JP6458938B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関する。
本願において、記録装置には、所定方向に記録ヘッドが移動しながら記録を行うシリアルプリンター、記録ヘッドが移動しないラインプリンター、及びこれらプリンター機能を備える複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来、記録装置にはA4サイズ、B5サイズ、写真紙、葉書等のサイズの異なる被記録媒体に対応し、複数枚の被記録媒体を積層して収容可能な排紙トレイが設けられている。これら排紙トレイには、収容する被記録媒体のサイズに応じて被記録媒体の排出方向に前記排紙トレイを延長可能なものがある。例えば、特許文献1に記載の記録装置における排紙トレイユニットは、装置本体に取り付けられた第1の排紙トレイと、該第1の排紙トレイに対して進退自在な第2の排紙トレイと、該第2の排紙トレイに対して回動自在な第3の排紙トレイとを備えている。
特開2005−53592号公報 特開2004−338873号公報
特許文献1に記載の記録装置に記載の排紙トレイユニットは、装置本体前面のカバーを前方に回動させて開口部を開き、トレイ格納部から前記排紙トレイユニットを引き出す。この際、排出される被記録媒体のサイズに応じて前記第1の排紙トレイ及び前記第2の排紙トレイをそれぞれ引き出す。そして、前記第3の排紙トレイを前記第2の排紙トレイに対して前方側に回動させることにより前記被記録媒体が載置可能となる。
しかし、この記録装置における排紙トレイユニットは、装置から引き出す動作あるいは装置に収容する動作をユーザーが手動で行う必要があり、ユーザーの手を煩わせて記録装置の作業性が低下する。
また、特許文献2には駆動手段を用いて排出トレイの装置本体からの引き出し動作及び収容動作を行う記録装置が記載されている。この記録装置では、前記排紙トレイは複数のトレイ板を備え、各トレイ板は被記録媒体の排出方向に相対移動可能に連結されている。そして、この記録装置の前記排紙トレイには、当該排紙トレイを前記被記録媒体の排出方向における伸張を可能とする駆動手段が設けられている。したがって、この記録装置では、前記駆動手段により排出される前記被記録媒体のサイズに応じた伸張量に伸長させることができるとともに前記排紙トレイを収納状態に収縮させることができる。
ここで、例えば特許文献2に記載された排紙トレイの駆動手段を特許文献1の排紙トレイに適用すると、前記駆動手段により前記第1の排紙トレイ及び前記第2の排紙トレイの装置奥行き方向におけるトレイ格納部からの引き出し動作及びトレイ格納部への収容動作が可能となる。
しかしながら、前記第3の排紙トレイを前記第2排紙トレイに対して回動させて展開状態または収容状態とするためには、前記駆動手段と異なる駆動手段が必要となり、装置が複雑化し、装置が大型化する虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、記録装置の操作性を向上させるとともに装置の小型化を図ることができる記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の記録装置は、被記録媒体に記録を実行する記録手段と、記録が実行された被記録媒体を排出する排出手段と、装置内部に収納された位置である第1の位置と被記録媒体の排出方向に突出した第2の位置との間を移動可能な、前記排出手段により排出された被記録媒体を受ける媒体受けトレイと、装置に収容された状態の第1の姿勢と、前記第1の姿勢から排出方向側へ回動した第2の姿勢とを取り得るパネルと、前記媒体受けトレイに設けられ、該媒体受けトレイに収容された収容状態と、被記録媒体の排出方向側に展開して被記録媒体の少なくとも一部を支持する展開状態と、を取り得る補助トレイとを備え、前記パネル及び前記媒体受けトレイの少なくとも一方を他方に対して相対移動させることにより前記補助トレイと前記パネルとを接触させ、前記補助トレイを前記展開状態の側から前記収容状態の側へと変位させることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体受けトレイに設けられた補助トレイを、前記パネル及び前記媒体受けトレイの少なくとも一方を他方に対して相対移動させることにより前記媒体受けトレイに収容させることができる。その結果、前記補助トレイの収納のために別途駆動手段を設けることがなく、装置の大型化を抑制し、装置の小型化を図ることができる。また、ユーザーが補助トレイを操作しなくても補助トレイを展開状態から収容状態へと変化させることができるので、記録装置の操作性を向上させる。
本発明の第2の態様の記録装置は、第1の態様において、前記パネルを前記第2の姿勢から前記第1の姿勢へと切り換える動作及び前記媒体受けトレイを前記被記録媒体の排出方向へ移動させる動作の少なくとも一方の動作により、前記補助トレイは前記展開状態から前記収容状態へと変位させられることを特徴とする。
本態様によれば、前記補助トレイを前記パネル及び前記媒体受けトレイの少なくとも一方の動作により前記展開状態から前記収容状態へと変位させることができるので、前記記録装置における動作を簡略化することができる。
