JP5583450B2 - 放射線撮影装置、及び圧迫板 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用の放射線撮影装置、及び医療用の放射線撮影装置に用いられる圧迫板に関する。
乳がんの早期発見などを目的として被験者の乳房の放射線画像を撮影する乳房用の放射線撮影装置(マンモグラフィ)がある。この種の放射線撮影装置では、撮影台の撮影面に載置された乳房を圧迫板で圧迫し、この圧迫状態で乳房の放射線画像を撮影する(例えば特許文献1、2参照)。
米国特許5398272号公報 米国特許5050197号公報
ところで、被験者の被曝量を抑えるために、乳房の放射線画像は、乳房の肉厚(以下、適宜、乳房厚と記載)がある程度薄くなるように乳房を押し広げた状態で撮影される。
特許文献1では、箱形状の圧迫板の平らな底板で乳房を圧迫している。しかしながら、箱形状の圧迫板の場合、底板の中央部分に比べて底板の縁部分、言い換えると、圧迫板の角部分は、柔軟性が低いため、この角部分で押される乳房の部位は他の部位よりも負担(痛みや不快感)が大きくなる。特に、圧迫板の角部分は、乳房の中で最も肉厚が厚い付け根部分に位置するため、被験者への負担軽減が望まれている。
一方、特許文献2では、矩形状の平板の三辺に補強板を設けて構成された圧迫板が開示されている。この圧迫板は、補強板を設けていない部位が乳房の付け根部に位置するように配置されるため、乳房圧迫時に平板がある程度撓み、被験者の負担が軽減されると考えられる。しかし、乳房の付け根部側に補強板が設けられていない場合、乳房圧迫時に乳房周囲の肉が平板上にはみ出し、このはみ出し肉が乳房の放射線画像に写り込む虞がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、乳房圧迫時の被験者の負担を軽減しつつ、乳房の放射線画像に乳房周囲の肉が写り込むのを抑制することを目的としている。
請求項1の発明は、被験者の乳房を撮影台の平面状の撮影面に押し付けて放射線画像を撮影する放射線撮影装置に用いられる圧迫板であって、可撓性の圧迫板部と、前記圧迫板部の両端部に一体形成され前記両端部を補強する第1補強板部と、前記第1補強板部の端部に掛け渡されて前記被験者の乳房の付け根よりも胸部上側に当接すると共に前記圧迫板部との間に隙間が形成され、前記第1補強板部と一体形成された支持板部と、を備える圧迫板である。
請求項1の発明では、例えば、乳房の付け根よりも胸部上側を支持板部に当接させ、圧迫板部で被験者の乳房を撮影面に押し付けるように圧迫板を放射線撮影装置に装着した場合、圧迫板による乳房圧迫時には、乳房の付け根よりも胸部上側が支持板部に当接することから、撮影した乳房の放射線画像に上記胸部上側、すなわち乳房周囲の肉が写り込むのが抑制される。
一方、乳房圧迫時には、圧迫板部が乳房からの反力を受ける。
ここで、圧迫板部と支持板部との間に隙間が形成されていることから、例えば、圧迫板部と支持板部との間に隙間が形成されていないもの(圧迫板部と支持板部が固定されたもの)と比べて、乳房からの反力に対して撓み(変形)を阻害するものがない、言い換えれば、圧迫板部の剛性が低いため、圧迫板部が乳房に沿った形状に撓みやすく、被験者の負担が軽減される。
特に、圧迫板部の支持板部側の端部は、乳房の中で最も肉厚が厚い付け根部分に位置するため、圧迫板部の上記端部の剛性を低くすることで、被験者への負担をより軽減することができる
請求項の発明は、請求項1の発明において、前記隙間は、矩形状とされている、圧迫板である。
請求項の発明は、被験者の乳房を撮影台の平面状の撮影面に押し付けて放射線画像を撮影する放射線撮影装置に用いられる圧迫板であって、可撓性の圧迫板部と、前記圧迫板部の両端部に一体形成され前記両端部を補強する第1補強板部と、前記第1補強板部の端部の内側に両側の前記第1補強板部の端部同士をつなぐように配置され、前記被験者の乳房の付け根よりも胸部上側に当接すると共に前記第1補強板部よりも軟らかい弾性支持板部と、を備える圧迫板である。
請求項の発明では、例えば、乳房の付け根よりも胸部上側を弾性支持板部に当接させ、圧迫板部で被験者の乳房を撮影面に押し付けるように圧迫板を放射線撮影装置に装着した場合、圧迫板による乳房圧迫時には、乳房の付け根よりも胸部上側が弾性支持板部に当接することから、撮影した乳房の放射線画像に上記胸部上側、すなわち乳房周囲の肉が写り込むのが抑制される。
