JP2010030450A - インストルメントパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報表示画面および車載機器用操作部等を限られたスペースに適正に配設できるようにする。
【解決手段】車体の後方側へ略水平に突設された上面部3を有するインパネ本体部4と、このインパネ本体部4の車幅方向中央部から下方に延びるインパネ中央部5と備えたインストルメントパネル装置であって、上記インパネ中央部4の下端部は、上面にシフトレバー7が突設されたフロアコンソール部6の前端部と連続し、上記インパネ中央部5には、側面視で後下がりに傾斜する順傾斜面部15と、この順傾斜面部15の下端部に連続して前下がりに傾斜する逆傾斜面部16とが形成され、上記順傾斜面部15には、車両情報を表示する情報表示画面21が斜め後部上方を指向するように設置されるとともに、上記逆傾斜面部16には、背面視において上記シフトレバー7の設置部と重複する位置に車載機器用操作部23〜25が配設された。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内の運転席および助手席の前方部に配設されるインストルメントパネル装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に示されるように、インストルメントパネル本体の乗員側面に境界部を介して二分割されたCRTディスプレイ等からなる大型の表示画面を設けるとともに、この表示画面の周辺部から乗員側に向かって延びる壁部にエアを表示画面に略沿って吹き出すベントグリルを設け、かつ上記境界部に上記エアの風向きを乗員側へ向ける角度調節自在なルーバ体を設けたことを特徴とする自動車のインストルメントパネル構造が知られている。
特開平5−42854号公報
上記特許文献1に開示された自動車のインストルメントパネル構造では、車室内の前部に配設されたインストルメントパネル本体の乗員側面に大型の表示画面を設けたため、その視認性を効果的に向上させることができる。また、上記表示画面の周辺部から乗員側に向かって延びる壁面部からなる棚部を設け、この棚部に空調ダクトおよび空調用の操作ノブを配設するように構成したため、上記表示画面および空調ダクト等を限られたスペースにまとめて配設できるという利点がある。
この反面、上記のように表示画面の周辺部から乗員側に向かって延びる棚部を設けた場合には、その後方に位置するフロアコンソール(センターコンソール)部上に立設されたシフトレバーが上記棚部に干渉する可能性があり、これを回避するためには、上記棚部とシフトレバーとを充分に離間させる必要がある。したがって、上記棚部に設けられた空調用の操作ノブと、シフトレバーとを連続して操作することが困難で操作性が悪いとともに、これらの設置スペースをコンパクト化することが困難である等の問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、情報表示画面および車載機器用操作部等を限られたスペースに適正に配設することができるインストルメントパネル装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、車室内に配設された運転席および助手席の前方部を車幅方向に延在されるとともに車体の後方側へ略水平に突設された上面部を有するインパネ本体部と、このインパネ本体部の車幅方向中央部から下方に延びるインパネ中央部と備えたインストルメントパネル装置であって、上記インパネ中央部の下端部は、運転席と助手席との間を車体の前後方向に延びるように設置されるとともに上面にシフトレバーが突設されたフロアコンソール部の前端部と連続し、かつ上記インパネ本体部は、その中央部位が平面視でその左右両側方部よりも車体の後方側に突出する凸形状をなし、上記インパネ中央部には、側面視で後下がりに傾斜する順傾斜面部と、この順傾斜面部の下端部に連続して前下がりに傾斜する逆傾斜面部とが形成され、上記順傾斜面部には、車両情報を表示する情報表示画面が斜め後部上方を指向するように設置されるとともに、上記逆傾斜面部には、背面視において上記シフトレバーの設置部と重複する位置に車載機器用操作部が配設されたものである。
