JP2019007242A - 石材墓 - Google Patents

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【課題】悪天候や台風などのときであっても雨風は入らず、かつ納骨室内の深遠性及び荘厳性も良好な採光ができる石材墓を提供する。【解決手段】本発明は、側壁2,3と側壁2,3の上部に固定された屋根5と、側壁と屋根に囲まれた内部空間が納骨室である石材墓1であって、側壁2,3の上部には、納骨室内に太陽光を採光するための装飾ガラス4が、密封状態で組み込まれている石材墓である。装飾ガラス4は細長状直方体形状であり、石材間をスリット状に開口し、向かい合う石材の厚さ方向の一部をそれぞれ凹状とし、前記凹状間に装飾ガラスが組み込まれているのが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は石材墓に関する。さらに詳しくは、納骨室内に太陽光を採光するための装飾ガラスを組み込んだ石材墓に関する。
一般に、墓は骨壺を収容する納骨室と、納骨室に通じる開口とを備えている。従来の破風墓(はふはか。家形墓ともいう。)及び亀甲墓等の大型の墓には、納骨室内に太陽光を採光するための手段はなく、内部は暗かった(特許文献1〜3)。この理由は、墓の内部は深遠な場所であり、むやみに明るくすることは好まれなかったこと、及び単に穴をあけるだけでは、悪天候や台風などのときに雨風が入り、内部が浸水したり、破損する恐れがあるからである。
特許第5898723号公報 特許第2783939号明細書 実用新案登録第3013490号公報
しかし、納骨室内が暗いと、人が骨壺等にぶつかって破損したり、怪我をする事故が起こるという問題があった。また、納骨室内が暗いと、内部の作業が不都合である。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、悪天候や台風などのときであっても雨風は入らず、かつ納骨室内の深遠性及び荘厳性も良好な採光ができる石材墓を提供する。
本発明は、側壁と前記側壁の上部に固定された屋根と、前記側壁と屋根に囲まれた内部空間が納骨室である石材墓であって、前記側壁の上部には、前記納骨室内に太陽光を採光するための装飾ガラスが、密封状態で組み込まれている石材墓である。
本発明の石材墓は、納骨室内に太陽光を採光するための装飾ガラスが、密封状態で組み込まれていることにより、悪天候や台風などのときであっても雨風は入らず、かつ納骨室内の深遠性及び荘厳性も良好な採光ができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る墓の背面図である。 図2Aは同、装飾ガラスを側壁に組み込む前の説明図、図2Bは同、装飾ガラスを側壁に組み込んだ後の説明図、図2Cは同、装飾ガラスを側壁に組み込んだ後の模式的断面図である。 図3は同、正面図である。 図4は同、図3のI−I線断面図である。 図5は、本発明の別の実施形態に係る墓の背面図である。
本発明の石材墓は、側壁と前記側壁の上部に固定された屋根と、前記側壁と屋根に囲まれた内部空間が納骨室である石材墓である。このような墓としては、例えば破風墓(家形墓)、亀甲墓等がある。側壁及び屋根を含め、ほぼ全体が石材で構成されている。一部にコンクリートを使用することもできる。そして、側壁の上部には、納骨室内に太陽光を採光するための装飾ガラスが、密封状態で組み込まれている。これにより、悪天候や台風などのときであっても雨風は入らず、かつ納骨室内の深遠性及び荘厳性も良好な採光ができる。
装飾ガラスは細長状直方体形状であり、石材間をスリット状に開口し、向かい合う石材の厚さ方向の一部をそれぞれ凹状とし、前記凹状間に装飾ガラスが密封状態で組み込まれているのが好ましい。これにより、うっすらとしたスリット光を納骨室に採光でき、深遠性及び荘厳性を保つことができる。装飾ガラスは1か所でもよいし、複数個所に設けてもよい。また、装飾ガラスは側壁表面よりも奥に配置されており、倒木などの外部から衝撃を受けても破損しにくい。
