JP2002211322A - 車両の車載機器の配設構造 - Google Patents

車両の車載機器の配設構造

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JP2002211322A
JP2002211322A JP2001011440A JP2001011440A JP2002211322A JP 2002211322 A JP2002211322 A JP 2002211322A JP 2001011440 A JP2001011440 A JP 2001011440A JP 2001011440 A JP2001011440 A JP 2001011440A JP 2002211322 A JP2002211322 A JP 2002211322A
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vehicle
instrument panel
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console
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JP2001011440A
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Kenji Nonaka
健次 野中
Hirohisa Iyoda
博央 伊與田
Michiaki Sasamoto
美千秋 笹本
Yoriaki Kondo
自明 近藤
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉可能なリッドを備えたコンソールボックス
内に車載機器(特に比較的容積の大きい車載機器)を格納
することで、インストルメントパネル本体の上面を充分
に下げることができ、またインストルメントパネル本体
の前後方向の良好な薄型化を達成することができる車両
の車載機器の配設構造の提供を目的とする。 【解決手段】車幅方向に延びるインストルメントパネル
本体1と、前席の側部に配置されて車両前後方向に延び
るセンタコンソール部2とを備えた車両の車載機器の配
設構造であって、上記インストルメントパネル本体1の
内部には車載機器の表示ユニット部14が配設され、上
記センタコンソール部2には上方に開閉可能なリッド3
が設けられたコンソールボックス4が設けられると共
に、上記車載機器または他の車載機器27が上記コンソ
ールボックス4の内部に格納されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車幅方向に延び
るインストルメントパネル本体と、前席の側部に配置さ
れて車両前後方向に延びるセンタコンソール部とを備え
たような車両の車載機器の配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車載機器の配設構造とし
ては、例えば特開平10−315871号公報および特
開平11−278165号公報に記載の構造がある。前
者の特開平10−315871号公報には、車幅方向に
延びるインストルメントパネル本体の中央部に凹部を形
成し、この凹部に対してインストルメントパネル本体中
央から下方に延び、かつ着脱可能となるようにコンソル
を配置し、凹部近傍におけるインストルメントパネル本
体にはエアコンの吹出し口を形成する一方、上記コンソ
ルにはモニタ、オーディオ装置およびエアコン装置を配
置した所謂にT字タイプの一般的な構造が開示されてい
る。
【0003】また後者の特開平11−278165号公
報には、車幅方向に延びるインストルメントパネル本体
の中央下部の左右に支持部材を設け、これら左右の支持
部材間にオーディオ等の任意の大きさの機器を配設する
一方、インストルメントパネル本体の中央部における上
記機器の直上部には前記機器以外の情報装置を配設し、
この情報装置の直上部にはエアー吹出しグリルを設けた
所謂T字タイプの一般的な構造が開示されている。
【0004】しかし、これら何れの従来構造においても
インストルメントパネル本体の上面を充分に下げること
ができず、またインストルメントパネル本体の前後方向
の良好な薄型化を達成することができない問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、開閉可能
なリッドを備えたコンソールボックス内に車載機器(特
に比較的容積の大きい車載機器)を格納することで、イ
ンストルメントパネル本体の上面を充分に下げることが
でき、またインストルメントパネル本体の前後方向の良
好な薄型化を達成することができる車両の車載機器の配
設構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による車両の車
載機器の配設構造は、車幅方向に延びるインストルメン
トパネル本体と、前席の側部に配置されて車両前後方向