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載のインストルメントパネル装置において、上記インパネ本体部の車幅方向中央後部と、その後端部に連設されたインパネ中央部の上方部とにより、側面視で後方上向きに膨出する凸状連続部が形成されるとともに、上記インパネ中央部の下方部と、これに連設されたフロアコンソール部の前方部とにより、側面視で下向きに凹入した凹状連続部が形成され、かつ上記凸状連続部と凹状連続部とにより、インパネ本体部の車幅方向中央部位からインパネ中央部を経てフロアコンソール部に至る車幅方向中央連続面部が形成されたものである。
請求項3に係る発明は、上記請求項2に記載のインストルメントパネル装置において、上記インパネ中央部の下方部とフロアコンソール部の前方部とにより形成された凹状連続部に、小物入れ部が設けられ、この小物入れ部は、上記逆傾斜面部に設けられた車載機器用操作部と上記フロアコンソール部の下方に配設された変速機ユニットとにより挟まれた空間部に、前下がり状態で設置された箱状の収納部を備えたものである。
請求項1に係る発明では、上記インパネ本体部の中央部位を、平面視でその左右両側方部よりも車体の後方側に突出する凸形状をなすよう構成したため、上記運転席および助手席の前方部に広いスペースを確保して乗員の居住性を良好状態に維持しつつ、上記インパネ本体部の中央部位に形成された空間部を利用して上記情報表示画面を有するナビゲーション装置および上記車載機器用操作部等を適正に配設することができる。そして、上記インパネ中央部に、側面視で後下がりに傾斜する順傾斜面部と、この順傾斜面部の下端部に連続して前下がりに傾斜する逆傾斜面部とを形成し、上記順傾斜面部に情報表示画面を設置したため、上記情報表示画面を斜め後部上方に向けて設置することにより、その視認性を良好状態に確保できるとともに、背面視で上記シフトレバーの設置部と重複する位置に形成された上記逆傾斜面部に車載機器用操作部を配設したため、コンパクトな構成でシフトレバーの揺動操作が上記逆傾斜面部によって阻害されるのを防止しつつ、ステアリングホイールまたはシフトレバーを把持している乗員の手を前方に伸ばして上記車載機器用操作部を下手で摘む等により、これを適正に回動操作することができる。
請求項2に係る発明では、インパネ本体部の車幅方向中央後部と、その後端部に連設されたインパネ中央部の順傾斜面部からなる上方部とにより、側面視で後方上向きに膨出する凸状連続部を形成するとともに、上記インパネ中央部の逆傾斜面部からなる下方部と、これに連設されたフロアコンソール部の前方部とにより、側面視で下向きに凹入した凹状連続部を形成し、かつ上記凸状連続部と凹状連続部とにより、インパネ本体部の車幅方向中央部位からインパネ中央部を経てフロアコンソール部に至る車幅方向中央連続面部を形成したため、丸みを帯びた柔らかな外観を呈することができるとともに、上記インパネ中央部の下方部が車体の後方側に大きく突出することに起因して乗員が圧迫感を受けるのを防止できる等の利点がある。
請求項3に係る発明では、インパネ中央部の下方部とフロアコンソール部の前方部とにより形成された凹状連続部に、灰皿等からなる小物入れ部を設け、この小物入れ部が、上記逆傾斜面部に設けられた車載機器用操作部と上記フロアコンソール部の下方に配設された変速機ユニットとにより挟まれた空間部に前下がり状態で設置された箱状の収納部を備えた構成としたため、上記シフトレバーの前方部に形成された空間部を有効に利用して上記小物入れ部を適正に配設できるとともに、この小物入れ部を引き出して取り外す際にシフトレバーに干渉するのを効果的に防止できる等の利点がある。
図1〜図6は、本発明に係るインストルメントパネル装置の実施形態を示している。このインストルメントパネル装置は、車室内の運転席1および助手席2の前方部を車幅方向に延在された上面部3を有するインパネ本体部4と、このインパネ本体部4の車幅方向中央部から下方に延びるインパネ中央部5とを備えている。上記車室内には、運転席1と助手席2との間を通って車体の前後方向に延びるようにフロアコンソール部6が設置され、このフロアコンソール部6の上面には、シフトチェンジ用のシフトレバー7が突設されて前後に揺動可能に支持されている。
