JP2011218404A - 溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】起立した2枚の鋼板の交差部分に縦方向の隅肉溶接を行うことができる溶接装置を提供する。
【解決手段】一方の面に磁石2が設けられると共に他方の面にラック3が設けられた板状レール1と、回転可能に構成されたピニオン4をラック3と噛合させると共に板状レール1に沿って往復走行可能に構成された台車5と、台車5に搭載された溶接トーチ6と、を有する溶接装置Aに於いて、板状レール1の長手方向の一方の端部に配置され先端に溶接ビードを回避する凹部11aが形成された当接部材11と、板状レール1の長手方向の他方の端部側に配置され先端にホース類やケーブル17、18類を引っ掛けるフック12aが形成されたハンガー12と、板状レール1のラック3に沿って複数の穴1aを形成すると共に該穴1aを選択して装着され台車5の走行限を規定する二つのドグ13、14とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、略垂直に起立した2枚の鋼板の交差部位を縦方向溶接する際に用いて有利な溶接装置に関するものである。
溶接によって大型の構造物を構成する場合、起立し且つ同一平面内に配置された2枚の鋼板の突き合わせ部分や、起立し且つ略直角に交差した2枚の鋼板の交差部分を下方から上方に向けて縦方向に溶接することが行われている。この縦方向溶接は上進溶接とも呼ばれ、技術的に難しい溶接である。このため、縦方向溶接は熟練工が施工しており、熟練工が施工し得ない場合には、上方から下方へと溶接する下進溶接を何回か行った後、上進溶接を行って仕上げている。
一方、溶接すべき部分が、水平に配置された鋼板と該鋼板に対して垂直に起立した鋼板との交差部分である場合、この溶接作業の自動化をはかるために、特許文献1に記載された走行台車が提案されている。この走行台車は、溶接トーチを搭載し且つ水平に配置された鋼板上を走行可能で、垂直に起立した鋼板の表面をガイドとして走行し得るように構成されている。
特許第3400290号公報
上記の如く、下向きの隅肉溶接を行うためには特許文献1に記載された走行台車が提案されており、この走行台車に溶接トーチを搭載することによって隅肉溶接の自動化をはかることができる。しかし、この走行台車は縦方向溶接に適用し得るように構成されたものではなく、この走行台車を縦方向溶接に適用する場合、磁石の吸着力を増大させるような改造を行うことが必要となり、高価なものとなる虞がある。また、この走行台車の場合、走行方向の寸法が大きいため、溶接の始点及び終点に溶接し得ない部分が生じ、手溶接による後処理が必要となる。
このため、大型の鉄鋼構造物を製造する際に必要となる縦方向溶接の合理化を進めるために、自動的に縦方向溶接することができる装置の開発が要求されているのが実状である。
本発明の目的は、起立した2枚の鋼板の交差部分に縦方向の隅肉溶接を行うことができる溶接装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る溶接装置は、一方の面に磁石が設けられると共に他方の面にラックが設けられた板状レールと、回転可能に構成されたピニオンを前記ラックと噛合させると共に板状レールに沿って往復走行可能に構成された台車と、前記台車に搭載された溶接トーチと、を有する溶接装置に於いて、前記板状レールの長手方向の一方の端部に配置され先端に溶接ビードを回避する凹部が形成された当接部材と、前記板状レールの長手方向の他方の端部側に配置され先端にホース類やケーブル類を引っ掛けるフックが形成されたハンガーと、前記板状レールのラックに沿って複数の穴を形成すると共に該穴を選択して装着され前記台車の走行限を規定する二つのドグと、を有するものである。
本発明に係る溶接装置では起立し且つ交差した2枚の鋼板の交差部分を縦方向に隅肉溶接することができる。即ち、2枚の鋼板のうち一方の鋼板に板状レールを縦方向に固定し、この板状レールに沿って台車を上昇させつつ、搭載した溶接トーチを稼動することで、2枚の鋼板の交差部分を縦方向に隅肉溶接し、或いは台車を下降させつつ縦方向に隅肉溶接することができる。
