JP2009203034A - 排出スタッカ、記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 送り媒体の排出ジャムが生じる虞をより低減することができる排出スタッカを提供すること。
【解決手段】 排出スタッカ(20)は、本体部(2、9)に対して回動し収納状態である第1位置と、前記本体部側から排出された送り媒体(P)を受けることができる使用状態である第2位置とを有するスタックフレーム部21と、一端側が前記本体部側に係合され、他端側が前記スタックフレーム部21の自由端側と係合されシート状の第1部材(31)と、該第1部材(31)の載置方向上方に係止され、前記第1部材(31)より摩擦係数が小さい第2部材(40)と、を備え、前記スタックフレーム部21が前記第2位置へ回動したとき、前記第2部材(40)がぴんと張られると共に、前記本体部より排出方向下流側において前記第1部材(31)が弛む構成であることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】 排出スタッカ(20)は、本体部(2、9)に対して回動し収納状態である第1位置と、前記本体部側から排出された送り媒体(P)を受けることができる使用状態である第2位置とを有するスタックフレーム部21と、一端側が前記本体部側に係合され、他端側が前記スタックフレーム部21の自由端側と係合されシート状の第1部材(31)と、該第1部材(31)の載置方向上方に係止され、前記第1部材(31)より摩擦係数が小さい第2部材(40)と、を備え、前記スタックフレーム部21が前記第2位置へ回動したとき、前記第2部材(40)がぴんと張られると共に、前記本体部より排出方向下流側において前記第1部材(31)が弛む構成であることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、本体部に対して回動し収納状態である第1位置と、前記本体部側から排出された送り媒体を受けることができる使用状態である第2位置とを有するスタックフレーム部と、一端側が前記本体部側に係合され、他端側が前記スタックフレーム部の自由端側と係合されシート状の第1部材と、該第1部材の載置方向上方に係合され、送り媒体の排出方向に延設されると共に送り媒体の幅方向に複数設けられ、前記第1部材より低摩擦な第2部材と、を備えた排出スタッカおよび該排出スタッカを備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、ロール紙をセット可能な大型プリンタは、プリンタ本体部の下方に排出部としての排出スタッカを有していた。具体的には、排出スタッカは、シート状の布を有すると共に、該布の上方に比較的摩擦係数が小さく、排出方向に延設された帯状のフィルム材を有していた。そして、該フィルム材の排出方向上流端および下流端がプリンタ本体部の下方に固定されていた。従って、前記排出スタッカは、前記プリンタ本体部から排出された用紙を傷つけることなく受け止めることができた。
特開2007−261086号公報
しかしながら、前記フィルム材には、所謂テンションが張られていない状態であった。即ち、張力が作用していない状態であった。従って、排出された用紙が弛んだ中央部付近に滞留してスムーズに排出することができない虞がある。即ち、排出ジャムが生じる虞がある。特に、用紙の長さが長い場合に該虞が生じる傾向にある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、送り媒体の排出ジャムが生じる虞をより低減することができる排出スタッカおよび該排出スタッカを備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の排出スタッカは、本体部に対して回動し収納状態である第1位置と、前記本体部側から排出された送り媒体を受けることができる使用状態である第2位置とを有するスタックフレーム部と、一端側が前記本体部側に係合され、他端側が前記スタックフレーム部の自由端側と係合されシート状の第1部材と、該第1部材の載置方向上方に係止され、送り媒体の排出方向に延設されると共に送り媒体の幅方向に複数設けられ、前記第1部材より摩擦係数が小さい第2部材と、を備え、前記スタックフレーム部が前記第2位置へ回動したとき、前記第2部材がぴんと張られると共に、前記本体部より排出方向下流側において前記第1部材が弛む構成であることを特徴とする。
ここで、「ぴんと張られる」とは、真っ直ぐに伸び、弛みなく張っている状態をいう。所謂、テンションを張った状態である。
ここで、「ぴんと張られる」とは、真っ直ぐに伸び、弛みなく張っている状態をいう。所謂、テンションを張った状態である。
本発明の第1の態様によれば、前記排出スタッカは、前記スタックフレーム部が前記第2位置へ回動したとき、前記第2部材がぴんと張られると共に、前記本体部より排出方向下流側において前記第1部材が弛む構成である。従って、前記第2部材のみが積極的に送り媒体と接触して案内することで摩擦抵抗増加を最小限にすることができる。
