JP2011218848A - 車室内構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インストルメントパネル1の左右中央部にセンターコンソール2が連結され、インストルメントパネル1の左右中央部に所定の部品13が配置され、所定の部品13の左右中心13Pは車両の左右中心Oに対して助手席側D2に位置ずれし、センターコンソール2の左右中心2Pは車両の左右中心Oに位置し、インストルメントパネル1の左右中央部から後ろ下方に延びる連結体15にセンターコンソール2の前端部が連結し、インストルメントパネル1側の連結体15の端部15Aの左右中心15P1は車両の左右中心Oに対して助手席側D2に位置ずれし、センターコンソール2側の連結体15の端部15Bの左右中心15P2は車両の左右中心Oに位置している。
【選択図】図2
Description
インストルメントパネルの左右中央部にセンターコンソールが連結され、
前記インストルメントパネルの左右中央部に所定の部品が配置され、
前記所定の部品の左右中心は車両の左右中心に対して助手席側に位置ずれしている車室内構造に関する。
インストルメントパネルの左右中央部にセンターコンソールが連結され、
前記インストルメントパネルの左右中央部に所定の部品が配置され、
前記所定の部品の左右中心は車両の左右中心に対して助手席側に位置ずれしている車室内構造であって、
前記センターコンソールの左右中心は車両の左右中心に位置し、
前記インストルメントパネルの左右中央部から後ろ下方に延びる連結体に前記センターコンソールの前端部が連結し、
前記インストルメントパネル側の前記連結体の端部の左右中心は車両の左右中心に対して助手席側に位置ずれし、
前記センターコンソール側の前記連結体の端部の左右中心は車両の左右中心に位置している点にある。(請求項1)
また、インストルメントパネル側の連結体の端部の左右中心は車両の左右中心に対して助手席側に位置ずれしているから、左右のハンドル仕様に対して自然な外観と等しい使用感を確保することができる。(請求項1)
前記連結体とセンターコンソールはいずれも左右一対の側壁を備え、
前記連結体の左右一対の側壁は前記インストルメントパネルの左右中央部から後ろ下方に延び、
前記連結体の左右一対の側壁間に操作パネルが配置され、
前記操作パネルの左右両端部を覆う左右一対の縁取り材が前記連結体の左右一対の側壁の頂部に各別に取り付けられ、
前記左右一対の縁取り材は下側ほど互いの間隔が狭くなるように傾斜し、
車両後方側から見て、車両の左右中心線に対する助手席側の前記縁取り材の角度が、車両の左右中心線に対する運転席側の前記縁取り材の角度よりも大きく設定され、
前記左右一対の縁取り材の下端部間の左右中心が車両の左右中心に位置していると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記操作パネルの左端部に、左ハンドル仕様の前記運転席側の縁取り材と右ハンドル仕様の前記助手席側の縁取り材とに対応する重なり代が設けられ、
前記操作パネルの右端部に、左ハンドル仕様の前記助手席側の縁取り材と右ハンドル仕様の前記運転席側の縁取り材とに対応する重なり代が設けられて、
左ハンドル仕様の前記操作パネルと右ハンドル仕様の前記操作パネルとが同一構造の共通部品に構成されて共通化されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
左右のハンドル仕様に対して自然な外観と等しい使用感を確保することができ、しかも、センターコンソールの型費や部品管理の工数を削減することができる車室内構造を提供することができた。
図1,図2にインストルメントパネル1と、インストルメントパネル1の左右中央部に連結されたセンターコンソール2とを備えた左ハンドル仕様の自動車の車室内構造を示してある。
インストルメントパネル1は、インストルメントパネル本体3と、インストルメントパネル本体3に取り付けられた各種の機器・操作パネルなどから成る。インストルメントパネル本体3は樹脂で成形されており、上面部4と、上面部4の車両後方側Rrの端部から下方に縦断面円弧状に折曲して乗員に対向する前面部5とを備えている。
図2に示すように、センターコンソール2の前端部2Mは、インストルメントパネル1の左右中央部から後ろ下方に延びる連結体15に連結している。連結体15はインストルメントパネル1の左右中央部から後ろ下方に延びる左右一対の第1側壁16を備えている。第1側壁16は、後ろ下方側ほど互いの間隔が狭くなるように傾斜するとともに、第1側壁16の高さ方向で頂部16T側ほど互いの間隔が狭くなるように傾斜している。
図5,図6に示すように、ヒーターコントロールパネル12は左右対称に形成され、上下逆の横長の台形状に形成されている。そして、パネル面に各種のスイッチが設けられている。ヒーターコントロールパネル12の左右両端部12A,12Bの上下方向中間部からは、スクリュー挿通孔33Hを備えた舌片状の取り付けフランジ33が左右外方側に張り出している。この取り付けフランジ33は連結体15の第1側壁16の頂部16Tにスクリューで取り付けられる。尚、ヒーターコントロールパネルは取り付けフランジ33を用いずにヒーターコントロールパネルの裏面側から突設した図示しないクリップ等でインストルメントパネル本体3に取り付けても良い。ヒーターコントロールパネル12の後ろ下方に位置する左右一対の第1側壁16間は下方に凹む凹部14に構成されている。
