の発明は、遊技を行うときに遊技者が操作する操作スイッチ(ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、ストップスイッチ42)と、遊技の進行を制御するメイン制御手段(50)と、遊技中における演出の出力を制御するサブ制御手段(70)とを備え、前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に対し、演出の出力を制御するための遊技情報を送信するスロットマシン(10)であって、前記メイン制御手段は、遊技者にとって有利となる特別遊技(BB遊技)に移行するための特別役(BB)を含めて役の抽選を行う役抽選手段(61)と、前記役抽選手段で前記特別役に当選し、前記特別役が入賞したときは、前記特別遊技に移行するように制御する特別遊技制御手段(68)と、所定の条件を満たしたときに、遊技者による前記操作スイッチの操作を所定時間受け付けないフリーズ動作を行うフリーズ動作制御手段(メイン制御手段50)とを備え、前記特別遊技制御手段は、前記特別遊技に移行したときは、前記特別遊技の終了条件を満たすまで前記特別遊技を継続し、前記役抽選手段は、前記特別遊技中に、複数回の連続する遊技にわたる一連の連続演出を出力する契機となる連続演出契機役(小役1)を含めて役の抽選を行い、前記メイン制御手段は、前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選したことが条件となる連続演出の出力条件を予め定めておき、前記サブ制御手段は、前記特別遊技中に前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選し、連続演出の出力条件を満たしたときは、連続演出の終了条件を満たすまで連続演出を継続し、前記メイン制御手段は、前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選し、連続演出の出力条件を満たしたときは、前記特別遊技の終了条件と連続演出の終了条件とから、前記特別遊技の終了時までに連続演出が終了するか否かを判断し、前記特別遊技の終了時までに連続演出が終了すると判断したとき(N4≧N2)は、前記特別遊技の終了時に、所定時間T(5秒)の間、フリーズ動作を行うように設定し、前記特別遊技の終了時までに連続演出が終了しないと判断したとき(N4<N2)は、前記特別遊技の終了時には前記フリーズ動作を行わないか又は前記所定時間Tよりも短い時間のフリーズ動作を行うように設定することを特徴とする。
上記発明においては、特別遊技中に、連続演出を出力する契機となる連続演出契機役の抽選が行われる。そして、連続演出契機役に当選し、連続演出の出力条件を満たしたときは、連続演出の終了条件を満たすまで連続演出が出力される。
ここで、特別遊技の終了条件と連続演出の終了条件とから、特別遊技の終了時までに連続演出が終了するか否かが判断され、特別遊技の終了時までに連続演出が終了すると判断されたときは、特別遊技の終了時に、フリーズが行われる。
これに対し、特別遊技の終了時までに連続演出が終了しないと判断されたときは、特別遊技の終了時にはフリーズが行われないか又は短い時間のフリーズが行われる。
これにより、連続演出がとぎれることをなくす又はとぎれを最小限とし、連続演出の流れを確保することができる。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、メイン(遊技)制御手段50とサブ(演出)制御手段70とを備える。
なお、サブ制御基板は、メイン制御基板の下位に属する制御基板である。そして、メイン制御手段50とサブ制御手段70とは電気的に接続されており、メイン制御手段50からサブ制御手段70に一方向で、演出の出力に必要な信号や情報(コマンド)が送信されるように形成されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態では、いずれの遊技状態であってもメダルを3枚投入して遊技を行うように設定されており、ベットスイッチ40を操作することで、3枚のメダルが投入される。なお、これに限らず、1枚ベット用や2枚ベット用を設けてもよいのは勿論である。
また、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
さらに、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段、及び下段の3本の図柄組合せラインL1〜L3と、斜め右下がり方向及び斜め右上がり方向の2本の図柄組合せラインL4及びL5の合計5本の図柄組合せラインを有する。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
