JP2011214258A - 粉塵濃度の低減方法およびミスト散布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤を使用せずとも作業環境を向上できるとともに、トンネル掘削工事に係るコストを低減させることが可能な粉塵濃度の低減方法およびミスト散布装置を提供する。
【解決手段】予めトンネル切羽2に吹付け機10を設置し、この吹付け機10に第1ミスト散布装置20の噴射ノズル21を取り付け、トンネル壁面3に第2ミスト散布装置の噴射ノズルを、風管の送風口前方に位置するようにして取り付けておき、吹付け機10によってフライアッシュを含む吹付けコンクリートをトンネル壁面3に吹付けた後、トンネル1内に、第1および第2ミスト散布装置の噴射ノズルからミストを散布する。これにより、フライアッシュを含む吹付けコンクリートによる粉塵量の低減と、ミスト吸着による粉塵の降下との相乗効果を出すことができる。
【選択図】図3
【解決手段】予めトンネル切羽2に吹付け機10を設置し、この吹付け機10に第1ミスト散布装置20の噴射ノズル21を取り付け、トンネル壁面3に第2ミスト散布装置の噴射ノズルを、風管の送風口前方に位置するようにして取り付けておき、吹付け機10によってフライアッシュを含む吹付けコンクリートをトンネル壁面3に吹付けた後、トンネル1内に、第1および第2ミスト散布装置の噴射ノズルからミストを散布する。これにより、フライアッシュを含む吹付けコンクリートによる粉塵量の低減と、ミスト吸着による粉塵の降下との相乗効果を出すことができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、コンクリートの吹付け作業時に発生する粉塵の濃度を低減する粉塵濃度の低減方法およびミスト散布装置に関する。
従来、トンネル掘削工事における地山の補強や掘削面の安定化のため、支保工の搬入および建て込み作業が行われるとともにコンクリートの吹付け作業が行われている。
ところで、コンクリートの吹付け作業時には粉塵が発生し、トンネル内の空気中の粉塵濃度が高くなる場合があるため、粉塵の発生を抑制する薬剤をコンクリートに添加して、作業環境の向上を図る技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
ところで、コンクリートの吹付け作業時には粉塵が発生し、トンネル内の空気中の粉塵濃度が高くなる場合があるため、粉塵の発生を抑制する薬剤をコンクリートに添加して、作業環境の向上を図る技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
ところで、上記のような薬剤では粉塵の発生を抑制できるものの、高価なものであることから、トンネル掘削工事に係るコストが増加する場合があった。このため、上記のような薬剤を使用せずともトンネル内の空気中の粉塵濃度を低減したいという要望があった。
本発明の課題は、薬剤を使用せずとも作業環境を向上できるとともに、トンネル掘削工事に係るコストを低減させることが可能な粉塵濃度の低減方法およびミスト散布装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、粉塵濃度の低減方法であって、予めトンネル切羽に、コンクリート吹付け用ノズルを備える吹付け機を設置し、この吹付け機に、水を霧状に噴射する第1ミスト散布装置の噴射ノズルを、前記吹付け用ノズルの近傍に位置するようにして取り付け、トンネル壁面に、水を霧状に噴射する第2ミスト散布装置の噴射ノズルを、前記切羽から離間して配置された風管の送風口前方に位置するようにして取り付けておき、前記吹付け機によって、セメントと水と細骨材と粗骨材とフライアッシュとを含む吹付けコンクリートをトンネル壁面に吹付けた後、トンネル内に、前記第1ミスト散布装置および第2ミスト散布装置の噴射ノズルからミストを散布することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、コンクリート吹付け用ノズルを有する第1ブームと、この第1ブームとは異なる機能を有する第2ブームとを備える吹付け機に搭載されるとともに、トンネル内に、水を霧状に噴射してなるミストを散布するミスト散布装置であって、前記第2ブームの長手方向に沿って複数取り付けられるとともに水を霧状に噴射する噴射ノズルと、前記噴射ノズルに水を供給するための給水手段と、前記噴射ノズルに圧縮空気を供給するための給気手段とを備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のミスト散布装置において、前記給水手段は、トンネル内に予め設置された給水用タンクと前記噴射ノズルとを接続する水ホースからなり、前記給気手段は、前記吹付け機に予め搭載されたコンプレッサーと、このコンプレッサーと前記噴射ノズルとを接続する空気ホースとからなることを特徴とする。
本発明によれば、セメントと水と細骨材と粗骨材とフライアッシュとを含む吹付けコンクリートを用いて、粘性に優れるコンクリートをトンネル壁面に吹付けることができるので、吹付け時のリバウンドが低減し、これに伴って粉塵量も低減することができる。
さらに、ミスト散布装置によって霧状の水、すなわちミストをトンネルの空気中に散布することができるので、ミストに粉塵を吸着させて地面に降下させることができる。
そして、フライアッシュを含む吹付けコンクリートによる粉塵量の低減と、ミスト吸着による粉塵の降下との相乗効果によって、トンネル内の空気中の粉塵濃度を低減させることができるので、従来とは異なり、薬剤を使用せずとも作業環境を向上できるとともに、トンネル掘削工事に係るコストを低減させることが可能となる。
さらに、ミスト散布装置によって霧状の水、すなわちミストをトンネルの空気中に散布することができるので、ミストに粉塵を吸着させて地面に降下させることができる。
そして、フライアッシュを含む吹付けコンクリートによる粉塵量の低減と、ミスト吸着による粉塵の降下との相乗効果によって、トンネル内の空気中の粉塵濃度を低減させることができるので、従来とは異なり、薬剤を使用せずとも作業環境を向上できるとともに、トンネル掘削工事に係るコストを低減させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の粉塵濃度の低減方法は、図1〜図6に示すように、予めトンネル切羽2に、コンクリート吹付け用ノズル13aを備える吹付け機10を設置し、この吹付け機10に、水を霧状に噴射する第1ミスト散布装置20の噴射ノズル21を、前記吹付け用ノズル13aの近傍に位置するようにして取り付け、トンネル壁面3に、水を霧状に噴射する第2ミスト散布装置30の噴射ノズル31を、前記切羽2から離間して配置された風管5の送風口5a前方に位置するようにして取り付けておく。
そして、前記吹付け機10によって、セメントと水と細骨材と粗骨材とフライアッシュとを含む吹付けコンクリートをトンネル壁面3に吹付けた後、トンネル1内に、前記第1ミスト散布装置20および第2ミスト散布装置30の噴射ノズル21,31からミストを散布する、というものである。
本実施の形態の粉塵濃度の低減方法は、図1〜図6に示すように、予めトンネル切羽2に、コンクリート吹付け用ノズル13aを備える吹付け機10を設置し、この吹付け機10に、水を霧状に噴射する第1ミスト散布装置20の噴射ノズル21を、前記吹付け用ノズル13aの近傍に位置するようにして取り付け、トンネル壁面3に、水を霧状に噴射する第2ミスト散布装置30の噴射ノズル31を、前記切羽2から離間して配置された風管5の送風口5a前方に位置するようにして取り付けておく。
そして、前記吹付け機10によって、セメントと水と細骨材と粗骨材とフライアッシュとを含む吹付けコンクリートをトンネル壁面3に吹付けた後、トンネル1内に、前記第1ミスト散布装置20および第2ミスト散布装置30の噴射ノズル21,31からミストを散布する、というものである。
なお、トンネル1は、上半先進ショートベンチカット工法および補助ベンチ付き全断面掘削工法によって掘削されている。また、前記吹付け機10を切羽2に設置することによって、この切羽2においてトンネル壁面3に吹付けコンクリートを吹付けている。