特に、板状レールを一方の鋼板に取り付ける際に、当接部材の先端を他方の鋼板の表面に当接させることで、板状レールを他方の鋼板の表面に対し、当接部材の長さに応じた間隔を持って略平行に取り付けることができる。
また、台車に接続する電源コードや、溶接トーチに接続するケーブル類及びホース類をハンガーに引っ掛けておくことで、これらのコード、ケーブル類、ホース類の重量が台車に対して負荷になることがなく、該台車の安定した走行を実現することができる。
また、板状レールに設けたラックに沿って形成した複数の穴を、溶接すべき交差部分の上端部と下端部に対応させて選択し、この選択された穴に夫々ドグを取り付けておくことで、台車の走行範囲を規定することができる。即ち、台車にドグを検出して信号を発生するセンサーを設けておき、台車が上昇してセンサーによって上端部に対応させたドグを検出したときに台車の上昇を停止させ、台車が下降して下端部に対応させたドグを検出したときに台車の下降を停止させることができる。
従って、一人の作業員が複数台の溶接装置を操作することが可能となり、縦方向の隅肉溶接作業の合理化をはかることができる。
溶接装置の全体構成を説明する斜視図である。 溶接装置の正面図である。 溶接装置の平面図である。 溶接装置の側面図であり、台車が下端部にある状態を説明する図である。 溶接装置の側面図であり、台車が上端部にある状態を説明する図である。
以下、本発明に係る溶接装置の好ましい実施例について図1〜図5を用いて説明する。本実施例に係る溶接装置Aは、例えば底材Dから起立して配置され下端部分が底材Dに溶接されたロンジ材Bと縦材Cとの交差部分を縦方向に隅肉溶接する際に用いて有利なように構成されたものである。
特に、溶接装置Aは下端部分が底材Dに接触した状態で縦材Cに固定され、ロンジ材Bの高さに応じて最適な溶接長に設定し得るように構成されている。また、ロンジ材Bと縦材Cとの交差部分を下端側から上端側へと上昇しながら溶接する際に、引きずるケーブル類やホース類による負荷の増加をなくすことで、安定した溶接速度を実現し得るように構成されている。
溶接装置Aは、一方の面に磁石2が設けられ、他方の面にラック3が設けられた板状レール1と、回転可能に構成されラック3と噛合するピニオン4を有し板状レール1に沿って走行する台車5と、台車5に搭載された溶接トーチ6と、板状レールの長手方向の一方の端部である下端部に配置され先端がロンジ材Bと当接する当接部材11と、板状レール1の長手方向の他方の端部である上端部に配置されたハンガー12と、板状レール1に設けたラック3に沿って形成された複数の穴1aを選択して装着された二つのドグ13、14と、を有して構成されている。
板状レール1はロンジ材Bの起立高さよりも十分に大きい寸法を持って形成されており、一方の面(裏面)に一対の磁石2が設けられている。そして、板状レール1を縦材Cに沿って縦方向に配置し、操作レバー2aを操作して磁石2を入−切することによって、板状レール1を縦材Cに固定し、又は離脱させるように構成されている。
板状レール1の他方の面(表面)には、長手方向に沿ってラック3が設けられている。板状レール1に於けるラック3の取付位置は、台車5が下降し、該台車5に搭載された溶接トーチ6がロンジ材Bに対する溶接部位の下端部に対向したとき、台車5に設けたピニオン4が確実に噛合し得る位置にあるように設定されている。また、ラック3の長さは、ロンジ材Bを縦材Cに溶接するのに必要な長さを十分に確保し得るように設定されている。従って、溶接装置Aに於けるラック3の長さは、対象となるロンジ材Bの中で最も大きい溶接長を満足し得るように設定される。
板状レール1の幅方向の両端部分は台車5の走行を案内する案内部として構成されている。このため、板状レール1は、厚さ方向の中央部分に向けて表裏両面から斜面が形成された台形状に形成されている。そして、台形状に形成された部分に、台車5に配置されたローラー5bを嵌合させることで、台車5を板状レール1に沿って走行させることが可能である。
