JP2011220882A - コンタクトプローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】細径化による低荷重接触であっても安定した接触が得られるコンタクトプローブを提供すること
【解決手段】スプリング6によりプランジャ5を付勢してプランジャ5の先端の接点部を接続対象物の電極に押圧接触させるコンタクトプローブ3である。プランジャ5の先端部に弾性体9を介してフレキシブル配線8を配設固定し、このフレキシブル配線8の表面の薄膜導体を接点部とした。
【選択図】図2B

Description

本発明は、プローブタイプのコンタクト(ここでは「コンタクトプローブ」と呼ぶ)、そのコンタクトプローブを有する電気接続部材、およびそのコンタクトプローブの製造方法に関する。
この種の電気接続部材における昨今の狭ピッチ化の流れにしたがい、コンタクトプローブの細径化が進んでいる。また、コンタクトプロ−ブの先端形状は、ニードル型、フラット型、半球型と多様化しており、接続対象物の電極に対する安定接触実現に向けて工夫されている。
従来、ICパッケージの各種テストに使用されるコネクタ装置として、プローブタイプのコンタクトを有するものが知られている(特許文献1参照)。そのコンタクトを、図13を用いてここで簡単に説明する。
図13において、コンタクト301は、中空の筒状本体302と、筒状本体302の両端部に滑動可能に挿着された一対の可動プランジャー303,304と、可動プランジャー303,304間に押圧するように配置されたばね部材305とを有し、ばね部材305が可動プランジャー303,304の端部に作用して可動プランジャー303,304に荷重を作用させる。可動プランジャー303,304の先端には接点となる突起部を形成している。ばね部材305としてはコイルスプリングを用いている。
特開2004−179066号公報
しかし、コンタクトプローブの細径化に伴い、使用しているコイルスプリングも小径化されるため、大きな反力を得ることが難しくなっている。そのため、コンタクトプロ−ブの先端形状がニードル型、フラット型、半球型のいずれの形状であっても、ミクロ的には点接触になることが避けられず、したがって接続抵抗の低減が困難である。また、プローブの位置や姿勢によって接触状態が時々刻々変動するため、不確実性が高まり、安定性に欠ける。
上述したように、電気接続部材のコンタクトプローブを細径化、狭ピッチ化すると、先端の接点部が低荷重の点接触になり、接触安定性に欠けるという問題が生じる。
それ故に本発明の課題は、細径化による低荷重接触であっても安定した接触が得られるコンタクトプローブ、そのコンタクトプローブを有する電気接続部材、およびそのコンタクトプローブの製造方法を提供することにある。
本発明の一態様によれば、スプリングによりプランジャを付勢して該プランジャの先端の接点部を接続対象物の電極に押圧接触させるコンタクトプローブにおいて、前記プランジャは先端部に弾性体を介して配設固定したフレキシブル配線を有し、該フレキシブル配線の表面の薄膜導体を前記接点部としたことを特徴とするコンタクトプローブが得られる。
前記コンタクトプローブにおいて、前記コンタクトプローブは、筒状のバレルを有し、該バレルに前記プランジャが先端部を突出させた状態で軸方向に摺動可能に収容保持されており、前記バレル内に収容された前記スプリングにより前記プランジャを突出方向にバネ付勢していてもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記プランジャを1対有し、該1対のプランジャは前記バレルの両端にそれぞれ収容保持されており、前記スプリングは前記1対のプランジャ間に配置されていてもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記プランジャは先端部に設けた圧入穴に圧入保持されたボタンを有し、該ボタンの先端面に前記弾性体を介して前記フレキシブル配線が配設固定されており、更に前記フレキシブル配線は前記ボタンの前記圧入部分にまで延び、前記圧入穴との間に挟み込まれて固定されていてもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記プランジャと前記バレルは金属製で前記プランジャの収納保持部分で互いに接触導通しており、前記プランジャと前記フレキシブル配線の薄膜導体とは前記圧入部分で互いに接触導通していてもