JP2011211249A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】気泡が残るのを抑制することが可能な太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】この太陽電池モジュールの太陽電池部2は、複数の太陽電池セル1と、複数の半田接続部29と、規則的に設けられる凹凸面を有する充填材31とを備え、平面的に見て、少なくとも複数の半田接続部29のうちの一部の半田接続部29bの中心部が、充填材31の凹部31bの中心部と一致しないように、複数の半田接続部29が配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、太陽電池モジュールおよびその製造方法に関し、特に、複数の半田接続部(導通部)を備えた太陽電池モジュールおよびその製造方法に関する。
従来、複数の半田接続部を備えた太陽電池モジュールが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、隣接するように配置され、電気的に接続された複数の太陽電池セルと、複数の太陽電池セルの両端部側に設けられ、太陽電池セルから電力を取り出すための取出電極と、太陽電池セルと取出電極とを接続するための複数の半田接続部(導通部)とを備える太陽電池モジュールが開示されている。複数の半田接続部は、一定の間隔を隔てて取出電極が延びる方向に沿って直線状に配置されている。そして、複数の太陽電池セルの一方端部側に配置される複数の半田接続部と、他方端部側に配置される複数の半田接続部とは、平面的に見て、複数の太陽電池セルの一方端部側と他方端部側とに配置される複数の半田接続部の中心線に対して対称になるように配置されている。また、上記特許文献1には開示されていないが、一般的には、太陽電池セルの表面上にエチレン・ビニル・アセテート(EVA)などからなる充填材が設けられる。なお、充填材の表面には、太陽電池セルと充填材との間の空気を脱気するためのエンボス加工(凹凸)が施されている。
特開平10−4202号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の太陽電池モジュールでは、複数の太陽電池セル(取出電極、半田接続部)上にエンボス加工された(凹凸面を有する)充填材を配置した場合に、エンボス加工による凹凸は一般的には規則的に設けられるので、複数の太陽電池セルの一方端部側と他方端部側とに対称に配置される複数の半田接続部がそれぞれ充填材の凹部に嵌まり込む場合がある。この場合、真空ラミネート処理によって脱気を行う際に、空気を抜くための充填材の凹部が半田接続部に塞がれてしまうので、脱気が十分に行えないという不都合がある。この結果、太陽電池モジュールに気泡が残るという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、気泡が残るのを抑制することが可能な太陽電池モジュールおよびその製造方法を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における太陽電池モジュールは、互いに電気的に接続されている複数の太陽電池セルと、複数の太陽電池セルが配置される領域の両端部側にそれぞれ設けられ、複数の太陽電池セルにおいて発電された電力を取り出すための取出電極と、太陽電池セルと取出電極との間に取出電極が延びる方向に沿って設けられ、太陽電池セルと取出電極とを電気的に接合するための複数の導通部と、複数の太陽電池セルと取出電極とを覆うように設けられ、複数の太陽電池セルおよび取出電極側に規則的に設けられる凹凸面を有する充填材とを備え、平面的に見て、少なくとも複数の導通部のうちの一部の導通部の中心部が、充填材の凹部の中心部と一致しないように、複数の導通部が配置されている。
上記の構成により、気泡が残るのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による集積型の薄膜太陽電池モジュールの全体構成を示した平面図である。 図1の300−300線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池部の全体構成を示した平面図である。 本発明の第1実施形態による半田接続部の配置を示した平面図である。 図4の400−400線に沿った断面図である。 図4の500−500線に沿った真空ラミネート処理を行う前の断面図である。 図4の600−600線に沿った真空ラミネート処理を行う前の断面図である。 