JP2010110571A - 撮影装置及びマンモグラフィ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置本体部が回転軸を介して回転する際に、前記装置本体部の回転時の移動範囲を可及的に削減することができ、スペース効率の向上を図ることを可能にする。
【解決手段】マンモグラフィ装置10は、基台部16と、被写体22の検査部位の検査を行うための装置本体部20と、前記装置本体部20を、前記基台部16に対し前記検査部位の略中央を回転軸として回転自在な回転軸18と、前記回転軸18を、前記基台部16に対し該回転軸18の軸線方向に交差する方向に往復移動させるスライド機構30とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】マンモグラフィ装置10は、基台部16と、被写体22の検査部位の検査を行うための装置本体部20と、前記装置本体部20を、前記基台部16に対し前記検査部位の略中央を回転軸として回転自在な回転軸18と、前記回転軸18を、前記基台部16に対し該回転軸18の軸線方向に交差する方向に往復移動させるスライド機構30とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、被写体の検査部位の撮影を行うための装置本体部を回転自在に構成する撮影装置、及び被写体に放射線を照射する放射線源を収納する放射線源収納部と、前記被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する撮影台と、前記撮影台に対して前記被写体の撮影部位を押圧して保持する圧迫板とを備えるマンモグラフィ装置に関する。
撮影装置、例えば、X線乳房撮影装置(以下、マンモグラフィ装置という)においては、放射線(X線)の照射により被写体(乳房)の放射線画像を放射線画像記録部(放射線固体検出器)に記録することによって、前記放射線画像情報の読み取りを行っている。
このマンモグラフィ装置は、乳房に放射線を照射する放射線源を収納する放射線源収納部、前記被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する撮影台、及び前記撮影台に対して前記被写体の撮影部位を押圧して保持する圧迫板を設ける装置本体部を備えている。
マンモグラフィ装置では、乳房の撮影方法としては、上部から放射線を照射して撮影を行う頭尾方向(CC)撮影、側面から放射線を照射して撮影を行う側面方向(ML)撮影、斜め方向から放射線を照射して撮影を行う内外側斜位(MLO)撮影がある。このため、これらの撮影方法に応じて、装置本体部を組み込むアーム部材が、回転軸を中心に旋回されている。
例えば、特許文献1に開示されているX線診断装置では、図9に示すように、スタンド1を有しており、このスタンド1には、ハウジング2が水平軸3を介して回転自在に取り付けられている。ハウジング2内には、X線管4が支持されている。水平軸3の回転軸線3aは、検査対象物5の中心(アイソセンター)とほぼ一直線に配置されている。水平軸3には、種々の大きさのX線フイルムカセッテに対する2個のカセッテホルダ6、7の保持体8が取り付けられている。
上記の特許文献1では、頭尾方向(CC)撮影、側面方向(ML)撮影及び内外側斜位(MLO)撮影が行われる際、ハウジング2が水平軸3を中心にして所定の回転角度位置に配置されている。このため、図10に概略的に示すように、ハウジング2は、水平軸3の回転軸線3aを中心に距離Hの移動範囲を有しており、スペース効率が低下するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、装置本体部が回転軸を介して回転する際に、前記装置本体部の回転時の移動範囲を可及的に削減することができ、スペース効率の向上を図ることが可能な撮影装置及びマンモグラフィ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮影装置は、基台部と、被写体の検査部位の撮影を行うための装置本体部と、前記装置本体部を、前記基台部に対し前記検査部位の略中央を回転軸として回転自在とする回転軸と、前記回転軸を、前記基台部に対し該回転軸の軸線方向に交差する方向に往復移動させるスライド機構とを備えている。
また、装置本体部は、検査部位に放射線を照射する放射線源を収納する放射線源収納部と、前記検査部位を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する撮影台と、前記撮影台に対して前記検査部位を押圧して保持する圧迫板とを備えることが好ましい。
さらに、回転軸は、放射線源収納部を回転させる第1回転軸と、前記第1回転軸と同軸上に配置されるとともに、撮影台を回転させる第2回転軸と、前記第1回転軸と前記第2回転軸とを、一体に回転させる連結モード及び個別に回転させる分離モードに切り換える切り換え機構とを備えることが好ましい。