なお、これに限らず、メダルの投入枚数は、1枚又は2枚でもよい。さらに、メダル投入枚数や遊技状態等に応じて、5本の図柄組合せラインL1〜L5のうち、一部のみを有効ラインに設定してもよい。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像(後述するフリーズ中の演出画像等)、AT遊技中のストップスイッチ42の押し順等を表示するものである。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止すると、その役の入賞となり、その役に対応する枚数のメダルの払出し等が行われる。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
そして、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(すなわち、その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
なお、メイン制御手段50側で制御する遊技状態として、非RT遊技とRT遊技とを有し、サブ制御手段70側で制御する遊技状態として、非AT遊技とAT遊技(後述)とを有する。
役抽選テーブル62Aでは、BB、RB、小役1、小役2、小役3、及びリプレイの各単独当選と、BBと小役1、BBとリプレイの重複当選が設けられている。
図5において、「+」とは、(1遊技での)役の同時重複当選を意味する。例えば「BB+小役1」は、BBと小役1とが当該遊技で同時重複当選することを意味する。
なお、3種類以上の役が重複当選するように設定することも可能である。
さらに、小役3A〜小役3Cの各当選確率は、同一(1/18)に設定されている。すなわち、小役3全体の当選確率として1/6に設定されるとともに、その当選確率が3等分されて小役3A〜小役3Cの各当選確率に設定されている。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、当選役に対応するように、BB、RB、小役1、小役2、小役3、及びリプレイの各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。例えば、リプレイに当選したときは、リプレイに係る当選フラグ63aがオンとなり、それ以外の役の当選フラグ63aはオフのままである。
これに対し、特別役の当選は持ち越されるので、当該遊技で特別役に当選し、当選した特別役に係る当選フラグ63aがオンになったときは、その特別役が入賞するまでオンの状態が維持され、その特別役が入賞した時点でオフにされる。
以上のように、役の重複当選か単独当選か、非内部中か内部中かで、オンとなる当選フラグ63aの数は異なり、必ずしも1つに限られるものではない。
まず、特別役及び小役の当選フラグ63aがオンであるときは、小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御される。したがって、特別役と小役とが重複入賞することはない。
なお、特別役と小役又はリプレイの当選フラグ63aがオンであるときは、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先するように設定することも可能である。
まず、1つの当選フラグ63aがオンであるときの停止位置決定テーブル65について説明する。
BBテーブルは、BB(のみ)の当選フラグ63aがオンであるとき(非内部中遊技でBBに当選したとき、又はBBの内部中遊技で役の非当選時)に用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
RBテーブルについても上記BBテーブルと同様である。RBテーブルは、BBテーブル中、「BB」を「RB」と読み替えたものに相当する。
なお、本実施形態では、小役3A〜小役3Cの図柄の組合せは同一である。
非当選テーブルは、すべての当選フラグ63aがオフであるとき(すなわち、非内部中遊技又は特別遊技における役の非当選時)に用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。したがって、非当選テーブルは、特別役の内部中に用いられることはない。
当該遊技で特別役(BB)及び小役(小役1)若しくはリプレイに重複当選したとき、又は特別役の内部中遊技に小役若しくはリプレイに当選したときは、上述したように、小役又はリプレイを入賞させることを優先する。そして、小役又はリプレイを入賞させることができないときは、次に、特別役を入賞させるようにし、特別役も入賞させることができないときは、いずれの役も入賞しないようにリール31の停止位置が定められている。
