JP6945961B2 - ミラーキャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具を備えるミラーキャビネットに関する。
従来から、照明器具を備えるミラーキャビネットが知られている。この種のミラーキャビネットを開示するものとして特許文献1や特許文献2がある。特許文献1には、ミラーキャビネットにおいて、収納部の開口を開閉するミラー扉と、隣り合う前記収納部を仕切る仕切り板と、隣り合う前記ミラー扉の間であって前記仕切り板の前面に設けた照明器具と、を備える構成が開示されている。特許文献2には、キャビネット本体と照明装置を備えるキャビネットにおいて、照明装置が、点光源と、この点光源が設けられた回路基板と、キャビネット本体に設けられた長尺な導光部材と、を有する構成が開示されている。
特開2015−104551号公報 特開2014−171805号公報
ところで、キャビネット本体の内部は板材によって覆われているため、ミラー扉を開けたときに周囲の状態によっては内部に光が届かないことがある。特許文献1では、隣り合うミラー扉の間であって仕切り板の前面にベース部を介して照明基板が固定されているものの、照明基板の光源の側方がベース部に覆われた状態となっており、キャビネット本体の内部を照明することが考慮されていなかった。特許文献2に開示される構成においても、導光部材を覆うホルダやベースによって照明装置の側方のほとんどが覆われた状態となっており、照明装置の光を利用してキャビネット本体の内部を明るくすることは困難であった。
本発明は、キャビネット本体に照明器具を取り付けるための構造において、キャビネット本体の正面側だけでなくキャビネット本体の内部も照らすことができる構成を提供することを目的とする。
本発明は、キャビネット本体(例えば、後述のキャビネット本体10)と、前記キャビネット本体の内部空間を開閉するミラー扉(例えば、後述のミラー扉7)と、前記キャビネット本体の正面側であって閉鎖位置の前記ミラー扉と隣り合わせとなる位置に配置される照明器具(例えば、後述の照明ユニット60)と、を備え、前記照明器具は、前記キャビネット本体側に固定され、光源(例えば、後述のLED素子62)が正面側に配置される照明基板(例えば、後述のLED基板61)と、透光性を有し、前記照明基板に配置される前記光源の正面及び側面を覆う照明カバー(例えば、後述の照明カバー70)と、を有するミラーキャビネット(例えば、後述のミラーキャビネット6)に関する。
前記照明器具は、閉鎖位置の前記ミラー扉の表面よりも背面側で前記キャビネット本体側に固定されることが好ましい。
前記照明カバーは、前記照明基板よりも背面側に配置され、前記キャビネット本体側に係合する係合部(例えば、後述の係合部75及び係合部175)を有することが好ましい。
前記キャビネット本体は、前記キャビネット本体の内部空間を区画する金属製の仕切り板(例えば、後述の仕切り板50)を有し、前記照明基板は、前記仕切り板の正面側に直接固定されることが好ましい。
本発明によれば、キャビネット本体に照明器具を取り付けるための構造において、キャビネット本体の正面側だけでなくキャビネット本体の内部も照らすことができる構成を提供できる。
本発明の一実施形態に係るミラーキャビネットが適用される洗面化粧台を示す斜視図である。 本実施形態のミラーキャビネットを示す平面図である。 本実施形態のキャビネット本体の内部を示す斜視図である。 本実施形態の天板を取り除いた状態の仕切り板に固定される照明ユニットを示す断面図である。 本実施形態の仕切り板及び照明ユニットの分解斜視図である。 本実施形態の照明カバー及びLED基板を示す拡大断面図である。 中央のミラー扉が開いた状態の本実施形態のキャビネット本体を示す斜視図である。 第1変形例の照明カバー及びLED基板を示す拡大断面図である。 第2変形例のミラーキャビネットを示す平面図である。 第2変形例の左右のミラー扉が開いた状態のミラーキャビネットを示す平面図である。 第2変形例の照明カバー及びLED基板を示す拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るミラーキャビネット6が適用される洗面化粧台1を示す斜視図である。なお、以下の説明において、単に左右方向といったときは、ミラーキャビネット6を正面から見たときの左右方向を示すものとする。
