JP2011218645A - 熱転写受容シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート状支持体の少なくとも片面上に、少なくとも一層の塗工層を設けて成り、前記塗工層の少なくとも一層が中空粒子を含有する熱転写受容シートにおいて、前記中空粒子は、1種類以上のモノマーを重合して得られたポリマーを外殻とし、前記ポリマーの軟化温度以下の沸点を有する液体を内包する熱膨張性マイクロカプセルを加熱発泡させて得た中空粒子を、含水率40〜90質量%、保管温度1〜30℃の範囲で、1週間以上、シーズニングした中空粒子であることを特徴とする熱転写受容シート。
【選択図】 なし
Description
コンピューターによるデジタル画像処理技術の発達により、記録画像の画質等は格段に向上し、熱転写方式はその市場を拡大している。またサーマルヘッドの温度制御技術の向上にともない、プリントシステムの高速、高感度化への要求が高まっている。そのためサーマルヘッド等の加熱デバイスの発熱量を、如何に効率よく画像形成に利用するかが重要な技術課題となっている。
更に記録感度や画質等を向上させる目的で、断熱性とクッション性を有する層として、紙支持体と画像受容層との間に中空粒子を含有する下塗り層を設けた熱転写受容シートが開示されている(特許文献1〜2)。下塗り層中に中空粒子を含有することによって、断熱性及びクッション性が向上し、感度や画質が良好な熱転写受容シートが得られる。
中空粒子の製造方法としては、ポリマーを外殻とし、該ポリマーの軟化温度以下の沸点を有する液体を内包する熱膨張性マイクロカプセルを加熱発泡させる方法が提案されている(特許文献3)。
しかし、前記方法に得られた中空粒子は、均一なものではなく、過剰発泡により外殻の一部が薄くなって強度が低下したものが一定の割合で含まれる。強度の低下した粒子は、熱転写受容シートの製造過程や熱転写プリンター印画時に加わる熱や圧力によって潰れ、表面凹凸を生じて印画画質を低下させる問題があった。更に、印画物を素手で取り扱う際に印画面に爪痕がつき、外観を損なう等の問題があった。
(1)シート状支持体の少なくとも片面上に、少なくとも一層の塗工層を設けて成り、前記塗工層の少なくとも一層が中空粒子を含有する熱転写受容シートにおいて、前記中空粒子は、1種類以上のモノマーを重合して得られたポリマーを外殻とし、前記ポリマーの軟化温度以下の沸点を有する液体を内包する熱膨張性マイクロカプセルを加熱発泡させて得た中空粒子を、含水率40〜90質量%、保管温度1〜30℃の範囲で、1週間以上、シーズニングした中空粒子であることを特徴とする熱転写受容シート。
(2)前記中空粒子は、含水率50〜85質量%でシーズニングした中空粒子である(1)に記載の熱転写受容シート。
(3)前記中空粒子は、4週間以上、シーズニングした中空粒子である(1)又は(2)に記載の熱転写受容シート。
(4)シート状支持体の少なくとも片面上に、少なくとも一層の塗工層を設けて成り、前記塗工層の少なくとも一層が中空粒子を含有する熱転写受容シートの製造方法において、1種類以上のモノマーを重合して得られたポリマーを外殻とし、前記ポリマーの軟化温度以下の沸点を有する液体を内包する熱膨張性マイクロカプセルを加熱発泡させて得た中空粒子を、含水率40〜90質量%、保管温度1〜30℃の範囲で、1週間以上、シーズニングした後に前記塗工層に含有させ、前記塗工層を形成することを特徴とする熱転写受容シートの製造方法。
本発明の熱転写受容シートの層構成としては、以下の例が挙げられる。
(A)シート状支持体上に染着性樹脂と中空粒子を含有する画像受容層を設けた熱転写受容シート。
(B)シート状支持体上に中空粒子を含有する下塗り層及び、染着性樹脂を含有する画像受容層を順次積層した熱転写受容シート。
上記構成に加え、更に他の層を設けて性能を向上させることも勿論可能である。以下これらの層について詳細に説明する。
本発明の熱転写受容シートに用いるシート状支持体としては、セルロースパルプを主成分とする紙類や合成樹脂シート類が使用される。例えば、紙類としては上質紙(酸性紙、中性紙)、中質紙、コート紙、アート紙、グラシン紙、樹脂ラミネート紙などが挙げられる。
合成樹脂を主成分としたシート類としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルなどが挙げられる。
多孔質延伸シート類としてはポリオレフィン、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂を主成分とした、例えば合成紙、多孔質ポリエステルシートなどが挙げられる。これらの材料を単体で使用してもよいし、多孔質延伸シート同士、多孔質延伸シートと、他のシート類及び/又は紙類とを積層貼着させた積層体シートとしてもよい。
