JP5246016B2 - Da変換装置、固体撮像素子、およびカメラシステム - Google Patents

Da変換装置、固体撮像素子、およびカメラシステム Download PDF

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Description

本発明は、CMOSイメージセンサに代表される固体撮像素子に適用可能なDA変換装置、固体撮像素子、およびカメラシステムに関するものである。
一般的に、電流制御型のデジタル−アナログ変換装置(以下、DA変換装置(Digital Analog Converter)という)は、一定の電流を発生する複数個の基本電流源セルと電流電圧変換部としての出力抵抗により構成される。
図1(A)および(B)は、電流制御型DA変換装置の概略構成を説明するための図である。
図1(A)はグランドGNDを基準とした場合、図1(B)は電源Vddを基準とした場合のDA変換装置の基本的な構成を示している。
DA変換装置1a,1bは、基本的に、複数の基本電流源セルを含む電流源I1、基準抵抗R1、カウンタCNT1を含んで構成される。
図1(A)のグランド基準型DA変換装置1aは基準抵抗R1がグランドGND側に接続され、図1(B)の電源基準型DA変換装置1bは基準抵抗R1が電源Vdd側に接続される。
DA変換装置1a,1bでは、カウンタCNT1に入力されるクロックCLKをカウントし、カウント値を基に、電流源の選択される基本電流源セルの数が決まり、この電流を基準抵抗R1に流して、抵抗値の電圧がランプ波形となる。
図2は、グランド基準型DA変換装置の具体的な構成例を示す回路図である(たとえば、特許文献1参照)。
図2のグランド基準型DA変換装置1aは、アナログ信号出力部2、ゲイン制御信号生成部3、カウンタデコーダ4、およびゲインデコーダ5を有する。
アナログ信号出力部2は、カウンタデコーダ4でデコードされるデジタル入力信号DI1の値に応じたアナログ信号を生成する。アナログ信号出力部2は、ゲイン制御信号生成部3から供給されるゲイン制御信号であるバイアス電圧Vbiasに応じて生成するアナログ信号のゲインを調整する。
図2のアナログ信号出力部2は、差動トランジスタと、この差動トランジスタの電流源としてトランジスタとを含み、電流源としてトランジスタのゲートに共通のバイアス電圧が供給される複数の基本電流源セル2−1〜2−nを含む。
グランド基準型DA変換装置1aの場合、基本電流源セル2−1〜2−nはpチャネルMOS(PMOS)トランジスタにより形成される。
アナログ信号出力部2は、選択出力線LO1、非選択出力線NLO1、および電流電圧変換回路(IV変換回路)としての出力抵抗R2を有している。
複数の基本電流源セル2−1〜2−nは、差動トランジスタの一方のトランジスタのドレインが選択出力線LO1に共通に接続され、他方のトランジスタのドレインが非選択出力線NLO1に共通に接続されている。
選択出力線LO1は出力抵抗R2を介してグランドGNDに接続され、非選択出力線NLO1はグランドGNDに直接的に接続されている。
複数の基本電流源セル2−1〜2−nは、カウンタデコーダ4のデコード情報に応じて差動トランジスタの一方のトランジスタが選択される。これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて出力電流Irampが選択出力線LO1に流れ、この電流Irampが出力抵抗R2で電圧信号に変換されて出力される。
複数の基本電流源セル2−1〜2−nは、カウンタデコーダ4のデコード情報に応じて他方のトランジスタが選択されると、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非出力電流Iramp_minusが非選択出力線NLO1を介してグランドGNDに流される。
ゲイン制御信号生成部3は、ゲインデコーダ5でデコードされるデジタルゲイン制御信号DGI1の値に応じたゲイン制御信号であるバイアス電圧Vbiasを生成する。
図2のゲイン制御信号生成部3は、差動トランジスタと、この差動トランジスタの電流源としてトランジスタとを含み、電流源としてトランジスタのゲートに共通の基準電流に応じたバイアス電圧が供給される複数の基本電流源セル3−1〜3−nを含む。
グランド基準型DA変換装置1aの場合、基本電流源セル3−1〜3−nはnチャネルMOS(NMOS)トランジスタにより形成される。
ゲイン制御信号生成部3は、選択線L1、非選択線NL1、およびIV変換回路としてのダイオード接続されたPMOSトランジスタP3を有している。
複数の基本電流源セル3−1〜3−nは、差動トランジスタの一方のトランジスタのドレインが選択線L1に共通に接続され、他方のトランジスタのドレインが非選択線NL1に共通に接続されている。
選択線L1はPMOSトランジスタP3のドレインおよびゲートに接続され、その接続ノードがアナログ信号出力部2の基本電流源セル2−1〜2−nの電流源としてのトランジスタのゲートに接続されている。
すなわち、PMOSトランジスタP3と基本電流源セル2−1〜2−nの電流源としてのトランジスタによりカレントミラー回路が形成されている。
非選択線NL1は電源Vddに直接的に接続されている。
複数の基本電流源セル3−1〜3−nは、ゲインデコーダ5のデコード情報に応じて差動トランジスタの一方のトランジスタが選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されてゲイン電流Igainが選択線L1に流れ、このゲイン電流IgainがPMOSトランジスタP3で電圧信号に変換されてアナログ信号出力部2に出力される。
複数の基本電流源セル3−1〜3−nは、ゲインデコーダ5のデコード情報に応じて他方のトランジスタが選択されると、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非選択側電流Igain_minusが非選択線NL1を介して電源Vddに流される。
このような電流制御型のDA変換装置は、マトリクス状に単位画素が配置された固体撮像素子(イメージセンサ)の画素信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換装置(以下AD変換装置(Analog Digital Converter)という)にも使用されている。
この種のAD変換装置を有する固体撮像素子としては、たとえば特許文献1,2,3に記載された固体撮像素子が知られている。
上記の特許文献に記載されている固体撮像素子は、ライン毎あるいは画素毎に選択されたアナログの画素信号とデジタル信号に変換するために単調に変化させた参照電圧(ランプ波形RAMPを電圧比較部で比較する。
そして、固体撮像素子は、この比較処理と並行してカウンタ部でカウント処理を行い、比較処理が完了した時点のカウント値に基づいて画素信号のデジタル信号を取得する。
特開2007-59991号公報 DA変換装置、AD変換装置、半導体装置 特開2000-152082号公報 イメージセンサ 特開2002-232291号公報 アナログデジタル変換機およびこれを用いたイメージセンサ
しかし、上記したDA変換装置では、ゲイン制御信号生成部3の設定条件に応じて、ゲイン電流Igainの変動に比例したアナログ信号出力部2での電流変動がある。
その結果、アナログ信号出力部2において、出力電流Irampと非出力電流Iramp_minusの合計電流はゲイン電流Igainに比例して変動する。
したがって、DA変換装置全体での消費電流変動が生じる。
DA変換装置での電流変動は、電源Vdd、グランドGNDに存在する寄生抵抗・寄生インダクタンス等による電源Vddレベル、グランドGNDレベルの変動を引き起こし、DA変換装置の出力変動を引き起こす。このため、このDA変換装置では、電流が安定するまでのセトリング時間を必要とする。
ゲイン切り替え時のセトリング時間は、特に列方向走査毎にゲイン切替えを行う方式のイメージセンサにおいては重要な問題である。
例として、特許文献1の図1を引用して説明する。
1画面の全色を同じゲイン設定で列方向走査する場合には、ゲイン切り替えのセトリング時間は画面切り替え時のみ考慮すればよいため、問題度は低い。
しかし、色別のゲイン設定が異なる場合は、列方向走査毎にゲイン切り替えが必要であるため、ゲイン切り替え時のセトリング時間が重要視される。
特許文献1の図1での行制御線を、V1、V2、V3、、の順次走査を行う場合、垂直信号線H1には、画素信号が、R、G、R、G、、、の順で与えられる。
垂直信号線H2には、画素信号が、G、B、G、B、、、の順で与えられる。
色毎にゲイン設定が異なる場合は、2つのDA変換装置DACa,DACbのゲイン設定を、列方向走査毎に交互に切り替える必要がある。
センサ側色毎ゲイン設定にてホワイトバランスを調整するシステム構成となっている場合は、上記のような、色別に異なるゲイン設定を行う回路構成となる。
上記した方式の回路では、DA変換装置にて消費する電流が列方向走査毎に大きく変わるために、搭載セットにて電源系回路の応答特性に注意して対応する必要がある。
