JP2011211638A - 信号処理方法及び固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】AD変換に伴うノイズを低減すると共に、AD変換時間の短縮を可能とする信号処理方法及び固体撮像装置を提供する。
【解決手段】画素の黒レベルのアナログ信号を読み出す第1AD変換期間に、前記黒レベルのアナログ信号をM回繰り返し読み出して、分周切替回路68が、M回繰り返し読み出された前記黒レベルのアナログ信号に応じた各パルス列のパルス数を1/Mに分周し、カウンタ回路70が、1/Mに分周された各パルス列のパルス数をカウントする。その後、前記画素の信号レベルのアナログ信号を読み出す第2AD変換期間に、前記信号レベルの前記アナログ信号を、N回繰り返し読み出して、分周切替回路68が、N回繰り返し読み出された前記信号レベルのアナログ信号に応じた各パルス列のパルス数を1/Nに分周し、カウンタ回路70が、1/Nに分周された各パルス列のパルス数をカウントする。前記M及び前記Nは、N≦Mの関係を満たす。
【選択図】図8

Description

本発明は、画素の電圧信号をデジタル信号に変換する、信号処理方法及び固体撮像装置に関する。
画素部から読み出されたアナログ信号は、AD変換部でデジタル信号に変換される。ここで、画素のアナログ信号(信号レベル)は、画素のリセット成分(黒レベル)に、本来の画素の信号成分が加わった電圧で出力される。
特許文献1には、黒レベルと信号レベルとの差をとることで、画素本来の信号成分を得る積分型AD変換部が記載されている。具体的には、黒レベルに応じた連続するパルス列をダウンカウントして、その後、信号レベルに応じた連続するパルス列をアップカウントすることで、デジタルの画素の信号レベルを得る。また、カウントの際に、黒レベルに応じたパルス列をW回ダウンカウントして、その後、信号レベルに応じたパルス列をW回アップカウントすることで、AD変換に伴うノイズを低減させる。
特開2009−296423号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、カウンタのビット数を拡張した構成であるので、リセット成分に応じたパルス列と信号レベルに応じたパルス列とを同一回数繰り返して読み出して、カウントする必要があり、AD変換時間が増大してしまう。また、繰り返してカウントする回数に応じてランプ波形の傾きを急峻にすることで、AD変換時間の増大の抑制を図っているが、量子化ノイズが増えてしまう可能性がある。
そこで本発明は、係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、AD変換に伴うノイズを低減すると共に、AD変換時間の短縮を可能とする信号処理方法及び固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光電変換して電荷を蓄積する画素と、前記画素から読み出されたアナログ信号をデジタル信号にAD変換するAD変換部と、を備え、前記AD変換部は、分周比を切り替えて、読み出されたアナログ信号に応じたパルス列のパルス数を分周する分周切替回路と、分周されたパルス数をカウントするカウンタ回路とを有する固体撮像装置の信号処理方法であって、前記AD変換部が、前記画素の黒レベルのアナログ信号をデジタル信号に変換する第1AD変換期間に、前記黒レベルのアナログ信号に応じた第1のパルス列をM回繰り返し取得する第1取得工程と、前記分周切替回路が、M回繰り返し取得された前記第1のパルス列のパルス数を1/Mに分周する第1分周工程と、前記カウンタ回路が、M回繰り返し取得され1/Mに分周された前記第1のパルス列のパルス数をカウントする第1カウント工程と、前記AD変換部が、前記画素の信号レベルのアナログ信号をデジタル信号に変換する第2AD変換期間に、前記信号レベルの前記アナログ信号に応じた第2のパルス列を、N回繰り返し取得する第2取得工程と、前記分周切替回路が、N回繰り返し取得された前記第2のパルス列のパルス数を1/Nに分周する第2分周工程と、前記カウンタ回路が、N回繰り返し取得され1/Nに分周された前記第2のパルス列のパルス数をカウントする第2カウント工程と、を備え、前記M及び前記Nは、N≦Mの関係を満たすことを特徴とする。
前記カウンタ回路は、前記パルス列のパルス数をアップカウントする、複数段にカスケード接続された複数のフリップフロップ回路と、前記複数のフリップフロップ回路の前段にそれぞれ接続され、自身に入力される入力信号、ロー信号、及びハイ信号のうち、何れか1つを選択して出力信号として後段のフリップフロップ回路のクロック端子にそれぞれ出力する、2−1セレクタで構成された複数のスイッチ回路と、前記入力信号、前記ロー信号、及び前記ハイ信号のうち、何れか1つを選択するように前記スイッチ回路を制御するスイッチ回路制御信号を生成する制御信号生成回路と、カウンタ値を2の補数に変換するための1パルスを生成するパルス生成回路と、を有し、前記複数のスイッチ回路のうち、初段のスイッチ回路には、前記分周切替回路によって分周された前記パルス列が前記入力信号として入力され、前記初段のスイッチ回路以外の他のスイッチ回路には、前段のフリップフロップ回路の反転出力信号が前記入力信号として入力され、前記制御信号生成回路が、前記第1AD変換期間から前記第2AD変換期間に切り替わる期間中に、出力信号を1回反転させるように前記複数のスイッチ回路を制御することで、前記ロー信号及び前記ハイ信号を出力させて前記第1AD変換期間にカウントされたカウント値を1の補数に変換する第1補数変換工程と、前記パルス生成回路が、前記第2AD変換期間に切り替わった後で、且つ、前記第2分周工程によって1/Nに分周された前記第2のパルス列が前記カウンタ回路に入力される前に、前記1パルスを前記初段のスイッチ回路に入力させることで、前記第1AD変換期間にカウントされたカウンタ値を前記2の補数に変換させる第2補数変換工程と、をさらに備え、前記第1カウント工程は、前記制御信号生成回路が、前記第1AD変換期間中、前記入力信号を出力するように、前記複数のスイッチ回路を制御して、前記複数のフリップフロップ回路に、前記第1分周工程によって1/Mに分周された前記第1のパルス列のパルス数をアップカウントさせ、前記第2カウント工程は、前記制御信号生成回路が、前記第2AD変換期間に切り替わった後、前記入力信号を出力するように前記複数のスイッチ回路を制御して、前記複数のフリップフロップ回路に、前記第2分周工程によって1/Nに分周された前記第2のパルス列のパルス数をアップカウントさせることを特徴とする。
前記複数のフリップフロップ回路のうち、最終段のフリップフロップ回路は、符号ビットとして機能することを特徴とする。
前記スイッチ回路は、第1トランスファーゲートと、第2トランスファーゲートとを有し、前記スイッチ回路制御信号は、前記第1トランスファーゲートに入力される、カウント値を前記1の補数に変換させる第1制御信号と、前記第1トランスファーゲート及び前記第2トランスファーゲートのオンオフを制御する第2制御信号とを有し、前記第2トランスファーゲートには、前記入力信号が入力されることを特徴とする。
前記画素は、蓄積した電荷を吐き捨てて該画素をリセットするリセット部をさらに備え、前記黒レベルのアナログ信号は、前記リセット部によりリセットされた前記画素のアナログ信号であり、前記信号レベルのアナログ信号は、光電変換により得られた前記画素のアナログ信号であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明は、固体撮像装置であって、光電変換して電荷を蓄積する画素と、第1AD変換期間に、前記画素から黒レベルのアナログ信号に応じた第1のパルス列をM回繰り返し取得し、前記第1AD変換期間より後の第2AD変換期間に、信号レベルのアナログ信号に応じた第2のパルス列をN回繰り返して取得し、取得した前記パルス列のパルス数をカウントすることで、前記アナログ信号をデジタル信号にAD変換するAD変換部と、を備え、前記AD変換部は、分周比を切り替えて、読み出されたアナログ信号に応じた前記パルス列のパルス数を分周する分周切替回路と、分周された前記パルス列のパルス数をカウントするカウンタ回路とを有し、前記分周切替回路は、M回繰り返し取得された前記第1のパルス列のパルス数を1/Mに分周するとともに、N回繰り返し取得された前記第2の各パルスのパルス数を1/Nに分周し、前記カウンタ回路が、M回繰り返し取得され1/Mに分周された前記第1のパルス列のパルス数をカウントするとともに、N回繰り返し取得され前記1/Nに分周された前記第2のパルス列のパルス数をカウントし、前記M及び前記Nは、N≦Mの関係を満たすことを特徴とする。
