JP2010275902A - リザーブタンク用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】リザーブタンクに装着されたときにリザーブタンク内の圧力の調整と共にリザーブタンクからの冷却液の漏出の抑制との両立を図る。
【解決手段】リザーブタンク20の圧力が負圧であるときには第1連通室34のタンク側端部34bと外部側端部34aとの間が正圧弁40の貫通孔を介して連通し、リザーブタンク20の圧力が正圧で第1圧力P1未満のときには第1連通室34のタンク側端部34bと外部側端部34aとの間や第1連通室34と第2連通室36との間を遮断し、リザーブタンク20の圧力が第1圧力P1以上第2圧力P2未満のときには第1連通室34のタンク側端部34bと外部側端部34aとの間および第1連通室34の端部34cと第2連通室36の外部側端部36bとの間を連通するよう負圧弁46,正圧弁40,50,通気防水フィルタ38を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、リザーブタンク用キャップに関し、詳しくは、装置を冷却するための冷却液を貯留するリザーブタンクの上部に形成された開口に着脱可能に装着されるリザーブタンク用キャップに関する。
従来、この種のリザーブタンク用キャップとしては、冷却液を貯留するタンクに装着され、キャップで封止しているタンク内の圧力が所定のレベル以上に上昇すると開弁してタンク内部とタンク外部とを連通する流路を形成する正圧弁と、タンク内の圧力が所定のレベルを超えて負圧状態になると開弁してタンク内部とタンク外部とを連通する流路を形成する負圧弁とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このリザーブタンク用キャップでは、タンク内の圧力が所定のレベル以上に上昇すると正圧弁が開いてタンク内の圧力を解放し、タンク内の圧力が所定のレベルを超えて負圧状態となると負圧弁が開弁してタンク外部からタンク内部へ空気又は冷却液を導入することにより、タンク内の圧力を所定レベルに維持している。
特開2007−303363号公報
しかしながら、上述のリザーブタンク用キャップでは、正圧弁が開弁してタンク内の空気室が無くなると冷却液が漏出してしまい、タンク内の冷却液の量が減少したり、タンク外部に冷却液が飛散して見た目の意匠性が損なわれることがある。したがって、タンク内の圧力の調整と冷却液の漏出の抑制との両立を図ることが望ましい。
本発明のリザーブタンク用キャップは、リザーブタンクに装着されたときにリザーブタンク内の圧力の調整とリザーブタンクからの冷却液の漏出の抑制との両立を図ることを主目的とする。
本発明のリザーブタンク用キャップは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のリザーブタンク用キャップは、
装置を冷却するための冷却液を貯留するリザーブタンクの上部に形成された開口に着脱可能に装着されるリザーブタンク用キャップにおいて、
前記リザーブタンクに装着される際に該リザーブタンクと前記リザーブタンク用キャップの外部とを連通し、前記リザーブタンク用キャップの外部側の端部である第1外部側端部に所定の通気性能を有すると共に所定の防水性能を有する通気防水膜が設けられた第1連通室と、
該第1連通室と前記リザーブタンク用キャップの外部とを連通する第2連通室と、
前記第1連通室内に配置され、前記リザーブタンクに装着される際に前記第1連通室の前記リザーブタンク側の端部であるタンク側端部の圧力が外気に対して正圧であるときには前記タンク側端部と前記第1外部側端部との間の第1経路を遮断すると共に前記タンク側端部と前記第2連通室側の端部との間の第2経路を遮断して前記タンク側端部の圧力が外気に対して負圧であるときには前記タンク側端部と前記第1外部側端部との間を前記第1経路で連通させると共に前記タンク側端部と前記第2連通室側の端部との間を前記第2経路で連通させるよう形成された負圧弁と、
前記第1連通室内に配置され、前記タンク側端部の圧力が正圧である第1圧力未満のときには前記タンク側端部と前記第1外部側端部との間の前記第1経路と異なる第3経路を遮断すると共に前記タンク側端部と前記第2連通室側の端部との間の前記第2経路と異なる第4経路を遮断して前記タンク側端部の圧力が前記第1圧力以上であるときには前記タンク側端部と前記第1外部側端部との間を前記第3経路で連通させると共に前記タンク側端部と前記第2連通室側の端部との間を前記第4経路で連通させるよう形成された第1正圧弁と、