即ち、送り媒体が前記排出スタッカに送られることに従って、送り媒体に作用する自重が増加する。従って、前記排出スタッカと送り媒体との間に生じる摩擦抵抗は必然的に増加する。
即ち、送り媒体が前記排出スタッカに送られることに従って、送り媒体に作用する自重が増加する。従って、前記排出スタッカと送り媒体との間に生じる摩擦抵抗は必然的に増加する。
このとき、前記第2部材のみが積極的に送り媒体と接触することによって、前記第1部材が送り媒体と接触することによる摩擦抵抗の発生を防止することができる。その結果、送り媒体を前記排出スタッカ上にスムーズに排出することができる。即ち、排出ジャムの虞を低減することができる。
例えば、前記第1部材を布とし、前記第2部材を樹脂製の薄いフィルム材とすることができる。
特に、サイズが大きい送り媒体や、比較的重量がある送り媒体のとき有効である。
例えば、前記第1部材を布とし、前記第2部材を樹脂製の薄いフィルム材とすることができる。
特に、サイズが大きい送り媒体や、比較的重量がある送り媒体のとき有効である。
また、前記第1部材は、送り媒体が垂れ下がったときの送り媒体が床と接触して汚れることを防止できる。具体的には、前記第2部材を帯状に排出方向に延設することによって、送り媒体が複数の前記第2部材と前記第2部材との間、または送り媒体の幅方向における前記第2部材の外側において、送り媒体が自重によって垂れ下がる場合がある。係る場合であっても、前記第1部材は、送り媒体と前記排出スタッカが設置された床との間に位置するので、送り媒体が床と接触して汚れることを防止することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記スタックフレーム部の回動支点は、前記第1部材が前記本体部側に留められた留め部に対して、前記スタックフレーム部が前記第2位置から前記第1位置へ回動する側に位置することを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記スタックフレーム部の回動支点は、前記第1部材が前記本体部側に留められた留め部に対して、前記スタックフレーム部が前記第2位置から前記第1位置へ回動する側に位置する。従って、容易に、前記スタックフレーム部が前記第2位置へ回動したとき、前記第2部材がぴんと張られると共に、前記本体部より排出方向下流側において前記第1部材が弛む構成にすることができる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記スタックフレーム部の回動支点は、前記第1部材が前記本体部側に留められた留め部に対して、前記スタックフレーム部が前記第2位置から前記第1位置へ回動する側に位置する。従って、容易に、前記スタックフレーム部が前記第2位置へ回動したとき、前記第2部材がぴんと張られると共に、前記本体部より排出方向下流側において前記第1部材が弛む構成にすることができる。
また、前記第1位置のとき、前記第1部材がぴんと張るように構成することができる。係る場合、前記排出スタッカを前記本体部と共に移動するとき、前記第1部材が床と擦れて汚れる虞がない。
またさらに、収納状態である前記第1位置のとき、前記第1部材がぴんと張っているので、見栄えがよい。
またさらに、収納状態である前記第1位置のとき、前記第1部材がぴんと張っているので、見栄えがよい。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記複数の第2部材は、前記第1部材が前記本体部側に留められた留め部より排出方向上流側の第1係合部と、前記留め部より排出方向下流側の第2係合部と、によってそれぞれ前記第1部材に係合され、前記留め部を、排出方向に跨っている構成であることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記複数の第2部材は、前記第1部材が前記本体部側に留められた留め部より排出方向上流側の第1係合部と、前記留め部より排出方向下流側の第2係合部と、によってそれぞれ前記第1部材に係合され、前記留め部を、排出方向に跨っている構成である。従って、前記第1部材と前記第2部材との関係において、可撓性が異なる場合であっても、容易に前記スタックフレーム部を回動して収納状態にできる。
例えば、前記第1部材が布であり前記第2部材がフィルム材であった場合、前記スタックフレーム部を回動して収納状態にする際、フィルム材を前記留め部から離間させて大きな弧を形成させることができる。従って、フィルム材が折れ曲がる虞がない。即ち、フィルム材を破損することなく、前記収納状態にすることができる。