図1に示すように、本実施形態の洗面化粧台1は、洗面所等に設置されるものであり、床面に載置される洗面台2と、洗面台2の上方に配置されるミラーキャビネット6と、を主要な構成として備える。洗面台2の上部には洗面ボウル3が配置され、該洗面ボウル3には水栓4及びハンドル5が配置される。
ミラーキャビネット6は、キャビネット本体10と、キャビネット本体10の正面に取り付けられる複数のミラー扉7と、ミラー扉7の間に配置される複数の照明ユニット60と、照明ユニット60の点灯等を操作するリモコン120と、を備える。
本実施形態では、複数のミラー扉7は、中央に配置されるミラー扉7Cと、左右に配置されるミラー扉7L,7Rと、から構成される。そして、ミラー扉7Cは、その左右方向の長さがミラー扉7L,7Rよりも長く構成されている。また、複数の照明ユニット60は、ミラー扉7Lとミラー扉7Cの間に配置され、左側に位置する照明ユニット60Lと、ミラー扉7Cとミラー扉7Rの間に配置され、右側に位置する照明ユニット60Rと、から構成される。
キャビネット本体10の構造について説明する。図2は、本実施形態のミラーキャビネット6を示す平面図である。図3は、本実施形態のキャビネット本体10の内部を示す斜視図である。なお、図3では、キャビネット本体10の内部構造を示すため、ミラー扉7C,7L,7R、及びミラー扉7C,7L,7Rを支持開閉するための蝶番95(図7参照)の図示を省略している。
図2及び図3に示すように、キャビネット本体10は、背板11と、側板12と、天板14と、底板15(左側底板15L、中央底板15C及び右側底板15R)と、仕切り板50と、をキャビネット本体10の外形を形成する構成材として備える。
背板11は、キャビネット本体10の背面を形成する板材である。背板11の背面側が建築物の壁に対面し、正面側がミラーキャビネット6の収納空間の一部を形成する。側板12は、キャビネット本体10の左右両側にそれぞれ設けられ、キャビネット本体10の側面を形成する。天板14は、左右方向に延びる1枚の板材であり、キャビネット本体10の上面を形成する。
左側底板15Lと、中央底板15Cと、右側底板15Rと、の複数の板材によってキャビネット本体10の下面が形成される。左側底板15L及び右側底板15Rは、中央底板15Cよりも高い位置に配置される。本実施形態の右側底板15Rの下方には、内蔵コンセント20が配置される。内蔵コンセント20は、プラグ付きコード(図示省略)を介して外部電源に接続されている。内蔵コンセント20の正面側にはコンセント差込口が2箇所設けられる。
本実施形態では、キャビネット本体10の構成材のうち、外形を形成する背板11、側板12、天板14及び底板15が木製の材料で構成される。
仕切り板50は、キャビネット本体10の内部空間を複数に区画する板材である。本実施形態では、左側に配置される仕切り板50Lと、右側に配置される仕切り板50Rと、によってキャビネット本体10の内部空間が、左側収納部8L、中央収納部8C、右側収納部8Rの3つの空間に区画されている。なお、本実施形態のミラーキャビネット6は、左側収納部8L、中央収納部8C、右側収納部8Rを上下に更に区画する横仕切り板9を所定の位置にセットすることができる(図7の中央収納部8C参照)。
次に、仕切り板50の詳細な構成及び該仕切り板50に固定される照明ユニット60について説明する。図4は、本実施形態の天板14を取り除いた状態の仕切り板50Lに固定される照明ユニット60Lを示す断面図である。図5は、本実施形態の仕切り板50L及び照明ユニット60Lの分解斜視図である。
図4及び図5に示すように、仕切り板50は、中空部を有する細長の縦枠として形成される。本実施形態の仕切り板50は、アルミニウムの押出成形によって中空部を有するように製造されている。
仕切り板50は、背面側に位置する本体部51と、正面側に位置する照明取付部52と、から構成される。本体部51と照明取付部52は、一体的な部材であり、本体部51と照明取付部52の内側の空間は連通している。
本体部51の内側には、補強リブ40が形成される。補強リブ40は縦方向に延びており、本体部51の内側の空間を正面側と背面側に区画している。本実施形態の補強リブ40は、補強だけでなく、仕切り板50の中空部に配線される各種の配線の固定箇所としても機能する。
仕切り板50は、天板14及び背板11に固定される。本体部51の内側の正面側には、天板14から差し込まれるビス(図示省略)を固定するためのビス受け部55が2箇所形成される。
