JP2017218759A - 粉塵飛散抑制方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビルの解体や土壌の掘削などに伴い発生する粉塵の飛散を効果的に抑制する。【解決手段】この方法及び装置では、水を粒径80−400μmのミストにして噴射する形式の4個の一流体ノズルN1をバックホウBのアームb1の先端両側に取り付け、各流体ノズルN1を配管Hを介して水供給設備Fに接続して、施工に際し、各流体ノズルN1により、破砕機aの周囲から破砕機aによる施工位置の周囲に向けて、ミストm1を扇形噴霧パターンで噴射して、破砕機aの周囲と破砕機aによる施工位置の周囲との間を、略四角柱状又は略四角錐状のミストm1のカーテンで取り囲み、粉塵の飛散を抑制する。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート構造物の解体や土壌の掘削などに伴い発生する粉塵の飛散を抑制するのに用いる粉塵飛散抑制方法及び装置に関する。
一般に、ビルなどの鉄筋コンクリート構造物を建設機械で破砕して解体するときや、土壌を建設機械で掘削するときに、粉塵が周囲に飛散するのを抑えるため、作業員がホースを手で持って、あるいは散水スプリンクラーを設置して、地上に設置されたタンクユニットから水を供給することにより、粉塵の発生箇所やその周辺に散水を行うことが周知である。
また、近時は、建設機械(のアーム)に取り付けた破砕機やバケットなどの作業アタッチメントあるいは作業アタッチメントを取り付けたアームに散水ノズルを設け、地上や建設機械上に設置されたタンクユニットから水を散水ノズルに供給して、粉塵の発生箇所やその周辺に散水を行うことが知られている(特許文献1−6参照)。
さらに、このような建設機械に散水ノズルを取り付ける形式では、散水ノズルから水をミスト状に噴射するものもある(特許文献7参照)。
特開平6−26212号公報 特開2005−126950号公報 特開2010−46631号公報 実開平5−58758号公報 特許第2699744号公報 特許第3237185号公報 特開平11−36614号公報
しかしながら、上記のような人手によるホースからの散水や、スプリンクラーによる散水、建設機械に設置した散水ノズルからの散水では、次のような問題がある。
(1)ホースや散水ノズルから1方向にのみ水が発射されるため、散水範囲が限られており、また、散布した水それ自体が風を受けて粉塵に接触する前に飛散してしまうことが多く、粉塵の飛散を効果的に抑制することが難しい。
(2)施工現場での作業中は、粉塵抑制効果を上げるために、大量の水が必要とされ、大量の水を確保するためにタンクやコンプレッサなどの設備が大型化し、上下水道代は嵩み、コストの負担は増大する。一般に、水の供給には大型高圧洗浄機が使用されるが、この場合、大型高圧洗浄機から1分当たりおよそ30リットルから100リットルもの水がホースや散水ノズルに供給されて、水が過剰に使われており、この上水道代が現場の負担になっている。また、この大量の水の散布により、現場(土壌の掘削場所や構造物の解体場所及びその周辺)は泥ねい化する。
(3)散水ノズルから水をミスト状にして散水する場合、ミスト状の水それ自体が風を受けて粉塵を吸着する前に飛散してしまい、この場合も、粉塵の飛散を効果的に抑えることが難しい。
(4)特にホースによる散水の場合、散水を行う作業員と建設機械のオペレータが異なるため、散水を行う作業員の分だけ、人手が必要となる。建設機械に設置した散水ノズルから散水を行う場合でも、給水を行う作業員と建設機械のオペレータが異なれば、同様である。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、コンクリート構造物などの解体や、土壌の掘削などに伴い発生する粉塵の飛散を効果的に、しかも簡易かつ低コストに抑制することのできる粉塵飛散抑制方法及び装置を提供すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、
建設機械により構造物の解体や、土壌の掘削などの施工を行う際に発生する粉塵の飛散を抑制する方法であって、
前記建設機械に装備される作業アタッチメントの周囲に近接して水を所定の粒径のミストにして噴射する形式の複数の散水ノズルを配置し、前記各散水ノズルを配管を介して水供給設備に接続して、施工に際し、前記各散水ノズルに水を供給し、前記各散水ノズルにより、前記作業アタッチメントの周囲から前記作業アタッチメントによる施工位置の周囲に向けて、ミストを噴射することにより、前記作業アタッチメントの周囲と前記作業アタッチメントによる施工位置の周囲との間を、前記ミストのカーテンで取り囲み、前記ミストのカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、前記作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵を前記ミストのカーテンの内部に封じて、粉塵の飛散を抑制する、
ことを要旨とする。
また、この方法は、各散水ノズルからミストを横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射して、前記ミストのカーテン全体を略多角柱状又は略多角錐状に形成し、前記略多角柱状又は略多角錐状のミストのカーテンで作業アタッチメントの周囲と作業アタッチメントによる施工位置の周囲との間を取り囲むことが好ましい。
さらに、この方法は、複数の散水ノズルの内側に、水を圧縮空気と混合して前記各散水ノズルにより噴射するミストの粒径よりも小さい所定の粒径のミストにして噴射する形式の補給散水ノズルを併せて配置し、前記補給散水ノズルを配管を介して水供給設備に接続して、施工に際し、前記補給散水ノズルに水を供給し、前記補給散水ノズルにより、前記各散水ノズルから噴射されるミストのカーテンの中にミストを噴射し、作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生し、前記ミストのカーテンの中で浮遊する粉塵を前記ミストで吸着し落下させることが好ましい。
この場合、補給散水ノズルからミストをミストのカーテンの中で広範囲に充円錐噴霧パターンで噴射して、ミスト全体を充円錐状に形成し、前記充円錐状のミストで前記ミストのカーテンの中で浮遊する粉塵を被包することが望ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明は、