一方、乳房圧迫時には、圧迫板部が乳房からの反力を受ける。
ここで、第1補強板部よりも弾性支持板部が軟らかいことから、例えば、第1補強板部よりも弾性支持板部が硬いものと比べて、乳房圧迫時の乳房からの反力で弾性支持板部が変形しやすく、圧迫板部が乳房に沿った形状に撓みやすい。これにより、被験者の負担が軽減される。
特に、圧迫板部の弾性支持板部側の端部は、乳房の中で最も肉厚が厚い付け根部分に位置するため、圧迫板部の上記端部の剛性を低くすることで、被験者への負担をより軽減することができる。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記支持板部に対向配置され、且つ前記第1補強板部及び前記圧迫板部と一体形成された第2補強板部と、を備える、圧迫板である。
請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記弾性支持板部に対向配置され、且つ前記第1補強板部及び前記圧迫板部と一体形成された第2補強板部と、を備える、圧迫板である。
請求項の発明は、被験者の乳房の放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、
前記乳房が押し付けられる平面状の撮影面を有する撮影台と、前記撮影面に対して接離可能とされ、前記撮影面に前記乳房を押し付ける請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧迫板と、を備える放射線撮影装置である。
請求項の発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧迫板を用いるため、乳房圧迫時の被験者の負担を軽減しつつ、乳房の放射線画像に乳房周囲の肉が写り込むのを抑制することができる。
以上説明したように本発明によれば、乳房圧迫時の被験者の負担を軽減しつつ、乳房の放射線画像に乳房周囲の肉が写り込むのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る放射線撮影装置の斜視図である。 第1実施形態の放射線撮影装置の圧迫板を撮影面へ接近させた状態を示す放射線撮影装置の斜視図である。 第1実施形態の放射線撮影装置の圧迫板を上方から見た平面図である。 第1実施形態の圧迫板の斜視図である。 第1実施形態の撮影面上に乳房を載置した状態を示す、圧迫板及び撮影台の側断面図である。 第1実施形態の撮影面上の乳房を圧迫板で圧迫している状態を示す、圧迫板及び撮影台の側断面図である。 第1実施形態の撮影面上の乳房を圧迫板で圧迫している状態を示す、圧迫板及び撮影台を正面側から見た部分断面図である。 第2実施形態の圧迫板の斜視図である。 第2実施形態の撮影面上に乳房を載置した状態を示す、圧迫板及び撮影台の側断面図である。 第2実施形態の撮影面上の乳房を圧迫板で圧迫している状態を示す、圧迫板及び撮影台の側断面図である。 第2実施形態の撮影面上の乳房を圧迫板で圧迫している状態を示す、圧迫板及び撮影台を正面側から見た断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の放射線撮影装置及び圧迫板の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
(全体構成)
図1及び図2には、放射線撮影装置の第1実施形態であるX線撮影装置(所謂マンモグラフィ)10の斜視図を示している。このX線撮影装置10は、立位状態の被験者W(図3、5参照)の乳房NのX線画像を撮影する装置であり、CC(頭尾方向。(Cranio&Caudal))撮影とMLO(内外斜位方向。Medial−Lateral−Oblique)撮影との両者を行うことができる装置である。なお、図中の矢印X方向はX線撮影装置10の前後方向(装置正面側−装置背面側方向)を示し、矢印Y方向はX線撮影装置10の左右方向(装置左側−装置右側方向)を示している。