また、前記第2位置である収納状態において、前記第2部材を弛ませることができる。即ち、前記第2部材に対して張力が作用しない状態にすることができる。従って、前記第2部材が延設された方向に延びるように変形する虞がない。その結果、前記第1位置である使用状態になったとき、確実に前記第2部材をぴんと張ることができる。
また、前記第2位置である収納状態において、前記第2部材を弛ませることができる。即ち、前記第2部材に対して張力が作用しない状態にすることができる。従って、前記第2部材が延設された方向に延びるように変形する虞がない。その結果、前記第1位置である使用状態になったとき、確実に前記第2部材をぴんと張ることができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記複数の第2部材は、それぞれ排出方向上流側の第1係合部と、該第1係合部より排出方向下流側の第2係合部によって前記第1部材に係合され、前記スタックフレーム部が前記第2位置のとき、前記第2係合部は、前記第1係合部より鉛直方向下方となる構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記複数の第2部材は、それぞれ排出方向上流側の第1係合部と、該第1係合部より排出方向下流側の第2係合部によって前記第1部材に係合され、前記スタックフレーム部が前記第2位置のとき、前記第2係合部は、前記第1係合部より鉛直方向下方となる構成である。従って、前記使用状態において、送り媒体の自重を利用しながら、前記第2部材上の送り媒体を排出方向下流側へ案内することができる。その結果、排出ジャムの虞をより低減することができる。
本発明の第5の態様の記録装置は、被記録媒体に対して記録を実行する記録部と、回動軸を支点とする回動により第1位置と第2位置とを有し、該第2位置のとき前記記録部から排出された被記録媒体を載置するスタック部と、を備えた記録装置であって、該スタック部は、上記第1から第4のいずれかの態様の前記排出スタッカを備えていることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、前記スタック部は、上記第1から第4のいずれかの態様の前記排出スタッカを備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第4のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様によれば、前記スタック部は、上記第1から第4のいずれかの態様の前記排出スタッカを備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第4のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
図1は本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
プリンタ1は、例えばJIS規格のA0判やB0判などといった比較的大型サイズの幅を有する被噴射媒体或いは被記録媒体としてのロール紙Pにまで記録できる大型のプリンタであり、ロール紙供給部3及び記録実行部4を備えた本体部2と、排紙受け部5とを備えて構成されている。
本体部2はベース9に立設された支柱8の上部に設けられており、記録の行われたロール紙Pを斜め下方に排出する排出口6を有している。排出口6の下方にはスタッカ10の開口部7が位置しており、記録の行われたロール紙Pが排出口6から開口部7へ向けて排出され、スタッカ10によって受け止められる。
本体部2はベース9に立設された支柱8の上部に設けられており、記録の行われたロール紙Pを斜め下方に排出する排出口6を有している。排出口6の下方にはスタッカ10の開口部7が位置しており、記録の行われたロール紙Pが排出口6から開口部7へ向けて排出され、スタッカ10によって受け止められる。
ロール紙供給部3にはロール紙ロール(以下「ロール」と言う)Rが収納可能に構成され、ロールRからロール紙Pが繰り出され、記録を実行する記録実行部4へと斜め下方へ供給される。そして、ロール紙ホルダ(図示せず)に、ロールRがセットされる。ロール紙供給時には、ロール紙ホルダがロール駆動手段としてのスピンドルモータ(図示せず)により回転駆動されることにより、ロール紙Pが下流側に供給される。
記録実行部4は、ロール紙Pに対し液体としてのインクを吐出(噴射)する、液体噴射手段或いは記録手段としての記録ヘッド(図示せず)と、記録ヘッドと対向配置されるプラテン(図示せず)と、記録ヘッドの上流側に設けられ、ロール紙Pを下流側へ搬送する搬送駆動ローラ(図示せず)およびこれに圧接して従動回転する搬送従動ローラ(図示せず)と、を有している。
記録ヘッドはキャリッジ(図示せず)に設けられ、キャリッジは、記録ヘッドの走査方向X(主走査方向)に延びるガイド軸(図示せず)と、同様に主走査方向Xに延びるガイド板(図示せず)と、によってガイドされながら、図示しないモータの動力を受けて主走査方向Xに移動する。