前記カウンタ回路は、前記パルス列のパルス数をアップカウントする、複数段にカスケード接続された複数のフリップフロップ回路と、前記複数のフリップフロップ回路の前段にそれぞれ接続され、自身に入力される入力信号、ロー信号、及びハイ信号のうち、何れか1つを選択して出力信号として後段の前記フリップフロップ回路のクロック端子にそれぞれ出力する、2−1セレクタで構成された複数のスイッチ回路と、前記入力信号、前記ロー信号、及び前記ハイ信号のうち、何れか1つを選択するように前記スイッチ回路を制御するスイッチ回路制御信号を生成する制御信号生成回路と、前記第1AD変換期間から、前記第2AD変換期間に切り替わる場合に、カウンタ値を2の補数に変換するための1パルスを生成するパルス生成回路と、有し、前記複数のスイッチ回路のうち、初段のスイッチ回路には、前記分周切替回路によって分周された前記パルス列が前記入力信号として入力され、前記初段のスイッチ回路以外の他のスイッチ回路には、前段のフリップフロップ回路の反転出力信号が前記入力信号として入力され、前記制御信号生成回路は、前記第1AD変換期間中、前記入力信号を出力するように前記複数のスイッチ回路を制御して、前記複数のフリップフロップ回路に、前記分周切替回路によってM回繰り返し取得され1/Mに分周された前記第1のパルス列のパルス数をアップカウントさせ、前記第2AD変換期間中、前記入力信号を出力するように前記複数のスイッチ回路を制御して、前記複数のフリップフロップ回路に、前記分周切替回路によってN回繰り返し取得され1/Nに分周された前記第2のパルス列のパルス数をアップカウントさせ、前記第1AD変換期間から前記第2AD変換期間に切り替わる期間中に、出力する信号を1回反転させるように前記複数のスイッチ回路を制御することで、前記ロー信号及び前記ハイ信号を出力させて前記第1AD変換期間にカウントされたカウント値を1の補数に変換し、前記パルス生成回路は、前記第2AD変換期間に切り替わった後で、且つ、前記分周切替回路によって1/Nに分周された前記第2のパルス列が入力される前に、生成した前記1パルスを前記初段のスイッチ回路に入力させることで、前記第1AD変換期間にカウントされたカウンタ値を前記2の補数に変換させることを特徴とする。
前記複数のフリップフロップ回路のうち、最終段のフリップフロップ回路は、符号ビットとして機能することを特徴とする。
前記画素は、蓄積した電荷を吐き捨てて該画素をリセットするリセット部をさらに備え、前記黒レベルのアナログ信号は、前記リセット部によりリセットされた前記画素のアナログ信号であり、前記信号レベルのアナログ信号は、光電変換により得られた前記画素のアナログ信号であることを特徴とする。
本願発明によれば、画素の黒レベルのアナログ信号に応じた第1のパルス列をM回繰り返し取得し、取得した第1のパルス列のパルス数を1/Mに分周してカウントし、画素の信号レベルのアナログ信号に応じた第2のパルス列を、N回繰り返して取得し、取得した第2のパルス列のパルス数を1/Nに分周してカウントすることで、1回のAD変換に要する時間が信号レベルに比べ少ない黒レベルのAD変換回数(=サンプリング回数)を増やすことができ、AD変換に伴うノイズを低減させることができ、且つ、AD変換に要する時間を抑えることができる。なお、N≦Mである。
また、第1のパルス列のパルス数をカウントしたあと、カウント値を2の補数に変換してから、第2のパルス列のパルス数をカウントするので、アップカウントのみを行うカウンタ回路で、減算処理を行うことができる。また、2−1セレクタで構成されたスイッチ回路を3−1セレクタとして機能させるので、カウンタ回路の素子数を少なくすることができ、カウンタ回路とカウンタ回路を制御するシーケンサの実装面積を小さくすることができる。
画素のスイッチング素子に送られる信号のタイミングチャートを示す図である。 図1に示す画素リセットのタイミングA時における画素の回路状態図及びポテンシャル図である。 図1に示す露光のタイミングB時における画素の回路状態図及びポテンシャル図である。 図1に示すFDリセットのタイミングC時における画素の回路状態図及びポテンシャル図である。 図1に示す黒レベル読出し期間のタイミングD時における画素の回路状態図及びポテンシャル図である。 図1に示す画素読出し期間のタイミングE時における画素の回路状態図及びポテンシャル図である。 本実施の形態に係る固体撮像装置を示す図である。 図7で示すカウンタ装置の構成を示すブロック図である。 スイッチ信号としてLow信号が入力された場合に、分周切替回路のオア回路、フリップフロップ回路、及びエクスクルーシブノア回路から出力される信号を示す図である。 スイッチ信号としてHigh信号が入力された場合に、分周切替回路のオア回路、フリップフロップ回路、及びエクスクルーシブノア回路から出力される信号を示す図である。 図8で示すスイッチ回路の回路構成の一例を示す図である。 スイッチ回路制御信号BRによってスイッチ回路から出力される信号Outの波形を示す図である。 図8で示したカウンタ回路の動作を説明するためのタイミングチャート図である。 複数のカウンタ回路が並列に配置された様子の一例を示す図である。 固体撮像装置の動作の一例を説明するためのタイムチャートである。 固体撮像装置の動作の他の例を説明するためのタイムチャートである。 黒レベルのアナログ信号及び信号レベルのアナログ信号を各々任意の回数読み出す場合の分周切替回路を示す図である。 図17に示す分周切替回路から出力される信号OUTを示す図である。 図7で示すカウンタ装置の他の構成を示すブロック図である。 図8で示す制御信号生成回路を示す回路図である。 図20の制御信号生成回路から出力される第1制御信号BR0及び第2制御信号BR1の波形を示す図である。
本発明に係る信号処理方法について、それを実施する固体撮像装置との関係で好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
まず、画素について簡単に説明する。図1は、画素のスイッチング素子に送られる信号のタイミングチャートを示す図であり、図2〜図5は、図1のタイミングチャートに示すタイミングA〜タイミングEにおける画素の回路状態図及びポテンシャル図である。
画素10は、光電変換素子12、第1スイッチング素子SW1、FD(フローティングディフュージョン)14、第2スイッチング素子SW2、電荷排出部16、画素アンプ18とを有する。
光を電荷に変換する光電変換素子12とFD(電荷保持部)14とは、第1スイッチング素子SW1を介して接続されている。第1スイッチング素子SW1は、例えば、nチャネル型MOSトランジスタで構成されている。第1スイッチング素子SW1に画素電荷転送信号を供給することで、第1スイッチング素子SW1のオン・オフを選択的に制御することができる。第1スイッチング素子SW1をオンにすることで、光電変換素子12に蓄積された電荷をFD14に転送することができる。
FD14と電荷排出部16とは、第2スイッチング素子SW2を介して接続され、電荷排出部16には、図示しない電源から正の電源電圧VDDが供給されている。第2スイッチング素子SW2は、例えば、nチャネル型MOSトランジスタで構成されており、第2スイッチング素子SW2に画素リセット信号を供給することで、第2スイッチング素子SW2のオン・オフを選択的に制御することができる。第2スイッチング素子SW2をオンにすることで、FD14に存在する負電荷(電子)を、電荷排出部16を通じて排出することができる。
また、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2をオンにすることで、光電変換素子12及びFD14に存在する負電荷を排出する(吐き捨てる)ことできる。これにより、画素10をリセットすることができる。第1スイッチング素子SW1、第2スイッチング素子SW2、及び電荷排出部16は、リセット部として機能する。
画素アンプ18は、FD14の電圧を増幅する。画素アンプ18には、垂直信号線20が接続されており、画素アンプ18により増幅された電圧を表す信号(電圧信号)が垂直信号線20から読み出される。
図2は、図1に示す画素リセットのタイミングA時における画素10の回路状態図及びポテンシャル図である。タイミングA時には、High(1)の画素リセット信号が第2スイッチング素子SW2に、High(1)の画素電荷転送信号が第1スイッチング素子SW1に供給されるので、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2はオン状態となる。したがって、回路状態図の下に示されたポテンシャル図を見るとわかるように、光電変換素子12に蓄積されている負電荷と、FD14に存在する負電荷は、電荷排出部16から排出され、画素10をリセットすることができる。
