JP5978975B2 - 車両用熱管理システム - Google Patents
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Description
熱媒体が循環する循環流路(12)に配置され、熱媒体を吸入・吐出するポンプ(11)と、
循環流路(12)に配置され、熱媒体が流通する熱媒体流通機器(16、17)と、
ポンプ(11)の作動中および停止中のうち少なくとも一方において、熱媒体流通機器(16、17)における熱媒体の圧力を大気圧以下にする圧力調整手段(14、15、20b、21、50、55)とを備えることを特徴とする。
圧力調整手段(14、15、20b、21、50、55)は、ポンプ(11)の作動中において、循環流路(12)のうちポンプ(11)の吐出側かつ熱媒体流通機器(16、17)の上流側における熱媒体の圧力を大気圧以下にするものであることを特徴とする。
圧力調整手段は、循環流路(12)を大気に対して連通させる連通部(14)と、連通部(14)を開閉する開閉手段(15)とを有し、
開閉手段(15)は、ポンプ(11)が作動中の場合、連通部(14)を開け、ポンプ(11)が停止中の場合、連通部(14)を閉じることを特徴とする。
開閉手段は、循環流路(12)側の圧力と大気圧との圧力差によって連通部(14)を開閉する第1弁体(40)および第2弁体(41)を有し、
第1弁体(40)は、循環流路(12)のうちポンプ(11)の吐出側かつ熱媒体流通機器(16、17)の上流側に配置され、
第1弁体(40)は、循環流路(12)側の圧力が大気圧よりも低い場合、連通部(14)を開け、循環流路(12)側の圧力が大気圧よりも高い場合、連通部(14)を閉じるようになっており、
第2弁体(41)は、循環流路(12)側の圧力が大気圧よりも高い場合、連通部(14)を開け、循環流路(12)側の圧力が大気圧よりも低い場合、連通部(14)を閉じるようになっており、
さらに、開閉手段は、ポンプ(11)が停止中の場合、第1弁体(40)を閉弁位置で拘束する弁体拘束手段(44)を有していることを特徴とする。
以下、第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態における車両用熱管理システム10は、車両が備える各種機器を適切な温度に管理するために用いられる。
したがって、第1弁体40が第1弁口14aを開けると、循環流路12がリザーブタンク14を介して大気と連通し、第1弁体40が第1弁口14aを閉じると、循環流路12およびリザーブタンク14の内部空間が大気に対して遮断される。同様に、第2弁体41が第2弁口14bを開けると、循環流路12がリザーブタンク14を介して大気と連通し、第2弁体41が第2弁口14bを閉じると、循環流路12およびリザーブタンク14の内部空間が大気に対して遮断される。
上記第1実施形態では、冷却水漏れがあるか否かの判定を、リザーブタンク14内部における冷却水の水位に基づいて行うが、本第2実施形態では、冷却水漏れがあるか否かの判定を、ポンプ11の回転数および駆動力に基づいて行う。
上記実施形態では、圧力調整機構部15は、リザーブタンク14のキャップ部に設けられているが、本第3実施形態では、図9に示すように、圧力調整機構部15は、リザーブタンク14と循環流路12との間に設けられている。
上記実施形態では、圧力調整機構部15によってリザーブタンク14の内部圧力を調整するが、本第7実施形態では、図10に示すように、負圧発生装置50(負圧発生手段)によってリザーブタンク14の内部圧力を調整する。
上記第1実施形態では、圧力調整機構部15は、リザーブタンク14の内部圧力と大気圧との差圧で作動する第1弁体40および第2弁体41を有しているが、本第5実施形態では、図11に示すように、圧力調整機構部は、リザーブタンク14の開口部を開閉する電磁弁55を有している。
上記第1実施形態では、切替レバー44がギヤ45およびアクチュエータ21によって駆動されるが、本第6実施形態では、図12に示すように、切替レバー44(図12では図示省略)が、ポンプ11の電源ラインの途中に設けられたコイル56によって駆動される。
本第7実施形態では、ポンプ11を停止させる際に、所定条件を満たすまでポンプ11の作動を延長させるポンプ作動延長制御を行う。
上記第7実施形態では、ポンプ11を停止させる際にポンプ11の作動を延長させることによって、ポンプ11停止後における冷却水回路圧力を抑制するが、本第8実施形態では、ポンプ11を停止させる前に圧力調整機構部15を停止時モードに切り替えるポンプ停止前制御を行うことによって、ポンプ11停止後における冷却水回路圧力を抑制する。
上記第8実施形態では、ポンプ11を停止させる前に圧力調整機構部15を停止時モードに切り替えるが、本第9実施形態では、ポンプ11を停止させる前にポンプ11の駆動力を所定駆動力以上にし、その後に圧力調整機構部15を停止時モードに切り替える。
上記第1実施形態では、圧力調整機構部15が通常モード、冷却水漏れ防止モードおよび停止時モードに切り替えられるようになっているが、本第10実施形態では、図16に示すように、通常モードが廃止され、圧力調整機構部15が冷却水漏れ防止モードおよび停止時モードに切り替えられるようになっている。
上記第1実施形態では、インタークーラ17は、スロットルバルブ33よりも空気流れ上流側に配置されているが、本第11実施形態では、図17に示すように、インタークーラ17は、スロットルバルブ33よりも空気流れ下流側に配置されている。
(1)上記実施形態では、循環流路12にラジエータ16およびインタークーラ17が配置されていて、ラジエータ16およびインタークーラ17からの冷却水漏れを抑制することができるが、これに限定されるものではない。
12 循環流路
14 リザーブタンク(連通部、圧力調整手段)
15 圧力調整機構部(開閉手段、圧力調整手段)
16 ラジエータ(熱媒体流通機器)