建設機械により構造物の解体や、土壌の掘削などの施工を行う際に発生する粉塵の飛散を抑制する粉塵飛散抑制装置であって、
水を所定の粒径のミストにして噴射する形式で、前記建設機械に装備される作業アタッチメントの周囲に近接して配置され、ミストの噴射により、前記作業アタッチメントの周囲と前記作業アタッチメントによる施工位置の周囲との間に前記ミストのカーテンを形成し、前記ミストのカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、前記作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵を前記ミストのカーテンの内部に封じる複数の散水ノズルと、
前記各散水ノズルに配管を介して接続され、前記各散水ノズルに水を送給する水供給設備と、
を備え、
前記ミストのカーテンにより粉塵の飛散を防止する、
ことを要旨とする。
また、この装置は次のような構成を備えることが好ましい。
(1)各散水ノズルは加圧空気を使用せず粒径80−400μmの微小な水粒子を横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射する一流体ノズルが採用される。最適な水粒子の粒径としては、100−300μmである。
(2)水を圧縮空気と混合して、各散水ノズルから噴射するミストの粒径よりも小さい所定の粒径のミストにして噴射する形式で、前記各散水ノズルの内側に配置され、前記各散水ノズルから噴射されるミストのカーテンの中にミストを噴射して、作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生し前記ミストのカーテンの中で浮遊する粉塵をミストで吸着し落下させる補給散水ノズルを併せて備え、水供給設備及びエア供給設備に接続される。
この場合、補給散水ノズルは加圧空気を使用して粒径20−100μm程度の超微小な水粒子を充円錐形噴霧パターンで噴射する二流体ノズルが採用される。
(3)各ノズルはパイプからなるアダプタに装着されてノズルユニットとして構成され、前記各ノズルは前記アダプタに傾動可能に取り付けられる。
(4)各ノズルはパイプからなるアダプタに装着されてノズルユニットとして構成され、前記各ノズルはアダプタに着脱可能に取り付けられる。
(5)各ノズルは取付フレームに装着されて、建設機械に作業アタッチメントに近接して取り付けられる。
(6)各ノズルは取付架台に装着されて、施工現場に設置される。
なお、本発明において、複数の散水ノズルで噴射するミストのカーテンで遮断する風は風速5m/s(風力3、軟風)以下の風を適用対象とする。
本発明の粉塵飛散抑制方法及び装置によれば、建設機械に装備される作業アタッチメントの周囲に近接して水を所定の粒径のミストにして噴射する形式の複数の散水ノズルを配置し、各散水ノズルを配管を介して水供給設備に接続して、施工に際し、各散水ノズルに水を供給し、各散水ノズルにより、作業アタッチメントの周囲から作業アタッチメントによる施工位置の周囲に向けて、ミストを噴射することにより、作業アタッチメントの周囲と作業アタッチメントによる施工位置の周囲との間を、ミストのカーテンで取り囲み、ミストのカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵をミストのカーテンの内部に封じて、粉塵の飛散を抑制するので、コンクリート構造物などの解体や、土壌の掘削などに伴い発生する粉塵の飛散を効果的に、しかも簡易かつ低コストに抑制することができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態による粉塵飛散抑制方法及び装置を示す図 同方法及び装置に用いられる散水ノズル及びアダプタからなるノズルユニットの構成を示す図 同方法及び装置に用いられる散水ノズルの構成を示す図 同方法及び装置に用いられる散水ノズルの機能を示す図 本発明の第2の実施の形態による粉塵飛散抑制方法及び装置を示す図 同方法及び装置に用いられる散水ノズル及び補給散水ノズルの構成を示す図 同方法及び装置に用いられる補給散水ノズルの機能を示す図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。
図1に第1の実施の形態による粉塵飛散抑制方法及び装置を示している。
図1に示すように、この粉塵飛散抑制方法(以下、この実施の形態の説明では、単に方法という。)は、建設機械Bにより構造物の解体や土壌の掘削などの施工を行う際に発生する粉塵の飛散を抑制するもので、この方法では、建設機械Bに装備される作業アタッチメントaの周囲に近接して水を所定の粒径のミストにして噴射する形式の複数の散水ノズルN1を配置し、各散水ノズルN1を配管H1を介して水供給設備Fに接続して、施工に際し、各散水ノズルN1に水を供給し、各散水ノズルN1により、作業アタッチメントaの周囲から作業アタッチメントaによる施工位置(刃先)の周囲に向けて、ミストm1を噴射することにより、作業アタッチメントaの周囲と作業アタッチメントaによる施工位置の周囲との間を、ミストm1のカーテンで取り囲み、ミストm1のカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、作業アタッチメントaによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵をミストm1のカーテンの内部に封じて、粉塵の飛散を抑制する。
そして、この方法では、特に、各散水ノズルN1からミストm1を横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射して、ミストm1のカーテン全体を略多角柱状又は略多角錐状に形成し、この略多角柱状又は略多角錐状のミストm1のカーテンで作業アタッチメントaの周囲と作業アタッチメントaによる施工位置の周囲との間を取り囲む。
なお、この実施の形態では、建設機械Bとしてバックホウ、建設機械Bに装備される作業アタッチメントaとして破砕機(ニブラ)を例示している。これらのバックホウや破砕機は汎用機械であり、ここではその詳しい説明は省略する。以下、この実施の形態の説明で、建設機械BをバックホウBと、作業アタッチメントaを破砕機aという。
