JP2011219039A - 車両用ハイブリッド駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行するエンジン駆動走行時にバッテリーをより速やかに急速充電できるようにする。
【解決手段】予め定められた急速充電実行条件を満足する場合には、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2を共に発電制御してバッテリー46を充電するとともに、それ等の第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2による発電と走行のための要求駆動力Fとに必要なパワーPWを発生する運転点でエンジン12を作動させる急速充電走行モードが実行されるため、従来のように第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2の何れか一方のみを発電機として用いてバッテリー46を充電する場合に比較して、一層大きな発電量で発電してバッテリー46を急速充電することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用ハイブリッド駆動装置に係り、特に、エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行するエンジン駆動走行時にバッテリーを急速充電する技術に関するものである。
(a) 前後輪の少なくとも一方を駆動するエンジンと、(b) そのエンジンに機械的に連結された第1回転機と、(c) 前記前後輪の一方または他方を駆動するように設けられた第2回転機と、を有する車両用ハイブリッド駆動装置が知られている。特許文献1に記載の装置はその一例で、第1回転機および第2回転機として、何れも電動モータおよび発電機として用いることができるモータジェネレータが用いられている。一方、特許文献2には、エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行しながら発電機によりバッテリーを充電する充電走行モードにおいて、登坂路走行時やLレンジが選択された場合など一定の条件下で発電機による発電量を大きくし、バッテリーを急速充電することが提案されている。
特開2005−59787号公報 特開2009−18719号公報
しかしながら、従来の急速充電走行モードでは、単一の発電機を用いてバッテリーを充電するだけであるため、その発電量を大きくするにも限界があり、必ずしも十分に満足できる急速充電を行うことができなかった。複数の回転機を備えているハイブリッド駆動装置においても、例えば第2回転機はアクセルペダルが踏み込み操作された場合に直ちに電動モータとして用いてアシストする必要があることなどから、エンジン駆動走行時には第1回転機のみを発電機として用いてバッテリーを充電するようになっているのが普通である。これに対し、例えば大容量バッテリーを搭載しているとともに外部からの充電が可能なプラグインハイブリッド車両の場合、エンジンを作動させることなく走行するEV(Electric Vehicle;電気自動車)走行を基本としているため、バッテリー充電のためのエンジンの作動時間を少しでも短くすることが望まれるとともに、バッテリー容量が大きいため充電性能の更なる性能向上が望まれる。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行するエンジン駆動走行時にバッテリーをより速やかに急速充電できるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 前後輪の少なくとも一方を駆動するエンジンと、(b) そのエンジンに機械的に連結されて少なくとも発電機として用いられる第1回転機と、(c) 前記前後輪の一方または他方を駆動するように設けられ、電動モータおよび発電機として用いられる第2回転機と、を有する車両用ハイブリッド駆動装置において、(d) 前記エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行しながら、前記第1回転機および前記第2回転機を共に発電機として用いてバッテリーを充電する急速充電走行手段を有することを特徴とする。
上記駆動走行とは、エンジンの駆動力にて車輪を回転駆動して走行することを意味し、減速時や下り坂等で車両の運動エネルギーによって車輪が転がり回転させられるコースト走行を含まない。
第2発明は、第1発明の車両用ハイブリッド駆動装置において、前記急速充電走行手段は、運転者の要求駆動力と前記第1回転機の発電量と前記第2回転機の発電量との合計を前記エンジンから出力することを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明の車両用ハイブリッド駆動装置において、前記急速充電走行手段は、前記バッテリーの急速充電を要求する運転者の所定の操作に基づいて急速充電走行を開始することを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかのハイブリッド駆動装置において、前記第1回転機および前記第2回転機による発電量の分担が、予め定められたその第1回転機および第2回転機の各々の発電効率マップに基づいて、全体として最大効率で発電が行われるように設定されることを特徴とする。
第5発明は、第1発明〜第3発明の何れかのハイブリッド駆動装置において、前記第1回転機および前記第2回転機による発電量の分担が、その第1回転機のみで予め求められた目標発電量を発電するとともに、その第1回転機だけではその目標発電量に達しない場合に、残りを第2回転機によって発電するように設定されることを特徴とする。
第6発明は、第1発明〜第5発明の何れかのハイブリッド駆動装置において、前記エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行するエンジン駆動走行時に予め定められたアシスト条件を満足する場合には、前記第2回転機が、前記急速充電走行手段による急速充電走行に優先して電動モータとして用いられ、そのエンジンによる駆動走行をアシストすることを特徴とする。
