JP2011219198A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱可能且つ伸縮可能な媒体カセットと媒体トレイとを係合させながらも、場合によりそれぞれの伸縮操作や着脱操作を相手側から拘束されずに行うことのできる構成を提供する。
【解決手段】媒体カセット10はスライド可能なカセット引き出し部12を備えて伸縮可能に構成されており、媒体トレイ5はトレイベース部6に第1引き出し部7をスライド可能に備えて伸縮可能に構成され、媒体カセット10の上部に着脱可能に設けられている。カセット引き出し部12にはトレイベース部6と係合する第1係合突起15及び第2係合突起14が設けられており、これら係合突起において着脱方向両側には傾斜面が形成されている。これら傾斜面、および突起の高さ等の設定により、媒体カセット10と媒体トレイ5とを係合させながらも、それぞれの伸縮操作や着脱操作を相手側から拘束されずに行うことができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関し、特に媒体を収容する着脱可能な媒体カセットの上部に記録済みの媒体を支持する媒体トレイを着脱可能に備えた記録装置に関する。
以下、特許文献1に記載の記録装置を例に説明する。特許文献1記載の記録装置は、給紙トレイと排紙トレイとを着脱自在に備えている。給紙トレイは、伸縮可能に構成されており、例えばA4サイズ用紙に代えてA3サイズ用紙を収納する際には、給紙トレイを伸長させる様になっている。
また、給紙トレイの上部に設けられる排紙トレイは、給紙トレイと同様に伸縮可能に構成されているとともに、伸長状態において先端側を構成する段が給紙トレイと係合可能に構成されている。これにより、給紙トレイを用紙サイズに合わせて伸長させると、排紙トレイも同量だけ伸長する様に構成されている。
特開2004−331252号公報
給紙トレイと排紙トレイとを係合させる場合、上記の様に給紙トレイの伸長に伴って排紙トレイも伸長するため、双方を各々操作させる必要がなくユーザーフレンドリーである一方で、他方では他の使用形態を望む際に逆に弊害となることがある。
例えば、給紙トレイを記録装置本体から取り外す場合には、給紙トレイと排紙トレイとの係合構造が逆に引っ掛かりとなって給紙トレイの取り外しが行い難い事態が生じる。また、給紙トレイを取り外した後に、再度当該給紙トレイを記録装置本体に装着する際には、上記係合構造により引っ掛かりが生じ、装着が行い難い事態が生じることになる。
また、場合により給紙トレイを縮小した状態で排紙トレイを伸長させて使用したい際には、上記係合構造により引っ掛かりが生じてしまい、更にその際に無理に排紙トレイを伸長させようとすると、給紙トレイが意に反して引き抜かれてしまう場合もある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、伸縮可能な給紙トレイ(以下、本明細書では「媒体カセット」と言う)と伸縮可能な排紙トレイ(以下、本明細書では「媒体トレイ」と言う)とを係合させながらも、場合によりそれぞれの伸縮操作や着脱操作を相手側から拘束されずに行うことのできる構成を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、装置本体に対して着脱可能に設けられた、媒体を収容する媒体カセットと、前記媒体カセットから送り出された媒体に記録を行う記録手段と、前記媒体カセットの上部において前記装置本体に対して前記媒体カセットの着脱方向と同一方向に着脱可能に設けられるとともに前記着脱方向に伸縮可能に構成され、記録の行われた媒体を支持する媒体トレイと、を備え、更に前記媒体トレイの上方に、媒体記録面の情報検出或いは媒体に対して所定の処理を行うオプション装置を装着及び取り外し可能に構成された記録装置であって、前記媒体カセットは、カセットベース部と、当該カセットベース部に対して前記媒体カセットの引き抜き方向である装置手前側に位置し、媒体サイズに合わせて前記着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部とを備え、前記カセットベース部と前記カセット引き出し部とにより媒体を収容する空間が形成され、前記媒体トレイは、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部と、縮小状態において前記トレイベース部に収容され、伸長状態において前記トレイベース部より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部と、を備えて構成され、前記トレイベース部は、前記オプション装置が未装着のとき、前記装置本体に形成されたトレイ係合部と係合することで前記引き抜き方向に拘束され、前記オプション装置が装着されたとき、前記トレイベース部の前記装置本体に対する装着位置が変位して前記トレイ係合部との係合が解除されるよう構成されており、前記カセット引き出し部は、その上部に前記トレイベース部と係合する第1係合突起、および前記トレイ引き出し部と係合する第2係合突起を、前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えており、前記媒体カセット及び前記媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ前記装置本体に装着された初期装着状態において、前記第1係合突起に対し、前記媒体カセットの装着方向である装置奥側に前記トレイベース部の下部に設けられた第1係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイベース部の下部に設けられた第2係合片が位置しており、前記第1係合突起における装置奥側の面の、前記着脱方向と交差する方向における形成領域に対し、前記第1係合片は、その一部領域と係合可能に形成され、前記第2係合片は、少なくとも前記第1係合片と係合する領域外と係合可能に形成され、前記初期装着状態において、前記第2係合突起に対し、装置奥側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第3係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第4係合片が位置しており、前記第1係合突起は、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置奥側の面において前記第2係合片と係合可能な領域が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されており、前記第2係合突起は、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、前記オプション装置が装着され且つ前記媒体カセット及び前記媒体トレイが前記初期装着状態にある状態から、前記トレイ引き出し部を引き出した際、前記第1係合突起と前記第1係合片との係合状態が解除される前に、前記第2係合突起を前記第3係合片が乗り越える様に構成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、伸縮可能な媒体カセットと伸縮可能な媒体トレイとを係合させながらも、場合によりそれぞれの伸縮操作や着脱操作を相手側から拘束されずに行うことができる。具体的には以下の各使用モードを実現できる。尚、各使用モードについては後に詳しく説明する。
<<使用モード1>>
「オプション装置:未装着/媒体カセット:装着且つ縮小/媒体トレイ:装着且つ縮小」の状態から、媒体カセットのカセット引き出し部を引き出すモードである。
<<使用モード2>>
「オプション装置:未装着/媒体カセット:装着且つ縮小/媒体トレイ:装着且つ縮小」の状態から、媒体トレイの引き出し部を引き出すモードである。
<<使用モード3>>
「オプション装置:未装着/媒体カセット:装着且つ縮小または伸展/媒体トレイ:装着且つ縮小または伸展」の状態から、媒体カセットを引き抜くモードである。
<<使用モード4>>
「オプション装置:未装着/媒体カセット:未装着/媒体トレイ:装着且つ縮小」の状態から、媒体カセットを装着するモードである。
<<使用モード5>>
「オプション装置:装着/媒体カセット:装着且つ伸長/媒体トレイ:装着且つ縮小」の状態から、媒体トレイのトレイ引き出し部を引き出すモードである。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記トレイベース部は、前記オプション装置が未装着のとき、全体が前記装置本体の内側に入り込む装着状態となることで、前記着脱方向と交差する方向の位置が規制され、前記オプション装置が装着されたとき、前記トレイベース部の前記装置本体に対する装着位置が前記媒体トレイの引き抜き方向に変位して、前記トレイベース部が前記装置本体から所定量突出する構成を備え、前記トレイベース部には、前記第1係合突起に対し、前記着脱方向と交差する方向に位置する横壁部が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、上記横壁部により、上記オプション装置を装着した際に媒体トレイをがたつくことなく保持することができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記第1係合突起、前記第1係合片、前記第2係合片、のこれらの組、および前記第2係合突起、前記第3係合片、前記第4係合片、のこれらの組を、前記着脱方向と交差する方向に複数備えていることを特徴とする。本態様によれば、上記各使用モードにおいて媒体トレイの姿勢を安定させることができる。
本発明の第4の態様は、装置本体に対して着脱可能に設けられた、媒体を収容する媒体カセットと、前記媒体カセットから送り出された媒体に記録を行う記録手段と、前記媒体カセットの上部において前記装置本体に対して前記媒体カセットの着脱方向と同一方向に着脱可能に設けられるとともに前記着脱方向に伸縮可能に構成され、記録の行われた媒体を支持する媒体トレイと、を備えた記録装置であって、前記媒体カセットは、カセットベース部と、当該カセットベース部に対して前記媒体カセットの引き抜き方向である装置手前側に位置し、媒体サイズに合わせて前記着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部とを備え、前記カセットベース部と前記カセット引き出し部とにより媒体を収容する空間が形成され、前記媒体トレイは、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部と、縮小状態において前記トレイベース部に収容され、伸長状態において前記トレイベース部より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部と、を備えて構成され、前記カセット引き出し部は、その上部に前記トレイベース部と係合する第1係合突起、および前記トレイ引き出し部と係合する第2係合突起を、前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えており、前記媒体カセット及び前記媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ前記装置本体に装着された初期装着状態において、前記第1係合突起に対し、前記媒体カセットの装着方向である装置奥側に前記トレイベース部の下部に設けられた第1係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイベース部の下部に設けられた第2係合片が位置しており、前記第1係合突起における装置奥側の面の、前記着脱方向と交差する方向における形成領域に対し、前記第1係合片は、その一部領域と係合可能に形成され、前記第2係合片は、少なくとも前記第1係合片と係合する領域外と係合可能に形成され、前記初期装着状態において、前記第2係合突起に対し、装置奥側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第3係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第4係合片が位置しており、前記第1係合突起は、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置奥側の面において前記第2係合片と係合可能な領域が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されており、前記第2係合突起は、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、前記初期装着状態から前記カセット引き出し部を引き出した際、前記第2係合突起と前記第4係合片との係合状態が解除される前に、前記第1係合突起を前記第2係合片が乗り越える様に構成されており、前記初期装着状態から前記トレイ引き出し部を引き出した際、前記第1係合突起と前記第1係合片との係合状態が解除される前に、前記第2係合突起を前記第3係合片が乗り越える様に構成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、上記第1の態様と同様に、伸縮可能な媒体カセットと伸縮可能な媒体トレイとを係合させながらも、場合によりそれぞれの伸縮操作や着脱操作(上記各使用モード)を相手側から拘束されずに行うことができる。尚、その詳細については、後に説明する。
本発明の第5の態様は、第1から4の態様のいずれか一つにおいて、前記第1係合突起は、装置奥側の面において、前記第1係合片と係合可能な領域が、前記第2係合突起における装置奥側の傾斜面より急角度で形成されていることを特徴とする。本態様によれば、上記使用モード5をより確実に実現させることができる。尚、その詳細については、後に説明する。
本発明の第6の態様は、第4のまたは第5の態様において、前記第2係合突起に形成された装置手前側の傾斜面が、前記第1係合突起に形成された装置手前側の傾斜面よりも急角度に形成されていることを特徴とする。本態様によれば、上記使用モード1の成立を、より確実なものとすることができる。尚、その詳細については、後に説明する。
本発明の第7の態様は、装置本体に対して着脱可能に設けられた、媒体を収容する媒体カセットと、前記媒体カセットから送り出された媒体に記録を行う記録手段と、前記媒体カセットの上部において前記装置本体に対して前記媒体カセットの着脱方向と同一方向に着脱可能に設けられるとともに前記着脱方向に伸縮可能に構成され、記録の行われた媒体を支持する媒体トレイと、を備え、更に前記媒体トレイの上方に、媒体記録面の情報検出或いは媒体に対して所定の処理を行うオプション装置を装着及び取り外し可能に構成された記録装置であって、前記媒体カセットは、カセットベース部と、当該カセットベース部に対して前記媒体カセットの引き抜き方向である装置手前側に位置し、媒体サイズに合わせて前記着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部とを備え、前記カセットベース部と前記カセット引き出し部とにより媒体を収容する空間が形成され、前記媒体トレイは、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部と、縮小状態において前記トレイベース部に収容され、伸長状態において前記トレイベース部より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部と、を備えて構成され、前記トレイベース部は、前記オプション装置が未装着のとき、前記装置本体に形成されたトレイ係合部と係合することで前記引き抜き方向に拘束され、前記オプション装置が装着されたとき、前記トレイベース部の前記装置本体に対する装着位置が変位して前記トレイ係合部との係合が解除されるよう構成されており、前記カセット引き出し部は、その上部に前記トレイベース部と係合する第1係合突起、および前記トレイ引き出し部と係合する第2係合突起を、前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えており、前記媒体カセット及び前記媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ前記装置本体に装着された初期装着状態において、前記第1係合突起に対し、前記媒体カセットの装着方向である装置奥側に前記トレイベース部の下部に設けられた第1係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイベース部の下部に設けられた第2係合片が位置しており、前記初期装着状態において、前記第2係合突起に対し、装置奥側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第3係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第4係合片が位置しており、前記第1係合突起は、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、前記第2係合突起は、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、前記媒体カセットが取り外され且つ前記媒体トレイが装着された状態から、前記媒体カセットを装着する際、前記第4係合片の前記第2係合突起の乗り越え動作に伴って前記トレイ引き出し部が前記トレイベース部を押し上げて、前記第2係合片が前記第1係合突起を乗り越える様構成され、前記オプション装置が装着され且つ前記媒体カセット及び前記媒体トレイが前記初期装着状態にある状態から、前記トレイ引き出し部を引き出した際、前記第1係合突起と前記第1係合片との係合状態が解除される前に、前記第2係合突起を前記第3係合片が乗り越える様に構成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、上記第1の態様と同様に、伸縮可能な媒体カセットと伸縮可能な媒体トレイとを係合させながらも、場合によりそれぞれの伸縮操作や着脱操作(上記各使用モード)を相手側から拘束されずに行うことができる。尚、その詳細については、後に説明する。
本発明の第8の態様は、装置本体に対して着脱可能に設けられた、媒体を収容する媒体カセットと、前記媒体カセットから送り出された媒体に記録を行う記録手段と、前記媒体カセットの上部において前記装置本体に対して前記媒体カセットの着脱方向と同一方向に着脱可能に設けられるとともに前記着脱方向に伸縮可能に構成され、記録の行われた媒体を支持する媒体トレイと、を備え、更に前記媒体トレイの上方に、媒体記録面の情報検出或いは媒体に対して所定の処理を行うオプション装置を装着及び取り外し可能に構成された記録装置であって、前記媒体カセットは、カセットベース部と、当該カセットベース部に対して前記媒体カセットの引き抜き方向である装置手前側に位置し、媒体サイズに合わせて前記着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部とを備え、前記カセットベース部と前記カセット引き出し部とにより媒体を収容する空間が形成され、前記媒体トレイは、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部と、縮小状態において前記トレイベース部に収容され、伸長状態において前記トレイベース部より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部と、を備えて構成され、前記トレイベース部は、前記オプション装置が未装着のとき、前記装置本体に形成されたトレイ係合部と係合することで前記引き抜き方向に拘束され、前記オプション装置が装着されたとき、前記トレイベース部の前記装置本体に対する装着位置が変位して前記トレイ係合部との係合が解除されるよう構成されており、前記トレイベース部は、その下部に前記カセット引き出し部と係合する第1係合突起を備え、前記トレイ引き出し部は、その下部に前記カセット引き出し部と係合する第2係合突起を、前記第1係合突起に対し前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えており、前記媒体カセット及び前記媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ前記装置本体に装着された初期装着状態において、前記第1係合突起に対し、前記媒体カセットの装着方向である装置奥側に前記カセット引き出し部の上部に設けられた第1係合片が位置するとともに、装置手前側に前記カセット引き出し部の上部に設けられた第2係合片が位置しており、前記第1係合突起における装置手前側の面の、前記着脱方向と交差する方向における形成領域に対し、前記第2係合片は、その一部領域と係合可能に形成され、前記第1係合片は、少なくとも前記第2係合片と係合する領域外と係合可能に形成され、前記初期装着状態において、前記第2係合突起に対し、装置奥側に前記カセット引き出し部の上部に設けられた第3係合片が位置するとともに、装置手前側に前記カセット引き出し部の上部に設けられた第4係合片が位置しており、前記第1係合突起は、装置手前側の面において前記第1係合片と係合可能な領域が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されており、前記第2係合突起は、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、前記オプション装置が装着され且つ前記媒体カセット及び前記媒体トレイが前記初期装着状態にある状態から、前記トレイ引き出し部を引き出した際、前記第1係合突起と前記第2係合片との係合状態が解除される前に、前記第4係合片を前記第2係合突起が乗り越える様に構成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、上記第1の態様と同様に、伸縮可能な媒体カセットと伸縮可能な媒体トレイとを係合させながらも、場合によりそれぞれの伸縮操作や着脱操作(上記各使用モード)を相手側から拘束されずに行うことができる。尚、その詳細については、後に説明する。