X線撮影装置10は、装置正面側に設けられた側面視略コの字状の測定部12と、測定部12を背後から支える基台部14と、を備えている。測定部12には、装置背面側に延び出して基台部14に回動可能に支えられている回動軸16が設けられ、この回動軸16が基台部14に支えられることによって測定部12が基台部14に回動可能に支えられている。
測定部12は、立位の被験者W(患者)の乳房N(図3、図5〜図7参照)が押し付けられる平面状の撮影面20を有する撮影台22と、X線管球(図示省略)が設けられて撮影面20に向けて検査用のX線を照射するX線源としての放射線照射装置24と、撮影面20に対して接離可能とされ撮影面20に乳房Nを押し付ける圧迫板40と、撮影台22と放射線照射装置24を保持する保持部28と、を備えている。
保持部28は、撮影面20と放射線照射装置24とが所定間隔離れるように撮影台22と放射線照射装置24とを保持している。保持部28には、撮影面20と放射線照射装置24との間をスライド可能なスライド保持部39が設けられている。このスライド保持部39は、後述する連結部36を介して圧迫板40を支持している。この構成により、圧迫板40は、撮影面20に対して接離方向(図1、2参照)に移動できる。
また、保持部28には、撮影時に被験者Wが両手でそれぞれ把持する一対のハンドル34が、撮影面20を挟むように設けられている。
撮影台22の装置正面側には、CC撮影時には被験者W(図5参照)の乳房Nよりも下方の胸部分を当接させる胸壁当接部38が設けられている。また、撮影台22の内部には、撮影面20を通過した放射線が照射される放射線検出器としてのX線検出器(図示省略)が設けられている。
(圧迫板)
図4に示すように、圧迫板40は、板厚が略一定とされた平板状の圧迫板部42を備えている。この圧迫板部42は、平面視で略矩形状とされている。
また、圧迫板40は、圧迫板部42の両端部に一体形成され当該両端部を補強する一対の補強板部44A、44Bを備えている。この一対の補強板部44A、44Bは、圧迫板部42の面方向と直交する方向へそれぞれ延びている。
さらに、圧迫板40は、一対の補強板部44A、44Bと一体形成され且つ一対の補強板部44A、44Bの端部に掛け渡された支持板部46を備えている。この支持板部46と圧迫板部42との間には矩形状の隙間48が設けられている。
そして、圧迫板40は、支持板部46に対向配置され、且つ一対の補強板部44A、44B及び圧迫板部42と一体形成されて圧迫板部42の端部を補強する補強板部44Cを備えている。
圧迫板40は、放射線(本実施形態ではX線)を透過させやすい性質を有する樹脂材料で形成されている。この樹脂材料としては、例えば、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、アクリル、PP(ポリプロピレン)などが挙げられるが、これらの樹脂材料に限定される必要はない。このように圧迫板40を樹脂材料で形成することにより、圧迫板部42が可撓性を有する。
図1及び図2に示すように、圧迫板40は、撮影面20に対して圧迫板部42が対向する向きで連結部36を介してスライド保持部39に取り付けられる。このとき、圧迫板部42は撮影面20側、支持板部46は装置正面側(被験者Wから見て手前側)、補強板部44Aは装置左側(被験者Wから見て左側)、補強板部44Bは装置右側(被験者Wから見て右側)、補強板部44Cは装置背面側(被験者Wから見て奥側)にそれぞれ位置するように取り付けられる。
次に、第1実施形態のX線撮影装置10及び圧迫板40の作用について説明する。
まず、X線撮影装置10を用いてCC撮影を行なう場合、図3及び図5に示すように、被験者Wの乳房Nを撮影台22の撮影面20に載置する。所定の位置に乳房Nを載置した後、スライド保持部39を撮影台22側へスライドさせて圧迫板40を撮影面20に接近させる。そして、乳房Nは、接近する圧迫板部42により撮影面20に押し付けられ、被験者Wの被曝量を抑えるために放射線出力を下げた状態でも鮮明な放射線画像が得られる肉厚になるまで押し広げられる。その後、乳房Nを圧迫した状態で、放射線照射装置24から放射線が照射され、乳房Nを透過した放射線量が撮影台22の放射線検出器(図示省略)により検出され、放射線画像が形成される。