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記スプリングはコイルスプリングであり、前記プランジャは筒状であり、その先端側筒部が前記圧入穴を形成しており、前記1対のプランジャの前記フレキシブル配線は、前記プランジャの筒部内および前記バレル内の前記スプリングの内径部内に挿通されたフレキシブル配線を介して一体形成されていてもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記バレルは、前記プランジャの外周部に形成した係合部に係合し、前記プランジャを抜け止め保持するストッパを有してもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記係合部は前記プランジャの外周部に設けた軸方向に長い細径部であり、前記ストッパは前記バレルの筒部内方に突出するように形成した括れ部であり、該括れ部を前記細径部に嵌め込むことで前記プランジャが前記バレルに摺動可能に抜け止め保持されていてもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記係合部は、前記プランジャの外周面に圧入嵌めしたリング状のホルダであり、該ホルダ部分が前記バレルの筒部内に摺動可能に収納されており、前記ストッパは前記バレルの端部に設けた係合片であり、該係合片を前記ホルダの先端側端縁に係合させることで前記プランジャが抜け止め保持されていてもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記プランジャを1対有し、該1対のプランジャはいずれもモールド材料からなり、前記1対のプランジャが前記スプリングの両端に埋設固定されており、前記フレキシブル配線が前記1対のプランジャの各々の先端部に弾性体を介して配設固定されており、前記フレキシブル配線は、前記プランジャ内に延びて埋設固定され、更に、前記スプリングはコイルスプリングであり、前記コイルスプリングの内径部内に挿通されて一体形成されていてもよい。
前記コンタクトプローブにおいて、前記モールド材料はネガ型感光性レジスト材料からなってもよい。
本発明の他の態様によれば、ハウジングに設けた複数のコンタクトプローブ保持穴に、上述したようなコンタクトプローブをそれぞれ前記プランジャの先端部が突出するようにして収容保持してなることを特徴とする電気接続部材が得られる。
本発明のさらに他の態様によれば、上述したようなコンタクトプローブの外形形状を有するモールド型の凹み部内に、前記コンタクトプローブの形状に合わせて一対の前記弾性体と前記コイルスプリングと該コイルスプリングの内径部内に挿通した前記フレキシブル配線を収納配置し、ネガ型感光性材料を注入する工程と、前記プランジャの形成部以外の部分をマスクで遮光し、前記ネガ型感光性材料を露光する工程と、前記ネガ型感光性材料を現像し、前記プランジャ形成部以外の部分の前記ネガ型感光性材料を除去するとともに、前記プランジャ形成部の前記ネガ型感光性材料を硬化し前記プランジャを形成する工程と、を含むことを特徴とするコンタクトプローブの製造方法が得られる。
本発明によれば、細径化による低荷重接触であっても安定した接触が得られるコンタクトプローブ、そのコンタクトプローブを有する電気接続部材、およびそのコンタクトプローブの製造方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電気接続部材の斜視図。 図1の電気接続部材に含まれたコンタクトプローブの斜視図。 図2Aのコンタクトプローブの縦断面図。 コンタクトプローブの中間部のみを示す図2Bの拡大図。 コンタクトプローブの先端部のみを示す図2Bの拡大図。 コンタクトプローブの比較例を示す斜視図。 図2Aのコンタクトプローブと図3Aのコンタクトプローブとの荷重−接続抵抗の基本特性を評価した結果を示すグラフ。 本発明の第2の実施形態に係る電気接続部材の斜視図。 図5の電気接続部材に含まれたコンタクトプローブの一部のみの斜視図。 図4Aのコンタクトプローブの一部のみの縦断面図。 本発明の第3の実施形態に係る電気接続部材の斜視図。 図7の電気接続部材に含まれたコンタクトプローブの斜視図。 図8Aのコンタクトプローブの縦断面図。 図8Aのコンタクトプローブの内部構造を示す斜視図。 図8Aに示す内部構造の異なる方向から見た一部のみの斜視図。 本発明の第4の実施形態に係る電気接続部材の概念図。 図10の電気接続部材に含まれたコンタクトプローブの斜視図。 図10の電気接続部材の製造方法を説明するための説明図。 特許文献1(特開2004−179066号公報)に開示された技術を説明するための断面図。