本発明に係るインクジェットプリンターの側断面概略図。 本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図(測色装置未装着状態)。 本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図(測色装置未装着状態)。 媒体カセットの斜視図。 トレイ係合手段を装置手前側から見た斜視図。 トレイ係合手段を装置奥側から見た斜視図。 媒体トレイを下方から見た斜視図。 図7のA1部拡大図。 本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図(測色装置装着状態)。 (A)は第1係合突起の近傍で媒体トレイ及び媒体カセットを切断した断面図、(B)は第2係合突起の近傍で媒体トレイ及び媒体カセットを切断した断面図。 (A)、(B)は使用モード1の動作状態を示す図。 (A)、(B)は使用モード1の動作状態を示す図。 (A)、(B)は使用モード2の動作状態を示す図。 (A)、(B)は使用モード2の動作状態を示す図。 (B−1)、(B−2)は使用モード3の動作状態を示す図。 (A)、(B)は使用モード4の動作状態を示す図。 (A)、(B)は使用モード5の動作状態を示す図。 (A)、(B)は使用モード5の動作状態を示す図。 (A)、(B)は本発明の第2実施形態に係る媒体トレイおよび媒体カセットの断面図。 (A)、(B)は本発明の第2実施形態に係る媒体トレイおよび媒体カセットの断面図であり、使用モード1の動作状態を示す図。 (A)、(B)は本発明の第2実施形態に係る媒体トレイおよび媒体カセットの断面図であり、使用モード2の動作状態を示す図。 (B−1)、(B−2)は本発明の第2実施形態に係る媒体トレイおよび媒体カセットの断面図であり、使用モード3の動作状態を示す図。 (A)、(B)は本発明の第2実施形態に係る媒体トレイおよび媒体カセットの断面図であり、使用モード4の動作状態を示す図。 (A)、(B)は本発明の第2実施形態に係る媒体トレイおよび媒体カセットの断面図であり、使用モード5の動作状態を示す図。
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
図1は本発明に係る記録装置の一実施形態であるインクジェットプリンター1の、用紙搬送経路の側断面概略図、図2及び図3はインクジェットプリンター1の外観斜視図(測色装置未装着状態)であり、図2は媒体トレイ5および媒体カセット10が縮小状態にあり且つインクジェットプリンター1の装着本体に装着された状態を、図3は媒体カセット10のみが装着された状態を、それぞれ示している。
また、図4は媒体カセット10の斜視図、図5はトレイ係合手段13を装置手前側から見た斜視図、図6はトレイ係合手段13を装置奥側から見た斜視図、図7は媒体トレイ5を下方から見た斜視図、図8は図7のA1部拡大図、図9はインクジェットプリンター1の外観斜視図であって測色装置4を装着した状態を示す図である。
更に、図10(A)は第1係合突起15の近傍で媒体トレイ5及び媒体カセット10を切断した断面図、(B)は第2係合突起14の近傍で媒体トレイ5及び媒体カセット10を切断した断面図である。
更に、図11(A)、(B)〜図14(A)、(B)および図16(A)、(B)〜図19(A)、(B)は図10(A)、(B)に対応する断面図であり、図15(B−1)、(B−2)は図10(B)に対応する断面図であって、図11及び図12は使用モード1の動作状態を示す図、図13及び図14は使用モード2の動作状態を示す図、図15は使用モード3の動作状態を示す図、図16は使用モード4の動作状態を示す図、図17及び図18は使用モード5の動作状態を示す図である。
尚、図1及び図10〜図24の左右方向(矢印Ya、Yb)は媒体スタッカー5および媒体カセット10の着脱方向であり、以下「着脱方向」を言うときはこの方向を意味するものとする。また「装置奥側」或いは媒体カセット10或いは媒体トレイ5の「装着方向」又は「基端側」とは矢印Yaで示す方向を意味するものとする。また、「装置手前側」或いは媒体カセット10或いは媒体トレイ5の「引き抜き方向」又は「取り外し方向」又は「自由端側」とは矢印Ybで示す方向を意味するものとする。図1及び図11〜図24以外の図においても矢印Ya、Ybで示す方向は上記と同じである。更に、媒体カセット10或いは媒体トレイ5の「着脱方向と交差する(直交する)方向」を言うときは、図1及び図10〜図24の紙面表裏方向を意味するものとする。加えて、適宜図1の左右方向を用紙搬送方向と言い、図1の紙面表裏方向を用紙幅方向と言う場合もある。
■■■■■■1.媒体カセット及び媒体トレイの概略■■■■■■■■■■■■■■
以下、インクジェットプリンター1の大略構成、特に媒体カセット10および媒体トレイ5について概説する。インクジェットプリンター1は、例えば最大A2サイズまでの大判用紙に記録が可能な大判プリンターである。その外部から視認可能な構成については、図2に示す様に装置本体1aの後部にロール収容部2を備え、また装置本体1aの前部に媒体カセット10及び媒体トレイ5を備えている。ロール収容部2には被記録媒体としてのロール紙を収容可能であり、このロール紙が記録手段へと供給され、媒体トレイ5の支持面5a上に排出される様になっている。
また、被記録媒体として単票紙も選択可能であり、この単票紙は装置本体1aに対して着脱可能な媒体カセット10に収容される様になっている。媒体カセット10から送り出された単票紙は記録手段により記録が実行され、媒体トレイ5の支持面5a上に排出される。
媒体トレイ5は媒体カセット10と同様に装置本体1aに対して着脱可能に構成されており、且つ伸縮可能に構成されている(図2は媒体トレイ5の縮小状態を示しており、図6は伸長状態を示している)。本実施形態では、媒体トレイ5は基端側のトレイベース部6と、このトレイベース部6に収容される「トレイ引き出し部」としての第1引き出し部7及び、更にこの第1引き出し部7に収容される第2引き出し部8を備えており、即ち3段式に構成されている。
図3は媒体カセット10を装置本体1aに装着し、且つ媒体トレイ5を装置本体1aから取り外した状態を示しており、媒体トレイ5は装置本体1aに装着されると図3に示すトレイ支持板1cに支持される。
また、トレイ支持板1cには「トレイ係合部」としての突起1dが形成されている。媒体トレイ5は、トレイベース部6に形成された係止片6c(図7、図10)が突起1dと係合することで、引き抜き方向Ybに力を加えても容易に装置本体1aから引き抜かれない様に構成されている。
また、突起1dの上方には、トレイベース部6の基端上部6e(図10)と対向する場所に規制部1eが設けられており、媒体トレイ5は装着状態において自由端側に下向きの力が加えられても、規制部1eによりトレイベース部6の基端側が浮き上がらないように規制される。但し、媒体トレイ5の自由端側に上向きの力が作用すると、トレイベース部6の基端下部6f(図10)を支点として、自由端側が若干の浮き上がりが許容される様になっている。
尚、媒体トレイ5の自由端側が若干浮き上がっても、図10から明かな様に係止片6cと突起1dと係合は解除されないので、媒体トレイ5の、引き抜き方向Ybに対する拘束状態は維持される。尚、媒体トレイ5は、装着状態において媒体カセット10に形成されたトレイ係合手段13(第1係合突起15、第2係合突起14)と係合するが、これについては後に詳述する。
ところで、インクジェットプリンター1はオプション装置としての測色装置4(図9)を媒体トレイ5の基端側上部に着脱自在に備えている。測色装置4は、記録用紙に記録された測色用パターン(例えば、カラーパッチ)に対して光を照射し、測色用パターンから反射して戻って来た光に基づいて、色情報を測定して補正値を得る為の測定機器である。
ここで、この測色装置4が装置本体1aに装着されると、媒体トレイ5はやや前方の位置で装着状態となり、上述した突起1dと係止片6cとの係合は解除される様になっている。このため、この状態での媒体トレイ5の前方への引き抜き防止は、後述するトレイ係合手段13によって行われる様になっている。尚、この状態で媒体トレイ5のトレイベース部6の基端側はトレイ支持板1cに支持されると同時に、測色装置4の下側に入り込んでいることで、媒体トレイ5の自由端側に下向きの力が加えられても、測色装置4によりトレイベース部6の基端側が浮き上がらないように規制される様になっている。
■■■■■■2.記録装置の内部構成■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
続いて、インクジェットプリンター1の内部構成(用紙搬送経路上の構成)について図1を参照しつつ概説する。インクジェットプリンター1は、装置底部に媒体給送装置3を備えており、この媒体給送装置3が備える媒体カセット10から被記録媒体の一例としての記録用紙Pを送り出し、中間ローラー23にて湾曲反転させて、記録手段としてのインクジェット記録ヘッド30の側へと給送し、記録を行う構成を備えている。
より詳しくは、媒体給送装置3は媒体カセット10と、ピックアップローラー22と、中間ローラー23と、リタードローラー24と、ガイドローラー25、26と、を備えている。
媒体カセット10には、エッジガイド18、19が設けられており、用紙送り出し方向に対し用紙両側に配置されたエッジガイド18(他方側のエッジガイドは図示省略)により、用紙Pのサイドエッジが規制される。尚、エッジガイド19は、用紙後端エッジを規制するエッジガイドであり、用紙送り出し方向にスライド可能に設けられている。
媒体カセット10に収容された用紙Pの先端と対向する位置には分離斜面17aを備えた分離部材17が設けられており、ピックアップローラー22により送り出される用紙Pの先端が分離斜面17aに摺接しつつ下流側へ給送されることで、給送されるべき最上位の用紙Pと、これに連れられて重送されようとする次位以降の用紙Pとの予備的な分離が行われる。
ピックアップローラー22は、揺動軸21aを中心にして図1の時計回り方向及び反時計回り方向に揺動可能な揺動部材21に軸支されており、且つ、図示しない駆動モーターの動力によって回転駆動されるように設けられている。ピックアップローラー22は、用紙給送時には媒体カセット10に収容された用紙Pの最上位のものに接して回転することにより、最上位の用紙Pを媒体カセット10から送り出す。
媒体カセット10から送り出された用紙Pは、湾曲反転区間に入る。この湾曲反転区間には、中間ローラー23と、リタードローラー24と、ガイドローラー25、26、のこれらローラーが設けられている。
中間ローラー23は、用紙Pを湾曲反転させる湾曲反転経路の内側を形成する大径ローラーであり、図示を省略する駆動モーターによって回転駆動される。そして図1の反時計回り方向に回転することにより、用紙Pを巻回しながら下流側へと搬送する。
リタードローラー24は所定の回転摩擦抵抗が付与された状態で中間ローラー23に対して圧接及び離間可能に設けられており、中間ローラー23との間で用紙Pをニップすることにより、給送されるべき最上位の用紙Pと、これに連れられて重送されようとする次位以降の用紙Pとを分離する。