また、セトリング時間を短くするためには、電源系の周波数帯域を広くする必要があるため、特に電源基準タイプのDA変換装置ではノイズ設計の観点からは不利である。
本発明は、消費電流をゲイン設定によらず一定に保つことが可能で、ゲイン切り替え時の装置の動作安定までのセトリング時間を短縮することが可能なDA変換装置、固体撮像素子、およびカメラシステムを提供することにある。
本発明の第1の観点のDA変換装置は、ゲインを調整するためのゲイン制御信号を受けて、デジタル入力信号の値に応じた出力電流および非出力電流を生成し、上記出力電流を電流電圧変換したアナログ信号を出力し、上記非出力電流を基準電位に流すアナログ信号出力部と、デジタルゲイン制御信号の値に応じたゲイン電流および非選択側電流を生成し、上記ゲイン電流を電流電圧変換して上記ゲイン制御信号を生成し、生成した上記ゲイン制御信号を上記アナログ信号出力部に供給するゲイン制御信号生成部と、上記ゲイン制御信号生成部の非選択側電流を基に上記ゲイン制御信号生成部でゲイン設定を変化させることによる電流変動分を補った補正電流を生成し、当該補正電流を上記基準電位に流す補正電流生成部とを有する。
本発明の第2の観点の固体撮像素子は、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、供給されるデジタル信号に応じたランプ波である参照電圧を生成するDA変換装置と、を有し、上記画素信号読み出し回路は、画素の列配列に対応して、ランプ波である上記参照電圧が供給され、供給された参照電圧と当該列の画素の読み出しアナログ信号電位とを比較する複数の比較器と、上記複数の比較器に対応して配置され、対応する上記比較器の比較時間をカウント可能で、当該比較器の出力が反転するとカウントを停止して、当該カウント値を保持する複数のラッチと、を含み、上記DA変換装置は、ゲインを調整するためのゲイン制御信号を受けて、デジタル入力信号の値に応じた出力電流および非出力電流を生成し、上記出力電流を電流電圧変換したアナログ信号を出力し、上記非出力電流を基準電位に流すアナログ信号出力部と、デジタルゲイン制御信号の値に応じたゲイン電流および非選択側電流を生成し、上記ゲイン電流を電流電圧変換して上記ゲイン制御信号を生成し、生成した上記ゲイン制御信号を上記アナログ信号出力部に供給するゲイン制御信号生成部と、上記ゲイン制御信号生成部の非選択側電流を基に上記ゲイン制御信号生成部でゲイン設定を変化させることによる電流変動分を補った補正電流を生成し、当該補正電流を上記基準電位に流す補正電流生成部と、を含む。
本発明の第3の観点のカメラシステムは、固体撮像素子と、上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、を有し、上記固体撮像素子は、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、供給されるデジタル信号に応じたランプ波である参照電圧を生成するDA変換装置と、を有し、上記画素信号読み出し回路は、画素の列配列に対応して、ランプ波である上記参照電圧が供給され、供給された参照電圧と当該列の画素の読み出しアナログ信号電位とを比較する複数の比較器と、上記複数の比較器に対応して配置され、対応する上記比較器の比較時間をカウント可能で、当該比較器の出力が反転するとカウントを停止して、当該カウント値を保持する複数のラッチと、を含み、上記DA変換装置は、ゲインを調整するためのゲイン制御信号を受けて、デジタル入力信号の値に応じた出力電流および非出力電流を生成し、上記出力電流を電流電圧変換したアナログ信号を出力し、上記非出力電流を基準電位に流すアナログ信号出力部と、デジタルゲイン制御信号の値に応じたゲイン電流および非選択側電流を生成し、上記ゲイン電流を電流電圧変換して上記ゲイン制御信号を生成し、生成した上記ゲイン制御信号を上記アナログ信号出力部に供給するゲイン制御信号生成部と、上記ゲイン制御信号生成部の非選択側電流を基に上記ゲイン制御信号生成部でゲイン設定を変化させることによる電流変動分を補った補正電流を生成し、当該補正電流を上記基準電位に流す補正電流生成部と、を含む。
本発明によれば、消費電流をゲイン設定によらず一定に保つことができ、ゲイン切り替え時の装置の動作安定までのセトリング時間を短縮することができる。
電流制御型DA変換装置の構成例を示す図である。 グランド基準型DA変換装置の具体的な構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係るDA変換装置の構成例を示す回路図である。 ゲイン設定に対するアナログ信号出力部での電流と、補正用電流増幅回路での電流、回路全体での合計電流量を示す図である。 ゲイン切り替えを行った際の時間変動による電流変動を示す図である。 ゲイン切り替えを行った際の時間経過によるDA変換装置の出力変動を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るDA変換装置の構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。 図8の列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)におけるADC群をより具体的に示すブロック図である。 本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。 図8および図9のDA変換装置が生成するランプ(RAMP)波形およびADCの動作タイミングの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(DA変換装置の第1の構成例)
2.第2の実施形態(DA変換装置の第2の構成例)
3.第3の実施形態(固体撮像素子の全体構成例)
4.第4の実施形態(カメラシステムの構成例)
<1.第1の実施形態>
[DA変換装置の第1の構成例]
図3は、本発明の第1の実施形態に係るDA変換装置の構成例を示す回路図である。
本第1の実施形態のDA変換装置10は、グランド基準型DA変換装置として構成されている。
DA変換装置10は、アナログ信号出力部20、ゲイン制御信号生成部30、補正電流生成部としての補正用電流増幅回路40、カウンタデコーダ50、およびゲインデコーダ60を有する。
アナログ信号出力部20は、カウンタデコーダ50でデコードされるデジタル入力信号DI11の値に応じたアナログ信号を生成する。
アナログ信号出力部20は、ゲイン制御信号生成部30から供給されるゲイン制御信号であるバイアス電圧Vbiasに応じて生成するアナログ信号のゲインを調整する。
図3のアナログ信号出力部20は、差動トランジスタと、この差動トランジスタの電流源としてトランジスタとを含み、電流源としての第1の電流源トランジスタのゲートに共通のバイアス電圧が供給される複数の基本電流源セル21−1〜21−nを含む。
グランド基準型DA変換装置10の場合、基本電流源セル21−1〜21−nはPMOSトランジスタにより形成される。
アナログ信号出力部20は、選択出力線LO21、非選択出力線NLO21、およびIV変換回路としての出力抵抗R21を有している。
アナログ信号出力部20の各基本電流源セル21−1〜21−nは、共通した構成を有する。
すなわち、各基本電流源セル21(−1〜−n)は、PMOSトランジスタPT21〜PT23を有している。
PMOSトランジスタPT21より電流源としての第1の電流源トランジスタが形成される。
ソース同士が接続されたPMOSトランジスタPT22およびPT23により差動トランジスタが形成される。
基本電流源セル21において、PMOSトランジスタPT21のソースが電源Vddに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT22,PT23のソースに接続されている。
PMOSトランジスタPT22のドレインが非選択出力線NLO21に接続され、非選択出力線NLO21はグランドGNDに直接的に接続されている。
PMOSトランジスタPT23のドレインが選択出力線LO21に接続されている。選択出力線LO21は出力抵抗R21の一端に接続され、出力抵抗R21の他端がグランドGNDに接続されている。
各基本電流源セル21−1〜21−nは、PMOSトランジスタPT21のゲートがゲイン制御信号生成部30のゲイン制御信号であるバイアス電圧Vbiasの供給線LVB11に共通に接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT22のゲートがデジタル信号Qinの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタPT23のゲートがデジタル信号Qinと逆相の信号xQinの供給ラインに接続されている。
複数の基本電流源セル21−1〜21−nは、差動トランジスタの一方のPMOSトランジスタPT23のドレインが選択出力線LO21に共通に接続され、他方のPMOSトランジスタPT22のドレインが非選択出力線NLO21に共通に接続されている。
そして、上記したように、選択出力線LO21は出力抵抗R21の一端に接続され、その接続ノードND21からアナログ信号出力部20の出力であるアナログ信号が出力される。