板状レール1の幅方向の一方の端部側(本実施例では図1に示すラック3の左側)には、ラック3に沿って複数の穴1aが一定の間隔を保持して形成されている。この穴1aはボルトを挿通することが可能なボルト穴であっても良く、またボルトを螺合し得るネジ穴であっても良い。本実施例では、穴1aはネジ穴として形成されている。
上記の如く形成された穴1aにドグ13、14が装着されている。ドグ13、14は台車5の板状レール1に沿った走行限に配置されて、該台車5の走行範囲(昇降範囲)を規定するものであり、ロンジ材Bに於ける溶接すべき範囲の下端部分及び上端部分に対応させて選択した穴1aに夫々装着されている。
ドグ13、14は、夫々長穴13a、14aが固定片13b、14bと、起立片13c、14cと、を有してL字型に形成されている。そして、ドグ13を板状レール1の下端側であって台車2の下降限に配置してボルト15によって固定し、ドグ14を板状レール1の上端側であって台車5の上昇源に配置して蝶ネジ16によって固定することで、台車5の昇降範囲を設定している。
台車5は、ケーシング5aの内部に設けた図示しないモーターによって所望の方向に所望の速度で駆動されるピニオン4を有している。また、ケーシング5aには板状レール1の幅方向の端部に対応する位置に複数のローラー5bが自由回転可能に設けられている。そして、これら複数のローラー5bを板状レール1の幅方向の両端部に嵌合させると共にピニオン4をラック3に噛合させ、該ピニオン4を駆動することで、台車5は板状レール1の長手方向に沿って往復走行可能に構成されている。
また、台車5の走行方向に沿った前後方向(図1に於ける上下方向)であってドグ13、14と対応する位置には、夫々ドグ13、14と接触して信号を発生するセンサー5c、5dが配置されている。そして、台車5が上昇してセンサー5dがドグ14の起立片14cと当接したときに発生した信号によって、台車5が上昇限に到達したことを検出し、センサー5cがドグ13の起立片13cと当接したときに発生した信号によって、台車5が下降限に到達したことを検出し得るように構成されている。
台車5の側面であって溶接トーチ6が配置された側にはカバー5eが設けられており。このカバー5eによって溶接時に発生する熱が台車5に伝わることを防いでいる。
台車5の下端部分に対応する位置には、トーチホルダー7が配置されている。このトーチホルダー7は、溶接トーチ6を保持して該溶接トーチ6のロンジ材Bと縦材Cとが交差する溶接部位に対する位置(溶接部位からの距離)と角度を調整する機能を有するものである。
このため、トーチホルダー7は、溶接トーチ6を保持するホルダー7aと、ホルダー7aの軸7bを回動可能に保持するブラケット7cと、ブラケット7cを板状レール1の幅方向に移動させるハンドル7dと、ブラケット7c及びハンドル7dを板状レール1の幅方向に対し垂直方向に移動させるハンドル7eと、ハンドル7eを台車5のケーシング5aに取り付けるブラケット7fと、を有して構成されている。
上記構成に於いて、ハンドル7d、7eは、夫々外ハンドル7d、7eによって回転操作される図示しない長ネジと有している。また、ブラケット7cにはハンドル7dに回転操作される長ネジと螺合する図示しないネジ部材を有しており、同様にハンドル7dはハンドル7eによって回転操作される長ネジと螺合する図示しないネジ部材を有している。従って、各ハンドル7d、7eを選択的に回転操作することによって、ブラケット7c、ブラケット7cとハンドル7dを移動させることが可能であり、この操作によって、溶接トーチ6をロンジ材Bに対して離隔或いは接近させると共に、縦材Cに対して離隔或いは接近させることが可能である。また軸7bを中心としてホルダー7aを回動させることで、溶接トーチ6の角度を調整することが可能である。
当接部材11は、板状レール1の一方側の端部、即ち、板状レール1を縦材Cに固定する際に底材Dと接触する下端部に配置されており、先端部分には溶接ビードを回避するための凹部11aが設けられている。また、当接部材11は、凹部11aが形成された先端部分をロンジ材Bに当接させたとき、溶接トーチ6のロンジ材Bからの距離がおおよそ溶接時の距離に設定し得るような長さを有している。