このような車両用ハイブリッド駆動装置においては、エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行しながら第1回転機および第2回転機を共に発電機として用いてバッテリーを充電する急速充電走行を行うことができるため、従来のように何れか一方の回転機を発電機として用いてバッテリーを充電する場合に比較して、一層大きな発電量で発電してバッテリーを急速充電できるようになる。
第2発明では、運転者の要求駆動力と第1回転機の発電量と第2回転機の発電量との合計をエンジンから出力するため、運転者の駆動力に対する要求を満足させつつ急速充電を行うことができる。
第3発明では、バッテリーの急速充電を要求する運転者の所定の操作に基づいて急速充電走行を開始するため、この急速充電に起因して走行時のレスポンス(駆動力応答性)が低下しても、運転者に違和感を生じさせる恐れがない。すなわち、例えば第6発明のように予め定められたアシスト条件を満足する場合に、第2回転機を電動モータとして用いてエンジンによる駆動走行をアシストするようになっていると、その第2回転機を発電機の状態から電動モータの状態へ切り換える必要があることから駆動力アップの応答性が悪くなるが、運転者はそのような応答性の悪化を承知の上で急速充電を要求する操作を行っているため、応答性が多少悪化しても問題ないのである。
第4発明では、第1回転機および第2回転機による発電量の分担が、予め定められた各々の発電効率マップに基づいて全体として最大効率で発電が行われるように設定されるため、燃費の悪化をできるだけ抑制しつつ急速充電を行うことができる。
第5発明では、第1回転機および第2回転機による発電量の分担が、第1回転機のみで予め求められた目標発電量を発電するとともに、その第1回転機だけではその目標発電量に達しない場合に残りを第2回転機によって発電するように設定されるため、第2回転機を発電機として用いる頻度やその発電量が少なくなり、例えば第6発明のように第2回転機を電動モータとして用いてエンジンによる駆動走行をアシストする場合でも、第2回転機を速やかに電動モータとして用いることができるようになり、駆動力アップの応答性をできるだけ損なうことなく急速充電を行うことができる。
本発明の一実施例である車両用ハイブリッド駆動装置の概略構成図で、変速制御や駆動力源の切換制御に関する制御系統を併せて示した図である。 図1の前後進切換装置の一例を示す骨子図である。 エンジン駆動走行とモータ駆動走行とを切り換える駆動力源切換制御で用いられる駆動力源マップの一例を示す図である。 エンジン駆動走行およびモータ駆動走行時における種々の走行モードを説明する図である。 図1の急速充電実行判断手段の作動を具体的に説明するフローチャートである。 図1の急速充電走行手段の作動を具体的に説明するフローチャートである。 図6のステップR5で用いられる発電効率マップを説明する図である。 図6のフローチャートに従って設定されるエンジントルクが車両駆動力および発電量EMG1、EMG2によって消費される割合を説明する図である。 図6とは異なる手法でエンジントルクおよび発電量EMG1、EMG2を設定した場合に、エンジントルクが車両駆動力および発電量EMG1、EMG2によって消費される割合を説明する図である。 本発明が好適に適用される車両用ハイブリッド駆動装置の別の例を示す概略構成図である。 本発明が好適に適用される車両用ハイブリッド駆動装置の更に別の例を示す概略構成図である。 図1の実施例のシフトパターンの一例を示す図である。
前記エンジンは、燃料の燃焼によって動力を発生する内燃機関などで、回転機は、電気エネルギーで動力を発生する電動モータや、回転駆動されることにより発電する発電機、或いは電動モータおよび発電機の両方の機能を択一的に用いることができるモータジェネレータである。第1回転機は、少なくとも発電機として用いられるため、発電機またはモータジェネレータが用いられる。この第1回転機を、エンジンを始動する際のスタータモータとして使用したり走行用の駆動力源として使用したりする場合は、モータジェネレータが用いられる。第2回転機は、電動モータおよび発電機として用いられるもので、実質的にモータジェネレータが用いられる。第1回転機および第2回転機として何れもモータジェネレータが用いられる場合でも、例えばシリーズHEV(Hybrid Electric Vehicle ;ハイブリッド電気自動車)走行などで第1回転機を発電機として用いる機会が多い場合、その第1回転機の方が発電効率等の発電性能に優れたモータジェネレータを採用することが望ましい。
エンジンは、例えば前後輪の何れか一方を回転駆動するように構成されるが、遊星歯車装置等の前後輪分配装置を介して前後輪の両方がエンジンによって回転駆動されるように構成することも可能である。第1回転機は、エンジンと同軸上に配設されてクランク軸等に一体的に連結されても良いが、遊星歯車装置等の合成分配装置を介してエンジンのクランク軸等に連結したり、減速或いは増速する変速歯車やプーリ、スプロケット等を介してエンジンのクランク軸等に連結したりすることもできるなど、種々の態様が可能である。第2回転機は、例えば上記エンジンおよび第1回転機の出力が伝達される変速機と駆動輪との間の動力伝達経路、或いは上記合成分配装置と駆動輪との間の動力伝達経路等に連結され、エンジンによって回転駆動される車輪と同じ車輪を回転駆動するように構成されるが、エンジンが前後輪の何れか一方を回転駆動する場合、前後輪の他方を回転駆動するように第2回転機を設けることも可能である。