アナログ信号出力部20において、複数の基本電流源セル21−1〜21−nは、カウンタデコーダ50のデコード情報に応じて差動トランジスタの一方のPMOSトランジスタPT23が選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて出力電流Irampが選択出力線LO21に流れ、この電流Irampが出力抵抗R21で電圧信号に変換されて、ノードND21から出力される。
複数の基本電流源セル21−1〜21−nは、カウンタデコーダ50のデコード情報に応じて他方のPMOSトランジスタPT22が選択される。
この場合、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非出力電流IIramp_minusが非選択出力線NLO21を介してグランドGNDに流される。
また、非出力電流Iramp_minusは、後述するように、補正用電流増幅回路40による補正電流Icorctにより補正される。
図3のゲイン制御信号生成部30は、ゲインデコーダ60でデコードされるデジタルゲイン制御信号DGI11の値に応じたゲイン制御信号であるバイアス電圧Vbiasを生成する。
ゲイン制御信号生成部30は、生成したバイアス電圧Vbiasをアナログ信号出力部20にゲインを調整するための信号として出力する。
ゲイン制御信号生成部30は、差動トランジスタと、この差動トランジスタの電流源としてトランジスタとを含み、電流源としてトランジスタのゲートに共通の基準電流に応じたバイアス電圧が供給される複数の基本電流源セル31−1〜31−nを含む。
グランド基準型DA変換装置10の場合、基本電流源セル31−1〜31−nはNMOSトランジスタにより形成される。
ゲイン制御信号生成部30は、選択線L31、非選択線NL31、およびIV変換回路としてのダイオード接続されたNMOSトランジスタDN31およびPMOSトランジスタDP31を有している。
PMOSトランジスタDP31は第1のダイオード接続トランジスタに相当する。
ゲイン制御信号生成部30の各基本電流源セル31−1〜31−nは、共通した構成を有する。
すなわち、各基本電流源セル31(−1〜−n)は、NMOSトランジスタNT31〜NT33を有している。
NMOSトランジスタNT31より電流源としてのトランジスタが形成される。
ソース同士が接続されたNMOSトランジスタNT32およびNT33により差動トランジスタが形成される。
基本電流源セル31において、NMOSトランジスタNT31のソースがグランドGNDに接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT32,NT33のソースに接続されている。
NMOSトランジスタNT32のドレインが非選択線NL31に接続され、非選択線NL31は補正用電流増幅回路40に接続されている。
NMOSトランジスタNT33のドレインが選択線L31に接続されている。
選択線L31は、PMOSトランジスタDP31のドレインおよびゲートに接続され、その接続ノードがアナログ信号出力部20の基本電流源セル21−1〜21−nの電流源としてのトランジスタのゲートに接続されている。
すなわち、ゲイン制御信号生成部30のPMOSトランジスタDP31とアナログ信号出力部20の基本電流源セル21−1〜21−nの電流源としてのPMOSトランジスタPT21により第1のカレントミラー回路CRM21が形成されている。
各基本電流源セル31−1〜31−nは、NMOSトランジスタNT31のゲートがIV変換回路としてのNMOSトランジスタDN31による基準電圧Vrefの供給線LVB12に共通に接続されている。
そして、NMOSトランジスタNT32のゲートが信号Ginの供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT33のゲートが信号Ginと逆相の信号xGinの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタDN31のソースがグランドGNDに接続され、ドレインおよびゲートが基準電流Irefの供給ラインに接続され、その接続点(ゲート)が各基本電流源セル31−1〜31−nのNMOSトランジスタNT31のゲートに接続されている。
複数の基本電流源セル31−1〜31−nは、差動トランジスタの一方のNMOSトランジスタNT33のドレインが選択線L31に共通に接続され、他方のNMOSトランジスタNT32のドレインが非選択線NL31に共通に接続されている。
複数の基本電流源セル31−1〜31−nは、ゲインデコーダ60のデコード情報に応じて差動トランジスタの一方のNMOSトランジスタNT33が選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されてゲイン電流Igainが選択線L31に流れ、このゲイン電流IgainがPMOSトランジスタDP31で電圧信号に変換されてアナログ信号出力部20に出力される。
複数の基本電流源セル31−1〜31−nは、ゲインデコーダ60のデコード情報に応じて他方のトランジスタが選択される。
この場合、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非選択側電流Igain_minusが非選択線NL31を介して補正用電流増幅回路40に供給される。
補正用電流増幅回路40は、非選択側電流Igain_minusを非選択線NL31を介して入力し、ゲイン制御信号生成部30でゲイン設定を変化させることによる電流変動分を、正確に補った補正電流Icorctを生成する。
補正用電流増幅回路40は、生成した補正電流Icorctを、補正電流線LIC11を介してアナログ信号出力部20の非選択出力線NLO21とグランドGNDとの接続点に供給する。
補正用電流増幅回路40は、ゲイン設定を変化させることによる電流変動分を正確に補った補正電流Icorctを非出力電流Iramp_minusに加算する。これにより、アナログ信号出力部20と補正用電流増幅回路40での消費電流の合計はゲイン設定によらず一定に保たれる。
したがって、DA変換装置10全体での電流はゲイン設定によらず一定に保たれる。
補正用電流増幅回路40は、IV変換回路としてPMOSトランジスタDP41、電流源としてのPMOSトランジスタPT41、および出力用のPMOSトランジスタPT42を有する。
PMOSトランジスタDP41は、ダイオード接続され、ゲイン制御信号生成部30のPMOSトランジスタDP31と同等の機能を有する。
PMOSトランジスタDP41は、第2のダイオード接続トランジスタに相当する。
PMOSトランジスタPT41は、アナログ信号出力部20の基本電流源セル21−1〜21−nの電流源としてのPMOSトランジスタPT21と同等の機能を有する。
また、PMOSトランジスタPT42は、アナログ信号出力部20の基本電流源セル21−1〜21−nの差動トランジスタのPMOSトランジスタPT22またはPT23と同等の機能を有する。
補正用電流増幅回路40において、PMOSトランジスタPT41,PT42の並列数はアナログ信号出力部20の基本電流源セル21−1〜21−nの数nと同様に設定される。
PMOSトランジスタDP41が第2のダイオード接続トランジスタに相当し、PMOSトランジスタPT41が第2の電流源トランジスタに相当し、PMOSトランジスタPT42が出力トランジスタに相当する。
PMOSトランジスタDP41は、ドレインおよびゲートが非選択線NL31に接続され、ソースが電源Vddに接続されている。
PMOSトランジスタDP41は、ゲートがバイアス電圧Vbias2の供給線LVB13に接続されている。
n個のPMOSトランジスタPT41は、ソースが電源Vddに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT42のソースにそれぞれ接続されている。
n個のPMOSトランジスタPT41のゲートは、PMOSトランジスタDP41のゲートに接続されたバイアス電圧Vbias2の供給線LVB13に共通に接続されている。
また、n個のPMOSトランジスタPT42のゲートは、グランドGNDに共通に接続されている。
すなわち、n個のPMOSトランジスタPT42は、ゲートがグランド電位に保持され、オン状態に保持されている。
そして、n個のPMOSトランジスタPT42のドレインは、補正電流線LIC11の一端に共通に接続されている。そして、補正電流線LIC11の他端がアナログ信号出力部20の出力抵抗R21の他端および非選択出力線NLO21とグランドGNDとの接続点に接続されている。
補正用電流増幅回路40において、ダイオード接続されたPMOSトランジスタDP41とn個のPMOSトランジスタPT41により第2のカレントミラー回路CMR41が形成されている。
第2のカンレトミラー回路CMR41の電流ミラー比は、第1のカンレトミラー回路CMR21の入出力電流ミラー比と揃えてある。
なお、上述したように、カレントミラー回路CMR21は、ゲイン制御信号生成部30のPMOSトランジスタDP31とアナログ信号出力部20の基本電流源セル21−1〜21−nの電流源としてのPMOSトランジスタPT21により形成される。