前記第2連通室内に配置され、前記第1連通室側の端部の圧力が前記第1圧力より高い第2圧力未満であるときには前記第1連通室側の端部と前記第2連通室の前記リザーブタンク用キャップの外部側の端部である第2外部側端部との間を遮断して前記第1連通室側の端部の圧力が前記第2圧力以上であるときには前記第1連通室側の端部と前記第2外部側端部との間を連通させるよう形成された第2正圧弁と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のリザーブタンク用キャップでは、タンク側端部の圧力が外気に対して負圧であるときには、負圧弁がタンク側端部と第1外部側端部との間を第1経路で連通すると共にタンク側端部と第2連通室側の端部との間を第2経路で連通し、第1正圧弁がタンク側端部と第1外部側端部との間の第3経路を遮断すると共にタンク側端部と第2連通室側の端部との間の第4経路を遮断し、第2正圧弁が第1連通室側の端部と第2外部側端部との間を遮断する。これにより、キャップ外部からの空気をリザーブタンク内に導入することができ、リザーブタンク内の圧力の下降を抑制することができる。また、第1連通室のタンク側端部の圧力が正圧であり且つ第1圧力未満のときには、負圧弁がタンク側端部と第1外部側端部との間の第1経路を遮断すると共にタンク側端部と第2連通室側の端部との間を遮断し、第1正圧弁がタンク側端部と第1外部側端部との間の第3経路を遮断すると共にタンク側端部と第2連通室側の端部との間の第4経路を遮断し、第2正圧弁が第1連通室側の端部と第2外部側端部との間を遮断する。これにより、リザーブタンク内の圧力を正圧であり且つ第1圧力未満とした状態で冷却液の外部への漏出を遮断することができる。さらに、タンク側端部の圧力が第1圧力以上第2圧力未満であるときには、負圧弁がタンク側端部と第1外部側端部との間の第1経路を遮断すると共にタンク側端部と第2連通室側の端部との間の第2経路を遮断し、第1正圧弁がタンク側端部と第1外部側端部との間を第3経路で連通させると共にタンク側端部と第2連通室側の端部との間を第4経路で連通させ、第2正圧弁が第1連通室側の端部と第2外部側端部との間を遮断する。これにより、リザーブタンク内の空気を第1外部側端部から外部へ放出することができ、リザーブタンク内の圧力の上昇を抑制することができる。そして、リザーブタンクの圧力が第2圧力以上のときには、負圧弁がタンク側端部と第1外部側端部との間の第1経路を遮断すると共にタンク側端部と第2連通室側の端部との間の第2経路を遮断し、第1正圧弁がタンク側端部と第1外部側端部との間を第3経路で連通させると共にタンク側端部と第2連通室側の端部との間を第4経路で連通させ、第2正圧弁が第1連通室側の端部と第2外部側端部との間を連通させる。これにより、第1外部側端部および第2外部側端部からリザーブタンクの空気を外部へ排出することができると共に第2外部側端部から冷却液を漏出されることができ、リザーブタンク内の圧力の上昇を抑制することができる。また、第1外部側端部に通気防水膜が設けられているから、リザーブタンクの圧力が第2圧力以上となり第1連通室のタンク側端部と第2連通室の第2外部側端部との間が連通するまで冷却液が漏出しない。この結果、リザーブタンクの圧力の調整と冷却液の漏出の抑制との両立を図ることができる。
本発明の一実施例としてのキャップ30が装着されたリザーブタンク20の構成の概略を示す説明図である。 キャップ30を装着している部位Aの断面を拡大した断面拡大図である。 キャップ30を図2における上方向から見たときの平面図である。 キャップ30を図2における下方向から見たときの平面図である。 リザーブタンク20内の圧力が外気に対して負圧となったときの負圧弁46,正圧弁40,50の様子を示す説明図である。 リザーブタンク20内の圧力が第1圧力P1以上第2圧力P2未満であるときの負圧弁46,正圧弁40,50の様子を示す説明図である。 リザーブタンク20内の圧力が第2圧力P2以上となったときの負圧弁46,正圧弁40,50の様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのキャップ30が装着されたリザーブタンク20の構成の概略を示す説明図であり、図2はキャップ30を装着している部位Aの断面を拡大した断面拡大図であり、図3はキャップ30を図2における上方向から見たときの平面図であり、図4はキャップ30を図2における下方向から見たときの平面図である。実施例のリザーブタンク20は、エンジンなど車両に搭載され熱を発生する装置を冷却するための冷却液を予め定められた通常動作圧力範囲、すなわち、外気圧(例えば、100kPaなど)から外気圧に対して100kPa程度高い圧力の範囲内に加圧した状態で密封して循環させる加圧密封型冷却サイクルとして構成された冷却ユニット60を循環する冷却液を貯留し、上部に形成された開口22にキャップ30が着脱可能に装着されている。開口22の周辺部には、リザーブタンク20とキャップ30との間隙に連通するドレイン24,26と、ドレイン26と連通するドレインホース28とが設けられている。
