JP2011207321A - 車両の電池温度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載される電池を収容する断熱容器を備えたシステムにおいて、車両運転停止中に電池を保温できるようにしながら、消費エネルギを低減できるようにする。
【解決手段】電池11を収容する断熱容器12を中空構造の断熱壁13で構成し、各断熱壁13に形成された中空部14内の真空度(圧力)を真空ポンプ15等によって変化可能にする。そして、車両運転停止要求が発生したときに、断熱容器12が断熱状態(断熱性の高い状態)であるか否かを、中空部14内の圧力が所定値以下(つまり中空部14内の真空度が高い状態)であるか否かによって判定する。その結果、断熱容器12が断熱状態ではないと判定された場合には、電磁弁17を開弁して負圧導入通路16を開放した状態で真空ポンプ15を作動させて断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12の断熱性を高めた後、車両運転を停止する(車両駆動システムを停止する)。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される電池を内部に収容する断熱容器を備えた車両の電池温度制御装置に関する発明である。
車両の動力源としてモータを搭載した電気自動車やハイブリッド車においては、モータ駆動用の電源として二次電池等の電池を搭載している。このような車両では、車両運転停止後(車両駆動システム停止後)に、電池の周囲温度(例えば外気温等)の影響で電池の温度が変化するが、電池の温度が低下し過ぎると、電池の電力供給能力の低下や電池の劣化を招くという問題がある。
電池を保温する技術としては、例えば、特許文献1(特開2004−234892号公報)に記載されているように、燃料電池をケース内に収容し、このケースと燃料電池との間にガス層を設け、システム停止時に負圧発生手段(例えば真空ポンプ)でガス層を負圧にすることで、燃料電池とケース外部との間の断熱性を高めて、システム停止中に燃料電池が凍結することを防止するようにしたものがある。
特開2004−234892号公報
しかし、上記特許文献1の技術では、システム停止時に燃料電池を収容したケース内全体を負圧発生手段(例えば真空ポンプ)で負圧にする必要があるため、負圧発生手段の消費エネルギが増大すると共に、断熱性を速やかに変化させることが困難であるという欠点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、車両運転停止中に電池を保温できるようにしながら、消費エネルギを低減できると共に、断熱性を速やかに変化させることができる車両の電池温度制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両に搭載される電池を内部に収容する断熱容器を備えた車両の電池温度制御装置において、断熱容器を構成する断熱壁に形成された中空部内の真空度を変化させる真空度調整手段と、車両運転停止時に電池を保温するように真空度調整手段により中空部内の真空度を変化させて断熱容器の断熱性を変化させる電池温度制御手段とを備えた構成としたものである。
この構成では、車両運転停止時(例えば車両駆動システム停止時)に、真空度調整手段により中空部内の真空度を高めて断熱容器の断熱性を高めることで、車両運転停止中に電池を保温することができる。しかも、断熱容器を構成する断熱壁の中空部内の真空度を変化させるだけであるため、断熱容器内全体の真空度を変化させる場合に比べて、真空度調整手段(例えば真空ポンプ)の消費エネルギを低減することができると共に、断熱容器の断熱性を速やかに変化させることができる。
本発明は、断熱容器を構成する断熱壁に形成された全ての中空部内の真空度を真空度調整手段で変化させるようにしても良いが、請求項2のように、断熱容器は、断熱壁のうちの一部の断熱壁に形成された中空部内の真空度が真空度調整手段により変化可能であるようにしても良い。このようにすれば、電池の温度変化に対する影響が大きい断熱壁(例えば電池と接触している断熱壁)のみの真空度を変化させて断熱性を変化させることができるため、真空度調整手段(例えば真空ポンプ)の消費エネルギを更に低減することができ、断熱容器の断熱性を効率良く変化させることができる。
また、請求項3のように、車両運転中に真空度調整手段により中空部内の真空度を変化させて断熱容器の断熱性を変化させるようにしても良い。このようにすれば、車両運転中(例えば車両駆動システム稼働中)に、断熱容器の断熱性を高くしたり低くしたりして(つまり放熱性を低くしたり高くしたりして)、電池の温度を適正温度領域(電池の性能を良好に発揮できる温度領域)に維持することができる。