本発明の第3の態様の記録装置は、第1または第2の態様において、前記パネルは前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間で前記補助トレイと接触する第3の姿勢を有し、前記パネルが前記第2の姿勢にあり、前記媒体受けトレイが前記第1の位置に位置し、かつ前記補助トレイが前記展開状態である場合において、前記パネルを前記第2の姿勢から前記第3の姿勢に変化させて、前記パネルを前記補助トレイに接触させ、前記パネルを前記第3の姿勢から前記第1の姿勢に変化させつつ、前記媒体受けトレイを前記第1の位置から前記第2の位置側に向けて移動させ、前記媒体受けトレイの前記第2の位置側への移動に応じて、前記パネルを前記第3の姿勢から前記第2の姿勢に変化させ、前記パネルを前記第3の姿勢に変化させ、前記媒体受けトレイを前記第2の位置まで移動させ、前記媒体受けトレイを前記第2の位置から前記第1の位置まで移動させ、前記パネルを前記第2の姿勢から前記第1の姿勢に変化させることを特徴とする。
本発明の第4の態様の記録装置は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記補助トレイは前記媒体受けトレイの底部に位置する回動軸を回動支点にして回動することを特徴とする。
本態様によれば、前記補助トレイは前記媒体受けトレイの底部に位置する回動軸を回動支点にして回動する。これにより、前記回動支点は装置高さ方向において前記パネルと前記補助トレイとの接触位置よりも下方に位置することとなる。その結果、前記補助トレイと前記パネルとの接触位置における接線と前記回動支点と前記接触位置とを結ぶ線分とが成す接触角度が小さくなり、前記補助トレイと前記パネルとの間の摩擦力が小さくなるので、前記補助トレイをより円滑に回動させることができる。
本発明の第5の態様の記録装置は、第1から第4のいずれか一の態様において、前記パネルには前記補助トレイと接触する接触部が設けられ、該接触部には前記補助トレイの前記展開状態から前記収容状態への変位を促す誘い部が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記パネルに設けられた接触部には前記補助トレイの前記展開状態から前記収容状態への変位を促す誘い部が設けられているので、前記補助トレイの前記展開状態から前記収容状態への変位を円滑なものにできる。
本発明の第6の態様の記録装置は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記補助トレイにおいて前記パネルと接触する部分にローラー部材が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記補助トレイにおいて前記パネルと接触する部分にローラー部材が設けられているので、前記パネルと前記補助トレイとの接触部分における摩擦力を低減し、前記補助トレイの前記展開状態から前記収容状態への変位をより円滑にできる。
本発明の第7の態様の記録装置は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記補助トレイは前記媒体受けトレイに対して前記被記録媒体の排出方向にスライド可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記補助トレイは前記媒体受けトレイに対して前記被記録媒体の排出方向にスライド可能であるので、前記補助トレイに前記パネルを接触させた状態で、前記媒体受けトレイを前記排出方向に移動させる又は前記パネルを前記第1の姿勢に向けて動作させるだけで前記補助トレイを前記媒体受けトレイ内に収納できる。したがって、前記補助トレイの収納動作を簡易にできる。
本発明の第8の態様の記録装置は、第1から第7のいずれか一の態様において、前記媒体受けトレイは、前記排出方向に延びる平板部と、該平板部における前記排出方向側の端部において前記平板部から装置高さ方向上方へ隆起する隆起部とを備え、前記補助トレイは前記隆起部に設けられていることを特徴とする。
第1の実施例に係るプリンターの外観斜視図。 第1の実施例に係るプリンターにおける用紙搬送経路を示す側断面図。 第1の実施例に係るプリンターの構成を示すブロック図。 第1の実施例に係るプリンターにおいてパネル部を第2の姿勢とした場合の外観斜視図。 第1の実施例に係るプリンターにおいてパネル部を第2の姿勢とし、排出トレイを第1の位置から第2の位置へと突出させた状態の外観斜視図。 図5において補助トレイを展開状態とした際の外観斜視図。 (A)は第1の実施例に係る補助トレイの収納動作の第1の状態を示す側面図であり、(B)は補助トレイの収納動作の第2の状態を示す側面図。 (A)は補助トレイの収納動作の第3の状態を示す側面図であり、(B)は補助トレイの収納動作の第4の状態を示す側面図。 (A)は補助トレイの収納動作の第5の状態を示す側面図であり、(B)は補助トレイの収納動作の第6の状態を示す側面図。 (A)は補助トレイの収納動作の第7の状態を示す側面図であり、(B)は補助トレイの収納動作の第8の状態を示す側面図。 (A)は補助トレイの収納動作の第9の状態を示す側面図であり、(B)は補助トレイの収納動作の第10の状態を示す側面図。 パネル部に設けられた接触部と補助トレイとの関係を示す側面図。 第1の実施例に係る補助トレイの収納動作におけるフローチャート図。 第2の実施例に係る補助トレイと接触部との関係を示す側面図。 第3の実施例に係る排出トレイに設けられた補助トレイの概要図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は第1の実施例に係るプリンターの外観斜視図であり、図2は第1の実施例に係るプリンターにおける用紙搬送経路を示す側断面図であり、図3は第1の実施例に係るプリンターの構成を示すブロック図であり、図4は第1の実施例に係るプリンターにおいてパネル部を第2の姿勢とした場合の外観斜視図であり、図5は第1の実施例に係るプリンターにおいてパネル部を第2の姿勢とし、排出トレイを第1の位置から第2の位置へと突出させた状態の外観斜視図である。