ヒーターコントロールパネル12の右端部12Bに、左ハンドル仕様の助手席側D2の第1縁取り材21B(図3参照)と右ハンドル仕様の運転席側D1の第1縁取り材21A(図4参照)とに対応する重なり代12B1が設けられて、左ハンドル仕様のヒーターコントロールパネル12と右ハンドル仕様のヒーターコントロールパネル12とが同一構造の共通部品に構成されて共通化されている。
また、右ハンドル仕様の場合、ヒーターコントロールパネル12の左端部の下部の重なり代12A1が助手席D2側の第1縁取り材21B(図7の一点鎖線参照)に覆われ、上部の重なり代12A1は意匠面として室内に露出する。
図7ではヒーターコントロールパネル12の左側のみを説明したが、右側でも同様の効果が得られる。従って、左右ハンドル仕様で共通のヒーターコントロールパネル12を用いることができる。
センターコンソール2は、連結体15の左右一対の第1側壁16に各別に滑らかに接続する左右一対の第2側壁19を備えている。このセンターコンソール2は、左右一対の第2側壁19の間隔が広幅の前半部2A(フロントコンソール)と、左右一対の第2側壁19の間隔が前半部2Aの左右一対の第2側壁19の間隔よりも狭い後半部2Bとから成る。前記後半部2Bは左右一対の第2側壁19の頂部19T同士を連結する上壁20(図1参照)を備えている。また、前記前半部2Aは左右一対の第2側壁19の後端部同士を連結する縦壁18を備え、この縦壁18の下端部が前記後半部2Bの上壁20の前端部に連なっている。
しかも、左右一対の第1縁取り材21A,21Bの傾斜角度の違いでオフセット量を吸収することにより、意匠のつながりを損なうことなく自然な意匠性と部品の共通化を両立させることができる。
(1) 左右に分かれた第1縁取り材21A,21Bではなく、一枚の枠状のカバーでヒーターコントロールパネル12の左右両端部を覆い隠して上記の実施形態の場合と同様の効果を得るようにしてあってもよい。
(2) 前記メーター36の視認性ではなく、空調性能を上げるために空調吹き出し口を拡大し、インストルメントパネル1の左右中央部の部品を助手席側にオフセットさせた場合にも本発明を適用することができる。
(3) 前記ヒーターコントロールパネル12に換えて、別の部品が前記連結体15の左右一対の側壁16間に配置され、前記別の部品の左右両端部を前記左右一対の第1縁取り材21A,21Bが覆う構造にも本発明を適用することができる。
2 センターコンソール
2M センターコンソールの前端部
2P センターコンソールの左右中心
12 操作パネル(ヒーターコントロールパネル)
12A 操作パネルの左端部
12B 操作パネルの右端部
12A1,12B1 重なり代
13 所定の部品(オーディオ機器)
13P 所定の部品の左右中心
15 連結体
15A インストルメントパネル側の連結体の端部
15B センターコンソール側の連結体の端部
15P1 インストルメントパネル側の連結体の端部の左右中心
15P2 センターコンソール側の連結体の端部の左右中心
16 側壁(連結体の側壁)
16T 側壁の頂部(連結体の側壁の頂部)
21A 運転席側の縁取り材
21B 助手席側の縁取り材
21A1,21B1 左右一対の縁取り材の下端部
21P 左右一対の縁取り材の下端部間の左右中心
D1 運転席側
D2 助手席側
O 車両の左右中心
P 車両の左右中心線
Rr 車両後方側
θ1 車両の左右中心に対する助手席側の縁取り材の角度
θ2 車両の左右中心に対する運転席側の縁取り材の角度
Claims (3)
- インストルメントパネルの左右中央部にセンターコンソールが連結され、
前記インストルメントパネルの左右中央部に所定の部品が配置され、
前記所定の部品の左右中心は車両の左右中心に対して助手席側に位置ずれしている車室内構造であって、
前記センターコンソールの左右中心は車両の左右中心に位置し、
前記インストルメントパネルの左右中央部から後ろ下方に延びる連結体に前記センターコンソールの前端部が連結し、
前記インストルメントパネル側の前記連結体の端部の左右中心は車両の左右中心に対して助手席側に位置ずれし、
前記センターコンソール側の前記連結体の端部の左右中心は車両の左右中心に位置している車室内構造。 - 前記連結体とセンターコンソールはいずれも左右一対の側壁を備え、
前記連結体の左右一対の側壁は前記インストルメントパネルの左右中央部から後ろ下方に延び、
前記連結体の左右一対の側壁間に操作パネルが配置され、
前記操作パネルの左右両端部を覆う左右一対の縁取り材が前記連結体の左右一対の側壁の頂部に各別に取り付けられ、
前記左右一対の縁取り材は下側ほど互いの間隔が狭くなるように傾斜し、
車両後方側から見て、車両の左右中心線に対する助手席側の前記縁取り材の角度が、車両の左右中心線に対する運転席側の前記縁取り材の角度よりも大きく設定され、
前記左右一対の縁取り材の下端部間の左右中心が車両の左右中心に位置している請求項1記載の車室内構造。 - 前記操作パネルの左端部に、左ハンドル仕様の前記運転席側の縁取り材と右ハンドル仕様の前記助手席側の縁取り材とに対応する重なり代が設けられ、
前記操作パネルの右端部に、左ハンドル仕様の前記助手席側の縁取り材と右ハンドル仕様の前記運転席側の縁取り材とに対応する重なり代が設けられて、
左ハンドル仕様の前記操作パネルと右ハンドル仕様の前記操作パネルとが同一構造の共通部品に構成されて共通化されている請求項2記載の車室内構造。
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