更に、請求項4のように、電池の温度を検出又は推定する電池温度判定手段を備え、少なくとも電池温度判定手段で検出又は推定した電池の温度に基づいて真空度調整手段を制御するようにしても良い。このようにすれば、検出又は推定した電池の温度に応じて中空部内の真空度を変化させて断熱容器の断熱性を適正に変化させることができる。
また、請求項5のように、断熱容器に向けて送風する送風機を備えた構成としても良い。このようにすれば、例えば、断熱容器が非断熱状態(断熱性の低い状態)のときに、送風機を作動させて断熱容器に向けて送風することで、断熱容器の周囲の熱を効率良く利用して電池の温度を速やかに適正温度領域に変化させることができる。
図1は本発明の実施例1における車両の電池温度制御システムの概略構成を示す図である。 図2は実施例1の車両運転停止時の電池温度制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図3は実施例1の車両運転中の電池温度制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図4は実施例2の車両運転停止時の電池温度制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図5は実施例3の車両運転中の電池温度制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図6は実施例4の車両の電池温度制御システムの概略構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態をハイブリッド車(エンジンとモータの両方を動力源とする車両)に適用して具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図3に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて車両の電池温度制御システム全体の概略構成を説明する。
車両の動力源としてモータ(図示せず)を搭載したハイブリッド車には、モータ駆動用の電源として二次電池等の電池11(例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等)が搭載されている。この電池11を内部に収容する断熱容器12は、中空構造の断熱壁13によって構成され、各断熱壁13に形成された中空部14が連通している。この断熱容器12内に、電池11が断熱壁13で取り囲まれた状態で配置され、1つの断熱壁13(例えば、断熱容器12の底壁となる断熱壁)に電池11が接触した状態で固定されている。
断熱容器12には、断熱壁13の中空部14と電動式の真空ポンプ15(真空度調整手段)とを連通する負圧導入通路16が接続され、この負圧導入通路16の途中に、該負圧導入通路16を開閉する電磁弁17(真空度調整手段)が設けられている。また、断熱容器12には、断熱壁13の中空部14と大気側とを連通する大気導入通路18が接続され、この大気導入通路18の途中に、該大気導入通路18を開閉する電磁弁19(真空度調整手段)が設けられている。
各電磁弁17,19は、例えば常閉型の電磁弁であり、電磁弁17を閉弁して負圧導入通路16を閉鎖した状態に維持すると共に、電磁弁19を閉弁して大気導入通路18を閉鎖した状態に維持することで、断熱壁13の中空部14内の真空度が一定に維持されて断熱容器12の断熱性が一定に維持される(放熱性が一定に維持される)。
断熱容器12の断熱性を高める(放熱性を低下させる)場合には、電磁弁17を開弁して負圧導入通路16を開放した状態で、真空ポンプ15を作動させて断熱壁13の中空部14内に負圧を導入する(つまり中空部14内の圧力を低下させる)ことで、断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12の断熱性を高めることができる。
一方、断熱容器12の断熱性を低下させる(放熱性を高める)場合には、電磁弁19を開弁して大気導入通路18を開放して、断熱壁13の中空部14内に大気を導入する(つまり中空部14内の圧力を上昇させる)ことで、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12の断熱性を低下させることができる。
断熱容器12には、断熱壁13の中空部14内の圧力(真空度の情報)を検出する圧力センサ20が接続されている。また、電池温度センサ21(電池温度判定手段)によって電池温度Tb (電池11の温度)が検出され、外気温センサ22によって外気温Tair が検出される。断熱容器12の近傍(例えば、側方又は上方)には、断熱容器12に向けて送風する電動式の送風機23が配置されている。尚、送風機23を省略した構成としても良い。