17 インタークーラ(熱媒体流通機器)
20a ポンプ制御手段
20b 圧力調整機構部制御手段(圧力調整手段)
21 アクチュエータ(圧力調整手段)
40 第1弁体
41 第2弁体
44 切替レバー(弁体拘束手段)
Claims (13)
- 熱媒体が循環する循環流路(12)に配置され、前記熱媒体を吸入して吐出するポンプ(11)と、
前記循環流路(12)に配置され、前記熱媒体が流通する熱媒体流通機器(16、17)と、
前記ポンプ(11)の作動中および停止中のうち少なくとも一方において、前記熱媒体流通機器(16、17)における前記熱媒体の圧力を大気圧以下にする圧力調整手段(14、15、20b、21、50、55)とを備え、
前記圧力調整手段は、前記循環流路(12)を大気に対して連通させる連通部(14)と、前記連通部(14)を開閉する開閉手段(15)とを有し、
前記開閉手段(15)は、前記ポンプ(11)が作動中の場合、前記連通部(14)を開け、前記ポンプ(11)が停止中の場合、前記連通部(14)を閉じることを特徴とする車両用熱管理システム。 - 前記圧力調整手段(14、15、20b、21、50、55)は、前記ポンプ(11)の作動中において、前記循環流路(12)のうち前記ポンプ(11)の吐出側かつ前記熱媒体流通機器(16、17)の上流側における前記熱媒体の圧力を大気圧以下にするものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用熱管理システム。
- 前記開閉手段(15)は、前記循環流路(12)側の圧力と大気圧との圧力差によって前記連通部(14)を開閉する第1弁体(40)および第2弁体(41)を有し、
前記第1弁体(40)は、前記循環流路(12)のうち前記ポンプ(11)の吐出側かつ前記熱媒体流通機器(16、17)の上流側に配置され、
前記第1弁体(40)は、前記循環流路(12)側の圧力が所定の圧力よりも低い場合、前記連通部(14)を開け、前記循環流路(12)側の圧力が前記所定の圧力よりも高い場合、前記連通部(14)を閉じるようになっており、
前記第2弁体(41)は、前記循環流路(12)側の圧力が前記所定の圧力よりも高い場合、前記連通部(14)を開け、前記循環流路(12)側の圧力が前記所定の圧力よりも低い場合、前記連通部(14)を閉じるようになっており、
さらに、前記開閉手段は、前記ポンプ(11)が停止中の場合、前記第1弁体(40)を前記閉弁位置で拘束する弁体拘束手段(44)を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用熱管理システム。 - 前記弁体拘束手段(44)は、前記第1弁体(40)と係合することによって前記第1弁体(40)を拘束する係合手段(44b)を有していることを特徴とする請求項3に記載の車両用熱管理システム。
- 前記ポンプ(11)の作動中かつ前記熱媒体の漏れがない場合、前記第2弁体(41)を閉弁方向へ付勢する付勢力を発生し、前記ポンプ(11)の作動中かつ前記熱媒体の漏れがある場合、前記付勢力を発生しない付勢力発生手段(42、43、44a)を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の車両用熱管理システム。
- 前記熱媒体流通機器(16、17)の発熱作用がなくなった後も、所定条件を満たすまで前記ポンプ(11)を作動させ続けるポンプ制御手段(20a)を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用熱管理システム。
- 前記所定条件は、前記熱媒体流通機器(16、17)の温度(Ti)から前記熱媒体の温度(Tw)を減じた温度差(Ti−Tw)が所定値(ΔT)以下になっているという条件であることを特徴とする請求項6に記載の車両用熱管理システム。
- 前記所定条件は、前記熱媒体流通機器(16、17)の発熱作用がなくなってから所定時間経過したという条件であることを特徴とする請求項6に記載の車両用熱管理システム。
- 前記ポンプ(11)の作動を制御するポンプ制御手段(20a)を備え、
前記ポンプ(11)を停止させる際、前記弁体拘束手段(44)が前記第1弁体(40)を前記閉塞位置で拘束し、その後に前記ポンプ制御手段(20a)が前記ポンプ(11)を停止させることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の車両用熱管理システム。 - 前記弁体拘束手段(44)が前記第1弁体(40)を前記閉塞位置で拘束する前に、前記ポンプ制御手段(20a)が前記ポンプ(11)を所定駆動力以上で作動させることを特徴とする請求項9に記載の車両用熱管理システム。
- 前記ポンプ(11)の停止後、前記循環流路(12)における前記熱媒体の圧力を負圧化する負圧発生手段(50)を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用熱管理システム。
- 前記圧力調整手段は、前記循環流路(12)における前記熱媒体の圧力を負圧化する負圧発生手段(50)を有し、
前記熱媒体流通機器は、エンジンの吸気を前記熱媒体によって冷却するインタークーラ(17)であり、
前記インタークーラ(17)は、前記吸気の流量を調整するスロットルバルブ(33)よりも前記吸気の流れ方向の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の車両用熱管理システム。 - 前記ポンプ(11)が停止した後における前記熱媒体の圧力上昇量(P1−P0)が所定量(ΔP)を超えた場合、前記熱媒体が漏れていると判定する漏れ判定手段(20c)を備えることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の車両用熱管理システム。
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