また、前記風管5を用いるトンネル換気量は2000m3/minに設定されており、この風管5先端と前記切羽2とは35m〜50m離間して配置されている。この風管5は、トンネル1の長さ方向に沿って、かつアーチ状のトンネル壁面3の頂部3a付近に位置するようにして設けられている。
また、切羽2では、作業員がいる状態で、コンクリートの吹付け作業や粉塵濃度の低減に係る作業が行われている。さらに、切羽2の後方50mの地点で、粉塵濃度の測定が行われている。
また、前記風管5を用いるトンネル換気量は2000m3/minに設定されており、この風管5先端と前記切羽2とは35m〜50m離間して配置されている。この風管5は、トンネル1の長さ方向に沿って、かつアーチ状のトンネル壁面3の頂部3a付近に位置するようにして設けられている。
また、切羽2では、作業員がいる状態で、コンクリートの吹付け作業や粉塵濃度の低減に係る作業が行われている。さらに、切羽2の後方50mの地点で、粉塵濃度の測定が行われている。
このような粉塵濃度の低減方法に用いられる吹付け機10は、図1および図2に示すように、自走可能なベースマシン11と、このベースマシン11の上に設けられて種々の機材を搭載することができるステージ12と、当該吹付け機10に備え付けられる第1ブームであるコンクリート吹付け用のロボットブーム13と、第2ブームである2基のバスケットブーム14,14と、第3ブームである2基のエレクターブーム15,15等によって構成されている。
すなわち、この吹付け機10には、第1〜第3の3種類のブーム13,14,15が備え付けられていることになる。
なお、前記バスケットブーム14,14とエレクターブーム15,15のうち、いずれを第2ブーム、第3ブームとするかは適宜変更可能であるものとする。
すなわち、この吹付け機10には、第1〜第3の3種類のブーム13,14,15が備え付けられていることになる。
なお、前記バスケットブーム14,14とエレクターブーム15,15のうち、いずれを第2ブーム、第3ブームとするかは適宜変更可能であるものとする。
ロボットブーム13、バスケットブーム14,14、およびエレクターブーム15,15は、各ブームの基部が何れもステージ12の前端部に固定され、ステージ12の前端部から前方に向けて設けられている。すなわち、各ブームはステージ12の前端部に固定されて移動せず、後方に向けられることもないので、ステージ12の上には広いスペースが生まれることになる。
なお、各ブームを使用する際には、アウトリガー12aを用いて機体を安定に保持することができる。
なお、各ブームを使用する際には、アウトリガー12aを用いて機体を安定に保持することができる。
広いフラットなステージ12には、コンクリートの吹付け作業に必要な、多くの機材を搭載することができる。例えば、コンクリートの吹付け時に用いられる電動のコンプレッサー16やコンクリート吹付装置17を始め、ベースマシン11の駆動のためのエンジン、ケーブルリール等である。
ベースマシン2は駆動輪、従動輪および転輪の周りにゴム製のクローラベルトを装着したゴムクローラ式であり、エンジンの動力が駆動輪を介して無端ベルトであるクローラベルトに伝達されることによって、ベースマシン2を走行させることができ、これにより、吹付け機10自体がトンネル1の地面4を走行できることになる。
本実施の形態の第1のブームであるロボットブーム13は、6〜11m程度の間で伸縮自在であるとともに、100度程度の旋回と70度程度の起伏が可能であるように構成されている。また、ロボットブーム13の先端には、コンクリート吹付け用ノズル13aが設けられている。吹付け用ノズル13aはロボットブーム13に対して旋回、起伏および回転が可能であり、トンネル1の壁面3に対するコンクリートの吹付け作業を自動的に行うことができる。
なお、ミキサー車で搬入されたコンクリートは、前記コンクリート吹付装置17に受け入れられて、吹付け作業時にホースを介して吹付け用ノズル13aに送られる。