また、複数の散水ノズルN1で噴射するミストm1のカーテンで遮断する風は、既述のとおり、風速5m/s(風力3、軟風)以下、好ましくは、風速3−4m/s以下の風を適用対象とするものである。
また、図1に示すように、この粉塵飛散抑制装置(以下、この実施の形態の説明では、単に装置という。)は、バックホウBにより構造物の解体や土壌の掘削などの施工を行う際に発生する粉塵の飛散を抑制するもので、水を所定の粒径のミストにして噴射する形式で、バックホウBに装備される破砕機aの周囲に近接して配置され、ミストm1の噴射により、破砕機aの周囲と破砕機aによる施工位置(刃先)の周囲との間にミストm1のカーテンを形成し、ミストm1のカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、破砕機aによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵をミストm1のカーテンの内部に封じる複数の散水ノズルN1と、各散水ノズルN1に配管Hを介して接続され、各散水ノズルN1に水を送給する水供給設備Fとを備えて構成される。
複数の散水ノズルN1は、この場合、汎用機器の4個の散水ノズルからなる。これら4個の散水ノズルN1はそれぞれ、図2に示すように、水を所定の粒径のミストm1にして噴射する形式として、加圧空気を使用せず、水供給設備Fの圧力(水圧)が5MPa、散水量が15L/分程度で、粒径100−300μmの微小な水粒子を横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射する形式の一流体ノズルで、図3に示すように、この一流体ノズルN1が2個ずつ2本のアダプタP1に装着されて、2本のノズルユニットU1として構成される。この場合、各アダプタP1は、パイプ材からなり、周面にホース連結口を有する中央の本体p10と、本体p10の両端に取り付け固定され、この本体P10の両端から下向きに所定の角度(この場合、一方が90°、他方が135°。)に延ばされる固定式のノズル連結口p11とを有し、各散水ノズルN1は水流入口が各アダプタP1両端の各ノズル連結口p11に連結されて各アダプタP1に連通される。なお、この場合、各アダプタP1に一方のノズル連結口p11が90°、他方のノズル連結口p11が135°のものが採用されているが、このノズル連結口p11の角度は様々なものがあり、ミストの噴射方向に応じて、適宜最適な角度のものに変更される。また、この種のアダプタには本体の両端にノズル連結口が傾動可能になっている可動式のものがあり、この可動式のものを用いた場合は、各ノズル連結口を任意の角度に調整可能である。また、この場合、各散水ノズルN1は、図3に示すように、各アダプタP1に周知のアタッチメント方式で着脱可能(取り替え可能)にかつ、図2に示すように、周知のボールジョイント方式などにより傾動可能(噴射角度を調整可能)に取り付けられる。なお、散水ノズルN1をアタッチメント方式とした場合、予め種々の噴射角度を付けた複数種類の散水ノズルN1を用意しておけば、散水ノズルN1は傾動可能に取り付けなくてもよい。
これらの散水ノズルN1は、図1に示すように、バックホウBのアームb1の先端(左右)両側又は破砕機aの後部(左右)両側に取り付けられることが好ましく、この場合、2本のノズルユニットU1、すなわち、2個の散水ノズルN1を装着された2本のアダプタP1がそれぞれ、バックホウBのアームb1の先端両側に、破砕機aの周囲に近接して、破砕機aの動き(前後方向の回動)に追随可能に取り付けられ、各アダプタP1の各散水ノズルN1がアームb1の先端両側で前部、後部に配置される。なお、この場合、2本のノズルユニットU1が、バックホウBのアームb1の先端に破砕機aを装着するためのピンや、アームb1の先端の破砕機aを前後に動かすためのリンクなどに取付金具を介して設置されることで、各ノズルユニットU1をバックホウBのアームb1に破砕機aの動きに追随可能に簡易に装着できる。
そして、各散水ノズルN1は傾動可能になっていることで、各散水ノズルN1のミストm1の噴射方向(噴射角度)に自由度を有し、破砕機aの大きさや形状に合わせて、ミストm1の噴射方向が適宜調整される。この場合、バックホウBのアームb1の先端両側で前部の各散水ノズルN1は破砕機aの正面から両側面前半部にかけて破砕機aの先端方向に略扇形のミストm1を噴射可能にミストm1の噴射方向を調整され、後部の各散水ノズルN1が破砕機aの両側面後半部から後面にかけて破砕機aの先端方向に略扇形のミストm1を噴射可能にミストm1の噴射方向を調整される。
なお、各アダプタP1のホース連結口には配管Hとして給水ホースが接続され、この給水ホースHはバックホウBの後部へ延ばされる。
水供給設備Fは、特に図示していないが、水を貯留する水タンクと、水タンクにホースを介して接続され、この水タンクの水を所定の水圧で各散水ノズルN1に加圧送給する汎用機器のポンプとを備え、これらがバックホウBの後部に搭載される。この場合、ポンプとして、水を5MPaの圧力、30L/分の流量で、各散水ノズルN1に供給する汎用機械の小型の高圧洗浄機が採用される。なお、この水供給設備Fは水道水を直接供給する方式としてもよく、この場合は、バックホウBに小型の高圧洗浄機のみが搭載され、この高圧洗浄機がホースにより上水道に直結される。
そして、この水供給設備Fの高圧洗浄機に各散水ノズルN1からバックホウB後部に延ばされる給水ホースHが接続されて、各散水ノズルN1と水供給設備Fが連結される。この場合、各散水ノズルN1と水供給設備Fとの間のホース上に電動開閉弁(図示省略)が配置され、バックホウBの運転席に電動開閉弁と有線又は無線で接続され、電動開閉弁をオン/オフする専用のスイッチ(図示省略)が設置されて、バックホウBのオペレータが運転席で手元のスイッチによる遠隔操作で電動開閉弁を開閉可能としてある。なお、この専用のスイッチに代えて、スマートフォンを使い、スマートフォンと電動開閉弁とをWi−Fiで接続し、スマートフォンアプリケーションソフトからの操作により電動開閉弁を開閉することも可能である。