すなわち、補正用電流増幅回路40は、PMOSトランジスタDP31と基本電流源セル21−1〜21−nの電流源としてのPMOSトランジスタPT21により形成されるカレントミラー回路CMR21の電流ミラー比と同じ比率で電流増幅を行う。
次に、本実施形態に係る補正用電流増幅回路40を用いたDA変換装置の消費電流等について、補正用電流増幅回路を用いないDA変換装置を比較例として考察する。
図4(A)および(B)は、ゲイン設定に対するアナログ信号出力部での電流と、補正用電流増幅回路での電流、回路全体での合計電流量を示す図である。
図4(A)は比較例におけるゲイン設定変化に対する電流変化特性を示し、図4(B)は本補正用電流増幅回路を用いたDA変換装置のゲイン設定変化に対する電流変化特性を示している。
図4(A)および(B)において、横軸がゲイン設定値を、縦軸が電流を表している。
また、図4(A)および(B)において、Xで示す線はアナログ信号出力部20における消費電流変化を示している。
図4(B)において、Yで示す線は補正用電流増幅回路40における消費電流変化を示し、Zで示す線がアナログ信号出力部20と補正用電流増幅回路40の消費電流の合計を示している。
一般的に、図4(A)に示すように、ゲイン設定値を高くすると消費電流は線形に変化する。図4(A)の例では消費電流が線形に減少している。
補正用電流増幅回路40を用いた本DA変換装置10では、図4(B)に示すように、補正用電流増幅回路40の消費電流Yは、アナログ信号出力部20の消費電流Xと逆の傾きをもって線形に変化する。図4(B)の例では消費電流Yは線形に増加する。
したがって、図4(B)中に線Zで示すように、ゲイン設定を変化させることによる電流変動分を、補正用電流増幅回路40が正確に補うことにより、DA変換装置10全体での電流をゲイン設定によらず一定に保つことができる。
なお、補正用電流増幅回路40でのタイミングの制御は不要である。
図5(A)および(B)は、ゲイン切り替えを行った際の時間変動による電流変動を示す図である。
図5(A)は、比較例における電流変動(変化)特性を示し、図5(B)は本補正用電流増幅回路を用いたDA変換装置の電流変動(変化)特性を示している。
図5(A)および(B)において、横軸が時間を、縦軸が電流を表している。
図5(A)および(B)の例では、ゲイン切り替えを「00db」から「06db」に切り替え、デジタル入力信号DI11をハイレベルからローレベルに順次切り替えた場合を示している。
図5(A)に示すように、比較例では、DA変換装置での電流変動は、電源Vdd、グランドGNDに存在する寄生抵抗や寄生インダクタンス等による電源Vddレベル、グランドGNDレベルの変動を引き起こし、DA変換装置の出力変動を引き起こす。このため、電源Vdd、GNDレベルが安定するまでのセトリング時間を必要とする。
これに対して、本DA変換装置10では、図5(B)に示すように、DA変換装置全体での電流が一定であるため、電源Vddレベル、GNDレベルの安定化待ち時間が不要である。
図6(A)および(B)は、ゲイン切り替えを行った際の時間経過によるDA変換装置の出力変動を示す図である。
図6(A)は、比較例における出力変動特性を示し、図6(B)は本補正用電流増幅回路を用いたDA変換装置の出力変動特性を示している。
図6(A)および(B)において、横軸が時間を、縦軸が電流を表している。
図6(A)および(B)の例においても、ゲイン切り替えを「00db」から「06db」に切り替え、デジタル入力信号DI11をハイレベルからローレベルに順次切り替えた場合を示している。
比較例においても、電源Vdd、グランドGNDに存在する寄生抵抗や寄生インダクタンス等がない理想状態であれば電源Vddレベル、グランドGNDレベルの変動はない。
しかし、図6(A)に示すように、実際には存在する寄生成分による、DA変換装置の出力変動を引き起こすため、電源Vddレベル、グランドGNDレベルが安定するまでのセトリング時間を必要とする。
これに対して、本DA変換装置10では、DA変換装置全体での電流が一定であるため、電源Vddレベル、グランドGNDレベルの安定化待ち時間が不要である。
次に、上記構成による動作を説明する。
ゲイン制御信号生成部30において、複数の基本電流源セル31−1〜31−nは、ゲインデコーダ60のデコード情報(ゲイン設定値)に応じて差動トランジスタの一方のNMOSトランジスタNT33が選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されてゲイン電流Igainが選択線L31に流れ、このゲイン電流IgainがPMOSトランジスタDP31で電圧信号に変換されてアナログ信号出力部20に出力される。
複数の基本電流源セル31−1〜31−nは、ゲインデコーダ60のデコード情報に応じて他方のNMOSトランジスタNT32が選択される。
この場合、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非選択側電流Igain_minusが非選択線NL31を介して補正用電流増幅回路40に供給される。
アナログ信号出力部20において、複数の基本電流源セル21−1〜21−nは、デジタル入力信号DI11に対するカウンタデコーダ50のデコード情報に応じて差動トランジスタの一方のPMOSトランジスタPT23が選択される。
具体的には、カウンタデコーダ50に入力されるクロックがカウントされ、カウント値を基に、電流源セルの選択される数が決まり、差動トランジスタの一方のPMOSトランジスタPT23が選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて出力電流Irampが選択出力線LO21に流れ、この電流Irampが出力抵抗R21で電圧信号に変換されて、ノードND21から出力される。
また、複数の基本電流源セル21−1〜21−nは、カウンタデコーダ50のデコード情報に応じて他方のPMOSトランジスタPT22が選択される。
この場合、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非出力電流IIramp_minusが非選択出力線NLO21を介してグランドGNDに流される。
補正用電流増幅回路40においては、非選択側電流Igain_minusが非選択線NL31を介して入力され、ゲイン制御信号生成部30でゲイン設定を変化させることによる電流変動分を、正確に補った補正電流Icorctが生成される。
補正用電流増幅回路40で生成された補正電流Icorctは、補正電流線LIC11を介してアナログ信号出力部20の非選択出力線NLO21とグランドGNDとの接続点に供給される。
これにより、非出力電流Iramp_minusは、補正用電流増幅回路40による補正電流Icorctにより補正される。
補正用電流増幅回路40により、ゲイン設定を変化させることによる電流変動分を正確に補った補正電流Icorctが非出力電流Iramp_minusに加算される。
これにより、アナログ信号出力部20と補正用電流増幅回路40での消費電流の合計はゲイン設定によらず一定に保たれる。
したがって、DA変換装置10全体での電流はゲイン設定によらず一定に保たれる。
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、DA変換装置10の消費電流を、ゲイン設定によらず一定に保つことができる。
ゲイン切り替え時の電流変動がないため、ゲイン切り替え時のDA変換装置の動作安定までのセトリング時間を短縮することができる。
特に、走査毎にゲイン切り替えを行うシステムの場合に有効である。
また、電源回路系での狭帯域化が可能となるため、電源ノイズを低減することも可能となる。
これまでの説明は、グランド基準型DA変換装置を例に説明しているが、本発明は電源基準型DA変換装置にも適用可能である。
<2.第2の実施形態>
[DA変換装置の第2の構成例]
図7は、本発明の第2の実施形態に係るDA変換装置の構成例を示す回路図である。
本第2の実施形態に係るDA変換装置10Aは、電源基準型DA変換装置として構成されている。
DA変換装置10Aは、アナログ信号出力部20A、ゲイン制御信号生成部30A、補正電流生成部としての補正用電流増幅回路40A、カウンタデコーダ50A、およびゲインデコーダ60Aを有する。
アナログ信号出力部20Aは、カウンタデコーダ50Aでデコードされるデジタル入力信号DI11の値に応じたアナログ信号を生成する。
アナログ信号出力部20Aは、ゲイン制御信号生成部30Aから供給されるゲイン制御信号であるバイアス電圧Vbiasに応じて生成するアナログ信号のゲインを調整する。
図7のアナログ信号出力部20Aは、差動トランジスタと、この差動トランジスタの電流源としてトランジスタとを含み、電流源としての第1の電流源トランジスタのゲートに共通のバイアス電圧が供給される複数の基本電流源セル21A−1〜21A−nを含む。
電源基準型DA変換装置10Aの場合、基本電流源セル21A−1〜21A−nはNMOSトランジスタにより形成される。