図4の700−700線に沿った真空ラミネート処理を行う前の断面図である。 図4の700−700線に沿った真空ラミネート処理を行った後の断面図である。 図4の800−800線に沿った真空ラミネート処理を行う前の断面図である。 図4の800−800線に沿った真空ラミネート処理を行った後の断面図である。 本発明の第2実施形態による集積型の薄膜太陽電池モジュールの一方端部側の断面図である。 本発明の第2実施形態による集積型の薄膜太陽電池モジュールの他方端部側の断面図である。 本発明の第3実施形態による集積型の薄膜太陽電池モジュールの半田接続部の配置を示した平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態による集積型の薄膜太陽電池モジュール100は、図1および図2に示すように、複数の太陽電池セル1が設けられる太陽電池部2と、アルミニウム枠3と、ゴム枠4とから構成されている。太陽電池部2は、ゴム枠4を介して、アルミニウム枠3に取り付けられている。
太陽電池セル1では、図5に示すように、ガラス基板21上に、導電性および透光性を有する酸化錫(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、インジウム・錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)などの透明導電性酸化物(TCO:Transparent Conductive Oxide)からなる表面電極22が形成されている。なお、表面電極22は、所定の間隔を隔てて複数形成されている。表面電極22の表面上には、pin型の非晶質(アモルファス)シリコン系半導体からなる半導体層23が形成されている。半導体層23は、たとえば、p型水素化アモルファスシリコンカーバイト(a−SiC:H)層と、i型水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)層と、n型水素化アモルファスシリコン層とにより構成されている。半導体層23の表面上には、導電性を有する銀(Ag)を主成分とする金属材料からなる裏面電極24が形成されている。そして、表面電極22と、半導体層23と、裏面電極24とから約1μmの厚みt1を有する太陽電池セル1が構成されている。なお、隣接する太陽電池セル1のうちの一方の裏面電極24と、他方の表面電極22とは、電気的に接続されている。これにより、複数の太陽電池セル1が、ガラス基板21上で電気的に直列に接続されて集積されている。
また、図3に示すように、複数の太陽電池セル1の矢印X1方向と矢印X2方向との端部側には、それぞれ、直列に接続された複数の太陽電池セル1から電力を取り出すための第1取出電極25および第2取出電極26が設けられている。第1取出電極25は、平面的に見て、Y方向に沿って延びるように形成されている。第2取出電極26は、X方向に沿って延びるように形成されている。なお、第1取出電極25は、図6に示すように、銅箔25aの周りを錫25bでコーティングした構造を有しており、第2取出電極26も同様の構造を有している。また、第1取出電極25は、約2mmの幅Wと、約100μmの厚みt2とを有する。また、第2取出電極26は、約5mmの幅と、約100μmの厚みとを有する。なお、第1取出電極25は、本発明の「取出電極」の一例である。
また、図1に示すように、第2取出電極26は、絶縁テープ40を介して、太陽電池セル1の表面上に取り付けられている。第2取出電極26は、薄膜太陽電池モジュール100の中央部近傍において折り曲げられている。そして、第2取出電極26の折り曲げられた部分は、端子ボックス27に覆われている。第2取出電極26は、出力ケーブル28に接続されている。
また、図4に示すように、太陽電池セル1(表面電極22)と、第1取出電極25とは、約100μmの厚みt3(図6参照)を有する複数の半田接続部29を介して電気的に接続されている。なお、複数の半田接続部29は、第1取出電極25が延びる方向(Y方向)に沿って直線状に設けられている。また、太陽電池セル1の矢印X1方向側に設けられる複数の半田接続部29(半田接続部29a)のピッチp1と、矢印X2方向側に設けられる複数の半田接続部29(半田接続部29b)のピッチp2とは、それぞれ、略等しく、約20mm以上約30mm以下である。なお、半田接続部29は、本発明の「導通部」の一例である。また、半田接続部29aおよび29bは、それぞれ、本発明の「第2導通部」および「第1導通部」の一例である。
