JP2011220299A - インテークマニホールド - Google Patents

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Abstract

【課題】水の凍結による閉塞を防ぎ、且つ成形型の型抜きの制約を受けずにガスをサージタンクの中央部へ導くことのできるインテークマニホールドを提供する。
【解決手段】インテークマニホールド1は、端部に設けられたガス導入管8と、内部に形成されて、ガス導入管8内から導かれたガスをサージタンク2の中央部に導く独立小部屋9と、「サージタンク2の中央部」と「独立小部屋9の内部」を連通する排出口10とを備える。ガス導入管8は、内外を連通するものであり、短く設けることができる。このため、ガス導入管8に水がとどまり難くなり、凍結で閉塞されなくなる。また、独立小部屋9は、通路断面積を大きくでき、凍結で閉塞されなくなる。さらに、ガスをサージタンク2の中央部へ導く独立小部屋9は、第1部材と第2部材5を接合して形成されるため、型抜きの制約を受けずに形成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サージタンクの内部にEGRガスあるいはブローバイガスを戻すインテークマニホールドに関する。
(従来技術)
サージタンクの内部にEGRガスあるいはブローバイガスを戻すインテークマニホールドとして、特許文献1に示す技術が知られている。
この特許文献1の技術を、図4を参照して説明する。なお、後述する[発明を実施するための形態]および[実施例]と同一符号は、同一機能物を示すものである。
インテークマニホールドの下部には、サージタンク2が設けられており、このサージタンク2を構成する2つの部材J1、J2のうちの一方の部材J1には、インテークマニホールドの外部よりサージタンク2の内部へEGRガスあるいはブローバイガスを導くガス導入管8が一体成形されている。
このガス導入管8は、エンジンに戻されるEGRガスあるいはブローバイガスが、各気筒に偏りなく供給されるように、サージタンク2の中央部まで伸びて設けられている。
即ち、ガス導入管8は、図4に示すように、外部からサージタンク2の中央部まで伸びて長く設けられている。
一方、ガス導入管8は、上述したように、サージタンク2を成す部材J1と一体成形されるものであるため、成形型の型抜きのために、少なくともガス導入管8の内径はテーパ形状に設けられる。
ここで、ガス導入管8は、長く設けられるものであるため、長い範囲に亘ってテーパが設けられることになり、結果的にガス導入管8の内径寸法が小さくなってしまう。
このように、従来のガス導入管8は、「長く」、且つ「細い」ものであった。
このため、EGRガスあるいはブローバイガスに含まれる水分が、ガス導入管8の内部でとどまりやすくなる。そのため、冬期等の寒冷地では、ガス導入管8の内部でとどまった水が凍結し、ガス導入管8が閉塞する懸念があり、EGRガスあるいはブローバイガスがエンジンに戻されなくなる可能性がある。
他の問題点として、ガス導入管8は、サージタンク2を成す部材J1と一体成形されるものであるため、「ガス導入管8が伸びる方向」は「成形型の型抜き方向」に限定されてしまい、ガス導入管8を設けるための自由度が小さい。
このため、車両搭載上の制約に対し、EGRガスあるいはブローバイガスの分配調整の自由度が低くなる可能性があった。
具体的な一例を示すと、車両搭載上の制約により、図4とは異なり、部材J1の「型抜き方向(図4の上下方向)」に対して「垂直方向(図4の左右方向)へ長く伸びるガス導入管8」が要求されても、従来の技術では部材J1の「型抜き方向」に対して「垂直方向へ長く伸びるガス導入管8」を設けることは困難である。
その結果、型抜きの制約からガス導入管8の長さが短くなり、サージタンク2の中央部へEGRガスあるいはブローバイガスを導くことができなくなってしまう。
特開2006−207469号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、水の凍結による閉塞を防ぎ、且つ成形型の型抜きの制約を受けずにサージタンクの中央部へEGRガスあるいはブローバイガスを導くことのできるインテークマニホールドの提供にある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段のインテークマニホールドは、このインテークマニホールドを成す複数の部材を接合して形成される独立小部屋によって、インテークマニホールドの端部からサージタンクの中央部へEGRガスあるいはブローバイガスを導くものである。
このため、ガス導入管は、インテークマニホールドの外部と、独立小部屋の内部とを連通すればよく、ガス導入管を短く設けることができる。
(第1の効果)