ここで、本実施形態では、圧迫板部42による乳房圧迫時に、図6に示すように、乳房Nの付け根よりも胸部上側が支持板部46に当接することから、撮影した乳房Nの放射線画像に胸部上側、すなわち乳房N周囲の肉が写り込むのが抑制される。
一方、図6及び図7に示すように、乳房圧迫時には、圧迫板部42が乳房Nからの反力を受ける。
ここで、圧迫板部42と支持板部46との間に隙間48が設けられていることから、例えば、圧迫板部42と支持板部46との間に隙間が形成されていないもの(圧迫板部と支持板部が固定されたもの)と比べて、乳房Nからの反力に対して圧迫板部42の撓み(変形)を阻害するものがない、言い換えれば、圧迫板部42の剛性が低いため、圧迫板部42が乳房に沿った形状に撓みやすく、被験者Wの負担が軽減される。
特に、図6に示すように、圧迫板部42の支持板部46側の端部は、乳房Nの中で最も肉厚が厚い付け根部分に位置するため、圧迫板部42の上記端部の剛性を低くすることで、被験者Wへの負担をより軽減することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の圧迫板について説明する。第2実施形態の圧迫板50は、第1実施形態の圧迫板40の代わりにX線撮影装置10に取り付けることができる。なお、第1実施形態と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、圧迫板50は、板厚が略一定とされた平板状の圧迫板部52を備えている。この圧迫板部52は、平面視で略矩形状とされている。
また、圧迫板50は、圧迫板部52の両端部に一体形成され当該両端部を補強する一対の補強板部54A、54Bを備えている。この一対の補強板部54A、54Bは、圧迫板部52の面方向と直交する方向へそれぞれ延びている。
さらに、圧迫板50は、一対の補強板部54A、54Bの端部に掛け渡された弾性支持板部56と、弾性支持板部56に対向配置され一対の補強板部54A、54B、及び圧迫板部52と一体形成されて圧迫板部52の端部を補強する補強板部54Cと、を備えている。
圧迫板50を構成する、圧迫板部52、一対の補強板部54A、54B、及び補強板部54Cは、同質の材料により一体形成されている。具体的には、圧迫板部52、一対の補強板部54A、54B、及び補強板部54Cは、放射線(本実施形態ではX線)を透過させやすい性質を有する樹脂材料で形成されている。この樹脂材料としては、例えば、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、アクリル、PP(ポリプロピレン)などが挙げられるが、これらの樹脂材料に限定される必要はない。このように圧迫板40を樹脂材料で形成することにより、圧迫板部42が可撓性を有する。
一方、弾性支持板部56は、一対の補強板部54A、54Bよりも軟らかい弾性体により形成されている。この弾性体としては、例えば、ゴムや、上記樹脂材料よりも柔軟な樹脂材料(発泡ポリウレタン、シリコンゲル)などが挙げられる。
図1及び図2に示す圧迫板40の代わりに、圧迫板50は、撮影面20に対して圧迫板部52が対向する向きで連結部36を介してスライド保持部39に取り付けられる。このとき、圧迫板部52は撮影面20側、弾性支持板部56は装置正面側(被験者Wから見て手前側)、補強板部54Aは装置左側(被験者Wから見て左側)、補強板部54Bは装置右側(被験者Wから見て右側)、補強板部54Cは装置背面側(被験者Wから見て奥側)にそれぞれ位置するように取り付けられる。
次に、X線撮影装置10に取り付けた圧迫板50の作用について説明する。
まず、圧迫板50を取り付けたX線撮影装置10を用いてCC撮影を行なう場合、図3及び図9に示すように、被験者Wの乳房Nを撮影台22の撮影面20に載置する。所定の位置に乳房Nを載置した後、スライド保持部39を撮影台22側へスライドさせて圧迫板50を撮影面20に接近させる。そして、乳房Nは、接近する圧迫板部52により撮影面20に押し付けられ、被験者Wの被曝量を抑えるために放射線出力を下げた状態でも鮮明な放射線画像が得られる肉厚になるまで押し広げられる。その後、乳房Nを圧迫した状態で、放射線照射装置24から放射線が照射され、乳房Nを透過した放射線量が撮影台22の放射線検出器(図示省略)により検出され、放射線画像が形成される。