上記インパネ本体部4は、フロントウインド8の下端部に沿って車幅方向に延びるように設置された前方部9と、その後端部に連設されて車体の後方側へ略水平に突設された上面部3と、この上面部3の後方側に配設されるとともに、車幅方向に連続しつつ後下がりに傾斜して延びる左右一対の後方傾斜面部10,11とを有している。上記インパネ本体部4は、車幅方向に延びるように設置された上下のクロスカービーム12,13に、図外の取付ブラケット等を介して支持されている。なお、図5において、符号14はダッシュパネルである。
上記インパネ本体部4は、図4に示すように、その車幅方向中央部位が平面視でその左右両側方部よりも車体の後方側に突出する凸形状をなしている。また、上記インパネ中央部5には、図1、図5および図6に示すように、側面視で後下がりに傾斜する順傾斜面部15と、この順傾斜面部15の下端部に連続して前下がりに傾斜する逆傾斜面部16とが形成されている。そして、上記インパネ本体部4の車幅方向中央後部と、その後端部に連設された上記順傾斜面部15からなるインパネ中央部5の上方部とにより、側面視で後方上向きに膨出する凸状連続部17が形成されている。
上記インパネ中央部5の下端部には、フロアコンソール部6の前端部が連設されることにより、上記逆傾斜面部16からなるインパネ中央部5の下方部と、これに連設されたフロアコンソール部6の前方部とにより、側面視で下向きに凹入した凹状連続部18が形成されている。そして、上記凸状連続部17と凹状連続部18とにより、インパネ本体部4の車幅方向中央部位からインパネ中央部5を経てフロアコンソール部6に至る車幅方向中央連続面部、具体的には上記凸状連続部17と凹状連続部18とが側面視で略S字状に連続した湾曲面部が形成されている。
上記インパネ本体部4の後方傾斜面部10,11の間に配設されたインパネ中央部5の上方部には、空調用エア等を車室内の中央部に吹き出すための吹出グリル19が形成されるとともに、その下方には、ナビゲーション装置20の液晶ディスプレイ等からなる情報表示画面21が、上記順傾斜面部15に沿って斜め後部上方を指向するように傾斜状態で設置されている。
また、上記インパネ中央部5の下方において、背面視で上記シフトレバー7の設置部と重複する位置に設けられた上記逆傾斜面部16には、後述するエアコンユニット22を操作して空調温度、吹出風量および通風モード等を調節するための車載機器用操作部23〜25が配設されている。この車載機器用操作部23〜25は、略水平、あるいは5°程度の傾斜角度で後上がりに設置された支持軸26と、この支持軸26を支点として回動可能に支持され、運転席1に着座した運転者等により把持されて回転駆動される回転ダイヤル27とを備えたダイヤルスイッチからなっている。
さらに、上記インパネ中央部5の下方部に位置する逆傾斜面部16と、上記フロアコンソール部6の前方部とにより形成された凹状連続部18には、灰皿等からなる小物入れ部28が設けられている。この小物入れ部28は、上記逆傾斜面部16に設けられた車載機器用操作部23〜25と上記フロアコンソール部6の下方に配設された変速機ユニット29とにより挟まれた空間部に、前下がり状態で設置された箱状の灰皿本体からなる収納部30を備えている。
一方、上記インパネ本体部4の前方部9には、図4に示すように、ディフロスター用の吹出口31が形成され、かつ上記後方傾斜面部10,11の車幅方向外側方部には、それぞれ空調用エア等を車室内の側方部に吹き出すためのベント口32,33が形成されている。当実施形態では、運転席が車室の左側に位置するとともに、これに対応して上記ステアリングホイール34が車室の左側に配設されている。
また、上記インパネ本体部4の上面部3における車幅方向中央部から運転席側の端部に亘る部分には、図5および図6等に示すように、その車幅方向中央部近傍が最も高くなるように山形に隆起したインパネ隆起部35が形成されるとともに、その後端部から下方に延びる段差部36と、この段差部36の下端から後方に向けて拡がるように後上がりに傾斜面したインパネ底部37とを備えたインパネ凹部38が形成されている。