このように、ガス導入管を短く設けることができるため、ガス導入管の内部に水がとどまり難くなり、ガス導入管が水の凍結で閉塞される不具合が生じない。
また、独立小部屋は、インテークマニホールドを成す複数の部材を接合して形成されるものであるため、独立小部屋の通路断面積を容易に大きくすることができる。このため、独立小部屋が水の凍結で閉塞される不具合を回避することができる。
即ち、外部からサージタンクの中央部へEGRガスあるいはブローバイガスを導くために設けられるガス導入管と独立小部屋の両方において水の凍結による閉塞が回避されるため、水の凍結によってEGRガスあるいはブローバイガスがエンジンに戻されなくなる不具合を防ぐことができる。
(第2の効果)
従来技術と異なり、ガス導入管を短く設けることができるため、成形型の型抜きの制約を受けずにガス導入管を形成することができる。
また、独立小部屋もインテークマニホールドを成す複数の部材を接合して形成されるものであるため、成形型の型抜きの制約を受けずに独立小部屋を形成することができる。
これにより、成形型の型抜きの制約を受けずにサージタンクの中央部へEGRガスあるいはブローバイガスを導くことができ、EGRガスあるいはブローバイガスの分配調整の自由度を高めることができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段のインテークマニホールドにおける独立小部屋は、型抜きのために形成される型抜きテーパを利用して、独立小部屋の内部の水を、排出口へ導くものである。
このように、独立小部屋の内部の水が、型抜きテーパを利用して排出口から排出されるため、独立小部屋の内部に水が溜まることがなく、独立小部屋の内部で水が凍結するのを確実に防ぐことができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段のインテークマニホールドは、排出口とは別に、1つあるいは複数のサブ排出口を独立小部屋に設けるものであり、排出口の開口面積より、サブ排出口の開口面積が小さく設けられる。
このように、排出口とは別に、サブ排出口を設けることにより、サージタンクの広い範囲にEGRガスあるいはブローバイガスを排出することができ、サージタンクにおけるEGRガスあるいはブローバイガスの混合性を高めることができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段のインテークマニホールドを成す複数の部材は、樹脂製であり、振動溶着により接合されるものである。
第1部材と第2部材の接合部分で分離した状態のインテークマニホールドの説明図である(実施例1)。 図1のA−A線に沿う断面図である(実施例1)。 図2のB−B線に沿う断面図である(実施例1)。 サージタンクの断面図である(従来例)。
図面を参照して[発明を実施するための形態]を説明する。
インテークマニホールド1は、吸気通路の通路断面積が拡大してなるサージタンク2と、このサージタンク2から複数に分岐して、サージタンク2内の吸気をエンジンの各気筒に分配供給する複数の吸気ブランチ3とを備えるものであり、複数の部材4〜6(例えば、複数の樹脂部材)を接合(例えば、振動溶着)して形成される。
インテークマニホールド1は、このインテークマニホールド1の外部からサージタンク2の中央部にEGRガスあるいはブローバイガスを導くガス中央導入手段7を備える。
このガス中央導入手段7は、
(a)インテークマニホールド1の端部に設けられて、インテークマニホールド1の外部と内部とを連通し、インテークマニホールド1の外部から内部にEGRガスあるいはブローバイガスを導くガス導入管8と、
(b)インテークマニホールド1を成す複数の部材4〜6の組み合わせによって形成され、ガス導入管8によりインテークマニホールド1の内部に導かれたEGRガスあるいはブローバイガスをサージタンク2の中央部に導く独立小部屋9と、
(c)この独立小部屋9におけるサージタンク2の中央部に設けられ、独立小部屋9の内部とサージタンク2の内部を連通して、独立小部屋9の内部に導入されたEGRガスあるいはブローバイガスをサージタンク2の内部に排出する排出口10と、
から構成される。
図1〜図3を参照して実施例1のインテークマニホールド1を説明する。なお、以下の実施例において、上記[発明を実施するための形態]と同一符号は、同一機能物を示すものである。
〔エンジンの吸排気装置の概略説明〕
実施例1の特徴技術を説明する前に、エンジンの吸排気装置の概略構成を説明する。
エンジンは、燃料の燃焼によって回転出力を発生する車両駆動用の内燃機関(ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等)であり、吸気を各気筒内に導く吸気通路と、各気筒内で発生した排気ガスを大気中に排出する排気通路とを備える。