急速充電走行手段による急速充電走行は、例えば予め定められた急速充電実行条件を満足する場合に実行される。急速充電実行条件は、例えば運転者によって操作される選択操作手段の所定の操作が実行条件或いは実行許容条件として定められる。選択操作手段は、例えば自宅近く等でEV走行を行うためにその手前でバッテリーを充電するように急速充電走行を要求する充電優先ボタン等であるが、一定の条件下で急速充電走行を実行する場合の許容条件(前提条件)としてON操作される急速充電許容ボタン等であっても良いし、シフトレバー等により変速比が比較的大きいLレンジ等が選択された場合には、走行に必要なエンジンパワーが少なくて済むため、第1回転機および第2回転機を共に発電機として用いて発電しても要求駆動力を十分に確保でき、急速充電実行条件として定めることができる。すなわち、上記Lレンジ等を充電優先レンジとして設定しておき、シフトレバーやパドル等の選択操作手段により充電優先レンジが選択された場合には、急速充電走行手段による急速充電走行を実行するのである。このような運転者の操作と関係無く、或いは運転者の操作に加えて、例えばバッテリーのSOC(蓄電残量)が所定値以下になったことを上記急速充電実行条件として定めることもできる。また、幹線道路から外れた住宅街や自宅近く等でEV走行を行うことができるように、ナビゲーションシステム等によりそれ等の手前で急速充電走行を実行するように急速充電実行条件を定めることもできるし、登坂路などアシスト走行が行われてバッテリーの電力消費が多くなる可能性がある走行条件下で急速充電走行が実行されるように急速充電実行条件を定めることもできるなど、種々の態様が可能である。
急速充電走行でバッテリーを充電する際の第1回転機および第2回転機による発電量の分担については、例えば第4発明では各々の発電効率マップに基づいて全体として最大効率で発電が行われるように設定され、第5発明では、第1回転機を優先的に用いて発電するように設定されるが、この他にも第1回転機および第2回転機をそれぞれ最大発電量で発電するようにしても良いなど、種々の態様が可能である。第4発明では、例えば車速等によって定まる回転速度に応じてそれぞれ最大効率で発電できる発電量に設定しても良い。第5発明では、予め目標発電量が設定されるが、これは例えばバッテリーを効率良く充電できる最大発電量などで、温度やSOCなどをパラメータとして定められる。SOCのみに基づいて目標発電量を設定することもできる。
第6発明では、エンジン駆動走行時にアシスト条件を満足する場合には、第2回転機が急速充電走行に優先して電動モータとして用いられ、そのエンジンによる駆動走行をアシストするようになっているが、他の発明の実施に際してはこのような第2回転機によるアシストは必ずしも必要ないし、第1回転機を電動モータとして用いてアシストするようにしても良いなど、種々の態様が可能である。第6発明のアシスト条件は、例えばアクセル操作量が所定値以上となった場合や、アクセル操作量の変化率が所定値以上となった場合、或いはその両方を満足する場合、または車速が所定車速以上になった場合などである。
本発明は、エンジンを作動させることなく第2回転機のみを電動モータとして用いて走行するEV走行が可能な車両用ハイブリッド駆動装置に好適に適用され、SOCが所定値以下まで低下した場合に急速充電走行を実行してバッテリーを速やかに充電することにより、EV走行時間を長くすることができる。このため、外部からの充電が不可の通常のハイブリッド車両だけでなく、大容量バッテリーを搭載しているとともに外部からの充電が可能なプラグインハイブリッド車両にも好適に適用される。
EV走行を行う上で、エンジンおよび第1回転機と駆動輪との間には、動力伝達を接続遮断できる断続装置を設けることが望ましい。断続装置は単なるクラッチであっても良いが、クラッチやブレーキを有する前後進切換装置や、変速比が異なる複数の変速段を有するとともに動力伝達を遮断する遮断状態(ニュートラル)とすることができる遊星歯車式或いは平行軸式等の有段変速機などでも良い。クラッチやブレーキとしては、油圧式等の摩擦係合装置が好適に用いられる。遊星歯車装置等の動力分配装置を介してエンジン、第1回転機、および出力部材が連結されている場合、第1回転機のトルクを0とすることによりエンジンと出力部材との間の動力伝達を遮断し、第2回転機のみで走行するEV走行を行うこともできる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である車両用ハイブリッド駆動装置10の概略構成図で、エンジン12と、エンジン12のクランク軸14に連結された第1モータジェネレータMG1と、中間軸16を介して第1モータジェネレータMG1に連結されるとともに入力軸18を介して自動変速機20に連結された前後進切換装置22と、自動変速機20の出力軸24と第1歯車25との間に設けられて動力伝達を接続遮断する発進クラッチ26と、第1歯車25と噛み合う第2歯車28が設けられたカウンタシャフト30と、カウンタシャフト30に連結された第2モータジェネレータMG2と、カウンタシャフト30に設けられた第3歯車32と、その第3歯車32と噛み合う第4歯車34が設けられた差動歯車装置36と、差動歯車装置36に左右の車軸38L、38Rを介して連結された左右の前駆動輪40L、40Rとを備えている。エンジン12は、燃料の燃焼で動力を発生する内燃機関にて構成されており、第1モータジェネレータMG1、第2モータジェネレータMG2は何れも電動モータおよび発電機として用いることができる。但し、第1モータジェネレータMG1は主として発電機として用いられるもので、第2モータジェネレータMG2に比較して発電効率が優れている。第1モータジェネレータMG1は第1回転機に相当し、第2モータジェネレータMG2は第2回転機に相当する。
上記前後進切換装置22は、例えば図2に示すように、ダブルピニオン型の遊星歯車装置42、前進クラッチC1、および後進ブレーキB1を備えて構成される。具体的には、遊星歯車装置42のサンギヤは前記中間軸16に連結され、キャリアは入力軸18に連結されるとともに前進クラッチC1を介して中間軸16に選択的に連結されるようになっており、リングギヤは後進ブレーキB1を介して選択的に回転不能に固定される。そして、前進クラッチC1および後進ブレーキB1が共に解放されると、中間軸16と入力軸18との間の動力伝達が遮断され、前進クラッチC1が締結されるとともに後進ブレーキB1が解放されると、中間軸16の回転をそのまま入力軸18に伝達する前進駆動状態となり、前進クラッチC1が解放されるとともに後進ブレーキB1が締結されると、中間軸16の回転を逆転させて入力軸18に伝達する後進駆動状態となる。前進クラッチC1や後進ブレーキB1は、例えば油圧式の摩擦係合装置によって構成される。この前後進切換装置22は、エンジン12および第1モータジェネレータMG1と前駆動輪40L、40Rとの間の動力伝達を接続遮断できる断続装置としても機能する。なお、ダブルピニオン型の遊星歯車装置42の代わりにシングルピニオン型の遊星歯車装置を用いて構成することもできるなど、種々の態様が可能である。
