JP2011212090A - 仏壇 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の扉が収納できる機構を持つ仏壇は構造が複雑で収納容積が減少し保守点検が面倒であるのに対し、扉を内部に見映え良く収納でき収納容積が減少することなく保守点検も行いやすい仏壇を提供する。
【解決手段】前面が開口している箱状の本体と、閉じた時は前記開口を覆うと共に開いた時は本体に収納される観音開きの扉と、前記本体と扉をスライド自在に連結するスライド機構とからなる仏壇であって、前記スライド機構は前記本体の側板内面部に固定されたレール部材とレール部材上をスライド移動するスライド部材とからなり、前記扉の基部側内表面にスライド蝶番のヒンジ部が取り付けられると共に座金部が前記スライド部材に取り付けられることで前記扉は前記スライド機構に連結され、前記本体内部の奥行方向の略中央より奥側には前記扉がスライド移動する際に干渉しないように前記側板内面部から間隙を設けて配置されたスライド蝶番隠し部材を有する仏壇。
【選択図】 図7
【解決手段】前面が開口している箱状の本体と、閉じた時は前記開口を覆うと共に開いた時は本体に収納される観音開きの扉と、前記本体と扉をスライド自在に連結するスライド機構とからなる仏壇であって、前記スライド機構は前記本体の側板内面部に固定されたレール部材とレール部材上をスライド移動するスライド部材とからなり、前記扉の基部側内表面にスライド蝶番のヒンジ部が取り付けられると共に座金部が前記スライド部材に取り付けられることで前記扉は前記スライド機構に連結され、前記本体内部の奥行方向の略中央より奥側には前記扉がスライド移動する際に干渉しないように前記側板内面部から間隙を設けて配置されたスライド蝶番隠し部材を有する仏壇。
【選択図】 図7
Description
本発明は、前面に設けられた扉を開放時には内部に見映え良く収納でき、収納容積が減少することなく保守点検も行いやすい仏壇に関するものである。
仏壇は家庭内において故人となった親族や先祖を祀る祭礼用具であり、就寝時や留守の時以外は常時全面の扉を開放しているが、最近の住宅事情により仏壇を置くための仏間を設けることは難しく、居間や寝室等に家具と並べて配置せざるを得ないため、開放した扉が場所を取り隣接する家具の扉の開け閉めに不便であるという問題が生じる。
したがって、従来から開放した扉を仏壇内に収納する方法についても種々考えられており、例えば特許文献1の従来技術には、前面の開放された箱体(仏壇として使用)の左右各側面板の内面側近傍箇所のそれぞれに前後向きの仕切板を固設し、左右各側の仕切板とこれの外側にある側面板との間を扉収納空間となし、これら左右の各扉収納空間内の側面板内面に、係着具を介して、箱体の前面開口を閉鎖するための左右一対の扉体のうち対応する側のものをこれの対応する扉収納空間内への収納移動可能に装着してなる扉収納空間付収納箱がある。
この収納箱においては、扉収納空間内の係着具に不具合が生じたとき、これを容易に修理したり交換することができない等の問題が生じた。特許文献1の考案では、前面の開放された外箱体の内方の特定位置に、これの内巾寸法よりも適当に小さい外巾寸法となされ前面の開放された内箱体を取出し可能に内挿し、外箱体及び内箱体の左右各側の側面板間のそれぞれを扉収納空間となし、これら左右の各扉収納空間内の外箱体の側面板内面に、係着具を介して、外箱体及び内箱体の前面開口を閉鎖するための左右一対の扉体のうち対応する側のものをこれの対応する扉収納空間内への収納移動可能に装着することでこの問題を解決した。
特許文献1では、外箱体から内箱体を一時的に抜き出して係着具の保守点検、修理、交換等の作業を容易に行える半面、収納箱が二重構造になって複雑になり、箱が二重になった分だけ収納容積が減少し、さらに壊れやすい装飾部材が多く配置された仏壇では内箱体を動かす際には装飾部材を取外して作業しなければならず、非常に面倒である。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、前面に設けられた扉を開いた時には内部に見映え良く収納でき、収納容積が減少することなく保守点検も行いやすい仏壇を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、請求項1に係る仏壇の発明は、前面が開口している箱状の本体と、閉じた時は前記開口を覆うと共に開いた時は本体に収納される観音開きの扉と、前記本体と扉をスライド自在に連結するスライド機構とからなる仏壇であって、前記スライド機構は前記本体の側板内面部に固定されたレール部材とレール部材上をスライド移動するスライド部材とからなり、前記扉の基部側内表面にスライド蝶番のヒンジ部が取り付けられると共に座金部が前記スライド部材に取り付けられることで前記扉は前記スライド機構に連結され、前記本体内部の奥行方向の略中央より奥側には前記扉がスライド移動する際に干渉しないように前記側板内面部から間隙を設けて配置されたスライド蝶番隠し部材を有することを特徴とする。
請求項2に係る仏壇の発明は、請求項1に記載のスライド蝶番隠し部材の背面部に照明装置を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る仏壇の発明は、請求項2に記載のスライド蝶番隠し部材が、側面部と背面部がL字状に連結され、前記側面部の一端部と前記背面部の一端部を結ぶ正面部が曲面状であることを特徴とする。