なお、ミキサー車で搬入されたコンクリートは、前記コンクリート吹付装置17に受け入れられて、吹付け作業時にホースを介して吹付け用ノズル13aに送られる。
本実施の形態の第2のブームであるバスケットブーム14,14は、6〜11m程度の間で伸縮自在であるとともに、60度程度の旋回と70度程度の起伏が可能であるように構成されている。また、バスケットブーム14,14の先端には、作業員が操作を行うためのデッキ14a,14aが設けられている。デッキ14a,14aは、バスケットブーム14,14の起伏に対して、常時水平が保たれるようになっている。
また、ステージ12上とデッキ14a,14aとを行き来するために、このバスケットブーム14,14の上面は通路14b,14bとなっている。そして、この通路14b,14bには、手摺14c,14cが設けられている。
また、ステージ12上とデッキ14a,14aとを行き来するために、このバスケットブーム14,14の上面は通路14b,14bとなっている。そして、この通路14b,14bには、手摺14c,14cが設けられている。
本実施の形態の第3のブームであるエレクターブーム15,15は、4〜8m程度の間で伸縮自在であるとともに、60〜70度程度の旋回が可能であり、70〜80度程度の起伏が可能であるように構成されている。また、エレクターブーム15,15の先端には支保工を把持するガイド15a,15aが設けられている。ガイド15a,15aはブーム15,15に対して旋回、起伏および回転が可能であり、支保工を搬入する際には、支保工の円弧平面が進行方向に平行になるように把持し、建て込みの際には90度旋回させて、円弧平面がトンネルの断面と平行となるようにして、支保工の建て込み作業を正確に行うことができる。
また、本実施の形態の粉塵濃度の低減方法に用いられる第1ミスト散布装置20は、図3〜図5に示すように、前記吹付け機10に搭載されるとともに、トンネル1内に、水を霧状に噴射してなるミストを散布するものであり、前記第2ブームであるバスケットブーム14,14の長手方向に沿って複数取り付けられるとともに水を霧状に噴射する噴射ノズル21と、前記噴射ノズル21に水を供給するための給水手段と、前記噴射ノズル21に圧縮空気を供給するための給気手段とを備えている。
噴射ノズル21は、2系統に分けられた液体(水)と圧縮空気とを混合して噴射する2流体方式のスプレーノズルであり、高速気流によって液体を粉砕し、微粒化することができる。
これによって、液体の粒径が比較的大きい1流体ノズルを使用する場合に比して、トンネル1内の照明を妨げたり、上方を見上げて作業する作業員の保護メガネの視界を妨げたりすることを防ぐことができるので、施工性の低下を防ぐことができる。
これによって、液体の粒径が比較的大きい1流体ノズルを使用する場合に比して、トンネル1内の照明を妨げたり、上方を見上げて作業する作業員の保護メガネの視界を妨げたりすることを防ぐことができるので、施工性の低下を防ぐことができる。
また、この噴射ノズル21は、前記第2ブームであるバスケットブーム14,14の手摺14c,14cの長さ方向に沿って複数取り付けられている。
さらに、この噴射ノズル21は、上方に向かって水を霧状に噴射できるようになっており、霧状に噴射された水がトンネル1内の上側から下側へと降下する間に、粉塵が吸着するようになっている。
さらに、この噴射ノズル21は、上方に向かって水を霧状に噴射できるようになっており、霧状に噴射された水がトンネル1内の上側から下側へと降下する間に、粉塵が吸着するようになっている。
給水手段は、トンネル1内に予め設置された給水用タンク6と前記噴射ノズル21とを接続する水ホース22からなる。なお、前記給水用タンク6の水は、もともとトンネル1内で適宜使用される水であり、前記吹付け機10では、コンクリートを通すホースの洗浄などに使用される。
給気手段は、前記吹付け機10に予め搭載されたコンプレッサー16と、このコンプレッサー16と前記噴射ノズル21とを接続する空気ホース23とからなる。コンプレッサー16は、上述のように、もともと吹付けコンクリートの吹付け作業に用いられるものである。