以下詳細に説明する。
図1〜図2Dを参照して、本発明の実施例1に係る電気接続部材を説明する。
図1は電気接続部材1の基本構成を示す。電気接続部材1は、主に、ハウジング2と所定の位置に配列された複数のコンタクトプローブ3とから構成されている。すべてのコンタクトプローブ3が、金属製のバレル4を、絶縁性のハウジング2に設けた挿通穴2aに圧入することにより、両端がハウジング2から突出した状態で保持されている。
図2Aおよび図2Bは、コンタクトプローブ3の外観斜視図および断面図をそれぞれ示す。図示のコンタクトプローブ3において、略円筒形状のバレル4の上下に金属製のプランジャ5が配設されている。上下のプランジャ5の間にはコイル状のスプリング(以下、「コイルスプリング」という)6が圧縮状態で配置されプランジャ5を外方に付勢している。
図2Cに示すように、バレル4を絞って形成したストッパ4aが、プランジャ5の細径部5bに位置してプランジャ5を抜け止している。プランジャ5は細径部5bの範囲で可動であり、バレル4に対して突没移動する。
図2Dに示すように、プランジャ5の先端には、穴5aが設けてある。フレキシブル配線8が硬質樹脂性のボタン7との間に挟まれるように凸部7aが穴5aに圧入される。ボタン7の端面7bには、フレキシブル配線8との間に弾性体として介在するゴム9が形成されている。ゴム9は例えばゴム硬度21°〜30°のシリコンゴム等よりなる。
ここで、フレキシブル配線8は、基材8aとしては、ポリイミドあるいはアラミドといった、薄膜化が可能なフィルムより形成されており、その基材8aの表面に薄膜導体8bが形成されている。薄膜導体8bの厚さは数μm程度が望ましい。また、フレキシブル配線8の薄膜導体8b、プランジャ5、バレル4の外表面は、Auなど高導電性で、耐食性の高い金属であることが望ましい。フレキシブル配線8は、ゴム9の端面を巻くようにして、ゴム9の周面、ボタン7の周面およびその凸部7aの周面に延び、凸部7aを穴5aに圧入することによりその間にフレキシブル配線8を挟み込み、その表面の薄膜導体を穴5aの内面に圧接させることでプランジャ5と導通させる。ゴム9の端面に位置するフレキシブル配線8の薄膜導体部分が被接続体の接点部8cを形成している。
上述したコンタクトプローブ3によると、フレキシブル配線8の基材8aの厚さが数μmと薄く、接点部8cの直下には、ゴム9が形成されているため、接続対象物のパッドなどの被接続体の表面凹凸に倣って、広い面積の接触を得ることができる。しかも、フレキシブル配線8がボタン7によってプランジャ5の穴5aの内周壁部に押し当てられ、かつ上下のプランジャ5同士がバレル4を介して導通しているため、導電経路のすべてが高導電性、耐腐食性の高い金属で連なることになる。したがって、上下のパッド同士の導通を良好に図ることができる。このように被接続体の表面凹凸に倣って、広い面積の接触を得ることにより、低荷重で安定した接続抵抗を呈するコンタクトプローブ3を提供できる。
なお、全高(上下のパッド間距離)の変化(伸縮)には、従来と同様にコイルスプリング6が対応することは言うまでもない。
ここで、比較例として図3に示すコンタクトプローブを用意した。図3のコンタクトプローブは、従来から知られている通常のコンタクトプローブで、バレル4に対して可動なプランジャ10の全体が硬質の金属材で作られ、かつ先端部10aを円錐型に成形されたものである。
そして、図2Aのコンタクトプローブと図3のコンタクトプローブとの荷重−接続抵抗の基本特性を評価した。その結果を図4に示す。図4のグラフにおいて、(a)が図2Aのコンタクトプローブの評価結果の近似曲線を示し、(b)が図3のコンタクトプローブの評価結果の近似曲線を示し、(c)が後述する図8Aのコンタクトプローブの評価結果の近似曲線を示す。
図4のグラフから、図3のコンタクトプローブに比べ、図2Aのコンタクトプローブでは安定時抵抗が低荷重でも低減できることがわかるであろう。ここで、安定時抵抗とは、接点部に荷重を加えて行ったときに接続抵抗が一定になる(安定する)抵抗領域をいう。