アナログ信号出力部20Aは、選択出力線LO21A、非選択出力線NLO21A、およびIV変換回路としての出力抵抗R21Aを有している。
アナログ信号出力部20Aの各基本電流源セル21−1〜21−nは、共通した構成を有する。
すなわち、各基本電流源セル21(−1〜−n)は、NMOSトランジスタNT21〜NT23を有している。
NMOSトランジスタNT21より電流源としての第1の電流源トランジスタが形成される。
ソース同士が接続されたNMOSトランジスタNT22およびNT23により差動トランジスタが形成される。
基本電流源セル21Aにおいて、NMOSトランジスタNT21のソースがグランドGNDに接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT22,NT23のソースに接続されている。
NMOSトランジスタNT22のドレインが非選択出力線NLO21Aに接続され、非選択出力線NLO21Aは電源Vddに直接的に接続されている。
NMOSトランジスタNT23のドレインが選択出力線LO21Aに接続されている。選択出力線LO21Aは出力抵抗R21Aの一端に接続され、出力抵抗R21Aの他端が電源Vddに接続されている。
各基本電流源セル21A−1〜21A−nは、NMOSトランジスタNT21のゲートがゲイン制御信号生成部30Aのゲイン制御信号であるバイアス電圧Vbiasの供給線LVB11Aに共通に接続されている。
そして、NMOSトランジスタNT22のゲートがデジタル信号Qinの供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT23のゲートがデジタル信号Qinと逆相の信号xQinの供給ラインに接続されている。
複数の基本電流源セル21A−1〜21A−nは、差動トランジスタの一方のNMOSトランジスタNT23のドレインが選択出力線LO21Aに共通に接続されている。他方のNMOSトランジスタNT22のドレインが非選択出力線NLO21Aに共通に接続されている。
そして、上記したように、選択出力線LO21Aは出力抵抗R21Aの一端に接続され、その接続ノードND21Aからアナログ信号出力部20Aの出力であるアナログ信号が出力される。
アナログ信号出力部20Aにおいて、複数の基本電流源セル21A−1〜21A−nは、カウンタデコーダ50Aのデコード情報に応じて差動トランジスタの一方のNMOSトランジスタNT23が選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて出力電流Irampが選択出力線LO21Aに流れ、この電流Irampが出力抵抗R21Aで電圧信号に変換されて、ノードND21Aから出力される。
複数の基本電流源セル21A−1〜21A−nは、カウンタデコーダ50Aのデコード情報に応じて他方のNMOSトランジスタNT22が選択される。
この場合、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非出力電流IIramp_minusが非選択出力線NLO21Aを介して電源Vddに流される。
また、非出力電流Iramp_minusは、補正用電流増幅回路40Aによる補正電流Icorctにより補正される。
図7のゲイン制御信号生成部30Aは、ゲインデコーダ60Aでデコードされるデジタルゲイン制御信号DGI11の値に応じたゲイン制御信号であるバイアス電圧Vbiasを生成する。
ゲイン制御信号生成部30Aは、生成したバイアス電圧Vbiasをアナログ信号出力部20Aにゲインを調整するための信号として出力する。
ゲイン制御信号生成部30Aは、差動トランジスタと、この差動トランジスタの電流源としてトランジスタとを含み、電流源としてトランジスタのゲートに共通の基準電流に応じたバイアス電圧が供給される複数の基本電流源セル31A−1〜31A−nを含む。
電源基準型DA変換装置10Aの場合、基本電流源セル31A−1〜31A−nはPMOSトランジスタにより形成される。
ゲイン制御信号生成部30Aは、選択線L31A、非選択線NL31A、およびIV変換回路としてのダイオード接続されたPMOSトランジスタDP31およびNMOSトランジスタDN31を有している。
NMOSトランジスタDN31は第1のダイオード接続トランジスタに相当する。
ゲイン制御信号生成部30Aの各基本電流源セル31A−1〜31A−nは、共通した構成を有する。
すなわち、各基本電流源セル31A(−1〜−n)は、PMOSトランジスタPT31〜PT33を有している。
PMOSトランジスタPT31より電流源としてのトランジスタが形成される。
ソース同士が接続されたPMOSトランジスタPT32およびPT33により差動トランジスタが形成される。
基本電流源セル31Aにおいて、PMOSトランジスタPT31のソースが電源Vddに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT32,PT33のソースに接続されている。
PMOSトランジスタPT32のドレインが非選択線NL31Aに接続され、非選択線NL31Aは補正用電流増幅回路40Aに接続されている。
PMOSトランジスタPT33のドレインが選択線L31Aに接続されている。
選択線L31Aは、NMOSトランジスタDN31のドレインおよびゲートに接続され、その接続ノードがアナログ信号出力部20Aの基本電流源セル21A−1〜21A−nの電流源としてのトランジスタのゲートに接続されている。
すなわち、ゲイン制御信号生成部30AのNMOSトランジスタDN31とアナログ信号出力部20Aの基本電流源セル21A−1〜21A−nの電流源としてのNMOSトランジスタNT21により第1のカレントミラー回路CRM21Aが形成されている。
各基本電流源セル31A−1〜31A−nは、PMOSトランジスタPT31のゲートがIV変換回路としてのPMOSトランジスタDP31による基準電圧Vrefの供給線LVB12Aに共通に接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT32のゲートが信号Ginの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタPT33のゲートが信号Ginと逆相の信号xGinの供給ラインに接続されている。
PMOSトランジスタDP31のソースが電源Vddに接続され、ドレインおよびゲートが基準電流Irefの供給ラインに接続され、その接続点(ゲート)が各基本電流源セル31A−1〜31A−nのPMOSトランジスタPT31のゲートに接続されている。
複数の基本電流源セル31A−1〜31A−nは、差動トランジスタの一方のPMOSトランジスタPT33のドレインが選択線L31Aに共通に接続され、他方のPMOSトランジスタPT32のドレインが非選択線NL31Aに共通に接続されている。
複数の基本電流源セル31A−1〜31A−nは、ゲインデコーダ60Aのデコード情報に応じて差動トランジスタの一方のPMOSトランジスタPT33が選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されてゲイン電流Igainが選択線L31Aに流れ、このゲイン電流IgainがNMOSトランジスタDN31で電圧信号に変換されてアナログ信号出力部20Aに出力される。
複数の基本電流源セル31A−1〜31A−nは、ゲインデコーダ60Aのデコード情報に応じて他方のPMOSトランジスタPT32が選択される。
この場合、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非選択側電流Igain_minusが非選択線NL31Aを介して補正用電流増幅回路40Aに供給される。
補正用電流増幅回路40Aは、非選択側電流Igain_minusを非選択線NL31Aを介して入力し、ゲイン制御信号生成部30Aでゲイン設定を変化させることによる電流変動分を、正確に補った補正電流Icorctを生成する。
補正用電流増幅回路40Aは、生成した補正電流Icorctを、補正電流線LIC11Aを介してアナログ信号出力部20Aの非選択出力線NLO21Aと電源Vddとの接続点に供給する。
補正用電流増幅回路40Aは、ゲイン設定を変化させることによる電流変動分を正確に補った補正電流Icorctを非出力電流Iramp_minusに加算する。これにより、アナログ信号出力部20Aと補正用電流増幅回路40Aでの消費電流の合計はゲイン設定によらず一定に保たれる。
したがって、DA変換装置10A全体での電流はゲイン設定によらず一定に保たれる。
補正用電流増幅回路40Aは、IV変換回路としてNMOSトランジスタDN41、電流源としてのNMOSトランジスタNT41、および出力用のNMOSトランジスタNT42を有する。
NMOSトランジスタDN41は、ダイオード接続され、ゲイン制御信号生成部30AのNMOSトランジスタDN31と同等の機能を有する。
NMOSトランジスタNT41は、アナログ信号出力部20Aの基本電流源セル21A−1〜21A−nの電流源としてのNMOSトランジスタNT21と同等の機能を有する。