ここで、本実施形態の圧迫板50では、圧迫板部52による乳房圧迫時に、図10に示すように、乳房Nの付け根よりも胸部上側が弾性支持板部56に当接することから、撮影した乳房Nの放射線画像に上記胸部上側、すなわち乳房N周囲の肉が写り込むのが抑制される。
一方、図10及び図11に示すように、乳房圧迫時には、圧迫板部52が乳房Nからの反力を受ける。
ここで、一対の補強板部54A、54Bよりも弾性支持板部56が軟らかいことから、例えば、一対の補強板部54A、54Bよりも弾性支持板部56が硬いものと比べて、乳房圧迫時の乳房Nからの反力で弾性支持板部56が変形しやすく、圧迫板部52が乳房Nに沿った形状に撓みやすい。このため、被験者Wの負担が軽減される。
特に、図10に示すように、圧迫板部52の弾性支持板部56側の端部(圧迫板部52と弾性支持板部56との角部)は、乳房Nの中で最も肉厚が厚い付け根部分に位置するため、圧迫板部52と弾性支持板部56の角部の剛性を低くすることで、被験者Wへの負担をより軽減することができる。
また、第2実施形態では、図8に示すように、圧迫板部52の端部に弾性支持板部56が立設される構成としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、弾性支持板部56と圧迫板部52との間に隙間を設ける構成としてもよい。この場合には、乳房圧迫時に圧迫板部52が乳房Nに沿った形状にさらに撓みやすくなる。
さらに、第2実施形態の弾性支持板部56に複数の開口を形成して、弾性支持板部56をさらに軟らかくする構成としてもよい。
さらに上述の実施形態では、圧迫板部42、52を平面視で略矩形状とする構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、平面視で略円形状、略半円形状、略台形状などのように、いずれの形状としても構わない。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 X線撮影装置(放射線撮影装置)
40 圧迫板
42 圧迫板部
44A、44B 補強板部
46 支持板部
48 隙間
50 圧迫板
52 圧迫板部
54A、54B 補強板部
56 弾性支持板部
N 乳房
W 被験者

Claims (6)

  1. 被験者の乳房を撮影台の平面状の撮影面に押し付けて放射線画像を撮影する放射線撮影装置に用いられる圧迫板であって、
    可撓性の圧迫板部と、
    前記圧迫板部の両端部に一体形成され前記両端部を補強する第1補強板部と、
    前記第1補強板部の端部に掛け渡されて前記被験者の乳房の付け根よりも胸部上側に当接すると共に前記圧迫板部との間に隙間が形成され、前記第1補強板部と一体形成された支持板部と、
    を備える圧迫板。
  2. 前記隙間は、矩形状とされている、請求項1に記載の圧迫板。
  3. 被験者の乳房を撮影台の平面状の撮影面に押し付けて放射線画像を撮影する放射線撮影装置に用いられる圧迫板であって、
    可撓性の圧迫板部と、
    前記圧迫板部の両端部に一体形成され前記両端部を補強する第1補強板部と、
    前記第1補強板部の端部の内側に両側の前記第1補強板部の端部同士をつなぐように配置され、前記被験者の乳房の付け根よりも胸部上側に当接すると共に前記第1補強板部よりも軟らかい弾性支持板部と、
    を備える圧迫板。
  4. 前記支持板部に対向配置され、且つ前記第1補強板部及び前記圧迫板部と一体形成された第2補強板部と、を備える請求項1又は請求項2に記載の圧迫板。
  5. 前記弾性支持板部に対向配置され、且つ前記第1補強板部及び前記圧迫板部と一体形成された第2補強板部と、を備える請求項3に記載の圧迫板。
  6. 被験者の乳房の放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、
    前記乳房が押し付けられる平面状の撮影面を有する撮影台と、
    前記撮影面に対して接離可能とされ、前記撮影面に前記乳房を押し付ける請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧迫板と、
    を備える放射線撮影装置。
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