また、前記水ホース22および空気ホース23には圧力計18が設けられており、この圧力計18によって水圧および空気圧を計測できるようになっている。
なお、本実施の形態においては、水圧を0.15〜0.2MPaとなるように管理し、空気圧を0.2〜0.3MPaとなるように管理することが望ましい。
なお、本実施の形態においては、水圧を0.15〜0.2MPaとなるように管理し、空気圧を0.2〜0.3MPaとなるように管理することが望ましい。
このような第1ミスト散布装置20によれば、霧状の水、すなわちミストをトンネルの空気中に散布することができるので、ミストに粉塵を吸着させて地面に降下させることができる。
また、この第1ミスト散布装置20は、前記吹付け機10のロボットブーム13の近傍に位置することになるので、吹付け作業後に最も粉塵濃度が高い場所でミストを散布することができ、粉塵濃度の低減効果を高めることができる。
また、第1ミスト散布装置20は、吹付けコンクリートを吹き付けるための吹付け機10に搭載され、さらに、トンネル1内に予め設置された給水用タンク6や吹付け機10に予め搭載されたコンプレッサー16を利用することができるので、例えばミスト散布のための大掛かりな機械を別途導入する必要がなく、トンネル1掘削工事に係るコストを低減させることができる。
また、この第1ミスト散布装置20は、前記吹付け機10のロボットブーム13の近傍に位置することになるので、吹付け作業後に最も粉塵濃度が高い場所でミストを散布することができ、粉塵濃度の低減効果を高めることができる。
また、第1ミスト散布装置20は、吹付けコンクリートを吹き付けるための吹付け機10に搭載され、さらに、トンネル1内に予め設置された給水用タンク6や吹付け機10に予め搭載されたコンプレッサー16を利用することができるので、例えばミスト散布のための大掛かりな機械を別途導入する必要がなく、トンネル1掘削工事に係るコストを低減させることができる。
また、本実施の形態の粉塵濃度の低減方法に用いられる第2ミスト散布装置30は、図6(a),(b)に示すように、トンネル1内に、水を霧状に噴射してなるミストを散布するものであり、前記トンネル壁面3に、前記風管5の送風口5a前方に位置するようにして取り付けられるとともに水を霧状に噴射する噴射ノズル31と、水を供給するための給水管33と、この給水管33と前記噴射ノズル31とを接続する水ホース32とを備えている。
前記噴射ノズル31は、前記第1ミスト散布装置20の噴射ノズル21とは異なり、液圧によって噴霧する1流体方式のスプレーノズルである。
この噴射ノズル31は、図6(a)に示すように前記トンネル壁面3の頂部3a付近に取り付けられている。そして、下方に向かって水を霧状に噴射できるように向きが調整されており、霧状に噴射された水がトンネル1内の上側から下側へと降下する間に、粉塵が吸着するようになっている。
この噴射ノズル31は、図6(a)に示すように前記トンネル壁面3の頂部3a付近に取り付けられている。そして、下方に向かって水を霧状に噴射できるように向きが調整されており、霧状に噴射された水がトンネル1内の上側から下側へと降下する間に、粉塵が吸着するようになっている。
前記給水管33は、トンネル1の長さ方向に沿って設けられるとともに水の供給源に接続されている。この水の供給源としては、本実施の形態においては例えば前記給水用タンク6を用いてもよいものとする。
また、この給水用タンク6は、車両に搭載されてトンネル1内を移動できるようにしたものが好ましい。
また、この給水用タンク6は、車両に搭載されてトンネル1内を移動できるようにしたものが好ましい。
このような第2ミスト散布装置30によれば、霧状の水、すなわちミストをトンネル1の空気中に散布することができるので、ミストに粉塵を吸着させて地面に降下させることができる。