また、NMOSトランジスタNT42は、アナログ信号出力部20Aの基本電流源セル21A−1〜21A−nの差動トランジスタのNMOSトランジスタNT22またはNT23と同等の機能を有する。
補正用電流増幅回路40Aにおいて、NMOSトランジスタNT41,NT42の並列数はアナログ信号出力部20Aの基本電流源セル21A−1〜21A−nの数nと同様に設定される。
NMOSトランジスタDN41が第2のダイオード接続トランジスタに相当し、NMOSトランジスタNT41が第2の電流源トランジスタに相当し、NMOSトランジスタNT42が出力トランジスタに相当する。
NMOSトランジスタDN41は、ドレインおよびゲートが非選択線NL31Aに接続され、ソースがグランドGNDに接続されている。
NMOSトランジスタDN41は、ゲートがバイアス電圧Vbias2の供給線LVB13Aに接続されている。
n個のNMOSトランジスタNT41は、ソースがグランドGNDに接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT42のソースにそれぞれ接続されている。
n個のNMOSトランジスタNT41のゲートは、NMOSトランジスタDN41のゲートに接続されたバイアス電圧Vbias2の供給線LVB13Aに共通に接続されている。
また、n個のNMOSトランジスタNT42のゲートは、電源Vddに共通に接続されている。
すなわち、n個のNMOSトランジスタNT42は、ゲートが電源電位に保持され、オン状態に保持されている。
そして、n個のNMOSトランジスタNT42のドレインは、補正電流線LIC11Aの一端に共通に接続されている。そして、補正電流線LIC11Aの他端がアナログ信号出力部20Aの出力抵抗R21Aの他端および非選択出力線NLO21Aと電源Vddとの接続点に接続されている。
補正用電流増幅回路40Aにおいて、ダイオード接続されたNMOSトランジスタDN41とn個のNMOSトランジスタNT41により第2のカレントミラー回路CMR41Aが形成されている。
第2のカンレトミラー回路CMR41Aの電流ミラー比は、第1のカンレトミラー回路CMR21Aの入出力電流ミラー比と揃えてある。
なお、上述したように、カレントミラー回路CMR21Aは、ゲイン制御信号生成部30AのNMOSトランジスタDN31とアナログ信号出力部20Aの基本電流源セル21A−1〜21A−nの電流源としてのNMOSトランジスタNT21により形成される。
すなわち、補正用電流増幅回路40Aは、NMOSトランジスタDN31と基本電流源セル21A−1〜21A−nの電流源としてのNMOSトランジスタNT21により形成されるカレントミラー回路CMR21Aの電流ミラー比と同じ比率で電流増幅を行う。
本第2の実施形態に係る補正用電流増幅回路40Aを用いたDA変換装置10Aの消費電流等の考察結果については、図4〜図6に関連付けて説明した第1の実施形態のDA変換装置10と同様である。
したがって、その詳細はここでは省略する。
次に、上記構成による動作を説明する。
ゲイン制御信号生成部30Aにおいて、複数の基本電流源セル31A−1〜31A−nは、ゲインデコーダ60Aのデコード情報(ゲイン設定値)に応じて差動トランジスタの一方のPMOSトランジスタPT33が選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されてゲイン電流Igainが選択線L31Aに流れ、このゲイン電流IgainがNMOSトランジスタDN31で電圧信号に変換されてアナログ信号出力部20Aに出力される。
複数の基本電流源セル31A−1〜31A−nは、ゲインデコーダ60Aのデコード情報に応じて他方のPMOSトランジスタPT32が選択される。
この場合、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非選択側電流Igain_minusが非選択線NL31Aを介して補正用電流増幅回路40Aに供給される。
アナログ信号出力部20Aにおいて、複数の基本電流源セル21A−1〜21A−nは、デジタル入力信号DI11に対するカウンタデコーダ50Aのデコード情報に応じて差動トランジスタの一方のNMOSトランジスタNT23が選択される。
具体的には、カウンタデコーダ50Aに入力されるクロックがカウントされ、カウント値を基に、電流源セルの選択される数が決まり、差動トランジスタの一方のNMOSトランジスタNT23が選択される。
これにより、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて出力電流Irampが選択出力線LO21Aに流れ、この電流Irampが出力抵抗R21Aで電圧信号に変換されて、ノードND21Aから出力される。
また、複数の基本電流源セル21A−1〜21A−nは、カウンタデコーダ50Aのデコード情報に応じて他方のNMOSトランジスタNT22が選択される。
この場合、選択された基本電流源セルの電流出力が加算されて非出力電流IIramp_minusが非選択出力線NLO21Aを介して電源Vddに流される。
補正用電流増幅回路40Aにおいては、非選択側電流Igain_minusが非選択線NL31Aを介して入力され、ゲイン制御信号生成部30Aでゲイン設定を変化させることによる電流変動分を、正確に補った補正電流Icorctが生成される。
補正用電流増幅回路40Aで生成された補正電流Icorctは、補正電流線LIC11Aを介してアナログ信号出力部20Aの非選択出力線NLO21Aと電源Vddとの接続点に供給される。
これにより、非出力電流Iramp_minusは、補正用電流増幅回路40Aによる補正電流Icorctにより補正される。
補正用電流増幅回路40Aにより、ゲイン設定を変化させることによる電流変動分を正確に補った補正電流Icorctが非出力電流Iramp_minusに加算される。
これにより、アナログ信号出力部20Aと補正用電流増幅回路40Aでの消費電流の合計はゲイン設定によらず一定に保たれる。
したがって、DA変換装置10A全体での電流はゲイン設定によらず一定に保たれる。
第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
このような効果を有するDA変換装置10,10Aは、固体撮像素子のDA変換装置に適用可能である。
本実施形態のDA変換装置は、特に限定されないが、たとえば列並列型のAD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサに適用することが可能である。
<3.第3の実施形態>
[固体撮像素子の全体構成例]
図8は、本発明の第3の実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。
図9は、図8の列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)におけるADC群をより具体的に示すブロック図である。
この固体撮像素子100は、図8および図9に示すように、撮像部としての画素部110、垂直走査回路120、水平転送走査回路130、タイミング制御回路140、および画素信号読み出し部としてのADC群150を有する。
固体撮像素子100は、DA変換装置161を含むDACおよびバイアス回路160、アンプ回路(S/A)170、信号処理回路180、およびラインメモリ190を有する。
これらの構成要素のうち、画素部110、垂直走査回路120、水平転送走査回路130、ADC群150、DACおよびバイアス回路160、並びにアンプ回路(S/A)170はアナログ回路により構成される。
また、タイミング制御回路140、信号処理回路180、およびラインメモリ190はデジタル回路により構成される。
画素部110は、フォトダイオードと画素内アンプとを含む画素がマトリクス状(行列状)に配置されている。
図10は、本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。
この画素回路101Aは、光電変換素子としてたとえばフォトダイオード111を有している。
画素回路101Aは、この1個の光電変換素子としてのフォトダイオード111を有する。
画素回路101Aは、1個のフォトダイオード111に対し転送素子としての転送トランジスタ112、リセット素子としてのリセットトランジスタ113、増幅トランジスタ114、および選択トランジスタ115の4つのトランジスタを能動素子として有する。
フォトダイオード111は、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に光電変換する。
転送トランジスタ112は、フォトダイオード111と出力ノードとしてのフローティングディフュージョンFD(Floating Diffusion)との間に接続されている。
転送トランジスタ112は、転送制御線LTxを通じてそのゲート(転送ゲート)に駆動信号TGが与えられることで、フォトダイオード111で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ113は、電源ラインLVDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。