当接部材11はロンジ材Bと縦材Cに対する溶接を行う際には、底材Dに当接して安定した姿勢を保持し得るように構成されることが好ましい。このため、当接部材11は平板を直角に折り曲げて形成されており、底材Dに当接して姿勢の安定化に寄与する当接片11bと、板状レール1の下端部にボルト11eによって固定される固定片11cと、を有しており、固定片11cの延長上の片に凹部11aが形成されている。
板状レール1の長手方向の他方の端部側、即ち、板状レール1の上端側にフック12aが形成されたハンガー12が配置されている。ハンガー12は、台車5に接続された電源コード17や制御信号を伝える図示しない通信線、及び溶接トーチ6に接続された電源用のケーブル18を含む図示しないホース類を引っ掛けておく機能を有するものである。
ハンガー12は板状レール1の上端部に設けたスタンド12bに着脱可能に取り付けられている。そして、ハンガー12のフック12aに電源コード17やケーブル18を引っ掛けて支持することによって、これらの電源コード17、ケーブル18の重量が台車5に負荷となって作用することを防いでいる。
例えば、溶接トーチ6の仕様によっては、電源用のケーブル18以外に、炭酸ガスを含むガスを供給するホースや溶接心線の供給系等、重量のある幾つかのホースやケーブルが接続される。このため、これらのケーブル18を含むホース類を単に底材Dの上に置いておく場合、台車5の上昇に伴って該台車5に作用する荷重が増大することになる。従って、台車5、溶接トーチ6に接続された電源コード17やケーブル18及びホース類をハンガー12に引っ掛けることで、台車5に対する負荷の変動を軽減することが可能となり、この結果、安定した走行速度(昇降速度)を実現することが可能となる。
板状レール1の上端部分には、溶接装置Aの動作を制御する制御ボックス20が設けられている。この制御ボックス20には、台車5の走行−停止を行うスイッチ20a、台車5の走行速度を調整するダイヤル20b、溶接を行う際の台車5の走行方向を指定するスイッチ20cが設けられている。そして、夫々のスイッチ類20a〜20cを操作することによって、台車5を板状レール1に沿って予め設定された方向に走行させることが可能である。
例えば、スイッチ20cによって溶接を行う際の台車5の走行方向(溶接方向)を上昇方向に指定し、溶接作業の開始時に台車5を下降限に位置させ、スイッチ20aにより溶接開始を指令すると、台車5はダイヤル20bによって設定された溶接速度で上昇する。そして、台車5が上昇限に達してセンサー5dがドグ14の起立片14cと当接したとき、センサー5dから発生した信号に応じて台車5は、溶接作業時の速度よりも大きい速度で下降を開始する。
台車5が下降してセンサー5cがドグ13の起立片13cと当接すると、センサー5cから発生した信号に応じて台車5が停止する。このとき台車5の停止位置は、ドグ13に対応した下降限となり、溶接を開始する前の初期状態となる。
スイッチ20aは、台車5の走行−停止を行うのみならず、溶接トーチ6の稼動を制御することも可能である。この場合、スイッチ20aをオン操作することによって、溶接トーチ6と図示しないタイマーが稼動し、先ず溶接トーチ6による溶接作業を開始し、次いでタイマーによる設定時間が経過した後、台車5の走行が開始するように構成される。
次に、上記の如く構成された溶接装置Aによってロンジ材Bと縦材Cとの交差部分を溶接する際の手順について説明する。尚、以下の手順は操作の一例であって、必ずしもこの順序で操作する必要がないことは当然である。
先ず、溶接装置Aを縦材Cに固定する。即ち、溶接装置Aをロンジ材Bと縦材Cとの操作部分に搬送し、板状レール1の下端部に固定した当接部材11の凹部11aが形成されている先端部分をロンジ材Bの表面に当接させる。このとき、ロンジ材Bの下端部分が底材Dに溶接された状態であり、両材B、Dの交差部分に溶接ビード(図示せず)が存在する場合であっても、当接部材11の先端に凹部11aが形成されているため、この凹部11aによって溶接ビードを回避することが可能である。
上記の如くして当接部材11の当接片11bを底材Dの表面に当接させることで、板状レール1を底材Dに対し略垂直に配置することが可能である。そして、この状態を保持して磁石2を縦材Cに吸着させることで、板状レール1をロンジ材Bに対し略平行に配置した状態で、溶接装置Aを縦材Cに固定することが可能である。