ガイドローラー25、26は自由回転可能なローラーであり、そのうちガイドローラー26は中間ローラー23との間で用紙Pをニップすることにより、中間ローラー23による用紙送りを補助する。
次に、中間ローラー23の下流側には、搬送駆動ローラー27と搬送従動ローラー28とが設けられている。搬送駆動ローラー27は、図示を省略する駆動モーターにより回転駆動され、搬送従動ローラー28は、搬送駆動ローラー27との間で用紙Pをニップし、用紙Pの搬送に伴って従動回転する。
搬送駆動ローラー27の下流側には、記録手段を構成するインクジェット記録ヘッド30が用紙搬送経路に対して対向配置されている。インクジェット記録ヘッド30はキャリッジ29の底部に設けられ、このキャリッジ29は図示を省略する駆動モーターの動力を受けて用紙幅方向(図1の紙面表裏方向)に往復動するよう設けられる。
用紙搬送経路においてインクジェット記録ヘッド30と対向する位置には、記録用紙Pを支持する第1媒体支持部材31が設けられ、更にその下流側には第2媒体支持部材32が設けられ、これら支持部材によって記録用紙Pが支持されることにより記録面とインクジェット記録ヘッド30とのギャップが規定される。
第2媒体支持部材32の下流側には、ローラー対から成る第1媒体排出手段33及び第2媒体排出手段34が設けられており、これら媒体排出手段により、記録の行われた記録用紙Pが、媒体トレイ5に向けて排出される。
■■■■■■3.媒体カセットおよび媒体トレイの係合構造■■■■■■■■■■■
続いて、媒体カセット10および媒体トレイ5の、これらの係合構造について詳説する。
媒体カセット10は、図4に示す様にカセットベース部11と、カセット引き出し部12とを備えて構成されており、これらカセットベース部11およびカセット引き出し部12によって用紙収容空間10aが形成されている。
カセット引き出し部12は、カセットベース部11に対し、媒体カセット10の着脱方向と同方向にスライド可能に設けられており、カセット引き出し部12をスライドさせることにより、図4の仮想線及び符号12’で示すように用紙収容空間10aの大きさを用紙サイズに応じて切り換えることができる様になっている。尚、図4において符号16は、媒体カセット10及び媒体トレイ5の取り外し状態において、カセット引き出し部12が最大引き出し状態のとき媒体トレイ5を支持する突起である。媒体トレイ5は、媒体カセット10の上縁12aと突起16とで支持されることで、媒体カセット10の装着時に当該媒体カセット10に載置された状態でトレイ支持板1cに引っ掛かることなく同時に装着できる様になっている。
カセット引き出し部12の引き出し側端部において、上部左右の角部には、上述したトレイ係合手段13が形成されている。トレイ係合手段13は、図5に示すようにカセット外側に位置する第1係合突起15と、カセット内側に位置する第2係合突起14とを備えて構成されている。第1係合突起15および第2係合突起14は、媒体カセット10のベース部12上部において、媒体トレイ5側に向かって突出するように形成されているとともに、着脱方向と交差する方向に位置をずらして設けられている。
尚、第1係合突起15は媒体カセット10の外側に形成され、また第2係合突起14は媒体カセット10の内側に形成されているので、以下ではこれらの区別を容易にする為に、それぞれ「第1係合突起(外側)15」、「第2係合突起(内側)14」と標記することとする。
一方、媒体トレイ5の側には、これら第1係合突起(外側)15、第2係合突起(内側)14、のそれぞれと係合する為の係合片が、図7に示すA1部とA2部に形成されている。具体的には、図8に示すA1部の拡大図に示すように、トレイベース部6下側には第1係合突起(外側)15に対応する第1係合片6aと第2係合片6bが形成されている。
媒体カセット10と媒体トレイ5がともに装着状態にあり且つ縮小状態にある状態(以下「初期装着状態」と言う)において、第1係合片6aは、第1係合突起(外側)15に対して、装置奥側Yaに位置し、また第2係合片6bは、第1係合突起(外側)15に対して、装置手前側Ybに位置する。尚、第1係合片6aは、他の係合片との区別を容易にするために、以下では「第1係合片(外/奥側)6a」と標記することとする。また同様に、第2係合片6bを「第2係合片(外/手前側)6b」と標記することとする。
続いて、同様に初期装着状態において、第3係合片7aは、第2係合突起(内側)14に対して、装置奥側Yaに位置し、また第4係合片7bは、第2係合突起(内側)14に対して、装置手前側Ybに位置する。尚、第3係合片7aは、他の係合片との区別を容易にするために、以下では「第3係合片(内/奥側)7a」と標記することとする。また同様に、第4係合片7bを「第4係合片(内/手前側)7b」と標記することとする。
次に、第1係合突起(外側)15において第1係合片(外/奥側)6aと対向する側は、図6において符号15aで示す様に突起上部に向かって装置手前側Ybに傾斜する傾斜面(以下、「奥側斜面15a」と言う)と、符号15bで示す垂直面(以下「奥側垂直面15b」と言う)とが、着脱方向と交差する方向に位置をずらして形成されている。
但し、第1係合片(外/奥側)6aと係合するのは奥側垂直面15bであり、奥側斜面15aは第2係合片(外/手前側)6bと係合することとなる(後に詳述)。また、第1係合突起(外側)15において第2係合片(外/手前側)6bと対向する側は、図5において符号15cで示す様に突起上部に向かって装置奥側Yaに傾斜する傾斜面(以下「手前側斜面15c」と言う)が形成されている。
次いで、第2係合突起(内側)14において第3係合片(内/奥側)7aと対向する側は、図6において符号14aで示す様に突起上部に向かって装置手前側Ybに傾斜する傾斜面(以下、「奥側斜面14a」と言う)が形成されている。また、第2係合突起(内側)14において第4係合片(内/手前側)6bと対向する側は、図5において符号14bで示す様に突起上部に向かって装置奥側Yaに傾斜する傾斜面(以下「手前側斜面14b」と言う)が形成されている。
尚、図5から明かなように、本実施形態では手前側斜面15cの傾斜角度は、手前側斜面14bの傾斜角度よりも、緩やかに設定されている。また、図6から明かなように、奥側斜面14aと奥側斜面15aの傾斜角度は、同じに設定されている。
図10(A)、(B)は、媒体カセット10および媒体トレイ5がともに装置本体1aに装着され且つ縮小した状態(初期装着状態)を示しており、図10(A)は第1係合突起(外側)15の位置で切断した断面図、図10(B)は第2係合突起(内側)14の位置で切断した断面図である。図10(A)に示すように、この状態では第1係合片(外/奥側)6aと第2係合片(外/手前側)6bとが、第1係合突起(外側)15を挟んだ状態で媒体カセット10のカセット引き出し部12の上縁12aに載った状態となっている。
また図10(B)に示すように、第3係合片(内/奥側)7aと第4係合片(内/手前側)7bとが、第2係合突起(内側)14を挟んだ状態で、第4係合片(内/手前側)7bだけが媒体カセット10のカセット引き出し部12の上縁12aに載った状態となっている。
この状態では、本実施形態では媒体トレイ5のトレイベース部6は上述の通り装置本体1aに形成された突起1d(図3)に係止片6c(図7)が係止することで、引き抜き方向Ybに引き抜かれない様拘束されている。従って、仮に第1係合突起(外側)15と第1係合片(外/奥側)6aとの係合が解除されても、媒体トレイ5そのものは装置本体1aに保持されることとなる。
尚、この様な突起1d(図3)と係止片6c(図7)とによる媒体トレイ5の引き抜き方向Ybに対する拘束は、上述の通り測色装置4(図9)を装着した際には解除される様になっている。このとき、即ち測色装置4(図9)を装着した際には、媒体トレイ5のトレイベース部6は、第1係合突起(外側)15と第1係合片(外/奥側)6aとの係合のみによって引き抜き方向Ybへの規制が行われる。
■■■■■■4.媒体カセットおよび媒体トレイの使用モード■■■■■■■■■■
以下、媒体カセット10および媒体トレイ5の使用モードについて説明する。ここで、「使用モード」とは媒体カセット10および媒体トレイ5の操作形態であり、以下に示すように複数の使用モードが存在する。
<<使用モード1>>
「測色装置4:未装着/媒体カセット10:装着且つ縮小/媒体トレイ5:装着且つ縮小」の状態(初期装着状態)から、媒体カセット10のカセット引き出し部12を引き出すモードである。
(※その結果、媒体トレイ5は同期して伸長する。)
<<使用モード2>>
「測色装置4:未装着/媒体カセット10:装着且つ縮小/媒体トレイ5:装着且つ縮小」の状態(初期装着状態)から、媒体トレイ5の第1引き出し部7を引き出すモードである。
(※その結果、媒体カセット10は第1引き出し部7に連れられて引き抜かれない。)
<<使用モード3>>
「測色装置4:未装着/媒体カセット10:装着且つ縮小または伸展/媒体トレイ5:装着且つ縮小または伸展」の状態(例えば上記使用モード1の後)から、媒体カセット10を引き抜くモードである。
(※その結果、媒体カセット10は媒体トレイ5に引っ掛からないで引き抜き可能となる。)
<<使用モード4>>
「測色装置4:未装着/媒体カセット10:未装着/媒体トレイ5:装着且つ縮小」の状態(上記使用モード3の後)から、媒体カセット10を装着するモードである。
(※その結果、媒体カセット10は媒体トレイ5に引っ掛からないで装着可能となる。)
<<使用モード5>>
「測色装置4:装着/媒体カセット10:装着且つ伸長/媒体トレイ5:装着且つ縮小」の状態から、媒体トレイ5の第1引き出し部7を引き出すモードである。
(※その結果、媒体トレイ5のトレイベース部6は媒体カセット10に保持される為引き抜かれることがない。)
以上の通り複数の使用モードが存在するため、以下ではそれぞれの使用モードごとに説明する。尚、図11〜図18では、媒体トレイ5のトレイベース部6と第1引き出し部7との位置関係を明瞭に示すために、媒体トレイ5を構成する第1引き出し部7にハッチング(ドット)を付して示している。また、第1係合突起(外側)15に形成された奥側斜面15aは、図面の煩雑化を避ける為、図示の必要が無い場合には適宜破線で示して符号の表示は省略している。更に、図11〜図18において、符号Ts(黒塗り三角形)で示す位置は、インクジェットプリンター1の装置前面1b(図2、図3、図9)の位置を示している。
<<使用モード1>>
このモードは、「測色装置4:未装着/媒体カセット10:装着且つ縮小/媒体トレイ5:装着且つ縮小」の状態(初期装着状態:図10(A)、(B))から、媒体カセット10のカセット引き出し部12を引き出すモードである。
図10(A)、(B)に示す状態から媒体カセット10のカセット引き出し部12を引き出すと(図10(A)、(B)の実線矢印)、第1係合突起(外側)15に対して第2係合片(外/手前側)6bが存在し、また第2係合突起(内側)14に対して第4係合片(内/手前側)7bが存在するため、媒体トレイ5はトレイベース部6および第1引き出し部7の双方が、引き抜き方向Ybに移動しようとする。