記録ヘッドの下流側には、用紙吸引部としてのエア吸引手段(図示せず)が設けられており、このエア吸引手段(図示せず)によって記録ヘッドの下流側においてロール紙Pが浮き上がらないように規制状態に置かれ、ロール紙Pの浮き上がりによる記録品質の低下が防止されるようになっている。
記録ヘッドの下流側には、用紙吸引部としてのエア吸引手段(図示せず)が設けられており、このエア吸引手段(図示せず)によって記録ヘッドの下流側においてロール紙Pが浮き上がらないように規制状態に置かれ、ロール紙Pの浮き上がりによる記録品質の低下が防止されるようになっている。
また、プリンタ1の前方には、ユーザが操作することができる操作部60が設けられている。
またさらに、プリンタ1の後方には、後方スタック20が設けられている。後方スタック20は、長さがB0以上の用紙Pを記録するときに使用するように構成されている。そして、後方スタック20は、使用状態において、載置する長さを確保するべくプリンタ本体部2より後方へ突出するように設けられている。
また、ベース9の下方には、自由に方向が変えられる脚輪52、52…が4つ設けられている。
以下、後方スタック20について説明する。
またさらに、プリンタ1の後方には、後方スタック20が設けられている。後方スタック20は、長さがB0以上の用紙Pを記録するときに使用するように構成されている。そして、後方スタック20は、使用状態において、載置する長さを確保するべくプリンタ本体部2より後方へ突出するように設けられている。
また、ベース9の下方には、自由に方向が変えられる脚輪52、52…が4つ設けられている。
以下、後方スタック20について説明する。
図2に示すのは、本発明に係る後方スタック収納状態のプリンタの側面図である。また、図3に示すのは、本発明に係る後方スタック使用状態のプリンタの側面図である。
図4に示すのは、使用状態における後方スタックを示す後方拡大斜視図である。また、図5に示すのは、図5の側面図である。
図6に示すのは、収納状態における後方スタックの回動軸の位置を示す要部拡大斜視図である。また、図7に示すのは、使用状態における後方スタックの回動軸の位置を示す要部拡大斜視図である。
図4に示すのは、使用状態における後方スタックを示す後方拡大斜視図である。また、図5に示すのは、図5の側面図である。
図6に示すのは、収納状態における後方スタックの回動軸の位置を示す要部拡大斜視図である。また、図7に示すのは、使用状態における後方スタックの回動軸の位置を示す要部拡大斜視図である。
図2および図3に示す如く、プリンタ1の下方のスタッカ10は、操作部60を前方としたときの前方スタック11と、後方スタック20とを有している。
このうち、前方スタック11は、フロントパイプ12、12と、第1布シート30と、アーム部14、14とを有する。フロントパイプ12、12およびアーム部14、14は、用紙Pの幅方向Xにそれぞれ一対設けられている。そして、一対のフロントパイプ12、12は、ベース9に設けられた第1回動軸13を支点に揺動可能に設けられている。同様に、一対のアーム部14、14は、ベース9に設けられたアーム回動軸15を支点に揺動可能に設けられている。
このうち、前方スタック11は、フロントパイプ12、12と、第1布シート30と、アーム部14、14とを有する。フロントパイプ12、12およびアーム部14、14は、用紙Pの幅方向Xにそれぞれ一対設けられている。そして、一対のフロントパイプ12、12は、ベース9に設けられた第1回動軸13を支点に揺動可能に設けられている。同様に、一対のアーム部14、14は、ベース9に設けられたアーム回動軸15を支点に揺動可能に設けられている。
従って、一対のフロントパイプ12、12を後方へ揺動させ、一対のアーム部14、14を前方へ揺動させて第1布シート30をぴんと張ることができる。該状態では、開口部7から排出された用紙Pを前方へ案内して排出することができる。
一方、一対のフロントパイプ12、12を前方へ揺動させると第1布シート30を弛ませることができる。そして、開口部7の真下に第2布シート31が位置するように構成することができる。従って、該状態では、開口部7から排出された用紙Pを後方へ、即ち、後方スタック20へ案内することができる。
一方、一対のフロントパイプ12、12を前方へ揺動させると第1布シート30を弛ませることができる。そして、開口部7の真下に第2布シート31が位置するように構成することができる。従って、該状態では、開口部7から排出された用紙Pを後方へ、即ち、後方スタック20へ案内することができる。
図2〜図5に示す如く、後方スタック20は、スタックフレーム部21、21と、ジョイント部23と、第2布シート31と、フィルム材40、40…と、第1布固定軸50と、第2布固定軸51とを有する。スタックフレーム部21、21は、用紙Pの幅方向Xに一対設けられている。そして、ベース9に設けられた第2回動軸22を支点に揺動可能に設けられている。ジョイント部23は、スタックフレーム部21、21の自由端側に一対のスタックフレーム部21、21を繋ぐように設けられている。