ここで、「フリーズ」とは、(1)すべてのリール31の停止後に、次遊技に移行するためのベットスイッチ40の操作やメダル投入を受け付けない場合、(2)スタートスイッチ41が操作されたときにその操作直後からリール31の回転動作に移行せず、所定時間の経過後にリール31の回転を開始する場合、(3)少なくとも1つのストップスイッチ42について、そのストップスイッチ42が操作されてもそのストップスイッチ42に対応するリール31を停止させない(ストップスイッチ42の操作を受け付けない)場合が挙げられる。
ただし、所定の条件を満たしたときは、BB遊技の終了時にはフリーズを行わない。この点については後述する。
なお、フリーズの開始と同時に、タイマー64aによる計時を開始し、タイマーによる計時が5秒を経過した時点で、フリーズを解除するように制御する。
しかし、リール31の回転及び停止に係るフリーズについては、メイン制御手段50のリール制御手段64によって制御される。ただし、フリーズが実行されると、その旨の信号がメイン制御手段50からサブ制御手段70に送信され、フリーズ中の画像表示等についてはサブ制御手段70によって制御される。
停止図柄判断手段66は、各リール31の停止時ごとに、有効ラインに停止した図柄を判断する。また、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したか否かを判断する。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からBB遊技を開始するように制御する。
同様に、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、RBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からRB遊技を開始するように制御する。
このため、特別遊技制御手段68は、特別遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が300枚以上となったと判断したときはBB遊技の終了条件を満たすと判断し、100数以上となったと判断したときはRB遊技の終了条件を満たすと判断する。
遊技状態制御手段69は、通常遊技の非内部中遊技において特別役に当選し、当該遊技で当選した特別役が入賞しなかったときは、次遊技から、遊技状態を内部中遊技に移行するように制御する。
また、RB遊技の終了後は、通常遊技の非内部中遊技に移行するが、BB遊技の終了後は、RT遊技に移行するように制御する。
なお、RT遊技の遊技回数(100ゲーム)を消化する前に特別役に当選したときは、本実施形態ではRT遊技を終了して、内部中遊技に移行するように制御する。
一方、RBに当選・入賞してRB遊技に移行し、このRB遊技の終了後は、非RT遊技に移行するように制御する。
サブ制御手段70の演出パターン記憶手段71は、複数種類の演出パターン(後述する連続演出パターンを含む)を記憶しているものである。そして、サブ制御手段70の演出パターン選択手段72は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によって、遊技状態(非内部中/内部中、非RT遊技中/RT遊技中、通常遊技中/特別遊技中)に応じて、役の抽選結果に対応するいずれか1つの演出パターンを選択する。また、連続演出を開始する条件を満たしたときは連続演出パターンを選択する。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、サブ制御手段70は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
フリーズの開始及び終了に関する情報は、メイン制御手段50から送信されてくる。そして、フリーズ演出制御手段73は、この情報に基づいて、フリーズ中に対応する演出(画像表示等)を出力するように制御する。
特に本実施形態では、特定の小役は、小役3A〜小役3Cである。遊技者は、当該遊技で小役3A〜小役3Cのいずれに当選しているか、及びいずれかの小役3に当選していることを知った場合でも、小役3A〜小役3Cのうちどれが当選しているのかまでは、知ることができない。
本実施形態では、いずれかの小役3に1/6の確率で当選するが、いずれかの小役3の当選時には、ストップスイッチ42の押し順が合致する確率は1/3となる。このため、非AT遊技では、いずれかの小役3に当選しても、当選した小役3を入賞させることができる確率は1/3となる。よって、小役3を入賞させることができる確率は1/18となる。
