JP6019793B2 - カウンタ、カウント方法、ad変換装置、固体撮像素子、および電子装置 - Google Patents

カウンタ、カウント方法、ad変換装置、固体撮像素子、および電子装置 Download PDF

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Description

本開示は、カウンタ、カウント方法、AD変換装置、固体撮像素子、および電子装置に関し、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどのカラムカウンタの消費電力を削減できるようにしたカウンタ、カウント方法、AD変換装置、固体撮像素子、および電子装置に関する。
撮像機能を有する様々な電子装置の撮像部に用いられる固体撮像素子としてCMOSイメージセンサ(以下、CISと略称する)が知られている。
CISは、各画素毎に浮遊拡散層(FD:Floating Diffusion)アンプを持ち合わせており、その出力は、行列上に配置された画素アレイが行単位で列方向に順次選択されて読み出される列並列出力型が主流である。これは、画素内に配置されたFDアンプでは十分な駆動能力を得ることは難しく、したがってデータレートを下げることが必要で、並列処理が有利とされているからである。この列並列出力型CISの信号出力回路については様々なものが提案されている。
CISの画素信号読み出しで用いられる手法としては、フォトダイオード(以下、PDと称する)などの光電変換素子から出力される光電荷をその近傍に配置したMOSスイッチを介し、その後段のコンデンサに一時的にサンプリングし、それを読み出す方法がある。ただし、この方法の場合、通常ではサンプリングされている容量値に逆相関を持つノイズがのってしまう。また、画素においては、光電荷をコンデンサに転送するに際してはポテンシャル勾配を利用して光電荷を完全転送するのでノイズは発生しないが、転送前にコンデンサの電圧レベルを所定の基準値にリセットするに際してノイズがのってしまう。
これらのノイズを除去する一般的な手法としては、光電荷をサンプリングする直前のリセットレベルを読み出して記憶し、次にサンプリング後の輝度信号レベルを読み出して、これらを差し引きすることによりノイズを除去する相関2重サンプリング法(以下、CDS;Correlated Double Samplingと称する)が知られている。
CDSには様々な手法があり、その1つのとして、画素信号電圧をRamp信号電圧コンパレータで比較し、コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウンタでカウントすることでAD変換を行い、1回目のAD変換をアップカウント、2回目のAD変換をダウンカウントで行うことによりデジタル処理的にCDSを行う方法がある(例えば、特許文献1参照)。
図1は、上述したデジタル処理的にCDSを行うAD変換部(以下、ADCと称する)が搭載されたCISの構成の一例を示している。
このCIS10は、画素アレイ部11、行走査部12、列走査部13、タイミング制御部14、列毎に設けられたADC15、DAC16、およびデータ出力部17を有する。
画素アレイ部11は、フォトダイオードと画素内アンプとを含む単位画素111が行列状に配置されて構成される。行走査部12乃至タイミング制御部14は、画素アレイ部11の信号を順次読み出すためのものである。行走査部12は、行アドレスや行走査を制御する。列走査部13は、列アドレスや列走査を制御する。タイミング制御部14は、内部クロックを生成する。
各ADC15は、コンパレータ(CMP)151、非同期アップ/ダウンカウンタ(CNT)152、およびスイッチ153から構成される積分型ADCである。
コンパレータ151は、DAC16により生成される参照電圧を階段状に変化させたランプ波形RAMPと、単位画素111から列線Vn(n=0,1…,n+1)を介して得られる光電荷に対応するアナログ信号とを比較する。非同期アップ/ダウンカウンタ(以下、カウンタと略称する)152は、コンパレータ151の出力およびクロックCKを受けてアップウント(またはダウンカウント)を行い、その結果であるカウント値を保持する機能を有する。スイッチ153は、カウンタ152とデータ転送線18を接続するものであり、列走査部13からの走査制御により開閉する。データ転送線18には、データ転送線18に対応したセンス回路、減算回路を含むデータ出力部17が配置されている。
保持回路としての機能を有するカウンタ152は、初期時にはアップカウント(またはダウンカウント)状態とされ、リセットカウントを行い、対応するコンパレータ151の出力CompOutが反転すると、アップカウント動作を停止し、カウント値が保持される。このとき、カウンタ152の初期値は、AD変換の階調の任意の値、例えば0とされている。このリセットカウント期間は、単位画素111のリセット成分ΔVを読み出している。カウンタ152は、その後、ダウンカウント(またはアップカウント)状態となり、入射光量に対応したデータカウントを行い、対応するコンパレータ151の出力CompOutが反転すると、比較期間に応じたカウント値が保持される。カウンタ152に保持されたカウン値は、デジタル信号として、列走査部13からの走査に応じて閉とされたスイッチ153およびデータ転送線18を介してデータ出力部17に入力される。