しかし、この状態では上述の通り媒体トレイ5のトレイベース部6は装置本体1aに形成された突起1d(図3)に係止片6c(図7)が係止することで、引き抜き方向Ybに引き抜かれない様拘束されており、しかも本実施形態ではこの拘束は媒体トレイ5の自由端側が多少浮き上がっても解除されないように構成されている。
このため、図11(A)、(B)から図12(A)、(B)への変化に示すように、第2係合片(外/手前側)6bが第1係合突起(外側)15の手前側斜面15cを乗り上げることで、第2係合片(外/手前側)6bと第1係合突起(外側)15との係合状態のみが解除されて、第2係合突起(内側)14と第4係合片(内/手前側)7bとの係合状態が維持される。
その結果、第1引き出し部7のみが媒体カセット10のカセット引き出し部12に同期して移動し(破線矢印)、即ち媒体トレイ5が媒体カセット10に収容された記録用紙Pのサイズに応じた適切な長さに伸長することとなる。また、媒体トレイ5が伸長すると、片持ち梁構造となって排出された記録用紙Pを支持した際に自由端側が極端に下方に撓んでしまうが、媒体トレイ5の第1引き出し部7が媒体カセット10により下から支持されることとなるので、媒体トレイ5の上記撓みを抑制することができる。
尚、上記実施形態では媒体トレイ5のトレイベース部6が、装置本体1aに形成された突起1d(図3)に係止片6c(図7)が係止することで引き抜き方向Ybへの移動が拘束されている。しかし、第2係合突起(内側)14と第4係合片(内/手前側)7bとの係合が解除される前に、第1係合突起(外側)15と第4係合片(内/手前側)7bとの係合が解除される様に、各係合突起と係合片との関係(高さ関係)が調整されていれば、装置本体1aに形成された突起1d(図3)に係止片6c(図7)が係止することによるトレイベース部6の拘束は無くても構わない。
この場合、本実施形態の様に第2係合突起(内側)14の手前側斜面14bの傾斜角が、第1係合突起(外側)15の手前側斜面15cの傾斜角度より急に設定されていれば、より確実に、第2係合突起(内側)14と第4係合片(内/手前側)7bとの係合が解除される前に、第1係合突起(外側)15と第4係合片(内/手前側)7bとの係合を解除させることができる。
<<使用モード2>>
このモードは、「測色装置4:未装着/媒体カセット10:装着且つ縮小/媒体トレイ5:装着且つ縮小」の状態(初期装着状態:図10(A)、(B))から、媒体トレイ5の第1引き出し部7を引き出すモードである。
本実施形態に係るインクジェットプリンター1では、媒体トレイ5を伸長させたい場合には、上記<<使用モード1>>で説明したように基本的には媒体カセット10のカセット引き出し部12を引き引き抜き方向Ybに引き出し、これと同期して伸長させる。しかしながらユーザー側には、場合により媒体カセット10の伸長を伴わないで、媒体トレイ5のみを伸長させたいといった要請が生じることもある。
本使用モードはその様なモードであり、媒体トレイ5のみを伸長させるべく第1引き出し部7に手を掛けて引き出すと(図13(A)、(B)の実線矢印)、第2係合突起(内側)14に対して第3係合片(内/奥側)7aが存在するため、媒体カセット10のカセット引き出し部12も連れられて引き抜き方向Ybに引き抜かれようとする傾向が生じる。或いは、カセット引き出し部12が既に引き出し限界まで引き出されていれば、媒体カセット10全体に引き抜き方向Ybの外力が加わって媒体カセット10全体が引き抜かれようとする傾向が生じる。
しかしながら、第2係合突起(内側)14と対向する第3係合片(内/奥側)7aに対し、第2係合突起(内側)14には奥側斜面14aが形成されているので、図13から図14への変化に示すように第3係合片(内/奥側)7aが第2係合突起(内側)14を乗り越えることができる。従ってこれにより媒体カセット10の伸長を伴わないで、また媒体カセット10の引き抜きを伴わないで、媒体トレイ5のみを伸長させることができる。
また、仮に装置本体1aに形成された突起1d(図3)に係止片6c(図7)が係止することによるトレイベース部6の拘束が無い場合には、トレイベース部6はトレイ係合手段13のみによって引き抜き方向Ybに拘束される。この場合第1係合突起(外側)15と第1係合片(外/奥側)6aとの係合が解除される前に、第2係合突起(内側)14と第3係合片(内/奥側)7aとの係合が解除される様に構成されていれば、媒体トレイ5のトレイベース部6が第1引き出し部7の引き出しに連れられて引き抜かれることがない。
<<使用モード3>>
このモードは、「測色装置4:未装着/媒体カセット10:装着且つ縮小または伸展/媒体トレイ5:装着且つ縮小または伸展」の状態(例えば上記使用モード1の後)から、媒体カセット10を引き抜くモードである。
例えば、図12(B)に示した状態から媒体カセット10を引き抜いて用紙を補充したい場合があるが、第2係合突起(内側)14と第4係合片(内/手前側)7bとの係合が維持されているので、媒体カセット10を引き抜こうとする際に引っ掛かりにより引き抜きできない虞がある。
しかしながら第2係合突起(内側)14において第4係合片(内/手前側)7bと対向する側には、手前側斜面14bが形成されているので、媒体カセット10を引き抜く際に(図15(B−1)、(B−2)の実線矢印)、図15(B−1)から図15(B−2)への変化に示す様に第4係合片(内/手前側)7bが第2係合突起(内側)14を乗り越えることができる。即ち、媒体カセット10を引き抜こうとする際に媒体トレイ5との間の係合構造による引っ掛かりによって媒体カセット10が引き抜きできない事態を回避できる。
尚、図15(B−1)、(B−2)では媒体トレイ5が伸長した状態から媒体カセット10を引き抜く、即ち既に第1係合突起(外側)15を第2係合片(外/手前側)6bが乗り越えている状態から媒体カセット10を引き抜く例について説明した。しかし、媒体トレイ5が縮小した状態であっても、第1係合突起(外側)15には手前側斜面15cが形成されているので、第2係合片(外/手前側)6bが第1係合突起(外側)15を乗り超えることができ、結果として媒体カセット10を引き抜くことができる。
<<使用モード4>>
このモードは、「測色装置4:未装着/媒体カセット10:未装着/媒体トレイ5:装着且つ縮小」の状態(上記使用モード3の後)から、媒体カセット10を装着するモードである。
媒体トレイ5が装着された状態において媒体カセット10を装着しようとすると、媒体トレイ5と媒体カセット10との間の係合構造によって、引っ掛かりが生じ、媒体カセット10を完全な装着位置まで差し込めない虞がある。
具体的には、媒体トレイ5が装着された状態において媒体カセット10を装着しようとすると(図16(A)、(B)の実線矢印)、第1係合突起(外側)15に第2係合片(外/手前側)6bが引っ掛かり、また第2係合突起(内側)14に第4係合片(内/手前側)7bが引っ掛かり、媒体カセット10を装着位置まで差し込めない虞がある。
しかしながら、第1係合突起(外側)15には奥側斜面15aが形成され、且つ第2係合突起(内側)14には奥側斜面14aが形成されているので、図16から図17への変化に示す様に、第2係合片(外/手前側)6bは第1係合突起(外側)15を乗り越えることができ、また第4係合片(内/手前側)7bが第2係合突起(内側)14を乗り越えることができる。従って、媒体カセット10を装着位置まで完全に差し込むことができる。
<<使用モード5>>
このモードは、「測色装置4:装着/媒体カセット10:装着且つ伸長/媒体トレイ5:装着且つ縮小」の状態から、媒体トレイ5の第1引き出し部7を引き出すモードである。
測色装置4が装着されている状態では、媒体カセット10のカセット引き出し部12は引き抜き方向Ybにスライドされた状態、即ちそれ以上は引き抜き方向Ybにスライドできない状態にある。このため、縮小状態にある媒体トレイ5を伸長させようとする場合には、媒体カセット10のカセット引き出し部12をスライドさせる(上記使用モード1)のではなく、媒体トレイ5の第1引き出し部7に直接手を掛けて手前側に引き出す必要がある。
ここで、測色装置4が装着されている状態では、上述の通り装置本体1aに形成された突起1d(図3)に係止片6c(図7)が係止することによる、トレイベース部6の引き抜き方向Ybへの拘束が行われていない。この為、第1引き出し部7を引き出した際、仮に第2係合突起(内側)14に対して第3係合片(内/奥側)7aが乗り上げるとともに、第1係合突起(外側)15に対して第1係合片(外/奥側)6aが乗り上げてしまうと、トレイベース部6ごと、即ち媒体トレイ5の全体が引き抜かれてしまうことになる。尚、第1引き出し部7はトレイベース部6の下側に位置するので、第1引き出し部7の自由端側が上方に持ち上がると、これと同期してトレイベース部6の自由端側も上方に持ち上がることになる。
しかしながら、図17(A)、(B)から図18(A)、(B)への変化に示すように、第1係合突起(外側)15と第1係合片(外/奥側)6aとの係合が解除される前に、第2係合突起(内側)14と第3係合片(内/奥側)7aとの係合が解除される様、第1係合突起(外側)15と第1係合片(外/奥側)6aとの高さ関係、及び第2係合突起(内側)14と第3係合片(内/奥側)7aとの高さ関係が、設定されている。しかも、第1係合突起(外側)15において第1係合片(外/奥側)6aと対向する側は、奥側垂直面15bとなっており、即ち奥側斜面14aより急角度で形成されている為、第1係合片(外/奥側)6aが引っ掛かり易い形状となっている。
これにより、図18(A)、(B)に示すように媒体トレイ5の第1引き出し部7のみを引き出すことができ、測色装置4を装着した状態(つまり、トレイベース部6がトレイ係合部13のみによって引き抜き方向Ybに拘束されている状態)であっても、媒体トレイ5の脱落を招かずに、当該媒体トレイ5を記録用紙Pのサイズに応じた適切な長さに伸長することができる。加えて、第1引き出し部7の第3係合片7aが、第2係合突起14の奥側斜面14aを乗り越えることができるので、第1引き出し部7の引き出しが媒体カセット10の引き抜きを招くこともない。
尚、第1係合突起(外側)15において装置奥側Yaには、上記使用モード5を確実に成立させる為に、上述の通り奥側垂直面15bが形成されているが、仮に第1係合突起(外側)15において装置奥側Yaに奥側垂直面15bのみが形成されていると、既に説明した使用モード4が成立しない。即ち、図16に示す様に媒体トレイ5が装着された状態で媒体カセット10を装着しようとすると、第1係合突起(外側)15に、第2係合片(外/手前側)6bが引っ掛かってしまうことになる。
これを防止するために、第1係合突起(外側)15において装置奥側Yaは2つの面に分割され、即ち内側に奥側斜面15aが形成され、外側に奥側垂直面15bが形成されている。尚、図6の符号X1は第1係合突起(外側)15における奥側垂直面15bの形成領域を示し、符号X2は第1係合突起(外側)15における奥側斜面15aの形成領域を示している。また、符号X3は第2係合突起(内側)14における奥側斜面14aの形成領域を示している。