また、第2布シート31は、ベース9に設けられた第1布固定軸50および第2布固定軸51によって固定されている。またさらに、第2布シート31の前方である排出方向上流端は、第1布シート30と同様にフロントパイプ12、12の先端に取付けられている。一方、第2布シート31の後方である排出方向下流端は、ジョイント部23に取付けられている。
ここで、第1布固定軸50および第2布固定軸51の位置関係は、鉛直方向において第2布固定軸51が第1布固定軸50より下がった位置となるように構成されている。従って、排出された用紙Pは、用紙Pの自重によって排出方向下流側へ容易に進むことができる。
尚、第1布固定軸50および第2布固定軸51は、第2布シート31において約一周巻き付けられて形成された孔に挿通することによって第2布シート31を固定するように構成されている(図6および図7参照)。即ち、第1布固定軸50および第2布固定軸51の外周面に第2布シート31の一部が巻き付いて前記孔が形成され、第1布固定軸50および第2布固定軸51が該孔に挿通した状態となる。
尚、第1布固定軸50および第2布固定軸51は、第2布シート31において約一周巻き付けられて形成された孔に挿通することによって第2布シート31を固定するように構成されている(図6および図7参照)。即ち、第1布固定軸50および第2布固定軸51の外周面に第2布シート31の一部が巻き付いて前記孔が形成され、第1布固定軸50および第2布固定軸51が該孔に挿通した状態となる。
またさらに、第2布シート31の上面側には、プラスチック等の低摩擦部材であるフィルム材40、40…が複数本、排出方向Yに延設されている。具体的には、フィルム材40、40…は、それぞれ、第1係止部41、41…、第2係止部42、42…および第3係止部43、43…の3箇所で第2布シート31に係止されている。
従って、撓み具合が異なる部材を曲げる際、異なる径(アール)を描くことができ、曲げが妨げられる虞がない。
従って、撓み具合が異なる部材を曲げる際、異なる径(アール)を描くことができ、曲げが妨げられる虞がない。
その結果、図2に示す如く、後方スタック20を無理なく収納することができる。このとき、第2布固定軸51とジョイント部23との間において、第2布シート31はぴんと張った状態である。従って、見栄えがよい。また、収納した状態でプリンタ1を移動させた際、第2シートが床Uと接触する虞がない。従って、プリンタ1を移動した際に、第2布シート31が汚れる虞がない。
また、図6および図7に示す如く、第2回動軸22は、第2布固定軸51の位置より上方に設けられている。従って、ジョイント部23における第2布シート31が取付けられている箇所から第2回動軸22までも距離と、該箇所から第2布固定軸51までの距離との差が、後方スタック20の回動と共に変化する。具体的には、後方スタック20の収納状態から使用状態へ回動すると共に、前記差が小さくなる。さらに言い換えると、前記箇所から第2布固定軸51までの距離が徐々に短くなる。その結果、使用状態において、第2布固定軸51から第3係止部43、43…までの間において、第2布シート31が弛んで、フィルム材40、40…から離間する。
このとき、フィルム材40、40…は、第2係止部42、42…から第3係止部43、43…までぴんと張った状態である。従って、排出された用紙Pを排出方向下流側へ滑らかに案内することができる。このとき、用紙Pは徐々に排出されるので、用紙Pに作用する自重が徐々に大きくなる。従って、用紙Pと後方スタック20との間に生じる摩擦抵抗が徐々に増加する。用紙Pの厚み等にもよるが、特にB0サイズ以上の場合において摩擦抵抗の影響を受けやすい。
そこで、前述したように、第2布固定軸51から第3係止部43、43…までの間において、第2布シート31を弛ませて、フィルム材40、40…から離間させるように構成されている。従って、第2布固定軸51から第3係止部43、43…までの間において、摩擦抵抗が小さいフィルム材40、40…のみを用紙Pと接触させることができる。
その結果、用紙Pの排出と共に増加する摩擦抵抗の増加分を最小限にすることができる。そして、摩擦抵抗が大きいことによって用紙Pが後方スタック20における排出方向上流側で詰まる虞を低減することができる。即ち、排出不良である所謂、排出ジャムを防止することができる。
その結果、用紙Pの排出と共に増加する摩擦抵抗の増加分を最小限にすることができる。そして、摩擦抵抗が大きいことによって用紙Pが後方スタック20における排出方向上流側で詰まる虞を低減することができる。即ち、排出不良である所謂、排出ジャムを防止することができる。