に延びるセンタコンソール部とを備えた車両の車載機器
の配設構造であって、上記インストルメントパネル本体
の内部には車載機器の表示ユニット部が配設され、上記
センタコンソール部には上方に開閉可能なリッドが設け
られたコンソールボックスが設けられると共に、上記車
載機器または他の車載機器が上記コンソールボックスの
内部に格納されたものである。
【0007】上記構成の表示ユニット部は車載機器とし
てナビゲーション機器の表示ユニット部に設定すること
ができ、またコンソールボックスの内部に格納される車
載機器は比較的容積が大きい車載機器としてのオーディ
オ装置に設定することができる。
【0008】上記構成によれば、上述の車載機器または
他の車載機器をコンソールボックスの内部に格納したの
で、この機器をインストルメントパネル本体側に設ける
必要がなくなり、この結果、インストルメントパネル本
体の上面を充分に下げることができ、またインストルメ
ントパネル本体の前後方向の良好な薄型化を達成するこ
とができる。
【0009】この発明の一実施態様においては、上記コ
ンソールボックスのリッドは前方および後方の双方から
択一的に開閉すべく構成されたものである。上記構成に
よれば、コンソールボックスのリッドを前後何れの方向
からも開閉することができるので、コンソールボックス
内の車載機器の操作性が向上し、特に後席乗員からの操
作性向上を図ることができる。
【0010】この発明の一実施態様においては、上記車
載機器を格納したコンソールボックスがセンタコンソー
ル部に対して着脱可能に構成されたものである。上記構
成によれば、車載機器を格納したコンソールボックスの
テイクアウトが可能となり、アウトドア用として使用が
できる。
【0011】この発明の一実施態様においては、上記車
載機器がAV機器またはナビゲーション機器に設定され
たものである。上記構成のAV機器は音響機器、映像機
器、テレビジョン受像機、VTR、DVDプレーヤ等の
オーディオビジュアル機器である。
【0012】上記構成によれば比較的容積が大きいAV
機器またはナビゲーション機器をコンソールボックス内
に格納して、インストルメントパネル本体の上面下げ、
並びにその前後方向の薄型化を達成することができ、ま
た、これら機器のテイクアウト(持ち出し)が可能とな
る。
【0013】この発明の一実施態様においては、上記車
載機器の取外し時に、該車載機器の再生を可能とすべく
上記コンソールボックスまたは車載機器がスピーカを具
備するものである。上記構成によれば、コンソールボッ
クスまたは車載機器がスピーカを有するので、車載機器
単独または車載機器が格納されたコンソールボックスを
車外へ取外して持ち出した際にも、上記車載機器の再生
が可能となる。
【0014】この発明の一実施態様においては、上記イ
ンストルメントパネル本体の内部には空調ユニットが配
設され、上記表示ユニット部は空調ユニットとインスト
ルメントパネル本体との間に配設されたものである。上
記構成によれば、表示ユニット部と空調ユニット部との
レイアウトの両立を達成することができる。
【0015】この発明の一実施態様においては、上記表
示ユニット部は上記インストルメントパネル本体の表面
から出没可能に構成されたものである。上記構成によれ
ば、表示ユニット部の出没構成により、該表示ユニット
部を小スペース内においてコンパクトに配置することが
でき、また該表示ユニット部をインストルメントパネル
本体から突出させた時には、その良好な視認性を確保す
ることができる。
【0016】この発明の一実施態様においては、上記空
調ユニットは温度調整室と送風手段とを有し、該空調ユ
ニットがインストルメントパネル本体内部の中央部に集
中して配置されたものである。
【0017】上記構成によれば、インストルメントパネ
ル本体の中央部内部に温度調整室およびブロア等の送風
手段をもった空調ユニットを集中配置したので、このイ
ンストルメントパネル本体の左右両部を広く設定するこ
とができ、例えば、グローブボックス等の配置性の向上
を図ることができる。
【0018】この発明の一実施態様においては、上記セ
ンタコンソール部は上記インストルメントパネル本体と
離間して設けられ、該センタコンソール部には車載機器
の操作部材が配設されたものである。
【0019】上記構成によれば、インストルメントパネ
ル本体に対してセンタコンソール部を分離させたので、
足元の広々感を確保することができ、またセンタコンソ
ール部に配設した操作部材を用いて車載機器を操作する
ことができる。
【0020】この発明の一実施態様においては、上記セ
ンタコンソール部にはシフト操作部材が配設されたもの
である。上記構成によれば、シフトレバー等のシフト操
作部材をドライバーズ側から操作しやすいセンタコンソ
ール部に配設したので、このシフト操作部材の操作性向
上を図ることができる。
【0021】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両の車載機器の配設構造を示し、図
