JP3162031U - 仏壇及び仏壇装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】仏壇全体がコンパクト化となっても、使用時に相応の形態を得ることのできる新規な構造の仏壇及び仏壇装置を提案する。【解決手段】仏壇を、前面が開口した箱体で、内部面に装飾を施した内箱体1と、前面及び背面が開口し且つ前記内箱体に密嵌し前面へのスライドが可能な枠体で、前面に両開きの扉3を付設すると共に、枠内面及び扉3の内面に装飾を施した外枠体2とで構成した。この仏壇を、内箱体1の背面が凹部の奥面に係止され、外枠体2の両開き扉3が前記垂直面9と面一となって嵌入し、外箱枠体2が壁面から突出してスライドするようにした。【選択図】 図4
Description
本考案は、奥行を浅くした状態でコンパクトに収納でき、使用時には、相応の奥行を得ることのできる仏壇に関するものである。
マンション、アパート等に居住している場合には、大きなスペースが必要となる仏壇を設置することが困難となっている。
そこで近年の住宅事情を鑑み、例えば、特開2004−290638号公報では、複数の箱体を多重構造にした仏壇が開示され、内部の箱体がスライドして前方への突出を可能にし、最内部の箱体の前面に仏壇の扉を装着した構成としている。
そこで近年の住宅事情を鑑み、例えば、特開2004−290638号公報では、複数の箱体を多重構造にした仏壇が開示され、内部の箱体がスライドして前方への突出を可能にし、最内部の箱体の前面に仏壇の扉を装着した構成としている。
また、実開平07−9192号公報では、前面が開口した箱体で、前倒扉を備えると共に、奥面板に適宜な装飾棚部を設けて内部に所定の装飾を施した外箱と、前面及び背面が開口し且つ前記外箱に密嵌する箱枠体で、前面に適宜な装飾を施した両開きの中扉を付設した内箱との二重構造とし、内箱が前面に突出可能にスライドすることが開示されている。
さらに、登録実用新案第3117807号公報には、仏壇を収容する前面扉を有する箱体であって、箱体の前面へ突出してスライド可能な台を設けたことが開示されている。
仏壇全体をミニ化するとなれば、横幅と奥行きを狭めることが避けられず、小型化に応じて仏壇が貧弱となり、宗教的荘厳さも減殺されることは否めない。
そこで本考案は、仏壇全体がコンパクト化となっても、使用時に相応の形態を得ることのできる新規な構造の仏壇及び仏壇装置を提案するものである。
そこで本考案は、仏壇全体がコンパクト化となっても、使用時に相応の形態を得ることのできる新規な構造の仏壇及び仏壇装置を提案するものである。
本考案の請求項1の仏壇は、前面が開口した箱体で、内部面に装飾を施した内箱体と、前面及び背面が開口し且つ前記内箱体に密嵌し前面へのスライドが可能な枠体で、前面に両開きの扉を付設すると共に、枠内面及び扉の内面に装飾を施した外枠体とで構成したことを特徴とするものである。
本考案の請求項2の仏壇は、請求項1において、内箱体の前面上部に前指を設けると共に、この前指に隠れて後方の天面に照明具を取り付けたことを特徴とするものである。
本考案の請求項3の仏壇は、請求項1又は2において、内箱体内に載置台を設置したことを特徴とするものである。
本考案の請求項4の仏壇は、請求項1又は2において、内箱体内に上下を区分する仕切棚を横設し、下部室の奥に起倒可能なお供え台を有し、このお供え台は転倒時には前面へスライドした外枠体の下面を被覆することを特徴とするものである。
本考案の請求項5の仏壇装置は、部屋の垂直面に形成した凹部に請求項1乃至4の仏壇を、内箱体の背面が凹部の奥面に係止され、外枠体の両開き扉が前記垂直面と面一となって嵌入し、外枠体が垂直面から突出してスライドするようにしたことを特徴とするものである。
本考案の請求項1の仏壇は、使用時に外枠体が前方へスライドするため、奥行きが広くなり、荘厳さも発揮できる効果を得られ、内箱体に装飾・安置される仏具等は不動で安定した状態が保たれ、内箱体内面に施した装飾も影響を受けず、外枠体のスライドによる支障は全く発生しないものである。
また、外枠体の前面に両開きの扉を付設すると共に、枠内面及び扉の内面に装飾を施したため、仏壇として相応しい横幅と奥行きと内部空間を得られ、扉及び装飾を備えた形態を維持してコンパクト化を図ることができる効果を有する。
本考案の請求項2の仏壇は、請求項1の考案の効果に加え、内箱体の前面上部に前指を設けると共に、この前指に隠れて後方の天面に照明具を取り付けてあるから、照明具が前指に隠れて前面からは見えないと共に、内箱体は不動であるから電気コードも固定して配置でき、極めて体裁よく照明手段を装置できる効果を有する。