また、第2布固定軸51から第3係止部43、43…までの間において、第2布シート31を弛ませたが、第2布シート31は、フィルム材40、40…と床Uとの間に位置している。従って、用紙Pがフィルム材40、40…の間や外側から垂れ下がった場合であっても、用紙Pが床Uと直接触れる虞がない。その結果、用紙Pが床Uと接触して汚れる虞がない。
図8(A)〜(C)はフィルム材の係止部を示す平面図である。このうち、図8(A)は第1係止部である。また、図8(B)は第2係止部である。またさらに、図8(C)は第3係止部である。
図8(A)に示す如く、第1係止部41は、フィルム材側に設けられた第1片41aと、第2布シート側に設けられた第1スリット孔32とを有する。そして、第1片41aが第1スリット孔32に挿通されることによって、フィルム材40、40…を、第2布シート31に係止することができる。
ここで、第1片41a、41a…は、排出方向上流側から下流側へ向かって挿通されている。
図8(A)に示す如く、第1係止部41は、フィルム材側に設けられた第1片41aと、第2布シート側に設けられた第1スリット孔32とを有する。そして、第1片41aが第1スリット孔32に挿通されることによって、フィルム材40、40…を、第2布シート31に係止することができる。
ここで、第1片41a、41a…は、排出方向上流側から下流側へ向かって挿通されている。
従って、フィルム材40、40…を第1係止部41、41…より第2係止部側へ引っ張る力に対して対抗することができる。その結果、第1片41a、41a…が抜けにくく、何らかの力によって第1係止部41、41…の係止が容易に解除される虞がない。
尚、第1片41a、41a…の形状は、先端側を第1スリット孔32が設けられている方向に大きくすることによって抜けにくくする効果を有している。
また、第1係止部41、41…〜第3係止部43、43…は、各フィルム材40、40…において排出方向Yにおける同じ位置に設けられている。
尚、第1片41a、41a…の形状は、先端側を第1スリット孔32が設けられている方向に大きくすることによって抜けにくくする効果を有している。
また、第1係止部41、41…〜第3係止部43、43…は、各フィルム材40、40…において排出方向Yにおける同じ位置に設けられている。
図8(B)に示す如く、第2係止部42は、フィルム材側に設けられた2つの第2片42a、42bと、第2布シート側に設けられた2つの第2スリット孔33、33とを有する。そして、2つの第2片42a、42bがそれぞれの第2スリット孔33、33に挿通されることによって、フィルム材40、40…を、第2布シート31に係止することができる。
ここで、一方の第2片42a、42a…は、排出方向上流側から下流側へ向かって挿通されている。また、他方の第2片42b、42b…は、排出方向下流側から上流側へ向かって挿通されている。
従って、フィルム材40、40…を第2係止部42、42…より第3係止部側へ引っ張る力および逆方向へ引っ張る力に対して対抗することができる。その結果、第2片42a、42a…、42b、42b…が抜けにくく、何らかの力によって第2係止部42、42…の係止が容易に解除される虞がない。
従って、フィルム材40、40…を第2係止部42、42…より第3係止部側へ引っ張る力および逆方向へ引っ張る力に対して対抗することができる。その結果、第2片42a、42a…、42b、42b…が抜けにくく、何らかの力によって第2係止部42、42…の係止が容易に解除される虞がない。
図8(C)に示す如く、第3係止部43は、フィルム材側に設けられた第3片43aと、第2布シート側に設けられた第3スリット孔34とを有する。そして、第3片43aが第3スリット孔34に挿通されることによって、フィルム材40、40…を、第2布シート31に係止することができる。
ここで、第3片43a、43a…は、排出方向下流側から上流側へ向かって挿通されている。
ここで、第3片43a、43a…は、排出方向下流側から上流側へ向かって挿通されている。
従って、フィルム材40、40…を第3係止部43、43…より第2係止部側へ引っ張る力に対して対抗することができる。その結果、第3片43a、43a…が抜けにくく、何らかの力によって第3係止部43、43…の係止が容易に解除される虞がない。特に、後方スタック20が収納状態から使用状態へ回動した際の第2布シート31が弛むときに有効である。
また、工具を使用せずにフィルム材40、40…を第2布シート31に係止することができるので、ユーザが組み立てるとき、および部品を交換するときに使い勝手がよい。
また、工具を使用せずにフィルム材40、40…を第2布シート31に係止することができるので、ユーザが組み立てるとき、および部品を交換するときに使い勝手がよい。