ここで、第1実施形態では、平面的に見て、X2方向側の半田接続部29bの中心部が、後述する充填材31の凹部31bの中心部と一致しないように(凸部31aと対向するように)、X2方向側の半田接続部29bがX1方向側の半田接続部29aに対してずらして配置されている。つまり、太陽電池セル1の矢印X1方向側に設けられる複数の半田接続部29aと、矢印X2方向側に設けられる複数の半田接続部29bとは、半田接続部29aと半田接続部29bとの間の中心線Aに対して、非対称に設けられている。また、太陽電池セル1の矢印X2方向側に設けられる複数の半田接続部29bは、矢印X1方向側に設けられる複数の半田接続部29aに対して、充填材31の凹部31b(凸部31a)のピッチp3の略1/2の長さ分、Y方向にずれるように配置されている。
また、図6および図7に示すように、半田接続部29は、接合部30を介して、表面電極22に接続されている。なお、第1取出電極25下の太陽電池セル1aは、発電には寄与しない。また、図6および図7は、後述する真空ラミネート処理を行う前の状態を示しており、真空ラミネート処理によって脱気することにより、図5に示すように、太陽電池セル1の表面上に充填材31が密着された状態となる。
図5に示すように、太陽電池セル1の表面上には、エチレン・ビニル・アセテート(EVA)などからなり、約600μmの厚みt4を有する充填材31が設けられている。なお、図6に示すように、充填材31の太陽電池セル1側の面は、エンボス加工が施されており、複数の凹凸(凸部31aおよび凹部31b)が設けられている。また、図4に示すように、充填材31の凹部31b(凸部31a)は、充填材31の太陽電池セル1側の表面上に、規則的(マトリクス状)に等間隔に配置されている。なお、第1実施形態では、半田接続部29のピッチp1(p2)は、充填材31の凸部31aまたは凹部31bのピッチp3の整数倍になるように構成されている。図8および図10では、説明を簡単にするために、半田接続部29のピッチp1(p2)と、充填材31の凸部31aまたは凹部31bのピッチp3とが等しい(1倍)場合を示している。充填材31としては、EVA以外に、たとえば、EEA、PVB、シリコン、ウレタン、アクリル、エポキシなどの樹脂により構成されていてもよい。
そして、上記のように、太陽電池セル1の矢印X2方向側に設けられる複数の半田接続部29bを、矢印X1方向側に設けられる複数の半田接続部29aに対して、充填材31の凹部31b(凸部31a)のピッチp3の略1/2の長さ分、Y方向にずれるように配置することにより、図6(図4の500−500断面)に示すように、矢印X1方向側の半田接続部29aの中心部は、充填材31の凹部31bの中心部と略一致する。また、矢印X2方向側の半田接続部29が設けられない領域の第1取出電極25の中心部は、充填材31の凹部31bの中心部と略一致する。また、図7(図4の600−600断面)に示すように、矢印X1方向側の半田接続部29が設けられない領域の第1取出電極25の中心部は、充填材31の凸部31aの中心部と略一致する。また、矢印X2方向側の半田接続部29bの中心部は、充填材31の凸部31aの中心部と略一致する。
また、上記のように、太陽電池セル1の矢印X2方向側に設けられる複数の半田接続部29bを、矢印X1方向側に設けられる複数の半田接続部29aに対して、充填材31の凹部31b(凸部31a)のピッチp3の略1/2の長さ分、Y方向にずれるように配置することにより、薄膜太陽電池モジュール100の矢印X1方向側では、図4および図8(図4の700−700断面)に示すように、複数の半田接続部29aの中心部は、それぞれ、平面的に見て、充填材31の凹部31bの中心部と略一致する。つまり、複数の半田接続部29aは、それぞれ、充填材31の凹部31bと対向する。また、薄膜太陽電池モジュール100の矢印X2方向側では、図4および図10(図4の800−800断面)に示すように、複数の半田接続部29bは、それぞれ、平面的に見て、充填材31の凸部31aの中心部と略一致する。つまり、複数の半田接続部29bは、それぞれ、充填材31の凸部31aと対向する。なお、図8および図10は、後述する真空ラミネート処理を行う前の状態を示しており、真空ラミネート処理によって脱気することにより、図9(図4の700−700断面)および図11(図4の800−800断面)に示すように、太陽電池セル1の表面上に充填材31が密着された状態となる。