本考案の請求項3の仏壇は、請求項1又は2の考案の効果に加え、内箱体内に載置台を設置して仏具等の配置を立体的に壮麗なものとできる効果を得られる。
本考案の請求項4の仏壇は、請求項1又は2の考案の効果に加え、内箱体内を上下に区分する仕切棚を横設し、仕切棚上を固定的な仏具載置台と利用し、下部室の奥に起倒可能に設けたお供え台は、転倒時には前面へスライドした外枠体の下面を被覆して段差を無くするため、見栄えがよくなると共に、使い勝手も良好となる効果が得られる。
本考案の請求項5の仏壇装置は、請求項1乃至4の仏壇の効果に加え、部屋の垂直面に形成した凹部に請求項1乃至4の仏壇を、内箱体の背面を凹部の奥面に係止して固定し、外枠体の両開き扉が前記垂直面と面一となって嵌入され、外枠体が垂直面から突出してスライドするようにしたものであるから、仏壇の前面となる外枠体の扉が部屋の垂直面と一致して突出せずに設置できる効果がある。
また、内箱体の背面が凹部の奥面に固定されているため、外枠体の前面へのスライドや扉の開閉も容易に、周囲に支障なく行なえる効果も有する。
また、内箱体の背面が凹部の奥面に固定されているため、外枠体の前面へのスライドや扉の開閉も容易に、周囲に支障なく行なえる効果も有する。
本考案の実施の態様を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の仏壇の一実施の形態を示す斜視図、図2は図1における縦断側面図である。
図1は本考案の仏壇の一実施の形態を示す斜視図、図2は図1における縦断側面図である。
本考案の仏壇は、内箱体1と、内箱体1の前面側への突出が自在となるように内箱体1に嵌合した外枠体2とで構成される。
内箱体1と外枠体2とは緊密な嵌合状態であり、内箱体1の底面板10の裏面に前後方向へガイド溝11を形成すると共に、前端部近くにストッパー凹部12を設ける一方、外枠体2の下面板20の後端部に前記ガイド溝11及びストッパー凹部12に係合する三角バネ21を設けたものである。
内箱体1と外枠体2とは緊密な嵌合状態であり、内箱体1の底面板10の裏面に前後方向へガイド溝11を形成すると共に、前端部近くにストッパー凹部12を設ける一方、外枠体2の下面板20の後端部に前記ガイド溝11及びストッパー凹部12に係合する三角バネ21を設けたものである。
したがって、外枠体2が内箱体1に重合した状態又は前面へ突出した状態に於いては、何れかのストッパー凹部12に三角バネ21が嵌入して両者の逸脱を防止し、スライド時にはガイド溝11により適度な上下間隙の創出とガイド作用による滑らかな移動を促すものである。
ガイド溝11と三角バネ21は、内箱体1と外箱体2の底面板10と下面板20間に設けているけれど、内箱体1と外箱体2の天面板14と上面板22間にも設ければ、より滑らかにスライドさせることができる。
また、ストッパー凹部12は、ガイド溝11の後端部近くにも形成して重合時の嵌合状態への復帰を安定的に行なえるようにしてもよい。
また、ストッパー凹部12は、ガイド溝11の後端部近くにも形成して重合時の嵌合状態への復帰を安定的に行なえるようにしてもよい。
また、外枠体2は前面及び後面が開口した枠体であり、前面に両開きの扉3を付設し、枠本体の内面及び扉3の内面には装飾を施してある。
装飾は、例えば金箔を貼着し、或いは漆塗りやその他の着色手段で施し、さらに宗教的模様等を加飾してもよい。
装飾は、例えば金箔を貼着し、或いは漆塗りやその他の着色手段で施し、さらに宗教的模様等を加飾してもよい。
そして、扉3の表面は仏壇と認識できるような色彩・模様に限定されず、一般の家具調の色彩模様とすることも、設置する部屋や壁面或いは棚等との調和が保てる外観とすることもできる。
内箱体1は前面が開口した箱体で、開口面は内箱体1に嵌合した外枠体2の扉3で覆われ、その開閉によって内箱体1の内部が看取できる。
また、内箱体1の内部面には金箔張りその他の装飾等が施こされ、前面上部に前指4を渡設して設置すると共に、この前指4に隠れて後方側の天面に照明具5が取り付けられている。
また、内箱体1の内部面には金箔張りその他の装飾等が施こされ、前面上部に前指4を渡設して設置すると共に、この前指4に隠れて後方側の天面に照明具5が取り付けられている。
さらに、内箱体1の背面板13の裏面上部及び下部に吊下金具6、6を設け、背面板13の内部側には載置台7を突設して天面板14との間に宗教仏具を安置又は吊設(図示せず)すると共に、内部面には金箔を張設又はその他の手段で装飾を施すものである。
図3は、他の実施の形態を示す内箱体1の縦断側面図であり、内箱体1内に上下を区分する仕切棚8を横設し、仕切棚8の下部空間16には、起倒可能にお供え台17が下部側端を軸支して背面板13に沿って設けてある。