本実施形態の排出スタッカである後方スタック20は、本体部側のベース9に対して回動し収納状態である第1位置と、本体部側から排出された送り媒体の一例であるロール紙Pを受けることができる使用状態である第2位置とを有するスタックフレーム部21、21と、一端側が本体部側の第1布固定軸50および第2布固定軸51において係合され、他端側がスタックフレーム部21、21の自由端側のジョイント部23と係合されシート状の第1部材の一例である第2布シート31と、第2布シート31の載置方向上方に係止され、ロール紙Pの排出方向Yに延設されると共にロール紙Pの幅方向Xに複数設けられ、第2布シート31より摩擦係数が小さい第2部材の一例であるフィルム材40、40…と、を備え、スタックフレーム部21、21が前記使用状態である第2位置へ回動したとき、フィルム材40、40…がぴんと張られると共に、本体部側の第2布固定軸51より排出方向下流側において第2布シート31が弛む構成であることを特徴とする。
また、本実施形態において、スタックフレーム部21、21の回動支点である第2回動軸22は、第2布シート31が本体部側に留められた留め部である第2布固定軸51に対して、スタックフレーム部21、21が前記使用状態である第2位置から前記収納状態である第1位置へ回動する側に位置することを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、複数のフィルム材40、40…は、第2布シート31が本体部側に留められた第2布固定軸51より排出方向上流側の第1係合部である第2係止部42、42…と、第2布固定軸51より排出方向下流側の第2係合部である第3係止部43、43…と、によってそれぞれ第2布シート31に係合され、第2布固定軸51を、排出方向Yに跨っている構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、複数のフィルム材40、40…は、第2布シート31が本体部側に留められた第2布固定軸51より排出方向上流側の第1係合部である第2係止部42、42…と、第2布固定軸51より排出方向下流側の第2係合部である第3係止部43、43…と、によってそれぞれ第2布シート31に係合され、第2布固定軸51を、排出方向Yに跨っている構成であることを特徴とする。
また、本実施形態において、複数のフィルム材40、40…は、それぞれ排出方向上流側の第2係止部42、42…と、第2係止部42、42…より排出方向下流側の第3係止部43、43…によって第2布シート31に係合され、スタックフレーム部21、21が前記使用状態である第2位置のとき、第3係止部43、43…は、第2係止部42、42…より鉛直方向下方となる構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の記録装置の一例であるインクジェットプリンタ1は、被記録媒体の一例であるロール紙Pに対して記録を実行する記録部としての記録実行部4と、回動軸である第2回動軸22を支点とする回動により第1位置と第2位置とを有し、該第2位置のとき記録実行部4から排出されたロール紙Pを載置するスタック部としての排紙受け部5と、を備えたインクジェットプリンタ1であって、排紙受け部5は、上記後方スタック20を備えていることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1 インクジェットプリンタ、2 本体部、3 ロール紙供給部、4 記録実行部、
5 排紙受け部、6 (ロール紙の)排出口、7 開口部、8 支柱、9 ベース、
10 (ロール紙の)スタッカ、11 前方スタック、12 フロントパイプ、
13 第1回動軸、14 アーム部、15 アーム回動軸、20 後方スタック、
21 スタックフレーム部、22 第2回動軸、23 ジョイント部、
30 第1布シート、31 第2布シート、32 第1スリット孔、
33 第2スリット孔、34 第3スリット孔、40 フィルム材、41 第1係止部、
41a 第1片、42 第2係止部、42a 第2片、43 第3係止部、
43a 第3片、50 第1布固定軸、51 第2布固定軸、52 脚輪、
60 操作部、P ロール紙、R ロール、U 床、X 幅方向、Y 排出方向
5 排紙受け部、6 (ロール紙の)排出口、7 開口部、8 支柱、9 ベース、
10 (ロール紙の)スタッカ、11 前方スタック、12 フロントパイプ、
13 第1回動軸、14 アーム部、15 アーム回動軸、20 後方スタック、
21 スタックフレーム部、22 第2回動軸、23 ジョイント部、
30 第1布シート、31 第2布シート、32 第1スリット孔、
33 第2スリット孔、34 第3スリット孔、40 フィルム材、41 第1係止部、
41a 第1片、42 第2係止部、42a 第2片、43 第3係止部、
43a 第3片、50 第1布固定軸、51 第2布固定軸、52 脚輪、
60 操作部、P ロール紙、R ロール、U 床、X 幅方向、Y 排出方向
Claims (5)
- 本体部に対して回動し収納状態である第1位置と、前記本体部側から排出された送り媒体を受けることができる使用状態である第2位置とを有するスタックフレーム部と、
一端側が前記本体部側に係合され、他端側が前記スタックフレーム部の自由端側と係合されシート状の第1部材と、