1、図2、図3において、前席としてのドライバーズシ
ートおよびパッセンジャーズシートの前方において車両
の車幅方向に延びるインストルメントパネル本体(以下
単にインパネ本体と略記する)1と、このインパネ本体
1の中央部離間位置から前席側部まで車両前後方向に延
びるセンタコンソール部2とを設けている。
【0022】上述のインパネ本体1は曲率状かつ前高後
低状に傾斜する上面部1aと、ドライバーズ側において
曲率状かつ前低後高状に傾斜する下面部1bと、パッセ
ンジャーズ側において曲率状かつ前低後高状に傾斜する
下面部1cと、車両のトンネル部と対応する車幅方向の
中央位置において略上下方向に指向する中央部1dとを
備えている。
【0023】また上述のセンタコンソール部2は左右の
側面2a,2aと上面部2bとを有すると共に、後端部
にはコンソールリッド3を備えたコンソールボックス4
が設けられている。
【0024】図2、図3に示すようにインパネ本体1の
内部中央部には、送風手段としてのブロア5と温度調整
室6とを一体的に構成した空調ユニット7が集中配置さ
れている。
【0025】またインパネ本体1内部のパッセンジャー
ズ側には助手席用のエアバッグユニット8を配設してい
る。一方、図1に示すようにインパネ本体1における上
面部1aの後部には空調風吹出し手段として車幅方向に
延びるワイドルーバ9を形成し、上面部1aの後部左右
両端部位にはサイドベント吹出口10,10を形成して
いる。
【0026】またインパネ本体1における上面部1aの
ドライバーズ側にはメータフード11を一体または一体
的に形成し、インパネ本体1の上面部1aにおいてセン
タコンソール部2と対応する中央後部の左側にはハザー
ドスイッチ12を、右側には空調用またはその他の表示
部13(集中ディスプレイ部)をそれぞれ取付けている。
【0027】図1、図3に示すように、インパネ本体1
の内部に配設された空間ユニット7とインパネ本体1と
の間には車載機器としてのナビゲーション装置の情報表
示ユニット部14が配設されるが、この表示ユニット部
はナビゲーション装置用のものに限定されるものではな
く、他のAV機器用の表示ユニットであってもよい。
【0028】この実施例では、上述の表示ユニット部1
4はナビゲーション装置用の表示ユニット部に設定さ
れ、このナビゲーション装置の作動状態を表示する情報
表示ユニット部14が上述のインパネ本体1の上面部1
aにおいて他の表示部13の直上部に配設されている。
【0029】しかも、この情報表示ユニット部14は図
1、図3に突出状態で示し、図4に格納状態で示すよう
にインパネ本体1の上面部1aから出没可能に設けられ
ると共に、突出時にはその表示画面14aが乗員Aのア
イポイントと略対向するように前高後低状に傾斜配置さ
れる。
【0030】また、この実施例では上述の情報表示ユニ
ット14は左右両側に設けられた支軸15,15を中心
として回動起伏すべく構成され、格納時においては図4
に示すように表示ユニット部14の背面14bがインパ
ネ本体1の上面部1aと略面一状になるように形成され
ている。一方、図1に示すようにインパネ本体1の中央
部1dにおいてその上部には空調用の温度調整器16を
取付けている。
【0031】この空調用の温度調整器16は図1〜図3
に示すように複数たとえば3つの温度調整用ダイヤル1
7,18,19を備えている。また上述の中央部1dに
おける中間部左側には灰皿20を、中間部右側にはシガ
レットライタ21をそれぞれ取付けると共に、中央部1
dの下部には電気式パーキングブレーキ22を配置して
いる。
【0032】上述のインパネ本体1に対して離間して設
けられたセンタコンソール部2にはシフト操作部材とし
てのシフトレバー23が配設されている。このシフトレ
バー23は図3に示すようにチェンジユニット24内の
支点25を中心として操作されるものである。
【0033】このシフトレバー23の配設部位よりもリ
ヤ側においてセンタコンソール部2の上面部2bにはカ
ップホルダ26が凹設されている。ところで、上述のコ
ンソールボックス4の内部には他の車載機器の一例とし
てのオーディオ装置27が格納されると共に、このコン
ソールボックス4の上部開口部を開閉可能に覆うコンソ
ールリッド3には該オーディオ装置27を操作する複数
の操作部材28が配設されている。ここで、該操作部材
28は電源スイッチ、音量調整部、選曲スイッチ、再生
スイッチ、停止スイッチなどを含むものである。
【0034】図5は図2のB−B線矢視断面図であっ
て、上述のメータフード11につづいて凹部11aが形
成され、この凹部11aの内奥部に計器ユニット30が
取付けられる一方、ドライバーズ側のインパネ本体1外
部にはステアリングホイール31が配設され、このステ
アリングホイール31による操舵力がステアリングシャ
フト32等を介して前輪に伝達されるように構成してい
る。
【0035】図6は図2のC−C線矢視断面図であっ
て、インパネ本体1の内部には車幅方向に延びるインパ
ネメンバ33が略水平に超架され、このインパネメンバ