すなわち、上記インパネ凹部38は、インパネ本体部4の上面部3において、その車幅方向中央部から運転席側の端部に亘って設置された後上がりの傾斜面からなるインパネ底部37と、その前辺部から後傾姿勢で起立する段差部36とにより構成されている。また、上記インパネ凹部38の前辺部が平面視で前方に突出した湾曲状に形成されるとともに(図4参照)、これに対応して上記段差部36は、その側方部が車体の後方側に位置するように湾曲している。
さらに、上記インパネ凹部38の後端部左側には、図1および図3に示すように、運転席側に位置して車幅方向に連続しつつ後下がりに延びるように上記後方傾斜面部10が連設されている。一方、上記インパネ凹部38の後端部右側には、フロアコンソール部6の順傾斜面部15が接続され、これらが一体となった意匠面、つまり後面視で円弧状に湾曲しつつ左右方向に延びる上記インパネ凹部38の段差部36と、車幅方向中央部において上下方向に延びる所定幅の上記フロアコンソール部6とが逆J字状に連続した意匠面が形成されている。
上記インパネ凹部38の段差部36には、その周囲に位置するインパネ本体部4の表面部と異なる色に着色される等により、周囲と異なる印象を与える意匠が施されている。例えば、上記インパネ本体部4の表面部が、暗灰色のシボ状(型押しによる梨地模様状等)に形成されている場合に、上記段差部36を、光沢のある表面としてあたかも消灯した表示画面に見えるように構成する。具体的には、下記車載機能部の手前側に位置する段差部36の左側半部36aには黒色のパネルが貼着されるとともに、その右側に連続する段差部36の右側半部36bには、後述する画面表示部41のダークガラスが取り付けられることにより、このダークガラスと上記黒色のパネルが車幅方向に連続して、あたかも段差部36の全体が画面表示部であるかのような視覚的効果が与えられるようになっている。
一方、上記段差部36のうち上記車載機能部の設置部と車幅方向にオフセットした部位、つまり上記インパネ隆起部35の最高部よりも車幅方向中央部側に位置する上記フロアコンソール部6の前方側部位であって、平面視で運転席側(左側)を指向するように湾曲しつつ傾斜した上記段差部36の右側半部36bには、エアコンユニット22およびオーディオ装置等からなる車載機器に関連した情報を表示する液晶表示部またはLED表示部等からなる画面表示部41が配設されている。
また、上記インパネ本体部4の上面部3に設けられたインパネ隆起部35の最高部より運転席側に位置するインパネ凹部38のインパネ底部37には、運転者の視線に対応するように後部上方を指向して膨出する膨出部42が形成され、この膨出部42にメータクラスタ部43が配設されている。このメータクラスタ部43は、上記膨出部42の上壁面を構成するメータフード部44と、後面視で上記ステアリングホイール34と重なる位置でこのステアリングホイール34の前方側に配設された計器盤面部45とを有している。この計器盤面部45には、左右に併設されたスピードメータ46とタコメータ47とが設けられることにより、上記画面表示部41に表示される情報と比べ、重要度の高い情報が表示されるように構成されている。
そして、上記膨出部42の上壁面を構成するメータフード部44が、インパネ本体部4に設けられた上記インパネ凹部38と、その後方に配設された後方傾斜面部10とに亘る範囲に配設されるとともに、上記計器盤面部45が、後方傾斜面部10上において上記膨出部42の後側に設置されることにより、運転席に着座した運転者が上記ステアリングホイール34の上半部に設けられた開口部を介して上記計器盤面部45のスピードメータ46およびタコメータ47等を視認し得るように構成されている。
また、上記ナビゲーション装置20の前方側には、図5および図6に示すように、空調装置を構成するエアコンユニット22や、オーディオ装置用のスピーカ48等からなる他の車載機器が配設されている。上記エアコンユニット22は、ブロア(送風機)49と、エバポレータ(クーラの蒸発器)50と、ヒータ51と、上記吹出グリル19に連通するベンチダクト52とを有している。そして、上記インパネ凹部38のうち反運転席側部位(右側部位)に配設された画面表示部41の直下方、つまり上記インパネ本体部4の車幅方向中央部とフロアコンソール部6との交差部下方に位置するインストルメントパネルの内部空間に、上記エアコンユニット22が配設されている。