図6は図5において補助トレイを展開状態とした際の外観斜視図であり、図7(A)は第1の実施例に係る補助トレイの収納動作の第1の状態を示す側面図であり、図7(B)は補助トレイの収納動作の第2の状態を示す側面図であり、図8(A)は補助トレイの収納動作の第3の状態を示す側面図であり、図8(B)は補助トレイの収納動作の第4の状態を示す側面図であり、図9(A)は補助トレイの収納動作の第5の状態を示す側面図であり、図9(B)は補助トレイの収納動作の第6の状態を示す側面図であり、図10(A)は補助トレイの収納動作の第7の状態を示す側面図であり、図10(B)は補助トレイの収納動作の第8の状態を示す側面図である。
図11(A)は補助トレイの収納動作の第9の状態を示す側面図であり、図11(B)は補助トレイの収納動作の第10の状態を示す側面図であり、図12はパネル部に設けられた接触部と補助トレイとの関係を示す側面図であり、図13は第1の実施例に係る補助トレイの収納動作におけるフローチャート図であり、図14は第2の実施例に係る補助トレイと接触部との関係を示す側面図であり、図15は第3の実施例に係る排出トレイに設けられた補助トレイの概要図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向(装置幅方向)が記録ヘッドの走査方向、Y方向が記録装置の奥行き方向及び用紙搬送方向、Z方向が記録ヘッドと用紙との間の距離(ギャップ)の変化する方向すなわち装置高さ方向を示している。尚、各図において「被記録媒体の排出方向」としての−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
■■■第1の実施例■■■■
<<<プリンターの概要について>>>
図1ないし図6を参照して、記録装置の一例としてのインクジェットプリンター10(以下「プリンター10」という)の構成要素について説明する。プリンター10は、装置本体12と、画像読取装置14とを備えている。
装置本体12は、外観を構成するハウジング16と、該ハウジングの前面において装置本体12に対して着脱可能な媒体収容部18とハウジング16の前面に設けられた、「パネル」としてのパネル部20とを備えている。図2に示すように媒体収容部18の装置前面側(図2における−Y軸方向側)には媒体収容部18に対して閉じた姿勢(図1参照)と開いた姿勢(図2参照)との間を回動可能なカバー22が取り付けられている。また、画像読取装置14は装置本体12の上部に設けられており、図示しないが載置面に媒体をセットして読み取る、いわゆるスキャナーとして構成されている。
パネル部20は、プリンター10を操作するための電源ボタンや印刷設定ボタン、表示パネル等を備え、プリンター10の操作を行う操作部として構成されている。パネル部20は、パネル駆動手段24(図3参照)によりハウジング16に対して装置前方側に回動可能に構成されている(図2参照)。具体的にはパネル部20は、装置に収容された状態の第1の姿勢(図1参照)と、第1の姿勢から用紙Pの排出方向側すなわち装置前面側へ回動した第2の姿勢とを取り得る。
本実施例では、一例としてパネル部20は、「媒体受けトレイ」としての後述する排出トレイ26(図5参照)の移動経路を遮り、プリンター10の装置前面の一部を構成する第1の姿勢(図1参照)と、排出トレイ26の移動経路を開放し、排出トレイ26の装置奥行き方向における移動を妨げない第2の姿勢(図5参照)との間を回動可能である。尚、パネル駆動手段24は図示しないが、駆動源及び該駆動源からの駆動力をパネル部20に伝達する歯車等の機構により構成されている。
<<<用紙搬送経路について>>>
図2を参照するに、符号Pが付された二点鎖線は媒体収容部18から排出トレイ26に至る用紙Pの搬送経路を示している。用紙Pの搬送経路の最上流側には媒体収容部18が設けられている。媒体収容部18は、「被記録媒体」としての用紙Pを収容する下段側トレイ28及び下段側トレイ28の上側に位置するとともに用紙Pを収容する上段側トレイ30とを備えて構成されている
また、上段側トレイ30は、図示しない駆動機構により装置奥行き方向背面側(図2における+Y軸方向)に駆動され、突き当たり位置すなわち給送可能位置(図2参照)と突き当たり位置から装置奥行き方向における装置前面側に所定量変位した退避位置(不図示)との間を移動可能に構成されている。尚、用紙Pは下段側トレイ28及び上段側トレイ30に収容される被記録媒体の一例である。また、本実施例における用紙Pは、A4サイズ、B5サイズ、写真紙、葉書等のサイズが異なる媒体を含んでいる。
また、装置本体12には用紙搬送経路に沿ってピックアップローラー32、給送ローラー34、搬送ローラー36、キャリッジ38、排出ローラー40が設けられている。ピックアップローラー32は、各トレイ28、30の上方に位置し、各トレイ28、30に収容された用紙Pに対して接離する方向に揺動可能に構成されている。ピックアップローラー32は、下段側トレイ28又は上段側トレイ30に収容された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを下段側トレイ28又は上段側トレイ30から用紙搬送経路へ送り出す。