仕切棚8の上部空間15は宗教的仏具を安置又は吊設(図示せず)するのに利用する。
また、下部空間16はお供え物の載置部に利用し、お供え台17の転倒時に、前面へスライドした外枠体2の下面板20を被覆し、段差を無くして一枚板の台となって、見栄えがよくなると共に使い勝手も良好となるものである。
また、下部空間16はお供え物の載置部に利用し、お供え台17の転倒時に、前面へスライドした外枠体2の下面板20を被覆し、段差を無くして一枚板の台となって、見栄えがよくなると共に使い勝手も良好となるものである。
図4は、本考案の仏壇の使用の状態を示す縦断側面図である。
部屋の垂直面9に形成した凹部91に本考案の仏壇を、内箱体1の背面板13が凹部91の奥面92に係止して固定され、外箱体2の両開き扉3が前記垂直面9と面一となって凹部92に嵌入してある。
部屋の垂直面9に形成した凹部91に本考案の仏壇を、内箱体1の背面板13が凹部91の奥面92に係止して固定され、外箱体2の両開き扉3が前記垂直面9と面一となって凹部92に嵌入してある。
垂直面9は壁面に限定されず、壁面を形成する棚の一区画であってもよい。
内箱体1及び外枠体2の奥行きを、何れも10cm以下とすれば、通常の壁面厚内に凹部91を形成して本仏壇の収容が可能である。
内箱体1及び外枠体2の奥行きを、何れも10cm以下とすれば、通常の壁面厚内に凹部91を形成して本仏壇の収容が可能である。
また、凹部91の奥面92に固定した支持具93、93に、内箱体1の背面板13の裏面上部及び下部の吊下金具6、6が係合して吊り下げてあり、照明具5の電気コード51はこの係合間隙を利用して背面板13を通過させて配線すれば、前面からは照明具5と共に看取されず体裁が良い。
このように、仏壇の前面となる外枠体2の扉3が備え付けた部屋の垂直面9と面一となって突出せずに設置でき、使用時にはスライドして壁面から突出させて奥行きのある仏壇となり、内箱体1の背面板13が凹部91の奥面92に固定されているため、外枠体2の前面へのスライドや扉3の開閉も容易で、周囲に支障なく行なえるものとなる。
1 内箱体
2 外枠体
3 扉
4 前指
5 照明具
6 吊下金具
7 載置台
8 仕切棚
9 垂直面
11 ガイド溝
12 ストッパー凹部
15 上部空間
16 下部空間
17 お供え台
21 三角バネ
91 凹部
93 支持具
2 外枠体
3 扉
4 前指
5 照明具
6 吊下金具
7 載置台
8 仕切棚
9 垂直面
11 ガイド溝
12 ストッパー凹部
15 上部空間
16 下部空間
17 お供え台
21 三角バネ
91 凹部
93 支持具
Claims (5)
- 前面が開口した箱体で、内部面に装飾を施した内箱体と、前面及び背面が開口し且つ前記内箱体に密嵌し前面へのスライドが可能な枠体で、前面に両開きの扉を付設すると共に、枠内面及び扉の内面に装飾を施した外枠体とで構成したことを特徴とする仏壇。
- 内箱体の前面上部に前指を設けると共に、この前指に隠れて後方の天面に照明具を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の仏壇。
- 内箱体内に載置台を設置したことを特徴とする請求項1又は2記載の仏壇。
- 内箱体内に上下を区分する仕切棚を横設し、下部室の奥に起倒可能なお供え台を有し、このお供え台は転倒時には前面へスライドした外枠体の下面を被覆することを特徴とする請求項1又は2記載の仏壇。
- 部屋の垂直面に形成した凹部に請求項1乃至4の仏壇を、内箱体の背面が凹部の奥面に係止され、外枠体の両開き扉が前記垂直面と面一となって嵌入し、外枠体が垂直面から突出してスライドするようにしたことを特徴とする仏壇装置。
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JP2010003824U JP3162031U (ja) | 2010-06-07 | 2010-06-07 | 仏壇及び仏壇装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017023382A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | ヒガノ株式会社 | 埋め込み型仏壇 |
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2010
- 2010-06-07 JP JP2010003824U patent/JP3162031U/ja not_active Expired - Fee Related
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