上述した各種センサの出力は、ECU24(電子制御回路)に入力される。このECU24は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された図2及び図3の電池温度制御用の各ルーチンを実行することで、電池温度制御手段として機能し、車両運転停止時(例えば車両駆動システム停止時)に、電池11を保温するように真空ポンプ15等により断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させて断熱容器12の断熱性を変化させると共に、車両運転中(例えば車両駆動システム稼働中)に、電池11の温度を適正温度領域(電池11の性能を良好に発揮できる温度領域)に維持するように真空ポンプ15等により断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させて断熱容器12の断熱性を変化させる。
以下、ECU24が実行する図2及び図3の電池温度制御用の各ルーチンの処理内容を説明する。
[車両運転停止時の電池温度制御ルーチン]
図2に示す車両運転停止時の電池温度制御ルーチンは、ECU24の電源オン中に所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、車両運転停止要求(車両駆動システム停止要求)が発生しているか否かを判定する。この場合、例えば、車両駆動システムをオン/オフするスイッチを備えた車両では、このスイッチがオフされたか否かによって車両運転停止要求が発生しているか否かを判定する。或は、エンジンを搭載したハイブリッド車の場合には、IGスイッチ(イグニッションスイッチ)がオフされたか否かによって車両運転停止要求が発生しているか否かを判定するようにしても良い。
このステップ101で、車両運転停止要求が発生していないと判定された場合には、車両運転が継続されると判断して、ステップ102以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ101で、車両運転停止要求が発生していると判定された場合には、車両運転が停止されると判断して、ステップ102に進み、断熱容器12が断熱状態(断熱性の高い状態)であるか否かを、例えば、圧力センサ20で検出した中空部14内の圧力が所定値以下(つまり中空部14内の真空度が高い状態)であるか否かによって判定する。
このステップ102で、断熱容器12が断熱状態であると判定された場合には、ステップ104に進み、負圧導入処理(ステップ103の処理)を実行せずに、各電磁弁17,19を閉弁すると共に真空ポンプ15を停止した状態に維持したまま、ステップ105に進み、車両運転を停止する(車両駆動システムを停止する)。
これに対して、上記ステップ102で、断熱容器12が断熱状態ではないと判定された場合には、ステップ103に進み、負圧導入処理を実行する。この負圧導入処理では、電磁弁17を開弁して負圧導入通路16を開放した状態で、真空ポンプ15を作動させて断熱壁13の中空部14内に負圧を導入する(つまり中空部14内の圧力を低下させる)ことで、断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12の断熱性を高める。その後、上記ステップ102で、断熱容器12が断熱状態であると判定されたときに、ステップ104に進み、負圧導入処理を停止して、各電磁弁17,19を閉弁すると共に真空ポンプ15を停止した状態に切り換えた後、ステップ105に進み、車両運転を停止する。
[車両運転中の電池温度制御ルーチン]
図3に示す車両運転中の電池温度制御ルーチンは、ECU24の電源オン中に所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、車両運転停止要求(車両駆動システム停止要求)が発生しているか否かを判定する。
このステップ201で、車両運転停止要求が発生していると判定された場合には、車両運転が停止されると判断して、ステップ202以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ201で、車両運転停止要求が発生していないと判定された場合には、車両運転が継続されると判断して、ステップ202に進み、電池温度センサ21で検出した電池温度Tb (電池11の温度)を読み込んだ後、ステップ203に進み、電池温度Tb が下限側閾値TLow よりも低いか否かを判定する。ここで、下限側閾値TLow は、電池11の適正温度領域(電池11の性能を良好に発揮できる温度領域)の下限値又はそれよりも少し高い温度(例えば0〜10℃)に設定されている。
このステップ203で、電池温度Tb が下限側閾値TLow よりも低いと判定された場合には、断熱容器12の周囲の熱から電池11を保護するために断熱容器12を断熱状態(断熱性の高い状態)にした方が良いと判断して、ステップ204に進み、断熱容器12が断熱状態であるか否かを判定する。