また、図5(図4の400−400断面)に示すように、充填材31の表面上には、バックシート32が設けられている。なお、バックシート32は、たとえば、PET、PEN、ETFE、PVDF、PCTFE、PVF、PCなどの樹脂フィルムにより構成されている。また、バックシート32は、樹脂フィルムなどに金属箔が挟まれた構造、または、SUS、ガルバリウムなどの金属(鋼板)でもよい。
次に、図4〜図11を参照して、第1実施形態による薄膜太陽電池モジュール100の製造プロセスについて説明する。
まず、図5に示すように、ガラス基板21の表面上に、酸化錫(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、インジウム・錫酸化物(ITO)などの透明導電性酸化物(TCO)からなる表面電極22と、pin型の非晶質(アモルファス)シリコン系半導体からなる半導体層23と、導電性の材料からなる裏面電極24とからなる太陽電池セル1を形成する。半導体層23は、たとえば、p型水素化アモルファスシリコンカーバイト(a−SiC:H)層と、i型水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)層と、n型水素化アモルファスシリコン層とにより構成されている。なお、太陽電池セル1の製造プロセスは、従来の太陽電池セルの製造プロセスと同様である。
次に、図6(図4の500−500断面)および図7(図4の600−600断面)に示すように、発電に寄与しない太陽電池セル1aの表面上において、超音波半田コテを用いて、接合部30および半田接続部29(29a、29b)を溶融する。これにより、接合部30は、表面電極22に接合される。そして、半田接続部29上に第1取出電極25を配置するとともに、第1取出電極25と半田接続部29とを接合する。また、第1取出電極25上に第2取出電極26を配置するとともに、第1取出電極25と第2取出電極26とを接合する。
なお、図4に示すように、太陽電池セル1の矢印X2方向側に設けられる複数の半田接続部29bが、矢印X1方向側に設けられる複数の半田接続部29aに対して、充填材31の凹部31b(凸部31a)のピッチp3の略1/2の長さ分、Y方向にずれるように配置される。そして、太陽電池セル1(第1取出電極25)の表面上に充填材31を配置する。このとき、図6に示すように、矢印X1方向側の半田接続部29aの中心部が、充填材31の凹部31bの中心部と略一致するとともに、矢印X2方向側の半田接続部29bが設けられない領域の第1取出電極25の中心部が、充填材31の凹部31bの中心部と略一致するように充填材31が配置される。また、図7に示すように、矢印X1方向側の半田接続部29aが設けられない領域の第1取出電極25の中心部が、充填材31の凸部31aの中心部と略一致するとともに、矢印X2方向側の半田接続部29bの中心部が、充填材31の凸部31aの中心部と略一致するように充填材31が配置される。
また、図8に示すように、矢印X1方向側(図4参照)の半田接続部29aの中心部は、充填材31の凹部31bの中心部と略一致するように配置される。また、図10に示すように、矢印X2方向側(図4参照)の半田接続部29bの中心部は、充填材31の凸部31aの中心部と略一致するように配置される。そして、真空ラミネート処理を行うことにより、図5、図9および図11に示すように、充填材31と、太陽電池セル1および第1取出電極25が密着される。なお、図10に示す半田接続部29bの中心部が充填材31の凸部31aの中心部と略一致している状態は、図8に示す半田接続部29aの中心部が、充填材31の凹部31bの中心部と略一致している状態よりも、充填材31と第1取出電極25との間の距離(空間)が大きくなる分、空気が抜けやすくなる。その後、充填材31の表面上に、たとえば、PET、PEN、ETFE、PVDF、PCTFE、PVF、PCなどの樹脂フィルムや、樹脂フィルムなどに金属箔が挟まれた構造、または、SUS、ガルバリウムなどの金属(鋼板)からなるバックシート32が形成される。これにより、太陽電池部2が完成され、太陽電池部2は、図2に示すように、ゴム枠4を介して、アルミニウム枠3に取り付けられる。
本発明の第1実施形態による薄膜太陽電池モジュール100では、以下の効果を得ることができる。
(1)平面的に見て、複数の半田接続部29のうちの半田接続部29bの中心部が、充填材31の凹部31bの中心部と一致しないように、複数の半田接続部29bを配置した。これにより、全ての半田接続部29の中心部が充填材31の凹部31bの中心部と一致する場合と異なり、真空ラミネート処理の際に、空気を抜くための充填材31の凹部31bが半田接続部29に塞がれてしまうのが抑制される。その結果、真空ラミネート処理(脱気)が十分に行えないことに起因して、薄膜太陽電池モジュール100に気泡が残るのを抑制することができる。