そして媒体トレイ5の側は、上記使用モード5のときに第1係合突起(外側)15の奥側垂直面15bが機能する様に、奥側垂直面15bに対応する領域X1にのみ第1係合片(外/奥側)6aが形成されている(図8の領域X4)。また、上記使用モード4のときに第1係合突起(外側)15の奥側斜面15aが機能する様に、奥側斜面15aと係合可能な範囲X2をカバーする様に第2係合片(外/手前側)6bが形成されている(図8の領域X5)。
ところで、オプション装置としての測色装置4の未装着状態では、媒体トレイ5のトレイベース部6はその前端が装置本体1aの前面1bとほぼ面一にあり、即ち媒体トレイ5は全体がほぼ装置本体1aの内側に収容された状態となっている。従ってこの状態では、媒体トレイ5はその着脱方向(Ya、Yb方向)と直交する方向(用紙幅方向:図10〜図18の紙面表裏方向)の位置がほぼ厳格に規定され、ガタツキの無い良好な装着状態となっている。
しかしながら、測色装置4の装着状態では、媒体トレイ5のトレイベース部6はその前端が装置本体1aの前面1bから所定量突き出た状態となり、このため用紙幅方向にガタツキが生じ易い装着状態となる。しかしながら、媒体トレイ5のトレイベース部6は、第1係合突起(外側)15に対して横壁部6d(図8)を有しており、この横壁部6dが第1係合突起(外側)15の側壁15d(図5、図6参照)と係合する為、媒体トレイ5のトレイベース部6はその前端が装置本体1aの前面1bから所定量突き出た状態となっても、用紙幅方向のガタツキが抑えられる様になっている。
以下、上記実施形態の構成を纏めると、下記(1)〜(6)の通りとなる。
(1)媒体カセット10が、カセットベース部11と、カセットベース部11に対して装置手前側Ybに位置し、用紙サイズに合わせて媒体カセット10の着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部12とを備え、カセットベース部11とカセット引き出し部12とにより用紙を収容する空間が形成される。また媒体トレイ5は、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部6、及び縮小状態においてトレイベース部6の下側に収容され、伸長状態においてトレイベース部6より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部である第1引き出し部7を備え、装置本体1aに対する着脱方向と同一方向に伸縮可能に構成されている。
(2)トレイベース部6は、オプション装置としての測色装置4が未装着のとき、装置本体1aに形成されたトレイ係合部としての突起1dと係合することで引き抜き方向Ybに拘束され、測色装置4が装着されたとき、トレイベース部6の装置本体1aに対する装着位置が変位して突起1dとの係合が解除される。
(3)カセット引き出し部12は、その上部にトレイベース部6と係合する第1係合突起15、および第1引き出し部7と係合する第2係合突起14を、前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えている。媒体カセット10及び媒体トレイ5がともに縮小状態にあり且つ装置本体1aに装着された初期装着状態において、第1係合突15起に対し、前記着脱方向における装置奥側Yaにトレイベース部6の下部に設けられた第1係合片6aが位置するとともに、装置手前側Ybにトレイベース部6の下部に設けられた第2係合片6bが位置している。
(4)第1係合突起15における装置奥側Yaの面の、前記着脱方向と交差する方向における形成領域に対し、第1係合片6aは、その一部領域(奥側垂直面15b)と係合可能に形成され、第2係合片6bは、少なくとも第1係合片6aと係合する領域外(奥側斜面15a)と係合可能に形成されている。
初期装着状態において、第2係合突起14に対し、装置奥側Yaに第1引き出し部7の下部に設けられた第3係合片7aが位置するとともに、装置手前側Ybに第1引き出し部の下部に設けられた第4係合片7bが位置している。
(5)第1係合突起15は、装置手前側Ybの面が突起上部に向かって装置奥側Yaに向かう傾斜面(手前側斜面15c)で形成されるとともに、装置奥側Yaの面が、第2係合片6bと係合可能な領域が突起上部に向かって装置手前側Ybに向かう傾斜面(奥側傾斜面15a)で形成されている。また第2係合突起14は、装置奥側Yaの面が突起上部に向かって装置手前側Ybに向かう傾斜面(奥側傾斜面14a)で形成されるとともに、装置手前側Ybの面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面(手前側斜面14b)で形成されている。
(6)測色装置4が装着され且つ媒体カセット10及び媒体トレイ5が前記初期装着状態にある状態から、第1引き出し部7を引き出した際、第1係合突起15と第1係合片6aとの係合状態が解除される前に、第2係合突起14を第3係合片7aが乗り越える様に構成されている。
以上の構成(1)〜(6)を備えることにより、伸縮可能な媒体カセット10と伸縮可能な媒体トレイ5とを係合させながらも、場合によりそれぞれの伸縮操作や着脱操作を相手側から拘束されずに行うことができ、具体的には上記使用モード1〜5を実現できる。
本実施形態は上記(1)〜(6)の構成を基本とし、更に以下の構成を備えている。尚、以下の構成は本発明に必須の構成ではなく、上記(1)〜(6)の構成に対し任意的に付加することができる構成である。
(7)トレイベース部6は、測色装置4が未装着のとき、全体が装置本体1aの内側に入り込む装着状態となることで、前記着脱方向と交差する方向の位置が規制され、測色装置4が装着されたとき、トレイベース部6の装置本体1aに対する装着位置が媒体トレイ5の引き抜き方向に変位して、トレイベース部6が装置本体1aから所定量突出する構成を備えている。そしてトレイベース部6には、第1係合突起15に対し、前記着脱方向と交差する方向に位置する横壁部6dが形成されている。本構成を付加することで、測色装置4を装着した際に媒体トレイ5を着脱方向と交差する方向にがたつくことなく保持することができる。
(8)第1係合突起15、第1係合片6a、第2係合片6b、のこれらの組、および第2係合突起14、第3係合片7a、第4係合片7b、のこれらの組を、前記着脱方向と交差する方向に複数備えている。本構成を付加することで、上記各使用モードにおいて媒体トレイ5の姿勢を安定させることができる
(9)第1係合突起15は、装置奥側Yaの面において、第1係合片6aと係合可能な領域が、第2係合突起14における装置奥側Yaの傾斜面より急角度で形成されている(第1係合突起15の奥側垂直面)。本構成を付加することで、上記<<使用モード5>>をより確実に実現させることができる。
(10)第2係合突起14に形成された装置手前側斜面14bが、第1係合突起15に形成された装置手前側斜面15cよりも急角度に形成されている。本構成を付加することで、上記<<使用モード1>>の成立を、より確実なものとすることができる。
(11)上記(1)〜(6)を備えた構成から、(2)に記載の構成(トレイベース部6が装置本体1aに形成された突起1dと係合する構成)を除外した構成も採用可能である。この場合、上記<<使用モード1>>を成立させる為に、初期装着状態からカセット引き出し部12を引き出した際、第2係合突起14と第4係合片7bとの係合状態が解除される前に、第1係合突起15を第2係合片6bが乗り越える様に構成する。尚この様に構成した場合、測色装置4はあっても無くても構わないし、媒体トレイ5の装着位置は固定であっても構わない。
(12)上記(1)〜(6)を備えた構成から、(4)、(5)に記載の構成、具体的には第1係合突起15の装置奥側の面を構成する奥側斜面15aを除外した構成も採用可能である。即ち、奥側斜面15aは、図16に示す<<使用モード4>>において機能するが、当該奥側斜面15aが形成されていない場合であっても、媒体カセット10を装着する際、第4係合片7bの第2係合突起14の乗り越え動作に伴って、第1引き出し部7がトレイベース部6を押し上げて、その結果第2係合片6bが第1係合突起15を乗り越える様に構成されていれば、<<使用モード4>>が実現可能となる。
■■■■■■5.第2実施形態■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
以下、図19乃至図24を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。ここで、図19〜図24は第2実施形態に係る媒体トレイおよび媒体カセットの断面図、図20は使用モード1の動作状態を示す図、図21は使用モード2の動作状態を示す図、図22は使用モード3の動作状態を示す図、図23は使用モード4の動作状態を示す図、図24は使用モード5の動作状態を示す図である。
上記第1実施形態では媒体カセット10の側に突起(第1係合突起(外側)15、第2係合突起(内側)14)を形成し、媒体トレイ5の側に係止片(第1係合片(外/奥側)6a、第2係合片(外/手前側)6b、第3係合片(内/奥側)7a、第4係合片(内/手前側)7b)を形成したが、これらを逆に形成しても構わない。これを上記実施形態に基づいて実施すると、図10(A)、(B)に示す突起形状及び係止片形状を、上下左右逆にした形態となる。
具体的には、図19(A)、(B)において符号12’はカセット引き出し部を、符号6’はトレイベース部を、符号7’は第1引き出し部を、それぞれ示している(それぞれ上記第1実施形態において符号12、6、7で示した構成要素に対応)。また、符号36はトレイベース部6’に形成された第1係合突起を、符号35は第1引き出し部7’に形成された第2係合突起を、それぞれ示している。更に、符号12b〜12dはカセット引き出し部12’に形成された係合片であり、符号12bは第1係合突起を、符号12cは第2係合突起を、符号12dは第3係合突起を、符号12eは第4係合突起を、それぞれ示している。
図20(A)、(B)は<<使用モード1>>を示しており、初期装着状態からカセット引き出し部12’を引き出すと(実線矢印)、これに同期して第1引き出し部7’が引き出される(破線矢印)。第1係合片12bは、第1係合突起36の奥側斜面35aにより第1係合突起36を乗り越えることができる。
図21(A)、(B)は<<使用モード2>>を示しており、初期装着状態から第1引き出し部7’を引き出すと(実線矢印)、第2係合突起35の手前側斜面35bが第4係合片12eを乗り越えることができる為、媒体カセットが第1引き出し部7’に連れられて引き抜かれることがない。
図22(B−1)、(B−2)は<<使用モード3>>を示しており、媒体カセットを装置本体から引き抜こうとすると(実線矢印)、第3係合片12dが第2係合突起35の奥側斜面35aを乗り越えることができる為、媒体カセットは第1引き出し部7’に引っ掛かることなく引き抜くことができる。
図23(A)、(B)は<<使用モード4>>を示しており、媒体カセットを取り外した状態から装着する際(実線矢印)、第1係合片12bが第1係合突起36の手前側斜面35cを乗り越えることができ、また第3係合片12dが第2係合突起35の手前側斜面35bを乗り越えることができるので、その結果媒体カセットは引っ掛かり無く装着できる。