列走査部13は、タイミング制御部14から例えばスタートパルスSTRおよびマスタクロックMCKが供給されることで活性化され、マスタクロックMCKを基準とする駆動クロックCLKに同期して対応する選択線SELを駆動して、カウンタ152のラッチデータ(保持されているカウント値)をデータ転送線18に読み出させる。
このような構成を有するCIS10においては、1水平単位期間(1H)内で以下の処理が行われる。
すなわち、1H内において、任意の行Hxの単位画素111から列線Vn(n=0,1,…,n+1)への1回目の読み出しをP相読み出しPR、コンパレータ151における1回目の比較をP相比較PC、2回目の読み出しをD相読み出しDR、コンパレータ151における2回目の比較をD相比較DC、D相の処理後の後処理をD相後処理DAPとして、各動作が連続的に行われる。
これらのP相読み出しPR、P相比較PC、D相読み出しDR、D相比較DC、およびD相後処理DAPのタイミング制御は、タイミング制御部14により行われる。
次に、ADC15におけるカウンタ152の具体的な機能について説明する。
カウンタ152は、値を保持したままアップカウントからダウンカウントへ、また、ダウンカウントからアップカウントへ、カウントモードを切り替えられる機能、入力クロックCKの立ち上がりと、立ち下りの両エッジでカウントする、すなわち、入力クロックの2倍の周波数でカウントする機能を有する。また、カウンタ152は、1回目のカウント値Aを2回目のカウント値Bから減算して減算値B−Aを演算する機能を有している。
このような機能を有するためには、カウンタ152のLSB(least significant Bit)回路にて特別な処理が必要となり、そのためにLSB回路の出力部に論理反転セレクタを用いる構成が知られている(例えば、特許文献2)。
図2は、LSB回路の出力に論理反転セレクタを用いたカウンタ152の第1の構成例を示している。また、図3は、カウンタ152が第1の構成例を有している場合におけるCIS10の動作波形を示している。
カウンタ152の第1の構成例は、LSB回路に、入力クロックCKをラッチするラッチ回路201と、その出力を別途記憶するD型FF(フリップフロップ回路)202と、D型FF202に記憶されているデータに応じて、次のビットの入力クロックの正・反転を切り替える論理反転セレクタ203を有する。LSB回路の後段の1ビット目以降は、外部からの制御により各ビットの出力を反転させるD型FF207,210,213から成るリップルカウンタとされている。
図4は、LSB回路の出力に論理反転セレクタを用いたカウンタ152の第2の構成例を示している。また、図5は、カウンタ152が第2の構成例を有している場合におけるCIS10の動作波形を示している。
カウンタ152の第2の構成例は、入力クロックCKをラッチするラッチ回路201と、その出力を別途記憶するD型FF202と、D型FF202に記憶されているデータに応じて、次のビットの入力クロックの正・反転を切り替える論理反転セレクタ203をLSB回路に有する。LSB回路の後段の1ビット目以降は、D型FF221乃至22と、各ビットの出力を反転させる論理反転セレクタ224乃至229から成るリップルカウンタとされている。
特許4655500号公報 特許4853445号公報
上述したように、カウンタ152の第1および第2の構成例のいずれにおいても、LSB回路の出力部には論理反転セレクタ203が用いられている。この論理反転セレクタ203は、カウント時において、高周波の入力クロックCKに同期して高速動作するので多くの電流を消費する。
上述したように、カウンタ152は画素アレイ部11の行毎に設けられているので、カウンタ152に含まれる論理反転セレクタ203も画素アレイ部11の行数と同じ数だけ設けられていることになる。このように、多くの電流を消費する論理反転セレクタ203の数が多いと、CIS10の全体としての消費電流が増加するとともに、電流増加による電源電圧ドロップ量が増加することから、動作電圧マージンが低減してしまうことになる。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、電流消費の大きな論理反転カウンタを用いることなく、入力クロックCKの立ち上がりと、立ち下りの両エッジでカウントするカウンタを実現し、全体としての消費電流を削減できるようにするものである。
本開示の第1の側面であるカウンタは、画素信号電圧をRamp信号電圧とコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウントすることでAD変換を行うAD変換装置におけるカウンタであって、入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力する前記カウンタにおいて、前記コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、前記入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、前記次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前記前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え、前記補正部は、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行う
本開示の第1の側面であるカウンタは、前記第2のラッチ回路の出力である次のカウント値と、前記保持部の出力である前のカウント値の0ビット目のデータとに基づいて、次のカウント値の0ビット目のデータを生成する生成部をさらに備えることができる。