さらにまた、スライド機構は、回転軸の回転と独立して前記回転軸を往復移動させることが好ましい。
また、撮影装置は、該撮影装置による撮影処理を制御する制御部を備え、前記制御部の処理メニューに連動してスライド機構が制御されることが好ましい。
さらに、撮影装置は、該撮影装置による撮影処理を制御する制御部と、スライド機構が手動操作により往復移動する際に、その情報を前記制御部に送るインターフェースとを備えることが好ましい。
さらにまた、スライド機構は、回転軸の回転に連動して前記回転軸を往復移動させることが好ましい。
また、本発明は、被写体に放射線を照射する放射線源を収納する放射線源収納部と、前記被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する撮影台と、前記撮影台に対して前記被写体の撮影部位を押圧して保持する圧迫板とを備えるマンモグラフィ装置に関するものである。
このマンモグラフィ装置は、放射線源収納部及び撮影台を設ける装置本体部と、前記装置本体部を、被写体の左右方向に往復移動させるスライド機構とを備えている。
本発明によれば、装置本体部は、基台部に対し検査部位の略中央を回転軸として回転するとともに、前記回転軸は、前記基台部に対し該回転軸の軸線方向に交差する方向に往復移動する。このため、回転軸は、回転方向とは反対方向にスライドすることができる。これにより、装置本体部の回転時に、前記装置本体部の移動範囲を可及的に削減することができ、スペース効率の向上を容易に図ることが可能になる。
また、本発明に係るマンモグラフィ装置よれば、装置本体部を被写体の左右方向に往復移動させることができる。従って、被写体の頭尾方向(CC)撮影時に、患者の立ち位置を変更させる必要がなく、左右の乳房の撮り間違いを有効に低減させることが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮影装置であるマンモグラフィ装置10の斜視説明図である。
マンモグラフィ装置10は、立設状態に設置される基台部16と、この基台部16の略中央部に配設される回転軸18に固定される装置本体部20と、被写体22に対してX線(放射線)を照射するモリブデン管球、タングステン管球又はロジウム管球等のX線源(放射線源)23を収納し、前記装置本体部20を構成するアーム部材20aの端部に固定される放射線源収納部24と、前記被写体22を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する固体検出器(図示せず)を収納し、前記装置本体部20を構成するブラケット部材20bに固定される撮影台26と、前記ブラケット部材20bに設けられ、前記撮影台26に対して前記被写体22の撮影部位を押圧して保持する圧迫板28と、前記ブラケット部材20bを、前記基台部16に対し前記回転軸18の軸線方向に交差する方向、例えば、前記被写体22の左右方向(矢印C方向)に往復移動させるスライド機構30とを備える。
回転軸18の回転中心は、被写体22の乳房31(図2参照)を撮影台26と圧迫板28とで圧迫挟持した状態で、前記乳房31の検査部位の略中心(アイソセンター)に設定される。
固体検出器は、直接変換方式且つ光読出方式の放射線固体検出器であって、乳房31(図2参照)を透過したX線からなる放射線画像情報を静電潜像として蓄積し、読取光により走査されることにより静電潜像に応じた電流を発生する。
放射線源収納部24及び撮影台26が固定された装置本体部20は、回転軸18を中心として矢印A方向に旋回することで、被写体22の撮影部位に対する撮影方向が調整可能に構成される。圧迫板28は、装置本体部20に連結された状態で放射線源収納部24及び撮影台26間に配設されており、矢印B方向に変位可能に構成される。
図3に示すように、回転軸18は、昇降機構32を介して基台部16内に昇降自在に構成される。昇降機構32は、基台部16内に鉛直方向(矢印D方向)に互いに平行に延在する一対の昇降レール34を備え、前記昇降レール34に昇降プレート36が支持される。昇降プレート36には、タイミングベルト38の両端部が固定される。タイミングベルト38は、基台部16内に矢印D方向に延在し、下端部には、モータ40に連結された駆動プーリ42が噛合する一方、上端部には、従動プーリ44が噛合する。なお、昇降機構32は、タイミングベルト38に代えて、例えば、チェーンやラック・ピニオン等を用いることができる。
スライド機構30は、昇降プレート36に矢印C方向に互いに平行に延在する一対のスライドレール46を備え、前記スライドレール46には、スライドプレート48が支持される。スライドプレート48には、モータ50が固着されるとともに、前記モータ50には、ピニオン52が軸着される。昇降プレート36には、スライドレール46に平行してラック部材54が固定され、このラック部材54にピニオン52が噛合する。