本体部51の背面側には、背板11側から差し込まれるビス30を固定するためのビス受け部56が形成される。ビス受け部56は、縦方向に延びるレール状に形成されており、上下方向に複数のビス30を差し込むことができる。本実施形態では、上下方向に所定の間隔をあけて4本のビス30が背板11側から仕切り板50の内側に挿通されている。ビス受け部56が縦方向にわたり形成されているので、縦方向の任意の位置にビス30を固定することができる。例えば、仕切り板50の中空部内に配置される部材を避けるようにビス30を配置することで、仕切り板50の中空部内に配置される部材とビス30の干渉を確実に避けることができる。
また、背板11は、その背面側であって仕切り板50に対応する位置に柱状部材31を有し、ビス30は該柱状部材31を貫通した上で背板11を貫通して仕切り板50に達している。キャビネット本体10に仕切り板50を固定するビス30は、ビス受け部55又はビス受け部56に差し込まれるので、後述の電源ユニット80に接続される各種配線がビス30に接触して損傷する事態が防止されている。
照明取付部52は、中央収納部8C側の本体部51から正面側に突出している。照明取付部52は、その正面側が平面状に形成されており、照明ユニット60の取付面57として機能する。取付面57の周囲には、照明カバー70を固定するための被係合部58が形成される。
照明ユニット60は、LED基板61と、照明カバー70と、上部キャップ76と、下部キャップ77と、を備えるライン照明である。
LED基板61は、細長に形成される電子部品である。LED基板61の正面には、その長手方向に沿って複数のLED素子62が間隔をあけて並列配置される。本実施形態のLED基板61は、コネクタ64によって複数の基板が上下方向に接続されて構成される。
LED基板61には、該LED基板61を照明取付部52の正面側に固定するためのビス締結箇所63が複数形成される。また、ビス締結箇所63は、LED基板61におけるLED素子62の間等、LED素子62が配置されていない場所に形成されるとともに、その形成される場所がLED基板61の長手方向に沿って直線状に並んでいる。
本実施形態では、LED基板61を貫通した状態でビス(図示省略)が照明取付部52に達することにより、ベース部を介することなく、LED基板61が直接的に照明取付部52に締結される。金属で構成される仕切り板50は、LED基板61の放熱部材としても機能する。
照明カバー70は、LED基板61を覆う細長のカバーである。照明カバー70は、光を拡散させる拡散材入りのポリカーボネートで構成されており、LED素子62からの光を拡散させる拡散部材としても機能する。本実施形態では、照明カバー70が照明ユニット60の光を発光する発光部となる。
図2に示すように、照明ユニット60Rの上部キャップ76Rにはリモコン120からの制御信号を受信する受信装置100が内蔵されている。一方、照明ユニット60Lの上部キャップ76Lには、受信装置100は内蔵されていない。本実施形態では、上部キャップ76Rは、上部キャップ76Lよりも正面側に突出しており、リモコン120からの制御信号を受信し易くなっている。
図4に示すように、下部キャップ77は、その上部が照明カバー70の内側に入り込むように構成される。これにより、下部キャップ77によって照明カバー70の下端を塞ぎつつ、照明ユニット60を正面側から見たときには当該下部キャップ77が外側から見え難くなる構成が実現されている。
次に、照明ユニット60L,60Rに電力を供給する電源ユニット80について説明する。本実施形態では、照明ユニット60L,60Rに電力を供給する電源ユニット80が、仕切り板50Lの中空部に内蔵される。
図5に示すように、仕切り板50Lの右側面には、2つの照明ユニット60L,Rに電力を供給するための電源ユニット80を固定する取付孔59が形成される。電源ユニット80は、直方体状に形成されるボックスタイプである。
電源ユニット80は、電源カバー81に固定されており、電源ユニット80と電源カバー81が一体的な部材となっている。
電源カバー81は、細長の板状部材であり、取付孔59よりも大きくなるように形成されている。電源カバー81の上部には、ビスを固定するための締結箇所85が形成されている。また、電源カバー81の下部には、取付孔59の下端に電源カバー81を係止するための係止部(図示省略)が複数形成されている。
電源ユニット80と電源カバー81が一体的な部材となっているので、電源カバー81を仕切り板50Lの取付孔59に固定するだけで電源ユニット80が仕切り板50の内側の適切な位置で収まるようになっている。本実施形態の電源ユニット80は、仕切り板50Lの内部において補強リブ40よりも背面側の空間に位置している。