用紙搬送経路上においてピックアップローラー32の下流側には給送ローラー34が設けられている。給送ローラー34の周囲には複数の給送従動ローラー42が設けられている。ピックアップローラー32により媒体収容部18から送り出された用紙Pは、給送ローラー34と複数の給送従動ローラー42とにニップされて用紙搬送経路下流側に搬送される。
また、給送ローラー34の用紙搬送経路下流側には、図示しない駆動モーターにより駆動される搬送ローラー36と該搬送ローラーに圧接して従動回転する搬送従動ローラー44とが設けられている。給送ローラー34により送られた用紙Pは、搬送ローラー36及び搬送従動ローラー44にニップされて用紙搬送経路下流側に搬送される。
搬送ローラー36の下流側には、キャリッジ38が設けられている。キャリッジ38の底部には記録ヘッド46が設けられている。キャリッジ38の下方には記録ヘッド46と対向し、用紙Pを支持するプラテン48が設けられている。キャリッジ38は、図示しない駆動モーターにより図2における装置幅方向(X軸方向)に往復動する様に駆動される。
プラテン48は、用紙Pを支持し、プラテン48と記録ヘッド46との距離すなわちギャップPGを規定する。そしてプラテン48の下流側には、記録の行われた用紙Pを送り出す排出ローラー40と、当該排出ローラーに接して従動回転する排出従動ローラー50とが設けられている。排出ローラー40は、図示しない駆動モーターによって回転駆動される。
記録ヘッド46により記録の行われた用紙Pは、排出ローラー40と排出従動ローラー50とにニップされ、搬送方向下流側に送られる。そして、用紙Pは、装置本体12の前面側(図2における+Y軸方向側)に設けられた排出トレイ26へ排出される。尚、排出トレイ26については後ほど詳細に説明する。
また、プリンター10において用紙Pの両面に記録を行う場合には、記録ヘッド46によって用紙Pの第1面に記録が行われた後、用紙Pは搬送ローラー36及び排出ローラー40の逆送り動作により前記第1面に記録が実行された際に用紙後端となっていた側が先端となって搬送ローラー36の上流側に戻される。さらに用紙Pは、搬送ローラー36の逆戻り動作により反転経路52へと送られる。反転経路52内に送られた用紙Pは、給送ローラー34と反転ローラー54とによりニップされ、再度用紙搬送経路に戻される。
用紙搬送経路に戻された用紙Pは、給送ローラー34により用紙搬送経路下流側の搬送ローラー36へと再度送られる。このとき、用紙Pの第1面と第2面とは湾曲反転させられ、該第2面が記録ヘッド46と対向する。用紙Pは、搬送ローラー36により記録ヘッド46の下方において記録ヘッド46と対向する位置へ送られる。記録ヘッド46により前記第2面の記録が行われた用紙Pは、排出ローラー40により排出トレイ26へ排出される。
<<<制御部について>>>
装置本体12は、複数の電子部品から構成される電気回路としての制御部56(図3参照)を備えている。制御部56は、パネル部20からの入力指令に応じて、画像読取装置14、媒体収容部18、パネル駆動手段24、ピックアップローラー32、給送ローラー34、搬送ローラー36、キャリッジ38、排出ローラー40、記録ヘッド46及び排出トレイ駆動手段62における用紙Pの給送、搬送、排出、記録動作、原稿読取動作等のプリンター10の記録及び画像読取の実行に必要な動作、パネル部20及び排出トレイ26の動作を制御している。
また、パネル部20からの入力指令に代えて、外部(PCなど)からの指示で原稿読取動作等のプリンター10の記録及び画像読取の実行に必要な動作を制御してもよい。また、制御部56は、キャリッジ38の走査方向(図2におけるX軸方向)への移動及び記録ヘッド46におけるインクの吐出を制御する。
<<<排出トレイについて>>>
図1ないし図6を参照して排出トレイ26の動作及び構成について説明する。図4及び図5に示すように排出トレイ26は装置奥行き方向に延びる平坦な平板部26aと、平板部26aの装置前面側端部において平板部26aから装置高さ方向上方側に隆起する隆起部26bとを備えている。隆起部26bの装置前面側端部には補助トレイ58が隆起部26bに対して回動可能に取り付けられている。
具体的には図12を参照するに、補助トレイ58には回動軸60が設けられている。回動軸60は排出トレイ26の隆起部26bの下端部に位置している。そして、補助トレイ58は図5に示すように排出トレイ26の隆起部26bに収容された状態、つまり収容状態と、隆起部26bの前方側に展開した状態、つまり展開状態とを取り得る。具体的には補助トレイ58は収容状態と展開状態との間を回動軸60を回動支点として回動可能に構成されている。
また、装置本体12内には図示しない駆動源により駆動される排出トレイ駆動手段62が設けられている。本実施例において排出トレイ駆動手段62は、排出トレイ26の平板部26aに設けられ、装置奥行き方向に延びるラック部(不図示)と、前記駆動源により駆動されるピニオンギヤ(不図示)を備えている。前記ピニオンギヤと前記ラック部とは嵌合し、前記ピニオンギヤを回転駆動させることによりラックが移動するラックアンドピニオンとして動作する。制御部56は、排出トレイ駆動手段62を駆動させることにより排出トレイ26を装置奥行き方向に移動させる。