請求項1に係る発明の仏壇は、前面が開口している箱状の本体と、閉じた時は前記開口を覆うと共に開いた時は本体に収納される観音開きの扉と、前記本体と扉をスライド自在に連結するスライド機構とからなる仏壇であって、前記スライド機構は前記本体の側板内面部に固定されたレール部材とレール部材上をスライド移動するスライド部材とからなり、前記扉の基部側内表面にスライド蝶番のヒンジ部が取り付けられると共に座金部が前記スライド部材に取り付けられることで前記扉は前記スライド機構に連結され、前記本体内部の奥行方向の略中央より奥側には前記扉がスライド移動する際に干渉しないように前記側板内面部から間隙を設けて配置されたスライド蝶番隠し部材を有するので、箱状本体の収納容量を減らすことなく扉を収納することが可能であると共に、仏壇のように扉を開放し中が見える状態で使用する場合においてもスライド機構や蝶番等を隠すことができ見映えの良い外観を提供することができる。さらに、スライド蝶番隠し部材を取外すことでに保守点検も容易に行うことができる。
請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明の仏壇のスライド蝶番隠し部材の背面部に照明装置を設けたことで、照明装置は直接見えることがないので本体内部の見映えが良くなると共に、厳粛な雰囲気を醸しだすためにあまり照明を明るくすることはできずに暗くなる仏壇内部の奥の部分を重点的に照らすことができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のスライド蝶番隠し部材が、側面部と背面部がL字状に連結され、前記側面部の一端部と前記背面部の一端部を結ぶ正面部が曲面状であるので、スライド蝶番隠し部材として本体内部に自立させることができると共に曲面状に形成されており、本体内部の手前側に仏具を置いても邪魔になり難く、さらには、背面部からの照明が曲面板に反射して仏壇内部を間接的に柔らかく照らすことができる。
以下、本発明の実施形態について、図1から図9を用いて説明する。もちろん本発明は前記図面及び本実施形態の記載内容に限られるものではない。
図1は本発明の仏壇Aの外観を示す正面図であり、本体Bと左右に開放する観音開きの扉6とキャスター82により移動自在の椅子8からなり、上方には2箇所の上部収納7が設けられている。図2は仏壇Aに設けられた観音開きの扉6を左右に開放し椅子8を外した状態を示した正面図であり、本体内部1に祭壇が配置されている。本体内部1の左右には一対のスライド蝶番隠し部材2が設けられる。スライド蝶番隠し部材2の背面部21には照明器具9が設けられ、本体内部1の表面側上部に設けた上枠12のスイッチ92により操作する。
祭壇の下方には可動自在の引出し11からなる飾りスペース10が設けられている。引出し11の前面と天板12は透光性を有する板からなるので、引出し11に故人の遺品や記念品を飾ることができ故人を偲ぶことができると共に、ほこり等によって汚れることがなく、祭壇に仏飯や仏花を供える際に飾り物に触れて倒したりすることがない。また。祭壇の下方に故人の遺品や記念品を見ながらお参りができ、より故人を偲ぶことができる。図示しないが、祭壇には仏像や掛軸等の本尊や位牌を安置する他に、花立、燭台、香炉、茶湯器、リンなどの仏具が必要に応じて配置される点は従来の仏壇と変わらない。
本体Bの下方には引出し自在のカウンター4、下部収納5(本実施形態では引出し)が設けられる。椅子8を引き出すと椅子収納部83は仏壇に向かって座った時の足を入れるスペースとなっているが、この奥の部分に収納を設けても良い。背板84は椅子を収納した際には図1に示すように仏壇Aと一体化し外観は一般の家具と変わらずリビングに並べても違和感はない。
図3に示すスライド機構3は、側板内面部に奥行方向に固定されたレール部材31とレール部材上をスライド移動するスライド部材32とからなり、扉6の基部側内表面61にスライド蝶番33のヒンジ部35が取り付けられると共に座金部34がスライド部材32に取り付けられることで、扉6はスライド機構3に連結される。これによって、扉6はスライド自在にレール部材31に沿って移動しスライド蝶番33の作用も伴なって、扉を閉じた状態から正面方向に全開し本体内部1にスムーズに収納される。レール部材31は本例では上下2箇所に設けられているが、上下又は中央の1箇所でもかまわない。本例では上下のスライド部材32が連結材36で連結され上下の動きが同調するので、よりスムーズに移動させることができる。図4〜8にもこれらの状況を見ることができる。
図4〜6は上部収納を取り除いて本体内部1の構造を上から見た平面図である。図4は扉6を収納した状態、図5は片側の扉6を引き出した状態、図6は扉6で開口を閉じた状態を示す。スライド蝶番隠し部材2は、本体内部1の左右に扉6がスライド移動する際に干渉しないように側板内面部13aから間隙を設けて配置されている。仏壇のように扉6を開放し中が見える状態で使用する場合においても、スライド蝶番隠し部材2を設けることでスライド機構3やスライド蝶番33を隠すことができ見映えの良い外観を提供することができる。
スライド蝶番隠し部材2は図9に示すように側面部22と背面部21がL字状に連結されているので自立させることができ、側面部22の一端部と背面部21の一端部を結ぶ正面部20が曲面状になっているので、本体内部1に配置した場合、奥行方向の手前は幅が薄く形成され、手前側に仏具を置いても邪魔になり難い。また、スライド蝶番隠し部材2は、容易に取外すことができるので、スライド機構3の保守点検、修理、交換等の作業を容易に行うことができる。