図24(A)、(B)は<<使用モード5>>を示しており、測色装置4が装着された状態の、媒体トレイ及び媒体カセットの初期装着状態において、第1引き出し部7’を引き出すと、第1係合突起36と第2係合片12cとの係合状態が解除される前に、第2係合突起35と第4係合片12eとの係合状態が解除される様に、各係合突起及び係合片の高さ関係が設定されている。これにより、トレイベース部6’が引き抜かれることなく、第1引き出し部7’を引き抜くことができる。
以下、上記第2実施形態に特有の構成を纏めると、下記(1)〜(6)の通りとなる。
(1)トレイベース部6’は、その下部にカセット引き出し部12’と係合する第1係合突起36を備え、第1引き出し部7’は、その下部にカセット引き出し部12’と係合する第2係合突起35を、第1係合突起36に対し前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えている。
(2)媒体カセット及び媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ装置本体1aに装着された初期装着状態において、第1係合突起36に対し、前記着脱方向における装置奥側Yaにカセット引き出し部12’の上部に設けられた第1係合片12bが位置するとともに、前記着脱方向における装置手前側Ybにカセット引き出し部12’の上部に設けられた第2係合片12cが位置している。
(3)第1係合突起36における装置手前側Ybの面の、前記着脱方向と交差する方向における形成領域に対し、第2係合片12cは、その一部領域(手前側垂直面36b)と係合可能に形成され、第1係合片12bは、少なくとも第2係合片12cと係合する領域外(手前側斜面36c)と係合可能に形成されている。
(4)前記初期装着状態において、第2係合突起35に対し、前記着脱方向における装置奥側Yaにカセット引き出し部12’の上部に設けられた第3係合片12dが位置するとともに、前記着脱方向における装置手前側Ybにカセット引き出し部12’の上部に設けられた第4係合片12eが位置している。
(5)第1係合突起36は、装置手前側Ybの面が、第1係合片12bと係合可能な領域が突起上部(図面では下方)に向かって装置奥側Yaに向かう手前側傾斜面36cで形成されるとともに、装置奥側Yaの面が突起上部に向かって装置手前側Ybに向かう奥側斜面36aで形成されている。
(6)第2係合突起35は、装置奥側Yaの面が突起上部に向かって装置手前側Ybに向かう奥側斜面35aで形成されるとともに、装置手前側Ybの面が突起上部に向かって装置奥側Yaに向かう手前側斜面35bで形成されている。
(7)そして測色装置4が装着され且つ媒体カセット及び媒体トレイが前記初期装着状態にある状態から、トレイ引き出し部7’を引き出した際、第1係合突起36と第2係合片12cとの係合状態が解除される前に、第4係合片12eを第2係合突起35が乗り越える様に構成されている。
以上の構成(1)〜(7)を備えることにより、伸縮可能な媒体カセットと伸縮可能な媒体トレイとを係合させながらも、上述した第1実施形態と同様に、場合によりそれぞれの伸縮操作や着脱操作を相手側から拘束されずに行うことができる。
■■■■■■6.その他の実施形態■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
以上説明した各実施形態は一例であり、また上記各実施形態に対して更に種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態ではトレイ係合手段13を媒体カセット10の左右に設けたが、いずれか一方側のみに設けた場合であっても、上記第1〜第5モードを成立させることができる。また、上記各実施形態では第1係合突起(外側)15と第2係合突起(内側)14とを連接する様に形成しているが、所定距離離して形成しても構わない。
また、以上説明した実施形態では、インクジェットプリンター1としてシリアル型の液体噴射装置、即ちインクジェット記録ヘッド30が用紙幅方向に移動しながら記録を行う液体噴射装置を例にして説明したが、これに限定されないことは言うまでもなく、例えば記録ヘッドが固定的に設けられた、所謂ラインヘッド型の液体噴射装置にも適用可能である。
また、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材(被搬送材)に記録を行うプリンター、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒材に相当する被噴射材(被搬送材)に噴射して、前記液体を前記被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
1 インクジェットプリンター、1a 装置本体、1b 装置前面、1c トレイ支持板、1d 突起(トレイ係合部)、2 ロール収容部、3 媒体給送装置、4 測色装置、
5 媒体トレイ、6 トレイベース部、6a 第1係合片(外/奥側)、6b 第2係合片(外/手前側)、7 第1引き出し部、7a 第3係合片(内/奥側)、7b 第4係合片(内/手前)、8 第2引き出し部、
10 媒体カセット、10a 用紙収容部、11 カセットベース部、12 カセット引き出し部、13 トレイ係合手段、14 第2係合突起、14a 奥側斜面、14b 手前側斜面、15 第1係合突起、15a 奥側斜面、15b 奥側垂直面、15c 手前側斜面、16 突起

Claims (8)

  1. 装置本体に対して着脱可能に設けられた、媒体を収容する媒体カセットと、
    前記媒体カセットから送り出された媒体に記録を行う記録手段と、
    前記媒体カセットの上部において前記装置本体に対して前記媒体カセットの着脱方向と同一方向に着脱可能に設けられるとともに前記着脱方向に伸縮可能に構成され、記録の行われた媒体を支持する媒体トレイと、を備え、更に前記媒体トレイの上方に、媒体記録面の情報検出或いは媒体に対して所定の処理を行うオプション装置を装着及び取り外し可能に構成された記録装置であって、
    前記媒体カセットは、カセットベース部と、当該カセットベース部に対して前記媒体カセットの引き抜き方向である装置手前側に位置し、媒体サイズに合わせて前記着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部とを備え、前記カセットベース部と前記カセット引き出し部とにより媒体を収容する空間が形成され、
    前記媒体トレイは、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部と、縮小状態において前記トレイベース部に収容され、伸長状態において前記トレイベース部より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部と、を備えて構成され、
    前記トレイベース部は、前記オプション装置が未装着のとき、前記装置本体に形成されたトレイ係合部と係合することで前記引き抜き方向に拘束され、前記オプション装置が装着されたとき、前記トレイベース部の前記装置本体に対する装着位置が変位して前記トレイ係合部との係合が解除されるよう構成されており、
    前記カセット引き出し部は、その上部に前記トレイベース部と係合する第1係合突起、および前記トレイ引き出し部と係合する第2係合突起を、前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えており、
    前記媒体カセット及び前記媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ前記装置本体に装着された初期装着状態において、前記第1係合突起に対し、前記媒体カセットの装着方向である装置奥側に前記トレイベース部の下部に設けられた第1係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイベース部の下部に設けられた第2係合片が位置しており、
    前記第1係合突起における装置奥側の面の、前記着脱方向と交差する方向における形成領域に対し、前記第1係合片は、その一部領域と係合可能に形成され、前記第2係合片は、少なくとも前記第1係合片と係合する領域外と係合可能に形成され、
    前記初期装着状態において、前記第2係合突起に対し、装置奥側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第3係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第4係合片が位置しており、
    前記第1係合突起は、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置奥側の面において前記第2係合片と係合可能な領域が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されており、
    前記第2係合突起は、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、
    前記オプション装置が装着され且つ前記媒体カセット及び前記媒体トレイが前記初期装着状態にある状態から、前記トレイ引き出し部を引き出した際、前記第1係合突起と前記第1係合片との係合状態が解除される前に、前記第2係合突起を前記第3係合片が乗り越える様に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記トレイベース部は、前記オプション装置が未装着のとき、全体が前記装置本体の内側に入り込む装着状態となることで、前記着脱方向と交差する方向の位置が規制され、前記オプション装置が装着されたとき、前記トレイベース部の前記装置本体に対する装着位置が前記媒体トレイの引き抜き方向に変位して、前記トレイベース部が前記装置本体から所定量突出する構成を備え、
    前記トレイベース部には、前記第1係合突起に対し、前記着脱方向と交差する方向に位置する横壁部が形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、前記第1係合突起、前記第1係合片、前記第2係合片、のこれらの組、および前記第2係合突起、前記第3係合片、前記第4係合片、のこれらの組を、前記着脱方向と交差する方向に複数備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 装置本体に対して着脱可能に設けられた、媒体を収容する媒体カセットと、
    前記媒体カセットから送り出された媒体に記録を行う記録手段と、
    前記媒体カセットの上部において前記装置本体に対して前記媒体カセットの着脱方向と同一方向に着脱可能に設けられるとともに前記着脱方向に伸縮可能に構成され、記録の行われた媒体を支持する媒体トレイと、を備えた記録装置であって、
    前記媒体カセットは、カセットベース部と、当該カセットベース部に対して前記媒体カセットの引き抜き方向である装置手前側に位置し、媒体サイズに合わせて前記着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部とを備え、前記カセットベース部と前記カセット引き出し部とにより媒体を収容する空間が形成され、