前記生成部は、前記第2のラッチ回路の出力である次のカウント値と、前記保持部の出力である前のカウント値の0ビット目のデータの排他的論理和を次のカウント値の0ビット目のデータとして生成することができる。
本開示の第1の側面であるカウント方法は、コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え、画素信号電圧とRamp信号電圧とをコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウントすることでAD変換を行うAD変換装置におけるカウンタであって、入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力する前記カウンタのカウント方法において、前記補正部による、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行うステップを含む。
本開示の第2の側面であるAD変換装置は、画素信号電圧をRamp信号電圧とコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウンタによりカウントすることでAD変換を行うAD変換装置において、前記カウンタは、入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力するものであり、前記コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、前記入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、前記次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前記前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え、前記補正部は、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行う
本開示の第3の側面である固体撮像素子は、入射光に応じた画素信号を出力する画素部と、前記画素部から出力された前記画素信号をAD変換するAD変換部とを備え、前記AD変換部は、画素信号電圧をRamp信号電圧とコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウンタによりカウントすることでAD変換を行い、前記カウンタは、入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力するものであり、前記コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、前記入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、前記次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前記前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え、前記補正部は、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行う
本開示の第4の側面である電子装置は、固体撮像素子を用いた撮像部を備える電子装置であって、前記固体撮像素子は、入射光に応じた画素信号を出力する画素部と、前記画素部から出力された前記画素信号をAD変換するAD変換部とを備え、前記AD変換部は、画素信号電圧をRamp信号電圧とコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウンタによりカウントすることでAD変換を行い、前記カウンタは、入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力するものであり、前記コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、前記入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、前記次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前記前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え、前記補正部は、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行う
本開示の第1乃至第4の側面においては、カウンタの補正部により、次のカウント値Bと前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正が行われる。
本開示の第1の側面によれば、消費電流を抑えたカウンタを実現できる。
本開示の第2の側面によれば、消費電流を抑えたAD変換装置を実現できる。
本開示の第3の側面によれば、消費電流を抑えた固体撮像素子を実現できる。
本開示の第4の側面によれば、消費電流を抑えた電子装置を実現できる。