自動変速機20は、本実施例ではベルト式無段変速機が用いられており、入力側プーリおよび出力側プーリを備えている。入力側プーリは、前記エンジン12、第1モータジェネレータMG1、および前後進切換装置22と同心に配設されており、出力側プーリは、前記発進クラッチ26および第1歯車25と同心に配設されている。発進クラッチ26は油圧式の摩擦係合装置で、出力軸24と第1歯車25との間の動力伝達を接続遮断する断続装置として機能する。
以上のように構成された車両用ハイブリッド駆動装置10は、駆動力源を切り換えるハイブリッド制御や自動変速機20の変速制御を行う電子制御装置50を備えている。電子制御装置50はマイクロコンピュータを備えて構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うもので、アクセル操作量センサ52、エンジン回転速度センサ54、車速センサ56、SOCセンサ58、およびEV優先スイッチ60からそれぞれアクセルペダルの操作量であるアクセル操作量θacc 、エンジン12の回転速度(エンジン回転速度)NE、車速V、第1モータジェネレータMG1、第2モータジェネレータMG2の電源であるバッテリー46のSOC(蓄電残量)、充電優先ボタン60のON、OFFを表す各信号が供給される。この他、各種の制御に必要な種々の情報がセンサ等から供給されるようになっている。SOCは、例えばバッテリー46の充電量および放電量を逐次計算することによって求められる。また、充電優先ボタン60は、運転席近傍のインストルメントパネル等に設けられ、運転者が駆動力応答性を多少犠牲にしてでもバッテリー46を速やかに充電できる急速充電を要求する場合にON操作される押釦スイッチ等である。この充電優先ボタン60は、例えば自宅近く等でEV走行が行われるように、その手前でバッテリー46を十分に充電する場合などにON操作される。
電子制御装置50は、基本的にハイブリッド制御手段70および変速制御手段90を機能的に備えている。ハイブリッド制御手段70は、図4に示すように複数種類の走行モードを切り換えて走行するもので、エンジン駆動走行手段72、モータ駆動走行手段74、およびモータ/エンジン切換手段76を備えている。図4の走行モードは一例で、必要に応じて他の走行モードを設定することもできる。第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2は、インバータ44を介して制御されるようになっている。
エンジン駆動走行手段72は、エンジン12を駆動力源として用いて前駆動輪40L、40Rを回転駆動して走行するエンジン駆動走行に関するもので、エンジン走行モード、パラレルHEV走行モード、シリーズパラレルHEV走行モード、充電走行モード、および急速充電走行モードの5種類の走行モードを備えている。何れの走行モードでも発進クラッチ26は締結されており、前後進切換装置22は、前進走行か後進走行かによって前進クラッチC1および後進ブレーキB1の何れか一方が締結される。エンジン走行モードはエンジン12を作動させて駆動走行するものであり、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2は何れもトルクが0でフリー回転させられる。パラレルHEV走行モードは、エンジン12を作動させるとともに第1モータジェネレータMG2を力行制御して駆動走行するもので、第1モータジェネレータMG1のトルクは0でフリー回転させられる。但し、第2モータジェネレータMG2の代わりに第1モータジェネレータMG1を力行制御しても良いし、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2を共に力行制御するようにしても良い。シリーズパラレルHEV走行モードは、エンジン12を作動させるとともに第2モータジェネレータMG2を力行制御して駆動走行する一方、第1モータジェネレータMG1を発電制御して、得られた電気エネルギーを第2モータジェネレータMG2に供給する。パラレルHEV走行モードおよびシリーズパラレルHEV走行モードでは、エンジン走行モードに比較して大きな駆動力を速やかに発生させることができ、アクセル操作量θacc が急増した加速要求時や高速走行時等に実施されるとともに、バッテリー46のSOCが比較的多い場合にパラレルHEV走行モードとし、SOCが比較的少ない場合はシリーズパラレルHEV走行モードとする。上記力行制御は、モータジェネレータMG1、MG2を電動モータとして用いることを意味し、発電制御は、モータジェネレータMG1、MG2を発電機として用いることを意味する。