このようにしてこの装置では、図1に示すように、バックホウBにより土壌の掘削や構造物の解体などの施工を行う際に、バックホウBの運転席でオペレータが手元のスイッチのオン操作により電動開閉弁を開状態にすることにより、水供給設備Fから(高圧洗浄機により水タンクから吸い上げられた)水が給水ホースHを介してバックホウBのアームb1の先端両側に取り付けられた2本のアダプタP1に所定の水圧(この場合、5MPa)で供給され、各アダプタP1前部、後部の各散水ノズルN1に流入して、図4(A1)に示すように、前部の各散水ノズルN1から1分当たり15−30リットル程度の少ない散水量で粒径100−300μmの微小な水粒子が破砕機aの正面から側面前半部にかけて横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射され、後部の各散水ノズルN1から、同様に、1分当たり15リットル程度の少ない散水量で粒径100−300μmの微小な水粒子が破砕機aの側面後半部から後面にかけて横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射され、これが、図4(A2)に示すように、破砕機aの周囲と破砕機aの刃先による施工位置の周囲との間で略四角柱状又は略四角錐状のミストm1のカーテン(膜)となって、破砕機aの周囲と破砕機aによる施工位置の周囲との間を取り囲む。そして、このミストm1のカーテンにより、このミストm1のカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、破砕機aによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵をミストm1のカーテンの内部に封じて、粉塵の飛散を抑制し、さらにこのミストm1のカーテンの内部で浮遊する粉塵をミストm1で吸着して、粉塵をミストm1とともに施工面に落下させ、粉塵の飛散を防止する。
この作業中、散水が不要なときは、バックホウBのオペレータが手元のスイッチのオフ操作により、各散水ノズルN1と水供給設備Fとの間の配管上の電動開閉弁を閉状態に切り替えることで、散水を即時停止できる。
また、破砕機a直上の各散水ノズルN1はミストm1の噴射方向が作業前に予め調整されているが、バックホウBによる作業内容や作業当日の風の状況に応じて、さらにアタッチメントの大きさ、形状に応じて(例えば、アタッチメントaとして掘削用のバケットを用いた場合、バケットはニブラやブレーカーなどと比較して横幅が広いため、散水ノズルN1のミストの噴射角度を広げる必要がある場合など)、各散水ノズルN1のミストm1の噴射角度を(微)調整する必要があれば、各散水ノズルN1が各アダプタP1にボールジョイント方式により傾動可能になっているので、バックホウBのオペレータが各散水ノズルN1のミストm1の噴射角度を適宜調整できる。例えば、バックホウBにより土砂の掘削を行う場合、各散水ノズルN1は基本的に直下に向けられるが、風が少し強めのときは、風上に位置する散水ノズルN1を直下の向きからバックホウBから少し離れるように外向きの斜め下方に向けて調整することで、風上からの風に対応することができる。また、掘削位置の周囲を少し広く取り囲む必要があれば、すべて又は一部の散水ノズルN1を、同様に、直下の向きからバックホウBから少し離れるように外向きの斜め下方に向けて調整すればよく、反対に、掘削位置の周囲を少し狭めて取り囲む必要があれば、すべて又は一部の散水ノズルN1を、同様に、直下の向きからバックホウBに近づけるように内向きの斜め下方に向けて調整すればよい。
さらに、バックホウBによる施工作業に伴い散水ノズルN1が破損したときは、散水ノズN1ルがアダプタP1にボールジョイント方式により着脱可能に取り付けられているので、バックホウBのオペレータが散水ノズルN1を正常なものに即時取り替えることができる。
かくして、この装置により、上記(段落0011)の方法が具体化される。
以上説明したように、この方法及び装置によれば、次のような効果を奏する。
(1)粉塵飛散抑制効果
水を粒径100−300μmのミストにして噴射する形式の4個の一流体ノズルN1をバックホウBのアームb1の先端両側に取り付けてバックホウBに装備される破砕機aの周囲に近接して配置し、各散水ノズルN1を配管Hを介して水タンク及び高圧洗浄機からなる水供給設備Fに接続して、施工に際し、水供給設備Fから各散水ノズルN1に水を供給し、各散水ノズルN1により、破砕機aの周囲から破砕機aによる施工位置の周囲に向けて、ミストm1を横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射して、破砕機aの周囲と破砕機aによる施工位置の周囲との間に、ミストm1のカーテンを略四角柱状又は略四角錐状に形成し、破砕機aの周囲と破砕機aによる施工位置の周囲との間を、この略四角柱状又は略四角錐状のミストm1のカーテンで取り囲んで、ミストm1のカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、破砕機aによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵をミストm1のカーテンの内部に封じ、ミストm1で吸着して、粉塵の飛散を抑制するものとしたので、バックホウBにより土壌の掘削やビルの解体などの施工を行う際に発生する粉塵の飛散を少ない個数の散水ノズルN1による各散水ノズルN1の少ない散水量で効果的に、しかも簡易に抑制することができる。
この場合、複数の散水ノズルN1をバックホウBのアームb1の先端両側に破砕機aの動き(前後方向の回動)に追随可能に設置したことで、破砕機aがどのような方向に向いても、各散水ミストN1から噴射するミストm1で破砕機aの周囲を刃先まで覆い、破砕機aの周囲と破砕機aによる施工位置の周囲との間の粉塵を広く飛散する前に確実に捕獲することができる。また、各散水ノズルN1から略扇形に噴射するミストm1のカーテンで破砕機aの周囲を刃先を含めて覆うので、刃先から発生する粉塵の漏れを確実に防ぎ、飛散抑制効果をより高めることができる。
また、この場合、各散水ノズルN1が各アダプタP1にボールジョイント方式により傾動可能に取り付けられていることで、オペレータが、各散水ノズルN1のミストm1の噴射角度を適宜変更、調整して、ミストm1を破砕機aの形状に合わせた最適な角度及び形状にして噴射することができ、さらに、バックホウBによる作業内容や作業当日の風の状況に応じて各散水ノズルN1のミストm1の噴射角度を容易に微調整することができ、粉塵飛散抑制効果をより高めることができる。なお、ここでは、バックホウBに装備される作業アタッチメントaとして破砕機が例示されているが、破砕機に代えて、例えば、各種のバケットなどが装備されている場合でも、各散水ノズルN1の噴射角度を適宜調整することで、各散水ノズルN1からミストm1を各種のバケットの形状(外形)に合わせた最適な角度及び形状にして噴射することができる。また、既述のとおり、各散水ノズルN1の傾動機構に代えて、アタッチメント方式を用い、種々の噴射角度を付けた複数種類の散水ノズルN1を用意することで、これらの散水ノズルN1を使って、各散水ノズルN1の噴射角度を変更、調整することができ、このようにしても上記と同様の効果を得ることができる。
