JP2011206436A - 圧迫板、及び、x線撮像装置 - Google Patents

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JP2011206436A JP2010079512A JP2010079512A JP2011206436A JP 2011206436 A JP2011206436 A JP 2011206436A JP 2010079512 A JP2010079512 A JP 2010079512A JP 2010079512 A JP2010079512 A JP 2010079512A JP 2011206436 A JP2011206436 A JP 2011206436A
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Abstract

【課題】簡易な構成で乳房のポジショニングを行いやすくする。
【解決手段】ロール状ROに巻き上げられている状態の撮影対向部52を、乳房Nの付根側の凸条53BPから順次基準平坦面Mと平行になるように戻しつつ、乳房Nのポジショニングを行う。各々の凸条53BPは、基準平坦面Mと平行に配置されると、金属板55が基準部56に吸着し、この吸着状態が保持される。このようにして、乳房Nの付根側から順次ポジショニングが行われ、撮影対向部52で乳房Nの全体が圧迫される。
【選択図】図5

Description

本発明は、医療用のX線撮像装置、及び、このX線撮像装置に用いる圧迫板に関する。
医療用のX線撮像装置の一つとして、被験者の乳房を撮像するX線撮像装置(マンモグラフィ)が挙げられる。この乳房を撮像するX線撮像装置では、乳房を圧迫板で圧迫してX線撮影を行う。乳房を圧迫板で圧迫する際には、検査技師が乳房のポジショニングを行うが、圧迫板に検査技師の手が挟み込まれるため、ポジショニング後に検査技師の手を抜きにくいという問題がある(特許文献1参照)。また、手を抜きやすくするには圧迫板での圧迫圧を低くすると、乳房の位置がずれてしまうという問題がある。
一方、乳房のポジショニングを行いやすくするために、特許文献2に記載の技術では、乳房付根側から先に押圧されるように、圧迫板の圧迫面を撮影面に対して傾斜させて配置し、徐々に先端側を乳房に当接させるように制御している。しかしながら、特許文献2のように圧迫板を制御するためには、複雑な機構が必要となる。
US6974255 US5050197
本発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、簡易な構成で乳房のポジショニングを行いやすくすることの可能な圧迫板、及び、この圧迫板を用いたX線撮像装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の圧迫板は、乳房を被験者の乳房が当接する撮影台上の撮影面との間で挟み込んで圧迫する圧迫板であって、前記乳房に当接し、前記撮影面と対向する側から挟み込んで前記乳房を圧迫し、撮影時に基準平坦状態とされる撮影対向面を有し、前記撮影対向面の前記乳房先端側が付根側よりも前記撮影面から離れるように、前記撮影対向面の前記基準平坦状態からの変形を可能にする変形手段と、前記撮影対向面を前記基準平坦状態に維持する維持手段と、を備えている。
請求項1に記載の圧迫板は、撮影台の撮影面との間に被験者の乳房を挟み込んで圧迫する。乳房をこのように挟み込んで圧迫する際には、先ず、乳房の付根側を挟み込んで位置決めし、この位置を起点として乳房の全体を位置決めしつつ撮影台の撮影面と圧迫板の撮影対向面との間に挟み込む。乳房には、撮影対向面が当接されるが、撮影対向面は、変形手段によって乳房先端側が付根側よりも撮影面から離れるように基準平坦状態からの変形が可能とされている。ここで、基準平坦状態は、撮影時における撮影対向面の状態であり、乳房の全体を圧迫しているときの状態である。
本発明の圧迫板によれば、乳房をポジショニングする際に、撮影対向面の乳房先端側を撮影面から離しておき、乳房付根側から順次撮影面に近づけて圧迫することにより、検査技師の手で乳房を保持しても、圧迫板との間にスペースを確保でき、乳房のポジショニングを行いやすくすることができる。