背面側に照明器具9が設けられているので、直接見えることがなく本体内部の見映えが良くなると共に、仏壇は厳粛な雰囲気を醸しだすためにあまり照明を明るくしないため、暗くなりがちな仏壇内部の奥の部分を重点的に照らすことができる。また、スライド蝶番隠し部材2は正面部20が曲面状になっており照明器具9が発する光が曲面で乱反射し、柔らかな光となると共に仏壇内部を隈なく照らすことができる。本例の照明器具9は省スペースで明るく熱も発生し難い縦長のLEDを用いているが、蛍光灯やその他の照明器具を用いても良い。
スライド機構により扉を本体内部に収納でき、スライド蝶番隠し部材を本体内部の左右に設けることで、扉を開いた時には内部の見映えが良く、保守点検も行いやすい仏壇を提供することができるので、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
A 仏壇
B 本体
1 本体内部
10 飾りスペース
2 スライド蝶番隠し部材
20 正面部
21 背面部
22 側面部
3 スライド機構
31 レール部材
32 スライド部材
33 スライド蝶番
4 カウンター
5 下部収納
6 扉
7 上部収納
8 椅子
9 照明器具
B 本体
1 本体内部
10 飾りスペース
2 スライド蝶番隠し部材
20 正面部
21 背面部
22 側面部
3 スライド機構
31 レール部材
32 スライド部材
33 スライド蝶番
4 カウンター
5 下部収納
6 扉
7 上部収納
8 椅子
9 照明器具
Claims (3)
- 前面が開口している箱状の本体と、閉じた時は前記開口を覆うと共に開いた時は本体に収納される観音開きの扉と、前記本体と扉をスライド自在に連結するスライド機構とからなる仏壇であって、前記スライド機構は前記本体の側板内面部に固定されたレール部材とレール部材上をスライド移動するスライド部材とからなり、前記扉の基部側内表面にスライド蝶番のヒンジ部が取り付けられると共に座金部が前記スライド部材に取り付けられることで前記扉は前記スライド機構に連結され、前記本体内部の奥行方向の略中央より奥側には前記扉がスライド移動する際に干渉しないように前記側板内面部から間隙を設けて配置されたスライド蝶番隠し部材を有することを特徴とする仏壇。
、 - スライド蝶番隠し部材の背面部に照明装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の仏壇
- スライド蝶番隠し部材は側面部と背面部がL字状に連結され、前記側面部の一端部と前記背面部の一端部を結ぶ正面部が曲面状であることを特徴とする請求項2に記載の仏壇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010080939A JP2011212090A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 仏壇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010080939A JP2011212090A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 仏壇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011212090A true JP2011212090A (ja) | 2011-10-27 |
Family
ID=44942506
Family Applications (1)
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JP2010080939A Pending JP2011212090A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 仏壇 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011212090A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106037432A (zh) * | 2016-08-01 | 2016-10-26 | 魏成安 | 烧纸祭奠机 |
WO2020085043A1 (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | スガツネ工業株式会社 | 扉開閉装置及びヒンジ |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010080939A patent/JP2011212090A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106037432A (zh) * | 2016-08-01 | 2016-10-26 | 魏成安 | 烧纸祭奠机 |
WO2020085043A1 (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | スガツネ工業株式会社 | 扉開閉装置及びヒンジ |
CN112840095A (zh) * | 2018-10-23 | 2021-05-25 | 世嘉智尼工业株式会社 | 门扇开闭装置和合页 |
US11384581B2 (en) | 2018-10-23 | 2022-07-12 | Sugatsune Kogyo Co., Ltd. | Door opening/closing apparatus and hinge |
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