さらに、各散水ノズルNがアダプタP1にボールジョイント方式により着脱可能に取り付けられていることで、バックホウBによる施工中に、散水ノズルN1が破損したときでも、バックホウBのオペレータが散水ノズルN1を正常なものに即時取り替えることができ、対応が容易である。
(2)散水量低減効果
バックホウBのアームb1の先端両側に、散水量が1分当たり15リットル程の少量の散水ノズルN1が2個ずつ合計4個の最小限の個数で設置され、これらの散水ノズルN1で水をミストにして破砕機aの周囲から刃先周辺にかけて噴射するので、従来の人手によるホースからの散水や建設機械に設置した散水ノズルからの散水の場合、1分当たり50リットル−100リットルの水が使用されることに比べて、散水量を大幅に低減することができる。
また、各散水ノズルN1からの散水量が少ないことで、ポンプは小型のものでよく、小型の高圧洗浄機で対応することができ、さらに、ポンプ(高圧洗浄機)を水タンクを介さずに上水道に直結することもできる。
さらに、各散水ノズルN1と水供給設備Fとの間の給水ホースH上に電動開閉弁が配置され、バックホウBの運転席に電動開閉弁と有線又は無線で接続され、電動開閉弁をオン/オフする専用のスイッチが設置されて、バックホウBのオペレータが運転席で手元のスイッチによる遠隔操作で電動開閉弁を開閉可能にしたので、バックホウBのオペレータが破砕機aの操作中でも、手元のスイッチの簡単な操作で、不要な散水を適時停止することができ、無駄な散水を低減して、粉塵の飛散防止に使用する水量の最適化を図ることができる。なお、スイッチを既述のとおりスマートフォンに代えても、同様である。
(3)コスト低減効果
この装置は、既述のとおり、汎用機器の4個の散水ノズルN1と、汎用機器の水タンク及びポンプ(この場合、高圧洗浄機)又はポンプ(この場合、高圧洗浄機)のみからなる水供給設備Fとにより、シンプルな機器構成とし、使用水量を低減するので、粉塵の飛散抑制作業に要するコストを大幅に削減することができる。
特に、各散水ノズルN1からの散水量が少なく済むため、散水に使用する水道コストを大幅に低減することができる。また、各散水ノズルN1からの散水量が少ないことで、特殊なポンプに頼ることなく、汎用機械の高圧洗浄機(ポンプ性能:5MPa、30L/分)1台で対応することができ、これに要するリース代などの負担も低減することができる。
さらに、バックホウBのオペレータが運転席で手元のスイッチ操作で、不要な散水を即時停止できるので、無駄な散水を低減して、水道コストのさらなる低減を図ることができる。
(4)省人化効果
バックホウBのオペレータが運転席で手元のスイッチ操作により、不要な散水を即時停止できることで、従来のように作業員が常時ホース散水していた作業は不要となり(但し、重機が動く際に、作業員によりホースの取り回しを行う作業は一部必要となる。)、省人化に資する。
(5)装置装着容易性効果
この装置は、既述のとおり、汎用機器の4個の散水ノズルN1と、汎用機器の水タンク及びポンプ(この場合、高圧洗浄機)又はポンプ(この場合、高圧洗浄機)のみからなる水供給設備Fとにより、シンプルな機器構成としたことで、これら各機器のバックホウBへの装着、すなわち、各散水ノズルNのアームb1への取り付けや、水供給設備FのバックホウBの後部への搭載を簡易に行うことができる。
図5に第2の実施の形態による粉塵飛散抑制方法及び装置を示している。
図5に示すように、この粉塵飛散抑制方法(以下、この実施の形態の説明では、単に方法という。)は、第1の実施の形態の方法と概ね同様の方法を採り、これに併せて、複数の散水ノズルN1の内側に、水を圧縮空気と混合して各散水ノズルN1により噴射するミストm1の粒径よりも小さい所定の粒径のミストにして噴射する形式の補給散水ノズルN2を配置し、補給散水ノズルN2を配管H1を介して水供給設備Fに接続して、施工に際し、補給散水ノズルN2に水を供給し、圧縮空気と混合して、この補給散水ノズルN2により、各散水ノズルN1から噴射されるミストm1のカーテンの中にミストm2を噴射し、作業アタッチメントaによる施工位置及びその周囲で発生し、ミストm1のカーテンの中で浮遊する粉塵をミストm2で吸着して落下させる。
そして、この方法では、特に、補給散水ノズルN2からミストm2をミストm1のカーテンの中で広範囲に充円錐噴霧パターンで噴射して、ミストm2全体を充円錐状に形成し、この充円錐状のミストm2でミストm1のカーテンの中で浮遊する粉塵を被包する。
なお、この実施の形態では、建設機械Bとしてバックホウ、建設機械Bに装備される作業アタッチメントaとして破砕機(ニブラ)aを例示している。これらのバックホウや破砕機は汎用機械であり、ここではその詳しい説明は省略する。以下、この実施の形態の説明で、建設機械Bをバックホウと、作業アタッチメントaを破砕機という。
また、複数の散水ノズルN1で噴射するミストm1のカーテンで遮断する風は、既述のとおり、風速5m/s(風力3、軟風)以下、好ましくは、風速3−4m/s以下の風である。
また、図5に示すように、この粉塵飛散抑制装置(以下、この実施の形態の説明では、単に装置という。)は、第1の実施の形態の装置と概ね同様の構成を備え、これに併せて、水を圧縮空気と混合して各散水ノズルN1から噴射するミストm1の粒径よりも小さい所定の粒径のミストm2にして噴射する形式で、各散水ノズルN1の内側に配置され、各散水ノズルn1から噴射されるミストm1のカーテンの中にミストm2を噴射して、破砕機aによる施工位置及びその周囲で発生しミストm1のカーテンの中で浮遊する粉塵をミストm2で吸着し落下させる補給散水ノズルN2を備える。
すなわち、この装置は、複数の散水ノズルN1、補給散水ノズルN2、及びこれらのノズルN1、N2に配管Hを介して接続される水供給設備Fにより構成される。