(2)複数の半田接続部29のうちの半田接続部29bを充填材31の凸部31aと対向するように、充填材31の凹部31bと対向する半田接続部29aに対してずらして配置した。これにより、全ての半田接続部29が充填材31の凹部31bと対向するのが抑制されるので、真空ラミネート処理の際に、空気を抜くための充填材31の凹部31bが半田接続部29に塞がれてしまうのを確実に抑制することができる。
(3)太陽電池セル1の矢印X1方向側に設けられる複数の半田接続部29aと、矢印X2方向側に設けられる複数の半田接続部29bとを、半田接続部29aと半田接続部29bとの間の中心線Aに対して、非対称に設けた。これにより、半田接続部29aと半田接続部29bとが中心線Aに対して対称に設けられる場合と異なり、真空ラミネート処理の際に、空気を抜くための充填材31の凹部31bが半田接続部29による凸部に塞がれてしまうのを確実に抑制することができる。
(4)太陽電池セル1の矢印X2方向側に設けられる複数の半田接続部29bを、矢印X1方向側に設けられる複数の半田接続部29aに対して、充填材31の凹部31b(凸部31a)のピッチp3の略1/2の長さ分、Y方向にずれるように配置した。これにより、容易に、半田接続部29bを充填材31の凸部31aと対向させるとともに、半田接続部29aを充填材31の凹部31bと対向させることができる。
(第2実施形態)
次に、図12および図13を参照して、本発明の第2実施形態による薄膜太陽電池モジュール100aについて説明する。この第2実施形態の薄膜太陽電池モジュール100aでは、充填材31の凹部31b(凸部31a)のピッチp3が、半田接続部29のピッチp1(p2)と略等しい上記第1実施形態と異なり、充填材301の凹部301b(凸部301a)のピッチp4が、半田接続部29のピッチp1(p2)と異なる。
図12および図13に示すように、薄膜太陽電池モジュール100aでは、半田接続部29のピッチp1(p2)は、充填材301の凹部301b(凸部301a)のピッチp4の略2倍になるように構成されている。そして、半田接続部29bは、半田接続部29aに対してY方向(図4参照)に、充填材301の凹部301bのピッチp4の略1/2の長さ(約p4/2)分、ずれるように配置される。これにより、薄膜太陽電池モジュール100aの矢印X1方向側(図4参照)の半田接続部29aは、図12に示すように、充填材301の凹部301bと対向する。また、薄膜太陽電池モジュール100aの矢印X2方向側(図4参照)の半田接続部29bは、図13に示すように、充填材301の凸部301aと対向する。
なお、第2実施形態のその他の構成および効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図14を参照して、本発明の第3実施形態による薄膜太陽電池モジュール100bについて説明する。この第3実施形態の薄膜太陽電池モジュール100bでは、半田接続部29a(半田接続部29b)のピッチp1(p2)が一定である上記第1実施形態と異なり、複数の半田接続部29cのピッチが異なる。
図14に示すように、薄膜太陽電池モジュール100bでは、矢印X1方向側および矢印X2方向側のそれぞれの複数の半田接続部29cにおいて、複数の半田接続部29cのピッチが異なる(p5またはp6)ように、複数の半田接続部29cが配置されている。なお、半田接続部29cのピッチp5は、充填材31の凹部31bのピッチp3と略等しい。また、半田接続部29cのピッチp6は、充填材31の凹部31bのピッチp3の略1.5倍である。これにより、平面的に見て、複数の半田接続部29cのうちの一部の半田接続部29cの中心部が、充填材31の凹部31bの中心部と一致しないように、複数の半田接続部29cが配置される。そして、充填材31の凹部31bと対向する半田接続部29cと、凸部31aと対向する半田接続部29cとが、矢印X1方向側および矢印X2方向側のそれぞれの複数の半田接続部29cにおいて存在することになる。なお、半田接続部29cは、本発明の「導通部」の一例である。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
本発明の第3実施形態による薄膜太陽電池モジュール100bでは、以下の効果を得ることができる。