従来のCISの構成の一例を示すブロック図である。 CISのADCを構成するカウンタの第1の構成例を示す回路図である。 図2に示されたカウンタが採用されている場合のCISの動作波形図である。 CISのADCを構成するカウンタの第2の構成例を示す回路図である。 図4に示されたカウンタが採用されている場合のCISの動作波形図である。 本開示を適用したカウンタの構成例を示す回路図である。 図6のカウンタによる補正動作を説明するための図である。 図6のカウンタの動作を表すタイミングチャートである。 D[0]を更新する回路構成の変形例を示す回路図である。 図9の変形例を適用したカウンタの構成例を示す回路図である。 本開示を適用したカウンタの構成の変形例を示す回路図である。 図11のカウンタによる補正動作を説明するための図である。 図12のカウンタの動作を表すタイミングチャートである。
以下、本開示を実施するための最良の形態(以下、実施の形態と称する)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、説明は、以下の順序で行なう。
[カウンタの構成例]
図6は、図1に示されたCIS10のACD15を構成するカウンタ152(図2または図4)と置換可能な、本実施の形態であるカウンタ300の構成例を示している。
このカウンタ300は、図2または図4に示されたカウンタ152が論理反転カウンタを多用していることに対し、論理反転カウンタを用いることなく、カウンタ152と同様の動作を実現したものである。ここで、カウンタ152と同様の動作とは、入力クロックCKの両エッジでカウントを行い、かつ、前のカウント値をA、次のカウント値をBとした場合、所望値として減算値B−Aを演算、出力することを指す。
カウンタ300は、LSB回路と1ビット目以降のリップルカウンタから構成される。
カウンタ300のLSB回路は、入力クロックCKをラッチするラッチ回路301、スイッチ302、ラッチ回路301の出力を別途記憶するラッチ回路303、XOR回路304、LSBデータ(0ビット目のデータ)を保持するD型FF305、NOR回路306、およびOR回路307から成る。1ビット目以降のリップルカウンタについては、図2に示された従来のカウンタ152のリップルカウンタと同様に構成される。
ただし、カウンタ300では論理反転セレクタを用いていないので、リップルカウンタの1ビット目のD型FF310に対するカウントスタート時のクロック入力の初期値は、常にクロックの初期値(Low)になる。これに起因し、1ビット目以降のカウント値には、各ビットの出力を単に反転しただけでは所望の減算結果B−Aを得られずに誤差が生じ得る。よって、カウンタ300では生じた誤差を補正できるようになされている。
図7は、カウンタ300による補正動作を論理式によって表している。なお、以下において、INT[a]はaを超えない最大整数値を表し、MOD[A,B]はaをbで割ったときの剰余を表すものとする。
前のカウント値Aの1ビット目以降はINT[A/2]、次のカウント値Bの1ビット目以降はINT[A/2]+INT[-b/2]と表すことができるので、1ビット目以降の出力反転は、-INT([A/2]+INT[-B/2])-1=-INT[A/2]-INT[-B/2]-1と表される。これは前のカウント値Aと、次のカウント値Bがそれぞれ偶数または奇数である場合の4通りのケースに場合分けすることができる。なお、カウント値Aが偶数である場合にはそのLSBの値MOD[A,2]=0であり、奇数である場合にはそのLSBの値MOD[A,2]=1である。カウント値Bについても同様である。
AとBが偶数の場合、
-INT[A/2]-INT[-B/2]-1=-(A/2)-(-B/2)-1=(B-A-2)/2
Aが偶数、Bが奇数の場合、
-INT[A/2]-INT[-B/2]-1=-(A/2)-(-B-1)/2-1=(B-A-1)/2
Aが奇数、Bが偶数の場合、
-INT[A/2]-INT[-B/2]-1=-(A/2)/2-(-B-1)-1=(B-A-1)/2
AとBが奇数の場合、
-INT[A/2]-INT[-B/2]-1=-(A-1)/2-(-B-1)/2-1=(B-A)/2
となる。
入力クロックCKの両エッジでカウントすることから、上記1ビット目以降の出力反転を2倍して所望値とB−Aと比較すると、AとBが偶数の場合は所望値からの誤差は−2となる。AまたはBの一方が偶数、他方が奇数の場合は所望値からの誤差は−1となる。AとBが奇数の場合は所望値からの誤差は0となる。
この結果より、カウント値Aとカウント値Bが偶数である場合は所望値から1カウント足りない状態なので、この場合のみ、1ビット目以降に1カウント追加補正するように制御する。
0ビット目については、カウント値AのLSBの値MOD[A,2]と、カウント値BのLSBの値MOD[B,2]とが同じ場合(カウント値A,Bがともに偶数または奇数の場合)には0、異なる場合(カウント値AまたはBの一方が偶数、他方が奇数の場合)には1となるように生成する。換言すれば、0ビット目については、カウント値AのLSBの値MOD[A,2]と、カウント値BのLSBの値MOD[B,2]の排他的論理和を出力する。これにより、所望値B−Aの0ビット目を得ることができる。
[カウンタ300の動作]
カウントスタート前の初期状態では、CompOutは1であり、ラッチ回路301は入力クロックCKをスルーする状態である。入力クロックCKの入力が開始されると、CompOutが0になるまでカウントが行なわれ、CompOutが0になった瞬間のクロックCKの状態がラッチ回路301にラッチされると同時に、1ビット目以降のリップルカウンタのカウント動作が停止される。