なお、本実施形態のAT遊技は、BB遊技終了後の通常遊技で行われる。
なお、本実施形態では、演出制御手段70は、小役1に当選したときは、AT遊技を実行するか否かの抽選結果にかかわらず、常に、連続演出を出力するように制御する。
Nx:BB遊技でのメダル払出し枚数
N1:BB遊技の払出し枚数上限値(300枚)
Ny:連続演出中のメダル払出し枚数
N2:連続演出中のメダル払出し枚数上限値(70枚)
N3:連続演出の出力開始時点までに既にBB遊技で払い出されたメダル枚数
N4:連続演出の出力開始時点からのBB遊技の残り払出し枚数(N1−N3)
N5:BB遊技終了時における連続演出の残り払出し枚数(N2−N4)
例えば、主人公キャラクタとしてA及びBが設けられており、敵キャラクタとしてC及びDが設けられている。主人公キャラクタの強さは、例えばA>Bに設定されており、敵キャラクタの強さは、C>Dに設定されている。
そして、主人公キャラクタAと敵キャラクタCとが対決する演出、主人公キャラクタAと敵キャラクタDとが対決する演出、主人公キャラクタBと敵キャラクタCとが対決する演出、及び主人公キャラクタBと敵キャラクタDとが対決する演出、の4種類が予め設けられている。
また、主人公キャラクタAと敵キャラクタCとが対決する演出では主人公キャラクタAが勝利する確率が60%、主人公キャラクタAと敵キャラクタDとが対決する演出では主人公キャラクタAが勝利する確率が90%、主人公キャラクタBと敵キャラクタCとが対決する演出では敵キャラクタCが勝利する確率が80%、主人公キャラクタBと敵キャラクタDとが対決する演出では敵キャラクタDが勝利する確率が60%、等のように予め設定されている。
図7は、BB遊技の開始及び終了と、連続演出と、フリーズとの関係を示す図である。BBが入賞すると、次遊技からBB遊技が開始され、払出し枚数Nxが300枚(N1)以上になるまで継続される。払出し枚数Nxが300枚(N1)に到達すると、BB遊技が終了するとともに、BB遊技の終了時にフリーズ及びフリーズ演出(BB遊技終了時の演出)が行われる。そして、フリーズ及びフリーズ演出の終了後は、次遊技から、通常遊技が行われる。
図7の例では、BB遊技中に、連続演出中のメダル払出し枚数Nyが70枚(N2)以上となり、BB遊技中に連続演出が終了する例を示している。
仮に、連続演出の途中でBB遊技が終了し、上述のフリーズ及びフリーズ演出が出力されると、連続演出がフリーズ及びフリーズ演出によって途切れてしまう。よって、この場合には、BB遊技の終了時にはフリーズ及びフリーズ演出を行わないように制御する。
すなわち、
残り払出し枚数N4=N1−N3
として算出される。
なお、残り払出し枚数N4は、小役1当選時の遊技の終了時点での枚数である。したがって、当該遊技で小役1が入賞したときは、メダル払出し枚数N3には、小役1入賞時の払出し枚数が含まれる。
N4≧N2
であるときは、BB遊技中に連続演出が終了すると判断し、BB遊技の終了時に、遊技制御手段50は、フリーズを行うように制御するとともに、このフリーズ期間に合わせて、演出制御手段70は、フリーズ演出を行うように制御する。
N4<N2
であるときは、遊技制御手段50及び演出制御手段70は、BB遊技中に連続演出が終了しないと判断し、BB遊技終了時のフリーズ及びフリーズ演出を行わないように制御する。
例えば、連続演出の開始時点でのBB遊技のメダル払出し枚数N3が270枚であるとき、
N4=300−270=30枚
となり、
N4(30枚)<N2(70枚)
であるから、BB遊技の終了時には、連続演出が終了しないと判断する。
N5=N2−(N1−N3)
を算出する。
そして、
P=N5/10(Pは、小数点以下を四捨五入した整数)
を、残り連続演出の遊技回数Pに設定し、その残り遊技回数Pを消化するまで連続演出を継続する。
なお、上記式において「10」で割っているのは、1遊技あたりのメダル払出し枚数を、小役3A入賞時と同等とみなすためである。
例えば、BB遊技の終了時点における連続演出中の残りメダル払出し枚数N5が25枚であるとき、
P=25/10=2.5≒3
となる。
上記のように、「N4<N2」であるときは、BB遊技終了時は、フリーズ及びフリーズ演出を行わず、次遊技から通常遊技を開始すると同時に、連続演出を継続する。
また、BB遊技の終了時に、連続演出での残り払出し枚数N5を算出するとともに、連続演出の残り遊技回数P=N5/10を算出する。