リザーブタンク20の開口22に装着されているキャップ30の本体32には、リザーブタンク20とキャップ30の外部とを連通する第1連通室34と、第1連通室34とキャップ30の外部とを連通する第2連通室36とが形成されており、第1連通室34の外部に連通する外部側端部34aには空気を良好に通過させる通気性能を有すると共に冷却液の通過を阻害する防水性能を有する材料(例えば、商品名「ミクロテックス(登録商標)」:日東電工株式会社製)により形成された通気防水フィルタ38が設けられている。なお、本体32には、リザーブタンク20の開口22に装着されたときにリザーブタンク20と本体32との間から冷却液が漏出しないようOリング33が設けられている。
第1連通室34は、略円筒形状でリザーブタンク20と連通するタンク側端部34bと外部側端部34aとの間に内径が小さい小内径部34dを有するよう形成されており、中心部に貫通孔を有する環状の正圧弁(ガスケット)40と、正圧弁40に取り付けられたワッシャ42と、ワッシャ42に取り付けられ正圧弁40をリザーブタンク20側へ付勢するスプリング44と、正圧弁40の貫通孔に挿入され外径が貫通孔の内径より小さい軸の下端に円盤状の部材が取り付けられた釘型形状の負圧弁46と、負圧弁46に取り付けられ負圧弁46を正圧弁40へ付勢するスプリング48とが設けられている。正圧弁40は、外部側端部34aとタンク側端部34bとの間を遮断できるよう第1連通室34の小内径部34dより外径が大きく且つ正圧弁40と本体32との間に冷却液と空気を良好に流通可能な空隙が形成できる外径となるよう形成されている。スプリング44の付勢力は、第1通気室34のリザーブタンク20側の端部であるタンク側端部34bの圧力が第1圧力P1(例えば、外気圧に対して30kPa程度高い圧力など)以上高くなったときに正圧弁40に作用するスプリング44の下向きの付勢力よりタンク側端部34bの圧力による上向きの力が大きくなって正圧弁40が上昇するよう調整されている。また、スプリング48の付勢力は、タンク側端部34bの圧力が外気に対して負圧になったときに負圧弁46に作用するスプリング48の上向きの付勢力よりタンク側端部34bの圧力による下向きの力が大きくなって負圧弁46が下降するよう調整されている。
第2連通室36には、円盤状に形成され正圧弁(ガスケット)50と、正圧弁50に取り付けられたワッシャ52と、ワッシャ52に取り付けられ正圧弁50を第1連通室34側の端部36aに押圧するスプリング54とが設けられている。正圧弁50は、第1連通室34と第2連通室36との間を遮断できるよう端部36aを閉塞できる外径に形成されている。スプリング54の付勢力は、端部36aの圧力が第1圧力P1より大きく冷却ユニット60の耐圧より若干低い圧力として実験や解析などにより予め設定された第2圧力P2(例えば、外気圧に対して100kPa高い圧力など)以上高くなったときに正圧弁50に作用するスプリング54の付勢力より端部36aの圧力による上向きの力が大きくなって正圧弁50が上昇するよう調整されている。
こうしたキャップ30が装着されたリザーブタンク20では、リザーブタンク20内の圧力が外気に対して正圧であり且つ第1圧力P1未満であるとき、つまり、リザーブタンク20内の圧力が冷却ユニット60の通常動作圧力範囲内であるときには、図2に示すように、キャップ30の負圧弁46が正圧弁40に押圧されると共に第1連通室34の小内径部34dにより正圧弁40の下降が妨げられ、第1連通室34の外部側端部34aとタンク側端部34bとの間およびタンク側端部34bと第2連通室36側の端部34cとの間が遮断される。これにより、リザーブタンク20内の空気および冷却液が密封された状態になるから、冷却液が漏出するのを防ぐことができる。このとき、リザーブタンク20内の圧力は、上述した冷却ユニット60の通常動作圧力範囲であるから、冷却ユニット60を適正に動作させることができる。