33の近傍部にはグローブボックス34が配置されると
共に、支点35を中心として該グローブボックス34の
開口部を開閉可能に覆うグローブリッド36が設けられ
ている。なお、図6においてはグローブリッド36の閉
成状態を実践で、開成状態を仮想線でそれぞれ示してい
る。また上述のグローブボックス34の近傍上部には前
述の助手席用エアバッグユニット8を配置している。
【0036】上述のコンソールボックス4を開閉可能に
覆うコンソールリッド3は図7に示すように前方および
後方の双方から択一的に開閉できるように構成されてい
る。すなわち、コンソールリッド3の下面における前後
両部にはピンホルダ40,40を設け、これらのピンホ
ルダ40に突出および没入可能に左右のピン41,41
を取付ける一方、コンソールリッド3の前端面および後
端面には操作部材42,42(但し、図7では一方の操
作部材のみを示す)を設け、この操作部材42の押圧操
作時に内部機構を介して左右のピン41,41を没入す
べく構成している。
【0037】またコンソールボックス4内には上述の左
右のピン41,41と対応して左右一対のピン孔43,
43を形成し、これらピン孔43,43内に上述の左右
のピン41,41を離脱可能に挿入している。
【0038】而して、図7に示すようにリヤ側を支点と
してコンソールリッド3のフロント側を開放する際に
は、前端面の操作部材42を押圧して、フロント側のピ
ン孔43内のピン41をアンロックし、リヤ側のピン孔
43およびピン41を支点としてコンソールリッド3を
前方から開放することができ、逆に、フロント側を支点
としてコンソールリッド3のリヤ側を開放する際には、
後端面の操作部材42を押圧して、リヤ側のピン孔43
内のピン41をアンロックし、フロント側のピン孔43
およびピン41を支点としてコンソールリッド3を後方
から開放することができるように構成している。なお、
図3、図4において44は車両前後方向に延びるトンネ
ル部の上面を示すものである。
【0039】このように図1〜図7で示した実施例の車
両の車載機器の配設構造は、車幅方向に延びるインパネ
本体1と、前席の側部(詳しくはドライバーズシート側
部とパッセンジャーズシート側部との間)に配置されて
車両前後方向に延びるセンタコンソール部2とを備えた
車両の車載機器の配設構造であって、上記インパネ本体
1の内部には車載機器(ナビゲーション装置参照)の表示
ユニット部14が配設され、上記センタコンソール部2
には上方に開閉可能なリッド3が設けられたコンソール
ボックス4が設けられると共に、上記車載機器または他
の車載機器(オーディオ装置27参照)が上記コンソール
ボックス4の内部に格納されたものである。
【0040】この構成によれば、上記他の車載機器(オ
ーディオ装置27参照)をコンソールボックス4の内部
に格納したので、この機器27をインパネ本体1側に設
ける必要がなくなり、この結果、インパネ本体1の上面
を充分に下げることができ、またインパネ本体1の前後
方向の良好な薄型化を達成することができる。つまり図
3、図4、図6に仮想線βで示す従前のインパネ本体の
ラインに対して同図に実線で示すごとく上面下げと、薄
型化とを図ることができる。
【0041】また、上記コンソールボックス4のリッド
3は図7で示したように前方および後方の双方から択一
的に開閉すべく構成されたものである。この構成によれ
ば、コンソールボックス4のリッド3を前後何れの方向
からも開閉することができるので、コンソールボックス
4内の車載機器(オーディオ装置27参照)の操作性が向
上し、特に後席乗員からの操作性向上を図ることができ
る。また、専用のリモートコントローラ等が不要で前
席、後席の全席から車載機器を良好に操作できる。
【0042】さらに、上記車載機器がAV機器またはナ
ビゲーション機器に設定されたものである(但し、この
実施例では他の車載機器としてのオーディオ装置27を
示す)。この構成によれば比較的容積が大きいAV機器
(オーディオ装置27参照)をコンソールボックス4内に
格納して、インパネ本体1の上面下げ、並びにその前後
方向の薄型化をより一層良好に達成することができ、ま
たコンソールリッド3を開放した後に、コンソールボッ
クス4内のオーディオ装置27のテイクアウト(持ち出
し)が可能となる。
【0043】加えて、上記インパネ本体1の内部には空
調ユニット7が配設され、上記表示ユニット部14は空
調ユニット7とインパネ本体1との間に配設されたもの
である。この構成によれば、表示ユニット部14と空調
ユニット7部とのレイアウトの両立を達成することがで
きる。
【0044】また、上記表示ユニット部14は上記イン
パネ本体1の表面(上面部1a参照)から出没可能に構成
されたものである。この構成によれば、表示ユニット部
14の出没構成により、該表示ユニット部14を小スペ
ース内においてコンパクトに配置することができ、また
該表示ユニット部14をインパネ本体1から突出させた
時には、その良好な視認性を確保することができる。