また、この噴射ノズル31は、風管5の送風口5a前方に位置しているので、この噴射ノズル31から噴射されたミストは、気流に乗って切羽2へと運ばれるとともに、切羽2で折り返してトンネル1内に行き渡るようになっている。これによって、トンネル1内において広範に粉塵濃度の低減効果を出すことができる。
また、この噴射ノズル31は、風管5の送風口5a前方に位置しているので、この噴射ノズル31から噴射されたミストは、気流に乗って切羽2へと運ばれるとともに、切羽2で折り返してトンネル1内に行き渡るようになっている。これによって、トンネル1内において広範に粉塵濃度の低減効果を出すことができる。
また、本実施の形態の粉塵濃度の低減方法に用いられる吹付けコンクリートは、セメントと水と細骨材と粗骨材とフライアッシュとを含むものである。つまり、セメント、細骨材の一部をフライアッシュで置換することで、コンクリートの粘性を向上させたものである。
本実施の形態においては、セメント30%、細骨材5%を、フライアッシュと置き換えている。このようにフライアッシュを置き換えた吹付けコンクリートの配合は以下の通りである。
・粗骨材の最大寸法Gmax:15mm
・水セメント比 W/C:58%
・細骨材率S/a:62%
・水W:209kg/m3
・セメントC:252kg/m3
・フライアッシュ:151kg/m3
・細骨材S:925kg/m3
・粗骨材G:627kg/m3
なお、本配合中の記号aは、1m3中の全骨材量を示す。
すなわち、コンクリートには、骨材以外にセメント、空気、水が存在する。空気量は、4.5%で設定されている。また、本実施の形態においてはフライアッシュも混合しており、セメントと砂の置き換えを行っている。細骨材率62%を導き出すには、まず、セメントの置換え率30%を考慮して、全骨材量aを算出する。セメントは、標準の吹付けコンクリート配合においては、360kg/m3を混入することになっているので、30%置き換えであると、フライアッシュは、360kg/m3×30%÷100=108kg/m3となり、セメント量は360kg/108kg=252kg/m3となる。
また、それぞれの密度は、水=1.0t/m3、セメント=3.15t/m3、フライアッシュ=2.25kg/m3、細骨材密度=2.54t/m3、粗骨材密度=2.67t/m3である。
これより、全骨材量aは、配合表より、
a=1m3−(209kg/1.0+252kg/3.15+108kg/2.25)÷1000−(4.5%÷100)=0.618
となる。
本実施の形態の配合において、フライアッシュは、151kg/m3混合しているので、細骨材置換え分は、151kg−108kg=43kg/m3となる。
Sは,コンクリート1m3中の細骨材の容積(m3)であることから、
s=(925kg/2.54+43kg/2.25)÷1000=0.383
となり、これによって、
s/a=0.383/0.618=0.62 ⇒62%となる。
つまり、S/aは,コンクリート中の全骨材量aに対する細骨材Sの量の絶対容積比を百分率で表した値である。通常、コンクリートの配合を決定する際は、水セメント比(W/C)と細骨材率(S/a)を設定して決定されている。
さらに、水セメント比は、
W/C=209kg/360kg=0.58 ⇒58%となる。
本実施の形態の吹付けコンクリートは、以上のようにセメント、細骨材の一部をフライアッシュで置換しているので、粘性を向上させることができ、粉塵量を減らすことができる。
本実施の形態においては、セメント30%、細骨材5%を、フライアッシュと置き換えている。このようにフライアッシュを置き換えた吹付けコンクリートの配合は以下の通りである。
・粗骨材の最大寸法Gmax:15mm
・水セメント比 W/C:58%
・細骨材率S/a:62%
・水W:209kg/m3
・セメントC:252kg/m3
・フライアッシュ:151kg/m3
・細骨材S:925kg/m3
・粗骨材G:627kg/m3
なお、本配合中の記号aは、1m3中の全骨材量を示す。