<<プリンター10における排出トレイの収納状態から使用状態への動作について>>
次いで、図1、図4ないし図6を参照して、パネル部20及び排出トレイ26の収納状態から使用状態への動作について説明する。図1において排出トレイ26は装置本体12内に収納されている状態(図2二点鎖線部参照)にあり、この位置を排出トレイ26における第1の位置とする。
また、パネル部20は、装置本体12において装置本体12の前面の一部を構成するとともに排出トレイ26の移動経路を遮っており、この姿勢をパネル部20における第1の姿勢とする。この状態でユーザーがパネル部20の電源ボタンを操作してプリンター10の電源をオフ状態からオン状態へ変化させると、制御部56はパネル駆動手段24を駆動させてパネル部20を装置前面側に回動させる。
装置前面側に回動させられたパネル部20は、図2及び図4に示すように排出トレイ26の移動経路を開放し、排出トレイ26が第1の位置から装置奥行き方向前面側に突出することを妨げない第2の姿勢となる。そして、制御部56はパネル駆動手段24に設けられた不図示のエンコーダーや検出センサ等によりパネル部20が第2の姿勢となったことを検出すると、排出トレイ駆動手段62を駆動させる。
これにより、排出トレイ26は装置本体12内に収納された状態、つまり第1の位置(図4参照)から装置前面側に突出した状態、すなわち第2の位置(図5参照)まで移動する。制御部56は、排出トレイ駆動手段62に設けられた不図示のエンコーダーや検出センサ等により排出トレイ26が第2の位置となったことを検出すると、排出トレイ駆動手段62を停止させる。これにより、プリンター10は用紙Pへの記録実行可能状態となる。また、制御部56は、パネル部20の表示手段にプリンター10が記録実行可能状態となった旨を表示する。
また、排出トレイ26が第2の位置に位置したことで、排出トレイ26に用紙Pが載置可能となる。さらに、用紙Pの搬送経路方向への用紙長が長い場合、ユーザーは図6に示すように排出トレイ26において収容状態となっている補助トレイ58を装置奥行き方向前面側に展開させて展開状態とすることにより、排出トレイ26において用紙長が長い用紙Pを載置することができる。つまり、補助トレイ58を装置前方側に回動させて排出トレイ26に対して展開姿勢とすることで、装置奥行き方向前面側の排出トレイ26の端部よりも前方にはみ出る用紙Pを支持することができる。
<<<補助パネルの収納動作について>>>
次いで図7(A)ないし図13を参照して、パネル部20及び排出トレイ26の動作による補助トレイ58の排出トレイ26への収納について説明する。各図における矢印は、パネル部20及び排出トレイ26の動作方向を概略的に示している。
一例として、排出トレイ26が第2の位置にあり、補助トレイ58が排出トレイ26に対して展開状態にある、つまり図6に示す状態においてユーザーがパネル部20の電源ボタンを操作し、プリンター10の電源をオフ状態とする場合について説明する。ユーザーがパネル部20の電源ボタンを操作すると、制御部56はステップS1としてパネル部20が第2の姿勢であるか否かを検出する。パネル部20が第2の姿勢にない場合、ステップS2として制御部56はパネル駆動手段24を駆動させてパネル部20を第2の姿勢とする。つまり、図6に示す状態となる。
次いで、パネル部20が第2の姿勢にある場合、ステップS3として制御部56は排出トレイ26が装置本体12内の第1の位置にあるか否かを検出する。排出トレイ26が第1の位置に無い場合、ステップS4として制御部56は排出トレイ駆動手段62を駆動させて排出トレイ26を第1の位置に向けて移動させる。これにより、図7(A)に示すように排出トレイ26は、補助トレイ58が排出トレイ26に対して展開状態となったまま、第1の位置に位置する。
次いで、ステップS5として制御部56はパネル駆動手段24を駆動させてパネル部20を第2の姿勢から第1の姿勢と第2の姿勢との間の姿勢である第3の姿勢に向けて変化させる。そして、パネル部20の裏面20aと補助トレイ58の先端側の端部58a(以下、先端側端部と呼ぶ)とが接触する。
ここで、図12を参照するにパネル部20の裏面20aの下端部には接触部64が設けられている。接触部64において装置奥行き方向背面側には誘い部64aが形成されている。誘い部64aは補助トレイ58の先端側端部58aと接触し、パネル部20を第2の姿勢から第1の姿勢へ変化させることにより補助トレイ58の展開状態から収容状態への変位を促すように形成されている。尚、本実施例において第3の姿勢とは、パネル部20において接触部64と先端側端部58aとが接触する姿勢(図7(B)参照)とする。
すなわち、パネル部20を第2の姿勢から第3の姿勢に向けて変化させると、接触部64が補助トレイ58の先端側端部58aと接触した状態(図7(B)参照)となる。さらに、ステップS6としてパネル部20を第3の姿勢から第1の姿勢側に変化させつつ、排出トレイ26を第1の位置から装置前面側に少しずつ移動させる。これにより、補助トレイ58は接触部64の誘い部64aにより排出トレイ26に対する展開状態の側から収容状態の側への変位を促される(図8(A)及び図8(B)参照)。