また、本発明では、撮影対向面を変形させて、乳房と圧迫板との間にスペースを確保するので、圧迫板自体を傾ける制御が不要となり、簡易な構成とすることができる。
また、本発明は、維持手段を備えているので、乳房をポジショニングした後に、基準平坦状態となった撮影対向面が変形することを防止することができる。
請求項2に記載の圧迫板は、前記撮影対向面が、ロール状に変形可能とされていること、を特徴とする。
このように、撮影対向面をロール状に変形して、撮影対向面の乳房先端側が付根側よりも撮影面から離れるように基準平坦状態から変形させることができる。
請求項3に記載の圧迫板は、前記変形手段が、前記撮影対向面の前記乳房先端側が前記撮影面から離れるように前記撮影対向面を屈曲可能にする複数の屈曲可能折部を含んで構成されていること、を特徴とする。
このように、複数の屈曲可能折部を構成することにより、屈曲可能折部で屈曲させて、撮影対向面の乳房先端側を撮影面から離すように変形させることができる。
請求項4に記載の圧迫板は、前記維持手段が、前記屈曲可能折部の屈曲を阻止する阻止手段を含んで構成されていること、を特徴とする。
このように、屈曲可能折部の屈曲を阻止手段で阻止することにより、基準平坦状態となった圧迫板の撮影対向面が変形することを防止することができる。
請求項5に記載の圧迫板は、前記変形手段は、前記撮影対向面が前記乳房先端側と付根側に複数分割され、前記乳房先端側が前記撮影面から離れるように前記乳房先端側を前記乳房付根側に対して回転可能とする回転許容部を含んで構成されていること、を特徴とする。
このように、撮影対向面を乳房先端側と付根側に複数分割し、乳房先端側を乳房付根側に対して回転可能とすることにより、撮影対向面の乳房先端側を撮影面から離すように変形させることができる。
請求項6に記載の圧迫板は、前記維持手段が、前記撮影対向面の側端辺に配置されていること、を特徴とする。
このように、維持手段を撮影対向面の側端辺に配置することにより、撮影画像への影響を抑制することができる。
請求項7に記載の圧迫板は、前記維持手段が、前記撮影対向面を前記撮影台上に吸着させる吸着部材を含んで構成されていること、を特徴とする。
このように、撮影対向面を撮影台上に吸着させることにより、撮影対向面の基準平坦状態を維持することができる。
請求項8に記載のX線撮像装置は、被験者の乳房にX線を照射するX線源と、前記乳房が当接する撮影面を有する撮影台と、請求項1〜6のいずれか1項に記載された圧迫板と、を備えている。
請求項8に記載のX線撮影装置によれば、圧迫板での乳房のポジショニングを容易に行って、適切なX線撮影を行うことができる。
本発明によれば、簡易な構成で乳房のポジショニングを行いやすくすることができる。
第1実施形態に係るX線撮像装置の斜視図である。 第1実施形態に係るX線撮像装置に被験者の乳房がポジショニングされた状態を示す上面図である。 第1実施形態に係る圧迫板の斜視図である。 第1実施形態に係るX線撮像装置の撮影面に乳房が当接された状態を示す図である。 第1実施形態に係るX線撮像装置の圧迫板で、乳房の付根側を位置決めした状態を示す図である 第1実施形態に係るX線撮像装置の圧迫板で、乳房の全体が圧迫されポジショニングされた状態を示す図である 第1実施形態に係るX線撮像装置の圧迫板を基準平坦面と平行な状態に維持するための維持手段の変形例を示す図である 第2実施形態に係る圧迫板の斜視図である。 第2実施形態に係るX線撮像装置の圧迫板を基準平坦面に維持するための維持部材の構成を示す図である 第2実施形態に係るX線撮像装置の撮影面に乳房が当接された状態を示す図である。 第1実施形態に係るX線撮像装置の圧迫板で、乳房の付根側を位置決めした状態を示す図である 第1実施形態に係るX線撮像装置の圧迫板で、乳房の全体が圧迫されポジショニングされた状態を示す図である
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1には、本実施形態に係るX線撮像装置(マンモグラフィ)10の斜視図が示されている。X線撮像装置10は、立位状態の被験者W(図2参照)の乳房をX線で撮影する装置であり、測定部12、及び、基台部14を備えている。なお、本実施形態のX線撮像装置10は、CC(頭尾方向。(Cranio&Caudal))撮影とMLO(内外斜位方向。Medial−Lateral−Oblique)撮影との両者を行うことができる装置となっている。