すなわち、コンクリートには、骨材以外にセメント、空気、水が存在する。空気量は、4.5%で設定されている。また、本実施の形態においてはフライアッシュも混合しており、セメントと砂の置き換えを行っている。細骨材率62%を導き出すには、まず、セメントの置換え率30%を考慮して、全骨材量aを算出する。セメントは、標準の吹付けコンクリート配合においては、360kg/m3を混入することになっているので、30%置き換えであると、フライアッシュは、360kg/m3×30%÷100=108kg/m3となり、セメント量は360kg/108kg=252kg/m3となる。
また、それぞれの密度は、水=1.0t/m3、セメント=3.15t/m3、フライアッシュ=2.25kg/m3、細骨材密度=2.54t/m3、粗骨材密度=2.67t/m3である。
これより、全骨材量aは、配合表より、
a=1m3−(209kg/1.0+252kg/3.15+108kg/2.25)÷1000−(4.5%÷100)=0.618
となる。
本実施の形態の配合において、フライアッシュは、151kg/m3混合しているので、細骨材置換え分は、151kg−108kg=43kg/m3となる。
Sは,コンクリート1m3中の細骨材の容積(m3)であることから、
s=(925kg/2.54+43kg/2.25)÷1000=0.383
となり、これによって、
s/a=0.383/0.618=0.62 ⇒62%となる。
つまり、S/aは,コンクリート中の全骨材量aに対する細骨材Sの量の絶対容積比を百分率で表した値である。通常、コンクリートの配合を決定する際は、水セメント比(W/C)と細骨材率(S/a)を設定して決定されている。
さらに、水セメント比は、
W/C=209kg/360kg=0.58 ⇒58%となる。
本実施の形態の吹付けコンクリートは、以上のようにセメント、細骨材の一部をフライアッシュで置換しているので、粘性を向上させることができ、粉塵量を減らすことができる。
また、図7のグラフに示すように、本実施の形態の吹付けコンクリートを吹付けた際の粉塵濃度と、フライアッシュを置換しない場合の標準の吹き付けコンクリートを吹付けた際の粉塵濃度とを比較することができる。また、このグラフでは、本実施の形態の吹付けコンクリートを吹付け時に、同時にミストを散布した際の粉塵濃度も示している。
また、以下の表1では、図7のグラフに対応する具体的な数値を示している。
また、以下の表1では、図7のグラフに対応する具体的な数値を示している。
すなわち、例えばH21.4.20時の測定値においては、本実施の形態の吹付けコンクリートの施工中に、ミストを散布しない場合は「2.2mg/m3」、ミストを散布した場合は「1.6mg/m3」という結果となったことを示している。
これら図7のグラフおよび表1から、フライアッシュを置換した本実施の形態の吹付けコンクリートの場合、上述した標準の吹付けコンクリートに比べて、約2割の粉塵濃度の低減が可能となり、さらにミストを散布することにより、さらに約1割の粉塵濃度の低減が可能となる。
これら図7のグラフおよび表1から、フライアッシュを置換した本実施の形態の吹付けコンクリートの場合、上述した標準の吹付けコンクリートに比べて、約2割の粉塵濃度の低減が可能となり、さらにミストを散布することにより、さらに約1割の粉塵濃度の低減が可能となる。
なお、本実施の形態の粉塵濃度の低減方法では、前記吹付け機10によって吹付けコンクリートをトンネル壁面3に吹付けた後、トンネル1内に、前記第1ミスト散布装置20および第2ミスト散布装置30の噴射ノズル21,31からミストを散布する。
この時、作業員は、吹付けコンクリートによる壁面3の覆工状態を確認したり、前記圧力計18を確認してミストの噴射を調整したり、粉塵濃度の確認を行ったりする。
この時、作業員は、吹付けコンクリートによる壁面3の覆工状態を確認したり、前記圧力計18を確認してミストの噴射を調整したり、粉塵濃度の確認を行ったりする。
本実施の形態によれば、セメントと水と細骨材と粗骨材とフライアッシュとを含む吹付けコンクリートを用いて、粘性に優れるコンクリートをトンネル壁面3に吹付けることができるので、吹付け時のリバウンドが低減し、これに伴って粉塵量も低減することができる。