図2Aのコンタクトプローブでは、パッドの凹凸に倣って、広い面積で接触するため、小さい荷重0.02Nで抵抗が安定し、安定時の抵抗値も220mΩと小さくなる。この結果より、コンタクトプローブ1本あたりの必要荷重が小さくてすむため、図1に示すようにコンタクトプローブの多芯化展開がなされた電気接続部材1の場合に、総荷重が小さくてすみ、機構部品の小型化が図れる。
また、パッド間距離の変化には、コイルスプリング6が対応するため、荷重−変位の特性は線形性に優れる金属バネの弾性に依存し、ゴム等他の弾性体のみを使用した場合の永久歪等の影響は最小限に抑えられる。
上述ではコイルスプリング6の両側にプランジャ5を備えたダブルプランジャ型のコンタクトプローブを用いた電気接続部材について説明したが、図6Aおよび図6Bに示すように、コイルスプリング6の片側にしかプランジャ5を備えていないシングルプランジャ型のコンタクトプローブ3aを用いた図5の電気接続部材としても実施できる。図6Aおよび図6Bに示すコンタクトプローブ3aにおいては、プランジャ5を備えない端部にリード線12等が接続され、その他の構成はダブルプランジャ型の場合と全く同じ構成となる。したがって、シングルプランジャ型の場合にも、ダブルプランジャ型の場合と同等な作用・効果を奏することができる。
図7〜図9Bを参照して、本発明の実施例2に係る電気接続部材を説明する。
図7は電気接続部材101の基本構成を示す。主に、ハウジング102と所定の位置に配列された複数のコンタクトプローブ103とから構成されている。すべてのコンタクトプローブ103がハウジング102により保持されている。
図8Aおよび図8Bは、コンタクトプローブ103の外観図および断面図をそれぞれ示す。図示のコンタクトプローブ103において、バレル104は、略円筒形状を成しており、端部で切り欠かれた残肉部が内側に折り曲げられてストッパ104aを形成している。プランジャ105も円筒形状を成しており、外周にホルダ107が圧入嵌合により装着固定されている。ホルダ107は、円筒の稜線にスリット107a(図9参照)を形成したものであり、その内径はプランジャ105の外径よりも僅かに小さい。ホルダ107を拡張しながらプランジャ105に装着するため、所定位置に固定される。上下のホルダ107間にはコイルスプリング106が設置されている。ここで、図8Bおよび図9Aに示すように、フレキシブル配線108は、上下のプランジャ105およびコイルスプリング106の中に挿通されており、プランジャ105の穴105aの端部に圧入されたボタン110により、プランジャ105に第一の固定がされている。プランジャ105の内周面とボタン110の間より延出されたフレキシブル配線108は、ボタン110上に形成されたゴム109を取り巻き、図8B、図9Bに示しているように、プランジャ105の外周面に密着しながらその軸方向に延伸し、ホルダ107によりその延伸端をプランジャ105との間に挟み込むことで第二の固定がされている。さらに、場合によっては、接着剤等の補強材による固定も付加されてもよい。こうして、ホルダ107がプランジャ105に強固に固定され、ストッパ104a折り曲げ後の内径がホルダ107の外径より小さく形成されているため、プランジャ105がバレル104の中から脱落することなく、また、バレル104に対して突没可動する。
ここで、フレキシブル配線108の基材108aとしては、第1実施例に同じく、ポリイミドあるいはアラミドといった、薄膜化が可能なフィルムより形成されており、その厚さは数μm程度が望ましく、その基材108aの表面には薄膜導体108が形成されている。また、フレキシブル配線108、プランジャ105、バレル104の最外表面についても、第1実施例に同じく、Auなど高導電性で、耐腐食性の高い金属であることが望ましい。
上述したコンタクトプローブ103によると、フレキシブル配線108の基材108aの厚さは数μmと薄く、接点部108cの直下には、ゴム109が形成されているため、パッドなど被接続体の表面凹凸に倣って、広い面積で接触させることができる点は、第1の実施例に同じ。また、基材108aの厚さは数μmと薄く剛性が非常に低いため、コイルスプリング106が圧縮され、全長が短くなっても、コイルスプリング106の内部空間の中で、自在に撓むことか可能で、プランジャ105の変位に追従することができる。
一方、導電経路としては、第1実施例に同じく、フレキシブル配線108がボタン110によって、プランジャ105の内周壁部に押し当てられ、上下のプランジャ105同士が、バレル104を介して導通している経路があり、そしてもう一つ、上下のゴム109の直上の接点部108c、108c同士が一連のフレキシブル配線108で繋がっている経路が本実施例では付加される。