    前記媒体トレイは、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部と、縮小状態において前記トレイベース部に収容され、伸長状態において前記トレイベース部より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部と、を備えて構成され、
    前記カセット引き出し部は、その上部に前記トレイベース部と係合する第1係合突起、および前記トレイ引き出し部と係合する第2係合突起を、前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えており、
    前記媒体カセット及び前記媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ前記装置本体に装着された初期装着状態において、前記第1係合突起に対し、前記媒体カセットの装着方向である装置奥側に前記トレイベース部の下部に設けられた第1係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイベース部の下部に設けられた第2係合片が位置しており、
    前記第1係合突起における装置奥側の面の、前記着脱方向と交差する方向における形成領域に対し、前記第1係合片は、その一部領域と係合可能に形成され、前記第2係合片は、少なくとも前記第1係合片と係合する領域外と係合可能に形成され、
    前記初期装着状態において、前記第2係合突起に対し、装置奥側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第3係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第4係合片が位置しており、
    前記第1係合突起は、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置奥側の面において前記第2係合片と係合可能な領域が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されており、
    前記第2係合突起は、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、
    前記初期装着状態から前記カセット引き出し部を引き出した際、前記第2係合突起と前記第4係合片との係合状態が解除される前に、前記第1係合突起を前記第2係合片が乗り越える様に構成されており、
    前記初期装着状態から前記トレイ引き出し部を引き出した際、前記第1係合突起と前記第1係合片との係合状態が解除される前に、前記第2係合突起を前記第3係合片が乗り越える様に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記第1係合突起は、装置奥側の面において、前記第1係合片と係合可能な領域が、前記第2係合突起における装置奥側の傾斜面より急角度で形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項4または5に記載の記録装置において、前記第2係合突起に形成された装置手前側の傾斜面が、前記第1係合突起に形成された装置手前側の傾斜面よりも急角度に形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 装置本体に対して着脱可能に設けられた、媒体を収容する媒体カセットと、
    前記媒体カセットから送り出された媒体に記録を行う記録手段と、
    前記媒体カセットの上部において前記装置本体に対して前記媒体カセットの着脱方向と同一方向に着脱可能に設けられるとともに前記着脱方向に伸縮可能に構成され、記録の行われた媒体を支持する媒体トレイと、を備え、更に前記媒体トレイの上方に、媒体記録面の情報検出或いは媒体に対して所定の処理を行うオプション装置を装着及び取り外し可能に構成された記録装置であって、
    前記媒体カセットは、カセットベース部と、当該カセットベース部に対して前記媒体カセットの引き抜き方向である装置手前側に位置し、媒体サイズに合わせて前記着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部とを備え、前記カセットベース部と前記カセット引き出し部とにより媒体を収容する空間が形成され、
    前記媒体トレイは、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部と、縮小状態において前記トレイベース部に収容され、伸長状態において前記トレイベース部より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部と、を備えて構成され、
    前記トレイベース部は、前記オプション装置が未装着のとき、前記装置本体に形成されたトレイ係合部と係合することで前記引き抜き方向に拘束され、前記オプション装置が装着されたとき、前記トレイベース部の前記装置本体に対する装着位置が変位して前記トレイ係合部との係合が解除されるよう構成されており、
    前記カセット引き出し部は、その上部に前記トレイベース部と係合する第1係合突起、および前記トレイ引き出し部と係合する第2係合突起を、前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えており、
    前記媒体カセット及び前記媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ前記装置本体に装着された初期装着状態において、前記第1係合突起に対し、前記媒体カセットの装着方向である装置奥側に前記トレイベース部の下部に設けられた第1係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイベース部の下部に設けられた第2係合片が位置しており、
    前記初期装着状態において、前記第2係合突起に対し、装置奥側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第3係合片が位置するとともに、装置手前側に前記トレイ引き出し部の下部に設けられた第4係合片が位置しており、
    前記第1係合突起は、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、
    前記第2係合突起は、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、
    前記媒体カセットが取り外され且つ前記媒体トレイが装着された状態から、前記媒体カセットを装着する際、前記第4係合片の前記第2係合突起の乗り越え動作に伴って前記トレイ引き出し部が前記トレイベース部を押し上げて、前記第2係合片が前記第1係合突起を乗り越える様構成され、
    前記オプション装置が装着され且つ前記媒体カセット及び前記媒体トレイが前記初期装着状態にある状態から、前記トレイ引き出し部を引き出した際、前記第1係合突起と前記第1係合片との係合状態が解除される前に、前記第2係合突起を前記第3係合片が乗り越える様に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 装置本体に対して着脱可能に設けられた、媒体を収容する媒体カセットと、
    前記媒体カセットから送り出された媒体に記録を行う記録手段と、
    前記媒体カセットの上部において前記装置本体に対して前記媒体カセットの着脱方向と同一方向に着脱可能に設けられるとともに前記着脱方向に伸縮可能に構成され、記録の行われた媒体を支持する媒体トレイと、を備え、更に前記媒体トレイの上方に、媒体記録面の情報検出或いは媒体に対して所定の処理を行うオプション装置を装着及び取り外し可能に構成された記録装置であって、
    前記媒体カセットは、カセットベース部と、当該カセットベース部に対して前記媒体カセットの引き抜き方向である装置手前側に位置し、媒体サイズに合わせて前記着脱方向にスライド可能なカセット引き出し部とを備え、前記カセットベース部と前記カセット引き出し部とにより媒体を収容する空間が形成され、
    前記媒体トレイは、伸長状態において基端側を構成するトレイベース部と、縮小状態において前記トレイベース部に収容され、伸長状態において前記トレイベース部より自由端側に位置する、少なくとも1つの引き出し可能なトレイ引き出し部と、を備えて構成され、
    前記トレイベース部は、前記オプション装置が未装着のとき、前記装置本体に形成されたトレイ係合部と係合することで前記引き抜き方向に拘束され、前記オプション装置が装着されたとき、前記トレイベース部の前記装置本体に対する装着位置が変位して前記トレイ係合部との係合が解除されるよう構成されており、
    前記トレイベース部は、その下部に前記カセット引き出し部と係合する第1係合突起を備え、前記トレイ引き出し部は、その下部に前記カセット引き出し部と係合する第2係合突起を、前記第1係合突起に対し前記着脱方向と交差する方向に位置をずらして備えており、
    前記媒体カセット及び前記媒体トレイがともに縮小状態にあり且つ前記装置本体に装着された初期装着状態において、前記第1係合突起に対し、前記媒体カセットの装着方向である装置奥側に前記カセット引き出し部の上部に設けられた第1係合片が位置するとともに、装置手前側に前記カセット引き出し部の上部に設けられた第2係合片が位置しており、
    前記第1係合突起における装置手前側の面の、前記着脱方向と交差する方向における形成領域に対し、前記第2係合片は、その一部領域と係合可能に形成され、前記第1係合片は、少なくとも前記第2係合片と係合する領域外と係合可能に形成され、
    前記初期装着状態において、前記第2係合突起に対し、装置奥側に前記カセット引き出し部の上部に設けられた第3係合片が位置するとともに、装置手前側に前記カセット引き出し部の上部に設けられた第4係合片が位置しており、
    前記第1係合突起は、装置手前側の面において前記第1係合片と係合可能な領域が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されており、
    前記第2係合突起は、装置奥側の面が突起上部に向かって装置手前側に向かう傾斜面で形成されるとともに、装置手前側の面が突起上部に向かって装置奥側に向かう傾斜面で形成されており、
    前記オプション装置が装着され且つ前記媒体カセット及び前記媒体トレイが前記初期装着状態にある状態から、前記トレイ引き出し部を引き出した際、前記第1係合突起と前記第2係合片との係合状態が解除される前に、前記第4係合片を前記第2係合突起が乗り越える様に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
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