JP2011167410A - 仏壇 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の仏壇では、故人の遺品や記念品を仏壇内に飾ることができないので、仏壇としての機能を損なわずに飾りスペースを設け、意匠性にも優れた仏壇を提供する。
【解決手段】仏壇本体Bの内部に設けられる祭壇部1と祭壇部1の左右及び又は上方に配置する飾りスペース2とで構成され、飾りスペース2として透光性を有する棚板21を設けることで、厳粛な雰囲気を醸しだすために、あまり照明を明るくすることはできず暗くなりがちな仏壇内においても棚板21による影ができず、照明器具31で照らした際も光が棚板21で遮られることがないので、仏壇内が明るくできる。
【選択図】 図3
【解決手段】仏壇本体Bの内部に設けられる祭壇部1と祭壇部1の左右及び又は上方に配置する飾りスペース2とで構成され、飾りスペース2として透光性を有する棚板21を設けることで、厳粛な雰囲気を醸しだすために、あまり照明を明るくすることはできず暗くなりがちな仏壇内においても棚板21による影ができず、照明器具31で照らした際も光が棚板21で遮られることがないので、仏壇内が明るくできる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、故人の遺品や記念品を飾ることができる飾りスペースを設けた仏壇に関するものである。
仏壇は家庭内において故人となった親族や先祖を祀る祭礼用具であり、宗派によって様々な形態が見られるが、概ね、箱状の仏壇本体と仏壇本体の前面に設けられた折戸とから構成され、仏壇本体の内部には仏像や掛軸等の本尊や位牌を安置し、花立、燭台、香炉、茶湯器、リンなどの仏具を飾り、内部は彫刻等で装飾し荘厳な雰囲気を醸し出す。
最近では先祖代々をお祀りするというよりは、親や配偶者等の身近な故人を偲びたいと考える人も増えたが、故人の遺品等を仏壇に飾りたいと考えても仏壇内部に空いた場所はほとんどなく、写真を飾る程度である。
特許文献1には、須弥壇の一部を取外して祭壇の内部に収納空間を有し、故人の遺品や記念品を収納することで仏情感を高めると共に容易に出し入れができる仏壇が開示されている。
しかし、特許文献1では仏壇の外形だけでなく内部についても通常の仏壇と変わらず、祭壇の内部に出し入れ容易に故人の遺品や記念品を収納することができるよう収納部を設けただけのものであって、故人を偲ぶために故人の遺品や記念品を仏壇内部に飾りたいという要望を満たすことはできない。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、故人の遺品や記念品を飾ることができる飾りスペースを設けると共に仏壇としての機能を損なわず意匠性にも優れた仏壇を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、請求項1に係る仏壇の発明は、仏壇本体の内部に設けられる祭壇部と祭壇部の左右及び又は上方に配置する飾りスペースとで構成され、飾りスペースが透光性を有する棚板からなることを特徴とする。
請求項2に係る仏壇の発明は、仏壇本体の内部に設けられる祭壇部と祭壇部の下方に配置する飾りスペースからなり、飾りスペースは前後に可動自在の引出しからなり、祭壇部の底板兼引出しの天板は透明板であることを特徴とする。
請求項3に係る仏壇の発明は、請求項1又は2に記載の仏壇本体の内部には祭壇部及び飾りスペースを照らす照明器具を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、仏壇本体の内部に設けられる祭壇部と祭壇部の左右及び又は上方に配置する飾りスペースとで構成されるので、従来の仏壇とは違って、仏壇内部の仏具等が邪魔になることなく仏壇としての機能を保持しながら、故人の遺品や記念品を飾ることができ故人を偲ぶことができる。また、飾りスペースが透光性を有する棚板からなるので、厳粛な雰囲気を醸しだすために、あまり照明を明るくすることはできず暗くなりがちな仏壇内においても棚板による影ができず、照明で照らした際も光が棚板で遮られることがないので、仏壇内が明るくでき棚に飾った故人の遺品や記念品もはっきりと見ることができる。