なお、本実施形態の仕切り板50Rには、その中空部に電源ユニット80が配置されないため、仕切り板50Lに形成される取付孔59が省略されている。仕切り板50Rのそれ以外の構成については仕切り板50Lと同様の構成である。
次に、本実施形態の照明カバー70と、LED基板61やミラー扉7等の他の構成と、の位置関係について説明する。図6は、本実施形態の照明カバー70及びLED基板61を示す拡大断面図である。図6では、ミラー扉7Cが開いた状態を示し、閉鎖位置のミラー扉7Cを鎖線で示しており、下部キャップ77等、一部の図示を省略している。
照明カバー70は、その両側面71が左右方向を向く平面状になっており、正面側に延び出ている。両側面71の先端に断面形状が円弧状の曲面72が形成される。本実施形態の照明カバー70は、両側面71及び曲面72により、その断面形状が全体としてU字状になっている。照明カバー70は、の上側の端部及び下側の端部は開放される細長の形状であり、上側の端部には上部キャップ76が固定され、下側の端部には透光性の材料で構成される下部キャップ77が固定される。
本実施形態では、照明カバー70の先端部分が、閉鎖位置のミラー扉7の表面よりも正面側に突出している。本実施形態では、ミラー扉7の表面は鏡面となっており、鏡面よりも照明カバー70の曲面72部分が正面側に突出している。また、照明カバー70の側面71は、閉鎖位置のミラー扉7の端面に対面する位置になっている。
LED基板61は、照明カバー70の内側に配置される。LED基板61の正面側は曲面72の裏側に対面しており、左右方向を向く側の端面67が側面71の裏側に対面している。LED素子62は、LED基板61の正面側に設けられており、該LED素子62の正面及び側面が照明カバー70に覆われる状態になっている。
次に、照明カバー70と仕切り板50の接続構造について説明する。本実施形態では、照明カバー70の両側面71の端部に係合部75が形成される。
照明カバー70の係合部75は、照明カバー70の左右方向の内側に一度屈曲した後、外側に屈曲する断面略L字状に形成され、左右方向の外側を向く凹部となっている。一方、照明カバー70と係合する照明取付部52の被係合部58は、照明取付部52の左右方向の側面から正面側に延び出た後、左右方向の内側に突出する凸状に形成される。照明カバー70の係合部75が、照明取付部52の被係合部58に内側から嵌まり込むことにより、照明カバー70と仕切り板50が接続される。
照明カバー70の取付作業について説明する。照明カバー70は、照明取付部52の正面側から取り付けられる。係合部75は、その内側面がテーパ状になっているので、照明カバー70が奥側に押し込まれると、取付面57によって内側から外側に拡げられた状態となる。この状態で、照明カバー70を更に奥側に押し込むことによって係合部75が取付面57を乗り越え、復元力によって元の形状に戻る。照明カバー70がそこから更に奥側に押し込まれることによって係合部75と被係合部58が係合する。
照明取付部52の被係合部58が、照明カバー70の係合部75の外側に位置することにより、外部から受ける衝撃によって照明カバー70の係合部75が外側に外れようとしても、その動きが照明取付部52の被係合部58によって規制される。また、外部からの衝撃によって照明カバー70の係合部75が内側に移動しようとしても、照明取付部52によってその動きが規制される。本実施形態の接続構造により、照明カバー70が意図せず照明取付部52から外れる事態が効果的に防止されている。
照明カバー70は以上のように構成される。LED基板61が複数のビスによって照明取付部52に固定された状態で、照明取付部52の被係合部58に照明カバー70の係合部75が係合することで、照明ユニット60が仕切り板50に固定される。上部キャップ76は照明カバー70の上部をエンド部材としてカバーし、下部キャップ77は照明カバー70及び仕切り板50の下端をエンド部材としてカバーする。本実施形態では、下部キャップ77は、嵌合により照明カバー70及び仕切り板50に固定される。図1及び図3に示すように、照明ユニット60は、2枚の仕切り板50のそれぞれに固定される。