測定部12は、装置正面側に設けられ、側面視略コの字状とされている。基台部14は、立設状態に設置され、測定部12を背後から支持している。測定部12には、背面側に延び出して基台部14に回動可能に支えられている回動軸16が設けられており、回動軸16が基台部14に支えられることによって測定部12が基台部14に回動可能に支えられている。
測定部12は、撮影台22、及び、支持部28を備えている。支持部28は、側面視で略L字状とされ、L字の一辺(中支持部27)が基台部14に沿って配置され、L字の他辺(上支持部26)がX線撮像装置10の正面側に向かって延出するように配置されている。
支持部28の上支持部26と逆側の端部には、撮影台22が連結されている。撮影台22は、X線撮像装置10の正面側に向かって延出され、上支持部26と所定距離離間して対向するように配置されている。撮影台22の上支持部26と対向する側には、少なくとも上半身が立位の被験者W(患者)の乳房N(図2参照)に当接する平面状の撮影面20が形成されている。以下、撮影台22の手前−奥方向を奥行方向X、撮影台22の手前側端面に沿った方向(奥行方向Xと直交)を幅方向Yとする。
上支持部26の先端側には、撮影台22と対向するように放射線照射部24が設けられている。放射線照射部24にはX線管球(図示せず)が備えられ、X線管球から検査用のX線が撮影面20に向けて照射される。
中支持部27の正面側には、保持部材32を介して圧迫板50が保持されている。保持部材32は、中支持部27に構成されたガイド溝27Aに沿って移動可能とされている。これにより、圧迫板50と撮影面20との距離が可変とされている。
中支持部27には、CC撮影時に被験者Wが両手でそれぞれ把持する一対のハンドル36が、撮影面20を挟むように形成されている。ハンドル36は、中支持部27の側面に固定され、X線撮像装置10の正面側に向かって延出されている。ハンドル36を構成し被験者Wによって握られる握り部36Aは、撮影面20の法線に対し被験者側とは反対側(すなわち被験者にとって奥側)に傾斜した略直棒状部とされ、撮影面20に近づくに従い、被験者W側に徐々に近くなるように配置されている。
撮影台22の正面側(被験者側)には、CC撮影時には被験者W(図2参照)の乳房Nよりも下方の胸部分を当接させる胸壁当接部30が設けられている。また、撮影台22の内部には、撮影面20を通過したX線が照射される放射線検出器40(図4参照)が設けられている。
図3に示すように、圧迫板50は、撮影対向部52、胸壁部54、基準部56、及び、取付壁部58を備えている。
基準部56は、一対の断面L字板状部材で構成され、各々のL字が向き合って圧迫板50の両側部を構成するように、幅方向Yに離間して配置されている。基準部56は、磁性体で構成され、基準部56の奥行方向X奥側に配置された電磁石57によって電磁石として機能するように構成されている。基準部56は、L字の下面が撮影対向部52の下側(撮影台22側)に配置され、撮影対向部52側に面一の基準平坦面Mが構成される。
撮影対向部52は、シート部53A及び蛇腹部53Bの2層で構成されている。シート部52Aは、撮影面20側に配置され、撮影面20側(基準部56側)に撮影対向面52Aが形成されている。撮影対向面52Aは、撮影面20と対向する側から乳房Nに当接して撮影面20との間で乳房Nを挟み込み、当該乳房Nを圧迫する。シート部53Aは、屈曲自在な柔軟性を有しており、厚みHが0.1mm〜3mm程度とされ、カーボン、PET、PP、PCなどの材料で形成することができる。