具体的には、先端側端部58aは、接触部64と接触した状態からパネル部20の裏面20aに沿って装置高さ方向上方に移動する(図7(B)及び図8(A)参照)。そして、ステップS7として排出トレイ26の装置前方側への移動に応じてパネル部20を第3の姿勢から第2の姿勢側へと変化させる(図8(B)及び図9(A)参照)。この動作により、パネル部20は補助トレイ58の先端側端部58aを装置背面側に押圧し、補助トレイ58の先端側端部58aの装置奥行き方向における位置が回動軸60の前方側から回動軸60と略同じ位置へ変位する。すなわち、補助トレイ58が展開状態側から収容状態側により変化し易くなる。
次にステップS8として、パネル部20を排出トレイ26の第2の位置への移動を妨げない程度に第3の姿勢側に変化させるとともに排出トレイ26を第2の位置まで変化させる(図9(B)、図10(A)及び図10(B)参照)。この動作により、パネル部20は補助トレイ58の先端側端部58aを装置背面側に押圧する。その結果、補助トレイ58は回動軸60を支点に装置背面側に回動し、排出トレイ26に収容される。したがって、補助トレイ58は排出トレイ26において展開状態から収容状態へと変化する。
次にステップS9として、補助トレイ58が収容された排出トレイ26を第2の位置から装置本体12内の第1の位置まで移動させる。そして、ステップS10としてパネル部20を第2の姿勢から第1の姿勢へと変化させて、補助トレイ58における展開状態から収容状態への動作が終了する(図11(A)及び図11(B)参照)。
上記説明をまとめると、排出トレイ26に設けられた補助トレイ58を、パネル部20及び排出トレイ26の少なくとも一方を他方に対して相対移動させることにより排出トレイ26に収容させることができる。その結果、補助トレイ58の収納のために別途駆動手段を設けることがなく、プリンター10の大型化を抑制し、プリンター10の小型化を図ることができる。また、ユーザーが補助トレイ58を操作しなくても補助トレイ58を展開状態から収容状態へと変化させることができるので、プリンター10の操作性を向上させる。
<<<接触部と補助トレイとの関係について>>>
図12を参照して、パネル部20の接触部64と補助トレイ58との関係について説明する。図12において符号R1を付す曲線は補助トレイ58の先端側端部58aの回動軌跡を示している。また、符号L1を付した直線は補助トレイ58の回動軸60の中心と先端側端部58aにおける誘い部64aとの接触位置を結ぶ線分である。符号L2を付した直線は、接触部64の誘い部64aと先端側端部58aとの接触位置における接線である。そして、線分L1と接線L2とが成す角度αは、接触部64の誘い部64aに対する先端側端部58aの接触角度である。
ここで、誘い部64aと先端側端部58aとの間に生じる摩擦力は、接触角度αが大きくなると増大し、接触角度αが小さくなると減少する。したがって、本実施例において誘い部64aの形状は接触角度αが小さくなるように形成されている。本実施例において誘い部64aは曲面として構成されている。
また、接線L2に対する線分L1の角度、つまり接触角度αを小さくするためには、装置高さ方向において補助トレイ58の回動軸60の位置が誘い部64a及び先端側端部58aの接触位置に対して装置高さ方向下方側のより離れた位置にあることが望ましい。したがって、本実施例では、補助トレイ58の回動軸60の位置が装置高さ方向において排出トレイ26の下端側に位置するように隆起部26bの下端部側(底部)に補助トレイ58の回動軸60が回動可能に取り付けられている。
本実施例において、補助トレイ58は排出トレイ26の底部に位置する回動軸60を回動支点にして回動する。これにより、回動支点は装置高さ方向においてパネル部20と補助トレイ58との接触位置よりも下方に位置することとなる。その結果、補助トレイ58とパネル部20との接触位置における接線L2と回動軸60と接触位置とを結ぶ線分L1とが成す接触角度αが小さくなり、補助トレイ58とパネル部20との間の摩擦力が小さくなるので、補助トレイ58をより円滑に回動させることができる。
また、本実施例ではパネル部20に設けられた接触部64には補助トレイ58の展開状態から収容状態への変位を促す誘い部64aが設けられているので、補助トレイ58の展開状態から収容状態への変位を円滑なものにできる。
<<<第1の実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、補助トレイ58を展開状態から収容状態へ変化させるために、パネル部20及び排出トレイ26の両方を動作させる構成としたが、パネル部20を第2の姿勢から第1の姿勢へと切り換える動作及び排出トレイ26を用紙Pの排出方向へ移動させる動作の少なくとも一方の動作により、補助トレイ58は展開状態から収容状態へと変位させる構成としてもよい。
この構成によれば、補助トレイ58をパネル部20及び排出トレイ26の少なくとも一方の動作により展開状態から収容状態へと変位させることができるので、プリンター10における動作を簡略化することができる。
(2)本実施例において、接触部64の誘い部64aは曲面として構成したが、この構成に代えて、直線状に構成してもよい。
(3)本実施例において、プリンター10の電源をオフにした際、補助トレイ58の収納動作が行われる構成としたが、この構成に加えて、ユーザーがパネル部20を操作して光ディスクのレーベル面への記録動作実行時においても補助トレイ58の収納動作が行われるようにしてもよい。
■■■第2の実施例■■■■