このステップ204で、断熱容器12が断熱状態であると判定された場合には、ステップ207に進み、負圧導入処理(ステップ206の処理)を実行せずに、各電磁弁17,19を閉弁すると共に真空ポンプ15を停止した状態に維持する。
これに対して、上記ステップ204で、断熱容器12が断熱状態ではないと判定された場合には、ステップ206に進み、負圧導入処理を実行する。この負圧導入処理では、電磁弁17を開弁して負圧導入通路16を開放した状態で、真空ポンプ15を作動させて断熱壁13の中空部14内に負圧を導入する(つまり中空部14内の圧力を低下させる)ことで、断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12の断熱性を高める。その後、上記ステップ204で、断熱容器12が断熱状態であると判定されたときに、ステップ207に進み、負圧導入処理を停止して、各電磁弁17,19を閉弁すると共に真空ポンプ15を停止した状態に切り換える。
一方、上記ステップ203で、電池温度Tb が下限側閾値TLow 以上であると判定された場合には、その電池温度Tb を維持するか又は電池11の熱を放熱するために断熱容器12を非断熱状態(断熱性の低い状態)にした方が良いと判断して、ステップ205に進み、断熱容器12が非断熱状態であるか否かを、例えば、圧力センサ20で検出した中空部14内の圧力が所定値以上(つまり中空部14内の真空度が低い状態)であるか否かによって判定する。
このステップ205で、断熱容器12が非断熱状態であると判定された場合には、ステップ209に進み、大気導入処理(ステップ208の処理)を実行せずに、各電磁弁17,19を閉弁すると共に真空ポンプ15を停止した状態に維持する。
これに対して、上記ステップ205で、断熱容器12が非断熱状態ではないと判定された場合には、ステップ208に進み、大気導入処理を実行する。この大気導入処理では、電磁弁19を開弁して大気導入通路18を開放して、断熱壁13の中空部14内に大気を導入する(つまり中空部14内の圧力を上昇させる)ことで、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12の断熱性を低下させる。その後、上記ステップ205で、断熱容器12が非断熱状態であると判定されたときに、ステップ209に進み、大気導入処理を停止して、各電磁弁17,19を閉弁すると共に真空ポンプ15を停止した状態に切り換える。
以上説明した本実施例1では、車両運転停止時(例えば車両駆動システム停止時)に断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12を断熱状態(断熱性の高い状態)にするようにしたので、車両運転停止中に電池11を保温することができ、電池11の温度が低下し過ぎることを防止できる。しかも、断熱容器12を構成する断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させるだけであるため、断熱容器内全体の真空度を変化させる場合に比べて、真空ポンプ13の消費エネルギを低減することができると共に、断熱容器12の断熱性を速やかに変化させることができる。
また、本実施例1では、車両運転中(例えば車両駆動システム稼働中)に電池温度Tb が下限側閾値TLow よりも低い場合には、断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12を断熱状態(断熱性の高い状態)にし、電池温度Tb が下限側閾値TLow 以上の場合には、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12を非断熱状態(断熱性の低い状態)にするようにしたので、車両運転中に断熱容器12の断熱性を高くしたり低くしたりして(つまり放熱性を低くしたり高くしたりして)、電池11の温度を適正温度領域に維持することができる。
次に、図4を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、図2のルーチンに代えて、後述する図4の車両運転停止時の電池温度制御ルーチンを実行することで、車両運転停止時(例えば車両駆動システム停止時)に、電池温度Tb と外気温Tair に基づいて真空ポンプ15等により断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させて断熱容器12の断熱性を変化させるようにしている。
図4に示す車両運転停止時の電池温度制御ルーチンでは、まず、ステップ301で、車両運転停止要求(車両駆動システム停止要求)が発生しているか否かを判定し、車両運転停止要求が発生していると判定された場合には、車両運転が停止されると判断して、ステップ302に進み、電池温度センサ21で検出した電池温度Tb を読み込むと共に、外気温センサ22で検出した外気温Tair を読み込む。