上記のように車室内に配設された運転席1および助手席2の前方部を車幅方向に延在されるとともに車体の後方側へ略水平に突設された上面部3を有するインパネ本体部4と、このインパネ本体部4の車幅方向中央部から下方に延びるインパネ中央部5と備えたインストルメントパネル装置において、上記インパネ中央部5の下端部を、運転席1と助手席2との間を車体の前後方向に延びるように設置されるとともに上面にシフトレバー7が突設されたフロアコンソール部6の前端部と連続させ、上記インパネ中央部5に、車両情報を表示する情報表示画面21を配設するとともに、その下方かつ背面視で上記シフトレバー7の設置部と重複する位置に、車載機器用操作部23〜25を設けたため、上記情報表示画面21および車載機器用操作部23〜25を限られたスペースに適正に配設して、上記情報表示画面21の視認性を良好状態に維持しつつ、車載機器用操作部23〜25を適正に操作できるという利点がある。
すなわち、上記インパネ本体部4の中央部位を、平面視でその左右両側方部よりも車体の後方側に突出する凸形状をなすよう構成したため、上記運転席1および助手席2の前方部に広いスペースを確保して乗員の居住性を良好状態に維持しつつ、上記インパネ本体部4の中央部位に形成された空間部を利用して上記情報表示画面21を有するナビゲーション装置20および上記車載機器用操作部23〜25等を適正に配設することができる。そして、上記インパネ中央部5に、側面視で後下がりに傾斜する順傾斜面部15と、この順傾斜面部15の下端部に連続して前下がりに傾斜する逆傾斜面部16とを形成し、上記順傾斜面部15に情報表示画面21を設置したため、上記情報表示画面21を斜め後部上方に向けて設置することにより、その視認性を良好状態に確保できるという利点がある。
しかも、背面視で上記シフトレバー7の設置部と重複する位置に形成された上記逆傾斜面部16に車載機器用操作部23〜25を配設したため、コンパクトな構成でシフトレバー7の揺動操作が上記逆傾斜面部16によって阻害されるのを防止しつつ、ステアリングホイール34またはシフトレバー7を把持している乗員の手を前方に伸ばして、図7の線Xで示すように、上記車載機器用操作部23〜25を下手で摘む等により、これを適正に回動操作することができる。
すなわち、インパネ中央部5に逆傾斜面部16を設けることなく、図8に示すように、インパネ中央部5aの全体を側面視で後下がりに傾斜させるとともに、この傾斜面部に上記車載機器用操作部23a〜25aを設けた構造とすることも可能である。しかし、この構成では、シフトレバー7を前方へ揺動操作したときに、このシフトレバー7を把持する乗員の手Tが、上記インパネ中央部5aの傾斜面部または車載機器用操作部23a〜25aに干渉し易いため、上記シフトレバー7を後方に配設してインパネ中央部5aから大きく離間させる等の手段を講じる必要がある。
これに対して上記のように背面視で上記シフトレバー7の設置部と重複する位置に形成された上記逆傾斜面部16に車載機器用操作部23〜25を配設した場合には、シフトレバー7の揺動操作時に上記逆傾斜面部16または車載機器用操作部23〜25に乗員の手Tが干渉するという事態発生を効果的に防止できるため(図8の破線参照)、上記インパネ中央部5とシフトレバー7とを大きく離間させる等の手段を講じることなく、これらをコンパクトに配設できるとともに、上記車載機器用操作部23〜25に対する操作性を良好状態に維持できるという利点がある。しかも、上記車載機器用操作部23〜25を把持した手を上方に伸ばせば、上記情報表示画面21に設けられたタッチパネルスイッチまたはその周縁部に配設されたナビゲーション装置20の押しボタンスイッチ等を、図7の線Yで示すように、上手で容易に操作することが可能である。
また、上記実施形態では、インパネ本体部4の車幅方向中央後部と、その後端部に連設されたインパネ中央部5の順傾斜面部15からなる上方部とにより、側面視で後方上向きに膨出する凸状連続部17を形成するとともに、上記インパネ中央部5の逆傾斜面部16からなる下方部と、これに連設されたフロアコンソール部6の前方部とにより、側面視で下向きに凹入した凹状連続部18を形成し、かつ上記凸状連続部17と凹状連続部18とにより、インパネ本体部4の車幅方向中央部位からインパネ中央部5を経てフロアコンソール部6に至る車幅方向中央連続面部を形成したため、丸みを帯びた柔らかな外観を呈することができるとともに、上記インパネ中央部5の下方部が車体の後方側に大きく突出することに起因して乗員が圧迫感を受けるのを防止できる等の利点がある。