また、充電走行モードでは、エンジン12を作動させて駆動走行するとともに、第1モータジェネレータMG1を発電制御してバッテリー46を充電するとともに、第2モータジェネレータMG2のトルクを0としてフリー回転させる。急速充電走行モードでは、エンジン12を作動させて駆動走行するとともに、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2を共に発電制御し、大きな発電量でバッテリー46を急速充電する。これ等の充電走行モードおよび急速充電走行モードでは、所定のアシスト条件を満足する場合に何れもシリーズパラレルHEV走行モードへ移行して第2モータジェネレータMG2をアシストモータとして用いるが、充電走行モードでは、第2モータジェネレータMG2がフリー回転しているため、第2モータジェネレータMG2を直ちに力行制御してシリーズパラレルHEV走行モードへ速やかに移行し、エンジン12による駆動走行を第2モータジェネレータMG2のモータトルクで速やかにアシストすることができる。これに対し、急速充電走行モードでは、第2モータジェネレータMG2が発電制御されているため、アシストするためには発電トルクを低下させて0とした後に力行トルクを増大させる必要があり、制御が複雑で充電走行モードに比較してモード切換時間、すなわち第2モータジェネレータMG2を電動モータとして用いて駆動力を発生させるまでの時間が長くなり、アクセル操作等に対する駆動力応答性が悪くなる可能性がある。上記アシスト条件は、例えばアクセル操作量θacc が所定値以上となった場合や、アクセル操作量θacc の変化率が所定値以上となった場合、その両方を満足する場合、或いは車速Vが所定車速以上になった場合などである。
一方、モータ駆動走行手段74は、第2モータジェネレータMG2のみを駆動力源として用いて前駆動輪40L、40Rを回転駆動して走行するモータ駆動走行に関するもので、前進走行時および後進走行時においてそれぞれEV走行モード、シリーズHEV走行モードの2種類の走行モードを備えている。何れの走行モードでも発進クラッチ26は解放されており、EV走行モードでは、エンジン12を停止するとともに第1モータジェネレータMG1のトルクを0としてフリー回転させるようにし、第2モータジェネレータMG2を力行制御して走行する。シリーズHEV走行モードでは、そのEV走行時にエンジン12を作動させて第1モータジェネレータMG1を回転駆動するとともに、その第1モータジェネレータMG1を発電制御し、得られた電気エネルギーを第2モータジェネレータMG2に供給する。第2モータジェネレータMG2の回転方向を逆転させることにより、前進走行および後進走行を行うことができる。前進走行および後進走行共に、バッテリー46のSOCが所定値以下になったらEV走行モードからシリーズHEV走行モードに切り換えられ、SOCの所定値は、第1モータジェネレータMG1によりエンジン12をクランキングして始動することが可能なSOCの範囲内で、例えばその下限値が設定される。
前記モータ/エンジン切換手段76は、例えば図3に示す駆動力源マップに従ってエンジン駆動走行手段72によるエンジン駆動走行とモータ駆動走行手段74によるモータ駆動走行とを切り換えるものである。図3の要求出力トルクTOUTは、前記アクセル操作量θacc 等に基づいて求められ、駆動力源マップは、実線Aよりも低車速側、低要求出力トルク側がモータ走行領域とされ、モータ駆動走行手段74によって所定の走行モードが実行される。また、実線Aよりも高車速側、高要求出力トルク側がエンジン走行領域とされ、エンジン駆動走行手段72によって所定の走行モードが実行される。
変速制御手段90は、エンジン12を駆動力源として用いて走行するエンジン駆動走行時にベルト式無段変速機20の変速制御を行うもので、基本的にはスロットル弁開度θacc 等の要求駆動力や車速Vをパラメータとして予め定められた変速マップに従って目標入力回転速度(変速比γに相当)を求め、実際の入力回転速度(入力軸18の回転速度でエンジン回転速度NEに対応する)がその目標入力回転速度となるように変速制御を行う。
前記エンジン駆動走行手段72はまた、急速充電実行判断手段78および急速充電走行手段80を機能的に備えており、図5および図6のフローチャートに従って信号処理を行う。図5のステップS1は急速充電実行判断手段78に相当し、ステップS2は急速充電走行手段80に相当する。ステップS1では、予め定められた急速充電実行条件を満足するか否かを判断し、急速充電実行条件を満足する場合にはステップS2の急速充電走行モードを実行し、急速充電実行条件を満足しない場合はステップS3の通常の走行モード、すなわち図4に示す各種の走行モードのうち急速充電走行モード以外の走行モードを、アクセル操作量θacc や車速V、要求出力トルクTOUT、SOC等により場合分けして実行する。
上記急速充電実行条件は、例えば前記充電優先ボタン60がON操作されるとともにバッテリー46のSOCが所定値以下である場合に、前記エンジン走行モードやEV走行モード等の各種の通常の走行モードの代わりに急速充電走行モードを実行するように定められる。また、運転者のシフトレバー操作で変速比γが比較的大きいLレンジ等の予め定められた充電優先レンジが選択されるとともにSOCが所定値以下である場合にも、前記エンジン走行モードや充電走行モードの代わりに急速充電走行モードを実行するように定めることができる。また、ナビゲーションシステムを備えている車両においては、例えば幹線道路から外れた住宅街や自宅近く等でEV走行モードを実行できるように、その手前でバッテリー46のSOCを十分に確保するために急速充電走行モードが実行されるように定めることもできる。このような急速充電走行モードは、例えばバッテリー46のSOCが許容最大SOCとなる満充電になった場合、充電優先ボタン60がOFF操作された場合、Lレンジ等の充電優先レンジから他のレンジへ切り換えられた場合など、予め定められた急速充電解除条件を満足した場合に終了する。
図12は、シーケンシャルモードを選択可能なシフトレバー92の一例を示す図で、シフトパターン94は5つのレバーポジション「P」、「R」、「N」、「D」、または「S」を備えている。「P」ポジションは、前後進切換装置22の前進クラッチC1および後進ブレーキB1を共に解放して動力伝達を遮断するニュートラル状態(中立状態)とし、且つメカニカルパーキング機構によって機械的にカウンタシャフト30等の回転を阻止(ロック)する駐車ポジション(位置)であり、「R」ポジションは後進走行するために前後進切換装置22の後進ブレーキB1を締結する後進走行ポジション(位置)であり、「N」ポジションは前後進切換装置22の前進クラッチC1および後進ブレーキB1を共に解放して動力伝達を遮断するニュートラル状態とする中立ポジション(位置)であり、「D」ポジションは前進走行するために前後進切換装置22の前進クラッチC1を締結する前進走行ポジション(位置)である。この前進走行ポジションでは、変速機20の変速比(目標入力回転速度など)がアクセル操作量θacc や車速V等に応じて予め定められた変速条件に従って自動的に連続的に変更される。