吸気通路は、吸気管、インテークマニホールド1および吸気ポートの各内部通路によって構成される。
吸気管は、外気の取入口からインテークマニホールド1まで吸気通路を形成する通路部材であり、その吸気管には、エンジンに吸い込まれる吸気中に含まれる塵や埃を除去するエアクリーナ、気筒内に吸引される吸気流量の調整を行なうスロットルバルブなどが設けられている。
インテークマニホールド1は、吸気管から供給される吸気をエンジンの各気筒内に分配する吸気分配管であり、具体的な構造は後述する。
吸気ポートは、エンジンのシリンダヘッドにおいて気筒毎に形成されて、インテークマニホールド1により分配された吸気を各気筒内に導く。
排気通路は、排気ポート、エキゾーストマニホールドおよび排気管の各内部通路によって構成される。
排気ポートは、吸気ポートと同様、エンジンのシリンダヘッドにおいて気筒毎に形成されて、気筒内で発生した排気ガスをエキゾーストマニホールドへ導く。
エキゾーストマニホールドは、各排気ポートから排出される排気ガスの集合管である。 排気管は、排気ガスを大気に向けて放出する通路部材であり、その排気管には、排気浄化を行なう触媒、あるいは排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集するDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタの略)などが設けられる。
エンジンの吸排気システムには、ブローバイガス還元装置が設けられている。ブローバイガス還元装置は、エンジンで発生したブローバイガス(エンジンの燃焼室からクランクケース内に侵入した未燃焼ガスおよび排気ガスの混合ガス)を吸気通路へ戻すブローバイガス配管を備えている。
具体的に、ブローバイガス配管は、ブローバイガスの吸い込み側がエンジンのカムカバーに接続され、吸気側がインテークマニホールド1に接続されるものであり、インテークマニホールド1には、ブローバイガス配管の端部が接続されるガス導入管8が設けられている。
また、ブローバイガス配管の一端、あるいはブローバイガス配管の途中には、カムカバー側からインテークマニホールド1側へのみブローバイガスを流す一方向弁の機能を果たすとともに、絞りの機能を果たすPCV(パージ・コントロール・バルブの略)が設けられている。
〔実施例1の特徴技術1〕
実施例1のインテークマニホールド1には、このインテークマニホールド1の内部に形成されたサージタンク2内にブローバイガスを戻すガス中央導入手段7が設けられている。
先ず、インテークマニホールド1の構成を説明する。
図1〜図3は、4気筒エンジンに取り付けられるインテークマニホールド1の断面図を示す。
インテークマニホールド1は、吸気管から供給される吸気をエンジンの各気筒内に分配する吸気分配管であり、サージタンク2と4つの吸気ブランチ3とを備える。
サージタンク2は、流量センサの精度に悪影響を与える吸気脈動や吸気干渉を防ぐために形成されるものであり、吸気通路の通路断面積を拡大してなる。
4つの吸気ブランチ3は、サージタンク2から分岐して、サージタンク2内の吸気をエンジンの各気筒に分配供給するものである。具体的に、各吸気ブランチ3は、エンジンの気筒列に沿って並ぶものであり、この実施例ではそれぞれが概ね同様に略C字形に湾曲して設けられている。
インテークマニホールド1は、第1部材4、第2部材5、第3部材6(この第1〜第3部材4〜6は、複数の部材の一例)を接合することで設けられている。
第1部材4は、エンジンに締結される部材であり、サージタンク2の半分(一方)を形成する。
第2部材5は、第1部材4に接合される部材であり、サージタンク2の半分(他方)を形成するとともに、略C字形に湾曲した各吸気ブランチ3の半分(一方)を形成する。
第3部材6は、第2部材5に接合される部材であり、略C字形に湾曲した各吸気ブランチ3の半分(他方)を形成する。
第1〜第3部材4〜6は、いずれも熱可塑性の合成樹脂製であり、例えばガラス繊維を配合したナイロン系の樹脂によって所定形状に射出成形されたものである。
第1部材4と第2部材5との接合部、および第2部材5と第3部材6との接合部には、振動溶着技術により溶着される溶着シール部が設けられている。
そして、振動溶着技術により各溶着シール部を溶着することで、第1〜第3部材4〜6が接合されてインテークマニホールド1が形成される。
インテークマニホールド1には、このインテークマニホールド1の外部からサージタンク2の中央部にブローバイガスを導くガス中央導入手段7が一体的に設けられている。
このガス中央導入手段7は、
(a)インテークマニホールド1の端部(図1左端)に設けられて、インテークマニホールド1の外部と内部とを連通し、インテークマニホールド1の外部から内部にブローバイガスを導くガス導入管8と、