図3は、図1に示す露光期間のタイミングB時における画素10の回路状態図及びポテンシャル図である。タイミングB時には、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2には、Highの信号が供給されていないで(Low(0)の信号が供給されているので)、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2は共にオフとなる。回路状態図の下に示されたポテンシャル図を見るとわかるように、光電変換素子12とFD14との間、及び、FD14と電荷排出部16との間に電位障壁ができているのがわかる。タイミングAから、FD14に電荷が転送されるまでの間に、露光(光電変換)が行われて光電変換素子12に負電荷が蓄積される。
図4は、図1に示すFDリセットのタイミングC時における画素10の回路状態図及びポテンシャル図である。タイミングC時には、第1スイッチング素子SW1にはLowの画素電荷転送信号が供給され、第2スイッチング素子SW2にHighの画素リセット信号が供給されているので、第1スイッチング素子SW1はオフ、第2スイッチング素子SW2はオンとなる。これにより、ポテンシャル図を見るとわかるように、光電変換素子12に蓄積された負電荷はそのままで、FD14に存在する負電荷のみが電荷排出部16から排出される。ここで、FD14の負電荷を排出する理由は、光電変換素子12に蓄積された負電荷をFD14に転送するので、その転送前にFD14に存在する負電荷をリセットするためである。黒レベルの電圧信号とは、リセットされた画素の電圧信号のことをいい、図2〜図5に示す画素の場合は、リセットされたFD14の電圧を示す信号のことをいう。
図5は、図1に示す黒レベル読出し期間のタイミングD時における画素10の回路状態図及びポテンシャル図である。タイミングD時には、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2には、Lowの信号が供給されているので、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2はオフとなる。ポテンシャル図を見るとわかるように、光電変換素子12とFD14との間、及び、FD14と電荷排出部16との間に電位障壁ができる。画素リセット後、例えばタイミングDに、FD14のアナログ信号(例えば、電圧信号)、つまり、黒レベルのアナログ信号が垂直信号線20から読み出される。このとき、画素アンプ18や後述する比較器62等の回路に起因して、読み出された黒レベルのアナログ信号にランダムノイズが乗ってしまい、タイミングにより、黒レベルにバラツキが生じてしまう。
図6は、図1に示すタイミングE時における画素10の回路状態図及びポテンシャル図である。タイミングE時には、第1スイッチング素子SW1にHighの画素電荷転送信号が供給され、第2スイッチング素子SW2にはLowの画素リセット信号が供給されているので、第1スイッチング素子SW1はオンになり、第2スイッチング素子SW2はオフになる。ポテンシャル図を見るとわかるように、光電変換素子12に蓄積された負電荷はFD14に転送される。
その後、第1スイッチング素子SW2はオフになり、FD14のアナログ信号(例えば、電圧信号)、つまり、露光により得られた画素のアナログ信号(信号レベルのアナログ信号)が垂直信号線20から読み出される。このとき、画素アンプ18や後述する比較器62等の回路に起因して、読み出された信号レベルのアナログ信号にランダムノイズが乗ってしまい、時間の経過とともに、信号レベルにバラツキが生じてしまう。その後、後述するカウンタ装置66によって、信号レベルから黒レベルを減算した画素本来の信号を示すデジタル信号が生成される。ここで、画素アンプ18や比較器62等の回路に起因して黒レベル、信号レベルにランダムノイズが乗ってしまうので、正確な画素本来の信号を示すデジタル信号を正確に得ることができない。
そこで、本実施の形態では、同一の黒レベルのアナログ信号をM回、同一の信号レベルのアナログをN回AD変換することで、より正確な画素本来の信号を示すデジタル信号を得ると共に、AD変換時間を短縮するというものである。
図7は、本実施の形態にかかる固体撮像装置を示す図である。固体撮像装置50は、マトリクス状に配列された複数の画素10と、画素10の列毎に設けられ、スイッチ52を介して画素10に接続される複数の垂直信号線20と、複数の垂直信号線20に接続された複数の積分型AD変換部54と、スイッチ56を介して複数の積分型AD変換部54に接続される水平転送線58と、水平転送線58の一端に接続された出力回路60とを備える。スイッチ52により、選択した列の画素10のうち、読み出したい画素10の行を選択することができ、スイッチ56により読み出したい画素10の列を選択することができる。
積分型AD変換部54は、比較器62、アンド回路64、及びカウンタ装置66を有する。積分型AD変換部54は、垂直信号線から読み出されたアナログ信号に応じたパルス列を取得し、該取得したパルス列のパルス数をカウントして、アナログ信号をデジタル値に変換する。
垂直信号線20から読み出されたアナログ信号は比較器62の−端子に出力される。また、比較器62の+端子には、参照電圧Vrefが入力される。比較器62は、参照電圧Vrefがアナログ信号より高い場合は、Highの信号を出力し、参照電圧Vrefがアナログ信号より低い場合は、Lowの信号を出力する。固体撮像装置50に参照電圧生成部を設け、参照電圧生成部が生成した参照電圧Vrefを比較器62の+端子に出力するようにしてもよく、外部装置が参照電圧Vrefを比較器62の+端子に接続するようにしてもよい。なお、垂直信号線20には、画素10を駆動する電流源30が設けられる。
比較器62の出力信号はアンド回路64に入力される。また、アンド回路64には、クロック信号(パルス列)が入力される。クロック信号は、基準クロック信号であってもよく、基準クロック信号から生成されたクロック信号であってもよい。アンド回路64は、比較器62の出力がHighの期間だけ、入力されたクロック信号を出力する。つまり、アンド回路64は、参照電圧Vrefがアナログ信号より高い期間だけ、入力されたクロック信号を出力する。これにより、読み出されたアナログ信号に応じたパルス列を取得することができる。なお、固体撮像装置50にクロック生成部を設け、クロック生成部が生成したクロック信号をアンド回路64に出力してもよく、外部装置がアンド回路64にクロック信号を出力してもよい。
カウンタ装置66は、アンド回路64から出力されたパルス列のパルス数をカウントする。上述したように、黒レベルのアナログ信号を読み出すことにより、黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列(第1のパルス列)がアンド回路64からカウンタ装置66に入力される。また、信号レベルのアナログ信号を読み出すことにより、信号レベルのアナログ信号に応じたパルス列(第2のパルス列)がアンド回路64からカウンタ装置66に入力される。
カウンタ装置66は、第1のパルス列のパルス数をカウントした値と、第2のパルス列のパルス数をカウントした値の減算処理をすることで、信号レベルから黒レベルの信号を減算した画素本来の信号のデジタル値を得ることができる。カウンタ装置66がカウントしたカウント値(デジタル値)は、水平転送線58を介して、出力回路60から出力される。
図8は、図7で示すカウンタ装置66の構成を示すブロック図である。カウンタ装置66は、分周切替回路68と、ビット反転機能付き非同期カウンタ回路(以後、カウンタ回路と呼ぶ)70とを有する。分周切替回路68は、入力された前記第1のパルス列、及び、前記第2のパルス列を分周せずに、そのままカウンタ回路70に出力するか、前記第1のパルス列、及び、前記第2のパルス列を分周して、カウンタ回路70に出力するかを切り替えるものである。つまり、分周比を切り替えるものである。
カウンタ回路70は、第1のパルス列が分周切替回路68に入力されて、分周切替回路68から出力されるパルス列をカウントし、カウント値を2の補数に変換した後、第2のパルス列が分周切替回路68に入力されて分周切替回路68から出力されるパルス列をカウントする。
分周切替回路68は、オア回路72、オア回路74、フリップフロップ回路(ポジティブエッジ型)76、及びエクスクルーシブノア回路78を有する。オア回路72にはスイッチ信号が入力され、オア回路74にはノット回路で反転された前記スイッチ信号が入力される。また、オア回路72及びオア回路74には、第1のパルス列と、第2のパルス列とが入力される。オア回路74の出力信号は、フリップフロップ回路76のクロック端子CKに入力される。フリップフロップ回路76は、反転出力端子Qバーの出力が自身の入力端子Dに入力されるように接続されている。フリップフロップ回路76は、分周器として機能する。オア回路72の出力信号、及び、フリップフロップ回路76の出力端子Qバーの出力信号は、エクスクルーシブノア回路78に入力される。