請求項2に係る発明は、仏壇本体の内部に設けられる祭壇部と祭壇部の下方に配置する飾りスペースからなり、飾りスペースは前後に可動自在の引出しからなるので、請求項1と同様に飾りスペースに故人の遺品や記念品を飾ることができ故人を偲ぶことができると共にほこり等によって汚れることがなく、祭壇部に仏飯や仏花を供える際に飾り物に触れて倒したりすることがない。また、祭壇部の底板(引出しの天板)は透光性を有する板であるので、祭壇部の下方に故人の遺品や記念品を眺めることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の仏壇本体の内部には祭壇部及び飾りスペースを照らす照明器具を設けることで、飾られた故人の遺品や記念品をよりはっきりと見える。
以下、本発明の実施形態について、図1から図9を用いて説明する。もちろん本発明は前記図面及び本実施形態の記載内容に限られるものではない。
図1は本発明の仏壇Aの外観を示す正面図であり、仏壇本体Bと左右に開放する一対の折戸6とキャスター82により移動自在の椅子81からなり、上方には2箇所の上部収納7が設けられている。図2は仏壇Aに設けられた一対の折戸6を左右に開放し椅子81を外した状態を示しており、仏壇本体Bの内部に設けられる祭壇部1の左右に飾りスペース2が配置されている。祭壇部1の上方には照明器具31が2箇所設けられ、まぶしくないように透明で薄い色の付いたガラス板が上下方向にわずかな隙間を開けて重ねられた間接照明となっている。また、祭壇部1の下方には引出し自在のカウンター4、下部収納5(本実施形態では引出し)が設けられる。なお、飾りスペース2は祭壇部1の左又は右の一箇所だけに設けても良い。
図3は前記仏壇Aの内部を示しており、中央の祭壇部1には仏像や掛軸等の本尊や位牌を安置し、花立、燭台、香炉、茶湯器、リンなどの仏具が必要に応じて配置される。祭壇部1の横には飾りスペース2が配置されており故人の遺品や記念品等、通常の仏壇では置きにくい飾り物が見やすいように飾られる。飾りスペース2の形状については特定しないが、飾り物の大きさに応じてスペースの大きさが変えられる取外し及び固定が自在の棚板21が用いられる。本実施形態では棚板21を支持するために多数の溝を設けたL字状支持部材22の所望の溝に棚板21を挿入して飾りスペース2を形成する。
仏壇内部の祭壇部1及び飾りスペース2は照明器具31で照らされる。仏壇内部は厳粛な雰囲気を醸しだすために、あまり照明を明るくすることはできない。一方で棚を多用すると特に下方は光が遮られ棚の影になったりするので、少ない光で全体を隈なく照らすためには透光性を有する棚板を用いることが好ましい。
本実施形態の仏壇Aは図4に示すように、使用時には仏壇本体Bの下部の椅子収納部83に収納されている椅子81を引出し、カウンター4を引き出し線香立てやリン、写真等を配置し、椅子に座り礼拝する。カウンター4を閉め椅子81を椅子収納部83に収納すると背板部分84が仏壇本体Bと一体化し、折戸6を閉めると図5に示すように外観は一般的な収納家具と見分けがつかず、収納家具の一部として薄型テレビと共にリビングに並べても違和感はないものである。
図6は別の実施形態の仏壇Aの扉を開けた状態を示す。祭壇部1の上方に飾りスペース2が配置されている以外は図2に示す実施形態と同様であり、外観も幅が狭くなった以外は図1に記載の形状と同様である。
図7は前記仏壇Aの内部を示しており、上方の飾りスペース2は3枚の棚板21で構成されている。棚板は固定式でも位置調整が可能な可動式でもかまわないが、透光性を有するものであることが好ましい。本実施形態では照明器具32は仏壇内部の天井面に1箇所設けられているが、飾りスペース2を祭壇部1の上方に設けていても、下段の棚板21に飾った物や祭壇部1は棚板21が透光性を有するので光が遮られ棚の影になったり暗くて見え難いということがない。なお、図2の仏壇Aは飾りスペース2を祭壇部1の左右に、図6は上方に配置したものであるが、左右及び上方の両方に配置させても良い。
図8はさらに別の実施形態の仏壇Aの扉を開けた状態を示す。祭壇部1の下方に飾りスペース2が、左右には照明器具付き化粧部材9が配置され、縦長の照明器具33による間接照明で仏壇内部を照らしている。
図9は前記仏壇Aの内部を示しており、下方の飾りスペース2は前後に可動自在の引出し23からなり(図10は引出しを開けた状態を示す)、その前面部と祭壇部の底板25(引出し部分の天板でもある)は透光性を有する板からなるので、引出し23に故人の遺品や記念品を飾ることができ故人を偲ぶことができると共に、ほこり等によって汚れることがなく、祭壇部に仏飯や仏花を供える際に飾り物に触れて倒したりすることがない。また。祭壇部の下方に故人の遺品や記念品を見ながらお参りができ、より故人を偲ぶことができる。