(b)インテークマニホールド1を成す複数の部材4〜6(この実施例では第1部材4と第2部材5)の組み合わせによって形成され、ガス導入管8によりインテークマニホールド1の内部に導かれたブローバイガスをサージタンク2の中央部に導く独立小部屋9と、(c)この独立小部屋9におけるサージタンク2の中央部に設けられ、独立小部屋9の内部とサージタンク2の内部を連通して、独立小部屋9の内部に導入されたブローバイガスをサージタンク2の中央部に向けて排出する排出口10と、
から構成される。
上記各構成を具体的に説明する。
ガス導入管8は、インテークマニホールド1の外部において、上述したブローバイガス配管の端部と接続されて、ブローバイガス配管を介して導かれるブローバイガスをインテークマニホールド1の内部(具体的には、独立小部屋9の内部)に導くものである。
このガス導入管8は、図3に示すように、第2部材5において一体に成形されたものである。ガス導入管8は、インテークマニホールド1の内外を連通し、且つブローバイガス配管を接続する機能があれば良く、軸方向長(パイプの長さ寸法)を短く設けることができる。このため、ガス導入管8の内径は、第2部材5を成形する際に使用される成形型とは別の中子によって形成可能なものである。
独立小部屋9は、ガス導入管8によりインテークマニホールド1の内部に導かれたブローバイガスをサージタンク2の中央部に導くために設けられた通路を成す部屋であり、第1部材4と第2部材5を接合することで形成される。
また、独立小部屋9においてブローバイガスを流す通路断面積は、ガス導入管8の通路断面積の数倍以上(この実施例では、図2に示すように、10倍以上)に設けられている。
排出口10は、サージタンク2の中央部において、サージタンク2の内部と独立小部屋9の内部とを連通する開口穴であり、独立小部屋9とサージタンク2とを区画する隔壁に形成される。このように設けることにより、独立小部屋9を介してサージタンク2の中央部に向かって導かれたブローバイガスを、サージタンク2の中央部に向けて排出する。なお、排出口10(開口穴)の開口面積は、ガス導入管8の通路断面積より十分大きく設けられている。
(実施例1の効果1)
実施例1のインテークマニホールド1は、上述したように、ガス導入管8を短く設けることができる。
また、成形型の型抜きのためにガス導入管8の内径にテーパが形成されても、ガス導入管8が短く設けられるため、テーパによりガス導入管8の内径が細くなるのを抑えることができる。
このように、ガス導入管8が短く、且つ内径が細くなることが抑えられるため、ガス導入管8の内部に水がとどまり難くなり、ガス導入管8の内部が水の凍結で閉塞される不具合が回避される。
一方、ブローバイガスをサージタンク2の中央部へ導く独立小部屋9は、上述したように、第1部材4と第2部材5とを接合して形成されるものであるため、独立小部屋9の通路断面積を容易に大きく設定することができる。このため、独立小部屋9の内部が水の凍結で閉塞される不具合が生じない。
即ち、この実施例1のインテークマニホールド1は、外部からサージタンク2の中央部へブローバイガスを導くために設けられるガス導入管8と独立小部屋9の両方において、水の凍結による閉塞が回避されるため、水の凍結によりブローバイガスがエンジンに戻されなくなる不具合を防ぐことができる。
(実施例1の効果2)
実施例1のインテークマニホールド1は、上述したように、ガス導入管8を短く設けることができるため、中子によってガス導入管8の内径を形成することができる。
一方、独立小部屋9もインテークマニホールド1を成す第1部材4と第2部材5を接合して形成されるものであるため、成形型の型抜きの制約を受けずに独立小部屋9を形成することができる。
これにより、成形型の型抜きの制約を受けずにサージタンク2の中央部へブローバイガスを導くことができ、ブローバイガスの分配調整の自由度を高めることができる。
〔実施例1の特徴技術2〕
ガス導入管8は、上述したように、第2部材5と一体に設けられる。
また、独立小部屋9は、上述したように、第1部材4と第2部材5とを接合して設けられる。
このため、ガス導入管8から独立小部屋9の内部に排出された水は、独立小部屋9の底面α(第2部材5において形成される面)に重力によって導かれる。即ち、独立小部屋9において水が導かれる底面αは、第2部材5に形成される。
一方、独立小部屋9において水が導かれる底面αは、第2部材5の成形時において、型抜きのためにテーパが形成される。
そこで、この実施例1では、型抜きのために形成される型抜きテーパを利用して、独立小部屋9の底面αの水を排出口10へ導くように設けられている。
具体的にインテークマニホールド1は、図2の上側が天方向、図2の下側が地方向に向いた状態でエンジン(車両)に搭載されるものであり、型抜きのために形成される型抜きテーパを利用して、独立小部屋9の底面αの水を排出口10へ導くようにしている。