装飾ガラスと凹状の石材との間の上下方向にはスペーサが介在しているのが好ましい。これにより、ガラスの保護ができ、施工時、地震、或いは悪天候や台風などのときであっても装飾ガラスの破損を防ぐことができる。
装飾ガラスの周囲はコーキング材が介在し、側壁に密封されているのが好ましい。コーキング材により側壁に装飾ガラスを密封すれば、より強固に密封でき、悪天候や台風などのときであっても雨風は入らない。
装飾ガラスは、ステンドグラス、キルンワーク・カラーグラス、エッチングガラス及びサンドブラストガラスから選ばれる少なくとも一つのガラスであるのが好ましい。これらのガラスは、装飾性が高く、納骨室内の深遠性及び荘厳性も良好な採光ができる。前記ステンドグラスは、西欧の教会等で使われており、カラーのガラス板を鉛の棒でつなぎ合わせたガラスである。コールドワーク・顔料焼き付けガラスは、ガラス板表面に顔料を溶着したガラスである。キルンワーク・カラーグラスは、電気炉内で熱を加えて成形する技法で、石膏型にガラス粉、顔料粒子、無機粒子等を入れて溶融成形するパート・ド・べールガラスやフュージングガラス等がある。エッチングガラスは、ガラス表面をエッチングし、絵柄や色彩を加えたガラスである。サンドブラストガラスは、サンドブラストによりガラス表面に絵柄や文字等を加えたガラスである。いずれもガラス色調は任意に選択可能であり、一様な色調でもよいし、濃淡のある色調でもよい。光線透過率は70%以下が好ましく、さらに好ましくは50%以下である。これらの装飾ガラスは、株式会社沖セキ、商品名"KAGLA(カグラ)" として販売されている。
装飾ガラスは、前面壁、側面壁、背面壁の何れかに組み込むのが好ましいが、さらに好ましくは背面壁に組み込む。これにより、深遠性及び荘厳性を保つことができる。
以下図面を用いて説明する。以下の図面において、同一符号は同一物を示す。図1は、本発明の一実施形態に係る破風墓1の背面図である。この破風墓1は、背面側壁2,3の間のスリット部に装飾ガラス4が組み込まれている。装飾ガラス4の寸法は、一例として高さHが30〜100mm、厚さ20〜 100mm、長さLが300〜1000mmが好ましい。この破風墓1の全体の大きさは、一例として間口(横)800〜4500mm、奥行き1200〜4000mm、屋根5の頂点までの高さ1165〜3100mmである。
図2Aは装飾ガラス4を背面側壁2,3の間のスリット部6a,6bに組み込む前の説明図である。スリット部6a,6bの両端には装飾ガラス4を組み込むための凹部を形成しておく。図2Bは装飾ガラスを背面側壁2,3に組み込んだ後の説明図である。装飾ガラス4は背面側壁2,3の表面よりも奥に配置されており、倒木などの外部から衝撃を受けても破損しにくい。図2Cは装飾ガラスを背面側壁2,3に組み込んだ後の模式的断面図である。装飾ガラス4と凹状の石材との間の上下方向にはスペーサ7a,7bが介在している。装飾ガラス4と石材の厚さ方向であって、装飾ガラスの周囲には、石材用ボンド9とコーキング材8が介在し、側壁に密封されている。装飾ガラス4は背面側壁2,3の表面より5〜30mm程度奥に配置されている。スペーサ7a,7bとしては、ポリウレタン樹脂発泡体、ポリオレフィン樹脂発泡体等を使用できる。石材用ボンド9は、アクリル系等の通常の石材用ボンドとして使用されているものを適用できる。コーキング材8は、ポリウレタン系、シリコーン系等の通常のコーキング材として使用されているものを適用できる。
図3は同、破風墓1の正面図、図4は同、図3のI−I線断面図である。この破風墓1は、前部の扉12から内部に入ることができ、内部の納骨室10内には、階段状の載置台11が設置されている。載置台11上に、複数の遺骨を載置する。背面側壁2,3の間に組み込まれた装飾ガラス4からの入射光線13は、納骨室10内をうっすらと明るくする。