溶接装置Aを縦材Cに固定した後、或いは固定するのに先立って、台車5に接続された電源コード17、溶接トーチ6に接続されたケーブル18及びホース類をハンガー12のフック12aに引っ掛けておく。
次に、台車5の下降限を設定する。この場合、台車5を下降させて溶接トーチ6の先端をロンジ材Bと縦材Cとの交差部分である溶接対象部位の下端部分に対向させる。台車5をこの状態に保持しておき、ドグ13の起立片13cが台車5に設けたセンサー5cと当接し得る位置に対応する板状レール1の穴1aを選択し、選択された穴1aにドグ13を固定する。
次に、ロンジ材Bと縦材Cとの交差部分である溶接対象部位の上端部分までの距離を計測し、計測した距離だけ台車5が走行したときにセンサー5dに対しドグ14の起立片14cが当接し得る位置に対応する穴1aを選択し、選択された穴1aにドグ14を固定する。このとき、ドグ14に長穴14aが形成されているため、起立片14cの位置を長穴14aの範囲で調整することが可能である。
上記の如くして板状レール1aに於ける台車5の走行範囲を設定することが可能である。
スイッチ類20b、20cを操作して走行台車5の溶接方向及び溶接速度を設定し、その後、スイッチ20aを操作して、溶接トーチ6によるロンジ材Bと縦材Cとの交差部分に対する溶接を開始させると同時にタイマーを稼動させ、溶接の開始からタイマーの設定時間が経過した後、溶接トーチ6による溶接を継続させつつ、台車5を溶接方向に対する走行を開始させる。
溶接トーチ6による溶接を継続しつつ台車5が予め設定された溶接速度で上昇することで、ロンジ材Bと縦材Cとの交差部分に対する縦方向の隅肉溶接が継続する。そして、台車5のセンサー5dがドグ14の起立片14cと当接すると、センサー5dからの信号に応じて溶接トーチ6による溶接が停止し、同時に台車5が停止する。そして、所定時間が経過した後下降する。
台車5が下降してセンサー5cがドグ13の起立片13cと当接すると、センサー5cからの信号に応じて台車5の下降が停止し、溶接装置Aは初期状態に復帰する。このとき、ロンジ材Bと縦材Cとの交差部分に対する縦方向の隅肉溶接が完了したこととなる。
従って、磁石2の縦材Cに対する吸着を解除することで、溶接装置Aを縦材Cから離脱させることが可能である。そして、縦材Cから離脱させた溶接装置Aを次に溶接すべきロンジ材Bと縦材Cとの交差部分に移送することが可能である。
本発明の溶接装置Aは、縦材Cとなる船殻部材にロンジ材Bを溶接する際に利用して有利である。
A 溶接装置
B ロンジ材
C 縦材
D 底材
1 板状レール
1a 穴
2 磁石
2a 操作レバー
3 ラック
4 ピニオン
5 台車
5a ケーシング
5b ローラー
5c、5d センサー
5e カバー
6 溶接トーチ
7 トーチホルダー
7a ホルダー
7b 軸
7c、7f ブラケット
7d、7e ハンドル
11 当接部材
11a 凹部
11b 当接片
11c 固定片
11e ボルト
12 ハンガー
12a フック
12b スタンド
13、14 ドグ
13a、14a 長穴
13b、14b 固定片
13c、14c 起立片
15 ボルト
16 蝶ネジ
17 電源コード
18 ケーブル
20 制御ボックス
20a、20c スイッチ
20b ダイヤル

Claims (1)

  1. 一方の面に磁石が設けられると共に他方の面にラックが設けられた板状レールと、回転可能に構成されたピニオンを前記ラックと噛合させると共に板状レールに沿って往復走行可能に構成された台車と、前記台車に搭載された溶接トーチと、を有する溶接装置に於いて、前記板状レールの長手方向の一方の端部に配置され先端に溶接ビードを回避する凹部が形成された当接部材と、前記板状レールの長手方向の他方の端部側に配置され先端にホース類やケーブル類を引っ掛けるフックが形成されたハンガーと、前記板状レールのラックに沿って複数の穴を形成すると共に該穴を選択して装着され前記台車の走行限を規定する二つのドグと、を有することを特徴とする溶接装置。
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