また、シート状支持体としては、画像受容層が形成される第一の基材層、粘着剤層、離型剤層、第二の基材層を順次積層した構成でもよく、いわゆるラベルタイプ(ステッカー、シールタイプとも称される)の構造を有するシート状支持体も勿論使用可能である。
上記シート状支持体の中でも、セルロースパルプを主成分とする紙類が好ましい。得られる熱転写受容シートの風合いが印画紙に近く、低コスト的であり環境負荷も少ない。
本発明の熱転写受容シートは、シート状支持体上に中空粒子を含有する下塗り層及び、染着性樹脂を含有する画像受容層を順次積層した構成を含む。
本発明の下塗り層は、中空粒子を含有することによって、断熱性、クッション性を有し、高感度高画質の熱転写受容シートを得ることが可能となる。下塗り層は、二層以上の構成とすることも可能であり、例えば下層に比較的大粒径で中空率の大きな中空粒子を用い、上層に比較的小粒径の中空粒子を用いることによって、高い断熱効果と高平滑性を得る構成などが挙げられる。
前記樹脂の質量比率が30質量%未満では、均一な下塗り層を形成することが難しくなり、得られる熱転写受容シートの印画濃度や画質が著しく低下する場合がある。前記樹脂の質量比率が1000質量%を超えると、熱転写受容シートに十分な断熱性、クッション性を付与することができず、得られる印画物の印画濃度や画質が著しく低下する場合がある。
本発明において、下塗り層と画像受容層の間、或いは下塗り層とシート状支持体の間に中間層を設けることもできる。
中間層が設けることによって、下塗り層上に画像受容層用塗工液を塗工する時に、画像受容層用塗工液の下塗り層中への浸透を防止し、低塗工量でも均一な画像受容層を形成することができ、印画画質を向上することができる。特に画像受容層用塗工液の溶剤として、トルエン、メチルエチルケトン等の有機溶剤を使用する場合には、中間層を設けることによって、有機溶剤の浸透による下塗り層中の中空粒子の損壊を防ぎ、熱転写受容シートの画質低下を防止することができる。
本発明の熱転写受容シートにおいて、シート状支持体上または前記下塗り層上または前記中間層上に染着性樹脂を含有する画像受容層が設けられる。染着性樹脂は、染料熱転写シートから移行する染料に対する親和性が高い樹脂である。染着性樹脂の例としては、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘導体系樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂、活性エネルギー線硬化樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は使用する架橋剤に対して反応性を有する官能基(例えば水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基等の官能基)を有していることが好ましい。
画像受容層に中空粒子を含有する場合、画像受容層中の中空粒子を含有割合は、染着性樹脂100質量%に対して中空粒子2〜50質量%が好ましい。中空粒子の含有割合が2質量%未満では、所望の印画濃度や画質が得られない場合がある。一方、中空粒子の含有割合が50質量%を超えると、画像受容層の染着性が不足して所望の印画濃度が得られない場合がある。
シート状支持体上に中空粒子含有層を介して画像受容層を設ける場合においても、画像受容層中に中空粒子を含有させ、更に高感度高画質化することも可能である。
本発明の塗工層で用いられる中空粒子は、1種類以上のモノマーを重合して得られたポリマーを外殻とし、前記ポリマーの軟化温度以下の沸点を有する液体を内包する熱膨張性マイクロカプセルを加熱発泡させて得られるものである。
前記発泡性中空粒子及び前記中空エマルジョンの体積中空率は、例えば電子顕微鏡による拡大映像から、中空部の体積及び中空粒子全体の体積を算出し、(中空部の体積)/(中空粒子全体の体積)から求めることが可能である。
但し、中空粒子の体積中空率が高く、断面試料作成の際に変形し易い場合、或いは中空粒子の形状が一定でない場合は、前記電子顕微鏡による拡大映像から体積中空率を求めることが困難な場合がある。このような場合、前記発泡性中空粒子の体積中空率は、中空粒子と貧溶媒からなる中空粒子分散液の比重、前記分散液における中空粒子の質量分率及び中空粒子のシェル(壁)を形成する重合体樹脂の真比重、及び貧溶媒の比重から求めることができる。なお貧溶媒とは中空粒子の壁を形成する樹脂を溶解及び/又は膨潤させない溶媒であり、例えば水、イソプロピルアルコール等が挙げられる。