図5は、本発明の別の実施形態に係る破風墓14の背面図である。この例においては、装飾ガラス4は背面壁15の上部と屋根5の間に組み込まれている。
以下、実施例によりさらに詳しく説明する。但し、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1〜4に示すように、御影石を使用して破風墓1を作製した。この破風墓1の全体の大きさは、間口(横)2000mm、奥行き1900mm、屋根5の頂点までの高さ2210mmである。背面側壁2,3の厚さは80mmである。装飾ガラス4の寸法は、高さHが65mm、厚さ30mm、長さLが700mmである。断面から見て、装飾ガラス4は背面側壁2,3のほぼ中央に配置されている。装飾ガラス4と凹状の石材との間の上下方向にはスペーサ7a,7bを入れて保護した。装飾ガラス4と石材の厚さ方向であって、装飾ガラスの周囲には、石材用ボンド9とコーキング材8により、側壁に密封した。装飾ガラス4は背面側壁2,3の表面より25mm奥に配置した。装飾ガラス4は、株式会社沖セキ、商品名"KAGLA(カグラ)"のキルンワーク・カラーグラス(パート・ド・ベール04、色調:緑と黄緑の濃淡がある不均一色)を使用した。
この破風墓は、悪天候や台風などのときであっても雨風は入らず、かつ納骨室内の深遠性及び荘厳性も良好な採光ができた。また、内部はうっすらと明るいので、人が骨壺等にぶつかることはなく、内部作業にも便利であった。
本発明の利用分野に制限はなく、納骨室を有する墓に有用である。
1,14 破風墓
2,3,15 背面側壁
4 装飾ガラス
5 屋根部
6a,6b スリット部
7a,7b スペーサ
8 コーキング材
9 石材用ボンド
10 納骨室
11 載置台
12 扉
13 入射光
本発明の石材墓は、側壁と前記側壁の上部に固定された屋根と、前記側壁と屋根に囲まれた内部空間が納骨室である破風型の石材墓であって、前記側壁の上部には、前記納骨室内に太陽光を採光するための装飾ガラスが、密封状態で組み込まれており、前記装飾ガラスは、高さ30〜100mm、厚さ20〜100mm、長さ300〜1000mmの細長状直方体形状であり、石材間をスリット状に開口し、向かい合う石材の厚さ方向の一部をそれぞれ凹状とし、前記凹状間に前記装飾ガラスが組み込まれていることを特徴とする。

Claims (7)

  1. 側壁と前記側壁の上部に固定された屋根と、前記側壁と屋根に囲まれた内部空間が納骨室である石材墓であって、
    前記側壁の上部には、前記納骨室内に太陽光を採光するための装飾ガラスが、密封状態で組み込まれていることを特徴とする石材墓。
  2. 前記装飾ガラスは細長状直方体形状であり、石材間をスリット状に開口し、向かい合う石材の厚さ方向の一部をそれぞれ凹状とし、前記凹状間に装飾ガラスが組み込まれている請求項1に記載の石材墓。
  3. 前記装飾ガラスと凹状の石材との間の上下方向にはスペーサが介在している請求項2に記載の石材墓。
  4. 前記装飾ガラスの周囲はコーキング材が介在し、前記側壁に密封されている請求項1〜3のいずれかに記載の石材墓。
  5. 前記装飾ガラスは、ステンドグラス、コールドワーク・顔料焼き付けガラス、キルンワーク・カラーグラス、エッチングガラス及びサンドブラストガラスから選ばれる少なくとも一つのガラスである請求項1〜4のいずれかに記載の石材墓。
  6. 前記装飾ガラスは背面測壁に組み込まれており、背面側壁表面よりも奥に配置されている請求項1〜5のいずれかに記載の石材墓。
  7. 前記石材墓は、破風墓(家形墓)及び亀甲墓から選ばれる少なくとも一つである請求項1〜6のいずれかに記載の石材墓。
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