照明ユニット60L,60R、電源ユニット80及び受信装置100は電気的に接続されている。本実施形態では、リモコン120によって照明ユニット60L,60Rのオンオフや調光が制御される。リモコン120は、無線送信によって制御信号を受信装置100に送信し、受信装置100が受信した制御信号は照明ユニット60Rに送信されるとともに、受光部ケーブル(図示省略)及び電源ユニット80を介して照明ユニット60Lに送信される。即ち、1つの受信装置100が受信した制御信号に基づいて左右の照明ユニット60L,60Rがそれぞれ制御される。
リモコン120の操作により、LED基板61のLED素子62が点灯すると、LED素子62から照射された光は、照明カバー70を通じて外部を照らす。図6の矢印に示すように、照明カバー70を通過する光は背面側を除く広範囲に拡散される。
照明カバー70の先端部分である曲面72が、ミラー扉7の鏡面部分よりも突出しているので、照明カバー70の先端部だけでなく側面方向にも光を効率的に出射させることができる。ミラー扉7は、その表面が鏡面になっているので、キャビネット本体10の正面側を効率的に明るくすることができる。本実施形態では、ミラー扉7Cの左右に配置されるライン照明としての照明ユニット60L,60Rの側方から光が照射されるので、ミラー扉7Cの正面側に光を効率的に集めることができる。
また、照明カバー70の下端部を覆う下部キャップ77が透光性の材料で形成されているので、照明ユニット60の下方にも光を照射することができ、キャビネット本体10の下方に位置する洗面ボウル3等を照明ユニット60の光を利用して照らすことができる。本実施形態では、照明カバー70の先端部分がミラー扉7の鏡面のラインよりも正面側に突出しているので、ミラーキャビネット6の正面側に立つユーザの手元を効果的に照らすことができる。
更に、光を透過させる材料で構成された照明カバー70の側面71がLED基板61の側方に位置しているので、LED素子62の光を照明カバー70の側面71からキャビネット本体10の内部に照射させることができる。図7は、中央のミラー扉7Cが開いた状態の本実施形態のキャビネット本体10を示す斜視図である。図7では、キャビネット本体10の内部を照らす光の一部を矢印に示しており、正面側に拡散する光についてはその図示を省略している。
図7に示すように、蝶番95を介してキャビネット本体10に取り付けられているミラー扉7Cを開くと、キャビネット本体10の中央収納部8Cが露出した状態となる。この状態で照明ユニット60Lが点灯すると、図7の矢印に示すように、照明カバー70の側面71を通じて照射される光によってキャビネット本体10の内部空間(中央収納部8C)が照らされる。キャビネット本体10の内部が明るくなることにより、横仕切り板9に載置される収納物96の判別もし易くなり、様々な局面でユーザにとって利便性の高いミラーキャビネット6を実現できる。
以上説明した本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
即ち、本実施形態のミラーキャビネット6は、キャビネット本体10と、キャビネット本体10の内部空間を開閉するミラー扉7と、キャビネット本体10の正面側であって閉鎖位置のミラー扉7と隣り合わせとなる位置に配置される照明ユニット60と、を備える。照明ユニット60は、キャビネット本体10側に固定され、LED素子62が正面側に配置されるLED基板61と、透光性を有し、LED基板61に配置されるLED素子62の正面及び側面を覆う照明カバー70と、を有する。
これにより、照明カバー70の側面71を透過する光により、キャビネット本体10の内部を照らすことができる。照明ユニット60の光を利用することにより、キャビネット本体10の内部に照明器具を別途配置することなく、使用者がミラー扉7を開いたときにキャビネット本体10の内部が暗くて収納物96が判別できない事態が生じることを効果的に防止できる。
LED基板61は、閉鎖位置のミラー扉7の表面よりも背面側でキャビネット本体10側に固定される。
これにより、LED基板61のLED素子62と照明カバー70までの距離を長くとることができ、ユーザが照明カバー70を見たときにLED素子62からの光が点光源として見えてしまう事態を防止できる。
照明カバー70は、LED基板61よりも背面側に配置され、キャビネット本体10側に係合する係合部75を有する。
これにより、照明カバー70を取り付けるための接続構造をシンプルな構成で実現できる。係合部75がLED基板61よりも奥側となるので、キャビネット本体10の内部に照射する光量の調節を照明カバー70における側面71の形状や材質によって自由に設計することができる。