このように、独立小部屋9の底面αの水が、型抜きテーパを利用して排出口10から排出されるため、独立小部屋9の底面αに水がとどまることがなく、独立小部屋9の内部で水が凍結するのを、より確実に防ぐことができる。
〔実施例1の特徴技術3〕
この実施例1の独立小部屋9には、排出口10とは別に、サブ排出口11を設けている。
サブ排出口11は、排出口10とは異なる部位で、独立小部屋9とサージタンク2の内部とを連通するものである。具体的に、この実施例のサブ排出口11は、独立小部屋9におけるガスの流れ方向の途中(ガス導入管8と排出口10の中間部)において、独立小部屋9とサージタンク2の内部とを連通するものである。そして、このサブ排出口11の開口面積(開口穴の面積)は、排出口10の開口面積より小さく設けられる。
このように、排出口10とは別に、サブ排出口11を設けることにより、サージタンク2の広い範囲にブローバイガスを排出することができ、サージタンク2におけるブローバイガスの混合性を高めることができる。
なお、この実施例1では、サブ排出口11を1つ設ける例を示すが、2つ以上設けてガスの混合性を高めても良い。
上記の実施例では、ガス中央導入手段7によってブローバイガスをサージタンク2内に導く例を示したが、ガス中央導入手段7によってEGRガスをサージタンク2内に導くように設けても良い。
1 インテークマニホールド
2 サージタンク
3 吸気ブランチ
4 第1部材(複数の部材の1つ)
5 第2部材(複数の部材の1つ)
6 第3部材(複数の部材の1つ)
7 ガス中央導入手段
8 ガス導入管
9 独立小部屋
10 排出口
11 サブ排出口
α 独立小部屋の底面(型抜きテーパが形成される面)

Claims (4)

  1. 吸気通路の通路断面積が拡大してなるサージタンク(2)と、
    このサージタンク(2)から複数に分岐して、前記サージタンク(2)内の吸気をエンジンの各気筒に分配供給する複数の吸気ブランチ(3)とを備え、
    複数の部材(4〜6)を接合して形成されるインテークマニホールド(1)において、 このインテークマニホールド(1)は、当該インテークマニホールド(1)の外部から前記サージタンク(2)の中央部にEGRガスあるいはブローバイガスを導くガス中央導入手段(7)を備え、
    このガス中央導入手段(7)は、
    (a)前記インテークマニホールド(1)の端部に設けられて、前記インテークマニホールド(1)の外部と内部とを連通し、前記インテークマニホールド(1)の外部から内部にEGRガスあるいはブローバイガスを導くガス導入管(8)と、
    (b)前記インテークマニホールド(1)を成す前記複数の部材(4〜6)の組み合わせによって形成され、前記ガス導入管(8)により前記インテークマニホールド(1)の内部に導かれたEGRガスあるいはブローバイガスを前記サージタンク(2)の中央部に導く独立小部屋(9)と、
    (c)この独立小部屋(9)における前記サージタンク(2)の中央部に設けられ、前記独立小部屋(9)の内部と前記サージタンク(2)の内部を連通して、前記独立小部屋(9)の内部に導入されたEGRガスあるいはブローバイガスを前記サージタンク(2)の内部に排出する排出口(10)と、
    から構成されることを特徴とするインテークマニホールド。
  2. 請求項1に記載のインテークマニホールド(1)において、
    前記独立小部屋(9)は、型抜きのために形成される型抜きテーパを利用して、前記独立小部屋(9)の内部の水を、前記排出口(10)へ導くことを特徴とするインテークマニホールド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のインテークマニホールド(1)において、
    前記独立小部屋(9)は、前記排出口(10)とは別に、前記独立小部屋(9)における前記サージタンク(2)の中央部とは異なる部位と、前記サージタンク(2)の内部を連通して、前記独立小部屋(9)の内部に導入されたEGRガスあるいはブローバイガスを前記サージタンク(2)の内部に排出する1つあるいは複数のサブ排出口(11)を備え、
    前記排出口(10)の開口面積より、前記サブ排出口(11)の開口面積が小さく設けられることを特徴とするインテークマニホールド。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインテークマニホールド(1)において、
    当該インテークマニホールド(1)を成す前記複数の部材(4〜6)は、樹脂製であり、振動溶着により接合されることを特徴とするインテークマニホールド。
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