【0045】さらに、上記空調ユニット7は温度調整室
6と送風手段(ブロア5参照)とを有し、該空調ユニット
7がインパネ本体1内部の中央部に集中して配置された
ものである。
【0046】この構成によれば、インパネ本体1の中央
部内部に温度調整室6およびブロア5等の送風手段をも
った空調ユニット7を集中配置したので、このインパネ
本体1の左右両部を広く設定することができ、例えば、
グローブボックス34等の配置性の向上を図ることがで
きる。
【0047】一方、上記センタコンソール部2は上記イ
ンパネ本体1と離間して設けられ、該センタコンソール
部2には車載機器(オーディオ装置27参照)の操作部材
28が配設されたものである。
【0048】この構成によれば、インパネ本体1に対し
てセンタコンソール部2を分離させたので、足元の広々
感を確保することができ、またセンタコンソール部2
(詳しくはセンタコンソール部2のリヤ側に設けられた
コンソールボックス4のリッド3上面)に配設した操作
部材28を用いて車載機器(オーディオ装置27参照)を
操作することができる。なお、上述の操作部材28の上
面側を一体的かつ開閉自在に覆う蓋部材を設けてもよい
ことは勿論である。
【0049】しかも、上記センタコンソール部2にはシ
フト操作部材(シフトレバー23参照)が配設されたもの
である。この構成によれば、シフトレバー23等のシフ
ト操作部材をドライバーズ側から操作しやすいセンタコ
ンソール部2に配設したので、このシフト操作部材(シ
フトレバー23参照)の操作性向上を図ることができ
る。
【0050】図8は車両の車載機器の配設構造の他の実
施例を示し、図1〜図7で示した実施例において所謂左
ハンドル車に適用した構造を示したが、図8に示す実施
例では所謂右ハンドル車に適用した構造を示している。
【0051】図8に示すように右ハンドル車に適用する
場合は、図1の左ハンドル車適用構造に対して略左右対
称の構成と成せばよい。このように構成しても、その他
の構成、作用、効果については先の実施例と略同様であ
るから、図8において図1と同一の部分には同一符号を
付して、その詳しい説明を省略する。
【0052】図9は車両の車載機器の配設構造のさらに
他の実施例を示し、この実施例では車載機器の一例とし
てのオーディオ装置27を格納したコンソールボックス
4が、センタコンソール部2に対して着脱可能に構成さ
れたものである。
【0053】上述のセンタコンソール部2のリヤ側には
上下方向に延びるT字状のガイド部材45を設けると共
に、底部には凸部46を形成して、この凸部46のリヤ
側端面には給電用の接続接点47,47(いわゆるコネ
クタ接点)を設けている。
【0054】またコンソールリッド3を備えたコンソー
ルボックス4の前側においてその底部には上述の凸部4
6に対応する凹部48を形成して、この凹部48には給
電用の接続接点49,49を設け、コンソールボックス
4のセンタコンソール部2に対する装着時に各接点4
9,49を電気的に接続すべく構成している。
【0055】さらにコンソールボックス4の前側におい
てその左右両部には、T字状にガイド部材45により形
成される溝部45a,45aと対応するように、上下方
向に延び、かつ断面L字状のガイド部材50,50を一
体または一体的に形成している。
【0056】しかも、コンソールボックス4の取外し時
に、該ボックス4内のオーディオ装置27の再生を可能
とすべく、このコンソールボックス4の背面にはスピー
カ51を取付けている。
【0057】このように図9に示す実施例においては、
上記車載機器(オーディオ装置27参照)を格納したコン
ソールボックス4がセンタコンソール部2に対して着脱
可能に構成されたものである。この構成によれば、車載
機器(オーディオ装置27参照)を格納したコンソールボ
ックス4のテイクアウトが可能となり、アウトドア用と
して使用ができる。
【0058】さらに、上記車載機器(オーディオ装置2
7参照)の取外し時(この実施例ではコンソールボックス
4ごと取外す)に、該車載機器の再生を可能とすべく上
記コンソールボックス4がスピーカ51を具備するもの
である。このように、コンソールボックス4がスピーカ
51を有するので、車載機器(オーディオ装置27参照)
が格納されたコンソールボックス4を車外へ取外して持
ち出した際にも、上記車載機器の再生が可能となる。な
お、図示実施例のオーディオ装置27は充電式に構成さ
れている。
【0059】このように構成しても、その他の構成、作
用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、
図9において前図と同一の部分には同一符号を付して、
その詳しい説明を省略する。なお、図9に示す実施例と
図7に示す実施例とはその組合せが可能であるから、こ
れら両実施例の組合せ構造をもった車両の車載機器の配
設構造を採用してもよいことは云うまでもない。
【0060】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の表示ユニット部に関連する車載機