シート部53Aの撮影対向面52Aと逆側には、蛇腹部53Bが配置されている。蛇腹部53Bは、複数の凸条53BPが幅方向Yに沿って配置され、奥行方向Xに(図3では8個)並べられて構成されている。凸条53BPは、断面が上底よりも下底の長い台形状とされ、隣り合う凸条53BP同士の底部は、僅かに離間して配置されている。この離間部分において、シート部53Aは幅方向Yに沿って蛇腹部53B側に露出されており、屈曲可能折部50Kが構成されている。屈曲可能折部50Kにおいて、シート部53Aは屈曲可能とされている。また、隣り合う凸条53BP同士の間には、空間Rが構成されている。各々の凸条53BPは、シート部53Aよりも厚み(台形状の高さ方向)が厚く剛性を有し、容易に変形しない部材で構成されている。凸条53BPは、カーボン、PET、PP、PCなどの材料で形成することができる。各々の凸条53BPの長手方向(幅方向W)両端の下面には、金属板55が接着されている。金属板55は、電磁石57がオン状態のときに、磁力により基準部56の板面に吸着される。
撮影対向部52は、撮影時には、図6に示すように、基準部56の上面、基準平坦面Mと平行に配置されて、撮影対向面52Aは平坦状の基準平坦状態Fとされている。被験者Wの乳房Nをポジショニングする際には、図4に示すように、各々の屈曲可能折部50Kでシート部53Aが屈曲して、撮影対向面52Aが基準平坦状態Fからロール状ROに変形される。
胸壁部54は、奥行方向Xの手前側に、基準部56と直交するように形成されている。胸壁部54には、CC撮影時に被験者W(図4参照)の乳房Nよりも上方の胸部分が当接される。
取付壁部58は、奥行方向Xの奥側に、基準部56と直交するように配置されている。取付壁部58の中央部外側には、圧迫板50と保持部材32とを連結するアーム34が取り付けられている。
(作用、効果)
次に、本実施形態の作用、効果について説明する。なお、説明の都合上、CC撮影で説明を行うが、MLO撮影でも同様の作用、効果である。
図4に示すように、まず、撮影対向面52Aを基準平坦面Mと平行な状態からロール状ROに変形させ、電磁石57を通電(オン)する。被験者Wは、X線撮像装置10の撮影台22上に乳房Nを配置し、撮影面20に乳房Nを当接させる。
この状態で、圧迫板50を撮影面20に向けて移動させる。そして、図5に示すように、圧迫板50の胸壁部54と撮影対向部52の角部を乳房Nの付根側に当接させて、乳房Nの付根側を撮影面20へ押しつけ、当該部分の位置決めを行う。そして、ロール状ROに巻き上げられている状態の撮影対向部52を、乳房Nの付根側の凸条53BPから順次基準平坦面Mと平行になるように戻しつつ、乳房Nのポジショニングを行う。各々の凸条53BPは、基準平坦面Mと平行に配置されると、金属板55が基準部56に吸着し、この吸着状態が保持される。このようにして、乳房Nの付根側から順次ポジショニングが行われ、撮影対向部52で乳房Nの全体が圧迫される(図6参照)。
本実施形態では、乳房Nをポジショニングする際に、撮影対向面52Aの乳房先端側を撮影面20から離しておき、乳房付根側から順次撮影面20に近づけて圧迫する。したがって、検査技師の手で乳房Nを保持しても、撮影対向面52Aとの間にスペースを確保でき、乳房Nのポジショニングを行いやすくすることができる。
また、本発明では、撮影対向面52Aを変形させて、乳房Nと撮影対向面52Aとの間にスペースを確保するので、圧迫板50自体を傾ける制御が不要となり、簡易な構成とすることができる。
なお、本実施形態では、撮影対向面52Aを基準平坦面Mと平行に維持するために、電磁石57を用いたが、他の方法で撮影対向面52Aを基準平坦面Mに維持してもよい。例えば、図7に示すように、基準部56の側部内側で、各々の凸条53BPに対応する位置に、係合片59を設け、係合片59で凸条53BPの保持を行ってもよい。係合片59は、基準部56の側部に内側へ突出するように軸J周りに回動可能に取り付け、バネ等の付勢部材(不図示)で内側へ突出するように付勢する。また、係合片59には、第1面59A、第2面59B、第3面59Cが形成されている。
通常時には、図7(A)に示すように、付勢部材で付勢して、係合片59は突出位置N1に配置させておく。撮影対向面52Aを基準平坦状態Fに戻す際には、撮影対向面52Aで係合片59を押して、図7(A)に二点鎖線で示すように、係合片59を退避位置N3へ退避させて撮影対向部52の通過を許容する。凸条53BPの頂面が係合片59の第1面59Aを通過すると、係合片59は押さえ位置N2まで回転して、凸条52BPの角部が第2面59Bと第3面59Cとの間の段差に入り込む。これにより、撮影対向部52は、上方向への移動が阻止され、撮影対向面52Aが基準平坦面Mに維持される。