通常のコンタクトプローブでは、コイルスプリングを介しての導通は、そのコイル形状の導体長が長く、導体抵抗値が高くなることや、コイル成分が高速伝送性に悪影響を及ぼすことから、コイルスプリング素線に沿ったパスは期待されておらず、バレルを介しての導通が主となる。しかし、バレルとプランジヤ間の導通は、双方の姿勢によって互いの接触状態がその時々で変動するものであり、その不確実性に依存してしまう。それに対し、常時不変の導通パス(フレキシブル配線)が存在することは、コンタクトプローブ自体の導体抵抗が常に低くなり、その結果、接続抵抗低減に繋がる点、導体長の短さから高速伝送性にも有利な点が効果と考えられる。その他の効果は第1実施例に同じ。図4のグラフにおいて、(c)は図8Aのコンタクトプローブ103の荷重―接続抵抗特性の評価結果を示し、上下接点部108c、108cとこれら接点部間を繋ぐ導電経路をフレキシブル配線108で一体形成することで、図3で示す通常のコンタクトプローブは勿論、図2Aで示す第1実施例のコンタクトプローブ3よりも更に低荷重、低接続抵抗でもって被接続体との接続ができることがわかる。
図10および図11を参照して、本発明の実施例3に係る電気接続部材を説明する。
図10は電気接続部材201の基本構成を示す。主に、ハウジング202と所定の位置に配列された複数のコンタクトプローブ203とから構成されている。すべてのコンタクトプローブ203が、上下2分割されるハウジング202により保持されている。ハウジング202に設けられたコンタクト保持孔202aは、孔径が2段階に変わっていて、ハウジング202同士が合わさる側で大きくなっている。大径部には、プランジャ205のフランジ205aが、小径部には、プランジャ205が挿通できるようになっている。
コンタクトプローブ203のプランジャ205は、ネガ型の感光性レジスト材料から成り、コイルスプリング206と接続される基端部に、フランジ205aが形成されている。ゴム209とフレキシブル配線208とが接触している領域においては、フレキシブル配線208の表面(導通面)へのレジスト材料の回り込みは無い。コイルスプリング206の端部はプランジャ205の基端部(フランジ部205a)に埋設されている。プリント配線208の端部は、プランジャ205に埋設固定され、プランジャ205の一側面から外部に導出され、ゴム209の先端面を巻くようにしてプランジャ205の他側面まで配設固定されている。
上述したコンタクトプローブ203によると、ハウジング202の小径部がフランジ205aの係止部として作用し、ストッパとなる。その他の作用については、第2実施例に同じである。またこの構造は、量産に適している。
さらに図12用いて、図11に示すコンタクトプローブ203の製造方法を説明する。
まず図12(a)において、モールド211は、コンタクトプローブ203を形成するための凹み211aを有し、シリコン基板を加工した後、表面にテフロン(登録商標)コーティングを施したものである。コイルスプリング206にフレキシブル配線208を挿通した状態で、モールド211の凹み211aに収納する。その凹み211a内壁面にフレキシブル配線208が押圧されるように、凹み211aに圧入できるサイズに予め成形したゴム209をセットする。
次に、ネガ型レジスト212を微量制御しながら、凹み211aに注入する。ネガ型レジスト212を注入後の状態を図12(b)に示す。
次に、図12(c)に示すような遮光部213aがパターニングされているマスク213を位置決めしながら、図示のとおりモールド211上のコイルスプリング206の中腹部に掛かる箇所にセットする。そして、この状態でモールド211のシリコン基板の反射光も利用して、モールド211上を露光させる。
露光した後、現像することにより、遮光されていたコイルスプリング206の中腹部に掛かる箇所のネガ型レジスト212を除去する。このとき、ネガ型レジスト212のうち遮光されていなかった部分は硬化してプランジヤ205を形成する。ネガ型レジスト212を除去した状態を図12(d)に示す。
最後に、モールド211の凹み211aから取り外すことで、図11に示すコンタクトプローブ203が完成する。