該第1部材の載置方向上方に係止され、送り媒体の排出方向に延設されると共に送り媒体の幅方向に複数設けられ、前記第1部材より摩擦係数が小さい第2部材と、を備え、
前記スタックフレーム部が前記第2位置へ回動したとき、前記第2部材がぴんと張られると共に、前記本体部より排出方向下流側において前記第1部材が弛む構成である排出スタッカ。 - 請求項1に記載の排出スタッカにおいて、前記スタックフレーム部の回動支点は、前記第1部材が前記本体部側に留められた留め部に対して、前記スタックフレーム部が前記第2位置から前記第1位置へ回動する側に位置する排出スタッカ。
- 請求項1または2に記載の排出スタッカにおいて、前記複数の第2部材は、
前記第1部材が前記本体部側に留められた留め部より排出方向上流側の第1係合部と、前記留め部より排出方向下流側の第2係合部と、によってそれぞれ前記第1部材に係合され、
前記留め部を、排出方向に跨っている構成である排出スタッカ。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排出スタッカにおいて、前記複数の第2部材は、それぞれ排出方向上流側の第1係合部と、該第1係合部より排出方向下流側の第2係合部によって前記第1部材に係合され、
前記スタックフレーム部が前記第2位置のとき、前記第2係合部は、前記第1係合部より鉛直方向下方となる構成である排出スタッカ。 - 被記録媒体に対して記録を実行する記録部と、
回動軸を支点とする回動により第1位置と第2位置とを有し、該第2位置のとき前記記録部から排出された被記録媒体を載置するスタック部と、を備えた記録装置であって、
該スタック部は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された前記排出スタッカを備える記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008048297A JP2009203034A (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 排出スタッカ、記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008048297A JP2009203034A (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 排出スタッカ、記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009203034A true JP2009203034A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41145679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008048297A Pending JP2009203034A (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 排出スタッカ、記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009203034A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013220924A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Seiko Epson Corp | 媒体受け装置及び記録装置 |
US20210062837A1 (en) * | 2019-08-27 | 2021-03-04 | Seiko Epson Corporation | Coupling mechanism |
-
2008
- 2008-02-28 JP JP2008048297A patent/JP2009203034A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013220924A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Seiko Epson Corp | 媒体受け装置及び記録装置 |
US20210062837A1 (en) * | 2019-08-27 | 2021-03-04 | Seiko Epson Corporation | Coupling mechanism |
US11885369B2 (en) * | 2019-08-27 | 2024-01-30 | Seiko Epson Corporation | Coupling mechanism |
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