上記のように、係合片59を用いて撮影対向部52を基準平坦面Mに維持することにより、電磁石を必要とせず、簡易な構成とすることができる。
なお、撮影対向面52Aを基準平坦面Mに維持する他の手段として、負圧による吸引を用いてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、圧迫板以外の構成については、第1実施形態と同一であるため、圧迫板以外の構成については省略する。
本実施形態の圧迫板60は、撮影対向部62、胸壁部64、基準部66、及び、取付壁部68を備えている。
基準部66は、図8に示すように、一対の断面L字板状部材で構成され、各々のL字が向き合って圧迫板60の両側部を構成するように、幅方向Yに離間して配置されている。基準部66は、撮影対向部62の下側(撮影台22側)に配置され、撮影対向部62側に面一の基準平坦面Mが構成される。
撮影対向部62は、板状とされ、手前側板部70と奥側板部72とに分割されている。手前側板部70は、撮影台22の手前側に配置され、基準部66の上面に固定されている。奥側板部72は、手前側板部70よりも奥側に配置され、手前側板部70の端辺と突き合わせられ、幅方向Yの両端部が手前側板部70とヒンジ部71で連結されている。ヒンジ部71の回転中心には、各々のヒンジ部71で共通の軸71Jが配置されている。奥側板部72は、ヒンジ部71を中心に、撮影面20から離れるように回転可能とされており、開放位置P1と撮影位置P2との間を移動可能とされている。
手前側板部70の基準部66側には手前面70Aが形成され、奥側板部72の基準部66側には奥側面72Aが形成されている。撮影時には、手前面70A及び奥側面72Aは面一となって基準平坦面M上に撮影対向面62Aが構成される。手前面70Aと奥側面72Aの境界部分には、シリコンシート63が接着され(図10参照)、両者の継ぎ目がカバーされている。
基準部66の側面内側には、奥側板部72に対応する位置の両側に、維持部材73が設けられている。維持部材73は、図9に示すように、基準部56に構成された貫通孔56Hの外側に配置され、先端部74、軸部75、解除部76、取付部77、及び、コイルバネ78を有している。先端部74、軸部75、及び、解除部76は、一体的に構成されている。先端部74は、貫通孔56Hに挿通され、上向きで傾斜したテーパー状の先端側が、基準部56の内側に突出可能とされている。取付部77は中空とされ、内側に軸部75及びコイルバネ78が配置されている。軸部75は、先端部74から連続して構成され、取付部77に構成された連通孔77Hに挿通されている。解除部76は、軸部75から連続して構成され、取付部77の外側に配置されている。コイルバネ78は、軸部75の外周に巻き回され、先端部74を基準部56の内側へ向かって付勢している。これにより、先端部74は、通常時には基準部56の内面から突出した規制位置P3に配置されている(図9(B)参照)。
奥側板部72によって、維持部材73の先端部74が上側から押圧された際には、コイルバネ78の付勢力に抗して先端部74が外側へ退避し、退避位置P4(図9(A)参照)へ移動可能とされている。奥側板部72が基準平坦面Mに配置されると、維持部材73の先端部74によって、奥側板部72の開放位置P1へ向かう方向への移動が阻止され、奥側板部72は基準平坦面Mに維持される。
胸壁部64は、奥行方向Xの手前側に、基準部66と直交するように形成されている。胸壁部64には、CC撮影時に被験者W(図10参照)の乳房Nよりも上方の胸部分が当接される。
取付壁部68は、奥行方向Xの奥側に、基準部66と直交するように配置されている。取付壁部68の中央部外側には、圧迫板60と保持部材32とを連結するアーム34が取り付けられている。
(作用、効果)
次に、本実施形態の作用、効果について説明する。なお、説明の都合上、CC撮影で説明を行うが、MLO撮影でも同様の作用、効果である。
図10に示すように、まず、撮影対向部62の奥側板部72を持ち上げて開放位置P1に配置し、撮影対向面62Aの奥側(奥側面72A)を撮影面20から離間させておく。被験者Wは、X線撮像装置10の撮影台22上に乳房Nを配置し、撮影面20に乳房Nを当接させる。
