JP3133224U - 仏壇 - Google Patents

Abstract

【課題】装飾的効果を備えたガラスを有する仏壇を提供する。
【解決手段】装飾ガラス体１を仏壇の戸３、厨子５、欄間７又は雲に取り付けたことを特徴とする仏壇。装飾ガラス体は、サンドブラストを施してなるガラス、エッチングを施してなるガラス、被せガラス、ステンドグラス又は彩色ガラスである。仏壇は、金仏壇、唐木仏壇、家具調仏壇等、その種類を問わない。戸は、外戸（大戸）であってもよいが、内戸であってもよい。サンドブラストを施してなるガラスには、平彫り、立体段彫り、被せ段彫り等が含まれる。
【選択図】図１

Description

本考案は仏壇に関するものである。

仏壇は、例えば掛軸（曼荼羅）、仏像、位牌等を安置する礼拝の対象として、従来より一般家庭で使用されている。

実開昭６２−１３６８８０号公報は、扉が正面に絵画、写真等の装飾物をガラス板にて保持する額縁をなしている仏壇（以下「従来の仏壇」という。）を開示している。
実開昭６２−１３６８８０号公報

上記従来の仏壇における扉（戸）は、絵画、写真等の装飾物を保持するガラス板を備えているのであるが、このガラス板は絵画、写真等の装飾物を透視可能な状態に保持するものであるに過ぎない。すなわち、仏壇の看者は、ガラス板自体を見て楽しむものではなく、ガラス板の背面側にある絵画、写真等の装飾物を見るのである。換言すれば、ガラス板自体は、全く装飾的意味を有しないものである。

このような状況に鑑み、本考案は、装飾的効果を備えたガラスを有する仏壇を提供しようとしてなされたものである。

上記課題を解決するために、本考案は、装飾ガラス体を仏壇の戸、厨子、欄間又は雲に取り付けたことを特徴とする仏壇を提供する。

本考案による仏壇は、装飾的効果を備えた装飾ガラス体を仏壇の戸、厨子、欄間又は雲に取り付けているため、礼拝の対象物でありながら、極めて美しいものとなる。したがって、本考案による仏壇は、仏間に配設するに適しているのみならず、居間、寝室等の部屋に一つの家具として好ましく配設され、当該部屋を飾るものとなる。

本考案による仏壇は、装飾ガラス体１を仏壇の戸３、厨子５、欄間７又は雲９に取り付けている。

戸は、外戸（大戸）３であってもよいが、内戸３’であってもよい。雲９は、内戸３’を開いたときに厨子５の上部に見える部材である。

仏壇は、金仏壇、唐木仏壇、家具調仏壇等、その種類やデザイン等を問わない。

金仏壇は、ヒノキ、杉等の白木に漆を塗着し、金箔を取り付けてなる仏壇である。

唐木仏壇は、黒檀、紫檀、ケヤキ、桜、鉄刀木、桑、桐等の高級木を用いてなる仏壇である。

家具調仏壇は、洋風住宅、マンション等に適した家具調の仏壇である。

本考案において、「装飾ガラス体」とは、サンドブラストを施してなるガラス、エッチングを施してなるガラス、被せガラス、ステンドグラス又は彩色ガラスをいう。装飾ガラス体１は、デザインの如何を問わない。

サンドブラストを施してなるガラスは、砂をガラスの表面に吹き付けることにより彫刻してなるガラスである。彫刻された部分はつや消し状となる。適宜マスキングが用いられる。

サンドブラストを施してなるガラスには、平彫り、立体段彫り、被せ段彫り等が含まれる。

エッチングを施してなるガラスは、ガラスの表面に薬液を塗着することにより彫り込んでなるガラスである。エッチングを施してなるガラスは、サンドブラストを行った後に薬液処理してなるガラスを含む。

被せガラスは、複数のガラスを重ね合わせてなるものである。重ね合わせるガラスの色により、種々の色調があらわれる。

ステンドグラスは、一例として、多数の色ガラス片を銅テープを介して組み合わせてなるものである。

彩色ガラスは、彩色を施してなるガラスである。

装飾ガラス体１を仏壇の戸３、厨子５、欄間７又は雲９に取り付けた仏壇内には、適宜、照明手段を配設してもよい。

外戸を開いた状態の仏壇の一例を示す正面図である。 外戸を閉じた状態の同上仏壇を示す正面図である。 外戸と内戸とを開いた状態の別の仏壇を示す正面図である。

符号の説明

１ 装飾ガラス体
３ 戸
５ 厨子
７ 欄間
９ 雲

Claims (1)

1. 装飾ガラス体を仏壇の戸、厨子、欄間又は雲に取り付けたことを特徴とする仏壇。

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