ここで、ラッチ回路301の出力値と、前のカウント値Aの0ビット目のデータであるD型FF305の出力値がともに0である場合(カウント値A,Bが偶数の場合)、1ビット目以降に1カウントの追加補正が必要なので、ラッチ回路301が入力クロックCKをスルーする状態となるように制御する。ただし、ラッチ回路301がスルー状態とされると、それまでラッチ回路301に保持されていた値が破壊されてしまうので、その前にスイッチ302を閉開してラッチ回路301に保持されていた値をラッチ回路303に移しておく。
具体的には、NOR回路306において、ラッチ回路303の出力、D型FF305の出力、および、補正カウントのためにラッチ回路301をスルー状態にするタイミングを制御するタイミング制御信号XCTMからcflg信号が生成される。cflg信号が生成されている間に、補正カウントとして入力クロックCKに1パルス追加すると、cflg信号が1となっている場合には、1ビット目以降のリップルカウンタが1カウントされて補正カウントが行われる。
次いで、D型FF305に入力するLFFCKに1パルスを与えると、ラッチ回路303の値(次のカウント値Bのクロックラッチデータ)と、D型FF305の前回の出力値(前のカウント値の0ビット目のデータ)との排他的論理和(XOR回路304の出力)が、所望値の新しいLSBデータとして、D型FF305から出力される。
以上の動作により、所望値B−Aを常に得ることができる。
図8は、上述したカウンタ300の動作を表すタイミングチャートである。同図においては、前のカウント値Aと次のカウント値Bがそれぞれ偶数または奇数である場合の4通りのケースを示している。
同図から明らかなように、カウント値A,Bがともに偶数である場合のみ、cflg信号が1となって、リップルカウンタの出力D[N:1]が補正カウントされる。また、LSBデータであるD[0]については、D型FF305がLFFCKに同期し、カウント値AまたはBの一方が偶数、他方が奇数である場合にはD[0]=1を更新出力し、カウント値A,Bがともに偶数または奇数である場合にはD[0]=0を更新出力する。
[変形例1]
次に、D[0]を更新するXOR回路304およびD型FF305の変形例について説明する。
図9Aは、D[0]を更新するXOR回路304およびD型FF305を、図9Bは図9Aに示された回路構成と置換可能な回路構成(変形例)を示している。図10は、図9Bに示された回路構成(変形例)により、図6のカウンタ300の対応する箇所を置換したものである。
同図Aに示されるように、D型FF305から出力される更新後のLSBデータD'[0]は、前のカウント値AのLSBデータD[0]と、D型FF305の前回の値Ito2の排他的論理和である。この回路構成は、同図Bに示されるように、AND回路321およびD型FF322に置換することができる。この回路構成の場合、Ito2が1である場合のみ、LFFCKがAND回路321を介してD型FF322のクロック入力に印加されて、D型FF322に保持されている値が反転出力される。
[変形例2]
以上に説明したカウンタ300は、所望値B−Aを得るものであったが、回路構成を若干変更することにより、所望値B+Aを得るようにすることもできる。
図11は、本開示の変形例としての、所望値B+Aを得るカウンタ400の構成例を示している。
このカウンタ400は、図10に示されたカウンタ300のNOR回路306を、AND回路401に置換するとともに、その入力信号の1つをLowアクティブ信号XCTMからHighアクティブ信号CMTに変更したものである。その他の構成については図10のカウンタ300と共通であって同一の符号が付けられている。
図12は、カウンタ400による補正動作を論理式によって表している。
前のカウント値Aの1ビット目以降はINT[A/2]、次のカウント値Bの1ビット目以降はINT[A/2]+INT[b/2]と表すことができる。1ビット目以降は、INT[A/2]+INT[B/2]と表される。これは前のカウント値Aと、次のカウント値Bがそれぞれ偶数または奇数である場合の4通りのケースに場合分けすることができる。
AとBが偶数の場合、
INT[A/2]+INT[B/2]=(A/2)+(B/2)=(A+B)/2
Aが偶数、Bが奇数の場合、
INT[A/2]+INT[B/2]=(A/2)+(B-1)/2=(A+B-1)/2
Aが奇数、Bが偶数の場合、
INT[A/2]+INT[B/2]=(A/2)/2+(B-1)=(A+B-1)/2
AとBが奇数の場合、
INT[A/2]+INT[B/2]=(A-1)/2+(B-1)/2=(A+B-2)/2
となる。
入力クロックCKの両エッジでカウントすることから、上記1ビット目以降を2倍して所望値とA+Bと比較すると、AとBが偶数の場合は所望値からの誤差は0となる。AまたはBの一方が偶数、他方が奇数の場合は所望値からの誤差は−1となる。AとBが奇数の場合は所望値からの誤差は−2となる。
この結果より、カウント値Aとカウント値Bが奇数である場合は所望値から1カウント足りない状態なので、この場合のみ、1ビット目以降に1カウント追加補正するように制御する。
0ビット目については、カウンタ300と同様に、カウント値AのLSBの値MOD[A,2]と、カウント値BのLSBの値MOD[B,2]とが同じ場合(カウント値A,Bがともに偶数または奇数の場合)には0、異なる場合(カウント値AまたはBの一方が偶数、他方が奇数の場合)には1となるように生成する。換言すれば、0ビット目については、カウント値AのLSBの値MOD[A,2]と、カウント値BのLSBの値MOD[B,2]の排他的論理和を出力する。これにより、所望値A+Bの0ビット目を得ることができる。