本願発明は、前記下塗り層で使用される中空粒子が、加熱発泡させて製造されてから1週間以上、中空粒子表面に水が付着した状態或いは水分散物の状態で、含水率40〜90質量%、保管温度1〜30℃の範囲で、シーズニングされた中空粒子であることを特徴とする。
しかし、現実には、製造過程において、外壁の厚みが不均一な中空粒子がある程度の割合で発生し、特に外壁の一部が薄い欠陥粒子が存在していると考えられる。このような中空粒子は、下塗り層や画像受容層の塗工乾燥工程において熱や圧力を受けて欠陥粒子が潰れ、画像受容シート表面に凹みなどの欠陥を生じる。また、印画においてサーマルヘッドの熱や圧力によって欠陥粒子が潰れ、ドット抜けや凹みを生じる。
防腐剤、抗菌剤、防黴剤としては、各種公知のものが使用でき、例えば、BIT系防腐剤モルノン510(片山化学工業研究所製)、MIT系防腐剤ベストサイド 700、BIT系防腐剤ベストサイド900、メチルアミノエタノール系防腐剤ベストサイド1087Y、トリアジン系防腐剤ベストサイド1087T、イミダゾール系防腐剤バイオカットBM30、無機銀系抗菌防腐剤バイオサイド(以上日本曹達社製)等が市販品として入手可能である。防腐剤、抗菌剤、防黴剤は、それぞれ、単独又は2種類以上混合して使用できる。
シート状支持体の画像受容層が設けられていない側の面(裏面)上には、適宜、裏面層を設けることができる。
裏面層の目的は、走行性向上、静電気防止、熱転写受容シート相互の擦れによる画像受容層の傷つき防止、印画後の熱転写受容シートを重ね置きしたときの裏面への染料移行防止などである。裏面層はその目的に応じて、樹脂、顔料、帯電防止剤等を含有する。
熱転写受容シートにカレンダー処理を施してもよい。カレンダー処理により、得られる熱転写受容シート表面の凹凸を減少させ、均一な画像を得ることができる。カレンダー処理は、いずれの段階で行ってもよい。カレンダー処理に使用されるカレンダー装置は、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー、グロスカレンダー、クリアランスカレンダーなどの一般に製紙業界で使用されているカレンダー装置を適宜使用できる。
本発明の熱転写受容シートの画像受容層等の塗工層は、バーコーター、グラビアコーター、コンマコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ゲートロールコーター、ダイコーター、カーテンコーター、及びスライドビードコーター等の公知のコーターを使用して、所定の塗工液を塗工、乾燥して形成することができる。
コロイダルシリカ分散液(スノーテックスXS、日産化学社製)130部とアジピン酸−ジエタノールアミン縮合物3部を水600部に分散した水系分散物に、アクリロニトリル110部、塩化ビニリデン200部、メタクリル酸メチル10部、イソブタン40部及びジイソプロピルオキシジカーボネート3部から成る疎水性物質を加え、ホモジナイザー(回転数5000rpm)で3分間攪拌し、混合液を得た。この混合液を窒素置換した加圧重合反応器へ移し、3kgf/cm2、60℃の条件下で20時間反応した。次に混合液をろ過水洗して未反応物を除去し、水を加えて固形分5質量%のマイクロカプセル分散液とした。
前記マイクロカプセル分散液に高圧蒸気を吹き込んで加熱し、マイクロカプセルを膨張させて中空粒子分散液を得た。
得られた中空粒子の平均粒子径は、7μm、中空率は80%、中空粒子の外殻を構成するポリマーのガラス転移温度は、110℃であった。
前記中空粒子の作成で得られた中空粒子を表1に示した条件でシーズニングし、中空粒子A〜Mを得た。尚シーズニング条件の含水率は、シーズニング仕込み時の中空粒子サンプルをオーブン乾燥機で120℃、30分間乾燥し以下の式で算出したものである。
[中空粒子の含水率(質量%)]=(1−[乾燥後の中空粒子サンプル質量(g)]/[乾燥前の中空粒子サンプル質量(g)])×100
「熱転写受容シートの作成」
シート状支持体として、厚さ150μmのアート紙(商品名:OK金藤N、174.4g/m2、王子製紙製)を使用し、その片面に下記組成の下塗り層用塗工液を、固形分塗工量が18g/m2になるように塗工、乾燥して下塗り層を形成した。次に該下塗り層上に、下記組成の画像受容層用塗工液−1を固形分塗工量が5g/m2になるように塗工、乾燥して画像受容層を形成し、熱転写受容シートを得た。
(下塗り層用塗工液)
中空粒子A 35部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA205、クラレ製) 20部
アクリル系樹脂エマルジョン 45部
(商品名:FK−Y0892、中央理化製)
水 200部
(画像受容層用塗工液−1)
ウレタン樹脂 90部
(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製、固形分32%、溶媒:水)