この後、ステップ303に進み、外気温Tair が下限側閾値TLow よりも低いか否かを判定する。ここで、下限側閾値TLow は、電池11の適正温度領域(電池11の性能を良好に発揮できる温度領域)の下限値又はそれよりも少し高い温度(例えば0〜10℃)に設定されている。
このステップ303で、外気温Tair が下限側閾値TLow よりも低いと判定された場合には、次のステップ305に進み、電池温度Tb が外気温Tair よりも高いか否かを判定する。
このステップ305で、電池温度Tb が外気温Tair よりも高いと判定された場合には、電池11の放熱を抑制するために断熱容器12を断熱状態(断熱性の高い状態)にした方が良いと判断して、ステップ307に進み、断熱容器12が断熱状態であるか否かを判定する。
このステップ307で、断熱容器12が断熱状態であると判定された場合には、ステップ310に進み、負圧導入処理を実行せずに、ステップ313に進み、車両運転を停止する(車両駆動システムを停止する)。
これに対して、上記ステップ307で、断熱容器12が断熱状態ではないと判定された場合には、ステップ309に進み、負圧導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12の断熱性を高める。その後、上記ステップ307で、断熱容器12が断熱状態であると判定されたときに、ステップ310に進み、負圧導入処理を停止した後、ステップ313に進み、車両運転を停止する。
一方、上記ステップ305で、電池温度Tb が外気温Tair 以下であると判定された場合には、外気の熱を利用して電池温度Tb を高くするために断熱容器12を非断熱状態(断熱性の低い状態)にした方が良いと判断して、ステップ308に進み、断熱容器12が非断熱状態であるか否かを判定する。
このステップ308で、断熱容器12が非断熱状態であると判定された場合には、ステップ312に進み、大気導入処理を実行せずに、ステップ313に進み、車両運転を停止する。
これに対して、上記ステップ308で、断熱容器12が非断熱状態ではないと判定された場合には、ステップ311に進み、大気導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12の断熱性を低下させる。その後、上記ステップ308で、断熱容器12が非断熱状態であると判定されたときに、ステップ313に進み、大気導入処理を停止した後、ステップ313に進み、車両運転を停止する。
一方、上記ステップ303で、外気温Tair が下限側閾値TLow 以上であると判定された場合には、ステップ304に進み、外気温Tair が上限側閾値THiよりも高いか否かを判定する。ここで、上限側閾値THiは、電池11の適正温度領域(電池11の性能を良好に発揮できる温度領域)の上限値又はそれよりも少し低い温度(例えば40℃)に設定されている。
このステップ304で、外気温Tair が上限側閾値THiよりも高いと判定された場合には、次のステップ306に進み、電池温度Tb が外気温Tair よりも低いか否かを判定する。
このステップ306で、電池温度Tb が外気温Tair 以上であると判定された場合には、電池11の熱を放熱するために断熱容器12を非断熱状態(断熱性の低い状態)にした方が良いと判断して、ステップ308に進み、断熱容器12が非断熱状態であるか否かを判定する。
その結果、断熱容器12が非断熱状態であると判定された場合には、大気導入処理を実行せずに、車両運転を停止するが、断熱容器12が非断熱状態ではないと判定された場合には、大気導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12の断熱性を低下させた後、断熱容器12が非断熱状態であると判定されたときに、大気導入処理を停止して、車両運転を停止する(ステップ311,312,313)。
一方、上記ステップ306で、電池温度Tb が外気温Tair よりも低いと判定された場合には、外気の熱から電池11を保護するために断熱容器12を断熱状態(断熱性の高い状態)にした方が良いと判断して、ステップ307に進み、断熱容器12が断熱状態であるか否かを判定する。
その結果、断熱容器12が断熱状態であると判定された場合には、負圧導入処理を実行せずに、車両運転を停止するが、断熱容器12が断熱状態ではないと判定された場合には、負圧導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12の断熱性を高めた後、断熱容器12が断熱状態であると判定されたときに、負圧導入処理を停止して、車両運転を停止する(ステップ309,310,313)。