AT遊技制御手段74は、AT遊技中は、小役3A〜小役3Cのいずれかに当選したときは、最初に操作すべきストップスイッチ42を遊技者に報知するように制御する。小役3A〜小役3Cのいずれかに当選した旨の情報は、遊技制御手段50から送信されてくるので、その当選役情報に基づいて、最初に操作すべきストップスイッチ42を特定し、そのストップスイッチ42の情報を報知する。
また、連続演出がBB遊技の終了時までに終了したときは、通常遊技の第1遊技目から、AT遊技制御手段74は、AT遊技を実行する。これに対し、BB遊技の終了後も連続演出が継続するときは、連続演出の終了時の遊技の次の遊技から、AT遊技を実行するように制御する。このため、BB遊技の終了後、通常遊技に移行した後も連続演出が継続されるときは、その連続演出中の通常遊技は、RT遊技かつ非AT遊技となる。
また、AT遊技中に特別役に当選したときは、AT遊技を終了して、内部中遊技に移行する。
図9において、BB遊技が開始されると、ステップS11で(スタートスイッチ41が操作された時に)、役抽選手段61は、役の抽選を行う。次のステップS12では、演出制御手段70は、当該遊技が連続演出中であるか否かを判断する。なお、連続演出中であるか否かを判断する場合には、例えば連続演出中にオンとなるフラグを設けておき、そのフラグのオン/オフで判断すればよい。
ステップS13では、AT遊技制御手段74は、ステップS11の役抽選の結果、小役1に当選したか否かを判断する。なお、役抽選結果は、遊技制御手段50から送信されてくる当選役の情報に基づき判断する。小役1に当選したと判断したときは、ステップS14に進み、小役1に当選していないと判断されたときはステップS18に進む。
これに対し、ステップS22でNyがN2以上でないと判断されたときはステップS24に進む。
ステップS25では、遊技制御手段50及び演出制御手段70は、当該遊技が連続演出中であるか否かを判断する。連続演出中であると判断したときは、ステップS26に進み、遊技制御手段50及び演出制御手段70は、BB遊技終了後の連続演出の遊技回数Pを算出し、その遊技回数Pをセットする。そしてステップS28に進む。
ステップS28では、BB遊技のメダル払出し枚数Nxをクリアする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
図11のステップS31において、スタートスイッチ41が操作されたと判断されると、ステップS32に進み、遊技制御手段50及び演出制御手段70は、連続演出の遊技回数Pに「1」を加算する。次にステップS33に進み、全てのリール31が停止したか否かを判断し続け、全てのリール31が停止したと判断されるとステップS34に進む。
ステップS35では、遊技制御手段50は、連続演出終了時のフリーズを実行するとともに、演出制御手段70は、このフリーズに合わせてフリーズ演出(AT遊技に当選したか否かの報知を含む)を出力するように制御する。そして、ステップS36に進み、遊技回数Pをクリアし、本フローチャートによる処理を終了する。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態では、BB遊技中に小役1に当選し、連続演出を出力するときは、連続演出中に払い出されたメダル枚数NyがN2(70枚)に到達するまで行った。
これに対し、第2実施形態では、連続演出を出力するときは、7遊技間行うようにしたものである。
すなわち、連続演出の終了条件を、メダル払出し枚数ではなく、遊技回数で規定した。
3枚(小役1)×1/15+6枚(小役2)×1/100+10枚(小役3A)×1/1.1+10枚(小役3B)×1/300+10枚(小役3C)×1/300
≒9.42(枚)
となる。
なお、小役1、小役2及び小役3A当選時の入賞率を100%とし、小役3B及び小役3C当選時の入賞率を1/3として計算した。
N6=7×9.42=65.94≒66(枚)
となる。
そして、連続演出の出力開始時点からのBB遊技の残り払出し枚数N4と、期待値N6とを対比し、
N4≧N6
であるときは、BB遊技中に連続演出が終了すると判断し、BB遊技の終了時にフリーズ及びフリーズ演出を行う。
N4<N6
であるときは、BB遊技中に連続演出は終了しないと判断し、BB遊技終了時のフリーズ及びフリーズ演出を行わないように制御する。このように、連続演出を遊技回数で規定することも可能である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、BB遊技中に連続演出を開始する例を示しているが、第3実施形態では、RB遊技中に連続演出を開始するようにしたものである。
すなわち、連続演出は、BB遊技中に限らず、RB遊技やMB遊技等の種々の特別遊技で出力することができる。