[カウンタ400の動作]
カウントスタート前の初期状態では、CompOutは1であり、ラッチ回路301は入力クロックCKスルー状態である。入力クロックCKの入力が開始されると、CompOutが0になるまでカウントが行なわれ、CompOutが0になった瞬間のクロックCKの状態がラッチ回路301にラッチされると同時に、1ビット目以降のリップルカウンタのカウント動作が停止される。
ここで、ラッチ回路301の出力値と、前のカウント値Aの0ビット目のデータであるD型FF305の出力値がともに1であれば、1ビット目以降のリップルカウンタに1カウントの追加補正が必要なので、ラッチ回路301がスルー状態となるように制御する。ただし、ラッチ回路301がスルー状態とされると、それまでラッチ回路301に保持されていた値が破壊されてしまうので、その前にスイッチ302を閉開してラッチ回路301に保持されていた値をラッチ回路303に移しておく。
一方、AND回路401においては、ラッチ回路303の出力、D型FF305の反転出力、および、補正カウントのためにラッチ回路301を強制スルー状態にするタイミングを制御するタイミング制御信号CTMからcflg信号が生成される。その間に、補正カウントとして入力クロックCKに1パルス追加することで、cflg信号が1となっていることによりリップルカウンタが1カウントされて補正カウントが行われる。
次いで、AND回路321に入力するLFFCKに1パルスを与え、ラッチ回路303の値と、D型FF305の前回の値の排他的論理和を、所望値の新しいLSBデータとして、D型FF322の出力D[0]を更新する。
以上の動作により、所望値A+Bを常に得ることができる。
図13は、上述したカウンタ400の動作を表すタイミングチャートである。同図においては、前のカウント値Aと次のカウント値Bがそれぞれ偶数または奇数である場合の4通りのケースを示している。なお、カウンタ400の入力信号と、カウンタ300の入力信号の相違点は、上述したように、XCTMがCTMとされていること、HLDCKとXRVCKが固定とされていることである。
同図から明らかなように、カウント値A,Bがともに奇数である場合のみ、cflg信号が1となって、リップルカウンタの出力D[N:1]が補正カウントされる。また、LSBデータであるD[0]については、D型FF305がLFFCKに同期し、カウント値AまたはBの一方が偶数、他方が奇数である場合にはD[0]=1を更新出力し、カウント値A,Bがともに偶数または奇数である場合にはD[0]=0を更新出力する。
以上に説明したように、本開示の実施の形態であるカウンタ300は、入力クロックCKの両エッジでカウントを行い、かつ、所望値B−Aを演算、出力することができる。また、その変形例であるカウンタ400は、入力クロックCKの両エッジでカウントを行い、かつ、所望値A+Bを演算、出力することができる。
そして、カウンタ300,400は、入力クロックに同期して高速で動作することにより比較的多くの電流を消費する論理反転カウンタを用いていないので、カウンタ300,400全体としての消費電流を従来のカウンタに比較して削減することができる。また、電源・GNDの電圧ドロップが減少され、動作電圧のマージンが拡大する。
さらに、従来のカウンタにおいては、論理反転セレクタの状態によって、LSBデータを決めるクロックのラッチ回路の動作負荷や動作電流が変わり、これによりAD変換特性(DNL)に差が生じる可能性があったが、カウンタ300,400ではその可能性がなくなった。これにより、カウンタ300,400は、常に同じ条件の下でAD変換を行うことができるので、量子化誤差による出力エラーをより抑制することができる。
なお、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 CIS, 15 ADC, 152 カウンタ 300 カウンタ, 301 ラッチ回路, 302 スイッチ, 303 ラッチ回路, 304 XOR回路, 305 D型FF, 306 NOR回路, 307,OR回路, 321 AND回路, 322 D型FF, 400 カウンタ, 401 AND回路

Claims (7)

  1. 画素信号電圧をRamp信号電圧とコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウントすることでAD変換を行うAD変換装置におけるカウンタであって、入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力する前記カウンタにおいて、
    前記コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、前記入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、
    前記次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前記前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部と
    を備え
    前記補正部は、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行う
    カウンタ。