この状態で、圧迫板60を撮影面20に向けて移動させる。そして、図11に示すように、圧迫板60の手前側板部70を乳房Nの付根側に当接させて、乳房Nの付根側を撮影面20へ押しつけ、当該部分の位置決めを行う。そして、開放位置P1に配置されている奥側板部72を、撮影位置P2へ向かって回転させつつ、乳房Nのポジショニングを行う。奥側板部72は、図12に示すように撮影位置P2に配置されると、維持部材73により、奥側板部72が撮影位置P2に維持される。このようにして、乳房Nの付根側から順次ポジショニングが行われ、撮影対向部62で乳房Nの全体が圧迫される。
本実施形態では、乳房Nをポジショニングする際に、撮影対向面62Aの乳房先端側を撮影面20から離しておき、乳房付根側のポジショニングを行う。そして、奥側板部72を撮影位置P2へ向かって回転させて、乳房Nを先端へ向けて順次圧迫する。したがって、検査技師の手で乳房Nを保持しても、奥側面72Aとの間にスペースを確保でき、乳房Nのポジショニングを行いやすくすることができる。
また、本発明では、撮影対向面62Aを変形させて(奥側面72Aを開放して)、乳房Nと奥側面72Aとの間にスペースを確保するので、圧迫板60自体を傾ける制御が不要となり、簡易な構成とすることができる。
なお、本実施形態では、撮影対向部62を二分割にしたが、三分割以上に分割し、各々の板面が撮影面20から離れるように開放可能な構成としてもよい。
10 X線撮像装置
20 撮影面
50 圧迫板
50K 屈曲可能折部
52A シート部
52 撮影対向部
52A 撮影対向面
53A シート部
53B 蛇腹部
55 金属板
57 電磁石
59 係合片
60 圧迫板
62 撮影対向部
62A 撮影対向面
70 手前側板部
72 奥側板部
73 維持部材

Claims (8)

  1. 乳房を被験者の乳房が当接する撮影台上の撮影面との間で挟み込んで圧迫する圧迫板であって、
    前記乳房に当接し、前記撮影面と対向する側から挟み込んで前記乳房を圧迫し、撮影時に基準平坦状態とされる撮影対向面を有し、
    前記撮影対向面の前記乳房先端側が付根側よりも前記撮影面から離れるように、前記撮影対向面の前記基準平坦状態からの変形を可能にする変形手段と、
    前記撮影対向面を前記基準平坦状態に維持する維持手段と、
    を備えた、圧迫板。
  2. 前記撮影対向面は、ロール状に変形可能とされていること、を特徴とする請求項1に記載の、圧迫板。
  3. 前記変形手段は、前記撮影対向面の前記乳房先端側が前記撮影面から離れるように前記撮影対向面を屈曲可能にする複数の屈曲可能折部を含んで構成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧迫板。
  4. 前記維持手段は、前記屈曲可能折部の屈曲を阻止する阻止手段を含んで構成されていること、を特徴とする請求項3に記載の圧迫板。
  5. 前記変形手段は、前記撮影対向面が前記乳房先端側と付根側に複数分割され、前記乳房先端側が前記撮影面から離れるように前記乳房先端側を前記乳房付根側に対して回転可能とする回転許容部を含んで構成されていること、を特徴とする請求項1に記載の圧迫板。
  6. 前記維持手段は、前記撮影対向面の側端辺に配置されていること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧迫板。
  7. 前記維持手段は、前記撮影対向面を前記撮影台上に吸着させる吸着部材を含んで構成されていること、を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の圧迫板。
  8. 被験者の乳房にX線を照射するX線源と、
    前記乳房が当接する撮影面を有する撮影台と、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載された圧迫板と、
    を備えた、X線撮像装置。
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