スイッチ信号としてLow信号を分周切替回路68に入力すると、図9に示すように、オア回路72は、入力されたパルス列をそのままエクスクルーシブノア回路78に出力し、オア回路74は、High信号をフリップフロップ回路76に出力する。この場合、フリップフロップ回路76は、High信号をエクスクルーシブノア回路78に出力する。したがって、エクスクルーシブノア回路78は、オア回路72に入力されたパルス列を反転させて出力することになる。したがって、分周切替回路68は、入力されたパルス列のパルス数を分周せずに出力することになる。図9のAは、オア回路72の出力信号を示し、Bは、フリップフロップ回路76の出力信号を示し、Cは、エクスクルーシブノア回路78の出力信号を示す。
一方、スイッチ信号としてHigh信号を分周切替回路68に入力すると、図10に示すように、オア回路72は、High信号をエクスクルーシブノア回路78に出力し、オア回路74は、入力されたパルス列をそのままフリップフロップ回路76に出力する。フリップフロップ回路76は、入力されたパルス列を1/2に分周して、エクスクルーシブノア回路78に出力する。エクスクルーシブノア回路78は、フリップフロップ回路76から出力されたパルス列を反転させて出力する。したがって、分周切替回路68は、入力されたパルス列のパルス数を1/2に分周して出力することになる。図10のAは、オア回路72の出力信号を示し、Bは、フリップフロップ回路76の出力信号を示し、Cは、エクスクルーシブノア回路78の出力信号を示す。
カウンタ回路70は、複数のフリップフロップ回路(ポジティブエッジ型)80と、複数のスイッチ回路82とを有する。図8に示す制御信号生成回路84及びパルス生成回路86は、固体撮像装置50の内部に設けられているものであり、固体撮像装置50内にある複数のカウンタ回路70に、後述するスイッチ回路制御信号及び1パルスをそれぞれ出力する。
複数のフリップフロップ回路80は、パルス列のパルス数をアップカウントする。複数のスイッチ回路82と複数のフリップフロップ回路80とは交互に接続される。複数のフリップフロップ回路80は、D型フリップフロップ回路であってよい。複数のフリップフロップ回路80は、スイッチ回路82を介してカスケード接続されている。フリップフロップ回路80は、反転出力端子Qバーの出力が自身の入力端子Dに入力されるように接続されている。フリップフロップ回路80の反転出力端子Qバーからの出力信号は、後続のスイッチ回路82に入力される。
それぞれのフリップフロップ回路80の出力端子Qからの出力信号は、カウント値の1ビット分を構成する。ここでは、初段のフリップフロップ回路80の出力端子Qからの出力信号をQ0、次段のフリップフロップ回路80の出力端子Qからの出力信号をQ1、3段のフリップフロップ回路80の出力端子Qからの出力信号をQ2、最終段のフリップフロップ回路80の出力端子Qからの出力信号をQ3とする。
フリップフロップ回路80及びスイッチ回路82の数は、ビット数分だけ設けられる。図8では、フリップフロップ回路80及びスイッチ回路82は4段階構成となっているので、4ビットとなる。なお、最終段のフリップフロップ回路80は、符号ビットとしても機能する。
複数のスイッチ回路82は、複数のフリップフロップ回路80の前段にそれぞれ接続される。スイッチ回路82は、自身に入力される入力信号In、Low信号(0)、High信号(1)のうち、何れか1つを選択して出力信号Outとして出力する。スイッチ回路82から出力される出力信号Outは、後続のフリップフロップ回路80のクロック端子CKに入力される。初段のスイッチ回路82には、カウントすべきパルス列が入力信号Inとして入力され、初段のスイッチ回路82以外のスイッチ回路82には、前段のフリップフロップの反転出力端子Qバーからの信号が入力信号Inとして入力される。スイッチ回路82は、2−1セレクタ回路である。スイッチ回路82の構成については後述する。
制御信号生成回路84は、入力信号In、Low信号、及びHigh信号のうち、何れか1つを選択するようにスイッチ回路82を制御するスイッチ回路制御信号BRを生成する。制御信号生成回路84は、基準クロック信号又は基準クロック信号から生成されたクロック信号を用いて、スイッチ回路制御信号BRを生成する。複数のスイッチ回路82は、制御信号生成回路84が生成したスイッチ回路制御信号BRにしたがって、入力信号In、Low信号、及びHigh信号のうち、何れか1つを選択し、該選択した信号を出力信号Outとして出力する。
複数のスイッチ回路82が、入力信号Inを出力信号Outとして、出力している場合は、複数のフリップフロップ回路80は、初段のスイッチ回路82に入力されたパルス列のパルス数をカウントしている状態となる。その後、制御信号生成回路がLow信号を出力するように複数のスイッチ回路82を制御した後、High信号に出力するように複数のスイッチ回路82を制御すると、複数のフリップフロップ回路80がカウントしたカウント値が1の補数に変換される。つまり、カウントしたカウント値の1の補数がフリップフロップ回路80に記憶される。
パルス生成回路86は、複数のフリップフロップ回路80でカウントされたカウント値を2の補数に変換するための1パルスを生成して、初段のスイッチ回路82に入力する。この1パルスは、1の補数に変換後、再びスイッチ回路82が入力信号Inを出力信号Outとして出力する状態となった後に、初段のスイッチ回路82に入力されることで、2の補数に変換される。つまり、2の補数がフリップフロップ回路80に記憶される。
図11は、図8で示すスイッチ回路82の回路構成の一例を示す図である。スイッチ回路82は、上述したように、入力信号In、Low信号(0)、High信号(1)のうち、何れか1つを選択して出力することから、3−1セレクタとして機能する。しかし、構成は、2−1セレクタ回路である。スイッチ回路82は、第1トランスファーゲート90、及び第2トランスファーゲート92を有する。スイッチ回路制御信号BRは、第1トランスファーゲート90に入力され、複数のフリップフロップ回路80のカウント値を第1の補数に変換させる第1制御信号BR0と、第1トランスファーゲート90及び第2トランスファーゲート92のオン・オフを制御する第2制御信号BR1とを有する。第1トランスファーゲート90及び第2トランスファーゲート92は、第2制御信号BR1が印加されることで、オン・オフが互いに逆になる。例えば、第1トランスファーゲート90がオンの場合は、第2トランスファーゲート92はオフになる。第2トランスファーゲート92には、入力信号Inが入力される。
第1トランスファーゲート90及び第2トランスファーゲート92は、Nチャネル型のトランジスタNとPチャネル型のトランジスタPとからなるCMOSスイッチで構成される。第1トランスファーゲート90のトランジスタN、及び、第2トランスファーゲート92のトランジスタPの各ゲートに、第2制御信号BR1が直接印加される。また、第1トランスファーゲート90のトランジスタP、及び、第2トランスファーゲート92のトランジスタNの各ゲートに、第2制御信号BR1を反転させた信号が直接印加される。これにより、第1トランスファーゲート及び第2トランスファーゲートのオン・オフが互いに逆になる。この第1制御信号BR0及び第2制御信号BR1によって、スイッチ回路82から出力される出力信号Outが制御される。
図12は、スイッチ回路制御信号BRによってスイッチ回路82から出力される信号Outの波形を示す図である。ここで、第1制御信号BR0及び第2制御信号BR1がLowの場合は、第1トランスファーゲート90がオフ、第2トランスファーゲート92がオンとなり、第2トランスファーゲート92に入力信号Inが入力されている場合は、該入力信号Inが出力信号Outとしてそのまま出力される。ここでは、第1制御信号BR0及び第2制御信号BR1がLowの状態を状態aと呼ぶ。
状態aのときは、スイッチ回路制御信号BRによって、それぞれのスイッチ回路82から後続するフリップフロップ回路80のクロック端子CKに、入力信号Inがそれぞれ入力可能な状態となる。
次に、第1制御信号BR0がLowの状態のまま、第2制御信号BR1がHighとなる。この場合は、第1トランスファーゲート90がオン、第2トランスファーゲート92がオフとなるので、第1トランスファーゲート90に入力された第1制御信号BR0がスイッチ回路82の出力信号Outとして出力される。第1トランスファーゲート90に入力される第1制御信号BR0は、Lowなので、出力信号OutはLowとなる。ここでは、第1制御信号BR0がLow、第2制御信号BR1がHighの状態を状態bと呼ぶ。状態bのときは、スイッチ回路制御信号BRによって、それぞれのスイッチ回路82から後続するフリップフロップ回路80のクロック端子CKに、Lowの出力信号Outがそれぞれ入力される。