複数の散水ノズルN1は、この場合、汎用機器の8個の散水ノズルからなる。図6に示すように、これら8個の散水ノズルN1はそれぞれ、水を所定の粒径のミストにして噴射する形式として、加圧空気を使用せず、水供給設備Fの圧力(水圧)が5MPa、散水量が15L/分程度で、粒径100−300μmの微小な水粒子を横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射する形式の一流体ノズルで、この一流体ノズルが1個ずつ8本のアダプタP1に装着されて、8本のノズルユニットU1として構成される。この場合、各アダプタP1はパイプ材からなり、周面にノズル連結口を有し、両端にホース連結口を有し、各散水ノズルN1は水流入口が各アダプタP1のノズル連結口に連結されて各アダプタP1に連通される。また、この場合、各散水ノズルN1は各アダプタP1に周知のアタッチメント方式で着脱可能(取り替え可能)にかつ周知のボールジョイント方式などにより傾動可能(噴射角度を調整可能)に取り付けられる。なお、散水ノズルN1をアタッチメント方式とした場合、予め種々の噴射角度を付けた複数種類の散水ノズルN1を用意しておけば、散水ノズルN1は傾動可能に取り付けなくてもよい。
これらの散水ノズルN1はバックホウBのアームb1の先端(左右)両側又は破砕機aの後部(左右)両側に取り付けられることが好ましく、この場合、8本のノズルユニットU1、すなわち、8個の散水ノズルN1を装着された8本のアダプタP1がそれぞれ、外周フレームT1及び内周フレームT2からなる取付フレームTの外周フレームT1に装着されて、バックホウBのアームb1の先端に、破砕機aに近接して、破砕機aの動き(前後方向の回動)に追随可能に取り付けられ、各散水ノズルN1がアームb1の先端正面付近、先端両側面の前部付近、中間部付近、後部付近、先端背面付近に配置される。
そして、各散水ノズルN1は傾動可能になっていることで、各散水ノズルN1のミストの噴射方向(噴射角度)に自由度を有しており、破砕機aの大きさや形状に合わせて、ミストの噴射方向が適宜調整される。この場合、バックホウBのアームb1の先端正面の散水ノズルN1は破砕機aの正面に沿って破砕機aの先端方向に略扇形のミストを噴射可能にミストの噴射方向を調整され、バックホウBのアームb1の先端両側面の前部の各散水ノズルN1は破砕機aの正面と側面との間に斜めに破砕機aに沿って破砕機aの先端方向に略扇形のミストを噴射可能にミストの噴射方向を調整され、中間部の各散水ノズルN1は破砕機aの各側面に沿って破砕機aの先端方向に略扇形のミストを噴射可能にミストの噴射方向を調整され、後部の各散水ノズルN1が破砕機aの側面と後面との間に斜めに破砕機aに沿って破砕機aの先端方向に略扇形のミストを噴射可能にミストの噴射方向を調整され、バックホウBのアームb1の先端背面の散水ノズルN1は破砕機aの背面に沿って破砕機aの先端方向に略扇形のミストを噴射可能にミストの噴射方向を調整される。
なお、各アダプタP1のホース連結口間は配管hとしてホースが接続され、これらのホースhに水を供給する給水ホースHがバックホウBの後部へ延ばされる(図5参照)。
複数の補給散水ノズルN2は、この場合、汎用機器の2個の散水ノズルからなる。図6に示すように、これら2個の補給散水ノズルN2は、水を所定の粒径のミストにして噴射する形式として、加圧空気を使用し、水供給設備Fの圧力(水圧)が散水ノズルN1の場合よりも少し低圧で、粒径20−100μmの超微小な水粒子を略充円錐形噴霧パターンで噴射する形式の二流体ノズルで、この二流体ノズルが1個ずつ2本のアダプタP2に装着されて、2本のノズルユニットU2として構成される。この場合、各アダプタP2は、パイプ材からなり、周面にノズル連結口を有し、両端にホース連結口を有し、各補給散水ノズルN2は水流入口が各アダプタP2周面のノズル連結口に連結されて各アダプタP2に連通される。また、この場合、各補給散水ノズルN2は各アダプタP2に周知のアタッチメント方式で着脱可能(取り替え可能)にかつ周知のボールジョイント方式などにより傾動可能(噴射角度を調整可能)に取り付けられる。なお、補給散水ノズルN2をアタッチメント方式とした場合、予め種々の噴射角度を付けた複数種類の補給散水ノズルN2を用意しておけば、補給散水ノズルN2は傾動可能に取り付けなくてもよい。
これらの補給散水ノズルN2はバックホウBのアームb1の先端(左右)両側又は破砕機aの後部(左右)両側に取り付けられることが好ましく、この場合、2本のノズルユニットU2、すなわち、1個の補給散水ノズルN2を装着された2本のアダプタP2がそれぞれ、取付フレームTの内周フレームT2に装着されて、バックホウBのアームb1の先端に、破砕機aの周囲に近接して、破砕機aの動き(前後方向の回動)に追随可能に取り付けられ、各補給散水ノズルN2がアームb1の先端正面付近及び背面付近に配置される。
そして、各補給散水ノズルN2は傾動可能になっていることで、各補給散水ノズルN2のミストの噴射方向(噴射角度)に自由度を有しており、破砕機aの大きさや形状に合わせて、ミストの噴射方向が適宜調整される。この場合、バックホウBのアームb1の先端正面付近の補給散水ノズルN2は破砕機aの正面に沿って破砕機aの先端方向に略充円錐形のミストを噴射可能にミストの噴射方向を調整され、バックホウBのアームb1の先端背面付近の補給散水ノズルN2は破砕機aの背面に沿って破砕機aの先端方向に充円錐形のミストを噴射可能にミストの噴射方向を調整される。
なお、図6に示すように、各アダプタP2のホース連結口間は配管hとしてホースが接続され、図5に示すように、これらのホースhに水を供給する給水ホースH1がバックホウBの後部へ延ばされる。また、各補給散水ノズルN2のエア供給口にはエア供給ホースH2が接続されて、このエア供給ホースH2がバックホウBの後部に延ばされる。この場合、これらのホースH1、H2はバックホウBの後部に搭載されたホース自動巻き取り機Rに巻き付けられて、給水ホースH1、エア供給ホースH2はそれぞれ、後述する施工現場に設置される水供給設備Fのポンプ、エア供給設備Cに接続され、各ホースH1、H2がバックホウBの動きに合わせてホース自動巻き取り機Rから自動的に巻き出し又は巻き取り可能になっている。