また、「S」ポジションは、シフトレバー92の手動操作に従って変速比を段階的に変化させるシーケンシャルモードを成立させる前進走行ポジションで、その「S」ポジションの前後には、シフトレバー92の操作毎に変速比をアップ側にシフトさせるためのアップシフト位置「+」、およびシフトレバー92の操作毎に変速比をダウン側にシフトさせるためのダウンシフト位置「−」が設けられている。アップシフト位置「+」およびダウンシフト位置「−」は何れも不安定で、シフトレバー92はスプリング等の付勢手段により自動的に「S」ポジションへ戻されるようになっており、アップシフト位置「+」またはダウンシフト位置「−」への操作回数或いは保持時間などに応じて変速比が変更される。このシーケンシャルモードは、手動操作で変速比を切り換えることができるスポーツモードに相当し、シフトレバー92をダウンシフト位置「−」へ操作することによって前記Lレンジ等の充電優先レンジを選択することができる。なお、「D」ポジションに続いて「3」、「2」、「L」等のレンジが設けられている通常のシフト操作装置や、パドル操作によってレンジや変速比を変更できるシフト操作装置等を採用することもできる。
一方、図6は、図5のステップS2で急速充電走行モードを実行する際の信号処理の一例を具体的に説明するフローチャートである。図6のステップR1では、アクセル操作量θacc および車速V等をパラメータとして予め定められたマップや演算式などにより運転者の要求駆動力Fを算出し、ステップR2では、バッテリー温度やSOC等からバッテリー46に所定効率以上で充電可能な最大充電量(単位時間当りの充電量)を求め、その最大充電量に基づいて目標発電量(単位時間当りの発電量)EMGを算出する。ステップR3では、上記要求駆動力Fおよび目標発電量EMGを発生させることができる必要エンジンパワーPWを、動力伝達効率や発電効率等を考慮して予め定められた演算式等により算出する。ステップR4では、その必要エンジンパワーPWを発生する等パワー線上において最大燃費効率となる運転点、すなわちエンジン回転速度NEおよびエンジントルクTEでエンジン12が作動させられるように、実際の車速Vに応じて自動変速機20の変速比γを設定する。エンジン12の運転点(エンジン回転速度NE、エンジントルクTE)は、予め定められた効率マップに基づいて求められる。
また、ステップR5では、第1モータジェネレータMG1、第2モータジェネレータMG2の発電制御で前記目標発電量EMGが得られるように、それ等の第1モータジェネレータMG1、第2モータジェネレータMG2の発電量EMG1、EMG2を設定する。これ等の発電量EMG1、EMG2は、例えば図7に示すように発電トルクおよびモータ回転速度をパラメータとして碁盤目状に分けて予め定められた発電効率マップに基づいて、全体として最大効率で発電が行われるように定められる。具体的には、第1モータジェネレータMG1のモータ回転速度NMG1はエンジン回転速度NEに応じて一義的に定まり(本実施例ではNMG1=NE)、第2モータジェネレータMG2のモータ回転速度NMG2は車速Vに応じて一義的に定まるため、それ等の回転速度NMG1、NMG2上で目標発電量EMGが得られる発電トルクを適宜設定するとともに、その発電トルクを変更しながら、その各運転点における発電効率μ1、μ2および発電量EMG1、EMG2に基づいて全体の発電効率μを求め、その全体の発電効率μが最大となる運転点を設定する。発電量EMG1、EMG2は、発電トルクおよび回転速度NMG1、NMG2から一義的に求められ、各運転点における発電量EMG1、EMG2をそれぞれ発電効率μ1、μ2で割り算して加算した必要入力量Ein(=EMG1/μ1+EMG2/μ2)が最小となる運転点を設定すれば良い。目標発電量EMG(=EMG1+EMG2)を必要入力量Einで割り算した値(EMG/Ein)が全体の発電効率μに相当する。
そして、ステップR4で設定された変速比γとなるように自動変速機20を制御するとともに、ステップR5で設定された発電量EMG1、EMG2が得られる運転点で第1モータジェネレータMG1、MG2を発電制御する。また、エンジン12については、ステップR4で変速比γを設定する際に求められたエンジン運転点のエンジントルクTEを、必要に応じて全体の発電効率μに基づいて補正し、その補正後の運転点で作動するようにスロットル弁開度制御や燃料噴射量制御等のエンジン制御を行う。これにより、要求駆動力Fで走行しつつ第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2の発電制御で目標発電量EMG(=EMG1+EMG2)を発生させてバッテリー46を急速充電することができる。図8は、このような急速充電走行モード時のエンジントルクTEに対する車両駆動力Fおよび発電量EMG1、EMG2の内訳を示した図である。
ここで、本実施例の車両用ハイブリッド駆動装置10においては、予め定められた急速充電実行条件を満足する場合には、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2を共に発電制御してバッテリー46を充電するとともに、それ等の第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2による発電と走行のための要求駆動力Fとに必要なパワーPWを発生する運転点でエンジン12を作動させる急速充電走行モードが実行されるため、従来のように第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2の何れか一方のみを発電機として用いてバッテリー46を充電する場合に比較して、一層大きな発電量EMGで発電してバッテリー46を急速充電できるようになる。