次に、第2制御信号BR1がHighのまま、第1制御信号BR0がHighとなる。この場合は、第1トランスファーゲート90がオン、第2トランスファーゲート92がオフのままであり、第1トランスファーゲート90に入力される第1制御信号BR0がスイッチ回路82の出力信号Outとして出力される。第1トランスファーゲート90に入力される第1制御信号BR0は、Highなので、出力信号OutはHighとなる。ここでは、第1制御信号BR0及び第2制御信号BR1がHighの状態を状態cと呼ぶ。状態cのときは、スイッチ回路制御信号BRによって、それぞれのスイッチ回路82から後続するフリップフロップ回路80のクロック端子CKに、Highの出力信号Outがそれぞれ入力される。スイッチ回路82出力信号Outは、状態bから状態cに切り替わるときに、LowからHighに切り替わるので、各フリップフロップ回路80の状態値を反転させることができる。つまり、1の補数に変換される。
スイッチ回路82は、状態a、状態b、状態cのように遷移していき、再び状態aに戻る。状態cから状態aに戻るときには、出力信号Outのハザードを防止するために、第1制御信号BR0をHighからLowにするタイミングを、第2制御信号BR1がHighからLowにするタイミングより遅らせる。
図13は、図8で示したカウンタ回路70の動作を説明するためのタイミングチャート図である。図13では、分周切替回路68が、入力された第1のパルス列及び第2のパルス列を、そのままカウンタ回路70の初段のスイッチ回路82に出力する場合を例にして説明する。第1のパルス列は、ダウンカウントの対象となるパルス列であり、例えば、画素の黒レベルのアナログ信号(リセット成分)に応じたパルス列である。すなわち、黒レベルのアナログ信号に応じて、第1のパルス列のパルス数は決まる。また、第2のパルス列は、アップカウントの対象となるパルス列であり、信号レベルのアナログ信号に応じたパルス列である。この場合も、信号レベルのアナログ信号に応じて第2のパルス列のパルス数は決まる。
第1のパルス列のパルス数をカウントする第1期間(第1AD変換期間)は、スイッチ回路制御信号BRによりスイッチ回路82が状態aにされる。第1のパルス列が初段にスイッチ回路82に入力される。なお、カウンタ回路70は、第1のパルス列のパルス数をカウントする前に、出力端子Qから出力される信号がLowとなるように初期化される。つまり、全てのフリップフロップ回路80をリセットして出力端子Qを‘0’に設定する。
第1のパルス列が初段のスイッチ回路82に入力されると、第1のパルス列のパルス数がカウンタ回路70によってカウントされる。例えば、パルスが1つ入力されると、出力信号Q0の値が‘1’、出力信号Q1、Q2、及びQ3の値が‘0’となるので、カウンタ値は、‘0001’(1)、となる。また、パルスがさらに入力されていくと、カウンタ値は、‘0010’(2)→‘0011’(3)→‘0100’(4)、という具合にアップカウントされていく。カウンタ値の後に括弧書きで示す値は、十進法で表したカウント値である。
第1期間が経過すると、スイッチ回路制御信号BRによって、スイッチ回路82を状態bにしてから、状態cにすると、それぞれのフリップフロップ回路80に保持されている状態値が反転する。つまり、現在のカウント値の1の補数に変換される。図13は、カウンタ値が、‘0100’、となった後に状態値を反転させているので、反転後のカウント値は、‘1011’(11)、となる。しかし、最終段のフリップフロップ回路80は、符号ビットとしても機能し、出力信号Q3の値が「0」のときはプラスを示し、「1」の時はマイナスを示すので、カウント値‘1011’を2の補数表現として十進法で示すと、−5となる。
そして、1の補数への変換後、第2のパルス列のパルス数をカウントする第2期間(第2AD変換期間)に入いると、スイッチ回路制御信号BRによって、スイッチ回路82は状態aにされる。第2期間に入ると、パルス生成回路86は、前記第2のパルス列が入力される前に、生成した1パルスを初段のスイッチ回路82に入力する。これにより、第1期間にカウントされたカウンタ値が2の補数に変換される。この1パルスが初段のスイッチ回路82に入力されることで、カウント値が1の補数である‘1011’に+1する。つまり、第1期間にカウントしたカウント値を2の補数に変換することになる。2の補数に変換された後の値は、‘1100’(−4)となる。その後、第2のパルス列が初段のスイッチ回路82に入力されることで、第2のパルス列のパルス数を−4からカウントすることになる。
このように、第1のパルス列のパルス数をカウントしたカウント値の1の補数を取ってから、2の補数を取ることで、第1のパルス列のパルス数をアップカウントしても、結果的に第1のパルス列のパルス数をダウンカウントしたのと同じ結果となる。したがって、第1のパルスが、画素のリセット成分に応じたパルス列であり、第2のパルス列が信号レベルに応じたパルス列なので、最終的にカウントされたカウント値は、「−リセット成分+信号レベル」のカウント値となり、本来の画素の信号成分を得ることができる。
なお、最終段のフリップフロップ回路80は、符号ビットとして機能するので、カウントできる最大ビット数は、最終段のフリップフロップ回路80を除いたフリップフロップ回路80の数となる。したがって、カウントする値に応じて、フリップフロップ回路80の数を変えることは言うまでもない。また、フリップフロップ回路80がネガティブエッジ型の場合は、図12に示す第1制御信号BR0の波形を反転した波形が第1制御信号BR0として第1トランスファーゲート90に入力される。このように、フリップフロップ回路80の構成に応じて、スイッチ回路82が出力する信号は適宜変更可能である。つまり、第1期間から第2期間に切り替わるときに、各フリップフロップ回路80の状態値を反転させるようにすればよい。
図14は、複数のカウンタ回路70が並列に配置された様子の一例を示す図である。複数のカウンタ回路70は、例えば、撮像素子の画素の列毎に配置される。図14を見るとわかるように、ビット数が多いカウンタ回路70を複数配置する場合、スイッチ回路82の大きさを小さくさせれば、結果的に複数のカウンタ回路70の実装面積をかなり小さくすることができる。本願発明は、2−1セレクタ回路で構成されたスイッチ回路82を、3−1セレクタとして機能させるので、3−1セレクタ回路を用いるより、スイッチ回路82を小さくすることができ、カウンタ回路70の実装面積を小さくすることができる。なお、図14では、制御信号生成回路84及びパルス生成回路86は、省略している。また、フリップフロップ回路80に入力されるrstは、リセット信号である。このリセット信号によりフリップフロップ回路80は、初期化されて、値が‘0’となる。
図15は、固体撮像装置50の動作の一例を説明するためのタイムチャートである。なお、分周切替回路68にはスイッチ信号としてHigh信号が入力されているものとする。画素10の第2スイッチング素子SW2に画素リセット信号が供給されて、第1AD変換期間(黒レベルのアナログ信号をAD変換する期間)に入ると、黒レベルのアナログ信号が画素アンプ18を介して垂直信号線20から読み出されて比較器62の−端子に入力される。また、参照電圧Vrefは、鋸歯(ランプ:RAMP)状となるように段階状に時間変化させた電圧であり、参照電圧Vrefは、黒レベルのアナログ信号を2回繰り返し読み出すために(黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列を2回繰り返して取得するために)、第1AD変換期間に、2つのランプ波形電圧が参照電圧として比較器62の+端子に入力される。
カウンタ回路70は、参照電圧Vrefの1つ目のランプ波形電圧に同期して(図15のt0)、参照電圧Vrefが黒レベルのアナログ信号以下になるまで(図15のt1まで)、アンド回路64から出力される黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列(第1のパルス列)のパルス数をカウントする。なお、黒レベルのアナログ信号のアナログ信号に応じたパルス列のパルス数をカウントする前には、カウンタ回路70の全てのフリップフロップ回路80は0にリセットされているものとする。その後、カウンタ回路70は、2つ目のランプ波形電圧に同期して(図15のt2)、参照電圧Vrefが黒レベルのアナログ信号以下となるまで(図15のt3まで)、アンド回路64から出力される黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列のパルス数を再びカウントする。