上述した実施例はいずれも、コンタクトプローブの接点部で確実に面接触を実現すべく、弾性体上に極薄フレキシブル配線体を設ける構造を採用しており、低荷重で抵抗安定化が図れ、しかも安定時抵抗を低減させられる。その結果、細径化に即した小径コイルスプリングが発する反力でも使用可能となり、狭ピッチ化が実現可能となる。また変位に対する追従は金属バネが担うため、理想的なバネ特性(荷重・変位特性)および線形性が確立し、ゴムだけを弾性体として使用した場合の永久歪等の心配も不要になる。また、コンタクトプローブがいかなる姿勢をとったとしても抵抗値を安定させるため、接点となる極薄フレキシブル配線体をコイルスプリングの内部空間を挿通して延出させることで常時確実な導通パスを設けている。こうしてコイルスプリングの内部空間というデッドスペースを有効に利用しているので、省スペース化にも有効であり、さらに、導体抵抗の低減且つ安定化に有効であり、導通パス長も短いため高速伝送性にも優れるという利点をもつ。
以下に、本発明の様々な態様を付記する。
[付記1]
上下の電極あるいは電極群同士を電気的に接続する電気接続部材で、厚さ方向に荷重をかけて電気的接続を図る構成であって、
導電性円筒部材と、該導電性円筒部材の内部に収納されたコイルスプリングと、該導電性円筒部材の内側で、コイルスプリングの伸縮に応じて軸に沿って可動な導電部材と、可動な該導電部材と電気的に接続されていて片面が前記電極に接触する可撓性の配線体と、該配線体の電極に接触しない面には、弾性部材が配されていることを特徴とする電気接続部材。
[付記2]
上下の電極あるいは電極群同士を電気的に接続する電気接続部材で、厚さ方向に荷電をかけて電気的接続を図る構成であって、
一つの軸に沿って伸縮するコイルスプリングと、該コイルスプリングの一端に当接して、該コイルスプリングの伸縮に応じて進退する可動部材と、該可動部材に固定されて片面が前記電極に接触する可撓性の配線体と、該配線体の電極に接触しない面に配された弾性部材とから成り、
前記配線体がコイルスプリングの内部に挿通されていて他端近傍まで延出されていることを特徴とする電気接続部材。
[付記3]
上下の電極あるいは電極群同士を電気的に接続する電気接続部材で、厚さ方向に荷重をかけて電気的接続を図る構成の製法であって、
一つの軸に沿って伸縮するコイルスプリングと、該コイルスプリングの一端に当接して、該コイルスプリングの伸縮に応じて進退する可動部材と、該可動部材に固定されて片面が前記電極に接触する可撓性の配線体と、該配線体の電極に接触しない面に配された弾性部材とから成り、
前記配線体がコイルスプリングの内部に挿通されていて他端近傍まで延出されていることを特徴とする電気接続部材の製法。
本発明は、ICパッケージの各種テストに使用されるコネクタ装置としてのみならず、基板間を接続する電気接続部材として利用できる。
1 電気接続部材
2 ハウジング
2a コンタクト保持穴
3 コンタクトプローブ
4 バレル
4a ストッパ(括れ部)
5 プランジャ
5a 穴
5b 細径部(係合部)
6 コイルスプリング
7 ボタン
7a 凸部
8 フレキシブル配線
8a 基材
8b 薄膜導体
8c 接点部
9 ゴム(弾性体)
10 プランジャ
10a 円錐頂部
12 リード線
101 電気接続部材
102 ハウジング
102a コンタクト保持穴
103 コンタクトプローブ
104 バレル
104aストッパ(係合片)
105 プランジャ
105a 穴
106 コイルスプリング
107 ホルダ(係合部)
107a スリット
108 フレキシブル配線
108a 基材
108b 薄膜導体
108c 接点部
109 ゴム
110 ボタン
201 電気接続部材
202 ハウジング
202a コンタクト保持孔
203 コンタクトプローブ
205 プランジャ
205a フランジ
206 コイルスプリング
208 フレキシブル配線
209 ゴム
211 モールド
211a 凹み部
213 マスク
213a 遮光部
301 コンタクト
302 筒状本体
303,304 可動プランジャー
305 バネ部材

Claims (13)