キャビネット本体10は、キャビネット本体10の内部空間を区画する金属製の仕切り板50を有し、LED基板61は、仕切り板50の正面側に直接固定される。
これにより、金属光沢を有する仕切り板50によりキャビネット本体10の内部に照射された光が反射し、キャビネット本体10の内部空間をより一層明るくすることができる。また、金属製で構成される仕切り板50をLED基板61で生じる熱を放熱させる放熱部材として機能させることもできる。また、ベース部等の別部材を介することなくLED基板61を仕切り板50に固定できるので、ベース部を用いた場合のような継ぎ目が生じず、照明ユニット60の組立性及びメンテナンス性を向上させることができる。継ぎ目が生じないので照明ユニット60及び仕切り板50が一体的である印象を与え、美観も向上する。また、LED基板61を仕切り板に固定するためのビスを照明カバー70の外部から見えない位置にすることもでき、ミラー扉7を開けたときに、照明ユニットを取り付けるために仕切り板に締結されたビスが露出して美観が損なわれる事態も防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
次に、図8を参照して上記実施形態の第1変形例について説明する。図8は、第1変形例の照明カバー170及びLED基板61を示す拡大断面図である。なお、以下の説明において上記実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略することがある。
第1変形例の照明ユニット160は、照明取付部152の被係合部158及び照明カバー170の係合部175の形状が上記実施形態とは異なっている。図8に示すように、照明カバー170の係合部175は、外側から照明取付部152の被係合部158に係合するように形成される。第1変形例の構成により、照明カバー170におけるLED基板61よりも奥側の長さを短くすることができ、照明カバー170の形状をより一層シンプルにすることができる。
次に、図9、図10及び図11を参照して第2変形例について説明する。図9は、第2変形例のミラーキャビネット206を示す平面図である。図10は、第2変形例の左右のミラー扉7L,7Rが開いた状態のミラーキャビネット206を示す平面図である。図11は、第2変形例の照明カバー270及びLED基板61を示す拡大断面図である。なお、以下の説明において上記実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略することがある。
第2変形例の照明ユニット260L,260Rは、キャビネット本体210に取り付けられ、発光部となる照明カバー270の形状が上記実施形態の照明ユニット60とは異なっている。図9に示すように、照明ユニット260Lの上端には、照明カバー270の形状に合わせた形状の上部キャップ276Rが配置され、照明ユニット260Lの上端には上部キャップ276Lが配置されている。上部キャップ276L,276Rは、いずれも照明カバー270の断面形状と略同じ形状となっている。
図11に示すように、照明カバー270は、先端部が略三角形状に形成されている。左右の照明カバー270は、いずれも、左右方向の外側の第1側面271と、左右方向の外側から内側に近づくにつれて奥側に近づくように傾斜する傾斜面272と、左右方向の内側で第1側面271と同じ方向に延び、傾斜面272に接続される第2側面273と、からなる。図9からもわかるように、照明ユニット60Rの照明カバー270は、照明ユニット60Lの照明カバー270と斜辺部分が向き合う線対称な形状となっている。第2変形例の構成では、照明カバー270の突出している部分における左右方向の中央側(傾斜面272)がテーパ状となっているので、ミラーキャビネット206の正面中央に効率的に光を集めることができる。更に、図10に示すように、左右のミラー扉7L,7Rを開いた状態で使用すると、照明ユニット60L,60Rから照射される直接的な光だけではなく、左右のミラー扉7L,7Rの鏡面の反射光も利用できる。この場合、第1側面271が長いほど、左右のミラー扉7L,7Rで反射される光量が多くなり、より効果的に中央に光を集めることができる。