ここで、カウンタ回路70は、第1AD変換期間の間に2回繰り返し読み出された黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列のパルス数をカウントすることになるが、分周切替回路68のフリップフロップ回路76が、入力されたパルス列を1/2に分周し、分周されたパルス列がカウンタ回路70に出力されるので、黒レベルのアナログ信号を2回繰り返し読み出しても、カウンタ回路70は、結果的に、1回分の黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列のパルス数をカウントすることができる。つまり、カウントされたカウント値は、結果的に2回繰り返して読み出された黒レベルのアナログ信号の平均を取ったものであるので、より正確な黒レベルに応じたパルス列のパルス数をカウントすることができる。なお、黒レベルの信号を読み出す回数が多ければ多いほど、より正確な黒レベルの信号を得ることができるが、読み出す回数に応じて、分周しなければならない。例えば、M回繰り返し読み出す場合は、1/Mに分周しなければならない。
その後、画素電荷転送信号を画素10の第1スイッチング素子SW1に供給することで、光電変換素子12に蓄積された負電荷がFD14に転送される。そして、第2AD変換期間(信号レベルをAD変換する期間)に入ると、信号レベルが画素アンプ18を介して垂直信号線20から読み出されて比較器62の−端子に入力される。また、参照電圧Vrefは、信号レベルを2回繰り返し読み出すために(信号レベルのアナログ信号に応じたパルス列を2回繰り返して取得するために)、第2AD変換期間に、2つのランプ波形電圧を有する。
ここで、黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列のパルス数をカウントした後であり、信号レベルのアナログ信号に応じたパルス列(第2のパルス列)のパルス数をカウントする前に、カウンタ回路70は、上述したようにカウント値の1の補数、及び2の補数を取る動作を行う。これにより、カウントした黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列のパルス数を減算(負数化)したのと同じ結果を得ることができる。また、信号レベルのAD変換期間も、分周切替回路68にはスイッチ信号としてHigh信号が入力されているものとする。
カウント値の2の補数を取った後、カウンタ回路70は、参照電圧Vrefの1つ目のランプ波形電圧に同期して(図15のt4)、参照電圧Vrefが信号レベル以下になるまで(図15のt5まで)、アンド回路64から出力されるパルス列のパルス数をカウントする。その後、カウンタ回路70は、2つ目のランプ波形電圧に同期して(図15のt6)、参照電圧Vrefがアナログ信号以下となるまで(図15のt7まで)、アンド回路64から出力されるパルス列のパルス数を再びカウントする。
ここで、カウンタ回路70は、第2AD変換期間の間に2回繰り返し読み出された信号レベルに応じたパルス列のパルス数をカウントすることになるが、分周切替回路68のフリップフロップ回路76が、入力されたパルス列を1/2に分周してカウンタ回路70に出力するので、信号レベルを2回繰り返し読み出しても、カウンタ回路70は、結果的に、1回分の信号レベルに応じたパルス列のパルス数をカウントすることができる。つまり、カウントされたカウント値は、結果的に2回繰り返して読み出された信号レベルの平均を取ったものであるので、より正確な信号レベルを得ることができる。なお、画素信号を読み出す回数が多ければ多いほど、より正確な画素信号のデジタル信号を得ることができるが、読み出す回数に応じて、分周しなければならない。例えば、N回繰り返し読み出す場合は、1/Nに分周しなければならない。
図16は、固体撮像装置50の動作の他の例を説明するためのタイムチャートである。なお、第1AD変換期間は、分周切替回路68に、スイッチ信号としてHigh信号が、第2AD変換期間は、分周切替回路68に、スイッチ信号としてLow信号が入力されるものとする。
黒レベルのアナログ信号は、図15に示すタイムチャートと同様に第1AD変換期間に2回繰り返し読出されて、カウンタ回路70が黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列のパルス数をカウントする。第1AD変換期間は、分周切替回路68に、Highのスイッチ信号が入力されているので、フリップフロップ回路76が、入力されたパルス列を1/2に分周してカウンタ回路70に出力するので、結果的に、1回分の黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列のパルス数をカウントすることができ、可及的に正確な黒レベルの信号を得ることができ、AD変換の精度を向上させることができる。
また、信号レベルは、第2AD変換期間に、1回読み出されて、カウンタ回路70が黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列のパルス数をカウントする。つまり、参照電圧Vrefは、信号レベルのアナログ信号を1回読み出すために(黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列を1回取得するために)、第2AD変換期間に1つのランプ波形電圧を有し、カウンタ回路70は、参照電圧Vrefのランプ波形電圧に同期して(図16のt4)、参照電圧Vrefが信号レベル以下になるまで(図16のt5まで)、アンド回路64から出力されるパルス列のパルス数をカウントして、信号レベルのアナログ信号をデジタル値に変換する。
第2AD変換期間は、分周切替回路68にLowのスイッチ信号が入力されているので、分周切替回路68に入力されたパルス列は分周されることなく、カウンタ回路70に入力されて、信号レベルに応じたパルス列のパルス数がカウントされる。この場合は、信号レベルのカウント値は、信号レベルのアナログ信号を複数回読み出す場合に比べ正確ではないが、黒レベルのアナログ信号に応じてカウントされたパルス列のパルス数は正確なので、黒レベルのアナログ信号も複数回読み出さない場合に比べ、より正確な画素本来の信号成分のデジタル値を得ることができる。また、信号レベルの読出しは時間がかかるので、信号レベルの読み出し回数を、黒レベルの読出し回数と同じにしてしまうと、AD変換に時間がかかり、フレームレートが低下するが、信号レベルの読出し回数を、黒レベルの読出し回数より小さくすることで、フレームレートの低下を抑えることできる。
また、固体撮像装置50は、黒レベルを1回読み出すか、2回読み出すかを切り替える切替手段を備えてもよい。切替手段は、ユーザの指示に応じて切り替えるようにしてもよい。例えば、固体撮像装置50は、スピード優先モード及び精度優先モードを備え、ユーザによってスピード優先モードが選択された場合は、切替手段は、図16に示すように、黒レベルの読み出す場合には、分周切替回路にHighのスイッチング信号を入力して(分周比を1/2にして)、黒レベルを2回読み出し、信号レベルを読み出す場合は、Lowのスイッチング信号を入力して(分周比を1にして)、信号レベルを1回読出すようにしてもよい。この場合、黒レベルを2回読み出すランプ波形電圧と信号レベルを1回読み出すランプ波形電圧とが参照電圧として比較器62に入力されることは言うまでもない。また、ユーザによって精度優先モードが選択された場合は、切替手段は、図15に示すように、分周切替回路68にHighのスイッチング信号を入力して(分周比を1/2にして)、黒レベル及び信号レベルをそれぞれ2回読み出すようにしてもよい。この場合、黒レベルを2回読み出すランプ波形電圧と信号レベルを2回読み出すランプ波形電圧とが参照電圧として比較器62に入力されることは言うまでもない。
また、切替手段は、外部から取得した信号によって読み出し回数を自動的に切り替えるようにしてもよい。切替手段は、例えば、図示しない車速センサから送られてきた車速値が閾値より高い場合は、スピード優先モードに切り替えて、黒レベルに応じたパルス列を1/2に分周し、信号レベルに応じたパルス列を分周させないように分周切替回路68にスイッチング信号を入力する。車速値が閾値より低い場合は、精度優先モードに切り替えて、黒レベルに応じたパルス列及び信号レベルに応じたパルス列を1/2に分周させるように分周切替回路68にスイッチング信号を入力する。
また、例えば、固体撮像装置50により撮像された画像を処理する画像処理装置が、撮像された画像に基づいて、画像に写った被写体の動き(例えば、被写体の動きベクトル)を算出し、切替手段は、該算出した被写体の動きを取得し、被写体の動きが閾値より大きい場合は、自動的にスピード優先モードに切り替え、被写体の動きが閾値より小さい場合は、精度優先モードに切り替えるようにしてもよい。
前記した特許文献1では、黒レベルを読み出す回数、信号レベルを読み出す回数をそれぞれ任意に変えることができないが、本実施の形態によれば、黒レベルを読み出す回数、及び信号レベルを読み出す回数をそれぞれ任意に変えることができるので、撮影状況に応じた信号処理を行うことができる。