すなわち、予め定められたアシスト条件を満足する場合には、上記急速充電走行モードからシリーズパラレルHEV走行モードへ移行し、第2モータジェネレータMG2を力行制御してエンジン12による駆動走行をアシストするが、そのモード切換え時に第2モータジェネレータMG2を発電制御から力行制御へ切り換える必要があるため、アクセル操作等に対する駆動力アップの応答性が悪くなる可能性があるが、前記急速充電実行条件を満足する場合には応答性に優先して急速充電を行うようにしたのである。
また、本実施例では、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2による発電と走行のための要求駆動力Fとに必要なパワーPWがエンジン12から出力されるため、運転者の駆動力に対する要求を満足させつつ急速充電を行うことができる。
また、本実施例では、SOCが所定値以下の時には充電優先ボタン60がON操作されると急速充電走行モードが開始されるが、その場合は急速充電に起因して走行時のレスポンス(駆動力応答性)が低下しても、運転者に違和感を生じさせる恐れがない。すなわち、予め定められたアシスト条件を満足する場合には、上記急速充電走行モードからシリーズパラレルHEV走行モードへ移行し、第2モータジェネレータMG2を力行制御してエンジン12による駆動走行をアシストするが、そのモード切換え時に第2モータジェネレータMG2を発電制御から力行制御へ切り換える必要があるため、アクセル操作等に対する駆動力アップの応答性が悪くなるが、運転者はそのような応答性の悪化を承知の上で充電優先ボタン60をON操作しているため、応答性が多少悪化しても問題ないのである。
また、本実施例では、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2による発電量EMG1、EMG2が、予め定められた各々の発電効率マップに基づいて全体として最大効率で発電が行われるように設定されるため、燃費の悪化をできるだけ抑制しつつ急速充電を行うことができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
前記実施例では、目標発電量EMGに対して最大効率で発電が行われるように第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2による発電量EMG1、EMG2の分担が定められていたが、図9の(a) に示すように、比較的発電効率が優れている第1モータジェネレータMG1を優先的に使用して発電を行い、第1モータジェネレータMG1により発電が可能な最大発電量EMG1max でも目標発電量EMGに達しない場合には、その残り(EMG−EMG1max )を第2モータジェネレータMG2の発電量EMG2で補うようにしても良い。最大発電量EMG1max は、例えばエンジン回転速度NEによって定まるモータ回転速度NMG1で可能な最大発電トルクにした時の発電量である。この場合には、第2モータジェネレータMG2を発電機として用いる頻度やその発電量EMG2が少なくなるため、所定のアシスト条件を満足する場合に第2モータジェネレータMG2を力行制御してエンジン12による駆動走行をアシストする際に、第2モータジェネレータMG2を速やかに力行制御へ移行できるようになり、アクセル操作等に対する駆動力アップの応答性をできるだけ損なうことなく急速充電を行うことができる。
図9の(b) は、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2を何れも最大発電量EMG1max 、EMG2max で発電制御してバッテリー46を充電する場合で、発電効率や充電効率、燃費等は悪くなるが、最も短時間で急速充電できる。最大発電量EMG1max 、EMG2max は、例えばエンジン回転速度NEや車速Vによって定まるモータ回転速度NMG1、NMG2で可能な最大発電トルクにした時の発電量である。
図10は、本発明が好適に適用される車両用ハイブリッド駆動装置の別の例を示す概略構成図である。この車両用ハイブリッド駆動装置100は、前記エンジン12が、クランク軸14にベルト等を介して連結されたスタータモータ102によってクランキングされるようになっているとともに、複数のクラッチやブレーキの締結解放状態に応じて複数の変速段が成立させられる遊星歯車式等の有段の自動変速機104を備えており、その自動変速機104の入力軸106とクランク軸14との間に動力伝達を接続遮断する発進クラッチ108が設けられている。スタータモータ102は第1回転機に相当し、発電機としての機能も有するモータジェネレータにて構成されている。また、発進クラッチ108は断続装置に相当する。そして、自動変速機104の出力軸110に前記第1歯車25が設けられ、前駆動輪40L、40Rに駆動力が伝達される。なお、前記第2モータジェネレータMG2は備えていない。なお、自動変速機104によって動力伝達遮断状態(ニュートラル)が得られる場合には、発進クラッチ108を省略することも可能である。
一方、この車両用ハイブリッド駆動装置100は、後輪駆動装置120を備えており、リヤ用モータジェネレータRMGによって第5歯車122および第6歯車124を介して差動歯車装置126を回転駆動することにより、左右の車軸128L、128Rを介して左右の後駆動輪130L、130Rが回転駆動される。リヤ用モータジェネレータRMGは第2回転機に相当する。
この車両用ハイブリッド駆動装置100も、前記実施例1の車両用ハイブリッド駆動装置10と同様に前記ハイブリッド制御手段70を備えており、図4に示す各種の走行モードで走行することができるとともに、図5および図6のフローチャートに従って一定の条件下で急速充電走行モードを実行する。すなわち、前記実施例1における図4等において第1モータジェネレータMG1をスタータモータ102に置き換え、第2モータジェネレータMG2をリヤ用モータジェネレータRMGに置き換えるだけで、実施例1と同様の制御を行うことが可能で、同様の作用効果が得られる。