図3及び図4に示すように、回転軸18は、アーム部材20aを介して放射線源収納部24を回転させる外側回転軸(第1回転軸)18aと、ブラケット部材20bを介して撮影台26及び圧迫板28を回転させる内側回転軸(第2回転軸)18bとを備える。
外側回転軸18aと内側回転軸18bとには、同軸上に配置されるとともに、一体に回転する連結モード及び個別に回転する分離モードに切り換え可能な切り換え機構56が設けられる。外側回転軸18aは、スライドプレート48に回転自在に支持されるとともに、前記外側回転軸18aの端部に回転プーリ57が軸着される。
スライドプレート48に固定されるモータ58に、駆動プーリ59が軸着されるとともに、前記駆動プーリ59と回転プーリ57とには、タイミングベルト60が架け渡される。昇降プレート36には、回転軸18を挿通させるために、矢印C方向に長尺な開口部62が設けられる。
内側回転軸18bは、外側回転軸18a内に回転可能に挿入されるとともに、回転プーリ57側の端縁部には、切り換え機構56を構成するクラッチ板64が固着される。このクラッチ板64と回転プーリ57とは、それぞれ対向する面に互いに噛合する歯部が形成されている。
内側回転軸18bの端部には、電磁ブレーキ66が装着される。内側回転軸18bは、電磁ブレーキ66がON/OFF制御されることにより、外側回転軸18aに対して矢印E方向に進退し、クラッチ板64と回転プーリ57との係脱が行われる。
基台部16には、マンモグラフィ装置10によって検出された被写体22の撮影部位、撮影方向等の撮影情報、前記被写体22のID情報等を表示するとともに、必要に応じてこれらの情報を設定可能な表示操作部70が配設される。
表示操作部70は、マンモグラフィ装置10によるマンモ撮影(撮影処理)を制御する制御部72を有するとともに、前記制御部72は、マンモ撮影メニューに連動してスライド機構30を制御する。表示操作部70は、さらにスライド機構30が技師の手動操作により往復移動する際に、その情報を制御部72に送るインターフェース74を備える。なお、上記の制御部72及びインターフェース74は、表示操作部70とは個別に設けられているコンソール(図示せず)等により構成してもよい。
このように構成されるマンモグラフィ装置10の動作について、以下に説明する。
先ず、図示しないIDカード等を用いて、被写体22に係るID情報、撮影方法等の設定を行う。この場合、ID情報には、被写体22の氏名、年齢、性別等の情報がある。また、撮影方法には、医師によって指示された撮影部位、撮影方向等の情報がある。これらの情報は、マンモグラフィ装置10の表示操作部70に表示して確認することができる。
次に、マンモグラフィ装置10に対して被写体22を指定された撮影状態に設定する。例えば、被写体22の左の乳房31に対する頭尾方向(CC)撮影を行う場合、図2に示すように、左の乳房31が撮影台26に載置された後、圧迫板28を押し下げて撮影台26及び圧迫板28間に前記乳房31を保持させる。
そこで、放射線源収納部24に収納されているX線源23が駆動され、放射線画像情報の撮影が行われる。圧迫板28及び撮影台26間に保持された乳房31を透過したX線は、撮影台26に収納されている固体検出器(図示せず)に照射され、前記乳房31の放射線画像情報が得られる。
次いで、技師は、指定された撮影方法に従って、マンモグラフィ装置10を所定の状態に設定する。例えば、乳房31の撮影方法としては、前述したように、上部からX線を照射して撮影を行う頭尾方向(CC)撮影の他、側面からX線を照射して撮影を行う側面方向(ML)撮影、斜め方向からX線を照射して撮影を行う内外側斜位(MLO)撮影があり、これらの撮影方法に応じて装置本体部20が回転軸18を中心に旋回される。
具体的には、図3に示すように、モータ58が駆動されると、このモータ58に軸着された駆動プーリ59、タイミングベルト60及び回転プーリ57を介して回転軸18が所定の方向に且つ所定の角度だけ回転する。従って、回転軸18に支持された装置本体部20は、矢印A方向に回転(旋回)する。
その際、モータ58の駆動に同期して、スライド機構30を構成するモータ50が駆動される。このため、モータ50に軸着されるピニオン52は、ラック部材54に噛合した状態で、所定の方向に且つ所定の回転数だけ回転し、前記モータ50が固着されたスライドプレート48は、スライドレール46の案内作用下に、回転軸18と一体に矢印C方向に移動する。
この場合、第1の実施形態では、図5に示すように、装置本体部20は、回転軸18の回転作用下に矢印A1方向に回転する一方、前記回転軸18は、スライド機構30の作用下に矢印C1方向(矢印A1方向とは反対の方向)に移動する。同様に、装置本体部20は、回転軸18の回転作用下に矢印A2方向に回転する一方、前記回転軸18は、スライド機構30の作用下に矢印C2方向(矢印A2方向とは反対の方向)に移動する。