また、上記ステップ303で外気温Tair が下限側閾値TLow 以上であると判定され、且つ、上記ステップ304で外気温Tair が上限側閾値THi以下であると判定された場合(つまりTLow ≦Tair ≦THiの場合)には、電池温度Tb を外気温Tair と同程度に保つために断熱容器12を非断熱状態(断熱性の低い状態)にした方が良いと判断して、ステップ308に進み、断熱容器12が非断熱状態であるか否かを判定する。
その結果、断熱容器12が非断熱状態であると判定された場合には、大気導入処理を実行せずに、車両運転を停止するが、断熱容器12が非断熱状態ではないと判定された場合には、大気導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12の断熱性を低下させた後、断熱容器12が非断熱状態であると判定されたときに、大気導入処理を停止して、車両運転を停止する(ステップ311,312,313)。
以上説明した本実施例2では、車両運転停止時(例えば車両駆動システム停止時)に、電池温度Tb と外気温Tair に基づいて断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させて断熱容器12の断熱性を変化させるようにしたので、車両運転停止時に電池温度Tb と外気温Tair に応じて断熱容器12の断熱性を適正に変化させることができ、車両運転停止時の電池温度制御の制御性を向上させることができる。また、真空ポンプ13を必要以上に作動させることを防止することができ、真空ポンプ13の消費エネルギを更に低減することができる。
尚、上記実施例2では、車両運転停止時(厳密には車両運転を停止する直前)に、電池温度Tb と外気温Tair に基づいて真空ポンプ15等により断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させて断熱容器12の断熱性を変化させるようにしたが、車両運転停止後(例えば車両駆動システム停止後)も、定期的に電池温度Tb と外気温Tair に基づいて真空ポンプ15等により断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させて断熱容器12の断熱性を変化させるようにしても良い。
次に、図5を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例3では、断熱容器12の周囲の温度Tcar を検出する周囲温度センサ(図示せず)を設け、図3のルーチンに代えて、後述する図5の車両運転中の電池温度制御ルーチンを実行することで、車両運転中(例えば車両駆動システム稼働中)に、電池温度Tb と周囲温度Tcar に基づいて真空ポンプ15等により断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させて断熱容器12の断熱性を変化させるようにしている。
図5に示す車両運転中の電池温度制御ルーチンでは、まず、ステップ401で、車両運転停止要求(車両駆動システム停止要求)が発生しているか否かを判定し、車両運転停止要求が発生していないと判定された場合には、車両運転が継続されると判断して、ステップ402に進み、電池温度センサ21で検出した電池温度Tb を読み込むと共に、周囲温度センサで検出した周囲温度Tcar を読み込む。
この後、ステップ403に進み、電池温度Tb が下限側閾値TLow よりも低いか否かを判定する。ここで、下限側閾値TLow は、電池11の適正温度領域(電池11の性能を良好に発揮できる温度領域)の下限値又はそれよりも少し高い温度(例えば0〜10℃)に設定されている。
このステップ403で、電池温度Tb が下限側閾値TLow よりも低いと判定された場合には、次のステップ405に進み、電池温度Tb が周囲温度Tcar よりも高いか否かを判定する。
このステップ405で、電池温度Tb が周囲温度Tcar よりも高いと判定された場合には、電池11の放熱を抑制するために断熱容器12を断熱状態(断熱性の高い状態)にした方が良いと判断して、ステップ407に進み、断熱容器12が断熱状態であるか否かを判定する。
このステップ407で、断熱容器12が断熱状態であると判定された場合には、ステップ410に進み、負圧導入処理を実行しないが、上記ステップ407で、断熱容器12が断熱状態ではないと判定された場合には、ステップ209に進み、負圧導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12の断熱性を高める。その後、上記ステップ407で、断熱容器12が断熱状態であると判定されたときに、ステップ410に進み、負圧導入処理を停止して、各電磁弁17,19を閉弁すると共に真空ポンプ15を停止した状態に切り換える。
一方、上記ステップ405で、電池温度Tb が周囲温度Tcar 以下であると判定された場合には、断熱容器12の周囲の熱を利用して電池温度Tb を高くするために断熱容器12を非断熱状態(断熱性の低い状態)にした方が良いと判断して、ステップ408に進み、断熱容器12が非断熱状態であるか否かを判定する。