水供給設備Fは、図5に示すように、水を貯留する汎用機器の水タンクと、水タンクにホースを介して接続され、この水タンクの水を各散水ノズルN1及び各補給散水ノズルN2に所定の圧力で加圧送給する汎用機器のポンプと、各補給散水ノズルN2に所定の圧力でエアを送給するエア供給設備Cとして汎用機器のコンプレッサとを備え、この場合、これらの機器は施工現場に設置される。そして、この水供給設備Fのポンプ、コンプレッサにそれぞれ、既述のとおり、各散水ノズルN1及び各補給散水ノズルN2に接続され、バックホウB後部のホース自動巻き取り機Rに巻き取られて延ばされた給水ホースH1、エア供給ホースH2が接続されて、各散水ノズルN1及び各補給散水ノズルN2と水供給設備F、エア供給設備Cが連結される。なお、この場合も、この水供給設備Fから各散水ノズルN1及び各補給散水ノズルN2への水、エアの送給を、第1の実施の形態と同様の方式により、バックホウBの運転席でオペレータが手元のスイッチによりコントロールできるようにしてある。また、このスイッチに代えて、既述のとおり、スマートフォンを利用してもよい。
この水供給設備Fにより、各散水ノズルN1に水のみを所定の圧力及び流量で送給し、各補給散水ノズルN2に水とエアを所定の圧力及び流量で送給し、各散水ノズルN1から所定の高圧水でミストを噴出させ、各補給散水ノズルN2から所定の低圧水と高圧エアでミストを噴出させる。
このようにしてこの装置では、バックホウBにより構造物の解体や土壌の掘削などの施工を行う際に、バックホウBの運転席でオペレータが手元のスイッチをオン操作することにより、水供給設備Fから(作動状態のポンプにより水タンクから吸い上げられた)水が給水ホースH1を介してバックホウBのアームb1の先端正面付近、先端両側面で前部付近、中間部付近、後部付近、先端背面付近に取り付けられた破砕機a直上の8本のアダプタP1に所定の水圧で供給され、各アダプタP1の散水ノズルN1に流入して、8個の各散水ノズルNから粒径100−300μmの微小な水粒子が横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射され、これが破砕機aの周囲と破砕機aの刃先による施工位置の周囲との間で略八角柱状又は略八角錐状のミストm1のカーテンとなって破砕機aの周囲と破砕機aによる施工位置の周囲との間を取り囲む。そして、このミストm1のカーテンにより、このミストm1のカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、破砕機aによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵をミストm1のカーテンの内部に封じて、粉塵の飛散を抑制し、さらにこのミストm1のカーテンの内部で浮遊する粉塵をミストm1で吸着して、粉塵をミストm1とともに施工面に落下させる。これと同時に、水供給設備Fから水が給水ホースH1を介してバックホウBのアームb1の先端正面付近及び背面付近に取り付けられた破砕機a直上の2本のアダプタP2に所定の水圧で供給されて、各アダプタP2の各補給散水ノズルN2に流入するとともに、これら補給散水ノズルN2にそれぞれエア供給設備Cから送給されたエアがエア供給ホースH2を介して供給されて、水とエアが混合され、図7(B1)に示すように、バックホウBのアームb1の先端正面付近及び背面付近の各補給散水ノズルN2から粒径20−100μmの超微小な水粒子が略充円錐形噴霧パターンで噴射され、図7(B2)に示すように、このミストm2がミストm1のカーテンの中で略充円錐形に広がって粉塵を吸着し、粉塵とともに施工面に落下する。このように、この装置では、粒径の大小異なる2種類のミストm1、m2の組み合わせにより、粉塵の飛散を防止する。
なお、この作業中、散水が不要なときは、バックホウBのオペレータが手元のスイッチのオフ操作により、水供給設備Fから各散水ノズルN1への水の供給、水供給設備Fから各補給散水ノズルN2への水とエアの供給が即時停止される。
また、破砕機a直上の各散水ノズルN1及び各補給散水ノズルN2はミストの噴射方向が作業前に予め調整されているが、バックホウBによる作業内容や作業当日の風の状況に応じて、各散水ノズルN1、各補給散水ノズルN2のミストの噴射角度を微調整する必要があれば、各散水ノズルN1、各補給散水ノズルN2が各アダプタP1、P2にボールジョイント方式により傾動可能になっているので、バックホウBのオペレータが各散水ノズルN1、各補給散水ノズルN2のミストの噴射角度を適宜調整できる。
さらに、バックホウBによる施工作業に伴い散水ノズルN1、補給散水ノズルN2が破損したときは、散水ノズルN1、補給散水ノズルN2が各アダプタP1、P2にボールジョイント方式により着脱可能に取り付けられているので、バックホウBのオペレータが散水ノズルN1、補給散水ノズルN2を正常なものに即時取り替えることができる。
かくして、この装置により、上記(段落0018)の方法が具体化される。
以上説明したように、この方法及び装置によれば、第1の実施の形態と概ね同様の手法、構成については第1の実施の形態と概ね同様の効果を奏する上、この実施の形態では、散水ノズルN1の数を倍増した分だけ、粉塵の飛散抑制効果を大幅に増大させることができる。さらに、この方法及び装置では、複数の散水ノズルN1の内側に、水を圧縮空気と混合して各散水ノズルN1により噴射するミストの粒径よりも小さい所定の粒径のミストにして噴射する形式の補給散水ノズルN2を2個配置し、これら補給散水ノズルN2を給水ホースH1、エア供給ホースH2を介して水供給設備Fのポンプ、エア供給設備Cに接続して、施工に際し、各補給散水ノズルN2に水とエアを供給し、各補給散水ノズルN2からミストm2を各散水ノズルN1から噴射されるミストm1のカーテンの中に充円錐噴霧パターンで噴射し、ミストm2全体をミストm1のカーテンの中で広範囲に広がる充円錐状に形成し、この充円錐状のミストm2で破砕機aによる施工位置及びその周囲で発生し、ミストm1のカーテンの中で浮遊する粉塵を被包し吸着して落下させるので、粉塵の飛散抑制効果を、第1の実施の形態に比べて、飛躍的に向上させることができる。
なお、第1の実施の形態では水供給設備FがバックホウBに搭載され、第2の実施の形態では水供給設備Fが施工現場に搭載されるものとして例示したが、水供給設備FがバックホウBに搭載するか施工現場に設置されるかは任意である。