これにより、装置本体部20は、回転軸18の回転中心位置が移動しない従来構成の回転移動範囲(距離H)に対して、片側に距離h1ずつ短縮させることができる。このため、回転軸18が、回転方向とは反対方向にスライドするだけで、装置本体部20の回転時の移動範囲を可及的に削減することができ、スペース効率の向上を容易に図ることが可能になるという効果が得られる。
また、第1の実施形態では、放射線源収納部24が支持されるアーム部材20aと、撮影台26及び圧迫板28が支持されるブラケット部材20bとは、互いに独立して回転することができる。すなわち、図4に示すように、電磁ブレーキ66がオフされると、クラッチ板64と回転プーリ57とが噛合する。この状態では、モータ58の駆動作用下に回転プーリ57が回転される際、前記回転プーリ57が固着された外側回転軸18aと内側回転軸18bとが一体的に回転する。
一方、電磁ブレーキ66がオンされると、内側回転軸18bが外側回転軸18a内を摺動してクラッチ板64が回転プーリ57から離間する(図4中、二点鎖線参照)。この状態では、モータ58の作用下に回転プーリ57が回転すると、この回転プーリ57が固着された外側回転軸18aが回転するものの、クラッチ板64が前記回転プーリ57から離脱しており、内側回転軸18bは、回転が規制される。
このため、図6に示すように、乳房31の内外側斜位(MLO)撮影時に、撮影台26及び圧迫板28を所定の角度姿勢に保持した状態で、アーム部材20aを所定の角度範囲内で回転させることが可能になる。従って、アーム部材20aに固定された放射線源収納部24は、異なる角度から乳房31に放射線を照射し、前記乳房31のステレオ撮影が遂行される。
さらに、第1の実施形態では、回転軸18の回転動作とスライド機構30による前記回転軸18のスライド動作とは、独立して行われている。これにより、装置本体部20は、スライド機構30を介して被写体22の左右方向に往復移動させることができる。
従って、左右の乳房31の頭尾方向(CC)撮影時に、制御部72の撮影メニューに連動して装置本体部20が左右に移動するため、被写体22の立ち位置を変更させる必要がない。このため、技師や被写体22は、左右いずれの乳房31の撮影であるかが容易に認知可能であり、左右の乳房31の撮り間違いを有効に低減させることが可能になる。
一方、技師により装置本体部20が左右に移動された際には、インターフェース74を介してその情報が制御部72に送られる。これにより、撮影されている乳房31が、左右いずれの乳房31であるか判断する必要がない。
なお、第1の実施形態では、回転軸18を回転させるための回転機構として、モータ58に軸着される駆動プーリ59、タイミングベルト60及び回転プーリ57を用いているが、これに限定されるものではない。例えば、回転プーリ57に代えて、モータ58に連結されたギアトレインを介して回転軸18を回転させてもよい。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る撮影装置であるマンモグラフィ装置80の内部概略斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係るマンモグラフィ装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
マンモグラフィ装置80では、回転軸18を矢印C方向にスライドさせるスライド機構82を備える。このスライド機構82は、回転軸18に固着される円板部材84を有し、前記円板部材84の外周部には、所定の角度、例えば、略90゜にわたって歯車部86が形成される。
昇降プレート36には、開口部62の上下両側に位置し、互いに矢印C方向に平行して延在する上側ラック部材88aと下側ラック部材88bとが固着される。開口部62の上方に配置される上側ラック部材88aは、円板部材84の歯車部86に略90゜の範囲で噛合する一方、前記開口部62の下方に配置される下側ラック部材88bは、同様に前記歯車部86に略90゜の範囲で噛合する。
このように構成される第2の実施形態では、図8に示すように、回転軸18が矢印E1方向に回転される際、円板部材84の歯車部86が上側ラック部材88aに噛合して回転するため、前記回転軸18は、矢印C1方向に移動する。さらに、回転軸18が矢印E1方向に回転されると、歯車部86が下側ラック部材88bに噛合して回転するため、前記回転軸18は、矢印C2方向に移動する。
一方、回転軸18が矢印E2方向に回転すると、歯車部86と上側ラック部材88aとを介して前記回転軸18は、矢印C2方向に移動する。さらに、回転軸18が矢印E2方向に回転されると、歯車部86が下側ラック部材88bに噛合して回転するため、前記回転軸18は、矢印C1方向に移動する。