さらに、上記実施形態に示すように、インパネ中央部5の下方部(逆傾斜面部16)とフロアコンソール部6の前方部とにより形成された凹状連続部18に、灰皿等からなる小物入れ部28を設け、この小物入れ部28が、上記逆傾斜面部16に設けられた車載機器用操作部23〜25と上記フロアコンソール部6の下方に配設された変速機ユニット29とにより挟まれた空間部に、前下がり状態で設置された箱状の収納部30を備えた構成とした場合には、上記シフトレバー7の前方部に形成された空間部を有効に利用して上記小物入れ部28を適正に配設できるとともに、この小物入れ部28を上記空間部から引き出して取り外す際にシフトレバー7に干渉するのを効果的に防止できる等の利点がある。
また、上記実施形態では、インパネ本体部4の上面部3にインパネ隆起部35を形成するとともに、その後端部に設けられた段差部36の反運転席側部位(車幅方向中央部側部位)である右側半部36bを運転席側に向けて傾斜させるとともに、この部位に上記画面表示部41を配設したため、上記画面表示部41の視認性を確保し得るようにその上下寸法を、ある程度大きく設定した場合でも、その存在により運転席前方の視界が遮られてその見切り性が低下したり、運転者が圧迫感を受けたりするのを防止しつつ、上記画面表示部41に設けられた各表示部の表示情報を、ステアリングホイール34により遮られることなく適正に視認できるという利点がある。
特に、上記実施形態に示すように、画面表示部41が設けられた上記段差部36の後方側に位置するインパネ底部37を、運転者の視線方向に対応させて後上がりに傾斜させた場合には、上記画面表示部41の底部をできるだけ下方に位置させて、その上端位置が高くなるのを抑制しつつ、その視認性を効果的に確保することができる。したがって、上記画面表示部41が車室前部に配設されること起因して、車両の前方視界における見切り性が低下したり、運転者が圧迫感を受けたりすること等を、より効果的に防止しつつ、上記画面表示部41において表示された情報を運転者が適正に把握することが可能である。
また、上記実施形態に示すように、インパネ隆起部35の後端部に設けられた段差部36をインパネ本体部4の車幅方向中央部から運転席側端部に亘るように延設するとともに、上記段差部36とインパネ後方傾斜面部との間にインパネ底部37を形成し、このインパネ底部37上でステアリングホイール34の前方位置にメータクラスタ部43の計器盤面部45を配設することにより、この計器盤面部45と、上記画面表示部41とを平面視で左右にオフセットさせて配設した構成によれば、このメータクラスタ部43と画面表示部41とを後面視で上下に連続させて配設した場合のように、これらのうちの一方を車体の上方側に位置させることによりその視認性を確保する等の構成をとる必要がなく、上記メータクラスタ部43および画面表示部41の上端位置が高くなるのを防止することができる。
したがって、上記メータクラスタ部43および画面表示部41の視認性を確保し得るようにその大きさを設定した場合においても、これらの存在により車両の前方視界が遮られてその見切り性が低下したり、運転者が圧迫感を受けたりすることがなく、運転席に着座してステアリングホイール34を把持した運転者が、ステアリングホイール34の開口部等を介して上記メータクラスタ部43の計器盤面部45に設けられたスピードメータ46およびタコメータ47を適正に視認できるとともに、ステアリングホイール34越しに上記画面表示部41の表示情報を適正に視認できるという利点がある。
さらに、上記のように画面表示部41の直下方位置にエアコンユニット22を収容し、側面視でエアコンユニット22の直後方に位置するとともに、後面視でエアコンユニット22と重複した部位に、上記ナビゲーション装置20等からなる車載機器を配設した場合には、上記インストルメントパネルの下方部に形成された容量の大きな内部空間を有効に利用して、上記エアコンユニット22とナビゲーション装置20等からなる車載機器とを適正に配設することが可能である。