リセットトランジスタ113は、リセット制御線LRSTを通してそのゲートにリセットRSTが与えられることで、フローティングディフュージョンFDの電位を電源ラインLVDDの電位にリセットする。
フローティングディフュージョンFDには、増幅トランジスタ114のゲートが接続されている。増幅トランジスタ114は、選択トランジスタ115を介して垂直信号線116に接続され、画素部外の定電流源とソースフォロアを構成している。
そして、選択制御線LSELを通して制御信号(アドレス信号またはセレクト信号)SELが選択トランジスタ115のゲートに与えられ、選択トランジスタ115がオンする。
選択トランジスタ115がオンすると、増幅トランジスタ114はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を垂直信号線116に出カする。垂直信号線116を通じて、各画素から出力された電圧は、画素信号読み出し回路としてのADC群150に出カされる。
これらの動作は、たとえば転送トランジスタ112、リセットトランジスタ113、および選択トランジスタ115の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時に行われる。
画素部110に配線されているリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELが一組として画素配列の各行単位で配線されている。
これらのリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELは、画素駆動部としての垂直走査回路120により駆動される。
固体撮像素子100は、画素部110の信号を順次読み出すための制御回路として内部クロックを生成するタイミング制御回路140、行アドレスや行走査を制御する垂直走査回路120、そして列アドレスや列走査を制御する水平転送走査回路130が配置される。
タイミング制御回路140は、画素部110、垂直走査回路120、水平転送走査回路130、ADC群(カラムADC回路)150、DACおよびバイアス回路160、信号処理回路180、ラインメモリ190の信号処理に必要なタイミング信号を生成する。
画素部110においては、たとえばラインシャッタを使用した光子蓄積、排出により、映像や画面イメージを画素行毎に光電変換し、アナログ信号VSLをADC群に出力する。
ADC群150では、ADCブロック(各カラム部)でそれぞれ、画素部110のアナログ出力をDA変換装置(DAC)161からのランプ信号RAMPを使用したAPGA対応積分型ADC、およびデジタルCDSを行い、数ビットのデジタル信号を出力する。
図11は、図8および図9のDA変換装置が生成するランプ(RAMP)波形およびADCの動作タイミングの一例を示す図である。
ADC群150は、ADCが複数列配列されている。
DA変換装置161は、図11に示すような、階段状に変化させたランプ波形(RAMP)である参照電圧Vslopを生成する。
各ADCは、この参照電圧Vslopと行線毎に画素から垂直信号線116を経由し得られるアナログ信号(電位VSL)とを比較する比較器(コンパレータ)151を有する。
さらに、各ADCは、比較時間をカウントするカウンタ152と、カウント結果を保持するラッチ(メモリ)153とを有する。
ADC群150は、kビットデジタル信号変換機能を有し、垂直信号線(列線)毎に配置され、列並列ADCブロックが構成される。
各ラッチ153の出力は、たとえばkビット幅の水平転送線LTRFに接続されている。
そして、水平転送線LTRFに対応したk個のアンプ回路170、および信号処理回路180が配置される。
比較器151の具体的な構成および機能ついては後で詳述する。
ADC群150においては、垂直信号線116に読み出されたアナログ信号(電位VSL)は列毎(カラム毎)に配置された比較器151で参照電圧Vslop(ある傾きを持った線形に変化するスロープ波形であるランプ信号RAMP)と比較される。
このとき、比較器151と同様に列毎に配置されたカウンタ152が動作しており、ランプ波形のあるランプ信号RAMP(電位Vslop)とカウンタ値が一対一の対応を取りながら変化することで垂直信号線116の電位VSLをデジタル信号に変換する。
ADCは、参照電圧Vslop(ランプ信号RAMP)の変化は電圧の変化を時間の変化に変換するものであり、その時間をある周期(クロック)で数えることでデジタル値に変換する。
そして、アナログ信号VSLとランプ信号RAMP(参照電圧Vslop)が交わったとき、比較器151の出力が反転し、カウンタ152の入力クロックを停止し、または、入力を停止していたクロックをカウンタ152に入力し、AD変換を完了させる。
以上のAD変換期間終了後、水平転送走査回路130により、ラッチ153に保持されたデータが、水平転送線LTRFに転送され、アンプ回路170を経て信号処理回路180に入力され、所定の信号処理により2次元画像が生成される。
水平転送走査回路130では、転送速度の確保のために数チャンネル同時並列転送を行う。
タイミング制御回路140においては、画素部110、ADC群150等の各ブロックでの信号処理に必要なタイミングが生成される。
後段の信号処理回路180では、ラインメモリ190内に格納された信号より縦線欠陥や点欠陥の補正、信号のクランプを行ったり、パラレル-シリアル変換、圧縮、符号化、加算、平均、間欠動作などデジタル信号処理を行う。
ラインメモリ190には、画素行毎に送信されるデジタル信号が格納される。
本実施形態の固体撮像素子100においては、信号処理回路180のデジタル出力がISPやベースバンド(baseband)LSIの入力として送信される。
次に、上記構成による動作を説明する。
DA変換装置161において、P相時には、参照電圧Vslopが生成される。
各カラム処理回路(ADC)150において、垂直信号線116に読み出されたアナログ信号電位VSLが列毎に配置された比較器151で階段状に変化する参照電圧Vslopと比較される。
このとき、アナログ電位VSLと参照電圧Vslopのレベルが交差し比較器151の出力が反転するまで、カウンタ152でカウントが行われ、垂直信号線116の電位(アナログ信号)VSLがデジタル信号に変換される(AD変換される)。
このAD変換は、ある傾きを持った線形に変換するスロープ波形である参照電圧Vslopの変化は電圧の変化を時間の変化に変換するものであり、その時間をある周期(クロック)で数えることでデジタル信号に変換する。
そして、アナログ信号VSLと参照電圧Vslopが交わったとき、比較器151の出力が反転し、カウンタ152のクロックCLKの入力を停止し、AD変換が完了する。
このAD変換は、1度の読み出しで2回行われる。
1回目は画素回路101Aのリセットレベルが垂直信号線116に読み出され(P相読み出し)、AD変換が実行される。
このリセットレベルP相には画素毎のばらつきが含まれる。
2回目は各画素回路101Aで光電変換された信号が垂直信号線116に読み出され(D相読み出し)、AD変換が実行される。
このD相においても、画素毎のばらつきが含まれるため、P相およびD相変換の結果と合わせて、(D相レベル−P相レベル)を実行することで、相関2重サンプリング(CDS;Correlated Double Sampling)が実現できる。
デジタル信号に変換された信号は、水平(列)転送走査回路130により、順番に水平転送線LTRFを介してアンプ回路170に読み出され、最終的に出力される。
このようにして、列並列出力処理が行われる。
本第3の実施形態に係る固体撮像素子であるCMOSイメージセンサ100は、AD変換装置(ADC)に参照電圧を供給しているDA変換装置(DAC)161に第1および第2の実施形態に係るDA変換装置を適用した。
したがって、本固体撮像素子によれば、DA変換装置161の消費電流を、ゲイン設定によらず一定に保つことができる。
ゲイン切り替え時の電流変動がないため、ゲイン切り替え時のDA変換装置の動作安定までのセトリング時間を短縮することができる。
特に、走査毎にゲイン切り替えを行う本システムの場合に有効である。
また、電源回路系での狭帯域化が可能となるため、電源ノイズを低減することも可能となる。そして、AD変換時のノイズを低減させて撮像した画像の品質を向上することができる。
このような効果を有する固体撮像素子は、デジタルカメラやビデオカメラの撮像デバイスとして適用することができる。
<4.第4の実施形態>
[カメラシステムの構成例]
図12は、本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
本カメラシステム200は、図12に示すように、本実施形態に係る固体撮像素子100が適用可能な撮像デバイス210を有する。
カメラシステム200は、撮像デバイス210の画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系として、たとえば入射光(像光)を撮像面上に結像させるレンズ220を有する。