なお、第1実施形態のRB遊技は、メダル払出し枚数が100枚以上となったときに終了するが、第3実施形態では、役の入賞回数が8回又は遊技回数が12回に到達するまで継続される。
ここで、RB遊技において、役の入賞回数が5回以下かつ遊技回数が9回以下の場合に小役1に当選したときは、RB遊技中に連続演出(3遊技)を出力することが可能である。したがって、この場合には、RB遊技中に連続演出を出力するとともに、RB遊技終了時に、第1実施形態のBB遊技終了時と同様の(例えば5秒間の)フリーズ及びフリーズ演出を出力するように制御する。
(1)BB遊技中に小役1に当選したときは、常に連続演出を出力するようにした。しかし、これに限らず、小役1に当選したときは、連続演出を出力するか否かの抽選(例えば、ソフトウエア乱数を用いた抽選であって、60%の確率で当選する抽選等)を行い、この抽選に当選したときに限って連続演出を出力するように制御してもよい。
そして、AT遊技を実行するか否かの抽選で非当選であるときは、AT遊技の実行に関する演出を何も出力しないか、又はBB遊技の終了時にその旨を遊技者に報知する。一方、AT遊技を実行するか否かの抽選に当選したときは、BB遊技の終了時にその旨を遊技者に報知する。
(5)BB遊技中のメダル払出し枚数の上限値(N1)、連続演出中のメダル払出し枚数の上限値(N2)、フリーズ時間T等は、本実施形態で示した値に限定されるものではない。
P=N5/10
として算出した。
しかし、これに限らず、例えば、BB遊技中の1遊技あたりのメダル払出し枚数期待値である「9.42」をN5で割って算出してもよい。
すなわち、
P=N5/9.42
としてもよい。
このように、遊技回数Pを算出する際の計算としては、連続演出の遊技回数が、BB遊技中に連続演出が終了したときの遊技回数とほぼ同等となるような計算であれば、本実施形態で示した計算式に限定されるものではない。
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
50 遊技(メイン)制御手段
61 役抽選手段
62(62A〜62D) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
64a タイマー
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 遊技状態制御手段
69a RTフラグ
70 演出(サブ)制御手段
71 演出パターン記憶手段
72 演出パターン選択手段
73 フリーズ演出制御手段
74 AT遊技制御手段
L1〜L5 有効ライン(図柄組合せライン)
Claims (7)
- 遊技を行うときに遊技者が操作する操作スイッチと、
遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
遊技中における演出の出力を制御するサブ制御手段と
を備え、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に対し、演出の出力を制御するための遊技情報を送信するスロットマシンであって、
前記メイン制御手段は、
遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役を含めて役の抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段で前記特別役に当選し、前記特別役が入賞したときは、前記特別遊技に移行するように制御する特別遊技制御手段と、
所定の条件を満たしたときに、遊技者による前記操作スイッチの操作を所定時間受け付けないフリーズ動作を行うフリーズ動作制御手段と
を備え、
前記特別遊技制御手段は、前記特別遊技に移行したときは、前記特別遊技の終了条件を満たすまで前記特別遊技を継続し、
前記役抽選手段は、前記特別遊技中に、複数回の連続する遊技にわたる一連の連続演出を出力する契機となる連続演出契機役を含めて役の抽選を行い、
前記メイン制御手段は、前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選したことが条件となる連続演出の出力条件を予め定めておき、
前記サブ制御手段は、前記特別遊技中に前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選し、連続演出の出力条件を満たしたときは、連続演出の終了条件を満たすまで連続演出を継続し、
前記メイン制御手段は、
前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選し、連続演出の出力条件を満たしたときは、前記特別遊技の終了条件と連続演出の終了条件とから、前記特別遊技の終了時までに連続演出が終了するか否かを判断し、