また、上記各実施の形態では、散水ノズルN1、補給散水ノズルN2がバックホウBのアームb1に取付金具や取付フレームにより取り付けられるものとしたが、これらのノズルN1、N2は取付架台に装着されて、施工現場に設置されてもよく、このようにしても上記と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、上記各実施の形態では、本発明を適用する建設機械としてバックホウ、バックホウの先端に装備される作業アタッチメントとして大割りタイプの破砕機(ニブラ)を例示したが、これに限定されるものではなく、他の各種の重機や他の各種作業アタッチメント(例えば、小割りタイプの破砕機(マグネット付きタイプを含む。)、ブレーカー、鉄筋切断機、マグネット、つくみ機、一般的な掘削・積み込み用のバケット(スケルトンタイプなどを含む。)、その他重機に設置できるすべてのもの)にも同様に適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
B 建設機械(バックホウ)
b1 アーム
a 作業アタッチメント(破砕機)
N1 散水ノズル(一流体ノズル)
P1 アダプタ
p10 本体
p11 ノズル連結口
U1 ノズルユニット
H1 配管(給水ホース)
F 水供給設備
N2 補給散水ノズル(二流体ノズル)
P2 アダプタ
U2 ノズルユニット
T 取付フレーム
T1 外周フレーム
T2 内周フレーム
h ホース
H2 エア供給ホース
C エア供給設備
R ホース自動巻き取り機

Claims (12)

  1. 建設機械により構造物の解体や、土壌の掘削などの施工を行う際に発生する粉塵の飛散を抑制する方法であって、
    前記建設機械に装備される作業アタッチメントの周囲に近接して水を所定の粒径のミストにして噴射する形式の複数の散水ノズルを配置し、前記各散水ノズルを配管を介して水供給設備に接続して、施工に際し、前記各散水ノズルに水を供給し、前記各散水ノズルにより、前記作業アタッチメントの周囲から前記作業アタッチメントによる施工位置の周囲に向けて、ミストを噴射することにより、前記作業アタッチメントの周囲と前記作業アタッチメントによる施工位置の周囲との間を、前記ミストのカーテンで取り囲み、前記ミストのカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、前記作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵を前記ミストのカーテンの内部に封じて、粉塵の飛散を抑制する、
    ことを特徴とする粉塵飛散抑制方法。
  2. 各散水ノズルからミストを横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射して、前記ミストのカーテン全体を略多角柱状又は略多角錐状に形成し、前記略多角柱状又は略多角錐状のミストのカーテンで作業アタッチメントの周囲と作業アタッチメントによる施工位置の周囲との間を取り囲む、請求項1に記載の粉塵飛散抑制方法。
  3. 複数の散水ノズルの内側に、水を圧縮空気と混合して前記各散水ノズルにより噴射するミストの粒径よりも小さい所定の粒径のミストにして噴射する形式の補給散水ノズルを併せて配置し、前記補給散水ノズルを配管を介して水供給設備に接続して、施工に際し、前記補給散水ノズルに水を供給し、前記補給散水ノズルにより、前記各散水ノズルから噴射されるミストのカーテンの中にミストを噴射し、作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生し、前記ミストのカーテンの中で浮遊する粉塵を前記ミストで吸着し落下させる、請求項1又は2に記載の粉塵飛散抑制方法。
  4. 補給散水ノズルからミストをミストのカーテンの中で広範囲に充円錐噴霧パターンで噴射して、ミスト全体を充円錐状に形成し、前記充円錐状のミストで前記ミストのカーテンの中で浮遊する粉塵を被包する、請求項3に記載の粉塵飛散抑制方法。
  5. 建設機械により構造物の解体や、土壌の掘削などの施工を行う際に発生する粉塵の飛散を抑制する粉塵飛散抑制装置であって、
    水を所定の粒径のミストにして噴射する形式で、前記建設機械に装備される作業アタッチメントの周囲に近接して配置され、ミストの噴射により、前記作業アタッチメントの周囲と前記作業アタッチメントによる施工位置の周囲との間に前記ミストのカーテンを形成し、前記ミストのカーテンの外部から内部への風の侵入を遮断するとともに、前記作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生する粉塵を前記ミストのカーテンの内部に封じる複数の散水ノズルと、
    前記各散水ノズルに配管を介して接続され、前記各散水ノズルに水を送給する水供給設備と、
    を備え、
    前記ミストのカーテンにより粉塵の飛散を防止する、
    ことを特徴とする粉塵飛散抑制装置。
  6. 各散水ノズルは加圧空気を使用せず粒径100−300μmの微小な水粒子を横に広がり厚みの薄い扇形噴霧パターンで噴射する一流体ノズルが採用される、請求項5に記載の粉塵飛散抑制装置。
  7. 水を圧縮空気と混合して、各散水ノズルから噴射するミストの粒径よりも小さい所定の粒径のミストにして噴射する形式で、前記各散水ノズルの内側に配置され、前記各散水ノズルから噴射されるミストのカーテンの中にミストを噴射して、作業アタッチメントによる施工位置及びその周囲で発生し前記ミストのカーテンの中で浮遊する粉塵をミストで吸着し落下させる補給散水ノズルを併せて備え、水供給設備及びエア供給設備に接続される、請求項5又は6に記載の粉塵飛散抑制装置。
  8. 補給散水ノズルは加圧空気を使用して粒径20−100μmの超微小な水粒子を充円錐形噴霧パターンで噴射する二流体ノズルが採用される、請求項7に記載の粉塵飛散抑制装置。
  9. 各ノズルはパイプからなるアダプタに装着されてノズルユニットとして構成され、前記各ノズルは前記アダプタに傾動可能に取り付けられる、請求項1乃至8のいずれかに記載の粉塵飛散抑制装置。
  10. 各ノズルはパイプからなるアダプタに装着されてノズルユニットとして構成され、前記各ノズルはアダプタに着脱可能に取り付けられる、請求項1乃至9のいずれかに記載の粉塵飛散抑制装置。
  11. 各ノズルは取付フレームに装着されて、建設機械に作業アタッチメントに近接して取り付けられる、請求項1乃至10のいずれかに記載の粉塵飛散抑制装置。
  12. 各ノズルは取付架台に装着されて、施工現場に設置される、請求項1乃至11のいずれかに記載の粉塵飛散抑制装置。
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