さらに、ミスト散布装置20,30によって霧状の水、すなわちミストをトンネル1の空気中に散布することができるので、ミストに粉塵を吸着させて地面4に降下させることができる。
そして、フライアッシュを含む吹付けコンクリートによる粉塵量の低減と、ミスト吸着による粉塵の降下との相乗効果によって、トンネル1内の空気中の粉塵濃度を低減させることができるので、従来とは異なり、薬剤を使用せずとも作業環境を向上できるとともに、トンネル掘削工事に係るコストを低減させることが可能となる。
さらに、ミスト散布装置20,30によって霧状の水、すなわちミストをトンネル1の空気中に散布することができるので、ミストに粉塵を吸着させて地面4に降下させることができる。
そして、フライアッシュを含む吹付けコンクリートによる粉塵量の低減と、ミスト吸着による粉塵の降下との相乗効果によって、トンネル1内の空気中の粉塵濃度を低減させることができるので、従来とは異なり、薬剤を使用せずとも作業環境を向上できるとともに、トンネル掘削工事に係るコストを低減させることが可能となる。
1 トンネル
2 切羽
3 壁面
5 風管
10 吹付け機
13 ロボットブーム
14 バスケットブーム
14c 手摺
16 コンプレッサー
20 第1ミスト散布装置
21 噴射ノズル
22 水ホース
23 空気ホース
30 第2ミスト散布装置
31 噴射ノズル
32 水ホース
33 給水管
2 切羽
3 壁面
5 風管
10 吹付け機
13 ロボットブーム
14 バスケットブーム
14c 手摺
16 コンプレッサー
20 第1ミスト散布装置
21 噴射ノズル
22 水ホース
23 空気ホース
30 第2ミスト散布装置
31 噴射ノズル
32 水ホース
33 給水管
Claims (3)
- 予めトンネル切羽に、コンクリート吹付け用ノズルを備える吹付け機を設置し、
この吹付け機に、水を霧状に噴射する第1ミスト散布装置の噴射ノズルを、前記吹付け用ノズルの近傍に位置するようにして取り付け、
トンネル壁面に、水を霧状に噴射する第2ミスト散布装置の噴射ノズルを、前記切羽から離間して配置された風管の送風口前方に位置するようにして取り付けておき、
前記吹付け機によって、セメントと水と細骨材と粗骨材とフライアッシュとを含む吹付けコンクリートをトンネル壁面に吹付けた後、トンネル内に、前記第1ミスト散布装置および第2ミスト散布装置の噴射ノズルからミストを散布することを特徴とする粉塵濃度の低減方法。 - コンクリート吹付け用ノズルを有する第1ブームと、この第1ブームとは異なる機能を有する第2ブームとを備える吹付け機に搭載されるとともに、トンネル内に、水を霧状に噴射してなるミストを散布するミスト散布装置であって、
前記第2ブームの長手方向に沿って複数取り付けられるとともに水を霧状に噴射する噴射ノズルと、
前記噴射ノズルに水を供給するための給水手段と、
前記噴射ノズルに圧縮空気を供給するための給気手段とを備えていることを特徴とするミスト散布装置。 - 前記給水手段は、トンネル内に予め設置された給水用タンクと前記噴射ノズルとを接続する水ホースからなり、
前記給気手段は、前記吹付け機に予め搭載されたコンプレッサーと、このコンプレッサーと前記噴射ノズルとを接続する空気ホースとからなることを特徴とする請求項2に記載のミスト散布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010081493A JP2011214258A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 粉塵濃度の低減方法およびミスト散布装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2010
- 2010-03-31 JP JP2010081493A patent/JP2011214258A/ja active Pending
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