(5)矢印X1方向側(矢印X2方向側)の複数の半田接続部29cにおいて、複数の半田接続部29cのピッチが異なるように複数の半田接続部29cを配置した。これにより、複数の半田接続部29cを形成する位置がY方向にずれた場合でも、複数の半田接続部29cのピッチが充填材31の凹部31bのピッチの略整数倍になる場合と異なり、充填材31の凹部31bと半田接続部29cとが偶然に対向して、充填材31の凹部31bが半田接続部29cに塞がれるのを抑制することができる。その結果、矢印X1方向側および矢印X2方向側の両方で充填材31の凹部31bが半田接続部29cに塞がれるのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記第1〜第3実施形態では、非晶質(アモルファス)シリコン系の半導体層に本発明を適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、結晶シリコン系の半導体層に本発明を適用してもよい。また、非晶質シリコン半導体と微結晶シリコン半導体とが積層されたタンデム型の半導体層でもよい。
上記第1〜第3実施形態では、本発明の導通部として半田接続部を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、導電性樹脂などの半田接続部以外の導通部を用いてもよい。
上記第1〜第3実施形態では、pin型の半導体層を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、pn型の半導体層を用いてもよい。
上記第1実施形態では、半田接続部のピッチが充填材の凹部のピッチの1倍であり、上記第2実施形態では、半田接続部のピッチが充填材の凹部のピッチの2倍である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、半田接続部のピッチが充填材の凹部のピッチの1倍または2倍以外の略整数倍であればよい。また、半田接続部のピッチが充填材の凹部のピッチの略整数分の1倍(2分の1、3分の1など)であればよい。
上記第1および第2実施形態では、矢印X2方向側の半田接続部が、矢印X1方向側の半田接続部に対して、充填材の凹部のピッチの略1/2の長さ分、取出電極が延びる方向(Y方向)にずれて配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、複数の半田接続部の一部の中心部が充填材の凹部の中心部に平面的に見て一致しないように半田接続部の配置をずらせばよい。
1 太陽電池セル
25 第1取出電極(取出電極)
29、29c 半田接続部(導通部)
29a 半田接続部(第2導通部)
29b 半田接続部(第1導通部)
31、301 充填材

Claims (2)

  1. 互いに電気的に接続されている複数の太陽電池セルと、
    前記複数の太陽電池セルが配置される領域の両端部側にそれぞれ設けられ、前記複数の太陽電池セルにおいて発電された電力を取り出すための取出電極と、
    前記太陽電池セルと前記取出電極との間に前記取出電極が延びる方向に沿って設けられ、前記太陽電池セルと前記取出電極とを電気的に接合するための複数の導通部と、
    真空ラミネート処理により、前記複数の太陽電池セルと前記取出電極とを覆うように設けられた充填材とを備え、
    前記複数の導通部は、規則的に設けられ、前記複数の太陽電池セルが配置される領域の一方端部側に配置されるドット状の複数の第1導通部と、規則的に設けられ、他方端部側に配置されるドット状の複数の第2導通部とを含み、
    前記取出電極は、前記複数の太陽電池セルが配置される領域の両端部に沿って延びるように設けられ、前記複数の導通部の有無によってその表面が凹凸となっており、
    前記複数の第1導通部と前記複数の第2導通部とは、平面的に見て、前記複数の第1導通部と前記複数の第2導通部との間の中心線に対して、非対称に配置されている、太陽電池モジュール。
  2. 前記複数の第1導通部および前記複数の第2導通部は、それぞれ、前記取出電極が延びる方向に沿って直線状に配置されており、前記複数の第1導通部のピッチと、前記複数の第2導通部のピッチとは、略等しく、
    前記複数の第1導通部は、前記複数の第2導通部に対して、所定の長さ分、前記取出電極が延びる方向にずれて配置されている、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
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