図14を参照して、第2の実施例について説明する。本実施例は、補助トレイ58がローラー部材66を備えている点で第1の実施例と異なる。その他の点では、第1の実施例と構成を同じとする。
本実施例において、補助トレイ58の先端側端部58aにはローラー部材66が回動可能に取り付けられている。したがって、ローラー部材66が接触部64の誘い部64aに対して回動可能に接触するので、ローラー部材66と誘い部64aとの間に生じる摩擦力を小さくできる。
つまり、本実施例では補助トレイ58においてパネル部20と接触する先端側端部58aにローラー部材66が設けられているので、パネル部20と補助トレイ58との接触部分における摩擦力を低減し、補助トレイ58の展開状態から収容状態への変位をより円滑にできる。
■■■第3の実施例■■■■
図15を参照して、第3の実施例について説明する。本実施例は、補助トレイ68を排出トレイ26に対してスライド可能な構成とした点で第1の実施例と異なる。尚、図15において符号68は展開状態の補助トレイを示しており、符号68′は収容状態の補助トレイを示している。
本実施例においても排出トレイ70は平板部70aと隆起部70bとを備えている。補助トレイ68は排出トレイ70の隆起部70bの上部において排出トレイ70に対して装置奥行き方向にスライド可能に取り付けられている。具体的には、図15に示すように補助トレイ68は排出トレイ70の装置奥行き方向前面側に位置する展開状態と隆起部70bの上部に収容された収容状態(図15 符号68′参照)との間をスライドする。
補助トレイ68が排出トレイ70に対して引き出された位置に位置する状態で、パネル部20を第2の姿勢から第1の姿勢に変化させる、または補助トレイ68とパネル部20とが接触した状態で排出トレイ26を装置奥行き方向前面側に移動させることにより、パネル部20が補助トレイ68を装置奥行き方向背面側に向けて押圧する。これにより補助トレイ68は排出トレイ70内に収容される(図15 符号68′参照)。
本実施例において、補助トレイ68は排出トレイ70に対して被記録媒体の排出方向にスライド可能であるので、補助トレイ68にパネル部20を接触させた状態で、排出トレイ26を装置奥行き方向前面側に移動させる又はパネル部20を第1の姿勢に向けて動作させるだけで補助トレイ68を排出トレイ26内に収納できる。したがって、補助トレイ68の収納動作を簡易にできる。
<<<第3の実施例の変更例>>>
本実施例において、補助トレイ68は排出トレイ70の隆起部70bの上部において装置奥行き方向にスライド可能とする構成としたが、この構成に代えて、補助トレイ68を隆起部70bの底部においてスライド可能とし、補助トレイ68の先端側端部を装置高さ方向上方側に突出する部分を設けて、この突出部分がパネル部20の裏面20aと接触する構成としてもよい。
上記説明をまとめると本実施例におけるプリンター10は、用紙Pに記録を実行する記録ヘッド46と、記録が実行された用紙Pを排出する排出ローラー40と、装置内部に収納された位置である第1の位置と用紙Pの排出方向である装置奥行き方向前面側に突出した第2の位置との間を移動可能な、排出ローラー40により排出された用紙Pを受ける排出トレイ26、70と、プリンター10に収容された状態の第1の姿勢と、該第1の姿勢から装置前面側へ回動した第2の姿勢とを取り得るパネル部20と、排出トレイ26に設けられ、該排出トレイ26に収容された収容状態と、装置前面側に展開して用紙Pの少なくとも一部を支持する展開状態と、を取り得る補助トレイ58、68とを備えている。パネル部20及び排出トレイ26、70の少なくとも一方を他方に対して相対移動させることにより補助トレイ58、68とパネル部20とを接触させ、補助トレイ58、68を展開状態の側から収容状態の側へと変位させる。
また、パネル部20を第2の姿勢から第1の姿勢へと切り換える動作及び排出トレイ26、70を装置奥行き方向へ移動させる動作の少なくとも一方の動作により、補助トレイ58、68は展開状態から収容状態へと変位させられる。
また、プリンター10においてパネル部20は第1の姿勢と第2の姿勢との間で補助トレイ58、68と接触する第3の姿勢を有し、パネル部20が第2の姿勢にあり、排出トレイ26、70が第1の位置に位置し、かつ補助トレイ58、68が展開状態である場合において、パネル部20を第2の姿勢から第3の姿勢に変化させて、パネル部20を補助トレイ58、68に接触させ、パネル部20を第3の姿勢から第1の姿勢に変化させつつ、排出トレイ26、70を第1の位置から第2の位置側に向けて移動させ、排出トレイ26、70の第2の位置側への移動に応じて、パネル部20を第3の姿勢から第2の姿勢に変化させ、パネル部20を第3の姿勢に変化させ、排出トレイ26、70を第2の位置まで移動させ、排出トレイ26、70を第2の位置から第1の位置まで移動させ、パネル部20を第2の姿勢から第1の姿勢に変化させる。
また、プリンター10において補助トレイ58は排出トレイ26の底部に位置する回動軸60を回動支点にして回動する。また、パネル部20には補助トレイ58と接触する接触部64が設けられ、該接触部64には補助トレイ58の展開状態から収容状態への変位を促す誘い部64aが設けられている、
また、プリンター10における補助トレイ58においてパネル部20と接触する部分にローラー部材66が設けられている。あるいは、補助トレイ68は排出トレイ70に対して装置奥行き方向にスライド可能である。