ポリイソシアネート(商品名:IS−70N、日華化学製、固形分100%) 9部
ポリシロキサングラフトアクリル樹脂 1部
(商品名:US450、東亞合成製、固形分25%)
水 300部
「熱転写受容シートの作成」
シート状支持体として、厚さ150μmのアート紙(商品名:OK金藤N、174.4g/m2、王子製紙製)を使用し、その片面に下記組成の画像受容層用塗工液−2を固形分塗工量が8g/m2になるように塗工、乾燥して画像受容層を形成し、熱転写受容シートを得た。
(画像受容層用塗工液−2)
中空粒子A 20部
ウレタン樹脂 70部
(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製、固形分32%、溶媒:水)
ポリイソシアネート(商品名:IS−70N、日華化学製、固形分100%) 9部
ポリシロキサングラフトアクリル樹脂 1部
(商品名:US450、東亞合成製、固形分25%)
水 300部
実施例1の下塗り層用塗工液において中空粒子Aの代わりに、表1に示した中空粒子 B〜Hを用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。
比較例1〜4
実施例1の下塗り層用塗工液において中空粒子Aの代わりに、表1に示した中空粒子 I〜Lを用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。
上記の各実施例、比較例及び参考例で得られた熱転写受容シートについて、それぞれ下記の方法により評価を行い、得られた結果を表2に示す。
(印画濃度)
市販の染料熱転写プリンター(商品名:DPP−SV55、ソニー社製)を用いて、サーマルヘッドでコントロールされた加熱を施すことにより、黒ベタ画像を作成した。得られた黒ベタ画像について、マクベス反射濃度計(商品名:RD−914、Kollmorgen社製)を用いて、その反射濃度を測定し、印画濃度を評価した。
昇華型染料熱転写シート(商品名:UP−540、ソニー社製)を装着した市販の染料熱転写プリンター(商品名:UP−50、ソニー社製)を用い、常温環境下で、熱転写受容シートに、マクベス反射濃度計RD914で測定したときの画像濃度が0.6〜0.7となるように画像を印画し、画像のドット再現性を以下の評価基準で目視評価した。
◎:ドット抜けがなく鮮明性に優れる。
○:僅かにドット抜けが見られるが、実用上問題なく使用できる。
×:ドット抜けが目立ち、実用には適さない。
前記(印画濃度)において印画した熱転写受容シートの、印画部の画像受容層表面と、非印画部の画像受容層表面の境界部分の段差を以下の評価基準で目視評価した。
◎:印画部と非印画部に段差が全く見られない。
○:印画部が僅かに凹み、非印画部との境界部分に段差が見られるが実用可能である。
×:印画部が大きく凹み、非印画部との境界部分に段差が目立ち、実用には適さない。
熱転写受容シートの画像受容層表面に、140gの荷重をかけた直径2mmのSUSボールを、600mm/minの速度で転がして、表面の凹み度合いを以下の評価基準で目視評価した。
◎:凹みが全く見られず、耐傷性に優れる。
○:凹みが僅かに見られるが、実用可能である。
×:凹みが目立ち、実用には適さない。
Claims (4)
- シート状支持体の少なくとも片面上に、少なくとも一層の塗工層を設けて成り、前記塗工層の少なくとも一層が中空粒子を含有する熱転写受容シートにおいて、前記中空粒子は、1種類以上のモノマーを重合して得られたポリマーを外殻とし、前記ポリマーの軟化温度以下の沸点を有する液体を内包する熱膨張性マイクロカプセルを加熱発泡させて得た中空粒子を、含水率40〜90質量%、保管温度1〜30℃の範囲で、1週間以上、シーズニングした中空粒子であることを特徴とする熱転写受容シート。
- 前記中空粒子は、含水率50〜85質量%でシーズニングした中空粒子である請求項1に記載の熱転写受容シート。
- 前記中空粒子は、4週間以上、シーズニングした中空粒子である請求項1又は2に記載の熱転写受容シート。
- シート状支持体の少なくとも片面上に、少なくとも一層の塗工層を設けて成り、前記塗工層の少なくとも一層が中空粒子を含有する熱転写受容シートの製造方法において、1種類以上のモノマーを重合して得られたポリマーを外殻とし、前記ポリマーの軟化温度以下の沸点を有する液体を内包する熱膨張性マイクロカプセルを加熱発泡させて得た中空粒子を、含水率40〜90質量%、保管温度1〜30℃の範囲で、1週間以上、シーズニングした後に前記塗工層に含有させ、前記塗工層を形成することを特徴とする熱転写受容シートの製造方法。
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