また、黒レベルを1回読み出すか、2回読み出すかは初期値として予め固定されており、黒レベルを1回読み出すか、2回読み出すかを任意に切り替えることができないようにしてもよい。この場合は、切替手段は不要となり、黒レベルを読み出す場合に分周切替回路68に入力されるスイッチング信号、及び、信号レベルを読み出す場合に分周切替回路68に入力されるスイッチング信号は、予め決められている。この場合、比較器62に入力される参照電圧も予め決まっている。
なお、上記実施の形態では、1又は2回読出しの場合を例にして説明したが、黒レベルのアナログ信号をM(M=1,2,3,・・・・,m)回繰り返し読み出してもよい。この場合は、分周切替回路68は、黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列を1/Mに分周する必要があるので、それに応じた数のフリップフロップ回路76を分周切替回路68に設ければよい。例えば、8回繰り返して黒レベルのアナログ信号を読み出す場合は、分周切替回路68のフリップフロップ回路76を3つカスケード接続すればよい。
また、信号レベルのアナログ信号をN(N=1,2,3,・・・・,n)N回繰り返して読み出してもよい(但し、N≦M)。この場合は、分周切替回路は、信号レベルのアナログ信号を1/Nに分周する必要があるので、それに応じた分周切替回路68を設ければよい。例えば、4回繰り返して信号レベルのアナログ信号を読み出す場合は、分周切替回路68のフリップフロップ回路76を2つカスケード接続するようにしてもよいし、例えば、3ビットのシフトレジスタを用いて1/3分周とすることもできる。
黒レベルのアナログ信号及び信号レベルのアナログ信号を各々任意の回数読み出す場合(例えば、黒レベルをM回、信号レベルをN回読み出す場合)は、1/Mの分周器と1/Nの分周器を備えるようにしてもよい。また、例えば、1/N分周器、1/M分周器はKビットのシフトレジスタ回路とスイッチを組み合わせて、分周比を任意に変更可能な構成にしてもよい。この場合も、切替手段によって黒レベルを読み出す回数と信号レベルを読み出す回数とを切り替えることができるようにしてもよい。
図17は、黒レベルのアナログ信号及び信号レベルのアナログ信号を各々任意の回数読み出す場合の分周切替回路68を示す図であり、図17に示されるとおり、両エッジ駆動のDフリッププロップ回路がKビット分用意され、分周比を切り替える複数のスイッチSW10〜12の何れか1つがONされることによって所望の分周比に変更することができる。この場合、N,M≦Kとなる。
図18は、図17に示す分周切替回路68から出力される信号OUTを示す図である。図18は、分周切替回路68のスイッチSW10、12がオフ、スイッチSW11がオンになっている時の、分周切替回路68から出力される信号OUTを示している。図18のaは、初段のDフリッププロップ回路から出力される信号を示し、bは、2段のDフリッププロップ回路から出力される信号を示し、cは、3段のDフリッププロップ回路から出力される信号を示している。図18を見るとわかるように、分周切替回路68は、入力されたパルス列を1/3に分周している。
このように、前記した特許文献1では、黒レベルと信号レベルとを同じ回数だけ読み出すためフレームレートが低下するが、本実施の形態によれば、カウンタ装置66に分周比を切り替えることができる分周切替回路68を設けるので、第1AD変換期間にAD変換する黒レベルを読み出す回数と、第2AD変換期間にAD変換する信号レベルを読み出す回数とを異ならせることができる。その結果、信号レベルのアナログ信号に応じたパルス列を取得する回数を、黒レベルのアナログ信号に応じたパルス列を取得する回数より小さくすることで、フレームレートの低下を抑えつつ、AD変換に伴うノイズを低減させることができる。つまり、AD変換に要する時間を抑えながら、より正確な画素本来の信号成分のデジタル値を得ることができる。
また、複数のフリップフロップ回路80でカウントされたカウンタ値を1の補数、2の補数に変換することで、アップカウントのみを行うカウンタ回路70で、減算演算を実行させることができる。
なお、上記実施の形態は以下のように変形してもよい。
(1)上記実施の形態では、分周器としてフリップフロップ回路76を設けるようにしたが、フリップフロップ回路76に限定されないことは言うまでもない。
(2)上記実施の形態では、アップカウントのみを行うことでアップダウンカウントとして機能するカウンタ回路70を用いたが、従来からあるアップカウント及びダウンカウントを行うカウンタ回路であってもよい。
(3)上記実施の形態では、カウンタ回路70が、信号レベルから黒レベルを引いた画素本来の信号成分をデジタル値に変換するようにしたが、カウンタ回路70は、黒レベルをデジタル値に変換すると、黒レベルのデジタル値を出力し、また、信号レベルをデジタル値に変換すると、信号レベルのデジタル値を出力するようにしてもよい。つまり、信号レベルから黒レベルを減算しないカウンタ回路70であってもよい。この場合は、デジタル値を処理する処理回路が、カウンタ回路70から出力された信号レベルのデジタル値から、黒レベルのデジタル値を減算して、画素本来の信号成分のデジタル値を求めてもよい。つまり、積分型AD変換部54以外のAD変換部であってもよい。
(4)また、カウンタ装置66を図19に示す構成にしてもよい。この構成により、カウンタ回路70は、入力されたパルス列の立上りと立下りとに反応してカウントアップするので、パルスの動作周波数が半分で済む。
(5)また、制御信号生成回路84は、第1制御信号BR0を、第2制御信号BR1から生成するようにしてもよい。図20は、制御信号生成回路84を示す回路図である。制御信号生成回路84は、第2制御信号生成回路100及び遅延回路102を有する。第2制御信号生成回路100は、第2制御信号BR1を生成する。第2制御信号生成回路100が生成した第2制御信号BR1は、遅延回路102に入力される。遅延回路102は、入力された第2制御信号BR1を所定時間遅延させる。この遅延された信号が第1制御信号BR0となる。制御信号生成回路84は、第2制御信号生成回路100が生成した第2制御信号BR1と、遅延回路102から出力された信号、つまり、第1制御信号BR0とを出力する。これにより、シーケンサで2つの制御信号を生成する必要はなくなり、シーケンサの回路を小さくさせることができる。
図21は、図20の制御信号生成回路84から出力される第1制御信号BR0及び第2制御信号BR1の波形を示す図である。図を見るとわかるように、第1制御信号BR0の波形は、第2制御信号BR1の波形を、所定時間だけ遅延させた波形であることがわかる。また、上述したように、第1制御信号BR0及び第2制御信号BR1がLowの場合は状態aとなる。また、第1制御信号BR0がLow、及び第2制御信号BR1がHighの場合は状態bとなる。そして、第1制御信号BR0及び第2制御信号BR1がHighの場合は状態cとなる。
(6)上記変形例(1)〜(5)を任意に組み合わせた態様であってもよい。
なお、固体撮像装置50は、図示しないコンピュータによって制御されることで、本発明の信号処理方法及び固体撮像装置として機能する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…画素 12…光電変換素子
14…FD 16…電荷排出部
18…画素アンプ 20…垂直信号線
30…電流源 50…固体撮像装置
52、56…スイッチ 54…積分型AD変換部
58…水平転送線 60…出力回路
62…比較器 64…アンド回路
66…カウンタ装置 68…分周切替回路
70…カウンタ回路 72、74…オア回路
76、80…フリップフロップ回路 78…エクスクルーシブノア回路
82…スイッチ回路 84…制御信号生成回路
86…パルス生成回路 90…第1トランスファーゲート
92…第2トランスファーゲート 100…第2制御信号生成回路
102…遅延回路

Claims (9)

  1. 光電変換して電荷を蓄積する画素と、
    前記画素から読み出されたアナログ信号をデジタル信号にAD変換するAD変換部と、
    を備え、
    前記AD変換部は、分周比を切り替えて、読み出されたアナログ信号に応じたパルス列のパルス数を分周する分周切替回路と、分周されたパルス数をカウントするカウンタ回路とを有する固体撮像装置の信号処理方法であって、
    前記AD変換部が、前記画素の黒レベルのアナログ信号をデジタル信号に変換する第1AD変換期間に、前記黒レベルのアナログ信号に応じた第1のパルス列をM回繰り返し取得する第1取得工程と、
    前記分周切替回路が、M回繰り返し取得された前記第1のパルス列のパルス数を1/Mに分周する第1分周工程と、
    前記カウンタ回路が、M回繰り返し取得され1/Mに分周された前記第1のパルス列のパルス数をカウントする第1カウント工程と、