左右に配置された照明器具付き化粧部材9は仏壇内部の奥側で曲面を形成しているので、縦長の照明器具33が発する光が曲面で乱反射し、柔らかな光となると共に仏壇内部を隈なく照らすことができ飾りスペース2に飾った故人の遺品や記念品もはっきりと見える。照明器具33は縦長で発光できるようにLEDや蛍光灯を用いる。
以上、3つの実施形態について説明したが、これらに限定されるものではない。また、透光性を有する棚板21、底板25はガラス、樹脂(アクリル、塩ビ、ポリカーボネート、ABS等)が用いられ、無色あるいは淡色の板が用いられる。
祭壇部の左右及び又は上方あるいは下方に飾りスペースを配置しているので、遺品や記念品を見て故人を偲ぶことができると共に仏壇としての機能を損なわず意匠性にも優れた仏壇を提供することができ、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
A 仏壇
B 仏壇本体
1 祭壇部
2 飾りスペース
21 棚板
22 L字状支持部材
23 引出し
25 祭壇部底板
31、32、33 照明器具
4 カウンター
5 下部収納
6 折戸
7 上部収納
81 椅子
9 照明器具付き化粧部材
B 仏壇本体
1 祭壇部
2 飾りスペース
21 棚板
22 L字状支持部材
23 引出し
25 祭壇部底板
31、32、33 照明器具
4 カウンター
5 下部収納
6 折戸
7 上部収納
81 椅子
9 照明器具付き化粧部材
Claims (3)
- 仏壇本体の内部に設けられる祭壇部と祭壇部の左右及び又は上方に配置する飾りスペースとで構成され、飾りスペースが透光性を有する棚板からなることを特徴とする仏壇。
- 仏壇本体の内部に設けられる祭壇部と祭壇部の下方に配置する飾りスペースで構成され、飾りスペースは前後に可動自在の引出しからなり、祭壇部の底板は透光性を有する板であることを特徴とする仏壇
- 仏壇本体の内部には祭壇部及び飾りスペースを照らす照明器具を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の仏壇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010035177A JP2011167410A (ja) | 2010-02-19 | 2010-02-19 | 仏壇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010035177A JP2011167410A (ja) | 2010-02-19 | 2010-02-19 | 仏壇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011167410A true JP2011167410A (ja) | 2011-09-01 |
Family
ID=44682142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010035177A Pending JP2011167410A (ja) | 2010-02-19 | 2010-02-19 | 仏壇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011167410A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3076886U (ja) * | 2000-10-10 | 2001-04-20 | 株式会社三村松 | 仏 壇 |
JP2005176931A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Masahito Takimoto | 祭壇 |
JP2007061459A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Hoka Kogei Kk | 仏壇 |
JP3132640U (ja) * | 2004-11-18 | 2007-06-14 | 株式会社八木研 | 仏壇内および家具内に設置される雛壇組立構造体 |
-
2010
- 2010-02-19 JP JP2010035177A patent/JP2011167410A/ja active Pending
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