前記特別遊技の終了時までに連続演出が終了すると判断したときは、前記特別遊技の終了時に、所定時間Tの間、フリーズ動作を行うように設定し、
前記特別遊技の終了時までに連続演出が終了しないと判断したときは、前記特別遊技の終了時には前記フリーズ動作を行わないか又は前記所定時間Tよりも短い時間のフリーズ動作を行うように設定する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記特別遊技制御手段は、前記特別遊技中に払い出された遊技媒体数が所定数N1に到達するまで前記特別遊技を継続し、
前記サブ制御手段は、連続演出の出力開始後の遊技媒体の払出し枚数が所定数N2になるか又は前記特別遊技の終了後も連続演出が出力される場合にあっては前記特別遊技の終了後の前記連続演出の終了条件を満たすまで連続演出を継続し、
前記メイン制御手段は、前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選し、連続演出の出力条件を満たしたときは、前記所定数N1と、前記連続演出開始時の前記特別遊技中において既に払い出された遊技媒体数N3とから、前記連続演出開始時の特別遊技中の残り払出し数N4(N4=N1−N3)を算出し、
前記フリーズ動作制御手段は、
前記残り払出し数N4が前記所定数N2以上であるときは、前記特別遊技の終了時にフリーズ動作を行うように設定し、
前記残り払出し数N4が前記所定数N2未満であるときは、前記特別遊技の終了時には前記フリーズ動作を行わないか又は前記所定時間Tよりも短い時間のフリーズ動作を行うとともに、前記特別遊技の終了後に前記連続演出の終了条件を満たしたことを条件として前記フリーズ動作を行うように設定する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記メイン制御手段は、
前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選し、連続演出の出力条件を満たした場合において、前記残り払出し数N4が前記所定数N2未満であるときは、前記特別遊技の終了時における連続演出中の残り払出し数N5(N5=N2−N4)を算出し、
前記残り払出し数N5に対応する前記特別遊技の終了後の連続演出の遊技回数Pを決定し、
前記サブ制御手段は、前記特別遊技の終了時までに連続演出が終了しないときは、前記特別遊技の終了後の遊技回数が前記遊技回数Pとなるまで連続演出を継続し、
前記メイン制御手段は、前記特別遊技の終了後の遊技回数が前記遊技回数Pとなったときに前記フリーズ動作を行うように設定する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記フリーズ動作制御手段は、前記特別遊技の終了後の前記連続演出の終了条件を満たしたことを条件として、前記フリーズ動作を行うように設定する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記サブ制御手段は、前記特別遊技の終了時又は終了後における前記フリーズ動作の期間中に、前記特別遊技中に遊技者が獲得した利益に係る情報を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項5に記載のスロットマシンにおいて、
前記サブ制御手段は、
前記役抽選手段で前記連続演出契機役に当選したことを条件として、前記特別遊技の終了後の遊技状態を遊技者にとって有利な遊技状態とするか否かを決定し、
連続演出を出力する場合には、前記特別遊技の終了後の遊技状態を遊技者にとって有利な遊技状態とすることに決定したときと、有利な遊技状態としないことに決定したときとで、その連続演出の演出結末を異ならせるように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項5に記載のスロットマシンにおいて、
前記サブ制御手段は、
連続演出の出力中における前記役抽選手段による役の抽選結果又は停止表示された図柄の組合せに基づいて、前記特別遊技の終了後の遊技状態を遊技者にとって有利な遊技状態とするか否かを決定し、
連続演出を出力する場合には、前記特別遊技の終了後の遊技状態を遊技者にとって有利な遊技状態とすることに決定したときと、有利な遊技状態としないことに決定したときとで、その連続演出の演出結末を異ならせるように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。
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