続いて、こうしたキャップ30が装着されたリザーブタンク20内の圧力が冷却ユニット60の通常動作圧力範囲外となったときの様子について説明する。図5は、リザーブタンク20内の圧力が外気に対して負圧となったときの負圧弁46,正圧弁40,50の様子を示す説明図である。リザーブタンク20内の圧力が通常動作圧力範囲から外れて外気に対して負圧となると、図示するように、負圧弁46は下降して正圧弁40から離間し、正圧弁40は第1連通室の小内径部34dにより下降が妨げられ、正圧弁50が第1連通室34側に押圧されて第2連通室36の端部36aが閉塞される。これにより、第1連通室34の外部側端部34aとタンク側端部34bとの間が正圧弁40と本体32との間隙と正圧弁40の貫通孔とを介する第1経路で連通して、図中矢印で示すように、外気を外部側端部34aからリザーブタンク20に流入させることができ、リザーブタンク20内の圧力を外気圧に近づけることができる。また、第1連通室34の外部側端部34aに通気防水フィルタ38を設けているから、外部からリザーブタンク20への水の流入を防ぐことができる。なお、このとき、タンク側端部34bと端部34cとの間が正圧弁40の貫通孔を介する第2経路で連通するが、正圧弁50が第2連通室36の端部36aを閉塞するため、第2連通室36の外部に連通する外部側端部36bから外気が流入されないことになる。
図6は、リザーブタンク20内の圧力が第1圧力P1以上第2圧力P2未満であるときの負圧弁46,正圧弁40,50の様子を示す説明図である。リザーブタンク20内の圧力が通常動作圧力範囲から上昇して第1圧力P1以上第2圧力P2未満となると、図示するように、負圧弁46が正圧弁40へ押圧されて正圧弁40の貫通孔が負圧弁46により閉塞され、正圧弁40が上昇して外部側端部34aを開放し、正圧弁50が第1連通室34側に押圧されて第2連通室36の端部36aが閉塞される。これにより、主として、第1連通室34の外部側端部34aとタンク側端部34bとの間が正圧弁40の貫通孔を介さない第3の経路で連通し、図中矢印で示すように、リザーブタンク20内の空気を外部側端部34aから放出することができ、リザーブタンク20内の圧力の上昇を抑制することができる。また、外部側端部34aに通気防水フィルタ38を設けているから、リザーブタンク20内の冷却液の液面が上昇してキャップ30に接触した場合でもキャップ30の本体32とリザーブタンク20との間隙に冷却液が漏出したりドレイン24からリザーブタンク20外部に冷却液が漏出するのを防ぐことができる。
図7は、リザーブタンク20内の圧力が第2圧力P2以上となったときの負圧弁46,正圧弁40,50の様子を示す説明図である。リザーブタンク20内の圧力が更に上昇して第2圧力P2以上となると、図示するように、負圧弁46が正圧弁40へ押圧されて正圧弁40の貫通孔を閉塞し、正圧弁40が上昇して外部側端部34aを開放し、正圧弁50が上昇して端部36aを開放する。これにより、第1連通室34の外部側端部34aとタンク側端部34bとの間が第3経路で連通し、第1連通室34のタンク側端部34bと端部34cとの間が第4経路で連通し、第1連通室34と第2連通室36との間が連通して、図中矢印で示すように、第1連通室34の外部側端部34aおよび第2連通室36の外部側端部36bからリザーブタンク20の空気を放出することができ、リザーブタンク20内の圧力の上昇を抑制することができる。このとき、リザーブタンク20内の冷却液の液面が上昇して本体32に接触すると、第2連通室36の外部側端部36bから冷却液を漏出させたりドレイン26,ドレインホース28からリザーブタンク20の外部に冷却液を漏出させることができ、リザーブタンク20内の圧力の上昇を抑制することができる。また、第1連通室34の外部側端部に通気防水フィルタ38を設けているから、リザーブタンク20内の圧力が第2圧力P2未満の範囲で上昇しても冷却液が漏出しないから、冷却液の漏出を抑制することができる。したがって、リザーブタンク20の圧力の調整と冷却液の漏出の抑制との両立を図ることができる。