これにより、回転軸18は、矢印E1方向又は矢印E2方向の回転に連動して矢印C1方向又は矢印C2方向に移動することができる。従って、第2の実施形態は、図5に示す第1の実施形態と同様の挙動を有することが可能になり、省スペース化が容易に図られる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1及び第2の実施形態では、撮影装置としてマンモグラフィ装置10、80を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、PET等の画像診断装置の他、CT撮影やMRI撮影にも適用することができる。
また、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10、80…マンモグラフィ装置 16…基台部
18…回転軸 18a…外側回転軸
18b…内側回転軸 20…装置本体部
20a…アーム部材 20b…ブラケット部材
22…被写体 23…X線源
26…撮影台 28…圧迫板
30、82…スライド機構 32…昇降機構
48…スライドプレート 50…モータ
52…ピニオン 54、88a、88b…ラック部材
57…回転プーリ 58…モータ
59…駆動プーリ 60…タイミングベルト
64…クラッチ板 66…電磁ブレーキ
70…表示操作部 72…制御部
74…インターフェース 84…円板部材
86…歯車部
18…回転軸 18a…外側回転軸
18b…内側回転軸 20…装置本体部
20a…アーム部材 20b…ブラケット部材
22…被写体 23…X線源
26…撮影台 28…圧迫板
30、82…スライド機構 32…昇降機構
48…スライドプレート 50…モータ
52…ピニオン 54、88a、88b…ラック部材
57…回転プーリ 58…モータ
59…駆動プーリ 60…タイミングベルト
64…クラッチ板 66…電磁ブレーキ
70…表示操作部 72…制御部
74…インターフェース 84…円板部材
86…歯車部
Claims (8)
- 基台部と、
被写体の検査部位の撮影を行うための装置本体部と、
前記装置本体部を、前記基台部に対し前記検査部位の略中央を回転軸として回転自在とする回転軸と、
前記回転軸を、前記基台部に対し該回転軸の軸線方向に交差する方向に往復移動させるスライド機構と、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 請求項1記載の撮影装置において、前記装置本体部は、前記検査部位に放射線を照射する放射線源を収納する放射線源収納部と、
前記検査部位を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する撮影台と、
前記撮影台に対して前記検査部位を押圧して保持する圧迫板と、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 請求項2記載の撮影装置において、前記回転軸は、前記放射線源収納部を回転させる第1回転軸と、
前記第1回転軸と同軸上に配置されるとともに、前記撮影台を回転させる第2回転軸と、
前記第1回転軸と前記第2回転軸とを、一体に回転させる連結モード及び個別に回転させる分離モードに切り換える切り換え機構と、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮影装置において、前記スライド機構は、前記回転軸の回転と独立して該回転軸を往復移動させることを特徴とする撮影装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮影装置において、前記撮影装置による撮影処理を制御する制御部を備え、
前記制御部の処理メニューに連動して前記スライド機構が制御されることを特徴とする撮影装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮影装置において、前記撮影装置による撮影処理を制御する制御部と、
前記スライド機構が手動操作により往復移動する際に、その情報を前記制御部に送るインターフェースと、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮影装置において、前記スライド機構は、前記回転軸の回転に連動して該回転軸を往復移動させることを特徴とする撮影装置。
- 被写体に放射線を照射する放射線源を収納する放射線源収納部と、
前記被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する撮影台と、
前記撮影台に対して前記被写体の撮影部位を押圧して保持する圧迫板と、
を備えるマンモグラフィ装置であって、
前記放射線源収納部及び前記撮影台を設ける装置本体部と、
前記装置本体部を、前記被写体の左右方向に往復移動させるスライド機構と、
を備えることを特徴とするマンモグラフィ装置。
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