すなわち、上記実施形態では、インパネ本体部4の車幅方向中央部から下方に垂下するようにフロアコンソール部6が設置された自動車のインストルメントパネル装置において、上記フロアコンソール部6の上端部を上記インパネ凹部38の後端に連続させることにより、側面視で山形形状をなして車体の後方側へ膨出する山形部分を構成し、この山形部分の下方に上記ナビゲーション装置20からなる直方体形状の車載機器を配設するとともに、このナビゲーション装置20と、山形部分との間の前方側にオーディオ装置用のスピーカ48を配設し、かつその後方側にエアコンユニット22のベンチダクト52を配設する等により、上記山形部分の内部空間を有効に利用して各種の車載機器を効率よく配設できるという利点がある。
また、上記実施形態に示すように、インパネ本体部4とフロアコンソール部6との交差部に位置するインストルメントパネルの内部空間、つまりインストルメントパネルの車幅方向中央に形成された内部空間に上記エアコンユニット22を配設した場合には、欧米用の左ハンドル車と日本国内用の右ハンドル車とで、上記エアコンユニット22を左右逆転させて配設する等の構造をとる必要がないため、インストルメントパネル装置の汎用性を効果的に向上できるという利点がある。
本発明に係るインストルメントパネル装置の実施形態を示す斜視図である。 上記インストルメントパネル装置を側面から見た状態を示す説明図である。 上記インストルメントパネル装置を背面から見た状態を示す説明図である。 上記インストルメントパネル装置の具体的構成を示す平面図である。 図4のV−V線断面図である。 インストルメントパネルの内部構造を示す斜視図である。 本発明の作用を示す説明図である。 本発明の比較例を示す説明図である。
符号の説明
1 運転席
2 助手席
3 上面部
4 インパネ本体部
5 インパネ中央部
6 フロアコンソール部
7 シフトレバー
15 順傾斜面部
16 逆傾斜面部
17 突条連続部
18 凹状連続部
21 情報表示画面
23〜25 車載機器用操作部
28 小物入れ部
29 変速機ユニット
30 収納部

Claims (3)

  1. 車室内に配設された運転席および助手席の前方部を車幅方向に延在されるとともに車体の後方側へ略水平に突設された上面部を有するインパネ本体部と、このインパネ本体部の車幅方向中央部から下方に延びるインパネ中央部と備えたインストルメントパネル装置であって、上記インパネ中央部の下端部は、運転席と助手席との間を車体の前後方向に延びるように設置されるとともに上面にシフトレバーが突設されたフロアコンソール部の前端部と連続し、かつ上記インパネ本体部は、その中央部位が平面視でその左右両側方部よりも車体の後方側に突出する凸形状をなし、上記インパネ中央部には、側面視で後下がりに傾斜する順傾斜面部と、この順傾斜面部の下端部に連続して前下がりに傾斜する逆傾斜面部とが形成され、上記順傾斜面部には、車両情報を表示する情報表示画面が斜め後部上方を指向するように設置されるとともに、上記逆傾斜面部には、背面視において上記シフトレバーの設置部と重複する位置に車載機器用操作部が配設されたことを特徴とするインストルメントパネル装置。
  2. 上記インパネ本体部の車幅方向中央後部と、その後端部に連設されたインパネ中央部の上方部とにより、側面視で後方上向きに膨出する凸状連続部が形成されるとともに、上記インパネ中央部の下方部と、これに連設されたフロアコンソール部の前方部とにより、側面視で下向きに凹入した凹状連続部が形成され、かつ上記凸状連続部と凹状連続部とにより、インパネ本体部の車幅方向中央部位からインパネ中央部を経てフロアコンソール部に至る車幅方向中央連続面部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル装置。
  3. 上記インパネ中央部の下方部とフロアコンソール部の前方部とにより形成された凹状連続部に、小物入れ部が設けられ、この小物入れ部は、上記逆傾斜面部に設けられた車載機器用操作部と上記フロアコンソール部の下方に配設された変速機ユニットとにより挟まれた空間部に、前下がり状態で設置された箱状の収納部を備えたことを特徴とする請求項2に記載のインストルメントパネル装置。
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