  2. 前記第2のラッチ回路の出力である次のカウント値と、前記保持部の出力である前のカウント値の0ビット目のデータとに基づいて、次のカウント値の0ビット目のデータを生成する生成部をさらに備える
    請求項に記載のカウンタ。
  3. 前記生成部は、前記第2のラッチ回路の出力である次のカウント値と、前記保持部の出力である前のカウント値の0ビット目のデータの排他的論理和を次のカウント値の0ビット目のデータとして生成する
    請求項に記載のカウンタ。
  4. コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、
    次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え
    画素信号電圧とRamp信号電圧とをコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウントすることでAD変換を行うAD変換装置におけるカウンタであって、入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力する前記カウンタのカウント方法において、
    前記補正部による、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行うステップを
    含むカウント方法。
  5. 画素信号電圧をRamp信号電圧とコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウンタによりカウントすることでAD変換を行うAD変換装置において、
    前記カウンタは、
    入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力するものであり、
    前記コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、前記入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、
    前記次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前記前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え
    前記補正部は、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行う
    AD変換装置。
  6. 入射光に応じた画素信号を出力する画素部と、
    前記画素部から出力された前記画素信号をAD変換するAD変換部と
    を備え、
    前記AD変換部は、
    画素信号電圧をRamp信号電圧とコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウンタによりカウントすることでAD変換を行い、
    前記カウンタは、
    入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力するものであり、
    前記コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、前記入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、
    前記次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前記前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え
    前記補正部は、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行う
    撮像素子。
  7. 固体撮像素子を用いた撮像部を備える電子装置であって、
    前記固体撮像素子は、
    入射光に応じた画素信号を出力する画素部と、
    前記画素部から出力された前記画素信号をAD変換するAD変換部と
    を備え、
    前記AD変換部は、
    画素信号電圧をRamp信号電圧とコンパレータで比較し、前記コンパレータの出力が反転するまでの時間をカウンタによりカウントすることでAD変換を行い、
    前記カウンタは、
    入力クロックの両エッジでカウントを行ない、かつ、前のカウント値をAとし、次のカウント値をBとした場合、所望値として加算値B+Aまたは減算値B−Aを出力するものであり、
    前記コンパレータの出力が反転したタイミングで、それまでラッチしていた値を出力するとともに、前記入力クロックをラッチする第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力をラッチする第2のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力の0ビット目のデータを保持する保持部と、
    前記次のカウント値Bとしての前記第2のラッチ回路の出力と、前記前のカウント値Aの0ビット目のデータとしての前記保持部の出力とに基づいて、カウント値の1ビット目以降のデータにカウント補正を行う補正部とを備え
    前記補正部は、前記次のカウント値Bと前記前のカウント値Aが偶数である場合のみ、カウント値の1ビット目以降のデータに1カウント追加する補正を行う
    電子装置。
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