    前記AD変換部が、前記画素の信号レベルのアナログ信号をデジタル信号に変換する第2AD変換期間に、前記信号レベルの前記アナログ信号に応じた第2のパルス列を、N回繰り返し取得する第2取得工程と、
    前記分周切替回路が、N回繰り返し取得された前記第2のパルス列のパルス数を1/Nに分周する第2分周工程と、
    前記カウンタ回路が、N回繰り返し取得され1/Nに分周された前記第2のパルス列のパルス数をカウントする第2カウント工程と、
    を備え、
    前記M及び前記Nは、N≦Mの関係を満たすことを特徴とする信号処理方法。
  2. 請求項1に記載の信号処理方法であって、
    前記カウンタ回路は、
    前記パルス列のパルス数をアップカウントする、複数段にカスケード接続された複数のフリップフロップ回路と、
    前記複数のフリップフロップ回路の前段にそれぞれ接続され、自身に入力される入力信号、ロー信号、及びハイ信号のうち、何れか1つを選択して出力信号として後段のフリップフロップ回路のクロック端子にそれぞれ出力する、2−1セレクタで構成された複数のスイッチ回路と、
    前記入力信号、前記ロー信号、及び前記ハイ信号のうち、何れか1つを選択するように前記スイッチ回路を制御するスイッチ回路制御信号を生成する制御信号生成回路と、
    カウンタ値を2の補数に変換するための1パルスを生成するパルス生成回路と、
    を有し、
    前記複数のスイッチ回路のうち、初段のスイッチ回路には、前記分周切替回路によって分周された前記パルス列が前記入力信号として入力され、前記初段のスイッチ回路以外の他のスイッチ回路には、前段のフリップフロップ回路の反転出力信号が前記入力信号として入力され、
    前記制御信号生成回路が、前記第1AD変換期間から前記第2AD変換期間に切り替わる期間中に、出力信号を1回反転させるように前記複数のスイッチ回路を制御することで、前記ロー信号及び前記ハイ信号を出力させて前記第1AD変換期間にカウントされたカウント値を1の補数に変換する第1補数変換工程と、
    前記パルス生成回路が、前記第2AD変換期間に切り替わった後で、且つ、前記第2分周工程によって1/Nに分周された前記第2のパルス列が前記カウンタ回路に入力される前に、前記1パルスを前記初段のスイッチ回路に入力させることで、前記第1AD変換期間にカウントされたカウンタ値を前記2の補数に変換させる第2補数変換工程と、
    をさらに備え、
    前記第1カウント工程は、前記制御信号生成回路が、前記第1AD変換期間中、前記入力信号を出力するように、前記複数のスイッチ回路を制御して、前記複数のフリップフロップ回路に、前記第1分周工程によって1/Mに分周された前記第1のパルス列のパルス数をアップカウントさせ、
    前記第2カウント工程は、前記制御信号生成回路が、前記第2AD変換期間に切り替わった後、前記入力信号を出力するように前記複数のスイッチ回路を制御して、前記複数のフリップフロップ回路に、前記第2分周工程によって1/Nに分周された前記第2のパルス列のパルス数をアップカウントさせることを特徴とする信号処理方法。
  3. 請求項2に記載の信号処理方法であって、
    前記複数のフリップフロップ回路のうち、最終段のフリップフロップ回路は、符号ビットとして機能することを特徴とする信号処理方法。
  4. 請求項2又は3に記載の信号処理方法であって、
    前記スイッチ回路は、第1トランスファーゲートと、第2トランスファーゲートとを有し、
    前記スイッチ回路制御信号は、前記第1トランスファーゲートに入力される、カウント値を前記1の補数に変換させる第1制御信号と、前記第1トランスファーゲート及び前記第2トランスファーゲートのオンオフを制御する第2制御信号とを有し、
    前記第2トランスファーゲートには、前記入力信号が入力されることを特徴とする信号処理方法。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の信号処理方法であって、
    前記画素は、蓄積した電荷を吐き捨てて該画素をリセットするリセット部をさらに備え、
    前記黒レベルのアナログ信号は、前記リセット部によりリセットされた前記画素のアナログ信号であり、前記信号レベルのアナログ信号は、光電変換により得られた前記画素のアナログ信号であることを特徴とする信号処理方法。
  6. 光電変換して電荷を蓄積する画素と、
    第1AD変換期間に、前記画素から黒レベルのアナログ信号に応じた第1のパルス列をM回繰り返し取得し、前記第1AD変換期間より後の第2AD変換期間に、信号レベルのアナログ信号に応じた第2のパルス列をN回繰り返して取得し、取得した前記パルス列のパルス数をカウントすることで、前記アナログ信号をデジタル信号にAD変換するAD変換部と、
    を備え、
    前記AD変換部は、分周比を切り替えて、読み出されたアナログ信号に応じた前記パルス列のパルス数を分周する分周切替回路と、分周された前記パルス列のパルス数をカウントするカウンタ回路とを有し、
    前記分周切替回路は、M回繰り返し取得された前記第1のパルス列のパルス数を1/Mに分周するとともに、N回繰り返し取得された前記第2の各パルスのパルス数を1/Nに分周し、
    前記カウンタ回路が、M回繰り返し取得され1/Mに分周された前記第1のパルス列のパルス数をカウントするとともに、N回繰り返し取得され1/Nに分周された前記第2のパルス列のパルス数をカウントし、
    前記M及び前記Nは、N≦Mの関係を満たすことを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項6に記載の固体撮像装置であって、
    前記カウンタ回路は、
    前記パルス列のパルス数をアップカウントする、複数段にカスケード接続された複数のフリップフロップ回路と、
    前記複数のフリップフロップ回路の前段にそれぞれ接続され、自身に入力される入力信号、ロー信号、及びハイ信号のうち、何れか1つを選択して出力信号として後段の前記フリップフロップ回路のクロック端子にそれぞれ出力する、2−1セレクタで構成された複数のスイッチ回路と、
    前記入力信号、前記ロー信号、及び前記ハイ信号のうち、何れか1つを選択するように前記スイッチ回路を制御するスイッチ回路制御信号を生成する制御信号生成回路と、
    前記第1AD変換期間から、前記第2AD変換期間に切り替わる場合に、カウンタ値を2の補数に変換するための1パルスを生成するパルス生成回路と、
    を有し、
    前記複数のスイッチ回路のうち、初段のスイッチ回路には、前記分周切替回路によって分周された前記パルス列が前記入力信号として入力され、前記初段のスイッチ回路以外の他のスイッチ回路には、前段のフリップフロップ回路の反転出力信号が前記入力信号として入力され、
    前記制御信号生成回路は、
    前記第1AD変換期間中、前記入力信号を出力するように前記複数のスイッチ回路を制御して、前記複数のフリップフロップ回路に、前記分周切替回路によってM回繰り返し取得され1/Mに分周された前記第1のパルス列のパルス数をアップカウントさせ、
    前記第2AD変換期間中、前記入力信号を出力するように前記複数のスイッチ回路を制御して、前記複数のフリップフロップ回路に、前記分周切替回路によってN回繰り返し取得され1/Nに分周された前記第2のパルス列のパルス数をアップカウントさせ、
    前記第1AD変換期間から前記第2AD変換期間に切り替わる期間中に、出力する信号を1回反転させるように前記複数のスイッチ回路を制御することで、前記ロー信号及び前記ハイ信号を出力させて前記第1AD変換期間にカウントされたカウント値を1の補数に変換し、
    前記パルス生成回路は、
    前記第2AD変換期間に切り替わった後で、且つ、前記分周切替回路によって1/Nに分周された前記第2のパルス列が入力される前に、生成した前記1パルスを前記初段のスイッチ回路に入力させることで、前記第1AD変換期間にカウントされたカウンタ値を前記2の補数に変換させることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 請求項7に記載の固体撮像装置であって、
    前記複数のフリップフロップ回路のうち、最終段のフリップフロップ回路は、符号ビットとして機能することを特徴とする固体撮像装置。
  9. 請求項7又は8に記載の固体撮像装置であって、
    前記画素は、蓄積した電荷を吐き捨てて該画素をリセットするリセット部をさらに備え、
    前記黒レベルのアナログ信号は、前記リセット部によりリセットされた前記画素のアナログ信号であり、前記信号レベルのアナログ信号は、光電変換により得られた前記画素のアナログ信号であることを特徴とする固体撮像装置。
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