このステップ408で、断熱容器12が非断熱状態であると判定された場合には、ステップ412に進み、大気導入処理を実行しないが、上記ステップ408で、断熱容器12が非断熱状態ではないと判定された場合には、ステップ411に進み、大気導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12の断熱性を低下させる。その後、上記ステップ408で、断熱容器12が非断熱状態であると判定されたときに、ステップ413に進み、大気導入処理を停止して、各電磁弁17,19を閉弁すると共に真空ポンプ15を停止した状態に切り換える。
一方、上記ステップ403で、電池温度Tb が下限側閾値TLow 以上であると判定された場合には、ステップ404に進み、電池温度Tb が上限側閾値THiよりも高いか否かを判定する。ここで、上限側閾値THiは、電池11の適正温度領域(電池11の性能を良好に発揮できる温度領域)の上限値又はそれよりも少し低い温度(例えば40℃)に設定されている。
このステップ404で、電池温度Tb が上限側閾値THiよりも高いと判定された場合には、次のステップ406に進み、電池温度Tb が周囲温度Tcar よりも低いか否かを判定する。
このステップ406で、電池温度Tb が周囲温度Tcar 以上であると判定された場合には、電池11の熱を放熱するために断熱容器12を非断熱状態(断熱性の低い状態)にした方が良いと判断して、ステップ408に進み、断熱容器12が非断熱状態であるか否かを判定する。
その結果、断熱容器12が非断熱状態であると判定された場合には、大気導入処理を実行しないが、断熱容器12が非断熱状態ではないと判定された場合には、大気導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12の断熱性を低下させた後、断熱容器12が非断熱状態であると判定されたときに、大気導入処理を停止する(ステップ411,412)。
一方、上記ステップ406で、電池温度Tb が周囲温度Tcar よりも低いと判定された場合には、断熱容器12の周囲の熱から電池11を保護するために断熱容器12を断熱状態(断熱性の高い状態)にした方が良いと判断して、ステップ407に進み、断熱容器12が断熱状態であるか否かを判定する。
その結果、断熱容器12が断熱状態であると判定された場合には、負圧導入処理を実行しないが、断熱容器12が断熱状態ではないと判定された場合には、負圧導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を高めて断熱容器12の断熱性を高めた後、断熱容器12が断熱状態であると判定されたときに、負圧導入処理を停止する(ステップ409,410)。
また、上記ステップ403で電池温度Tb が下限側閾値TLow 以上であると判定され、且つ、上記ステップ404で電池温度Tb が上限側閾値THi以下であると判定された場合(つまりTLow ≦Tb ≦THiの場合)には、電池温度Tb を周囲温度Tcar と同程度に保つために断熱容器12を非断熱状態(断熱性の低い状態)にした方が良いと判断して、ステップ408に進み、断熱容器12が非断熱状態であるか否かを判定する。
その結果、断熱容器12が非断熱状態であると判定された場合には、大気導入処理を実行しないが、断熱容器12が非断熱状態ではないと判定された場合には、大気導入処理を実行して、断熱壁13の中空部14内の真空度を低下させて断熱容器12の断熱性を低下させた後、断熱容器12が非断熱状態であると判定されたときに、大気導入処理を停止する(ステップ411,412)。
以上説明した本実施例3では、車両運転中(例えば車両駆動システム稼働中)に、電池温度Tb と周囲温度Tcar に基づいて断熱壁13の中空部14内の真空度を変化させて断熱容器12の断熱性を変化させるようにしたので、車両運転中に電池温度Tb と周囲温度Tcar に応じて断熱容器12の断熱性を適正に変化させることができ、車両運転中に電池11の温度を精度良く適正温度領域に制御することができる。
尚、図4の車両運転停止時の電池温度制御ルーチン(実施例2)と図5の車両運転中の電池温度制御ルーチン(実施例3)とを組み合わせて実行するようにしても良い。
次に、図6を用いて本発明の実施例4を説明する。但し、前記実施例1〜3と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1〜3と異なる部分について説明する。