プリンター10において排出トレイ26、70は、装置奥行き方向に延びる平板部26a、70aと、該平板部26a、70aにおける装置奥行き方向前面側の端部において平板部26a、70aから装置高さ方向上方へ隆起する隆起部26b、70bとを備えている。補助トレイ58、68は隆起部26b、70bに設けられている。
また、本実施形態では本発明に係る補助トレイ58、68を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 画像読取装置、16 ハウジング、
18 媒体収容部、20 パネル部、20a 裏面、22 カバー、
24 パネル駆動手段、26、70 排出トレイ、26a、70a 平板部、
26b、70b 隆起部、28 下段側トレイ、30 上段側トレイ、
32 ピックアップローラー、34 給送ローラー、36 搬送ローラー、
38 キャリッジ、40 排出ローラー、42 給送従動ローラー、
44 搬送従動ローラー、46 記録ヘッド、48 プラテン、50 排出従動ローラー、
52 反転経路、54 反転ローラー、56 制御部、58、68、68′ 補助トレイ、
58a 先端側端部、60 回動軸、62 排出トレイ駆動手段、64 接触部、
64a 誘い部、66 ローラー部材、L1 線分、L2 接線、P 用紙、
PG ギャップ、
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10 ステップ、
α 接触角度

Claims (8)

  1. 被記録媒体に記録を実行する記録手段と、
    記録が実行された被記録媒体を排出する排出手段と、
    装置内部に収納された位置である第1の位置と被記録媒体の排出方向に突出した第2の位置との間を移動可能な、前記排出手段により排出された被記録媒体を受ける媒体受けトレイと、
    装置に収容された状態の第1の姿勢と、前記第1の姿勢から排出方向側へ回動した第2の姿勢とを取り得るパネルと、
    前記媒体受けトレイに設けられ、該媒体受けトレイに収容された収容状態と、被記録媒体の排出方向側に展開して被記録媒体の少なくとも一部を支持する展開状態と、を取り得る補助トレイと、
    を備え、
    前記パネル及び前記媒体受けトレイの少なくとも一方を他方に対して相対移動させることにより前記補助トレイと前記パネルとを接触させ、前記補助トレイを前記展開状態の側から前記収容状態の側へと変位させる、ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記パネルを前記第2の姿勢から前記第1の姿勢へと切り換える動作及び前記媒体受けトレイを前記被記録媒体の排出方向へ移動させる動作の少なくとも一方の動作により、前記補助トレイは前記展開状態から前記収容状態へと変位させられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記パネルは前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間で前記補助トレイと接触する第3の姿勢を有し、
    前記パネルが前記第2の姿勢にあり、前記媒体受けトレイが前記第1の位置に位置し、かつ前記補助トレイが前記展開状態である場合において、
    前記パネルを前記第2の姿勢から前記第3の姿勢に変化させて、前記パネルを前記補助トレイに接触させ、
    前記パネルを前記第3の姿勢から前記第1の姿勢に変化させつつ、前記媒体受けトレイを前記第1の位置から前記第2の位置側に向けて移動させ、
    前記媒体受けトレイの前記第2の位置側への移動に応じて、前記パネルを前記第3の姿勢から前記第2の姿勢に変化させ、
    前記パネルを前記第3の姿勢に変化させ、前記媒体受けトレイを前記第2の位置まで移動させ、
    前記媒体受けトレイを前記第2の位置から前記第1の位置まで移動させ、
    前記パネルを前記第2の姿勢から前記第1の姿勢に変化させる、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記補助トレイは前記媒体受けトレイの底部に位置する回動軸を回動支点にして回動する、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記パネルには前記補助トレイと接触する接触部が設けられ、該接触部には前記補助トレイの前記展開状態から前記収容状態への変位を促す誘い部が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記補助トレイにおいて前記パネルと接触する部分にローラー部材が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記補助トレイは前記媒体受けトレイに対して前記被記録媒体の排出方向にスライド可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体受けトレイは、前記排出方向に延びる平板部と、該平板部における前記排出方向側の端部において前記平板部から装置高さ方向上方へ隆起する隆起部と、
    を備え、
    前記補助トレイは前記隆起部に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
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