さらに、カメラシステム200は、撮像デバイス210を駆動する駆動回路(DRV)230と、撮像デバイス210の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)240と、を有する。
駆動回路230は、撮像デバイス210内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号で撮像デバイス210を駆動する。
また、信号処理回路240は、撮像デバイス210の出力信号に対して所定の信号処理を施す。
信号処理回路240で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路240で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出す。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、撮像デバイス210として、先述した固体撮像素子100を搭載することで、高精度なカメラが実現できる。
10,10A・・・DA変換装置、20,20A・・・アナログ信号出力部、21−1,21−n,21A−1〜21A−n・・・基本電流源セル、30,30A・・・ゲイン制御信号生成部、40,40A・・・補正用電流増幅回路(補正電流生成部)、50,50A・・・カウンタデコーダ、60,60A・・・ゲインデコーダ、100・・・固体撮像素子、110・・・画素部、120・・・垂直走査回路、130・・・水平転送走査回路、140・・・タイミング制御回路、141・・・パルス生成部、150・・・カラム処理回路群(ADC群)、151・・・比較器、152・・・カウンタ、153・・・ラッチ(メモリ)、161・・・DA変換装置(DAC)、170・・・アンプ回路、180・・・信号処理回路、190・・・ラインメモリ、LTRF・・・水平転送線、200・・・カメラシステム、210・・・撮像デバイス、220・・・レンズ、230・・・駆動回路、240・・・信号処理回路。

Claims (7)

  1. ゲインを調整するためのゲイン制御信号を受けて、デジタル入力信号の値に応じた出力電流および非出力電流を生成し、上記出力電流を電流電圧変換したアナログ信号を出力し、上記非出力電流を基準電位に流すアナログ信号出力部と、
    デジタルゲイン制御信号の値に応じたゲイン電流および非選択側電流を生成し、上記ゲイン電流を電流電圧変換して上記ゲイン制御信号を生成し、生成した上記ゲイン制御信号を上記アナログ信号出力部に供給するゲイン制御信号生成部と、
    上記ゲイン制御信号生成部の非選択側電流を基に上記ゲイン制御信号生成部でゲイン設定を変化させることによる電流変動分を補った補正電流を生成し、当該補正電流を上記基準電位に流す補正電流生成部と
    を有するDA変換装置。
  2. 上記ゲイン制御信号生成部の上記ゲイン制御信号の出力部と上記アナログ信号出力部の上記ゲイン制御信号の入力部は、上記ゲイン電流の所定の電流ミラー比をもつ第1のカレントミラー回路を形成し、
    上記補正電流生成部は、
    上記非選択側電流を受けて上記補正電流を出力する第2のカンレトミラー回路を含み、
    上記第2のカンレトミラー回路の電流ミラー比は、上記第1のカンレトミラー回路の入出力電流ミラー比と揃えてある
    請求項1記載のDA変換装置。
  3. 上記アナログ信号出力部は、
    差動トランジスタと、当該差動トランジスタの電流源としての第1の電流源トランジスタとを含み、当該第1の電流源トランジスタの制御端子に共通のバイアス電圧として上記ゲイン制御信号が供給される複数の基本電流源セルを含み、
    上記差動トランジスタは、制御端子にはデジタル入力信号の値に応じた信号が供給され、選択された一方のトランジスタの出力を加算して上記出力電流を生成し、他方のトランジスタの出力を加算して上記非出力電流を生成し、
    上記ゲイン制御信号生成部は、
    上記ゲイン電流を電流電圧変換する素子がダイオード接続された第1のダイオード接続トランジスタにより形成され、当該第1のダイオード接続トランジスタの制御端子が、上記アナログ信号出力部における上記複数の基本電流源セルの上記第1の電流源トランジスタの上記制御端子に共通に接続され、
    上記補正電流生成部は、
    上記ゲイン制御信号生成部の上記第1のダイオード接続トランジスタに相当する第2のダイオード接続トランジスタと、
    上記アナログ信号出力部の電流源トランジスタの相当する第2の電流源トランジスタと、
    上記第2の電流源トランジスタに直列に接続された上記差動トランジスタの一方のトランジスタに相当する補正電流を出力するための出力トランジスタと、を含み、
    上記第2のダイオード接続トランジスタの制御端子が、上記第2の電流源トランジスタの上記制御端子に接続されている
    請求項1または2記載のDA変換装置。
  4. 上記補正電流生成部は、
    直列接続された上記第2の電流源トランジスタおよび出力トランジスタが、上記アナログ信号出力部の複数の基本電流源セルの数に相当する分だけ並列に配置され、
    複数の出力トランジスタの出力を加算し上記補正電流として出力する
    請求項3記載のDA変換装置。
  5. 上記ゲイン制御信号生成部は、
    差動トランジスタと、当該差動トランジスタの電流源としてのトランジスタとを含み、当該電流源としてのトランジスタの制御端子に共通のバイアス電圧が供給される複数の基本電流源セルを含み、
    上記差動トランジスタは、制御端子にはデジタルゲイン制御信号の値に応じた信号が供給され、選択された一方のトランジスタの出力を加算して上記ゲイン電流を生成し、他方のトランジスタの出力を加算して上記非選択側電流を生成する
    請求項1から4のいずれか一に記載のDA変換装置。
  6. 光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、
    供給されるデジタル信号に応じたランプ波である参照電圧を生成するDA変換装置と、
    を有し、
    上記画素信号読み出し回路は、
    画素の列配列に対応して、
    ランプ波である上記参照電圧が供給され、供給された参照電圧と当該列の画素の読み出しアナログ信号電位とを比較する複数の比較器と、
    上記複数の比較器に対応して配置され、対応する上記比較器の比較時間をカウント可能で、当該比較器の出力が反転するとカウントを停止して、当該カウント値を保持する複数のラッチと、を含み、
    上記DA変換装置は、
    ゲインを調整するためのゲイン制御信号を受けて、デジタル入力信号の値に応じた出力電流および非出力電流を生成し、上記出力電流を電流電圧変換したアナログ信号を出力し、上記非出力電流を基準電位に流すアナログ信号出力部と、
    デジタルゲイン制御信号の値に応じたゲイン電流および非選択側電流を生成し、上記ゲイン電流を電流電圧変換して上記ゲイン制御信号を生成し、生成した上記ゲイン制御信号を上記アナログ信号出力部に供給するゲイン制御信号生成部と、
    上記ゲイン制御信号生成部の非選択側電流を基に上記ゲイン制御信号生成部でゲイン設定を変化させることによる電流変動分を補った補正電流を生成し、当該補正電流を上記基準電位に流す補正電流生成部と、を含む
    固体撮像素子。
  7. 固体撮像素子と、
    上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、を有し、
    上記固体撮像素子は、
    光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、
    供給されるデジタル信号に応じたランプ波である参照電圧を生成するDA変換装置と、を有し、
    上記画素信号読み出し回路は、
    画素の列配列に対応して、
    ランプ波である上記参照電圧が供給され、供給された参照電圧と当該列の画素の読み出しアナログ信号電位とを比較する複数の比較器と、
    上記複数の比較器に対応して配置され、対応する上記比較器の比較時間をカウント可能で、当該比較器の出力が反転するとカウントを停止して、当該カウント値を保持する複数のラッチと、を含み、
    上記DA変換装置は、
    ゲインを調整するためのゲイン制御信号を受けて、デジタル入力信号の値に応じた出力電流および非出力電流を生成し、上記出力電流を電流電圧変換したアナログ信号を出力し、上記非出力電流を基準電位に流すアナログ信号出力部と、
    デジタルゲイン制御信号の値に応じたゲイン電流および非選択側電流を生成し、上記ゲイン電流を電流電圧変換して上記ゲイン制御信号を生成し、生成した上記ゲイン制御信号を上記アナログ信号出力部に供給するゲイン制御信号生成部と、
    上記ゲイン制御信号生成部の非選択側電流を基に上記ゲイン制御信号生成部でゲイン設定を変化させることによる電流変動分を補った補正電流を生成し、当該補正電流を上記基準電位に流す補正電流生成部と、を含む
    カメラシステム。
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