本実施例4では、図6に示すように、断熱容器12を構成する断熱壁13のうちの断熱容器12の底壁となる断熱壁13a(電池11と接触している断熱壁)に形成された中空部14aと他の中空部14(中空部14a以外の中空部)とが仕切壁25によって仕切られている。この中空部14aに負圧導入通路16と大気導入通路18と圧力センサ20を接続することで、断熱壁13のうちの底壁となる断熱壁13aの中空部14a内の真空度を変化させて断熱壁13aの断熱性を変化させることができるようになっている。他の断熱壁13(断熱壁13a以外の断熱壁)は、中空部13内の真空度を高めた状態で封止されることで、常に断熱性が高い状態に維持されている。
以上説明した本実施例4では、電池11の温度変化に対する影響が大きい断熱壁13a(電池11と接触している断熱壁13a)のみの真空度を変化させて断熱性を変化させることができるため、真空ポンプ15の消費エネルギを更に低減することができ、断熱容器12の断熱性を効率良く変化させることができる。
尚、上記各実施例1〜4において、車両運転中に断熱容器12が非断熱状態(断熱性の低い状態)のときに、送風機23を作動させて断熱容器12に向けて送風するようにしても良い。このようにすれば、断熱容器12の周囲の熱を効率良く利用して電池11の温度を速やかに適正温度領域に変化させることができる。この場合、車速が低いとき(つまり風切り音、エンジン音、ロードノイズ等の走行時に発生する音が小さいとき)に送風機23の作動音が聞こえないようにするために、車速に応じて送風機23の回転速度を変化させる(車速が低いときに送風機23の回転速度を低くする)ようにしても良い。また、電池温度Tb が周囲温度Tcar よりも低い場合に、送風機23を作動させて断熱容器12に向けて送風すると、電池温度Tb と周囲温度Tcar の温度差により電池11に結露が発生する可能性があるため、結露による短絡を防止できる仕様にするか又は送風機23の作動を禁止するようにしても良い。
また、上記各実施例1〜4では、電池温度センサ21で電池温度Tb を検出するようにしたが、これに限定されず、車両の運転状態(例えば、車速、走行時間、走行停止時間等)や他の温度情報(例えば、油温、外気温、冷却水温、吸気温等)に基づいて電池温度Tb を推定するようにしても良い。
また、上記各実施例1〜4では、真空ポンプ15を用いて断熱壁13の中空部14内に負圧を導入することで中空部14内の真空度を高めるようにしたが、エンジンを搭載したハイブリッド車の場合には、エンジンの吸気管負圧を利用して断熱壁13の中空部14内に負圧を導入することで中空部14内の真空度を高めるようにしても良い。更に、外気温の情報として、エンジンの吸気温を用いるようにしても良い。
その他、本発明は、エンジンとモータの両方を動力源とするハイブリッド車に限定されず、モータのみを動力源とする電気自動車に適用しても良い等、電池を搭載した種々の車両に適用して実施できる。
11…電池、12…断熱容器、13…断熱壁、14…中空部、15…真空ポンプ(真空度調整手段)、16…負圧導入通路、17…電磁弁(真空度調整手段)、18…大気導入通路、19…電磁弁(真空度調整手段)、20…圧力センサ、21…電池温度センサ(電池温度判定手段)、22…外気温センサ、23…送風機、24…ECU(電池温度制御手段)

Claims (5)

  1. 車両に搭載される電池を内部に収容する断熱容器を備えた車両の電池温度制御装置において、
    前記断熱容器を構成する断熱壁に形成された中空部内の真空度を変化させる真空度調整手段と、
    車両運転停止時に前記電池を保温するように前記真空度調整手段により前記中空部内の真空度を変化させて前記断熱容器の断熱性を変化させる電池温度制御手段と
    を備えていることを特徴とする車両の電池温度制御装置。
  2. 前記断熱容器は、前記断熱壁のうちの一部の断熱壁に形成された中空部内の真空度が前記真空度調整手段により変化可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の電池温度制御装置。
  3. 前記電池温度制御手段は、車両運転中に前記真空度調整手段により前記中空部内の真空度を変化させて前記断熱容器の断熱性を変化させる手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の電池温度制御装置。
  4. 前記電池の温度を検出又は推定する電池温度判定手段を備え、
    前記電池温度制御手段は、少なくとも前記電池温度判定手段で検出又は推定した電池の温度に基づいて前記真空度調整手段を制御する手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両の電池温度制御装置。
  5. 前記断熱容器に向けて送風する送風機を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両の電池温度制御装置。
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