器は、ナビゲーション装置に対応し、以下同様に、他の
車載機器は、オーディオ装置27に対応し、送風手段
は、ブロア5に対応し、シフト操作部材は、シフトレバ
ー23に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成
のみに限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、開閉可能なリッドを
備えたコンソールボックス内に車載機器(特に比較的容
積の大きい車載機器)を格納したので、インパネ本体の
上面を充分に下げることができ、またインパネ本体の前
後方向の良好な薄型化を達成することができる車両の車
載機器の配設構造の提供を目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両の車載機器の配設構造を示す斜
視図。
【図2】 図1の平面視図。
【図3】 図1の内部側面図。
【図4】 表示ユニット部非使用時の説明図。
【図5】 図2のB−B線矢視断面図。
【図6】 図2のC−C線矢視断面図。
【図7】 コンソールリッドの両開き構造を示す斜視
図。
【図8】 本発明の車両の車載機器の配設構造の他の実
施例を示す斜視図。
【図9】 コンソールボックスの着脱構造を示す分解斜
視図。
【符号の説明】
1…インパネ本体 2…センタコンソール部 3…コンソールリッド(リッド) 4…コンソールボックス 5…ブロア(送風手段) 6…温度調整室 7…空調ユニット 14…表示ユニット部 23…シフトレバー(シフト操作部材) 27…オーディオ装置(車載機器) 28…操作部材 51…スピーカ
フロントページの続き (72)発明者 笹本 美千秋 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 近藤 自明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA02 BA04 BA10 BB01 BC03 BD03 3D022 CA07 CB01 CC18 CD05 CD09 CD13 CD17 CD26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車幅方向に延びるインストルメントパネル
    本体と、前席の側部に配置されて車両前後方向に延びる
    センタコンソール部とを備えた車両の車載機器の配設構
    造であって、上記インストルメントパネル本体の内部に
    は車載機器の表示ユニット部が配設され、上記センタコ
    ンソール部には上方に開閉可能なリッドが設けられたコ
    ンソールボックスが設けられると共に、上記車載機器ま
    たは他の車載機器が上記コンソールボックスの内部に格
    納された車両の車載機器の配設構造。
  2. 【請求項2】上記コンソールボックスのリッドは前方お
    よび後方の双方から択一的に開閉すべく構成された請求
    項1記載の車両の車載機器の配設構造。
  3. 【請求項3】上記車載機器を格納したコンソールボック
    スがセンタコンソール部に対して着脱可能に構成された
    請求項1または2記載の車両の車載機器の配設構造。
  4. 【請求項4】上記車載機器がAV機器またはナビゲーシ
    ョン機器に設定された請求項1,2または3記載の車両
    の車載機器の配設構造。
  5. 【請求項5】上記車載機器の取外し時に、該車載機器の
    再生を可能とすべく上記コンソールボックスまたは車載
    機器がスピーカを具備する請求項3または4記載の車両
    の車載機器の配設構造。
  6. 【請求項6】上記インストルメントパネル本体の内部に
    は空調ユニットが配設され、上記表示ユニット部は空調
    ユニットとインストルメントパネル本体との間に配設さ
    れた請求項1記載の車両の車載機器の配設構造。
  7. 【請求項7】上記表示ユニット部は上記インストルメン
    トパネル本体の表面から出没可能に構成された請求項6
    記載の車両の車載機器の配設構造。
  8. 【請求項8】上記空調ユニットは温度調整室と送風手段
    とを有し、該空調ユニットがインストルメントパネル本
    体内部の中央部に集中して配置された請求項6または7
    記載の車両の車載機器の配設構造。
  9. 【請求項9】上記センタコンソール部は上記インストル
    メントパネル本体と離間して設けられ、該センタコンソ
    ール部には車載機器の操作部材が配設された請求項1,
    2,3,4,5,6,7または8記載の車両の車載機器
    の配設構造。
  10. 【請求項10】上記センタコンソール部にはシフト操作
    部材が配設された請求項8記載の車両の車載機器の配設
    構造。
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