  1. スプリングによりプランジャを付勢して該プランジャの先端の接点部を接続対象物の電極に押圧接触させるコンタクトプローブにおいて、前記プランジャは先端部に弾性体を介して配設固定したフレキシブル配線を有し、該フレキシブル配線の表面の薄膜導体を前記接点部としたことを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記コンタクトプローブは、筒状のバレルを有し、該バレルに前記プランジャが先端部を突出させた状態で軸方向に摺動可能に収容保持されており、前記バレル内に収容された前記スプリングにより前記プランジャを突出方向にバネ付勢していることを特徴とする、請求項1記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記プランジャを1対有し、該1対のプランジャは前記バレルの両端にそれぞれ収容保持されており、前記スプリングは前記1対のプランジャ間に配置されていることを特徴とする、請求項2記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記プランジャは先端部に設けた圧入穴に圧入保持されたボタンを有し、該ボタンの先端面に前記弾性体を介して前記フレキシブル配線が配設固定されており、更に前記フレキシブル配線は前記ボタンの前記圧入部分にまで延び、前記圧入穴との間に挟み込まれて固定されていることを特徴とする、請求項3記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記プランジャと前記バレルは金属製で前記プランジャの収納保持部分で互いに接触導通しており、前記プランジャと前記フレキシブル配線の薄膜導体とは前記圧入部分で互いに接触導通していることを特徴とする、請求項4記載のコンタクトプローブ。
  6. 前記スプリングはコイルスプリングであり、前記プランジャは筒状であり、その先端側筒部が前記圧入穴を形成しており、前記1対のプランジャの前記フレキシブル配線は、前記プランジャの筒部内および前記バレル内の前記コイルスプリングの内径部内に挿通されたフレキシブル配線を介して一体形成されていることを特徴とする、請求項4または請求項5記載のコンタクトプローブ。
  7. 前記バレルは、前記プランジャの外周部に形成した係合部に係合し、前記プランジャを抜け止め保持するストッパを有することを特徴とする、請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のコンタクトプローブ。
  8. 前記係合部は前記プランジャの外周部に設けた軸方向に長い細径部であり、前記ストッパは前記バレルの筒部内方に突出するように形成した括れ部であり、該括れ部を前記細径部に嵌め込むことで前記プランジャが前記バレルに摺動可能に抜け止め保持されていることを特徴とする、請求項7記載のコンタクトプローブ。
  9. 前記係合部は、前記プランジャの外周面に圧入嵌めしたリング状のホルダであり、該ホルダ部分が前記バレルの筒部内に摺動可能に収納されており、前記ストッパは前記バレルの端部に設けた係合片であり、該係合片を前記ホルダの先端側端縁に係合させることで前記プランジャが抜け止め保持されていることを特徴とする、請求項7記載のコンタクトプローブ。
  10. 前記プランジャを1対有し、該1対のプランジャはいずれもモールド材料からなり、前記1対のプランジャが前記スプリングの両端に埋設固定されており、前記フレキシブル配線が前記1対のプランジャの各々の先端部に弾性体を介して配設固定されており、前記フレキシブル配線は、前記プランジャ内に延びて埋設固定され、更に、前記スプリングはコイルスプリングであり、前記コイルスプリングの内径部内に挿通されて一体形成されていることを特徴とする、請求項1記載のコンタクトプローブ。
  11. 前記モールド材料はネガ型感光性レジスト材料からなることを特徴とする、請求項10記載のコンタクトプローブ。
  12. ハウジングに設けた複数のコンタクトプローブ保持穴に、請求項1乃至請求項11のいずれか一つに記載のコンタクトプローブをそれぞれ前記プランジャの先端部が突出するようにして収容保持してなることを特徴とする電気接続部材。
  13. 請求項11記載のコンタクトプローブの製造方法であって、前記コンタクトプローブの外形形状を有するモールド型の凹み部内に、前記コンタクトプローブの形状に合わせて一対の前記弾性体と前記コイルスプリングと該コイルスプリングの内径部内に挿通した前記フレキシブル配線を収納配置し、ネガ型感光性材料を注入する工程と、前記プランジャの形成部以外の部分をマスクで遮光し、前記ネガ型感光性材料を露光する工程と、前記ネガ型感光性材料を現像し、前記プランジャ形成部以外の部分の前記ネガ型感光性材料を除去するとともに、前記プランジャ形成部の前記ネガ型感光性材料を硬化し前記プランジャを形成する工程とを含むことを特徴とするコンタクトプローブの製造方法。
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