図11は、本発明が好適に適用される車両用ハイブリッド駆動装置の更に別の例を示す概略構成図である。この車両用ハイブリッド駆動装置140は、前記エンジン12と第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2とが同一の軸線上に配置されている場合で、エンジン12および第1モータジェネレータMG1は、シングルピニオン型の遊星歯車装置にて構成されている合成分配装置142を介して連結されている。すなわち、エンジン12のクランク軸14は合成分配装置142のキャリアCA1に相対回転不能に連結され、第1モータジェネレータMG1のモータ軸は合成分配装置142のサンギヤS1に相対回転可能に連結されており、合成分配装置142のリングギヤR1にはスプロケット等の出力部材144が相対回転不能に連結されている。出力部材144にはまた、第2モータジェネレータMG2が相対回転不能に連結されており、その第2モータジェネレータMG2によって回転駆動されるとともに、チェーン等の伝動部材146を介して前記第1歯車25に機械的に連結され、前駆動輪40L、40Rに駆動力を伝達する。
このような車両用ハイブリッド駆動装置140においても、第1モータジェネレータMG1のトルクを0とすることによりエンジン12と出力部材144との間の動力伝達を遮断し、第2モータジェネレータMG2のみを駆動力源として走行するEV走行モードが可能である。合成分配装置142は、動力伝達を接続遮断する断続装置としての機能も有する。また、エンジン12を作動させるとともに第1モータジェネレータMG1を発電制御することにより、前駆動輪40L、40Rに駆動力を伝達して走行する充電走行モードや、その充電走行モードで第2モータジェネレータMG2を力行制御してアシストするパラレルHEV走行モード等が可能である。
一方、所定の急速充電実行条件を満足する場合には、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2を共に発電制御してバッテリー46を充電するとともに、それ等の第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2による発電と走行のための要求駆動力Fとに必要なパワーPWを発生する運転点でエンジン12を作動させる急速充電走行モードを実行することも可能で、第1モータジェネレータMG1のみを発電機として用いてバッテリー46を充電する場合に比較して、一層大きな発電量で発電してバッテリー46を急速充電することができる。
また、予め定められたアシスト条件を満足する場合には、上記急速充電走行モードからパラレルHEV走行モードへ移行し、第2モータジェネレータMG2を力行制御してエンジン12による駆動走行をアシストすることができる。その場合に、第2モータジェネレータMG2を発電制御から力行制御へ切り換える必要があるため、アクセル操作等に対する駆動力アップの応答性が悪くなる可能性があるが、前記実施例1と同様に急速充電実行条件を満足する場合には応答性に優先して急速充電を行うのである。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10、100、140:車両用ハイブリッド駆動装置 12:エンジン 46:バッテリー 50:電子制御装置 60:充電優先ボタン 78:急速充電実行判断手段 80:急速充電走行手段 102:スタータモータ(第1回転機) MG1:第1モータジェネレータ(第1回転機) MG2:第2モータジェネレータ(第2回転機) RMG:リヤ用モータジェネレータ(第2回転機)

Claims (6)

  1. 前後輪の少なくとも一方を駆動するエンジンと、
    該エンジンに機械的に連結されて少なくとも発電機として用いられる第1回転機と、
    前記前後輪の一方または他方を駆動するように設けられ、電動モータおよび発電機として用いられる第2回転機と、
    を有する車両用ハイブリッド駆動装置において、
    前記エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行しながら、前記第1回転機および前記第2回転機を共に発電機として用いてバッテリーを充電する急速充電走行手段を有する
    ことを特徴とする車両用ハイブリッド駆動装置。
  2. 前記急速充電走行手段は、運転者の要求駆動力と前記第1回転機の発電量と前記第2回転機の発電量との合計を前記エンジンから出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ハイブリッド駆動装置。
  3. 前記急速充電走行手段は、前記バッテリーの急速充電を要求する運転者の所定の操作に基づいて急速充電走行を開始する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ハイブリッド駆動装置。
  4. 前記第1回転機および前記第2回転機による発電量の分担が、予め定められた該第1回転機および該第2回転機の各々の発電効率マップに基づいて、全体として最大効率で発電が行われるように設定される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ハイブリッド駆動装置。
  5. 前記第1回転機および前記第2回転機による発電量の分担が、該第1回転機のみで予め求められた目標発電量を発電するとともに、該第1回転機だけでは該目標発電量に達しない場合に、残りを該第2回転機によって発電するように設定される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ハイブリッド駆動装置。
  6. 前記エンジンを走行用駆動力源として用いて駆動走行するエンジン駆動走行時に予め定められたアシスト条件を満足する場合には、前記第2回転機が、前記急速充電走行手段による急速充電走行に優先して電動モータとして用いられ、該エンジンによる駆動走行をアシストする
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用ハイブリッド駆動装置。
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