上記実施形態では、照明ユニット60の照明カバー70の左右方向の幅(正面視における幅)や照明カバー70のミラー扉7よりも正面側に突出する突出量(側面視における奥行方向の幅)が上下方向にわたって略一定の構成を例として説明したが、この構成に限定されない。例えば、上方を明るくしたい場合は、以下のような構成を採用することができる。即ち、照明カバー70の左右方向の幅が、下部よりも上部が幅広になるように構成する又は突出量が下部よりも上部で大きくなるように構成する又は照明カバー70の左右方向の幅及び突出量の両方が下部よりも上部で大きくなるように構成することができる。左右方向の幅及び突出量のいずれにおいても、段階的に大きくなる構成としてもよいし、直線状に変化(傾斜)していく構成としてもよい。このように、照明ユニット60は、一律な形状に限定されず、左右方向の幅や突出量が上下方向で異なる構成等、種々の形状を採用できる。
上記実施形態及び変形例に限定されず、照明カバー70の側面71から照射される光の強さを調整するための構成を加えることもできる。例えば、拡散材の量を部分的に増やすことにより、透過率を下げることができる。また、照明カバー70を2色成形等により透過率の異なる部材を一体成形し、照明カバー70の側面71におけるLED素子62から近い位置の部位の透過率を下げる構成とすることもできる。また、照明取付部52からリブを設け、該リブによってLED素子62に対応する位置を隠す構成とすることもできる。これらの構成により、LED素子62から照明カバー70までの距離が短いために、照明カバー70を取り付けた状態でもLED素子62からの光が点光源として見えてしまう事態を効果的に防止できる。
上記実施形態では、LED基板61が仕切り板50に直接的に固定される構成であるが、ベース部を介してLED基板61をキャビネット本体10に取り付ける構成とすることもできる。
上記実施形態では、中空部を有する仕切り板50は、一部材によって構成されているが、この構成に限定されるわけではない。例えば、半割形状の2部材によって中空部を有する構成や、断面形状が略U字状に形成される部材が背板に取り付けられることにより、中空部を形成する構成とすることもできる。このように、中空部を有する仕切り板の構造は事情に応じて適宜変更することができる。また、仕切り板が中空部を有する構成に限定されない。例えば、木板によって上記実施形態のように先端切欠き形状の仕切り板を構成してもよいし、サイズの異なる2枚の木板を接合することにより、先端切欠き形状になるように構成してもよい。
上記実施形態では、3枚のミラー扉7を備えるミラーキャビネット6を例に説明したが、この構成に限定されない。ミラー扉7が1枚のミラーキャビネットや4枚以上のミラーキャビネット等、種々のミラーキャビネットに本発明を適用できる。
上記実施形態では、照明カバー70がミラー扉7の表面より正面側に突出する構成であるが、この構成に限定されない。例えば、照明カバーの先端部がミラー扉の表面と略面一又は表面より背面側に位置するミラーキャビネットにおいても本発明を適用することができる。
6 ミラーキャビネット
7 ミラー扉
10 キャビネット本体
50 仕切り板
60 照明ユニット(照明器具)
61 LED基板(照明基板)
62 LED素子(光源)
70 照明カバー
75 係合部
175 係合部
206 ミラーキャビネット
210 キャビネット本体

Claims (4)

  1. キャビネット本体と、
    前記キャビネット本体の内部空間を開閉するミラー扉と、
    前記キャビネット本体の正面側であって閉鎖位置の前記ミラー扉と隣り合わせとなる位置に配置される照明器具と、
    を備え、
    前記照明器具は、
    前記キャビネット本体側に固定され、光源が正面側に配置される縦長の照明基板と、
    透光性を有し、前記照明基板に配置される前記光源の正面及び側面を覆う照明カバーと、
    を有し、
    前記キャビネット本体は、
    前記キャビネット本体の内部空間を区画する仕切り板を有し、
    前記照明基板は、前記仕切り板の正面側に直接固定され、
    前記照明基板の正面には、長手方向に沿って複数の前記光源が間隔を空けて並んで配置される、ミラーキャビネット。
  2. 前記照明基板は、閉鎖位置の前記ミラー扉の表面よりも背面側で前記仕切り板に固定される請求項1に記載のミラーキャビネット。
  3. 前記照明カバーは、前記照明基板よりも背面側に配置され、前記仕切り板に係合する係合部を有する請求項1又は2に記載のミラーキャビネット。
  4. 前記仕切り板は、金属製である請求項1から3の何れかに記載のミラーキャビネット。
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