以上説明した実施例のリザーブタンク20によれば、リザーブタンク20の圧力が負圧であるときには、第1連通室34のタンク側端部34bと外部側端部34aとの間が第1経路で連通するからキャップ30の外部からの空気を外部側端部34aからリザーブタンク20内に導入することができる。また、リザーブタンク20の圧力が正圧であり且つ第1圧力P1未満のときには、第1連通室34のタンク側端部34bと外部側端部34aとの間や第1連通室34のタンク側端部34bと端部34cとの間を遮断するから、リザーブタンク20内の空気および冷却液を密封することができる。さらに、リザーブタンク20の圧力が第1圧力P1以上第2圧力P2未満のときには第1連通室34のタンク側端部34bと外部側端部34aとの間を第3経路で連通するからリザーブタンク20の空気を外部側端部34aから排出することができる。これにより、リザーブタンク20内の圧力の上昇を抑制することができる。そして、リザーブタンク20の圧力が第2圧力P2以上のときには第1連通室34のタンク側端部34bと外部側端部34aとの間および第1連通室34のタンク側端部34bと第2連通室36の外部側端部36bとの間が連通するからリザーブタンク20内の空気を外部側端部34aから外部へ排出することができると共にリザーブタンク20内の空気と冷却液とを外部側端部36bから外部へ排出することができる。これにより、リザーブタンク20内の圧力の上昇を抑制することができる。また、第1連通室34の外部側端部34aに通気防水フィルタ38を設けているから、外部側端部34aに通気防水フィルム38が設けられていないものに比して冷却液が漏出することを抑制することができる。したがって、リザーブタンク20内の圧力の調整と冷却液の漏出の抑制との両立を図ることができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、リザーブタンク20が「リザーブタンク」に相当し、通気防水フィルタ38が「通気防水膜」に相当し、第1連通室34が「第1連通室」に相当し、第2連通室36が「第2連通室」に相当し、負圧弁46とスプリング48とが「負圧弁」に相当し、正圧弁40とスプリング44とが「第1正圧弁」に相当し、正圧弁50とスプリング54とが「第2正圧弁」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、リザーブタンク用キャップの製造産業などに利用可能である。
20 リザーブタンク、22 開口、24,26 ドレイン、28 ドレインホース、30 キャップ、32 本体、33 Oリング、34 第1連通室、34a,36b 外部側端部、34b タンク側端部、34c,36a 端部、34d 小内径部、36 第2連通室、38 通気防水フィルタ、40,50 ガスケット(正圧弁)、42,52 ワッシャ、44,48,54 スプリング、46 負圧弁、60 冷却ユニット。

Claims (1)

  1. 装置を冷却するための冷却液を貯留するリザーブタンクの上部に形成された開口に着脱可能に装着されるリザーブタンク用キャップにおいて、
    前記リザーブタンクに装着される際に該リザーブタンクと前記リザーブタンク用キャップの外部とを連通し、前記リザーブタンク用キャップの外部側の端部である第1外部側端部に所定の通気性能を有すると共に所定の防水性能を有する通気防水膜が設けられた第1連通室と、
    該第1連通室と前記リザーブタンク用キャップの外部とを連通する第2連通室と、
    前記第1連通室内に配置され、前記リザーブタンクに装着される際に前記第1連通室の前記リザーブタンク側の端部であるタンク側端部の圧力が外気に対して正圧であるときには前記タンク側端部と前記第1外部側端部との間の第1経路を遮断すると共に前記タンク側端部と前記第2連通室側の端部との間の第2経路を遮断して前記タンク側端部の圧力が外気に対して負圧であるときには前記タンク側端部と前記第1外部側端部との間を前記第1経路で連通させると共に前記タンク側端部と前記第2連通室側の端部との間を前記第2経路で連通させるよう形成された負圧弁と、
    前記第1連通室内に配置され、前記タンク側端部の圧力が正圧である第1圧力未満のときには前記タンク側端部と前記第1外部側端部との間の前記第1経路と異なる第3経路を遮断すると共に前記タンク側端部と前記第2連通室側の端部との間の前記第2経路と異なる第4経路を遮断して前記タンク側端部の圧力が前記第1圧力以上であるときには前記タンク側端部と前記第1外部側端部との間を前記第3経路で連通させると共に前記タンク側端部と前記第2連通室側の端部との間を前記第4経路で連通させるよう形成された第1正圧弁と、
    前記第2連通室内に配置され、前記第1連通室側の端部の圧力が前記第1圧力より高い第2圧力未満であるときには前記第1連通室側の端部と前記第2連通室の前記リザーブタンク用キャップの外部側の端部である第2外部側端部との間を遮断して前記第1連通室側の端部の圧力が前記第2圧力以上であるときには前記第1連通室側の端部と前記第2外部側端部との間を連通させるよう形成された第2正圧弁と、
    を備えるリザーブタンク用キャップ。
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